JP2010186144A - 防音装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型で、発熱を伴う騒音源を効率よく防音することができる防音装置を提供する。
【解決手段】防音装置1は、熱および音を発生する装置2を包被するハウジング3と、ハウジング3内に設けられた吸気ダクト4とを備えている。ハウジング3には外気を取り入れるための吸入口5と、ハウジング3内の空気を排出するための排気口6が設けられている。吸気ダクト4の一方側は吸入口5と連通し、他方側はハウジング3内と連通している。吸気ダクト4は、装置2の近傍に併設されており、吸気ダクト4は、ハウジング3の吸入口5が設けられた側から吸入口5と対向する側の近傍位置に跨って設けられている。ハウジング3内の中間部には、ハウジング3内を下部ハウジング31と上部ハウジング32とに区分し、かつ下部ハウジング31内と上部ハウジング32内とを連通し得るように仕切板7が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】防音装置1は、熱および音を発生する装置2を包被するハウジング3と、ハウジング3内に設けられた吸気ダクト4とを備えている。ハウジング3には外気を取り入れるための吸入口5と、ハウジング3内の空気を排出するための排気口6が設けられている。吸気ダクト4の一方側は吸入口5と連通し、他方側はハウジング3内と連通している。吸気ダクト4は、装置2の近傍に併設されており、吸気ダクト4は、ハウジング3の吸入口5が設けられた側から吸入口5と対向する側の近傍位置に跨って設けられている。ハウジング3内の中間部には、ハウジング3内を下部ハウジング31と上部ハウジング32とに区分し、かつ下部ハウジング31内と上部ハウジング32内とを連通し得るように仕切板7が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、防音装置に係り、特に騒音と共に熱を発生する装置の騒音対策として有用な防音装置に関する。
一般に、この種の防音ボックスとしては、騒音源を板金等で完全に覆ってしまうことが望ましく、このような防音ボックスとしては、例えば、(イ)工事現場などにおいて、建設機械等の騒音の発生源を囲って発生源からの騒音の伝播を防止するもの、(ロ)騒音源である加工機械を第1、第2の防音ボックスで略密閉状態で二重に覆う構成のものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、(イ)、(ロ)の防音ボックスにおいては、防音される対象物が変圧器や真空ポンプのように熱源を伴った騒音源の場合においては、騒音源が完全に覆われてしまうと、防音ボックス内に熱がこもるため、防音ボックス内の温度が上昇するという難点があった。
このため、防音ボックス内に排気口を設け、排気ファン等で防音ボックス内の空気を強制的に換気する方法も案出されているが(例えば、特許文献3参照)、かかる方法においては、次のような難点があった。すなわち、一般に用いられる排気ファンにおいては回転に伴う風切音が発生するため、防音ボックス内で防音処理が行われても、排気ファンの風切音が防音ボックス外へ漏れてしまうという問題があった。特に、排気ファンから発生する風切音は100Hz以下の低周波音であることが多く、このような低周波音を防音ボックス内の排気を確保しながら吸音するためには、排気ダクトの内面にグラスウールのみから成る吸音材を貼付しても10m程度の長さの排気ダクトが必要になるという難点があった。このため、このような構成の防音ボックスにおいては、防音ボックスが大掛かりなものとなり、省スペース場所での設置が困難であった。
また、内部に空洞部を持つ二重構造の防音ボックスにおいて、二重構造とした壁内部の空洞部内を通して、防音ボックス内への空気の吸入および排出を行い、さらに二重構造とした壁内部の空洞部の内側に沿って吸音材を被着することで空気を強制循環させる送風ファンの音が外部に漏れないようにしてなるものも知られているが(例えば、特許文献4参照)、小型化や省電力化などの観点から送風(排気)ファンのない設計が望まれている。
一方、内部に空洞部を持つ二重構造の防音ボックスにおいて、送風(排気)ファンを用いず、二重構造とした壁内部の空洞部内を通して、防音ボックス内への気体の吸入および排出を行っただけでは、換気が十分行われず、防音ボックス内の温度は上昇してしまう。逆に、換気を十分行うため、二重構造をやめて防音ボックスに単に換気口を設けて自然換気した構造では換気口より装置からの騒音が漏れてしまう問題があった。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、小型で、発熱を伴う騒音源を効率よく防音することができる防音装置を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様である防音装置は、熱および音を発生する装置を包被するハウジングと、ハウジング内に設けられた吸気ダクトとを備え、ハウジングには外気を取り入れるための吸入口と、ハウジング内の空気を排出するための排気口が設けられ、吸気ダクトの一方側は吸入口と連通し、他方側はハウジング内と連通しているものである。
本発明の第2の態様は、第1の態様である防音装置において、吸気ダクトは、装置の近傍に併設されているものである。
本発明の第3の態様は、第1の態様または第2の態様である防音装置において、吸気ダクトは、ハウジングの吸入口が設けられた側から吸入口と対向する側の近傍位置に跨って設けられているものである。
本発明の第4の態様は、第1の態様乃至第3の態様の何れかの態様である防音装置において、ハウジング内の中間部には、ハウジング内を下部ハウジングと上部ハウジングとに区分し、かつ下部ハウジング内と上部ハウジング内とを連通し得るように仕切板が設けられているものである。
本発明の第5の態様は、第4の態様である防音装置において、吸入口は、下部ハウジングの一方側に設けられ、排気口は、上部ハウジングの吸入口と対向する側に設けられているものである。
本発明の第6の態様は、第1の態様乃至第5の態様の何れかの態様である防音装置において、ハウジング、吸気ダクトおよび仕切板が吸音材からなるものである。
本発明の第7の態様は、第6の態様である防音装置において、吸音材は、低周波吸音材から成るものである。
本発明の第8の態様は、第1の態様乃至第7の態様の何れかの態様である防音装置において、ハウジングの外枠に薄肉の金属板が装着されているものである。
本発明の第1の態様乃至第8の態様の防音装置によれば、発熱を伴う騒音源としての装置から発生する熱によってハウジング内に自然対流を発生させ、かかる自然対流を利用することでハウジング内の空気を給排気することができる。また、従来の防音装置のようにハウジング内に排気ファンを設けなくてもよいことから、排気ファンを必要としない省電力化された騒音防止対策として好適な防音装置を提供することができる。
さらに、従来の防音装置に比し、小型で、発熱を伴う騒音源を効率よく吸音することができる。また、吸音材として低周波吸音材を使用した場合には、100Hz程度の低周波騒音を効率よく吸音することができる。
さらに、従来の防音装置に比し、小型で、発熱を伴う騒音源を効率よく吸音することができる。また、吸音材として低周波吸音材を使用した場合には、100Hz程度の低周波騒音を効率よく吸音することができる。
以下、本発明の防音装置を適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して詳述する。
図1は、本発明における防音装置の内部概念図を示している。
同図において、本発明における防音装置1は、変圧器や真空ポンプ等の熱および音を発生する装置2を包被するハウジング3と、ハウジング3内に設けられた吸気ダクト4とを備えている。
ハウジング3は後述する低周波吸音材により直方体状に形成されている。
熱および音を発生する装置2としては、例えば一方側に配置されるモータ21と、他方側に配置されるポンプ22と、モータ21とポンプ22の間に配置される冷却ファン部23とで構成されるドライ型真空ポンプが使用されており、当該ドライ型真空ポンプは、支持アングル24によりハウジング3の底板3aに設置されている。
ハウジング3の一方側(図中右側)の下方位置の角部には外気(冷却空気)を取り入れるための矩形状の吸入口5が設けられ、ハウジング3の他方側(図中左側)の上方位置にはハウジング3内の空気を排出するための矩形状の排気口6が設けられている。この実施例では、吸入口5は、後述する下部ハウジング31の一方側(図中右側)の側面3bであって当該側面3bの下方位置の角部に設けられ、排気口6は、後述する上部ハウジング32の他方側(図中左側)の側面3cに設けられている。
ハウジング3内の中間部には、ハウジング3内を下部ハウジング31と上部ハウジング32とに区分し、かつ下部ハウジング31内と上部ハウジング32内とを連通し得るように仕切板7が設けられている。
この実施例では、例えば厚さが約50mm程度の低周波吸音材を、ハウジング3の一方側(図中左側)の側面の中間部、すなわち、排気口6が設けられたハウジング3の側面3cの中間部から当該側面3cと対向するハウジング3の他方側(図中右側)の側面、すなわち、吸入口5が設けられたハウジング3の側面3bの手前に至る位置に跨って水平に設けることで、ハウジング3内が下部ハウジング31と上部ハウジング32とに区分されると共に、吸入口5が設けられたハウジング3の側面3b近傍に下部ハウジング31内と上部ハウジング32内とを連通させる連通部8が設けられている。
このようにして形成された上部ハウジング32は、後述するように、ハウジング3内の空気を排気する排気通路としての機能を有することになる。
吸気ダクト4は低周波吸音材により断面視矩形状に形成され、その全長は、ハウジング3の横幅より短くされている。この実施例ではハウジング3の横幅が910mm程度とされ、吸気ダクト4の全長が610mm程度とされている。
このような構成の吸気ダクト4は、装置2の近傍であって、下部ハウジング31内の背面側(図中奥部側)の側面3eの下方位置側に前記側面3eおよび装置2と平行になるように併設されている。また、吸気ダクト4の一方側(図中右側)は吸入口5と連通され、他方側(図中左側)はハウジング3内と連通するように構成されている。具体的には、吸気ダクト4の一方側(図中右側)から装置2の一方側(図中左側)の端部(ポンプ22の図中左側の端部)と略面一になる位置まで布設されている。このように、吸気ダクト4をハウジング3の側面3bから当該側面3bと対向するハウジング3の他方側の側面、すなわち、排気口6が設けられたハウジング3の側面3cの手前に至る位置に跨って設けることで、吸気ダクト4の一方側(図中右側)が吸入口5と連通され、他方側(図中左側)がハウジング3内と連通されている。
低周波吸音材としては、特に低周波数領域(100Hz程度)における吸音特性が優れており、また固体伝搬音や振動の低減にも効果的な制振性を発揮する材料、具体的には、本出願人が先に開発し出願している吸音材(WO2006/098064)が好適する。この吸音材は、本実施例ではシリコーンゴムから成る膜と、膜の片面側に積層されるグラスウールなどから成る多孔質体層とを備えている。ここで、第1に膜の燃焼発熱量は、8MJ/m2以下とされ、第2に膜の燃焼発熱速度は、[200kW/m2]・10sec以下とされ、第3に膜には無機化合物が含有されている。また、当該無機化合物は、Si、Ca、Sr、Baの何れか1種を含む化合物または前記Si、Ca、Sr、Baの何れか1種を含む化合物の混合物から成るもので構成されている。
このような構成の防音装置1によれば、吸音処理をしながら、すなわち、図2の矢印で示すように、Y1→Y2→Y3→Y4→Y5→Y6→Y7の経路を経由して、熱を含む空気伝播音をハウジング3外へ排出することができる。
具体的には、装置2として熱発生源となる真空ポンプ近傍の熱伝導によってハウジング3内の空気が加熱され、密度の減少が起こる。そうすると、加熱されたハウジング3内の空気は、低音場の空気よりも軽くなるため矢印Y3で示すように浮力が発生する。さらに温度差拡大による密度の勾配がハウジング3内の空気全般に及ぶと吸入口5から排気口6に向けて流れが誘起される。そうすると、下部ハウジング31内の熱を含む空気伝播音は、矢印Y5で示すように連通部8を介して上部ハウジング32内に向けて流れ、当該上部ハウジング32内において矢印Y6で示すように排気口6に向けて水平に折り返され、排気通路としての上部ハウジング32内を通って排気口6に向けて流れることでハウジング3外に排出されることになる。
従って、このような構成の防音装置1によれば、下部ハウジング31内の加熱された空気伝播音は、低周波吸音材からなる仕切板7とぶつかり、仕切板7に沿って連通部8に流れる。連通部8を通過した熱を含む空気伝播音は上部ハウジング32内の上板3dの低周波吸音材とぶつかり、水平に折り返されることで、熱を含む空気伝播音はハウジング3内の低周波吸音材でそれぞれ騒音が吸収されることから、騒音を効果的に吸収することができる。これにより、排気口6からは矢印Y7で示すように吸音処理された熱を含む空気伝播音がハウジング3外へ排出されることになる。また、装置2の近傍に所定長の吸気ダクト4を併設することで、吸入口5から装置2の音が漏れることも防止することができる。従って、本発明の防音装置1によれば、従来の防音装置のようにハウジング内に排気ファンを設けなくても、発熱を伴う騒音源を効率よく防音することができる。
図3は、本発明の防音装置1における騒音低減量および装置運転後の防音装置内の温度上昇量(外気温20℃)を比較例と共に示す説明図である。ここで、本実施例では、横幅910mm、縦幅605mm、高さ655mmの直方体状の防音装置1内にドライ型真空ポンプから成る装置2が支持アングル24を介して収納され、ハウジング3は、厚さ0.2mm程度のシリコーンゴムからなる膜の両面に厚さ25mmのグラスウールを積層して成る低周波吸音材により形成されている。シリコーンゴムからなる膜の両面にグラスウールを積層する構成としたこの低周波吸音材は100Hz程度の低周波数領域から中高音領域まで広帯域に吸音することができるものである。なお、膜の厚さは0.5mm以下が望ましく、0.1〜0.3mmが好適である。膜の厚さが0.5mmを越えると膜に剛性が生じ、膜としての振動が減少するため所定の吸音特性が得られなくなる。また、吸入口5の縦幅および高さはそれぞれ200mmとされ、吸気ダクト4の長さ(横幅)は610mmとされている。さらに、吸入口5と対向する側であって、吸入口5より高い位置に縦幅500mm、高さ150mmの排気口6が設けられている。比較例としては、完全密閉した本実施例と同じ低周波吸音材からなる直方体状の防音装置(吸気ダクト、吸入口および排気口が設けられていないもの)を使用している。なお、騒音レベルはJIS A 1409:1998「残響室法吸音率の測定方法」により測定した。
同図より、装置2に防音装置を設けない状態の騒音量を基準として、本実施例の防音装置におけるオールパスでの騒音低減量は、吸気口5および排気口6を設けたにもかかわらず、比較例と同様に15dBで変わらず、また、1時間後の温度上昇量は5℃で比較例よりも25℃も低減できることが判る。なお、ハウジング内の温度は吸入口5のサイズにかかわらず殆ど同等であり、例えば、吸入口5の縦幅および高さをそれぞれ50mmとしても、あるいは縦幅150mm、高さ250mmとしても温度上昇量は変わらなかった。これはボックス内部の温度差による密度の勾配が同じであり、吸入口の面積が減少した場合、同位の質量流量を得ようとするために、外気を吸入する速度が上昇することで補完されることによる。また、図3は、外気温20℃における比較を示しているが、外気温30℃においても10℃程度の上昇に抑えることができ、自然対流による冷却効果は十分機能していることが判る。
以上のように、本発明の防音装置1によれば、第1に、ハウジング3の一方側の側面3bに吸入口5を設け、吸入口5を設けた側面3bの対向面である他方の側面3cに排出口6を設けることで、吸入口5を介して外気(冷却空気)をハウジング3内に取り入れ、ハウジング3内の加熱された空気を排出口6を介してハウジング3外へ排出することができる。また、吸入口5と排出口6を対向する側面に配置することで、排気口から出た熱を含む空気が吸入口5に巻き込まれることを防ぐことができる。第2に、吸入口5と排出口6に高低差を設けることで、ハウジング3内に生じる自然対流の特性を活かすことができる。第3に、ハウジング3内の吸入口5側に所定長の吸気ダクト4を設けることで、ハウジング3内の空気の流れを発達させて効果的に冷却空気を装置2の端面側(ハウジング3の側面3c側)へ導くことができる。すなわち、この吸気ダクト4が存在しない場合には吸入口5から入り込んだ外気の流れる方向が不定となるところ、吸気ダクト4を設けることで、自然対流による効果的な冷却を行うことができる。第4に、ハウジング3内の装置2の近傍に吸入口5と連通する所定長の低周波吸音材よりなる吸気ダクト4を装置2と平行になるように併設し、さらにハウジング3内に低周波吸音材よりなる仕切板7を配設し、下部ハウジング31内に装置2および吸気ダクト4を配設し、上部ハウジング32側に排出口6を設けることで、騒音の漏出を防止することができる。第5に、従来の防音装置のようにハウジング3内に排気ファンを設けなくてもよいことから、排気ファンを必要としない省電力化された騒音防止対策として好適な防音装置を提供することができる。
前述の実施例においては、図面に示した特定の実施の形態をもって本発明を説明しているが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、次のように構成してもよい。
第1に、前述の実施例においては、ハウジング3は低周波吸音材により直方体状に形成されているが、全体の強度を増加させるために吸音材の外枠として薄い金属板、例えば厚さが1.6mm程度の鋼板を装着してもよい。
第2に、前述の実施例においては、吸気ダクト、吸気口および排気口として矩形状のものを使用しているが、これらの吸気ダクト、吸気口および排気口は矩形状のものに限定されず、例えば円形でもよい。
第3に、前述の実施例においては、100Hz程度の低周波数領域から中高音領域まで広帯域に吸音するため、吸音材として、厚さ0.2mm程度のシリコーンゴムからなる膜の両面に厚さ25mmのグラスウールを積層して成る低周波吸音材を使用した場合について述べているが、100Hz程度の低周波数領域のみ吸音する場合は、シリコーンゴムから成る膜の片面に厚さ50mmのグラスウールを積層してなる低周波吸音材を使用してもよい。また、グラスウールの代わりにロックウールやグラスウール、ロックウールの混合物などの多孔質体層を積層したものを使用してもよい。また、シリコーンゴムから成る膜に代えてアクリル樹脂から成る膜やポリ塩化ビニルを使用してもよい。また、これらの膜に代えて、イソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素ゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレンゴム、エピクロロヒドリンゴム、多硫化ゴム、ポリオレフィンのうちから選択された何れかのゴムを使用してもよい。
第4に、前述の実施例においては、低周波吸音材を使用しているが、500Hz以上の中高音領域を吸音する場合は、例えば密度が32kg/m3のグラスウールのみから成る吸音材を使用してもよい。
2・・・熱および音を発生する装置
3・・・ハウジング
31・・・下部ハウジング
32・・・上部ハウジング
4・・・吸気ダクト
5・・・吸気口
6・・・排気口
7・・・仕切板
3・・・ハウジング
31・・・下部ハウジング
32・・・上部ハウジング
4・・・吸気ダクト
5・・・吸気口
6・・・排気口
7・・・仕切板
Claims (8)
- 熱および音を発生する装置を包被するハウジングと、
前記ハウジング内に設けられた吸気ダクトとを備え、
前記ハウジングには外気を取り入れるための吸入口と、前記ハウジング内の空気を排出するための排気口が設けられ、
前記吸気ダクトの一方側は前記吸入口と連通し、他方側は前記ハウジング内と連通していることを特徴とする防音装置。 - 前記吸気ダクトは、前記装置の近傍に併設されていることを特徴とする請求項1記載の防音装置。
- 前記吸気ダクトは、前記ハウジングの前記吸入口が設けられた側から前記吸入口と対向する側の近傍位置に跨って設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の防音装置。
- 前記ハウジング内の中間部には、前記ハウジング内を下部ハウジングと上部ハウジングとに区分し、かつ前記下部ハウジング内と前記上部ハウジング内とを連通し得るように仕切板が設けられていること特徴とする請求項1乃至請求項3何れか1項記載の防音装置。
- 前記吸入口は、前記下部ハウジングの一方側に設けられ、前記排気口は、前記上部ハウジングの前記吸入口と対向する側に設けられていることを特徴とする請求項4記載の防音装置。
- 前記ハウジング、前記吸気ダクトおよび前記仕切板は吸音材からなることを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の防音装置。
- 前記吸音材は、低周波吸音材から成ることを特徴とする請求項6記載の防音装置。
- 前記ハウジングの外枠に薄肉の金属板が装着されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7記載の防音装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009031556A JP2010186144A (ja) | 2009-02-13 | 2009-02-13 | 防音装置 |
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2009
- 2009-02-13 JP JP2009031556A patent/JP2010186144A/ja active Pending
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