JPH06168402A - 記録再生制御信号の伝送方法及び記録再生制御回路 - Google Patents

記録再生制御信号の伝送方法及び記録再生制御回路

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JPH06168402A
JPH06168402A JP34108292A JP34108292A JPH06168402A JP H06168402 A JPH06168402 A JP H06168402A JP 34108292 A JP34108292 A JP 34108292A JP 34108292 A JP34108292 A JP 34108292A JP H06168402 A JPH06168402 A JP H06168402A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数のヘッドを有する回転ドラムに各ヘッド
を選択制御する多重化された記録再生制御信号をロータ
リートランスを介して伝送する方法において、ノイズの
影響を受けにくく、誤りが短時間で復帰する汎用性のあ
る多重化を行うこと。 【構成】 記録再生制御信号よりはるかに短い周期のサ
ンプリングパルスで記録再生制御信号をサンプリング
し、さらにシリアル信号に変換すると共にパリティビッ
トを付加して多重化する。多重化信号はロータリートラ
ンスを介して回転ドラムに伝送され、デコード時にパリ
ティチェックが行なわれ誤りが検出されると一つ前のデ
コード信号を記録再生制御信号とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の磁気ヘッドが搭
載された回転ドラムを備える磁気記録再生装置における
各ヘッドの記録再生制御信号を伝送する方法及び装置に
関するものであって、特にディジタルVTRに適用して
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気ヘッドが搭載された回転
ドラムを備える磁気記録再生装置では、回転ドラムに配
設されている磁気ヘッドと固定基板側の記録処理回路や
再生処理回路との間で、記録信号や再生信号の伝送を行
うために設けられているロータリートランスによる伝送
効率や周波数特性の低下を考慮して、記録増幅器や再生
増幅器等を回転ドラム内に設けるようにしたものがあ
る。
【0003】このように、回転ドラム内に記録増幅器や
再生増幅器等を設けた磁気記録再生装置では、前記回転
ドラムの外部から、回転ドラムに設けられている記録ヘ
ッドの切換え制御や記録電流の制御及び再生ヘッドの切
換え制御等を行う必要があり、この記録再生制御信号制
御信号をスリップリングやロータリートランスを用いて
伝送するようにしている。
【0004】ところで、最近用いられるようになったデ
ィジタルVTR等においては、高密度の情報を記録し再
生する必要から後述(図2)するように多数の磁気ヘッ
ドを回転ドラムに備える必要があり、かつ伝送する記録
再生制御信号の数が多くなりスリップリングやロータリ
ートランスが大型となってしまう。このため、多数の磁
気ヘッドに供給する信号、又はこれらの磁気ヘッドから
出力される信号を所定のタイミングで切換えるための記
録再生制御信号の伝送方法に工夫を凝らし、記録再生制
御信号を多重化することによりスリップリングやロータ
リートランスが大型とならないようにしている。
【0005】以下に、記録再生制御信号を多重化して伝
送する従来の伝送方法及び装置の例を、図11ないし図
13を用いて説明する。図11に示すパルス波形図は、
回転ドラムの1回転で供給される同図a、b、c、dに
示す4つの記録再生制御信号を、同図eに示されるよう
に多重化する過程を示している。図11において、a´
に第1の記録再生制御信号aのエッジだけを検出したパ
ルス出力を示す。同様に、b´に第2の記録再生制御信
号bのエッジパルス出力を、c´に第3の記録再生制御
信号cのエッジパルス出力を、d´に第4の記録再生制
御信号dのエッジパルス出力を示す。
【0006】これらのa´〜d´に示すエッジパルス出
力を時間軸上に並べると同図eのE1〜E8に示すよう
にシリアルなパルス列として並べることができる。この
ように、シリアルに並べられた4つの記録再生制御信号
のエッジパルス出力のパルス列に、デコードのタイミン
グを示すための記録再生制御信号の始まりを示すスター
トコードをパルス列の前に、記録再生制御信号の終わり
を示すエンドコードをパルス列の後ろに付加することに
より、4つの記録再生制御信号を多重化して回転ドラム
に伝送するようにしている。
【0007】この伝送方法により、例えば4つの記録再
生制御信号の情報をシリアルに多重化されたパルス列と
して、一つのスリップリングあるいはロータリートラン
スの一つのコイルを介して回転ドラムに伝送することが
できるようになる。この伝送方法は記録再生制御信号の
情報が主にエッジにあること、各記録再生制御信号のエ
ッジが互いに重ならないこと、及び図11のa〜dに示
すように各エッジは順番の通りに立ち上がりそして立ち
下がっていることに注目してなされたものである。
【0008】それ故に、回転ドラムに伝送されたシリア
ルに多重化された多重化パルス列を、回転ドラムにおい
てもとの4つの記録再生制御信号に戻すには該多重化パ
ルス列のパルスの順番に注目してデコードすればよいこ
とになる。
【0009】このようにデコードするデコーダの従来例
の概略を図12に示す。図12において、80は伝送さ
れたシリアルな多重化パルス列である記録再生制御信号
が入力される入力端子IN、81は入力端子80に入力
された多重化パルス列の各パルスを計数するカウンタ、
82はカウンタ81の計数出力にもとずきデコード出力
D1〜D4を作成するデコーダ、83は多重化パルス列
の記録再生制御信号の始まりを検出するスタートコード
検出器である。
【0010】スタートコード検出器83でシリアルな多
重化パルス列の中からスタートコードが検出されると、
この検出信号でカウンタ81は初期値にクリアされる。
カウンタ81はスタートコードの次に来る多重化パルス
列すなわち記録再生制御信号のエッジパルスを計数し、
このエッジパルスを計数する毎に一つずつ増加されてい
く計数値はデコーダ82に印加されるようになってい
る。
【0011】デコーダ82は図13に示すように、カウ
ンタ81の計数値が「1」になるとデコード出力D1を
立ち上げ、計数出力が「2」になるとデコード出力D2
を立ち上げ、計数値が「3」になるとデコード出力D3
を立ち上げ、計数値が「4」になるとデコード出力D4
を立ち上げる。そして、計数値が「5」になるとデコー
ダ出力D1を立ち下げ、計数値が「6」になるとデコー
ダ出力D2を立ち下げ、計数値が「7」になるとデコー
ダ出力D3を立ち下げ、計数値が「8」になるとデコー
ダ出力D4を立ち下げる。
【0012】なお、多重化パルス列は回転ヘッドの一回
転毎のタイミングで送出される。この結果、シリアルな
多重化パルス列として伝送された図11eに示す記録再
生制御信号は、図13bに示すようにデコード出力D1
〜D4としてもとの各記録再生制御信号にデコードされ
るようになる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来、このように多重
化された記録再生制御信号においては、多重化された記
録再生制御信号の伝送手段を小型化することができる
が、次に述べるような問題点があった。
【0014】すなわち、回転ドラムに伝送する記録再生
制御信号はスリップリングやロータリートランスを介し
て伝送されるが、スリップリングは機械的な接触部を有
すること故に、その接触部によりノイズが発生すること
があること、またロータリートランスはコイルであるが
故にVTR内で発生する静電ノイズ等のパルス状のノイ
ズを拾いやすい性質があることによって、伝送されたシ
リアルなパルス列にノイズが重畳されてしまう場合があ
った。
【0015】回転ヘッドに伝送されたシリアルな多重化
パルス列にノイズが重畳された場合に、デコーダ82が
如何に動作するかを図14に示す。図14において、a
はE2のパルスとE3のパルスとの間にノイズが重畳さ
れた場合のシリアルな多重化パルス列を示し、bは前記
ノイズNが重畳されない場合のデコーダ82のデコード
出力D1〜D4を示し、cは前記ノイズNによって誤動
作したデコーダ82のデコード出力D1´〜D4´を示
す。
【0016】ノイズが重畳されないときのデコーダ82
の動作は図13を用いて前記した通りであって、デコー
ダ82出力は図14のbに示されるようになる。しかし
ながら、ノイズNが重畳されると前記した図12のカウ
ンタ81はノイズであるか否かの判断をすることができ
ないので、カウンタ81はこのノイズNを計数してしま
うことになる。
【0017】すると、デコーダ82はカウンタ81の計
数値にもとずいてデコードしているので、E1、E2パ
ルスを計数したカウンタ81が図14のaに示すような
多重化パルス列に重畳しているノイズNを計数すると、
その計数値が「3」になりデコーダ82はデコード出力
D3を立ち上がらせてしまうこととなる。
【0018】したがって、そのデコード出力は図14の
cのD3´に示すように正しいデコード結果D3より速
いタイミングで立ち上がるデコード出力となってしま
う。さらに、デコード出力D3だけが速く立ち上がるの
ではなく、このノイズNを計数した後はカウンタ82の
計数値は常に「1」だけ正しい計数値より多いことにな
るから、ノイズN以後のデコード出力のタイミングは全
て1つずつタイミングが速くなり、デコーダ82のデコ
ード出力は図14のcに示すようなデコード出力D1´
〜D4´となり、もとの記録再生制御信号とはタイミン
グの異なる記録再生制御信号となってしまう。
【0019】つまり、このようなタイミングで磁気ヘッ
ドを制御して磁気記録再生しても正しい画像情報は得ら
れないという問題点があった。また、一度カウンタ81
が計数値を誤ると多重化パルス列は回転ドラムの一回転
毎にしか伝送されないので、回転ドラムが一回転するま
ではカウンタ81はクリアされず、回転ドラムが一回転
する時間(10数msec)の間誤ったデータを記録あ
るいは再生し続けてしまうことになる。
【0020】また、実用化されている誤り訂正回路は数
μsecの誤りにしか対処することができないので、誤
り訂正回路を設けても誤り訂正をすることが不可能であ
るという問題点があった。さらに、図11ないし図13
に示す従来の伝送方法によれば、各記録再生制御信号の
立ち上がりエッジと立ち下がりエッジが順番にくること
を前提としているため、編集作業を行う場合のように各
記録再生制御信号が順番にならない場合等には適用でき
ないという問題点もあった。
【0021】本発明はこのような問題点を解決するため
に、記録再生制御信号の周期よりはるかに短い周期毎に
各記録再生制御信号の情報をシリアルな多重化信号にし
て回転ドラムに伝送することにより、シリアルな多重化
信号がノイズを受けてもノイズによる誤りが短時間で終
了されるようにすると共に、各記録再生制御信号の立ち
上がり及び立ち下がりの順番をいかようにもできる汎用
性のある記録再生制御信号伝送方法及び記録再生制御信
号装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は時間的にパラレルな各記録再生制御信号を
記録再生制御信号よりはるかに短い周期のタイミング信
号を用いて同時にサンプリングし、サンプリングした並
列な記録再生制御信号を並列−直列変換することにより
多重化し、変換したシリアルな多重化信号を前記サンプ
リングタイミング毎に伝送するようにしたものである。
【0023】
【作用】本発明は前記のように構成することにより、多
重化したシリアルな多重化信号がノイズを受けてもデコ
ードされた記録再生制御信号はこのノイズの影響をほと
んど受けることがなく、またデコードされた記録再生制
御信号が誤っていたとしても誤り期間が短いために誤り
訂正を可能とすることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1に本発明の記録再生制御装置を示す。
図1において、1はディジタル記録信号、ディジタル再
生信号及びヘッド切換信号等を固定基板側Aから回転ド
ラム側Bに伝送するロータリートランス、2、3はディ
ジタル記録信号を増幅するドライバ、4、5はディジタ
ル記録ヘッドを選択切換するスイッチ機能を有する記録
増幅器、6はヘッドを切換えるタイミング信号を多重化
するタイミングエンコーダ、7はタイミングエンコーダ
6で多重化されたパルス列をもとのヘッドを切換えるタ
イミング信号に戻すタイミングデコーダ、8、9は回転
消去ヘッドを選択切換するスイッチ機能を有する消去信
号増幅器、11〜22は再生ヘッドを選択切換するスイ
ッチ機能を有する再生信号増幅器、31〜34は再生さ
れた信号がアナログ信号かディジタル信号かで選択切換
されるスイッチ、〔REC A〕〜〔REC D〕はデ
ィジタル記録用ヘッド、〔FE A〕、〔FE B〕は
回転消去ヘッド、〔Y−A〕、〔Y−B〕はアナログ記
録された輝度信号の再生用ヘッド、〔C−A〕、〔C−
B〕はアナログ記録されたクロマ信号の再生用ヘッド、
〔ADV A〕〜〔ADV D〕は先行して記録信号を
読み出しする先行読み出し用ヘッド、〔CNF A〕〜
〔CNF D〕はディジタル記録信号確認用再生ヘッド
である。
【0025】次に、図2に回転ドラムの周囲に配置され
た図1に示された各ヘッドの配置図を示す。図2におい
て、ディジタル記録ヘッド〔REC A〕と〔REC
C〕及び〔REC B〕と〔REC D〕、ディジタル
記録信号確認用再生用ヘッド〔CNF A〕と〔CNF
C〕及び〔CNF B〕と〔CNF D〕、回転消去
用ヘッド〔FE A〕と〔FE B〕、先行読み出し用
ヘッド〔ADV A〕と〔ADV C〕、〔ADV
B〕と〔ADV D〕、アナログ輝度信号再生用ヘッド
〔Y−A〕と〔Y−B〕、アナログクロマ信号再生用ヘ
ッド〔C−A〕と〔C−B〕とはそれぞれ180度対向
して設けられている。
【0026】図2のように配置されたディジタル記録用
ヘッド〔REC A〕〜〔RECD〕で磁気テープ61
上に記録されるトラックフォーマットの一例を図6に示
す。図6において、A〜Dはディジタル記録用ヘッド
〔REC A〕〜〔RECD〕によりそれぞれディジタ
ル記録されるトラックである。
【0027】図1において、固定基板A側のディジタル
記録信号〔REC AC〕はRECドライバ2で所定の
大きさに増幅されロータリートランス1を介して回転ド
ラムB側の記録増幅器4に伝送される。また、固定基板
A側のディジタル記録信号〔REC BD〕も同様にR
ECドライバ3で増幅されロータリートランス1を介し
て回転ドラムB側の記録増幅器5に伝送される。
【0028】各ヘッドを切換える切換え信号はタイミン
グエンコーダ6で多重化され、クロック信号と共にロー
タリートランスを介して回転ドラムB側のタイミングデ
コーダ7に伝送される。
【0029】ディジタル記録時においては、図6に示す
AとBあるいはCとDのトラックにほぼ同時に記録する
ように、タイミングデコーダ7でデコードした切換信号
を用いて次のようにディジタル記録用ヘッド〔REC
A〕〜〔REC D〕を選択している。
【0030】まず、ディジタル記録用ヘッド〔REC
A〕と〔REC C〕を選択する選択信号〔REC A
/C〕でディジタル記録用ヘッド〔REC A〕と〔R
ECC〕を選択し、ディジタル記録用ヘッド〔REC
B〕と〔REC D〕を選択する選択信号〔REC B
/D〕でディジタル記録用ヘッド〔REC B〕と〔R
EC D〕を選択し、さらにディジタル記録用ヘッド
〔REC A〕あるいは〔REC C〕のうちの一つの
ヘッドを選択信号〔REC A EN〕あるいは〔RE
C C EN〕で選択し、ディジタル記録用ヘッド〔R
EC B〕あるいは〔REC D〕のうちの一つを選択
信号〔REC B EN〕あるいは〔REC D E
N〕で選択するようにしている。
【0031】磁気記録される磁気テープ61の回転ドラ
ムに対する巻付け角はほぼ180度なので選択信号〔R
EC A EN〕〜〔REC D EN〕の長さは回転
ドラムが約1/2回転する時間とされている。
【0032】アナログ記録された信号を再生する時は、
タイミングエンコーダ6から再生用ヘッド〔Y−A〕、
〔Y−B〕、〔C−A〕、〔C−B〕を選択する信号を
ロータリートランス1を介してタイミングデコーダ7か
ら多重化して伝送し、タイミングデコーダ7はこの多重
化信号をデコードして再生信号増幅器11、14、1
7、20に選択信号を印加するので、再生用ヘッド〔Y
−A〕、〔Y−B〕で再生された輝度信号及び再生用ヘ
ッド〔C−A〕、〔C−B〕で再生されたクロマ信号が
ロータリートランス1を介して固定基板A側のスイッチ
31〜34に伝送されるようになる。
【0033】スイッチ31〜34にはアナログかデジタ
ルかを選択する信号A/Dが印加されており、この場合
はアナログが選択されているのでスイッチ31〜34は
アナログに切換えられ、その出力端子Aからアナログ信
号が出力される。
【0034】また、ディジタル記録確認用ヘッド〔CN
F A〜〔CNF Dおよび先行読み出し用ヘッド〔A
DV A〕〜〔ADV D〕を選択する信号は所望に応
じて固定基板A側で作成され、この選択信号がロータリ
ートランス1を介してタイミングエンコーダ6から回転
ドラムB側のタイミングデコーダ7に多重化されて伝送
され、タイミングデコーダ7のデコード出力により再生
増幅器12、13、15、16、18、19、20、2
2のいずれかが選択され所望の選択動作が行われるよう
になっている。
【0035】図1に示すタイミングエンコーダ6の構成
を図4に示し、図4に示すエンコーダの多重化の動作を
図3を用いて説明する。図3において、aは各磁気ヘッ
ドの記録再生制御信号D1〜D4をサンプリングするタ
イミングパルス、bは各磁気ヘッドを選択制御する記録
再生制御信号D1〜D4の一例、cはシリアルに多重化
された多重化信号MPX、dは多重化のフォーマットを
示す。
【0036】図4において、41は供給されるクロック
CKのタイミングで記録再生制御信号D1〜D4を並列
−直列変換すると共に、シリアルに変換された信号列に
スタートコード及びエンドコードを付加することにより
多重化信号MPXを発生させる並列−直列変換器、42
は4つの記録再生制御信号D1〜D4を受けて1ビット
のパリティ信号を発生するパリティ信号発生器、43は
記録再生制御信号D1〜D4を分周器44の分周出力で
サンプリングするサンプリングホールド回路、44はク
ロックCKからサンプリングパルスを発生する分周器、
45は多重化信号MPXを直流分のない符号に変換する
エンコーダである。
【0037】図4において、サンプリングホールド回路
43は分周器44の分周出力であるサンプリングパルス
(図3a参照)で各記録再生制御信号D1〜D4を同時
にサンプリングし、そのサンプリング出力をホールドす
る。サンプリングホールドされた信号は並列の4ビット
の信号となる。
【0038】この並列の4ビットの信号の内容を説明す
ると、図3に示すようにT1のサンプリングパルスでサ
ンプリングした時は、T1のタイミングにおいてはD1
は「1」、D2は「0」、D3は「0」、D4は「0」
であるから、サンプリングホールドされた並列の信号の
内容は「1000」となる。同様に、T2のサンプリン
グパルスでサンプリングすると「1100」、T3のサ
ンプリングパルスでサンプリングすると「1100」、
T4のサンプリングパルスでサンプリングすると「11
01」、T5のサンプリングパルスでサンプリングする
と「1111」の内容の4ビットの信号となる。
【0039】前記サンプリングホールドされた並列の4
ビットの信号は並列−直列変換器41に印加され、供給
されるクロックCKのタイミングでシリアルな4ビット
の信号(図3d参照)に変換される。さらに、この並列
−直列変換器41においてシリアルに変換された4ビッ
トのシリアル信号の前にスタートコードSTが付加さ
れ、後ろにパリティ発生器42で発生された1ビットの
パリティ信号PARI及びエンドコードENDが付加さ
れて、図3dに示すような1フレームのフォーマットの
多重化信号MPXとされる。
【0040】図3dに示した多重化信号MPXの中の4
ビットの信号D1〜D4はT3のタイミングでサンプリ
ングされた信号であるから、この4ビットの信号D1〜
D4の内容は前記のように「1101」となっている。
このようなフォーマットで多重化された多重化信号MP
Xは図3cに示されるように、前記サンプリングされた
タイミング毎に並列直列変換器41から送出される。
【0041】ここで、前記タイミングパルスの周期を例
えば数μsecに設定しておけば、多重化信号MPXの
1フレームが数μsec毎に送出される。しかしなが
ら、このように多重化された多重化信号MPXには直流
分が含まれているために、ロータリートランスで多重化
信号MPXを伝送することができないおそれがある。
【0042】そこで、本実施例では並列−直列変換器4
1に接続されたエンコーダ45で多重化信号MPXを直
流分のない符号に変換することにより、ロータリートラ
ンスを介して多重化信号MPXを伝送できるようにして
いる。
【0043】直流分のない符号化を行うエンコード方式
はすでに多く知られているが、その一例を図7及び図8
を用いて説明する。図7において、45は直流分のない
符号に符号化するエンコーダでありEX−OR回路で構
成されている。EX−OR回路45の2つの入力端子に
はそれぞれ多重化信号MPXと多重化信号MPXに同期
するクロックとが加えられている。
【0044】多重化信号MPXが図8aに示すように
「10011」であったとすると、EX−OR出力が図
8cに示すように「0110100101」となること
はEX−OR回路の真理値表から容易に理解できるとこ
ろである。すなわち、多重化信号MPXが「1」の時は
「01」に符号化され、多重化信号MPXが「0」の時
は「10」に符号化されることになるので、符号化され
た信号には直流分が含まれなくなる。このような符号化
をフェーズエンコーディングという。
【0045】このようにして、フェーズエンコーディン
グされた多重化信号MPXがロータリートランス1を介
して回転ドラムBに伝送され、図5に示されるようなタ
イミングデコーダでもとの記録再生制御信号D1〜D4
にデコードされる。
【0046】図5において、51はフェーズエンコーデ
ィングされた多重化信号MPXをもとの多重化信号MP
Xに復号するためのデコーダ、52は多重化されたシリ
アルな信号をもとの並列の信号に戻すシフトレジスタで
構成される直列−並列変換器、53は検出器55のイネ
ーブル信号で書き換え可能状態とされる前記並列に変換
された記録再生制御信号D1〜D4とパリティ信号とを
保持するレジスタ、54はパリティチェック回路56が
誤りを検出しない時に書き換え可能にされる記録再生制
御信号D1〜D4を保持するレジスタ、55はスタート
コードとエンドコードとを検出してイネーブル信号をレ
ジスタ53に印加する検出器、56は伝送された信号の
パリティチェックを行い誤りのない時イネーブル信号を
レジスタ54に印加するパリティチェック回路である。
【0047】回転ドラムで受信されたフェーズエンコー
ディングされた多重化信号MPXはデコーダ51で直流
分のあるもとの多重化信号MPXに復号化される。デコ
ーダ51は図9に示されるようにEX−OR回路で構成
され、そのEX−OR回路の2入力端子にはそれぞれフ
ェーズエンコーディングされた多重化信号MPXとこれ
に同期したクロックとが加えられる。
【0048】すると、EX−OR回路の真理値表から容
易に理解できるように、図9aに示すようにデコーダ5
1に入力するフェーズエンコーディングされた入力デー
タが「0110100101」の時は、出力には同図c
に示されるように「10011」が出力されるから、図
8aを参照すれば判るようにデコーダ51でもとの多重
化信号MPXに復号されることになる。
【0049】デコーダ51で復号化された多重化信号M
PXは直列−並列変換器52で並列信号に変換され、変
換された並列信号のうち記録再生制御信号D1〜D4と
パリティ信号とがレジスタ53に、スタートコードとエ
ンドコードとがスタート・エンドコード検出器55に印
加される。スタート・エンドコード検出器55でスター
トコードが検出されると、多重化信号のフレームの始ま
りが認識されレジスタ53は記録再生制御信号D1〜D
4とパリティ信号とを保持する準備を行う。
【0050】レジスタ53で記録再生制御信号D1〜D
4とパリティ信号とが保持されると、その保持出力のう
ち記録再生制御信号D1〜D4がレジスタ54に、パリ
ティ信号がパリティチェック回路56に印加される。パ
リティチェック回路56では奇数パリティあるいは偶数
パリティのチェックが行われ、パリティチェックの結果
誤りが検出されない時は記録再生制御信号D1〜D4が
レジスタ54に保持される。この時、パリティチェック
回路56の出力するイネーブル信号がレジスタ54に印
加されている。
【0051】パリティチェックの結果誤りが検出される
と、パリティチェック回路56はイネーブル信号を出力
せず、レジスタ54は書き換え可能状態となれないの
で、レジスタ54は誤りの検出された記録再生制御信号
D1〜D4を保持せずに、既に保持されている一つ前の
フレームの正しい記録再生制御信号D1〜D4を出力し
続ける。
【0052】このように誤りが検出されると、そのフレ
ームのデータは捨てて一つ前のフレームのデータを誤っ
たフレームのデータとして出力するようにしている。こ
のため、記録再生制御信号に大きな誤りが発生すること
を防ぐことができる。なお、誤りは前記したようにノイ
ズが重畳する等の原因で発生するものであり、ノイズは
ランダムに発生するものであるから誤りのあるフレーム
が連続することは少なく、しかも多重化信号MPXの1
フレームは数μsecと短いため誤りの持続する時間は
わずかとなる。
【0053】したがって、1フレーム前の記録再生制御
信号を用いた結果、再生されたディジタル信号中に誤り
があっても、この誤りはディジタル信号の誤り訂正回路
を設けることにより訂正することが可能となる。以上の
説明では記録再生制御信号の数を4つとして説明した
が、図2に示されように回転ドラムの周囲に18ものヘ
ッドが配置されている場合には、5つ以上の記録再生制
御信号としても何ら差し支えない。
【0054】なお、直流分を除去する符号化としてはフ
ェーズエンコーディングに限らず、直流分を除去できる
符号化であればどのような符号化を用いてもよい。ま
た、ロータリートランスに代えてスリップリングを使用
して多重化信号を伝送してもよい。
【0055】
【発明の効果】本発明にかかる記録再生制御信号の伝送
方法及び記録再生制御装置によれば、任意の数及び任意
のモードの記録再生制御信号を伝送することができ、ま
たヘッド数が異なる他のシステムにも使用できるという
汎用性がある。
【0056】さらに、多重化信号のデコード時にパリテ
ィチェックを行い誤りが検出された時は前のデコード出
力を出力するようにしたので、多重化信号にノイズ等が
重畳されても誤ったデコード出力が出力されにくくな
る。また、多重化信号の1フレームの時間を短くできる
ためデコード出力が誤ったとしても短時間で正常状態に
復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタルVTRの記録再生系のブロック図で
ある。
【図2】ディジタルVTRの回転ドラムのヘッド配置図
である。
【図3】本発明における多重化の原理を説明するタイミ
ング図である。
【図4】タイミングエンコーダの構成を示すブロック図
である。
【図5】タイミングデコーダの構成を示すブロック図で
ある。
【図6】磁気テープの記録フォーマットを示す図であ
る。
【図7】フェーズエンコーディングの符号器回路を示す
図である。
【図8】フェーズエンコーディング符号器の動作波形図
である。
【図9】フェーズエンコーディングされた符号を復号す
る復号器回路を示す図である。
【図10】フェーズエンコーディング復号器の動作波形
図である。
【図11】従来の多重化を説明するタイミング図であ
る。
【図12】従来のデコーダのブロック図である。
【図13】従来のデコーダの動作タイミング図である。
【図14】従来の多重化の問題点を説明するタイミング
図である。
【符号の説明】
1 ロータリートランス 2、3 ディジタル記録信号を増幅するドライバ 4、5 記録増幅器 6 タイミングエンコーダ 7 タイミングデコーダ 8、9 消去信号増幅器 11〜22 再生信号増幅器 31〜34 スイッチ 41 並列−直列変換器 42 パリティ発生器 43 サンプリングホールド回路 44 分周器 45 エンコーダ 51 デコーダ 52 直列−並列変換器 53、54 レジスタ 55 スタート・エンドコード検出器 56 パリティチェック回路 81 カウンタ 82 デコーダ 83 スタートコード検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録再生を行う多数の磁気ヘッドを搭載し
    た回転ドラムに各磁気ヘッドの記録再生制御信号を伝送
    する方法であって、 該各磁気ヘッドの時間的にパラレルの記録再生制御信号
    を記録再生制御信号よりはるかに周期の短いタイミング
    信号を用いて同時にサンプリングし、サンプリングされ
    たパラレルの記録再生制御信号を並列−直列変換するこ
    とによりシリアルな多重化信号に変換し、変換された多
    重化信号を前記タイミング信号毎にロータリートランス
    を介して回転ドラムに伝送し、回転ドラム内において伝
    送された多重化信号をもとのパラレルな記録再生制御信
    号にデコードし、前記各磁気ヘッドの記録再生制御信号
    とすることを特徴とする記録再生制御信号の伝送方法。
  2. 【請求項2】ロータリートランスを介して回転ドラムに
    伝送される前記多重化信号にパリティ信号を付加して伝
    送し、伝送された多重化信号をデコードする際に前記パ
    リティ信号によるパリティチェックを行い、伝送された
    記録再生制御信号が誤っていた場合には、誤っていた記
    録再生制御信号を既に伝送された正しい記録再生制御信
    号に置換えるようにすることを特徴とする請求項1記載
    の記録再生制御信号の伝送方法。
  3. 【請求項3】ロータリートランスを介して回転ドラムに
    伝送される前記多重化信号を直流分のない符号に変換し
    て伝送することを特徴とする請求項1あるいは2記載の
    記録再生制御信号の伝送方法。
  4. 【請求項4】記録再生を行う磁気ヘッドを多数搭載した
    回転ドラムに各磁気ヘッドの各記録再生制御信号を伝送
    する記録再生制御装置であって、 時間的にパラレルの各記録再生制御信号を作成する手段
    と、 該パラレルの記録再生制御信号の周期よりはるかに短い
    周期のタイミング信号を発生する手段と、 該タイミング信号を用いてパラレルの記録再生制御信号
    を同時にサンプリングする手段と、 サンプリングされたパラレルの記録再生制御信号をシリ
    アルな多重化信号に変換する並列−直列変換器を含むエ
    ンコーダと、 該エンコーダ出力が入力され、回転ドラムに前記多重化
    信号を伝達するロータリートランスと、 該ロータリートランスの出力が入力され、前記多重化信
    号をもとのパラレルな記録再生制御信号に再変換するデ
    コーダと、 該デコーダで再変換された各記録再生制御信号で前記多
    数の磁気ヘッドをそれぞれ制御することを特徴とする記
    録再生制御装置。
  5. 【請求項5】前記エンコーダは多重化信号にパリティビ
    ットを付加する手段を備え、 前記デコーダは前記パリティビットを用いてパリティチ
    ェックする手段を備え、 さらに、該パリティチェック手段の出力に応じて書き換
    えが制御される、前記デコーダ出力を保持するレジスタ
    を備え、 前記パリティチェック手段は誤りが検出されない時に限
    り前記レジスタに書き換え信号を出力することを特徴と
    する請求項4記載の記録再生制御装置。
  6. 【請求項6】前記エンコーダと前記ロータリートランス
    の間に、前記エンコーダの出力を直流分のない符号に変
    換する符号器を設け、 前記ロータリートランスとデコーダの間に、前記直流分
    のない符号をもとの信号に再変換する復号器を設けるこ
    とを特徴とする請求項4あるいは5記載の記録再生制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006148245A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Pioneer Electronic Corp 信号多重化伝送装置及び多重化伝送方法

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