JPH0616878B2 - ワイヤ−バ−コ−トのアプリケ−タ装置 - Google Patents

ワイヤ−バ−コ−トのアプリケ−タ装置

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JPH0616878B2
JPH0616878B2 JP24415685A JP24415685A JPH0616878B2 JP H0616878 B2 JPH0616878 B2 JP H0616878B2 JP 24415685 A JP24415685 A JP 24415685A JP 24415685 A JP24415685 A JP 24415685A JP H0616878 B2 JPH0616878 B2 JP H0616878B2
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JP
Japan
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applicator device
wire bar
die
chemical liquid
nozzle
Prior art date
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JP24415685A
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JPS62106865A (ja
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晃 世取山
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Nippon Seishi KK
Original Assignee
Nippon Seishi KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、紙,フイルムなどの基材へ薬液を塗工し、そ
の薬液塗工の不均一性をメタリングバーでスムージング
して解消するワイヤーバーコートのアプリケータ装置に
関するものである。
【従来の技術】
従来よりアプリケータロール10により基材1に塗工され
る薬液2をメタリングバー7により均一化及び余分な薬
液2を除去する第4図に示す如きワイヤーバーコート装
置が、薬液の塗工量の調節が簡単であることから各種の
加工に利用されている。 このワイヤーバーコート装置では、ワイヤーバー7のワ
イヤー間のゴミ詰まりや塗工量の均一化不足によるスト
リークの発生を防止するために、薬液の濾過の強化や薬
液の外気暴露による固形化防止のための装置のクローズ
ド化や薬液の流動化を促進するレベリング剤の添加など
種々の対策が実施されている。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら上記対策だけでは、アプリケータロール10
から基材1への薬液2の塗工時にロール面に発生する波
状やスジ状の薬液の濃炎,アプリケータロール10が浸つ
ているパン11の中の薬液2(特に樹脂と顔料)の凝集状態
がパターン化して基材1へ塗工されたものなどのパター
ンがメタリングバー7で均一化しきれずそのまま残つて
しまうという問題点があつた。 このことはアプリケータロール10からの薬液2の塗工の
他、フアンテンダイによる塗工でも(ロールアプリケー
トよりは少ないが)フアンテンダイ中の液の流速の乱れ
や滞留状態が基材にパターンとして残り、製品の品質を
低下せしめていた。
【問題点を解決するための手段】
本発明者は上記問題点を解決すべく種々研究を行なつた
結果、薬液の塗工にロールアプリケートよりパターンの
残り難いダイを用いた塗工方法を採用すると共に、ダイ
からメタリングバーまで基材を移行する間の薬液と空気
との接触を防ぎながらスムージングを行なえば上記問題
点を解決できることを究明し、本発明に係るワイヤーバ
ーコートのアプリケータ装置を完成したのである。 すなわち本発明は、送りロール間を移送せしめられる途
中の基材の下面に塗工される薬液を供給するノズルを有
しているダイの基材移送方向下流側に、ダイのノズル先
端と同一平面上に平滑または菱型交差溝を有し長さが10
〜60mmのサポート面を有するサポートプレートが付設さ
れており、更に該サポートプレートの後端から5〜10mm
下流側の位置にメタリングバーを支持するバーホルダー
が設けられていることを特徴とするワイヤーバーコート
のアプリケータ装置を提供するものである。
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づいて本発明に係るワイヤ
ーバーコートのアプリケータ装置につき詳細に説明す
る。 第1図及び第2図は本発明に係るワイヤーバーコートの
アプリケータ装置のそれぞれ1実施例の構造説明図、第
3図は菱型交差溝を有するサポートプレートの構造説明
図である。 図面中、1は紙,フイルムなどより成り本発明に係るワ
イヤーバーコートのアプリケータ装置により薬液2を塗
工される基材、3及び4はこの基材1に薬液2を塗工す
るために支持する送りロールであり、基材1の入側に位
置する送りロール3はラバーまたはスチールロールより
成り保守などのために第1図に示す如く上下に移動可能
なことが望ましく、出側に位置する送りロール4はスチ
ールロールより成る。5は基材1に塗工される薬液2を
供給するスリツトより成るノズル5aを有しているダイで
あり、ノズル5aの間隙W1としては薬液2の性質などにも
よるが0.3〜5mmの間で任意に選ぶことが薬液2の不足
や過多がなく望ましく、この範囲で調整可能であれば更
に望ましい。6はダイ5の基材移送方向下流側に付設さ
れており基材1の下面と対峙する面にダイ5のノズル5a
先端と同一平面上に長さL1が10〜60mmのサポート面6aを
有するサポートプレートであり、このサポート面6aは薬
液2の性質によつては第2図に示す如く平滑であつても
よいが、第3図に示す如く幅W2が0.2〜2mmで深さDが
0.5〜1.0mm,溝間隔W3が0.5〜5mm,流れ方向に対する
傾斜角θが5〜70゜の菱型交差溝6bが設けられているこ
とが望ましい。またサポート面6aの長さL1を10〜60mmに
限定したのは、10mm未満ではサポートプレート6を付設
しても薬液2を均一化する効果が期待できず、60mmを超
えてもより以上の効果が得られず却つて基材1が移動に
伴つて振動することにより塗工される薬液2の量に差が
生じる可能性があり望ましくないからである。尚、この
菱型交差溝6bとしては、第3図(ロ)に示す如き溝に限
定されるものではなく上記の幅などの条件を満足してい
ればV溝でもU溝でもよい。7はこのサポートプレート
6の後端からの距離L2が5〜10mm下流側にバーホルダー
7aにより支持されて位置しており、基材1に塗工された
薬液2をスムージングすると共に余分な薬液2を除去す
るメタリングバーである。サポートプレート6の後端か
らの距離L2を5〜10mmに限定したのは、5mm未満ではメ
タリングバー7により除去された薬液2が流下するのに
充分な間隔がサポートプレート6との間に存在しなくて
薬液2の除去が不充分になるからであり、10mmを超える
とサポートプレート6との間で薬液2と空気とが触れて
塗工された薬液面に波立ちが起こつたりして塗工面の均
一性が損なわれることがあるためである。8は薬液2を
塗工される基材1とサポートプレート6との間隔を一定
に保つために設けられていることが望ましい小径ロール
である。尚、本発明に係るワイヤーバーコートのアプリ
ケータ装置ではダイ5から供給される薬液2に脈動が生
じていることは好ましくないので、ダイ5に薬液2を供
給するポンプ(図示なし)にはギヤーポンプや無脈動スネ
ークなどを使用することが望ましい。
【作 用】
上記の如き構造の本発明に係るワイヤーバーコートのア
プリケータ装置により基材1に薬液2を塗工するには、
基材1を送りロール3から4に移送せしめる途中で、こ
の基材1の下面にスリツト状のノズル5aより供給される
薬液2を塗工せしめ、薬液2をサポートプレート6上を
移動せしめることにより薬液2の流れの微小な乱れを修
正すると共に、サポートプレート6のサポート面6aが菱
型交差溝6bを有する場合には薬液2に混在する泡を菱型
交差溝6b内に押さえ込んで系外に排出せしめ、その後サ
ポートプレート6の下流側に位置するメタリングバー7
により薬液2をスムージングすると共に余分な薬液2を
除去し、除去した薬液2はサポートプレート6とメタリ
ングバー7との間より流下せしめて回収するのである。
【発明の効果】
本発明に係るワイヤーバーコートのアプリケータ装置
は、上記の如く動作せしめれば従来装置に於いて解消で
きなかつたアプリケータロールから基材への薬液の塗工
時にロール面に発生する波状やスジ状の薬液の濃淡、ア
プリケータロールが浸つているパンの中の薬液(特に樹
脂とと顔料)の凝集状態がパターン化して基材へ塗工さ
れることによるパターンが残ることを解消でき、製品の
品質低下を防止し不良品の発生率を大幅に低下できるな
ど、薬液塗工工程における工業上多大な価値を有するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明に係るワイヤーバーコートの
アプリケータ装置のそれぞれ1実施例の構造説明図、第
3図は菱型交差溝を有するサポートプレートの構造説明
図、第4図は従来のワイヤーバーコートのアプリケータ
装置の構造説明図である。 図面中 1……基材 2……薬液 3……送りロール(基材の上流側) 4……送りロール(基材の下流側) 5……ダイ 5a……ノズル 6……サポートプレート 6a……サポート面 6b……菱型交差溝 7……メタリングバー 7a……バーホルダー 8……小径ロール 10……アプリケータロール 11……パン。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送りロール(3)から(4)に移送せしめられ
    る途中の基材(1)の下面に塗工される薬液(2)を供給す
    るノズル(5a)を有しているダイ(5)の基材移送方向下流
    側に、ダイ(5)のノズル(5a)先端と同一平面上に平滑ま
    たは菱型交差溝(6b)を有し長さが10〜60mmのサポート面
    (6a)を有するサポートプレート(6)が付設されており、
    更に該サポートプレート(6)の後端から5〜10mm下流側
    の位置にメタリングバー(7)を支持するバーホルダー(7
    a)が設けられていることを特徴とするワイヤーバーコー
    トのアプリケータ装置。
  2. 【請求項2】ダイ(5)のノズル(5a)が、0.3〜5mmの間
    隙を有するノズルである特許請求の範囲第1項に記載の
    ワイヤーバーコートのアプリケータ装置。
  3. 【請求項3】菱型交差溝(6b)が、幅0.2〜2mm,深さ0.5
    〜1.0mm,溝間隔0.5〜5mm,流れ方向に対する傾斜角5
    〜70゜の溝である特許請求の範囲第1項または第2項に
    記載のワイヤーバーコートのアプリケータ装置。
JP24415685A 1985-11-01 1985-11-01 ワイヤ−バ−コ−トのアプリケ−タ装置 Expired - Lifetime JPH0616878B2 (ja)

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JP24415685A JPH0616878B2 (ja) 1985-11-01 1985-11-01 ワイヤ−バ−コ−トのアプリケ−タ装置

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JP24415685A JPH0616878B2 (ja) 1985-11-01 1985-11-01 ワイヤ−バ−コ−トのアプリケ−タ装置

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JPS62106865A JPS62106865A (ja) 1987-05-18
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JP24415685A Expired - Lifetime JPH0616878B2 (ja) 1985-11-01 1985-11-01 ワイヤ−バ−コ−トのアプリケ−タ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000000500A (ja) * 1998-06-18 2000-01-07 Toppan Printing Co Ltd スムージングロールと該スムージングロールを用いて処理を施された塗工物

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JP2565406B2 (ja) * 1988-12-26 1996-12-18 富士写真フイルム株式会社 塗布装置及びカラーフィルターの製造方法

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