JPH06168641A - スイッチボード - Google Patents
スイッチボードInfo
- Publication number
- JPH06168641A JPH06168641A JP4341642A JP34164292A JPH06168641A JP H06168641 A JPH06168641 A JP H06168641A JP 4341642 A JP4341642 A JP 4341642A JP 34164292 A JP34164292 A JP 34164292A JP H06168641 A JPH06168641 A JP H06168641A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- disc spring
- pattern
- spring
- switch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Switch Cases, Indication, And Locking (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリック感発生機能を持った皿バネをプリン
ト基板上に実装するのに際して従来問題となった組立手
数の増大、他の実装部品との同時接続ができないことに
よる工程数の増大、耐摩耗性カーボンの印刷の必要性の
発生、背丈の高い部品と同一基板面に実装することの困
難性といった不具合を解消してコストダウンを図ること
ができるスイッチボードを提供する。 【構成】 スイッチオンしたときにクリック感を発生さ
せるスイッチ接点として機能する皿バネをプリント基板
上の接点パターン上に配置した構成を有するスイッチボ
ードにおいて、前記皿バネはドーム状のバネ本体と、該
バネ本体から側方に突出した2枚の半田付け端子とから
成り、該半田付け端子を前記プリント基板上の前記接点
パターンに隣接配置したランド上にハンダ接続した。
ト基板上に実装するのに際して従来問題となった組立手
数の増大、他の実装部品との同時接続ができないことに
よる工程数の増大、耐摩耗性カーボンの印刷の必要性の
発生、背丈の高い部品と同一基板面に実装することの困
難性といった不具合を解消してコストダウンを図ること
ができるスイッチボードを提供する。 【構成】 スイッチオンしたときにクリック感を発生さ
せるスイッチ接点として機能する皿バネをプリント基板
上の接点パターン上に配置した構成を有するスイッチボ
ードにおいて、前記皿バネはドーム状のバネ本体と、該
バネ本体から側方に突出した2枚の半田付け端子とから
成り、該半田付け端子を前記プリント基板上の前記接点
パターンに隣接配置したランド上にハンダ接続した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押しボタンスイッチを有
する操作装置、又は押しボタンスイッチを有する電子機
器に用いられるスイッチボードの改良に関し、特にスイ
ッチオンしたときにクリック感を発生させる皿バネを用
いるスイッチボードにおいて、該皿バネの形状及び組み
付け方法を改良したものに関する。
する操作装置、又は押しボタンスイッチを有する電子機
器に用いられるスイッチボードの改良に関し、特にスイ
ッチオンしたときにクリック感を発生させる皿バネを用
いるスイッチボードにおいて、該皿バネの形状及び組み
付け方法を改良したものに関する。
【0002】
【従来の技術】押しボタンスイッチを有する操作装置
や、押しボタンスイッチを有する電子機器においては、
スイッチボードと称するプリント基板上の配線パターン
の接点部分にスイッチ片を配置し、このスイッチ片を押
圧して押し込むことにより2つの接点を接続し、押圧を
解除することにより2つの接点を非接続状態とする構成
を有する。ところで、従来からスイッチをONしたこと
を指先の感覚で認識できる様にクリック感を発生するス
イッチが開発されている。即ち、図6は上記スイッチ片
としてONした時にクリック感を発生させる皿バネを用
いた従来のスイッチボードの構成説明図であり、このス
イッチボードは、耐摩耗性カーボン印刷により形成した
接点1を有するプリント基板2と、皿バネ3と、各皿バ
ネ3を接点位置に位置決めするための孔4aを有したパ
ンチングシート4と、パンチングシート4上に接合され
ることにより皿バネ3を保持固定するためのシート材5
とを有する。
や、押しボタンスイッチを有する電子機器においては、
スイッチボードと称するプリント基板上の配線パターン
の接点部分にスイッチ片を配置し、このスイッチ片を押
圧して押し込むことにより2つの接点を接続し、押圧を
解除することにより2つの接点を非接続状態とする構成
を有する。ところで、従来からスイッチをONしたこと
を指先の感覚で認識できる様にクリック感を発生するス
イッチが開発されている。即ち、図6は上記スイッチ片
としてONした時にクリック感を発生させる皿バネを用
いた従来のスイッチボードの構成説明図であり、このス
イッチボードは、耐摩耗性カーボン印刷により形成した
接点1を有するプリント基板2と、皿バネ3と、各皿バ
ネ3を接点位置に位置決めするための孔4aを有したパ
ンチングシート4と、パンチングシート4上に接合され
ることにより皿バネ3を保持固定するためのシート材5
とを有する。
【0003】しかしながら、上記従来のスッチボードに
は以下の様な欠点が存していた。即ち、上記従来の皿バ
ネ3は各個独立した単体であるため、組立工数がスイッ
チの個数分だけ必要になりコストアップをもたらす。皿
バネは仮固定ができないため組立途中でバラバラになり
易く(接着テープで仮固定することもできるが手数が膨
大となる)、組立工程における手数の増加による大幅な
コストアップが必至であった。皿バネの基板上への取付
けは、リフロー方式によるハンダ接続が行われる他の電
子部品(抵抗器、LEAD、ダイオード等)の実装完了
後に行うこととなるので、該実装工程とは別工程とな
り、その分コスト増を招く。また、単体の皿バネはこれ
を自動組立することが難しく、手作業となるためコスト
アップを避けられなかった。上記従来の単体の皿バネは
基板上に固定する手段を有しないので、上記パンチング
シート4、シート材5等の固定用の別部材が必須となり
これもコストアップの原因となっている。プリント基板
上に皿バネ用接点パターンがあると、接点パターンの占
有面積が大きくなるので、スイッチ数が多い場合には他
の配線パターンの配線スペースの確保が困難となり基板
面積の拡大化、又は基板の両面への配線が必要となり、
コストアップの原因となる。また、皿バネは押圧されて
スイッチ動作するときにプリント基板の接点部を擦るの
で、接点部には耐摩耗性を高めるための処理が必要とな
り、これがプリント基板のコストを増大させる原因とな
る。
は以下の様な欠点が存していた。即ち、上記従来の皿バ
ネ3は各個独立した単体であるため、組立工数がスイッ
チの個数分だけ必要になりコストアップをもたらす。皿
バネは仮固定ができないため組立途中でバラバラになり
易く(接着テープで仮固定することもできるが手数が膨
大となる)、組立工程における手数の増加による大幅な
コストアップが必至であった。皿バネの基板上への取付
けは、リフロー方式によるハンダ接続が行われる他の電
子部品(抵抗器、LEAD、ダイオード等)の実装完了
後に行うこととなるので、該実装工程とは別工程とな
り、その分コスト増を招く。また、単体の皿バネはこれ
を自動組立することが難しく、手作業となるためコスト
アップを避けられなかった。上記従来の単体の皿バネは
基板上に固定する手段を有しないので、上記パンチング
シート4、シート材5等の固定用の別部材が必須となり
これもコストアップの原因となっている。プリント基板
上に皿バネ用接点パターンがあると、接点パターンの占
有面積が大きくなるので、スイッチ数が多い場合には他
の配線パターンの配線スペースの確保が困難となり基板
面積の拡大化、又は基板の両面への配線が必要となり、
コストアップの原因となる。また、皿バネは押圧されて
スイッチ動作するときにプリント基板の接点部を擦るの
で、接点部には耐摩耗性を高めるための処理が必要とな
り、これがプリント基板のコストを増大させる原因とな
る。
【0004】更に、スイッチ動作点の位置がプリント基
板表面とほぼ同一高さになっているので、スイッチを設
けた基板面に背丈の高い部品を実装するとスイッチのキ
ートップ面よりも操作ボードの他の部分が高くなるた
め、操作ボードの構造上無理があり、その結果としてス
イッチボード以外の機能プリント基板としての機能を併
有させることが困難となり、これが小型化、コストダウ
ンの障害となっている。
板表面とほぼ同一高さになっているので、スイッチを設
けた基板面に背丈の高い部品を実装するとスイッチのキ
ートップ面よりも操作ボードの他の部分が高くなるた
め、操作ボードの構造上無理があり、その結果としてス
イッチボード以外の機能プリント基板としての機能を併
有させることが困難となり、これが小型化、コストダウ
ンの障害となっている。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記に鑑みてなされたものであ
り、クリック感発生機能を持った皿バネをプリント基板
上に実装するのに際して従来問題となった組立手数の増
大、他の実装部品との同時接続ができないことによる工
程数の増大、耐摩耗性カーボンの印刷の必要性の発生、
背丈の高い部品と同一基板面に実装することの困難性と
いった不具合を解消してコストダウンを図ることができ
るスイッチボードを提供することを目的としている。
り、クリック感発生機能を持った皿バネをプリント基板
上に実装するのに際して従来問題となった組立手数の増
大、他の実装部品との同時接続ができないことによる工
程数の増大、耐摩耗性カーボンの印刷の必要性の発生、
背丈の高い部品と同一基板面に実装することの困難性と
いった不具合を解消してコストダウンを図ることができ
るスイッチボードを提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】上記目的を達成するため、本発明は、ス
イッチオンしたときにクリック感を発生させるスイッチ
接点として機能する皿バネをプリント基板上の接点パタ
ーン上に配置した構成を有するスイッチボードにおい
て、前記皿バネはドーム状のバネ本体と、該バネ本体か
ら側方に突出した2枚の半田付け端子とから成り、該半
田付け端子を前記プリント基板上の前記接点パターンに
隣接配置したランド上にハンダ接続した構成を有するこ
と、スイッチオンしたときにクリック感を発生させるス
イッチ接点として機能する皿バネをプリント基板上の接
点パターン上に配置した構成を有するスイッチボードに
おいて、該プリント基板はその裏面に配線パターン、接
点パターン及び半田付け用のランドを有すると共に、該
接点パターンの中心部及びランドの中心部に夫々スルー
ホールを貫通した構成を有し、前記皿バネはドーム状の
バネ本体と、該バネ本体から側方に突出した2枚の半田
付け端子と、各半田付け端子の先端から下方に突出した
挿通片とから成り、前記ランドに形成したスルーホール
には基板表面側から該挿通片を挿入して該ランドとの電
気的接続を確保し、前記接点パターンに形成したスルー
ホールには別体構成の画鋲形状の接点ピンの挿通片を基
板表面側から挿入して該接点パターンとの電気的接続を
確保するように構成したこと、前記皿バネを複数個連結
した構成としたこと、前記皿バネを複数個連結した構成
としたこと、前記画鋲形状の接点ピンは前記皿バネのバ
ネ本体と基板表面との間に位置する接点ピン本体と、該
接点ピン本体の下面中央から突出した前記挿通片とから
成り、該接点ピン本体の肉厚を大きくすると共に、前記
皿バネを構成する半田付け端子を中間位置で下方へ屈曲
せしめて該接点ピン本体の肉厚に対応する垂下長を有す
るよう構成したことを特徴とする。
イッチオンしたときにクリック感を発生させるスイッチ
接点として機能する皿バネをプリント基板上の接点パタ
ーン上に配置した構成を有するスイッチボードにおい
て、前記皿バネはドーム状のバネ本体と、該バネ本体か
ら側方に突出した2枚の半田付け端子とから成り、該半
田付け端子を前記プリント基板上の前記接点パターンに
隣接配置したランド上にハンダ接続した構成を有するこ
と、スイッチオンしたときにクリック感を発生させるス
イッチ接点として機能する皿バネをプリント基板上の接
点パターン上に配置した構成を有するスイッチボードに
おいて、該プリント基板はその裏面に配線パターン、接
点パターン及び半田付け用のランドを有すると共に、該
接点パターンの中心部及びランドの中心部に夫々スルー
ホールを貫通した構成を有し、前記皿バネはドーム状の
バネ本体と、該バネ本体から側方に突出した2枚の半田
付け端子と、各半田付け端子の先端から下方に突出した
挿通片とから成り、前記ランドに形成したスルーホール
には基板表面側から該挿通片を挿入して該ランドとの電
気的接続を確保し、前記接点パターンに形成したスルー
ホールには別体構成の画鋲形状の接点ピンの挿通片を基
板表面側から挿入して該接点パターンとの電気的接続を
確保するように構成したこと、前記皿バネを複数個連結
した構成としたこと、前記皿バネを複数個連結した構成
としたこと、前記画鋲形状の接点ピンは前記皿バネのバ
ネ本体と基板表面との間に位置する接点ピン本体と、該
接点ピン本体の下面中央から突出した前記挿通片とから
成り、該接点ピン本体の肉厚を大きくすると共に、前記
皿バネを構成する半田付け端子を中間位置で下方へ屈曲
せしめて該接点ピン本体の肉厚に対応する垂下長を有す
るよう構成したことを特徴とする。
【0007】以下、添付図面により本発明を詳細に説明
する。図1(a) 及び(b) は本発明の第1実施例のスイッ
チボードの構成を示す斜視図及び要部拡大断面図であ
り、このスイッチボードは、表面に配線パターン10
と、接点パターン11と、皿バネ端子ハンダ付け用のラ
ンド12とを有するプリント基板13と、このプリント
基板13上に半田接続されることにより組み込まれるス
イッチ片としての皿バネ15とから成る。この皿バネ1
5は、上面を押圧した時に所定量引っ込んでクリック感
を発生する導体製のバネ本体15aと、バネ本体15a
から翼状に突出した導体から成る2枚の半田付け端子1
5bとから一体構成される。バネ本体15aは従来通り
ドーム型であり、半田付け端子15bはドームの底縁部
から側方に突出している(以下の全ての実施例に共通の
構成)。接点パターン11と、ランド12との間隔は円
形の接点パターン11上にバネ本体15aを位置させた
時に両半田付け端子15bの端部が両ランド12に同時
に接触し得るように設定する。そして、ランド12上に
載置した図示しないクリームハンダ上に半田付け端子1
5bを載置した状態で熱風加熱することによりリフロー
接続を行い、皿バネ15の実装が完了する。なお、実装
を完了した皿バネのバネ本体15aを押圧していない状
態においてはバネ本体15aは接点パターン11とは非
接触であるが、バネ本体15aの頂部を押し込んでクリ
ック感が発生した時には接点パターン11と接触状態と
なり、再び押圧力を解除した時にはOFFとなる。
する。図1(a) 及び(b) は本発明の第1実施例のスイッ
チボードの構成を示す斜視図及び要部拡大断面図であ
り、このスイッチボードは、表面に配線パターン10
と、接点パターン11と、皿バネ端子ハンダ付け用のラ
ンド12とを有するプリント基板13と、このプリント
基板13上に半田接続されることにより組み込まれるス
イッチ片としての皿バネ15とから成る。この皿バネ1
5は、上面を押圧した時に所定量引っ込んでクリック感
を発生する導体製のバネ本体15aと、バネ本体15a
から翼状に突出した導体から成る2枚の半田付け端子1
5bとから一体構成される。バネ本体15aは従来通り
ドーム型であり、半田付け端子15bはドームの底縁部
から側方に突出している(以下の全ての実施例に共通の
構成)。接点パターン11と、ランド12との間隔は円
形の接点パターン11上にバネ本体15aを位置させた
時に両半田付け端子15bの端部が両ランド12に同時
に接触し得るように設定する。そして、ランド12上に
載置した図示しないクリームハンダ上に半田付け端子1
5bを載置した状態で熱風加熱することによりリフロー
接続を行い、皿バネ15の実装が完了する。なお、実装
を完了した皿バネのバネ本体15aを押圧していない状
態においてはバネ本体15aは接点パターン11とは非
接触であるが、バネ本体15aの頂部を押し込んでクリ
ック感が発生した時には接点パターン11と接触状態と
なり、再び押圧力を解除した時にはOFFとなる。
【0008】本実施例においては、各皿バネのハンダ接
続が予め行われるため、実装作業中に皿バネが基板上で
バラバラになったり、位置決め保持のための別部材を必
要とする等の不具合がなくなり、組立コストを低減でき
る。半田付け端子15bをランド上に半田接続するため
接続が確実となるので、ジャパー線としても兼用するこ
とができ、ジャンパー線の使用を省略してコストダウン
を図ることができる。更に、皿バネ自体の実装がリフロ
ーにより可能であるので、リフローにより接続される他
の実装部品と同時に実装することができ、工程数の低減
とそれによるコストダウンを図ることができる。
続が予め行われるため、実装作業中に皿バネが基板上で
バラバラになったり、位置決め保持のための別部材を必
要とする等の不具合がなくなり、組立コストを低減でき
る。半田付け端子15bをランド上に半田接続するため
接続が確実となるので、ジャパー線としても兼用するこ
とができ、ジャンパー線の使用を省略してコストダウン
を図ることができる。更に、皿バネ自体の実装がリフロ
ーにより可能であるので、リフローにより接続される他
の実装部品と同時に実装することができ、工程数の低減
とそれによるコストダウンを図ることができる。
【0009】次に、図2(a) 及び(b) は本発明の第2実
施例の構成を示す斜視図及び要部拡大断面図であり、こ
のスイッチボードは、裏面に形成された配線パターン2
0、接点パターン21及び半田付け用のランド22と、
接点パターン21の中心部及びランド22の中心部に夫
々貫通形成されたスルーホール23、24(或は単なる
貫通孔)とからなるプリント基板25と、皿バネ26
と、接点ピン27とからなる。皿バネ26は、上面を押
圧した時に所定量引っ込んでクリック感を発生する導体
製のバネ本体26aと、バネ本体26aから翼状に一体
的に突出した導体製の2枚の半田付け端子26bと、各
半田付け端子26bの端部から下方へ向けて突出した針
状の挿通片26cとからなる。挿通片26cは裏面のラ
ンド22に対応するスルホール24内に挿通され、裏面
側に少しく突出する。接点ピン27は、画鋲と類似した
形状を有した導体であり、平坦な円形の本体27aと、
その下面中央部から突出した挿通片27bとから成り、
この挿通片27bをスルホール23内に差し込むことに
よりその先端部を少しく裏面から突出する。裏面から突
出した挿通片26c及び27bはいずれもディップ式の
ハンダ接続により接点パターン21及びランド22と接
続されるものであり、ディップ槽に溜められた溶融ハン
ダの表面に基板裏面を接触せしめることにより、挿通片
と、接点パターン或はランドとの間を電気的、機械的に
接続する。この結果、接点ピン27の本体27aの直上
にバネ本体26aが位置することになり、非押圧時には
バネ本体26aは接点ピン本体27aと非接触となり、
バネ本体26aを押圧した時に接点ピン27aと接続状
態となってスイッチがONする。
施例の構成を示す斜視図及び要部拡大断面図であり、こ
のスイッチボードは、裏面に形成された配線パターン2
0、接点パターン21及び半田付け用のランド22と、
接点パターン21の中心部及びランド22の中心部に夫
々貫通形成されたスルーホール23、24(或は単なる
貫通孔)とからなるプリント基板25と、皿バネ26
と、接点ピン27とからなる。皿バネ26は、上面を押
圧した時に所定量引っ込んでクリック感を発生する導体
製のバネ本体26aと、バネ本体26aから翼状に一体
的に突出した導体製の2枚の半田付け端子26bと、各
半田付け端子26bの端部から下方へ向けて突出した針
状の挿通片26cとからなる。挿通片26cは裏面のラ
ンド22に対応するスルホール24内に挿通され、裏面
側に少しく突出する。接点ピン27は、画鋲と類似した
形状を有した導体であり、平坦な円形の本体27aと、
その下面中央部から突出した挿通片27bとから成り、
この挿通片27bをスルホール23内に差し込むことに
よりその先端部を少しく裏面から突出する。裏面から突
出した挿通片26c及び27bはいずれもディップ式の
ハンダ接続により接点パターン21及びランド22と接
続されるものであり、ディップ槽に溜められた溶融ハン
ダの表面に基板裏面を接触せしめることにより、挿通片
と、接点パターン或はランドとの間を電気的、機械的に
接続する。この結果、接点ピン27の本体27aの直上
にバネ本体26aが位置することになり、非押圧時には
バネ本体26aは接点ピン本体27aと非接触となり、
バネ本体26aを押圧した時に接点ピン27aと接続状
態となってスイッチがONする。
【0010】本実施例によれば、配線パターン、接点パ
ターン及びランドが基板裏面に形成されており、基板表
面側に配置した皿バネと接点ピンは夫々スルーホールを
介して接点パターン及びランドと接続されるため、皿バ
ネが直接接点パターンを擦ることがなくなる。このた
め、配線パターン、接点パターン等の形成材料として耐
摩耗製カーボンを用いる必要がなくなり、プリント基板
のコストダウンを図ることができる。また、各皿バネや
接点ピンは各スルーホール内に挿着されることにより位
置決めが完了するので、実装作業中に皿バネ等が基板上
でバラバラになったり、位置決め保持のための別部材を
必要とする等の不具合がなくなり、組立コストを低減で
きる。更に、皿バネの実装が基板裏面におけるディップ
接続により可能であるので、基板表面に実装され裏面で
ディップ接続される他の実装部品と同時に実装すること
ができ、工程数の低減とそれによるコストダウンを図る
ことができる。
ターン及びランドが基板裏面に形成されており、基板表
面側に配置した皿バネと接点ピンは夫々スルーホールを
介して接点パターン及びランドと接続されるため、皿バ
ネが直接接点パターンを擦ることがなくなる。このた
め、配線パターン、接点パターン等の形成材料として耐
摩耗製カーボンを用いる必要がなくなり、プリント基板
のコストダウンを図ることができる。また、各皿バネや
接点ピンは各スルーホール内に挿着されることにより位
置決めが完了するので、実装作業中に皿バネ等が基板上
でバラバラになったり、位置決め保持のための別部材を
必要とする等の不具合がなくなり、組立コストを低減で
きる。更に、皿バネの実装が基板裏面におけるディップ
接続により可能であるので、基板表面に実装され裏面で
ディップ接続される他の実装部品と同時に実装すること
ができ、工程数の低減とそれによるコストダウンを図る
ことができる。
【0011】次に、図3は本発明の第3実施例であり、
図1の実施例の変形例である。この実施例では複数の皿
バネ15を一列に接続した構成が特徴的であり、バネ本
体15aを半田付け端子15bにより連結したものであ
る。半田付け端子15bの中央部には交差する様に接続
片15b’を突設する。バネ本体15aは接点パターン
11と対応し、接続片15b’はランド12と対応して
ランド上にリフロー接続される。上記第1実施例と同様
にバネ本体15aは非押圧時には接点パターン11と非
接触であり、押圧時には接触状態となる。本実施例は上
記第1実施例に記載した効果に加えて、皿バネが複数個
連結しているので、組み付け部品点数が低減し、組立コ
ストが易くなるというメリットを有する。また、皿バネ
が複数連結しているので、その分だけプリント基板上の
配線数を減少でき、配線密度の粗いプリント基板と代替
えすることができ、コストダウンを図ることができる。
図1の実施例の変形例である。この実施例では複数の皿
バネ15を一列に接続した構成が特徴的であり、バネ本
体15aを半田付け端子15bにより連結したものであ
る。半田付け端子15bの中央部には交差する様に接続
片15b’を突設する。バネ本体15aは接点パターン
11と対応し、接続片15b’はランド12と対応して
ランド上にリフロー接続される。上記第1実施例と同様
にバネ本体15aは非押圧時には接点パターン11と非
接触であり、押圧時には接触状態となる。本実施例は上
記第1実施例に記載した効果に加えて、皿バネが複数個
連結しているので、組み付け部品点数が低減し、組立コ
ストが易くなるというメリットを有する。また、皿バネ
が複数連結しているので、その分だけプリント基板上の
配線数を減少でき、配線密度の粗いプリント基板と代替
えすることができ、コストダウンを図ることができる。
【0012】次に、図4は本発明の第4実施例であり、
第2の実施例の皿バネを一列に連結したものである。他
の構成は第2実施例のものと同様であるので重複した説
明は省略するが、各バネ本体26aを半田付け端子15
bにより連結した構成が特徴的である。各挿通片26
c,27bを各スルーホール24、23に夫々挿通した
上で基板裏面からディップ方式でハンダ接続する様に構
成した点は上記第2実施例と同様である。本実施例は上
記第2実施例に記載した効果に加えて、皿バネが複数個
連結しているので、組み付け部品点数が低減し、組立コ
ストが安くなるというメリットを有する。また、皿バネ
が複数連結しているので、その分だけプリント基板上の
配線数を減少でき、配線密度の粗いプリント基板と代替
えすることができ、コストダウンを図ることができる。
第2の実施例の皿バネを一列に連結したものである。他
の構成は第2実施例のものと同様であるので重複した説
明は省略するが、各バネ本体26aを半田付け端子15
bにより連結した構成が特徴的である。各挿通片26
c,27bを各スルーホール24、23に夫々挿通した
上で基板裏面からディップ方式でハンダ接続する様に構
成した点は上記第2実施例と同様である。本実施例は上
記第2実施例に記載した効果に加えて、皿バネが複数個
連結しているので、組み付け部品点数が低減し、組立コ
ストが安くなるというメリットを有する。また、皿バネ
が複数連結しているので、その分だけプリント基板上の
配線数を減少でき、配線密度の粗いプリント基板と代替
えすることができ、コストダウンを図ることができる。
【0013】図5は本発明の第5実施例であり、第2の
実施例の接点ピン27の本体27aの厚みを大きくする
と共に、それに対応して皿バネ26の半田付け端子26
bを長尺にすると共にその中間位置から下方に屈曲せし
めた構成が特徴的である。該中間位置から垂下した部分
の長さ(垂下長)は接点ピンの本体27aの肉厚とほぼ
一致する様に構成する。他の構成は第2実施例のものと
同様であるので重複した説明は省略するが、各挿通片2
6c,27bを各スルーホール24、23に夫々挿通し
た上で基板裏面からディップ方式でハンダ接続する様に
構成した点は上記第2実施例と同様である。
実施例の接点ピン27の本体27aの厚みを大きくする
と共に、それに対応して皿バネ26の半田付け端子26
bを長尺にすると共にその中間位置から下方に屈曲せし
めた構成が特徴的である。該中間位置から垂下した部分
の長さ(垂下長)は接点ピンの本体27aの肉厚とほぼ
一致する様に構成する。他の構成は第2実施例のものと
同様であるので重複した説明は省略するが、各挿通片2
6c,27bを各スルーホール24、23に夫々挿通し
た上で基板裏面からディップ方式でハンダ接続する様に
構成した点は上記第2実施例と同様である。
【0014】本実施例は上記第2実施例に記載した効果
に加えて、皿バネ及び接点ピンの位置がプリント基板表
面よりも十分に高く設定されているので、背丈の高い部
品を同一基板面に実装することができ、スイッチ以外の
機能を有するプリント基板を構築することができ、小型
化、コストダウンを図ることができる。なお、請求項に
おいてスルーホールとは、内壁に導体膜を有したホール
以外にも単なる貫通孔をも含む概念である。
に加えて、皿バネ及び接点ピンの位置がプリント基板表
面よりも十分に高く設定されているので、背丈の高い部
品を同一基板面に実装することができ、スイッチ以外の
機能を有するプリント基板を構築することができ、小型
化、コストダウンを図ることができる。なお、請求項に
おいてスルーホールとは、内壁に導体膜を有したホール
以外にも単なる貫通孔をも含む概念である。
【0015】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、クリック感
発生機能を持った皿バネをプリント基板上に実装するの
に際して従来問題となった組立手数の増大、他の実装部
品との同時接続ができないことによる工程数の増大、耐
摩耗性カーボンの印刷の必要性の発生、背丈の高い部品
と同一基板面に実装することの困難性といった不具合を
解消してコストダウンを図ることができる。
発生機能を持った皿バネをプリント基板上に実装するの
に際して従来問題となった組立手数の増大、他の実装部
品との同時接続ができないことによる工程数の増大、耐
摩耗性カーボンの印刷の必要性の発生、背丈の高い部品
と同一基板面に実装することの困難性といった不具合を
解消してコストダウンを図ることができる。
【図1】(a) 及び(b) は本発明の第1実施例の構成説明
図及び要部拡大断面図。
図及び要部拡大断面図。
【図2】(a) 及び(b) は本発明の第2実施例の構成説明
図及び要部拡大断面図。
図及び要部拡大断面図。
【図3】本発明の第3実施例の構成説明図。
【図4】本発明の第4実施例の構成説明図。
【図5】本発明の第5実施例の構成説明図。
【図6】従来例の構成及び欠点を示す図。
1 接点、プリント基板、3 皿バネ、4 パンチング
シート、5 シート材、10 配線パターン、11 接
点パターン、12 ランド、13 プリント基板、15
皿バネ、15a バネ本体,15b 半田付け端子,
20 配線パターン,21 接点パターン 22 半田
付け用のランド,23 25 スルーホール23、24
(或は単なる貫通孔),25 プリント基板,26 皿
バネ,26a バネ本体、26b 半田付け端子、26
c 挿通片、27 接点ピン,27a 本体、27b
挿通片。
シート、5 シート材、10 配線パターン、11 接
点パターン、12 ランド、13 プリント基板、15
皿バネ、15a バネ本体,15b 半田付け端子,
20 配線パターン,21 接点パターン 22 半田
付け用のランド,23 25 スルーホール23、24
(或は単なる貫通孔),25 プリント基板,26 皿
バネ,26a バネ本体、26b 半田付け端子、26
c 挿通片、27 接点ピン,27a 本体、27b
挿通片。
Claims (5)
- 【請求項1】 スイッチオンしたときにクリック感を発
生させるスイッチ接点として機能する皿バネをプリント
基板上の接点パターン上に配置した構成を有するスイッ
チボードにおいて、前記皿バネはドーム状のバネ本体
と、該バネ本体から側方に突出した2枚の半田付け端子
とから成り、該半田付け端子を前記プリント基板上の前
記接点パターンに隣接配置したランド上にハンダ接続し
た構成を有することを特徴とするスイッチボード。 - 【請求項2】 スイッチオンしたときにクリック感を発
生させるスイッチ接点として機能する皿バネをプリント
基板上の接点パターン上に配置した構成を有するスイッ
チボードにおいて、該プリント基板はその裏面に配線パ
ターン、接点パターン及び半田付け用のランドを有する
と共に、該接点パターンの中心部及びランドの中心部に
夫々スルーホールを貫通した構成を有し、前記皿バネは
ドーム状のバネ本体と、該バネ本体から側方に突出した
2枚の半田付け端子と、各半田付け端子の先端から下方
に突出した挿通片とから成り、前記ランドに形成したス
ルーホールには基板表面側から該挿通片を挿入して該ラ
ンドとの電気的接続を確保し、前記接点パターンに形成
したスルーホールには別体構成の画鋲形状の接点ピンの
挿通片を基板表面側から挿入して該接点パターンとの電
気的接続を確保するように構成したことを特徴とするス
イッチボード。 - 【請求項3】 前記皿バネを複数個連結した構成とした
ことを特徴とする請求項1記載のスイッチボード。 - 【請求項4】 前記皿バネを複数個連結した構成とした
ことを特徴とする請求項2記載のスイッチボード。 - 【請求項5】 前記画鋲形状の接点ピンは前記皿バネの
バネ本体と基板表面との間に位置する接点ピン本体と、
該接点ピン本体の下面中央から突出した前記挿通片とか
ら成り、該接点ピン本体の肉厚を大きくすると共に、前
記皿バネを構成する半田付け端子を中間位置で下方へ屈
曲せしめて該接点ピン本体の肉厚に対応する垂下長を有
するよう構成したことを特徴とする請求項2記載のスイ
ッチボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341642A JPH06168641A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | スイッチボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4341642A JPH06168641A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | スイッチボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168641A true JPH06168641A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18347676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4341642A Pending JPH06168641A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | スイッチボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06168641A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0692802A1 (en) * | 1994-07-14 | 1996-01-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin switch including domed contact |
JPH09180579A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-07-11 | Nokia Mobile Phones Ltd | キーパッド組立体のためのドーム形接点素子 |
WO2000038206A1 (fr) * | 1998-12-22 | 2000-06-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Commutateur, bouton de commutateur, et procede de fixation dudit bouton de commutateur |
KR100569205B1 (ko) * | 2004-05-06 | 2006-04-10 | 주식회사 디스텍 | 전자 제품의 키패드 스위치용 돔 스위치 구조 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP4341642A patent/JPH06168641A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0692802A1 (en) * | 1994-07-14 | 1996-01-17 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin switch including domed contact |
US5595288A (en) * | 1994-07-14 | 1997-01-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Thin switch including domed contact |
JPH09180579A (ja) * | 1995-12-22 | 1997-07-11 | Nokia Mobile Phones Ltd | キーパッド組立体のためのドーム形接点素子 |
WO2000038206A1 (fr) * | 1998-12-22 | 2000-06-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Commutateur, bouton de commutateur, et procede de fixation dudit bouton de commutateur |
US6303888B1 (en) | 1998-12-22 | 2001-10-16 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Switch, click plate and switch and method of attaching click plate for switch |
KR100569205B1 (ko) * | 2004-05-06 | 2006-04-10 | 주식회사 디스텍 | 전자 제품의 키패드 스위치용 돔 스위치 구조 |
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