JPH11185402A - ディジタル記録再生装置 - Google Patents

ディジタル記録再生装置

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JPH11185402A
JPH11185402A JP35178597A JP35178597A JPH11185402A JP H11185402 A JPH11185402 A JP H11185402A JP 35178597 A JP35178597 A JP 35178597A JP 35178597 A JP35178597 A JP 35178597A JP H11185402 A JPH11185402 A JP H11185402A
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recording
digital signal
digital
reproducing apparatus
output
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JP35178597A
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English (en)
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Shigeru Okubo
滋 大久保
Osamu Fujii
修 藤井
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率のよいダビング処理を行なうことのでき
るディジタル記録再生装置を提供する。 【解決手段】 再生側のミニディスク記録再生装置1
は、光磁気ディスク18に記録されているディジタル信
号を再生し、信号処理回路15においてエラー訂正を施
し、エラー修正回路31で残留エラー修正を施した後、
圧縮された状態のまま、記録側のミニディスク記録再生
装置1′の入力端子3′に出力する。記録側のミニディ
スク記録再生装置1′では、この圧縮されたディジタル
信号を伸長せずに、このまま光磁気ディスク18′に記
録する。このように、ミニディスク記録再生装置1で
は、圧縮された状態のディジタル信号を用いてダビング
処理を行なうので、ダビング処理に要する時間と消費電
力とを節減することができ、ダビング処理の効率を向上
させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像あるいは音声
等の、アナログまたはディジタル信号を記録媒体に記録
し、記録した信号を再生するディジタル記録再生装置に
関し、特に、ディジタル信号のダビングを行うディジタ
ル記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディジタル記録再生装置におけ
る記録では、記録されるディジタル信号は、圧縮等の処
理が施された後、誤り訂正用パリティが付加される。そ
して、所定の変調処理が施された後、記録媒体に記録さ
れる。また、記録される信号がアナログ信号である場合
には、この信号は、ディジタル信号に変換されてから上
記のように記録される。
【0003】また、再生時には、記録媒体から読み取ら
れ、復調されたディジタル信号は、記録時に付加された
誤り訂正用パリティを基に、再生時に発生したエラーの
訂正が施される。このとき、訂正できなかった再生エラ
ー、すなわち、残留エラーは、データ補間等のエラー修
正が施される。そして、エラー訂正、およびエラー修正
が施されたディジタル信号は、伸長等の処理が施された
後、D/A変換器によりアナログ信号に変換されて出力
される。
【0004】ところで、このようなディジタル記録再生
装置を2台用いることにより、記録媒体に記録されたデ
ィジタル信号を別の記録媒体にディジタルダビングする
ことができる。このディジタルダビングを行うための従
来技術は、例えば特開平6−5015号公報に開示され
ている。
【0005】この公報における従来技術の記録再生装置
は、誤り検出符号化回路,誤り訂正符号化回路,誤り訂
正回路,誤り検出回路および補間回路を備えている。こ
の記録再生装置では、ディジタル信号は、誤り検出符号
化回路によって誤り検出符号が付された後、誤り訂正符
号化回路によって誤り訂正符号が付され、記録媒体に記
録される。そして、再生時には、誤り訂正符号に基づい
て、誤り訂正回路が再生エラーを訂正し、その後、誤り
検出符号に基づいて、誤り訂正回路で訂正できなかった
再生エラー(残留エラー)を誤り検出回路が検出し、補
間回路によってこの残留エラーを補間して再生する。
【0006】この記録再生装置を2台接続してダビング
を行う場合、再生側の装置は、誤り訂正回路によって訂
正されたディジタル信号を、記録側の装置に出力する。
そして、記録側の装置は、入力されたディジタル信号
を、誤り訂正符号化回路によって誤り訂正符号を付し、
記録媒体に記憶する。従って、記録側の装置は、残留エ
ラーのあるディジタル信号を入力し、誤り検出符号を付
さずに記録媒体に記録する。そして、記録側の装置がこ
のディジタル信号を再生する場合、この装置の誤り検出
回路は、入力側の装置において付された誤り検出符号に
基づいて、残留エラーを検出し、補間回路がこの残留エ
ラーを補間する。
【0007】このように、この従来技術では、ダビング
処理において、誤り検出・補間の処理を1回だけ行う構
成である。従って、再生側の装置で補間されたディジタ
ル信号を、記録側の装置が正しいディジタル信号である
と認識することがなく、ダビング時の画質劣化が抑えら
れるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この公報に開示されて
いるようなディジタルダビングを、例えばミニディスク
記録再生装置において行う場合、再生側の装置において
記録媒体から読み取られたディジタル信号は、復調およ
び伸長処理が施された後、記録側の装置に出力されるこ
とになる。そして、この記録側の装置において圧縮及び
変調の処理が施され、記録媒体に記録される。
【0009】しかしながら、圧縮されているディジタル
信号を、再生側の装置において伸長して記録側の装置に
出力し、その後、記録側の装置でこの信号を再度圧縮し
て記録するようなダビング手法では、ダビングのための
処理時間や消費電力がかかりすぎ、効率が悪いという問
題がある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1に記載のディジタル記録再生装
置は、ディジタル信号を圧縮して記録媒体に記録する一
方、記録媒体に記録された信号を読み出して再生するデ
ィジタル記録再生装置において、圧縮されたディジタル
信号を記録媒体から読み出して、圧縮された状態のまま
出力する読出手段と、上記読出手段が出力したディジタ
ル信号を、外部に出力するための出力手段と、上記読出
手段が出力するディジタル信号と同様の形式のディジタ
ル信号を外部から入力するための入力手段と、上記入力
手段が入力したディジタル信号を入力し、記録媒体に記
録するための記録手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0011】このディジタル記録再生装置は、アナログ
信号あるいはディジタル信号を外部から入力し、この信
号をディジタル信号に変換し、所定の形式で圧縮して記
録媒体に記録するものである。また、記録媒体からディ
ジタル信号を読み出して再生するものである。
【0012】そして、このディジタル記録再生装置に
は、所定の形式で圧縮された状態のままディジタル信号
を出力する読出手段と、この読出手段が出力したディジ
タル信号を、外部に出力するための出力手段とが備えら
れている。さらに、この所定の形式で圧縮されたディジ
タル信号を入力可能な、入力手段が備えられている。そ
して、記録手段は、入力手段に入力されたディジタル信
号を、圧縮された状態のまま記録媒体に記録するように
なっている。
【0013】従って、本発明のディジタル記録再生装置
を2台用いてディジタルダビングを行う場合、再生側の
装置の出力手段と記録側の装置の入力手段とを接続すれ
ば、再生側の読出手段から出力される圧縮されたディジ
タル信号を、直接、この装置の記録手段に入力し、伸長
・圧縮の処理を行なわずに記録媒体に記録させることが
できる。従って、ダビングに要する時間と消費電力とを
節減することができ、ダビングの効率を向上させること
が可能となる。
【0014】また、請求項2に記載のディジタル記録再
生装置は、請求項1に記載の構成に加えて、上記記録手
段は、入力されたディジタル信号に誤り訂正符号を付し
て記録媒体に記録する一方、上記読出手段は、上記誤り
訂正符号に基づいて、読み出したディジタル信号の再生
エラーを訂正し、訂正できなかった再生エラーを修正し
て出力することを特徴としている。
【0015】このディジタル記録再生装置では、記録手
段は、記録媒体にディジタル信号を記録する際に、読出
手段が再生時に再生エラーの訂正を行なえるように、デ
ィジタル信号にエラー訂正符号を付すようになってい
る。そして、読出手段は、ディジタル信号を記録媒体か
ら読み出した後、この誤り訂正符号に基づいて、再生エ
ラーの訂正を行う。そして、訂正できなかった再生エラ
ーの修正を行った後、ディジタル信号を出力する。
【0016】従って、このディジタル記録再生装置を2
台用いて、再生側の装置における出力手段と記録側の装
置における入力手段とを接続してディジタルダビングを
行う場合、再生側の装置において再生エラーの訂正およ
び修正が施されたディジタル信号を、記録側の装置に入
力することができる。これにより、ミニディスクに記録
するためのディジタル信号のように、未修正の残留エラ
ーがあるかどうかを示すための成分を含ませることがで
きないタイプのディジタル信号をダビングする場合で
も、記録されるディジタル信号が、残留エラーにより劣
化することがない。従って、ダビング処理による音質劣
化を回避することができる。
【0017】また、請求項3に記載のディジタル記録再
生装置は、請求項1に記載の構成に加えて、上記読出手
段が出力するディジタル信号と同様の形式でディジタル
信号を圧縮するための圧縮手段を備えていることを特徴
としている。上記の構成によれば、圧縮手段は、この装
置で通常の記録を行なうために、圧縮されていないディ
ジタル信号を、読出手段が出力するディジタル信号と同
様の形式で圧縮するものである。従って、上記の記録手
段を用いて、ダビング処理でない通常の記録を、ダビン
グ処理の場合と同様に行なうことができる。これによ
り、ダビング処理のための特別な記録系を備える必要な
く、通常の記録とダビング処理とをそれぞれ行なうこと
ができるので、ディジタル記録再生装置のコストアップ
を回避することができる。
【0018】また、請求項4に記載のディジタル記録再
生装置は、請求項1に記載の構成に加えて、ディジタル
信号を伸長するための伸長手段と、上記読出手段から出
力されたディジタル信号を、この伸長手段あるいは上記
出力手段の少なくともいずれか一方に出力するための分
配手段とを備えていることを特徴としている。
【0019】上記の構成によれば、伸長手段は、この装
置で通常の再生を行なうために、圧縮されたディジタル
信号の伸長を行なうものである。そして、分配手段は、
読出手段が出力したディジタル信号を、この伸長手段、
および/または、上記出力手段に出力するようになって
いる。
【0020】従って、この装置で再生を行なうための出
力と、ダビング処理のための出力とを、分配手段による
制御だけで分けることができるので、ダビング処理のた
めの特別な再生系を設ける必要がない。これにより、デ
ィジタル記録再生装置のコストアップを回避することが
できる。また、伸長手段と出力手段との双方にディジタ
ル信号を出力するようにすれば、再生側の装置でディジ
タル信号をモニターしながらダビング処理を行なうこと
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通りである。
図2は、本実施の形態にかかるディジタル記録再生装置
である、ミニディスク記録再生装置1の構成を示すブロ
ック図である。この図に示すように、ミニディスク記録
再生装置1は、入力端子2,入力端子3,光電素子4,
ディジタルPLL回路5,周波数変換回路6,音声圧縮
回路7,マルチプレクサ8,ショックプルーフメモリコ
ントローラ9,ショックプルーフメモリ10,出力端子
11,出力端子12,D/A変換器13,音声伸長回路
14,信号処理回路15,ヘッド駆動回路16,記録ヘ
ッド17,光ピックアップ19,スピンドルモータ2
0,送りモータ21,ドライバ回路22,サーボ回路2
3,RFアンプ24,電源ON/OFF回路25,シス
テムコントールマイコン26,入力操作部27およびエ
ラー修正回路31を備えている。また、この図における
光磁気ディスク18は、ミニディスク記録再生装置1に
おいて記録・再生が可能なミニディスクである。
【0022】まず、ミニディスク記録再生装置1におけ
る上記した各部材の機能を説明する。光電素子4は、入
力端子2に入力された光信号のディジタル信号を、電気
信号のディジタル信号に変換するものである。ディジタ
ルPLL回路5は、光電素子4から出力されたディジタ
ル信号に基づいて、クロックを抽出すると共にサンプリ
ング周波数および量子化ビット数に対応したマルチビッ
トデータを生成するものである。
【0023】周波数変換回路6は、ディジタルPLL回
路5で生成されたマルチビットデータのサンプリング周
波数を、ミニディスクの規格に対応した44.1kHz
に変換するためのものである。音声圧縮回路(圧縮手
段)7は、周波数変換回路6で周波数変換されたマルチ
ビットデータに、ATRAC(Adaptive TRansform Aco
ustic Coding)方式による圧縮符号化を施すものであ
る。そして、サウンドグループデータと呼ばれる、符号
化されたマルチビットデータ(音声データ)の最小単位
のデータを出力するものである。このサウンドグループ
データについては後述する。
【0024】マルチプレクサ(入力手段)8は、入力端
子(入力手段)3より入力されたサウンドグループデー
タ、あるいは、音声圧縮回路7より入力されたサウンド
グループデータのいずれか一方を選択し、ショックプル
ーフメモリコントローラ9およびショックプルーフメモ
リ10を介して信号処理回路15に出力するものであ
る。
【0025】ショックプルーフメモリ10は、ショック
プルーフ処理のためのメモリである。ショックプルーフ
メモリコントローラ9は、ショックプルーフメモリ10
を利用して、マルチプレクサ8がサウンドグループデー
タを出力する速度と、信号処理回路15の処理速度の差
を吸収するためのものである。また、ショックプルーフ
メモリコントローラ9は、ショックプルーフメモリ10
を利用して、再生時における振動等の外乱により、入力
端子2・3に入力されるディジタル信号が中断した際、
信号処理回路15に入力されるサウンドグループデータ
を補間し、ディジタル信号を保護する。このような、シ
ョックプルーフメモリコントローラ9およびショックプ
ルーフメモリ10によるディジタル信号の処理を、ショ
ックプルーフ処理という。
【0026】信号処理回路(読出手段,記録手段)15
は、エンコーダとデコーダとを備えている。そして、デ
ィジタル信号の記録の際には、マルチプレクサ8あるい
はショックプルーフメモリ10から出力されたサウンド
グループデータを入力し、このデータにエンコーダによ
るエンコード処理や、エラー訂正符号の付加等の信号処
理を行なうとともに、光磁気ディスク18に記録可能な
磁気変調信号に変調して出力するものである。このエラ
ー訂正符号の付加とは、例えば、2重リードソロモン符
号化方式に従うパリティ付加等のことである。
【0027】なお、上記したエンコーダによるエンコー
ド処理とは、以下のような処理である。すなわち、ま
ず、サウンドグループデータにスクランブルの処理を施
し、シンクおよびヘッダー情報を付加することによって
セクタフォーマットを完成させる。ここで、1セクタは
11サウンドグループデータである。次に、パリティの
付加後に、シンクを付加し、EFM変調を施すことによ
り、フレームフォーマットを完成させる。ここで、1セ
クタは98フレームである。
【0028】また、ディジタル信号の再生の際には、信
号処理回路15は、デコーダによるデコード処理の他、
記録時に付加したエラー訂正符号に基づき、C1エラー
訂正およびC2エラー訂正を行い、記録再生時のエラー
を訂正能力の範囲内で訂正する。さらに、信号処理回路
15は、訂正不能または誤訂正による残留エラーがある
場合には、この残留エラーを示すエラーフラグをディジ
タル信号に付加し、サウンドグループデータとして出力
する。
【0029】なお、上記したデコーダによるデコード処
理とは、以下のようなものである。すなわち、まず、デ
ィジタル信号のフレームシンクを検出してフレームの同
期を取り、EFM復調を施す。そして、C1およびC2
のエラー訂正後、セクタシンクを検出することによりセ
クタの同期を取り、デスクランブル処理を施す。
【0030】ヘッド駆動回路16は、記録ヘッド17を
光磁気ディスク18の所定の記録位置に移動させると共
に、信号処理回路15から出力された磁気変調信号に対
応した磁界をこの記録ヘッド17から発生させるもので
ある。
【0031】光ピックアップ19は、記録および再生時
において、光磁気ディスク18の所定の記録位置にレー
ザ光を照射するものである。また、再生時には、光磁気
ディスク18からのレーザ光の反射光を読み取り、光磁
気ディスク18に記録されたRF信号(変調された音声
データ)を検出する。RFアンプ24は、光ピックアッ
プ19によって検出されたRF信号を増幅するものであ
る。
【0032】送りモータ21は、光ピックアップ19を
トラックに直交する方向へ移動させるものである。スピ
ンドルモータ20は光磁気ディスク18を所定の方向に
回転させるものである。
【0033】ドライバ回路22は、光磁気ディスク18
の所定の記録位置にレーザ光が照射されるように、送り
モータ21,スピンドルモータ20、および、光ピック
アップ19の図示しない対物レンズを駆動する図示しな
い駆動装置に電力を供給するものである。サーボ回路2
3は、RFアンプ24の出力に基づいて、光ピックアッ
プ19から照射されるレーザ光を光磁気ディスク18の
目標トラックに追従させるなどの、記録・再生のための
動作が正確に行われるように、ドライバ回路22により
駆動される各装置をフィードバック制御するものであ
る。
【0034】エラー修正回路(読出手段,出力手段)3
1は、再生時に、信号処理回路15によって付されたエ
ラーフラグに基づいて、信号処理回路15から出力され
た、再生にかかるディジタル信号の残留エラーを修正
し、音声伸長回路14あるいは出力端子(出力手段)1
2に出力するものである。このエラー修正は、後述する
ATRAC処理特有の処理方法で行われる。
【0035】音声伸長回路(伸長手段)14は、エラー
修正回路31から出力されたディジタル信号に伸長処理
等の処理を施し、D/A変換器13に出力するものであ
る。D/A変換器13は、入力されたディジタル信号を
アナログ信号のオーディオ信号に変換して、出力端子1
1から出力するものである。
【0036】電源ON/OFF回路25は、信号処理回
路15,光ピックアップ19,ドライバ回路22,サー
ボ回路23,RFアンプ24およびシステムコントール
マイコン26等に電力を供給するためのものである。
【0037】システムコントールマイコン(分配手段)
26は、電源ON/OFF回路25の電源ON/OFF
動作の管理、および、上記した各部材による後述する信
号処理動作の集中管理を行なうためのものであり、ミニ
ディスク記録再生装置1における中枢部である。特に、
記録時には、システムコントールマイコン26は、マル
チプレクサ8を制御して、入力端子3および音声圧縮回
路7から入力されるサウンドグループデータのユーザの
望むいずれか一方を、信号処理回路15に出力させる。
また、再生時には、エラー修正回路31によってエラー
修正されたディジタル信号が音声伸長回路14あるいは
出力端子12の、ユーザの望むいずれか一方に出力され
るように、エラー修正回路31を制御する。入力操作部
27は、ユーザの指示をシステムコントールマイコン2
6に伝達するためのものである。
【0038】ここで、サウンドグループデータについて
説明する。サウンドグループデータは、信号処理回路1
5あるいは音声圧縮回路7から出力されるディジタル信
号の最小単位である。図3は、このサウンドグループデ
ータのフォーマットを示す説明図である。この図に示す
ように、このフォーマットでは、メインデータのB.S.M
(Block Size Mode ),S.I.A (Sub Information Amou
nt),WL(Word length )およびSF(Scale Facto
r)と、ASD(Audio Spectrum Data )と、サブデー
タのSF,WL,S.I.A およびB.S.M とが、先頭部より
順に格納されている。
【0039】B.S.M は、MDCT(Modified Discrete
Cosine Transform:変形離散コサイン変換)およびIM
DCT(Invers Modified Discrete Cosine Transfor
m: 変形離散コサイン逆変換)を行う際のブロックサイ
ズのデータである。また、S.I.A は、WLおよびSFの
個数のデータである。また、WLは、ASDのデータ長
を表すデータである。SFは、ASDのスケールファク
ターを表すデータである。ASDは、ディジタル信号の
オーディオスペクトラムデータを含むデータである。な
お、メインデータとサブデータとは、同一のデータであ
る。また、サブデータのWLおよびSFがない場合もあ
る。また、サウンドグループデータが信号処理回路15
から出力される場合には、上記したそれぞれのデータに
は、信号処理回路15によって、残留エラーを示すエラ
ービット(エラーフラグ)が付加されている。
【0040】また、ここで、上記したATRAC処理特
有の処理方法によるエラー修正について述べる。このエ
ラー修正は、次の方法で行われる。B.S.M ,S.I.A ,W
LおよびSFについては、メインデータおよびサブデー
タともにエラーが残留している場合、または、メインデ
ータおよびサブデータともにエラーは残留していない
が、データの値が異なる場合にエラーの修正を行う。A
SDについては、エラーの残留がある場合にエラーの修
正を行う。
【0041】次に、ミニディスク記録再生装置1におけ
る記録および再生時のディジタル信号の処理について説
明する。まず、ディジタル信号の記録について説明す
る。光信号からなるディジタルのオーディオ信号は、入
力端子2より光電素子4にシリアル入力され、電気信号
のディジタル信号に変換された後、ディジタルPLL回
路5に出力される。そして、ディジタルPLL回路5
は、このディジタル信号からクロックを抽出し、上記し
たマルチビットデータを生成して、周波数変換回路6に
出力する。
【0042】ディジタルPLL回路5から出力されるマ
ルチビットデータのサンプリング周波数は、記録にかか
るディジタル信号の種類によって異なる値となってい
る。例えば、ディジタルオーディオテープレコーダから
の入力であれば、このサンプリング周波数は48kH
z、コンパクトディスクからの入力であれば44.1k
Hz、衛星放送(Aモード)からの入力であれば32k
Hzとなる。
【0043】このように、様々なサンプリング周波数を
もつマルチビットデータは、周波数変換回路6におい
て、ミニディスクの規格に対応した44.1kHzのサ
ンプリング周波数のマルチビットデータに変換され、音
声圧縮回路7に入力される。
【0044】音声圧縮回路7では、ATRAC方式によ
り、周波数変換回路6から出力されたマルチビットデー
タの圧縮符号化が行われる。そして、符号化されたマル
チビットデータ(音声データ)の最小単位であるサウン
ドグループデータは、マルチプレクサ8に出力される。
また、ミニディスク記録再生装置1に入力されるディジ
タル信号がサウンドグループデータである場合には、こ
の信号は入力端子3より直接マルチプレクサ8に入力さ
れる。
【0045】マルチプレクサ8は、入力端子3より入力
されたサウンドグループデータ、あるいは、音声圧縮回
路7より入力されたサウンドグループデータのいずれか
一方をショックプルーフメモリコントローラ9を介して
信号処理回路15に出力する。このとき、ユーザは、入
力操作部27を用いて、どちらのサウンドグループデー
タを信号処理回路15に出力させたいかを、あらかじめ
システムコントールマイコン26に伝達しておく。そし
て、システムコントールマイコン26は、マルチプレク
サ8を制御して、ユーザの所望のサウンドグループデー
タを信号処理回路15に伝達させるようになっている。
【0046】マルチプレクサ8から出力されたサウンド
グループデータは、信号処理回路15によって、エンコ
ード処理され、エラー訂正符号を付加された後、光磁気
ディスク18に記録可能なように磁気変調信号に変調さ
れ、ヘッド駆動回路16に出力される。ヘッド駆動回路
16は、記録ヘッド17を制御して、この磁気変調信号
に対応した磁界を光磁気ディスク18の所定の記録位置
に印加させる。このとき、ドライバ回路22およびサー
ボ回路23によるスピンドルモータ20および送りモー
タ21の制御により、この記録位置には、光ピックアッ
プ19からレーザ光が照射されている。これによって、
上記磁界に対応した磁化パターンが光磁気ディスク18
に形成され、光磁気ディスク18にディジタル信号(デ
ィジタルオーディオデータ)が記録される。
【0047】次に、ディジタル信号の再生について説明
する。再生時においては、光ピックアップ19は、光磁
気ディスク18にレーザ光を照射し、その反射光を読み
取って、光磁気ディスク18に記録されているディジタ
ル信号(RF信号)を検出する。そして、検出されたデ
ィジタル信号はRFアンプ24で増幅され、信号処理回
路15へ出力される。このRF信号は、信号処理回路1
5によって、デコード処理、および、記録時に付加され
たエラー訂正符号に基づくC1およびC2エラー訂正が
施され、ショックプルーフメモリコントローラ9に出力
される。このとき、信号処理回路15は、正しく訂正で
きなかったエラー(残留エラー)がある場合には、出力
するディジタル信号にエラーフラグを付加する。ここ
で、信号処理回路15から出力されるこのディジタル信
号は、前述したサウンドグループデータの形式である。
【0048】信号処理回路15から出力されたサウンド
グループデータは、ショックプルーフメモリ10および
ショックプルーフメモリコントローラ9によるショック
プルーフ処理が施され、エラー修正回路31に出力され
る。そして、エラー修正回路31によって、エラーフラ
グに基づいて残留エラーが修正された後、このサウンド
グループデータは、システムコントールマイコン26の
制御により、出力端子12あるいは音声伸長回路14に
出力される。システムコントールマイコン26によるこ
の制御は、あらかじめユーザによってシステムコントー
ルマイコン26に伝達されている指示に基づくものであ
る。すなわち、ユーザは、入力操作部27によってシス
テムコントロールマイコン26に命令を伝達しておくこ
とで、所望の出力処理を行わせることができる。
【0049】システムコントールマイコン26の制御に
基づいて、ディジタル信号が音声伸長回路14に出力さ
れた場合、このディジタル信号は、音声伸長回路14に
おいて、ASDの展開、逆量子化、IMDCT等の音声
伸長の処理等、記録時に音声圧縮回路7で行われた処理
の逆処理が施され、D/A変換器13に出力される。そ
して、アナログのオーディオ信号となって出力端子11
から出力される。また、出力端子12に出力された場
合、エラー修正回路31によりエラー修正されたサウン
ドグループデータが、外部に出力されることになる。
【0050】このようなミニディスク記録再生装置1を
2台用いて、一方を再生側の装置(マスター)、他方を
記録側の装置(スレーブ)として接続し、ディジタルダ
ビングを行う場合について説明する。図1は、再生側の
出力端子12と、記録側の入力端子3とが接続された2
台のミニディスク記録再生装置1を説明するための説明
図である。なお、以下では、記録側のミニディスク記録
再生装置1と再生側のミニディスク記録再生装置1との
区別を明確にするために、記録側のミニディスク記録再
生装置1をミニディスク記録再生装置1′とするととも
に、ミニディスク記録再生装置1′の各部材番号
に、「′」記号を付して説明する。また、図1に示すミ
ニディスク記録再生装置1およびミニディスク記録再生
装置1′は、図2に示したミニディスク記録再生装置1
と同一のものであるが、図1では、下記の説明に用いら
れないミニディスク記録再生装置1および1′の部材の
記載を省略している。
【0051】ミニディスク記録再生装置1において、光
磁気ディスク18より読み取られたディジタル信号(磁
気変調信号)は、信号処理回路15で復調の処理が施さ
れ、エラー訂正が信号処理回路15の訂正能力の範囲内
で行われる。そして、エラー訂正不能の残留エラーまた
は誤訂正による残留エラーについては、信号処理回路1
5によってエラーフラグが付加され、ショックプルーフ
処理後にサウンドグループデータとしてエラー修正回路
31に出力される。
【0052】エラー修正回路31は、信号処理回路15
によって付加されたエラーフラグに基づいて、サウンド
グループデータにおける残留エラーの修正を行い、出力
端子12を介してミニディスク記録再生装置1′に出力
する。
【0053】出力端子12から出力されるサウンドグル
ープデータは、エラー修正回路31によってエラー修正
が施された圧縮ディジタル信号であり、図1に点線で示
すように、入力端子3′からミニディスク記録再生装置
1′に入力される。そして、このサウンドグループデー
タは、マルチプレクサ8′に入力され、ショックプルー
フメモリ10′およびショックプルーフメモリコントロ
ーラ9′によりショックプルーフ処理が施されて信号処
理回路15′に入力される。
【0054】上記したように、入力端子3′より入力さ
れる信号と、音声圧縮装置7′において圧縮処理を施さ
れた信号とは、同様にサウンドグループデータの形式で
あるので、入力端子3′から入力されたサウンドグルー
プデータについても信号処理回路15′以降の処理は上
述した通りに実行され、光磁気ディスク18′に記録さ
れる。
【0055】また、ダビングによってミニディスク記録
再生装置1′における光磁気ディスク18′に記録され
たディジタル信号は、上記したミニディスク記録再生装
置1における再生の処理と同様の処理によって外部に出
力される。
【0056】以上のように、ミニディスク記録再生装置
1では、エラー修正回路31から出力端子12を介して
出力されるサウンドグループデータは、圧縮されたディ
ジタル信号である。従って、マスター側のミニディスク
記録再生装置1で伸長したディジタル信号をスレーブ側
のミニディスク記録再生装置1′に出力する構成に比べ
て、ディジタル信号の圧縮・伸長の処理量が少ないの
で、ダビング処理の効率化を図ることができる。
【0057】また、ミニディスク記録再生装置1は、エ
ラー修正回路31で残留エラーの修正を施したサウンド
グループデータを、出力端子12から出力する構成であ
る。従って、マスター側のミニディスク記録再生装置1
で、エラー修正回路31による残留エラーの修正が施さ
れているので、スレーブ側のミニディスク記録再生装置
1′に記録されるディジタル信号を高品質にすることが
できる。
【0058】また、エラー修正回路31から出力される
ディジタル信号を、システムコントールマイコン26に
よって出力端子12および音声伸長回路14のいずれか
一方に出力するようになっている。従って、ダビング処
理のためのディジタル信号を再生・出力するための特別
な再生装置を備えるこなく、通常の再生とダビング処置
のための再生とを行なうことかできる。また、出力端子
12と音声伸長回路14との双方にディジタル信号を出
力するようにすれば、再生側の装置でディジタル信号を
モニターしながらダビング処理を行なうことができる。
【0059】また、システムコントールマイコン26の
制御により、入力端子3あるいは音声圧縮回路7から出
力されるサウンドグループデータのいずれか一方を、マ
ルチプレクサ8が信号処理回路15に出力する構成であ
る。これにより、ダビング処理のための特別な記録装置
を備えることなく、通常の記録とダビング処理のための
記録とを行なうことができる。
【0060】なお、ミニディスク記録再生装置1では、
再生時において、エラー修正回路31からの出力信号
は、システムコントールマイコン26によって制御さ
れ、出力端子12および音声伸長回路14のいずれか一
方に出力されるとしているが、本発明のディジタル記録
再生装置の構成はこれに限るものではない。システムコ
ントールマイコン26は、エラー修正回路31からの出
力信号を出力端子12および音声伸長回路14の双方に
出力するように、エラー修正回路31を制御する構成と
してもよい。また、エラー修正回路31からの出力が、
システムコントールマイコン26の制御によらず、常に
出力端子12および音声伸長回路14に出力される構成
としてもよい。これらの構成では、出力端子11からア
ナログのオーディオ信号を出力させながら、ディジタル
ダビング処理を行うことができる。従って、伸長音をモ
ニターしながらディジタルダビング処理を行なうことが
できる。
【0061】また、ミニディスク記録再生装置1は、ミ
ニディスクを記録媒体として用いる構成であるが、本発
明の記録再生装置に用いられる記録媒体はこれに限るも
のではなく、ディジタルオーディオテープ等、どのよう
な種類の記録媒体を用いるようにしてもよい。ミニディ
スク以外の記録媒体を使用する場合には、周波数変換回
路6におけるサンプリング周波数の変換を、使用する記
録媒体の種類の応じたものとする必要がある。
【0062】なお、ミニディスク記録再生装置1では、
ダビング処理の際、再生側の装置でサウンドグループデ
ータの残留エラーの修正を行なってから、記録側の装置
に出力するようにしているが、これは以下の理由によ
る。
【0063】図4(a)は、ミニディスク記録再生装置
1における再生処理の概略を示す説明図であり、図4
(b)は、特開平6−5015号公報に開示されている
ディジタル記録再生装置の再生処理の概略を示す説明図
である。ミニディスクに記録するためのディジタル信号
には、未修正の残留エラーがあるかどうかを示すための
成分を含ませることができない。従って、もし、図4
(b)に示す処理のように、エラーを残したままで記録
側の装置にディジタル信号を出力してしまうと、記録側
の装置では、残留エラーを正常なデータとみなして記録
してしまう。
【0064】このため、ダビング処理によって記録され
たディジタル信号を再生すると、この残留エラーによる
ノイズが発生し、再生音質が劣化してしまう。この劣化
を避けるために、ミニディスク記録再生装置1では、図
4(a)に示すように、単にサウンドグループデータを
出力するのではなく、あらかじめ再生側の装置における
エラー修正回路31で、ATRAC処理により残留エラ
ーを修正してから、記録側の装置に出力するようになっ
ている。
【0065】なお、本発明のディジタル記録再生装置
は、以下に示すディジタル再生装置として構成されるよ
うにしてもよい。すなわち、このディジタル再生装置
は、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたディジタル
データを、復調および伸長の処理を施し再生する再生機
能をもつディジタル再生装置において、再生時にエラー
訂正が施されたデータに対し、エラー訂正不能に対する
エラー修正またはエラー訂正の誤訂正による残留エラー
に対するエラー修正を施した信号を、外部に出力する出
力手段をもつことを特徴とするものである。
【0066】また、本発明のディジタル記録再生装置
は、以下に示すディジタル再生装置として構成されるよ
うにしてもよい。すなわち、このディジタル再生装置
は、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたディジタル
データを、復調および伸長の処理を施し再生する再生機
能をもつディジタル再生装置において、ディジタルデー
タを復調処理した、圧縮されたディジタル信号を出力す
る出力手段を有することを特徴とするものである。ま
た、これらのディジタル再生装置は、これらが施す処理
のために必要な信号の出力手段を有するようにしてもよ
い。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
のディジタル記録再生装置は、圧縮されたディジタル信
号を記録媒体から読み出して、圧縮された状態のまま出
力する読出手段と、上記読出手段が出力したディジタル
信号を、外部に出力するための出力手段と、上記読出手
段が出力するディジタル信号と同様の形式のディジタル
信号を外部から入力するための入力手段と、上記入力手
段が入力したディジタル信号を入力し、記録媒体に記録
するための記録手段とを備えている構成である。
【0068】このディジタル記録再生装置を2台用いて
ディジタルダビングを行う場合、再生側の装置の出力手
段と記録側の装置の入力手段とを接続すれば、再生側の
読出手段から出力される圧縮されたディジタル信号を、
直接、この装置の記録手段に入力し、伸長・圧縮の処理
を行なわずに記録媒体に記録させることができる。従っ
て、ダビングに要する時間と消費電力とを節減すること
ができ、ダビングの効率を向上させることが可能となる
という効果を奏する。
【0069】また、請求項2に記載のディジタル記録再
生装置は、請求項1に記載の構成に加えて、上記記録手
段は、入力されたディジタル信号に誤り訂正符号を付し
て記録媒体に記録する一方、上記読出手段は、上記誤り
訂正符号に基づいて読み出したディジタル信号の再生エ
ラーを訂正し、訂正できなかった再生エラーを修正して
出力する構成である。
【0070】従って、このディジタル記録再生装置を2
台用いて、ディジタルダビングを行う場合、再生側の装
置において再生エラーの訂正および修正が施されたディ
ジタル信号を、記録側の装置に入力することができる。
これにより、ミニディスクに記録するためのディジタル
信号のように、未修正の残留エラーがあるかどうかを示
すための成分を含ませることができないタイプのディジ
タル信号をダビングする場合でも、記録されるディジタ
ル信号が、残留エラーにより劣化することがない。従っ
て、請求項1の効果に加えて、ダビング処理による音質
劣化を回避することができるという効果を奏する。
【0071】また、請求項3に記載のディジタル記録再
生装置は、請求項1に記載の構成に加えて、上記読出手
段が出力するディジタル信号と同様の形式でディジタル
信号を圧縮するための圧縮手段を備えていることを特徴
としている。上記の構成によれば、ダビング処理でない
通常の記録を、ダビング処理の場合と同様の記録手段を
用いて行なうことができる。従って、ダビング処理のた
めの特別な記録系を備える必要なく、通常の記録とダビ
ング処理とをそれぞれ行なうことができるので、請求項
1の効果に加えて、ディジタル記録再生装置のコストア
ップを回避することができるという効果を奏する。
【0072】また、請求項4に記載のディジタル記録再
生装置は、請求項1に記載の構成に加えて、ディジタル
信号を伸長するための伸長手段と、上記読出手段から出
力されたディジタル信号を、この伸長手段あるいは上記
出力手段の少なくともいずれか一方に出力するための分
配手段とを備えている構成である。
【0073】これにより、この装置で再生を行なうため
の出力と、ダビング処理のための出力とを、分配手段に
よる制御だけで分けることができるので、ダビング処理
のための特別な再生系を設ける必要がない。従って、請
求項1の効果に加えて、ディジタル記録再生装置のコス
トアップを回避することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるディジタル記録再
生装置を用いてダビングを行うために、この装置を2台
接続した構成を示す説明図である。
【図2】上記ディジタル記録再生装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2に示したディジタル記録再生装置における
信号処理回路あるいは音声圧縮回路から出力されるディ
ジタル信号の最小単位である、サウンドグループデータ
のフォーマットを示す説明図である。
【図4】図4(a)は、図2に示したディジタル記録再
生装置における再生処理の概略を示す説明図であり、図
4(b)は、特開平6−5015号公報に開示されてい
るディジタル記録再生装置の再生処理の概略を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 ミニディスク記録再生装置 3 入力端子(入力手段) 7 音声圧縮回路(圧縮手段) 8 マルチプレクサ(入力手段) 12 出力端子(出力手段) 14 音声伸長回路(伸長手段) 15 信号処理回路(読出手段,記録手段) 26 システムコントールマイコン(分配手段) 31 エラー修正回路(読出手段,出力手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル信号を圧縮して記録媒体に記録
    する一方、記録媒体に記録された信号を読み出して再生
    するディジタル記録再生装置において、 圧縮されたディジタル信号を記録媒体から読み出して、
    圧縮された状態のまま出力する読出手段と、 上記読出手段が出力したディジタル信号を、外部に出力
    するための出力手段と、 上記読出手段が出力するディジタル信号と同様の形式の
    ディジタル信号を外部から入力するための入力手段と、 上記入力手段が入力したディジタル信号を入力し、記録
    媒体に記録するための記録手段とを備えていることを特
    徴とするディジタル記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記記録手段は、入力されたディジタル信
    号に誤り訂正符号を付して記録媒体に記録する一方、 上記読出手段は、上記誤り訂正符号に基づいて、読み出
    したディジタル信号の再生エラーを訂正し、訂正できな
    かった再生エラーを修正して出力することを特徴とする
    請求項1に記載のディジタル記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記読出手段が出力するディジタル信号と
    同様の形式でディジタル信号を圧縮するための圧縮手段
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のディジ
    タル記録再生装置。
  4. 【請求項4】ディジタル信号を伸長するための伸長手段
    と、 上記読出手段から出力されたディジタル信号を、この伸
    長手段あるいは上記出力手段の少なくともいずれか一方
    に出力するための分配手段とを備えていることを特徴と
    する請求項1に記載のディジタル記録再生装置。
JP35178597A 1997-12-19 1997-12-19 ディジタル記録再生装置 Pending JPH11185402A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007133955A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sharp Corp 音楽データ記録再生装置、及びその音楽データ記録再生方法
US7957247B2 (en) 2006-09-11 2011-06-07 Sony Corporation Apparatus and method for processing information and program therefor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007133955A (ja) * 2005-11-10 2007-05-31 Sharp Corp 音楽データ記録再生装置、及びその音楽データ記録再生方法
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