JPH06167982A - 多孔質吸音材を用いた吸音ダクト - Google Patents

多孔質吸音材を用いた吸音ダクト

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JPH06167982A
JPH06167982A JP4319882A JP31988292A JPH06167982A JP H06167982 A JPH06167982 A JP H06167982A JP 4319882 A JP4319882 A JP 4319882A JP 31988292 A JP31988292 A JP 31988292A JP H06167982 A JPH06167982 A JP H06167982A
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sound absorbing
sound
duct
porous
absorbing material
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JP4319882A
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Mitsumi Honma
三巳 本間
Isao Otsuka
功 大塚
Akiji Kasashima
章治 笠島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダクトに多孔質吸音材を内張りした吸音ダク
トにおいて、広帯域な騒音低減効果を得る。 【構成】 ダクト3内面に、ダクト軸と垂直方向(周
壁)に2つ以上の最大吸音(率)周波数が異なる形状固
定可能な多孔質吸音材2を設置する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はダクト内の騒音を低減す
る多孔質吸音材を用いた吸音ダクトに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図20は例えばエバラ時報No.150
(1991−1)に開示されている従来の吸音ダクトの
構成図である。図において、空気や騒音の通路となる
(吸音)ダクト1の内面には、吸音特性が良くてコストも
安いグラスウール、フェルト、ウレタン、ロックウール
などの軟質の多孔質吸音材2が内張りされている。しか
し、これらの材料では製品の構造体に接着剤を使って張
りつけたり、表面をクロス貼りなどの処理を行ったり、
穴あき板を使って押さえ付けたりすることが必要で、生
産性が低く、寸法精度も不十分なため品質(騒音低減効
果)も不安定になりやすい欠点があった。また、複雑な
形状に対応することも困難で、更に、材料の劣化や剥
離、飛散などの問題もあった。
【0003】次に動作について説明する。空気の通路と
なる (吸音) ダクト1の内部では、騒音も伝播され、こ
の騒音が多孔質吸音材2に入射する。多孔質吸音材2
で、この騒音のエネルギーが熱エネルギーに変換される
ことにより、吸音作用が起こり騒音が低減される。多孔
質材料ではその内部に複雑に連結された小さな隙間があ
って、これが吸音作用に対して本質的な役割を果たして
いる。
【0004】また、吸音ダクト1を含む空気や騒音の通
路となるダクト3は一種の音響管と見なすことができ
る。図20には示していないが、ダクトの空気吸込口及
び吐出口の開口部では急激な音響インピーダンス変化が
生じ、開口部まで導かれた騒音の一部が反射波となり、
吸音ダクト1を含むダクト3内に戻ってくる。このダク
トは開管と考えることができるため、前記反射波によ
り、共振が起こり定在波が発生する。この結果ダクト3
内の音圧−周波数特性は図22のようにピーク・ディッ
プの多いものになってしまう。図21は音響開管の共振
状態を粒子速度分布で表したものである。この定在波の
共振周波数fdは、 fd=nc/2L …(1) ここで 、fd: 定在波の共振周波数 Hz n : 次数 (n=1、2、3、…) c : 音速 m/s L : ダクト長 m の式で求めることができる。
【0005】また、東芝レビュー 1991 Vol.
46 No.5 に開示されている冷蔵庫の圧縮機室内
は遮音と空気抜き (熱対策) のためにダクト構造になっ
ている。騒音源は圧縮機で音圧ー周波数特性は図23に
示すような多くのピーク騒音が広い周波数範囲にわたっ
ている。以上のように、ダクト内の騒音は音響管による
共振周波数や騒音源の種類によって広帯域にわたり様々
なピーク騒音が生じているので、従来の吸音ダクトでは
中高域での吸音特性ピーク性をもっていないため図22
及び図23の一点鎖線のようにピーク騒音が残ってしま
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の多孔質吸音材を
用いた吸音ダクトでは、以上のように構成されているの
で、生産性が低く、寸法精度も不十分なため騒音低減効
果もバラツキやすい欠点があった。また、音響管や騒音
源によるピーク・ディップのためその周波数で十分な低
減効果を発揮することができず、広帯域にわたる騒音低
減が不十分であるという問題があった。
【0007】本発明は上記の様な問題点を解消するため
になされたもので、ダクト内で発生する広範囲におよぶ
ピーク騒音を低減するための多孔質吸音材を用いた吸音
ダクトを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多孔質吸音
材を用いた吸音ダクトは、形状固定可能な多孔質吸音材
で構成し、ピーク騒音の周波数と形状固定可能な吸音材
の吸音率が最大となる周波数(以下、最大吸音 (率) 周
波数と称す)fm が等しくなるように調整したもので、
ダクト内面に、ダクト軸と垂直方向(周壁)に2つ以上
の異なる最大吸音(率)周波数fmを有する形状固定可
能な多孔質吸音材を設置する構成としたものである。
【0009】また、本発明に係る多孔質吸音材を用いた
吸音ダクトは、形状固定可能な多孔質吸音材で構成し、
ピーク騒音の周波数と形状固定可能な吸音材の最大吸音
(率)周波数fmが等しくなるように調整したもので、
ダクト内面に、ダクトの軸方向に2つ以上の異なる最大
吸音 (率) 周波数fmを有する形状固定可能な吸音材を
設置した構成としたものである。
【0010】また、本発明に係る多孔質吸音材を用いた
吸音ダクトは、形状固定可能な多孔質吸音材で構成し、
ピーク騒音の周波数と形状固定可能な吸音材の最大吸音
(率)周波数fmが等しくなるように調整したもので、
ダクト内面に、多孔質吸音材料を内張りした吸音ダクト
において、多孔質吸音材料の背面に位置する空気層の厚
さを調整可能な構成としたものである。
【0011】また、本発明に係る多孔質吸音材を用いた
吸音ダクトの形状固定可能な多孔質吸音材は、吸音層と
遮音層と低域の吸音特性を向上させるための空気層とか
らなる形状固定可能な吸音材である。
【0012】また、本発明に係る多孔質吸音材を用いた
吸音ダクトの形状固定可能な多孔質吸音材は、多孔質構
造で空孔率が厚さ方向で徐々に変化する吸音層と空気の
流れを遮断するための遮音層とからなる形状固定可能な
吸音材である。
【0013】また、本発明に係る多孔質吸音材を用いた
吸音ダクトの形状固定可能な多孔質吸音材は、吸音層と
遮音層と低域の吸音特性を向上させるためのスキン層と
からなる形状固定可能な吸音材である。
【0014】
【作用】本発明における多孔質吸音材を用いた吸音ダク
トは、形状固定可能な多孔質吸音材で構成され、ピーク
騒音の周波数と形状固定可能な吸音材の最大吸音(率)
周波数fmが等しくなるように調整したもので、ダクト
内の2つ以上のピーク騒音を吸収し、広帯域にわたって
騒音低減を行う。
【0015】
【実施例】
実施例1.以下、本発明を図に基づいて説明する。図1
は本発明の一実施例による多孔質吸音材を用いた吸音ダ
クトの断面図であり、図1(a)はダクトの軸方向の断
面図である。図1(b)はダクト軸と垂直な方向の断面
図である。図において、1は多孔質吸音材を用いた吸音
ダクト、2は前記ダクトに内張りされた形状固定可能な
多孔質吸音材である。3は空気や騒音の通路となる角ダ
クト、53は多孔質吸音材の背面に設けられた背面空気
層である。この背面空気層53の厚さは形状固定可能な
多孔質吸音材と遮音層となる吸音ダクト1のフレームと
の間隔であり、図1(b)に示すようにダクトの4平面
でそれぞれ異なり、その厚さはt1,t2,t3,t4
である。
【0016】次に動作について説明する。空気の通路と
なるダクト3の内部では、空気を動かすためのファンや
音響管の共振による騒音が伝播され、多孔質吸音材2を
内張りした吸音ダクト1に導かれる。この騒音が形状固
定可能な多孔質吸音材2に入射すると多孔質吸音材の持
つ音響抵抗により、音のエネルギーが熱エネルギーに変
換され、吸音 (作用) が起こり騒音が低減される。最大
吸音( 率) 周波数fm付近では多孔質吸音材への騒音の
出入りが盛んに行われるため、吸音率はピークを有す
る。
【0017】先ず、形状固定可能な多孔質吸音材の吸音
特性及び構造について説明する(図8、図2参照)。形
状固定可能な吸音材には、三菱電機技報Vol.65・
No.4・1991に基づき、熱可塑性樹脂の粒状素材
を原料に製造した材料、例えば、吸音プラスチックを用
いる。吸音プラスチックは直径0.5〜2.0mm程度
の球状プラスチック粒子が粒子間に空孔を確保した状態
で溶着されており、多孔質構造をしているため、吸音効
果を有している。
【0018】次に、図8に示す形状固定可能な吸音材で
ある吸音プラスチックの、吸音層51と遮音層52とか
らなる遮音層一体タイプについて説明する。吸音層51
は吸音プラスチックで構成され、厚さ方向(=図8の矢
印方向)に進むに従って空孔率が徐々に大きくなる様な
構造をしている。尚、吸音層だけでは通気性があり、必
要な吸音特性(=ピーク性のある吸音特性)が得られな
い。このため吸音層51の他に空気の流れを遮断するた
めの遮音層52を設ける。遮音層52は吸音プラスチッ
クで構成しても良いし(吸音プラスチックを製造する時
に、温度、圧力などの条件を調整すると、プラスチック
粒子が溶融して吸音層の一部が遮音層になる。)、その
他の非通気性の材料で構成しても良い。また、各層の配
置については、閉管の内側の方を吸音層51とし、外側
の方を遮音層52とする。
【0019】次に、遮音層一体タイプ吸音プラスチック
の吸音特性について説明する。図9は遮音層一体タイプ
吸音プラスチックの厚さ方向の空孔率の関係図であり、
図10は遮音層一体タイプ吸音プラスチックの空孔率を
変化させた吸音特性図である。上記図9は3種類のサン
プル(厚さ10mm)の厚さ方向に対する空孔率の変化
を示している。図9のサンプルは厚さ方向(=図8の矢
印方向)に進むに従って空孔率が徐々に大きくなる様な
構造をしており、A→B→Cの順に全体的な空孔率が小
さくなっている。上記図10はJIS・A1405「管
内法による建築材料の垂直入射吸音率の測定方法」に基
づき、図9のサンプルの垂直入射吸音率を測定した結果
を示している。図9及び図10からわかる様に、吸音率
は吸音プラスチックの条件(=空孔率、厚さ等)によっ
て決まる周波数fmで最大となり、全体的な空孔率が小
さくなるほど最大吸音 (率) 周波数fmが低くなる。遮
音層一体タイプの形状固定可能な吸音材の最大吸音
(率) 周波数fmの制御領域は1KHz以上の中高域が
対象となる。
【0020】次に、背面空気層利用タイプの形状固定可
能な吸音材について説明する。図2は図1のX部分の拡
大図であり、背面空気層利用タイプの吸音プラスチック
の構造断面図である。図8に対して、背面空気層利用タ
イプ(図2参照)は吸音層51と遮音層52の間に背面
空気層53を設けたものである。吸音層については図8
の説明と同じであるので、ここでは吸音プラスチックの
背面空気層53の効果について説明する(図3、図4参
照)。図3は空気層の有無による吸音プラスチックの吸
音特性を比較した図、図4は背面空気層の厚さを変化さ
せた時の吸音プラスチックの吸音特性の挙動を示した図
である。図3のサンプルFは空気層が無い場合(吸音層
9mm+遮音層1mm)、サンプルGは空気層が有る場
合(吸音層4mm+空気層5mm+遮音層1mm)であ
る。また、図4の3種類のサンプルはH→J→Kの順に
空気層が厚くなっている(吸音層4mm+空気層+遮音
層1mm)。図3及び図4からわかる様に、吸音層と遮
音層の間に空気層を設けると、吸音率が大幅に向上し、
空気層が厚くなるほど吸音率が最大となる周波数、最大
吸音(率)周波数fmが低くなる。背面空気層利用タイ
プの形状固定可能な吸音材の最大吸音(率) 周波数fm
の制御領域は1KHz以下の低域が対象となる。
【0021】前述したように、多孔質吸音材を用いた吸
音ダクトを含むダクトの騒音は、図22及び図23のよ
うにダクトの音響管による定在波の他、騒音源による広
帯域にわたった幾つかのピークが発生している。広帯域
にわたって低減効果の良い吸音ダクトを構成するために
は2つ以上の異なる最大吸音 (率) 周波数fmを2つ以
上のピーク騒音周波数に調整できなければならない。背
面空気層利用タイプの形状固定可能な吸音材は背面空気
層の厚さを制御することにより最大吸音 (率)周波数f
mを変更可能となる。更に本発明ではダクト軸方向と垂
直方向(周壁)のダクトの4平面を利用して、ダクト各
平面での背面空気層の厚さをt1〜〜t4に設定するこ
とにより、それぞれ異なった最大吸音(率)周波数fm
1〜fm4を得ることができ、これらが組み合わさった
形状固定可能な吸音材を用いた吸音ダクトの吸音特性は
図5に示すように広帯域なものとなり、広帯域のダクト
内騒音低減が可能となる。
【0022】ダクトの管共鳴による定在波については共
振周波数の次数が小さくなるほど大きくなるので、最大
吸音( 率) 周波数fmを定在波の低次(1次)の共振周
波数と等しくなるように条件を設定する事が望ましく、
定在波の影響を更に小さくできる。
【0023】また、図6のように背面空気層内にグラス
ウール、ロックウールなどの多孔質吸音材を入れ、音響
抵抗を大きくすると、図7に示すように共振周波数にお
ける吸音率は小さくなるが、吸音される周波数帯域は広
くなり、吸音特性の微調整が可能となる。更に様々なダ
クト騒音に対応した騒音低減が可能となる。
【0024】以上の様な調整の結果、音圧ー周波数特性
は図22及び図23の破線のようにピークの少ない広帯
域の騒音低減が可能である多孔質吸音材を持つ吸音ダク
トを得ることができる。ここでは、4面の角ダクトを示
したが、多角面ダクトや図13(a)のような丸ダクト
でも良い。また、最大吸音 (率) 周波数fm(背面空気
層の厚さt)をそれぞれ異なったものにしたが、ダクト
騒音の特性より同一の最大吸音 (率) 周波数fmが含ま
れても良い。
【0025】実施例2.図13(a)はダクト軸と垂直
方向の断面図であり、ダクト形状が丸ダクトで、背面空
気層を形成する遮音層52が同一寸法で構成されてい
る。上記丸ダクトは周囲方向を4分割にして、それぞれ
仕切り板4が設けられている。背面空気層部には厚さを
調整するための調整板5が設けられ、調整板5がない場
合に最大吸音(率)周波数が最低となる。調整板5は非
通気性の材料で形成され、例えばゴムのようなものであ
る。この厚さを変更することにより、背面空気層の厚さ
が制御可能である。他の構成及び動作は実施例1と同様
である。
【0026】実施例3.本発明の他の実施例であるダク
ト軸と垂直方向の断面図13(b)について説明する。
形状固定可能な吸音材に、前述した図8の遮音層一体タ
イプを用いており、ダクト軸方向と垂直方向(周壁)の
ダクト各平面に空孔率がA、B、C、Dと異なるものを
配したものである。その他の構成は図1と同様であるの
で説明を省略する。動作についても同様で、ただ吸音特
性が図10に示した特性となるので、この範囲にあるピ
ーク騒音周波数と形状固定可能な吸音材である吸音プラ
スチックの遮音層一体タイプの最大吸音 (率) 周波数f
mを調整することによりダクト内騒音低減が可能とな
る。
【0027】実施例4.本発明の他の実施例である断面
図13(c)のZ部分の拡大図11の、スキン層利用タ
イプの形状固定可能な吸音材について説明する。実施例
3に対して、図11のスキン層利用タイプは吸音層51
の表面にスキン層54を設けたものである。図13
(c)において、形状固定可能な多孔質吸音材である吸
音プラスチックのスキン層利用タイプを、ダクト軸方向
と垂直方向(周壁)のダクト各平面にスキン層厚さの異
なるものを配した構成である。
【0028】次に、図11の吸音層51の表面にスキン
層54を設けたスキン層利用タイプの吸音プラスチック
について説明する。スキン層54は半通気性の層で、吸
音プラスチックで構成しても良いし(吸音プラスチック
を製造する時に温度、圧力等の条件を調節すると、プラ
スチック粒子が部分的に溶融して吸音層の一部がスキン
層になる。)、その他の半通気性の材料で構成しても良
い。
【0029】スキン層の効果について説明する(図12
参照)。図12はスキン層の有無による吸音プラスチッ
クの吸音特性の変化を示した図である。図12のサンプ
ルMはスキン層が無い場合(吸音層9mm+遮音層1m
m)、サンプルNはスキン層が有る場合(スキン層30
μm+吸音層9mm+遮音層1mm)である。図12か
らわかる様に、吸音層の表面にスキン層を設けると、吸
音率が向上する。
【0030】また、上記吸音材の音響インピーダンスZ
aは、 Za=r+j(ω(Mp+Ms)−ρc2 /(ωSt)) …(2) ここで、Za:吸音材の音響インピーダンス[Ns/m
5 ] r:吸音材の音響抵抗[Ns/m5 ] S:吸音材の面積[m2 ] Mp:吸音層51のイナータンス[kg/m4 ] t:吸音層51の厚さ Ms:スキン層54のイナータンス[kg/m4 ] ω:角周波数(=2πf)[rad/s] ρ:空気の密度[kg/m3 ] となり、式(2)において虚数部=0の時、吸音率が最
大となる。よって、その最大吸音 (率) 周波数fmを求
めると、
【0031】
【数1】
【0032】となる。一方、スキン層のイナータンスM
sは吸音層のイナータンスMpに比べて非常に大きな値
となる。従って、吸音層の表面にスキン層を設けると、
吸音率が最大となる周波数を大幅に低くすることができ
る。スキン層利用タイプの形状固定可能な吸音材の最大
吸音(率) 周波数fmの制御領域は500Hz以下の低
域が対象となる。その他の構成は実施例1と同様である
ので説明を省略する。動作についても同様で、ただ吸音
特性が図12及び式(3)に示した特性となるので、こ
の範囲にあるピーク騒音周波数と形状固定可能な吸音材
である吸音プラスチックのスキン層利用タイプの最大吸
音 (率) 周波数fmを調整することによりダクト内騒音
低減が可能となる。
【0033】実施例5.本発明の他の実施例として図1
3(d)にダクト軸と垂直方向の断面図を示す。図13
(d)は実施例1、3、4の形状固定可能な吸音材の吸
音プラスチック遮音層一体タイプ (図8)と背面空気層
利用タイプ (図2)とスキン層利用タイプ(図11) の
2種以上を複合化したものである。図13(d)では遮
音層一体タイプを1面に、背面空気層利用タイプを2
面、スキン層利用タイプを1面に使用したものの吸音ダ
クト構成となっている。動作も前述したようにダクトの
ピーク騒音周波数によってそれぞれの最大吸音 (率) 周
波数fmを制御できる周波数範囲にある種類を選択して
多孔質吸音材を持つ吸音ダクトを構成すれば良い。
【0034】実施例6.本発明の他の実施例を図13
(e)にダクト軸と垂直方向の断面図を示す。実施例5
が形状固定可能な吸音材である吸音プラスチックを2種
以上複合化したものに対して、図13(e)は吸音プラ
スチックと他の吸音材とを複合化したものである。他の
吸音材としては発泡金属などが考えられる。図13
(e)では背面空気層利用タイプを1面、スキン層利用
タイプを1面、他の吸音材を2面厚さを変えて構成して
いる。動作及び効果については実施例5と同様な考え方
である。
【0035】実施例7.次に、本発明の一実施例である
図14(a)について説明する。図14(a)は多孔質
吸音材を用いた吸音ダクトの構造を示す軸方向の断面図
である。(b)はダクト軸と垂直な方向の断面図であ
る。図において、1は多孔質吸音材を用いた吸音ダク
ト、2は前記ダクトに内張りされた形状固定可能な多孔
質吸音材である。3は空気や騒音の通路となる角ダク
ト、53は多孔質吸音材の背面に設けられた背面空気層
である。吸音ダクトのフレームは背面空気層の遮音層5
2となり、ダクトの軸方向に傾斜( テーパー状) を有し
ている。この背面空気層部は、仕切り板4によってダク
ト軸方向に分割され、各々の背面空気層の長さが決定さ
れている。背後空気層53の厚さは図14(a)に示す
ようにダクト軸上の各分割面でそれぞれ異なった厚さに
なっている。
【0036】実施例1では、ダクトの軸と垂直方向(周
壁)の形状固定可能な多孔質吸音材で最大吸音(率)周波
数fmを背面空気層の厚さを変更することによって調整
及び決定していたが、本実施例ではダクトの軸方向で背
面空気層の厚さ、つまり最大吸音(率)周波数fmの調整
を行うもので、動作については実施例1と同様である。
ここで、背面空気層の厚さはダクト軸上で分割された部
分のほぼ平均厚さによるもので与えられる。よって騒音
低減も実施例1と同様な効果を有する。ここでは背面空
気層部を構成する吸音ダクトのフレームを傾斜( テーパ
ー状) にしたが、フレームはダクト軸と平行であって、
ダクト内の形状固定可能な吸音材のほうを傾斜(テーパ
ー状)しても、同じ効果がある。
【0037】実施例8.図15(a)、(b)は本発明
の実施例8による形状固定可能な吸音ダクトの軸方向及
び軸と垂直方向の断面図である。実施例7では吸音ダク
トの遮音層となるフレームを軸方向に傾斜(テーパー
状)させたが、本実施例では背面空気層の厚さに応じた
形状のフレームとし、軸方向に階段状としたもので、実
施例7と同様な効果を有する。また、吸音ダクトの遮音
層と吸音層の厚さを同一とし、背面空気層部の厚さを図
13(a)に示したような非通気性のゴムなどで仕切
り、調整しても良い。
【0038】実施例9.図16(a)、(b)は形状固
定可能な吸音ダクトの軸方向及び軸と垂直方向の断面図
である。実施例7では吸音プラスチックの背面空気層利
用タイプを用いたが、本実施例では吸音プラスチックの
スキン層利用タイプを使用したもので、実施例7や実施
例4の図13(c)と同様の動作及び効果である。ま
た、吸音プラスチックの遮音層一体タイプを用いたり
(実施例3、図13(b))、実施例5( 図13
(d))、6図(13(e)) と同じように多孔質吸音材
を複合化したものでも良い。
【0039】実施例10.次に、本発明の一実施例であ
る図17について説明する。図17は多孔質吸音材を用
いた吸音ダクトの構造を示す軸方向に垂直な断面図であ
る。図において、1は多孔質吸音材を用いた吸音ダク
ト、2は前記ダクトに内張りされた形状固定可能な多孔
質吸音材である。53は多孔質吸音材の背面に設けられ
た背面空気層である。実施例1のように吸音プラスチッ
クの背面空気層利用タイプを使用したものであるが、背
面空気層利用タイプの遮音層である吸音ダクトのフレー
ムを可動できる構造として、背面空気層の厚さを可変で
きる構成としたものである。図17ではダクトの4平面
を背面空気層の厚さを変えるものを示した。
【0040】背面空気層の厚さを可変できる構造とした
のは、現地でのダクト据え付け時の微調整が可能とな
り、より高い騒音低減効果を得るものである。動作につ
いては実施例1と同様で、実際のピーク騒音に応じた調
整を行うことでより効果のある低減を図るものである。
【0041】実施例11.図18(a)は本発明の実施
例11による形状固定可能な吸音ダクトの軸方向及び軸
と垂直方向の断面図である。実施例10ではダクトの各
平面で独立に背面空気層の厚さを可変し、最大吸音
(率) 周波数fmを調整したが、本実施例では吸音プラス
チックの背面空気層利用タイプの遮音層である吸音ダク
トのフレームをダクトより大きな断面積(径)として固定
化したもので、仕切り台の厚さ6を変えることよりピー
ク騒音周波数に調整しようとするものである。図18
(a)の仕切り台厚さを変えたものを、図18(b)に
示す。実施例10に比べ各平面の最大吸音率周波数の調
整は粗くなる(各平面について独立に制御できなくなる
ためめ)が、簡易的な調整ができる。実施例10とほぼ
同等の効果が得られる。また、実施例2の図13(a)
ような仕切り板を設ける方法と併用することによって実
施例10と同様な効果を有する。
【0042】実施例12.図19(a)は形状固定可能
な吸音ダクトの軸方向及び軸と垂直方向の断面図であ
る。実施例10では、ダクトの軸と垂直方向(周壁)の
形状固定可能な多孔質吸音材で最大吸音(率)周波数fm
を背面空気層の厚さを変更することによって調整及び決
定していたが、本実施例ではダクトの軸方向で背面空気
層の長さ、つまり仕切り板間隔を変えることにより、背
面空気層の厚さによる最大吸音(率)周波数fmの調整
を行うもので、動作については実施例10や実施例7と
同様である。図19(b)は背面空気層の厚さを決定ず
ける仕切り板間隔を図19(a)から変えたものを示し
ている。
【0043】実施例13.以上の実施例1〜12による
形状固定可能な多孔質吸音材を用いた吸音ダクトを、騒
音のピーク騒音周波数に応じて、併用する構成としても
良い。騒音低減に対してより効果がある吸音ダクトが得
られる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば多孔質吸
音材料を内張りした吸音ダクトにおいて、ダクト軸と垂
直方向 (周壁) に2つ以上の異なる最大吸音 (率) 周波
数を有する形状固定可能な吸音材を設置する構成とした
ので、生産性が高く、吸音特性も安定な、そしてダクト
内で発生するピーク騒音を広範囲に低減できる効果があ
る。
【0045】また、ダクトの軸方向に2つ以上の異なる
最大吸音 (率) 周波数を有する形状固定可能な吸音材を
設置する構成としたので、生産性が高く、吸音特性も安
定な、そしてダクト内で発生するピーク騒音を広範囲に
低減できる効果がある。
【0046】また、多孔質吸音材料の背面に位置する空
気層の厚さを調整可能な構成としたので、生産性が高
く、吸音特性も安定な、そしてダクト内で発生するピー
ク騒音を広範囲に低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による多孔質吸音材を用いた
吸音ダクトを示す断面図であり、(a)はダクトの軸方
向の断面図、(b)はダクトの軸と垂直方向の断面図で
ある。
【図2】図1のXの部分の拡大図であり、背面空気層利
用タイプ吸音プラスチックの構造断面図である。
【図3】吸音プラスチックの背面空気層有無の吸音特性
比較図である。
【図4】背面空気層利用タイプ吸音プラスチックの背面
空気層を変化させた吸音特性図である。
【図5】本発明の実施例1における多孔質吸音材を用い
た吸音ダクトの吸音特性図である。
【図6】背面空気層利用タイプ吸音プラスチックに多孔
質吸音材を入れた構造断面図である。
【図7】図6の吸音特性図である。
【図8】遮音層一体タイプ吸音プラスチックの構造断面
図である。
【図9】遮音層一体タイプ吸音プラスチックの厚さ方向
と空孔率の関係図である。
【図10】遮音層一体タイプ吸音プラスチックの空孔率
を変化させた吸音特性図である。
【図11】図13(c)のZの部分の拡大断面図であ
り、スキン層利用タイプ吸音プラスチックの構造断面図
である。
【図12】スキン層利用タイプ吸音プラスチックの吸音
特性図である。
【図13】本発明の実施例2〜6における多孔質吸音材
を用いた吸音ダクトの断面図である。(a)は実施例2
における吸音ダクトの軸と垂直方向の断面図である。
(b)は実施例3における吸音ダクトの軸と垂直方向の
断面図である。(c)は実施例4における吸音ダクトの
軸と垂直方向の断面図である。(d)は実施例5におけ
る吸音ダクトの軸と垂直方向の断面図である。(e)は
実施例6における吸音ダクトの軸と垂直方向の断面図で
ある。
【図14】本発明の実施例7における多孔質吸音材を用
いた吸音ダクトの構造を示す軸方向に垂直な断面図であ
る。
【図15】本発明の実施例8における多孔質吸音材を用
いた吸音ダクトの軸方向及び軸と垂直方向の断面図であ
る。
【図16】本発明の実施例9における多孔質吸音材を用
いた吸音ダクトの軸方向及び軸と垂直方向の断面図であ
る。
【図17】本発明の実施例10における多孔質吸音材を
用いた吸音ダクトの構造を示す軸方向に垂直な断面図で
ある。
【図18】本発明の実施例11における多孔質吸音材を
用いた吸音ダクトの軸方向及び軸と垂直方向の断面図で
ある。
【図19】本発明の実施例12における多孔質吸音材を
用いた吸音ダクトの軸方向及び垂直方向の断面図であ
る。
【図20】従来の吸音ダクトの断面図であり、(a)は
ダクトの軸方向の断面図、(b)はダクトの軸と垂直方
向の断面図である。
【図21】音響開管の共振状態を粒子速度分布で表した
図である。
【図22】ダクト騒音の音圧ー周波数特性の一例を示し
た図である。
【図23】騒音源が圧縮機の場合の音圧ー周波数特性の
一例を示した図である。
【符号の説明】
1 吸音ダクト 2 多孔質吸音材 3 空気や騒音の通路となるダクト 4 仕切り板 5 調整板 6 仕切り台 51 吸音層 52 遮音層 53 背面空気層 54 スキン層 55 多孔質吸音材
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】また、東芝レビュー 1991 Vol.
46 No.5 に開示されている冷蔵庫の圧縮機室内
は遮音と空気抜き (熱対策) のためにダクト構造になっ
ている。騒音源は圧縮機で音圧ー周波数特性は図23に
示すような多くのピーク騒音が広い周波数範囲にわたっ
ている。以上のように、ダクト内の騒音は音響管による
共振周波数や騒音源の種類によって広帯域にわたり様々
なピーク騒音が生じているので、従来の吸音ダクトでは
中高域での吸音特性ピーク性をもっていないため図2
2及び図23の一点鎖線のようにピーク騒音が残ってし
まう。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また、上記吸音材の音響インピーダンスZ
aは、 Za=r+j(ω(Mp+Ms)−ρc2 /(ωSt)) …(2) ここで、Za:吸音材の音響インピーダンス[Ns/m
5 ] r:吸音材の音響抵抗[Ns/m5 ] S:吸音材の面積[m2 ] Mp:吸音層51のイナータンス[kg/m4 ] t:吸音層51の厚さ[m] Ms:スキン層54のイナータンス[kg/m4 ] ω:角周波数(=2πf)[rad/s] ρ:空気の密度[kg/m3 ] となり、式(2)において虚数部=0の時、吸音率が最
大となる。よって、その最大吸音 (率) 周波数fmを求
めると、
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【数1】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内面に、多孔質吸音材を内張りし
    た吸音ダクトにおいて、ダクト軸と垂直方向 (周壁) に
    2つ以上の異なる最大吸音 (率) 周波数を有する形状固
    定可能な吸音材を設置したことを特徴とする多孔質吸音
    材を用いた吸音ダクト。
  2. 【請求項2】 ダクト内面に、多孔質吸音材を内張りし
    た吸音ダクトにおいて、ダクトの軸方向に2つ以上の異
    なる最大吸音 (率) 周波数を有する形状固定可能な吸音
    材を設置したことを特徴とする多孔質吸音材を用いた吸
    音ダクト。
  3. 【請求項3】 ダクト内面に、多孔質吸音材を内張りし
    た吸音ダクトにおいて、多孔質吸音材料の背面に位置す
    る空気層の厚さを調整可能な構成としたことを特徴とす
    る多孔質吸音材を用いた吸音ダクト。
  4. 【請求項4】 前記多孔質吸音材は、多孔質構造の吸音
    層と遮音層と低域の吸音特性を向上させるための空気層
    とからなる形状固定可能な吸音材であることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3記載の吸音ダクト。
  5. 【請求項5】 前記多孔質吸音材は、多孔質構造で空孔
    率が厚さ方向で徐々に変化する吸音層と空気の流れを遮
    断するための遮音層とからなる形状固定可能な吸音材で
    あることを特徴とする請求項1及び請求項2記載の吸音
    ダクト。
  6. 【請求項6】 前記多孔質吸音材は、多孔質構造の吸音
    層と遮音層と低域の吸音特性を向上させるためのスキン
    層とからなる形状固定可能な吸音材であることを特徴と
    する請求項1及び請求項2の吸音ダクト。
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