JP3137798B2 - ディジタル信号処理装置 - Google Patents

ディジタル信号処理装置

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JP3137798B2
JP3137798B2 JP05080551A JP8055193A JP3137798B2 JP 3137798 B2 JP3137798 B2 JP 3137798B2 JP 05080551 A JP05080551 A JP 05080551A JP 8055193 A JP8055193 A JP 8055193A JP 3137798 B2 JP3137798 B2 JP 3137798B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ機器や映像
機器等でディジタル信号の処理を行う装置一般に係り、
詳しくは、ディジタル信号の圧縮・伸長処理または誤り
訂正処理を行うディジタル信号処理装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】オーディオ機器や映像機器においては、
近年のディジタル技術の向上により、信号処理のディジ
タル化が進められている。例えば、ビデオテープレコー
ダ(以降、VTRと称する)は、現在では、音声はもと
より映像のディジタルによる記録・再生の可能なものが
実用化されている。ここで、ディジタル記録・再生の可
能なVTRについて説明する。
【0003】図7に示すように、このVTRでは、記録
時、記録系においてアナログ信号入力端子31から音声
あるいは映像のアナログ信号が入力されると、このアナ
ログ信号が、フィルタ等を含むアナログ信号処理部32
で所定の処理が施される。そのアナログ信号は、アナロ
グ/ディジタル変換部33でディジタル信号に変換され
た後、誤り訂正符号化部34で符号化処理を施される。
そして、符号化後の信号は、記録(REC)アンプ35
を経て記録ヘッド36により磁気テープ37に記録され
る。
【0004】また、上記のVTRでは、再生時、再生系
において磁気テープ37から再生ヘッド38によりディ
ジタル信号が読み取られると、このディジタル信号が、
再生(PB)アンプ39を経て誤り訂正復号化部40に
送られる。そのディジタル信号は、データ誤りがあれば
誤り訂正復号化部40で誤り訂正処理が施され、ディジ
タル/アナログ変換部41でアナログ信号に変換され
る。さらに、そのアナログ信号は、アナログ信号処理部
42で所定の処理が施された後、アナログ信号出力端子
43から出力される。
【0005】上記のVTRは、基本的には、アナログ信
号をディジタル化して記録し、記録したディジタル信号
を再生時にアナログ信号に変換して出力するようになっ
ている。この種のVTRには、アナログ入力信号の記録
・再生以外に、他の機器ですでにディジタル化された信
号を記録し、再生時にディジタル信号のまま取り出すよ
うに構成されたものがある。
【0006】このようなVTRでは、例えば、記録系と
再生系とに、それぞれディジタル信号入力端子44とデ
ィジタル信号出力端子45とが設けられている。外部か
らのディジタル信号を記録する場合、ディジタル信号入
力端子44から入力されたディジタル信号が誤り訂正符
号化部34に入力される。また、再生時にディジタル信
号を外部に取り出す場合、誤り訂正復号化部40から出
力されたディジタル信号がディジタル信号出力端子45
から出力される。
【0007】上記のディジタル信号入力端子44および
ディジタル信号出力端子45は、共通化され、例えば、
図8に示すように本VTRの本体ケース46における後
部パネル46aにディジタル信号入出力端子47として
設けられている。このディジタル信号入出力端子47
は、多数の接続子47a…を備えている。
【0008】また、本VTRと他の機器との間でディジ
タル信号の伝送を行うには、図9に示すような接続ケー
ブル48が用いられる。この接続ケーブル48は、上記
の接続子47a…のそれぞれに嵌合接続しうる接続子4
8a…を備えている。このような接続システムにより伝
送されるディジタル信号は、他の機器で本VTRと同一
方式にてA/D変換されたものであり、少なくともディ
ジタルデータとシステムクロック信号の二種類の信号を
含む複数の信号からなるものである。
【0009】ところで、民生用のVTR等では、記録媒
体の消費量を削減し、長時間記録化の検討が行われてい
る。このため、ディジタル信号のデータ数を削減する手
法が必要になるが、その手段としては、例えばデータ圧
縮・伸長技術が挙げられる。仮に、データ圧縮・伸長機
能をVTRに設ける場合、データ圧縮・伸長機能を備え
ていない従来のVTRの慣例に従えば、外部入出力信号
としてのディジタル信号を、アナログ信号が単にディジ
タル化された通常のディジタル信号として扱うことにな
る。
【0010】従って、図7に示したVTRにデータ圧縮
・伸長機能を設けて、ディジタル信号入力端子44およ
びディジタル信号出力端子45を用いて外部信号の入出
力を行う場合、次のようになる。すなわち、記録時、外
部からのディジタル信号は、ディジタル信号入力端子4
4を介してアナログ/ディジタル変換部33の直後に入
力され、その後圧縮される。また、再生時、誤り訂正復
号化部40を経たディジタル信号は、伸長されてディジ
タル/アナログ変換部41の直前でディジタル信号出力
端子45を介して出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧縮したデ
ィジタル信号の出力および伸長前のディジタル信号の入
力が可能であって内部でデータ圧縮・伸長処理を行うV
TRを、圧縮・伸長機能を備えた上記従来のVTRに接
続して、両VTR間でダビングを行う場合、次のような
不都合が生じる。
【0012】この場合、従来のVTRにおいて、外部か
らすでに圧縮されたディジタル信号をディジタル信号入
力端子44から入力しようとすれば、そのディジタル信
号が入力後さらに圧縮されることになる。また、再生時
にディジタル信号出力端子45からディジタル信号を出
力しようとすれば、この信号は、伸長されてから出力さ
れ、接続されたVTRでさらに伸長されることになる。
【0013】それゆえ、上記のようなダビングを行う
と、映像信号の高周波成分の欠落や、これに起因する動
画の誤判別等が生じ、画質劣化等を引き起こす。
【0014】また、ディジタル信号入力端子44および
ディジタル信号出力端子45から入出力されるディジタ
ル信号は、通常、ディジタルデータとシステムクロック
信号との少なくとも二種類の信号を含んでいる。このた
め、接続ケーブル48の端子形状が複雑になり、接続ケ
ーブル48の高価格化や端子の故障等が生じ易くなると
いった問題が生じる。
【0015】さらに、上記従来のVTRにおいて、符号
化処理が施されていないディジタル信号がディジタル信
号入力端子44から入力され、または復号化処理が施さ
れたディジタル信号がディジタル信号出力端子45から
出力される場合は、次のような不都合が生じる。
【0016】この場合、接続ケーブル48を通じて伝送
されるディジタル信号は、符号化処理が施されていな
い。従って、伝送中のディジタル信号に誤りが生じても
後に訂正することができず、画質劣化等を引き起こす。
【0017】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、圧縮されたディジタル信号や誤り訂正符号
化されたディジタル信号の伝送を、ディジタル信号の質
を低下させずに行うことを目的とし、さらに、他の機器
との間でのディジタル信号の伝送を簡単な接続システム
にて行うことを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明のディジタル信号
処理装置は、上記の課題を解決するために、入力された
アナログ信号をディジタルに変換するアナログ/ディジ
タル変換手段と、このアナログ/ディジタル変換手段の
出力を圧縮する圧縮手段と、この圧縮手段の出力信号
誤り訂正符号化する誤り訂正符号化部と誤り訂正符号化
されたディジタル信号に誤り訂正処理を施す誤り訂正復
号化部とを有する第1処理手段と、この第1処理手段の
出力信号を伸長する伸長手段と、この伸長手段の出力信
号をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ変換
手段とを備えたディジタル信号処理装置において、以下
の手段を講じていることを特徴としている。
【0019】すなわち、上記ディジタル信号処理装置
は、上記圧縮手段と上記誤り訂正符号化部との間にすで
に圧縮されたディジタル信号を外部から入力しうる第1
入力端子と、上記誤り訂正復号化部と上記伸長手段との
間でディジタル信号を外部に出力しうる第1出力端子と
を備えている。
【0020】上記のディジタル信号処理装置は、さら
に、上記第1入力端子から入力され、少なくとも二種類
の信号が一つに混合変調されたディジタル信号を第1処
理手段への入力前に分離復調する復調手段と、上記第1
出力端子から出力される上記第1処理手段の出力信号を
一つのディジタル信号に混合変調する変調手段とを備え
ている。
【0021】本発明の他のディジタル信号処理装置は、
上記の課題を解決するために、入力されたアナログ信号
をディジタルに変換するアナログ/ディジタル変換手段
と、このアナログ/ディジタル変換手段の出力信号を誤
り訂正のために符号化する誤り訂正符号化手段と、この
誤り訂正符号化手段の出力信号に所定の処理を施す第2
処理手段と、この第2処理手段の出力信号を誤り訂正す
る誤り訂正復号化手段と、この誤り訂正復号化手段の出
力信号をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ
変換手段とを備えたディジタル信号処理装置において、
以下の手段を講じていることを特徴としている。
【0022】すなわち、上記ディジタル信号処理装置
は、上記誤り訂正符号化手段と上記第2処理手段との間
にすでに符号化されたディジタル信号を外部から入力し
うる第2入力端子と、上記第2処理手段と上記誤り訂正
復号化手段との間でディジタル信号を外部に出力しうる
第2出力端子とを備えている。
【0023】
【作用】本発明のディジタル信号処理装置では、第1入
力端子からすでに圧縮されたディジタル信号が入力され
ると、このディジタル信号は、第1処理手段の誤り訂正
符号化部で誤り訂正符号化される。また、誤り訂正復号
化部で誤り訂正処理を施されて第1処理手段から出力さ
れた信号は、第1出力端子から圧縮されたまま出力され
る。すなわち、第1入出力端子から入出力されるディジ
タル信号は、圧縮手段により圧縮されず、伸長手段によ
り伸長されない。それゆえ、VTR等で、第1入力端子
および第1出力端子からのディジタル信号の入出力によ
り、他の機器との間でディジタル信号のダビングを行う
場合、不必要に伸長・圧縮処理が行われることがなく信
号の質の劣化が生じない。
【0024】また、第1入力端子および第1出力端子か
ら入出力されるディジタル信号が少なくとも二種類の信
号が一つに混合変調されたものである場合、復調手段と
変調手段とにより、本ディジタル信号処理装置内では、
分離復調された信号の処理が可能になり、外部では、変
調された状態でディジタル信号の伝送が可能になる。こ
れにより、上記のような二種類以上の信号を個別に伝送
する必要がなくなり、伝送用の接続ケーブルの構造を簡
単にすることができる。
【0025】本発明の他のディジタル信号処理装置で
は、第2入力端子からすでに符号化されたディジタル信
号が入力されると、このディジタル信号は、第2処理手
段で所定の処理が施される。また、第2処理手段から出
力されたディジタル信号は、第2出力端子から符号化さ
れたまま出力される。このように、本ディジタル信号処
理装置と他の機器との間で伝送されるディジタル信号は
符号化されているので、伝送中にデータ誤りが生じて
も、後に誤り訂正を行うことが可能になる。
【0026】
【実施例】
〔実施例1〕本発明をVTRに適用した一実施例につい
て図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りで
ある。
【0027】本実施例に係るVTRは、ディジタルにて
映像または音声の記録・再生を行うものであり、図1に
示すように、記録系と再生系とを備えている。
【0028】記録系は、アナログ信号入力端子1と、ア
ナログ信号処理部2と、アナログ/ディジタル変換部3
と、圧縮部4と、誤り訂正符号化部5と、記録(RE
C)アンプ6と、記録ヘッド7と、ディジタル信号入力
端子8と、復調回路9とを備えている。
【0029】アナログ信号処理部2は、フィルタ等を有
しており、アナログ信号入力端子1から入力されたアナ
ログ信号にディジタル化に先立って必要な処理を施す回
路である。アナログ/ディジタル変換部3は、アナログ
信号処理部2を経たアナログ信号をディジタル信号に変
換する回路である。
【0030】圧縮手段としての圧縮部4は、アナログ/
ディジタル変換部3から出力されたディジタル信号を所
定の方式で圧縮する回路である。誤り訂正符号化部5
は、データをブロック毎に区切り、それぞれに誤り訂正
符号を付加するなどの処理を行う回路である。記録アン
プ6は、誤り訂正符号化部5から出力されたディジタル
データを増幅する増幅器である。記録ヘッド7は、記録
アンプ6で増幅されたディジタルデータを磁気テープ1
0に記録するヘッドである。
【0031】第1入力端子としてのディジタル信号入力
端子8は、外部機器からのディジタル信号の入力用に設
けられる端子である。外部機器からのディジタル信号
は、二種類の信号、すなわち映像や音声等のディジタル
データとシステムクロック信号とを少なくとも含んでお
り、これらの信号が後述するバイフェーズマーク方式に
より混合変調されたものである。また、このディジタル
信号は、アナログ/ディジタル変換部3でのディジタル
化と同じ方式でディジタル化され、圧縮部4での圧縮と
同じ方式で圧縮されたものである。
【0032】復調手段としての復調回路9は、後に詳述
するように、ディジタル信号入力端子8から入力された
ディジタル信号を分離して、それぞれ個別の信号に復調
する回路である。復調回路9は、入力ディジタル信号か
らシステムクロック信号を抽出するために、図2に示す
PLL(Phase Locked Loop) 回路を備えている。このP
LL回路は、位相比較器11と、ローパスフィルタ(L
PF)12と、電圧制御発振器(VCO)13とを有し
ている。
【0033】上記のPLL回路では、外部からのディジ
タル信号が入力されると、このディジタル信号と電圧制
御発振器13から出力されたクロック信号との周波数差
または位相差を位相比較器11で検出する。そして、そ
の検出結果をローパスフィルタ12で誤差電圧に変換し
て、電圧制御発振器13によりその誤差電圧に応じた周
波数と位相のクロック信号をシステムクロック信号とし
て発生する。
【0034】一方、再生系は、再生ヘッド14と、再生
アンプ15と、誤り訂正復号化部16と、伸長部17
と、ディジタル/アナログ変換部18と、アナログ信号
処理部19と、アナログ信号出力端子20と、変調回路
21と、ディジタル信号出力端子22とを備えている。
【0035】再生ヘッド14は、磁気テープ10からデ
ィジタルデータを読み取るヘッドである。再生(PB)
アンプ15は、再生ヘッド14を経たディジタルデータ
を増幅する増幅器である。誤り訂正復号化部16は、再
生アンプ15を経たディジタルデータに誤り訂正処理を
施す回路である。
【0036】伸長手段としての伸長部17は、誤り訂正
復号化部16から出力されるディジタル信号を所定の方
式で伸長する回路である。ディジタル/アナログ変換部
18は、伸長部17を経たディジタル信号をアナログ信
号に変換する回路である。アナログ信号処理部19は、
フィルタ等を有しており、ディジタル/アナログ変換部
18からのアナログ信号にアナログ信号出力端子20を
介しての出力に先立って所定の処理を施す回路である。
【0037】変調手段としての変調回路21は、誤り訂
正復号化部16からの複数種のディジタル信号をバイフ
ェーズマーク方式で混合変調する回路である。第1出力
端子としてのディジタル信号出力端子22は、変調回路
21から出力されるディジタル信号の外部機器への出力
用に設けられる端子である。
【0038】上記のように構成される記録系および再生
系においては、誤り訂正符号化部5、記録アンプ6、記
録ヘッド7、再生ヘッド14、再生アンプ15および誤
り訂正復号化部16により共通記録再生処理部26が構
成されている。この共通記録再生処理部26は、アナロ
グ信号がディジタル変換されたディジタル信号と、外部
からのディジタル信号とが記録・再生のために共通に処
理される部分であり、第1処理手段に相当している。
【0039】ここで、上記のバイフェーズマーク方式に
よるディジタル信号の変調について説明する。この方式
による変調は、バイフェーズコードを生成するエンコー
ダにディジタル信号を通過させることにより実現され、
伝送ラインのDC成分を最小にし、データからのクロッ
ク信号再生を容易にし、かつ接続極性と無関係に変調す
ることができる。なお、この変調方式は一般に知られた
方式であるので、上記のエンコーダの詳細な構成につい
ての説明を省略する。
【0040】図3の(a)に示すように、この変調で用
いられるクロック信号は、2倍のビットレートのクロッ
ク信号、すなわち本VTRで用いられるシステムクロッ
ク信号の2倍の周波数のクロック信号である。同図の
(b)に示すソースコーディングすなわち元のディジタ
ル信号の各ビットは、上記のクロック信号の2クロック
間で連続する二つの2進数からなるシンボルで表され
る。これらのシンボルの前半部と後半部をそれぞれと
で示せば、各ビットは、同図の(c)に示すように変
調される。すなわち、シンボルの前半部は、その直前の
シンボルの後半部の状態と常に異なる。また、シンボル
の後半部は、各ビットが“0”であれば前半部と同じで
あり、各ビットが“1”であれば前半部と異なる。
【0041】ところで、前記のディジタル信号入力端子
8およびディジタル信号出力端子22は、部品としては
共通化されており、図4に示すように本VTRの本体ケ
ース23における後部パネル23aにディジタル信号入
出力端子24として設けられている。このディジタル信
号入出力端子24は一つのジャック24aを備えてい
る。
【0042】また、本VTRと他の機器との接続には、
図5に示すような接続ケーブル25が用いられる。この
接続ケーブル25は、両端に上記のジャック24aに嵌
合接続しうるピン25a・25aを備えている。接続ケ
ーブル25は、例えば、民生用のディジタルオーディオ
に用いられる光ファイバケーブルや現在VTRに使用さ
れているような同軸ケーブルであってもよい。
【0043】上記のように構成されるVTRにおける信
号の流れについて説明する。
【0044】まず、アナログ信号入力端子1から入力さ
れたアナログ信号は、アナログ信号処理部2で処理され
た後、アナログ/ディジタル変換部3でディジタル信号
に変換される。このディジタル信号は、圧縮部4で圧縮
され、さらに誤り訂正符号化部5で誤り訂正符号化され
る。
【0045】外部からのディジタル信号を記録する場
合、ディジタル信号入力端子8から入力されたディジタ
ル信号は、復調回路9で復調されてディジタルデータと
システムクロック信号とが分離され、これらの信号が上
記と同様にして誤り訂正符号化される。符号化されたデ
ータは、記録アンプ6を経て記録ヘッド7により磁気テ
ープ10に記録される。
【0046】再生時は、再生ヘッド14により磁気テー
プ10から読み取られたデータが再生アンプ15を経て
誤り訂正復号化部16で必要に応じて誤り訂正処理が施
される。誤り訂正後のディジタル信号は、外部に出力さ
れる場合、変調回路21で一つの信号に混合変調されて
ディジタル信号出力端子22から出力される。
【0047】また、上記のディジタル信号は、アナログ
化される場合、伸長部17で伸長されて元の大きさに復
元された後、ディジタル/アナログ変換部18でアナロ
グ信号に変換される。このアナログ信号は、アナログ信
号処理部19で処理されて、アナログ信号出力端子20
から出力される。
【0048】以上述べたように、本実施例のVTRで
は、圧縮部4の直後にディジタル信号の入力が可能なデ
ィジタル信号入力端子8と、伸長部17の直前でディジ
タル信号の出力が可能なディジタル信号出力端子22と
が設けられている。これにより、上記の端子8・22か
ら入出力されるディジタル信号は、圧縮部4および伸長
部17による圧縮・伸長処理が施されることはない。そ
れゆえ、本VTRと他の機器とを接続して圧縮されたデ
ィジタル信号の伝送を行う場合、さらに不必要な圧縮が
行われることがなく、ディジタル信号の質の低下を回避
することができる。
【0049】また、本VTRでは、復調回路9および変
調回路21を設けることにより、伝送する信号を一種類
にすることができる。それゆえ、簡単な構造の接続ケー
ブル25を用いることができる。
【0050】〔実施例2〕本発明をVTRに適用した他
の実施例について図6に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、本実施例における構成要素で、前記の
実施例1と同等の機能を有する構成要素については、同
一の符号を付記してその説明を省略する。
【0051】本実施例に係るVTRは、ディジタルにて
映像または音声の記録・再生を行うものであり、図6に
示すように、記録系と再生系とを備えている。
【0052】記録系は、アナログ信号入力端子1と、ア
ナログ信号処理部2と、アナログ/ディジタル変換部3
と、圧縮部4と、誤り訂正符号化手段としての誤り訂正
符号化部5と、記録(REC)アンプ6と、記録ヘッド
7と、ディジタル信号入力端子27とを備えている。一
方、再生系は、再生ヘッド14と、再生(PB)アンプ
15と、誤り訂正復号化手段としての誤り訂正復号化部
16と、伸長部17と、ディジタル/アナログ変換部1
8と、アナログ信号処理部19と、アナログ信号出力端
子20と、ディジタル信号出力端子28とを備えてい
る。
【0053】上記のように構成される記録系および再生
系においては、記録アンプ6、記録ヘッド7、再生ヘッ
ド14および再生アンプ15により共通記録再生処理部
29が構成されている。この共通記録再生処理部29
は、アナログ信号がディジタル変換されたディジタル信
号と、外部からのディジタル信号とが記録・再生のため
に共通に処理される部分であり、第2処理手段に相当し
ている。
【0054】第2入力端子としてのディジタル信号入力
端子27は、外部機器からのディジタル信号の入力用に
設けられる端子である。第2出力端子としてのディジタ
ル信号出力端子28は、再生アンプ15から出力される
ディジタル信号の出力用に設けられる端子である。ディ
ジタル信号入力端子27およびディジタル信号出力端子
28は、前記の実施例1におけるディジタル信号入力端
子8およびディジタル信号出力端子22(図1参照)と
同様に共通化されている。
【0055】外部機器からのディジタル信号は、アナロ
グ/ディジタル変換部3でのディジタル化と同じ方式で
ディジタル化され、圧縮部4での圧縮と同じ方式で圧縮
され、かつ誤り訂正符号化部5での符号化と同じ方式で
符号化されたものである。また、この信号は、ディジタ
ルデータやクロック信号等の複数の信号が一つの信号と
してすでに符号化されているため、実施例1において外
部機器との間で伝送されるディジタル信号と異なり、復
調や変調の必要がない。
【0056】上記のように構成されるVTRにおいて、
アナログ信号入力端子1から入力されたアナログ信号
は、前記の実施例1に係るVTRと同様にして記録・再
生されて、アナログ信号出力端子20から出力される。
【0057】また、本VTRでは、外部からのディジタ
ル信号を記録する場合、ディジタル信号入力端子27か
ら入力されたディジタル信号は、記録アンプ6を経て記
録ヘッド7により磁気テープ10に記録される。再生
時、再生アンプ15を経たディジタル信号は、外部に出
力される場合、誤り訂正処理および伸長処理が施されな
いままディジタル信号出力端子28から出力される。
【0058】以上述べたように、本実施例のVTRで
は、誤り訂正符号化部5の直後にディジタル信号の入力
が可能なディジタル信号入力端子27と、誤り訂正復号
化部16の直前でディジタル信号の出力が可能なディジ
タル信号出力端子28とが設けられている。これによ
り、上記の端子27・28から入出力されるディジタル
信号は、圧縮部4および伸長部17による圧縮・伸長処
理と、誤り訂正符号化部5および誤り訂正復号化部16
による符号化・復号化処理とが施されることはない。
【0059】それゆえ、本VTRと他の機器とを接続し
て圧縮されたディジタル信号の伝送を行う場合、さらに
不必要な圧縮が行われることがない。また、本VTRと
他の機器間では、ディジタル信号が符号化されたまま伝
送されるので、伝送中にディジタル信号にデータ誤りが
生じても後に誤り訂正が可能になる。このように、本V
TRによれば、ディジタル信号の質の低下を回避するこ
とができる。
【0060】なお、本実施例および前記の実施例1はV
TRについて説明したものであるが、本発明は、特許請
求の範囲に述べた構成を備えるものであれば、VTR以
外の映像機器や音声機器等にも適用されるのは勿論であ
る。
【0061】
【発明の効果】本発明のディジタル信号処理装置は、以
上のように、アナログ/ディジタル変換手段の出力信号
を圧縮する圧縮手段とこの圧縮手段の出力信号に誤り訂
正符号化を施す誤り訂正符号化部との間にすでに圧縮さ
れたディジタル信号を外部から入力しうる第1入力端子
と、誤り訂正符号化されたディジタル信号に誤り訂正処
理を施す誤り訂正復号化部とこの誤り訂正復号化部の出
力信号を伸長する伸長手段との間でディジタル信号を外
部に出力しうる第1出力端子とを備えている構成であ
る。
【0062】これにより、外部からの圧縮されたディジ
タル信号は第1入力端子から入力されても圧縮されず
誤り訂正符号化され誤り訂正符号化されたディジタル
信号に誤り訂正処理を施す誤り訂正復号化部から出力さ
れるディジタル信号は伸長されずに第1出力端子から外
部に出力される。それゆえ、他の機器との間で圧縮され
たディジタル信号の伝送を行う場合、不必要に圧縮・伸
長が行われることがなく信号の質の劣化を防止すること
ができる。
【0063】上記のディジタル信号処理装置は、さら
に、上記第1入力端子から入力され、少なくとも二種類
の信号が一つに混合変調されたディジタル信号を分離復
調する復調手段と、上記第1出力端子から出力され、上
記第1処理手段の出力を一つのディジタル信号に混合変
調する変調手段とを備えている構成である。
【0064】これにより、少なくとも二種類の信号が一
つに混合変調されたディジタル信号を、そのままの状態
で他の機器との間で伝送して第1入力端子および第1出
力端子から入出力させることが可能になる。それゆえ、
上記のような二種類以上の信号を個別に伝送する必要が
なくなり、伝送用の接続ケーブルの構造を簡単にするこ
とができる。
【0065】従って、本発明のディジタル信号処理装置
を採用すれば、他の機器との間で圧縮されたディジタル
信号の伝送を行う場合のディジタル信号の質の劣化を防
止するとともに、接続ケーブルのコストダウンおよび故
障頻度低下を実現することができるという効果を奏す
る。
【0066】一方、本発明の他のディジタル信号処理装
置は、以上のように、アナログ/ディジタル変換手段の
出力信号を誤り訂正のために符号化する誤り訂正符号化
手段とこの誤り訂正符号化手段の出力信号に所定の処理
を施す第2処理手段との間にすでに符号化されたディジ
タル信号を外部から入力しうる第2入力端子と、上記第
2処理手段とこの第2処理手段の出力信号を誤り訂正す
る誤り訂正復号化手段との間でディジタル信号を外部に
出力しうる第2出力端子とを備えている構成である。
【0067】これにより、本ディジタル信号処理装置と
他の機器との間で符号化されたディジタル信号を伝送す
ることができる。それゆえ、伝送中にデータ誤りが生じ
ても、後に誤り訂正を行うことが可能になる。
【0068】従って、本発明の他のディジタル信号処理
装置を採用すれば、他の機器との間で符号化された状態
でディジタル信号の伝送を行ってディジタル信号の質の
劣化を防止することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るVTRの記録系および
再生系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の記録系における復調回路に含まれるPL
L回路の構成を示すブロック図である。
【図3】図1の再生系における変調回路による変調動作
を示す波形図である。
【図4】上記のVTRを後部側から見た斜視図である。
【図5】上記のVTRと他の機器との接続に用いられる
接続ケーブルを示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施例に係るVTRの記録系およ
び再生系の概略構成を示すブロック図である。
【図7】従来のVTRの記録系および再生系の概略構成
を示すブロック図である。
【図8】従来のVTRを後部側から見た斜視図である。
【図9】従来のVTRと他の機器との接続に用いられる
接続ケーブルを示す斜視図である。
【符号の説明】
3 アナログ/ディジタル変換部(アナログ/ディジタ
ル変換手段) 4 圧縮部 5 誤り訂正符号化部(誤り訂正符号化手段) 8 ディジタル信号入力端子(第1入力端子) 9 復調回路(復調手段) 16 誤り訂正復号化部(誤り訂正復号化手段) 17 伸長部(伸長手段) 18 ディジタル/アナログ変換部(ディジタル/アナ
ログ変換手段) 21 変調回路(変調手段) 22 ディジタル信号出力端子(第1出力端子) 26 共通記録再生処理部(第1処理手段) 27 ディジタル信号入力端子(第2入力端子) 28 ディジタル信号出力端子(第2出力端子) 29 共通記録再生処理部(第2処理手段)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたアナログ信号をディジタルに変
    換するアナログ/ディジタル変換手段と、このアナログ
    /ディジタル変換手段の出力を圧縮する圧縮手段と、こ
    の圧縮手段の出力信号を誤り訂正符号化する誤り訂正符
    号化部と誤り訂正符号化されたディジタル信号に誤り訂
    正処理を施す誤り訂正復号化部とを有する第1処理手段
    と、この第1処理手段の出力信号を伸長する伸長手段
    と、この伸長手段の出力信号をアナログ信号に変換する
    ディジタル/アナログ変換手段とを備えたディジタル信
    号処理装置において、 上記圧縮手段と上記誤り訂正符号化部との間にすでに圧
    縮されたディジタル信号を外部から入力しうる第1入力
    端子と、上記誤り訂正復号化部と上記伸長手段との間で
    ディジタル信号を外部に出力しうる第1出力端子とを備
    えていることを特徴とするディジタル信号処理装置。
  2. 【請求項2】上記第1入力端子から入力され、少なくと
    も二種類の信号が一つに混合変調されたディジタル信号
    を第1処理手段への入力前に分離復調する復調手段と、
    上記第1出力端子から出力される上記第1処理手段の出
    力信号を一つのディジタル信号に混合変調する変調手段
    とを備えていることを特徴とする請求項1に記載のディ
    ジタル信号処理装置。
  3. 【請求項3】入力されたアナログ信号をディジタルに変
    換するアナログ/ディジタル変換手段と、このアナログ
    /ディジタル変換手段の出力信号を誤り訂正のために符
    号化する誤り訂正符号化手段と、この誤り訂正符号化手
    段の出力信号に所定の処理を施す第2処理手段と、この
    第2処理手段の出力信号を誤り訂正する誤り訂正復号化
    手段と、この誤り訂正復号化手段の出力信号をアナログ
    信号に変換するディジタル/アナログ変換手段とを備え
    たディジタル信号処理装置において、 上記誤り訂正符号化手段と上記第2処理手段との間にす
    でに符号化されたディジタル信号を外部から入力しうる
    第2入力端子と、上記第2処理手段と上記誤り訂正復号
    化手段との間でディジタル信号を外部に出力しうる第2
    出力端子とを備えていることを特徴とするディジタル信
    号処理装置。
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