JPH0616742Y2 - 調理用積層シート - Google Patents

調理用積層シート

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JPH0616742Y2
JPH0616742Y2 JP1988124768U JP12476888U JPH0616742Y2 JP H0616742 Y2 JPH0616742 Y2 JP H0616742Y2 JP 1988124768 U JP1988124768 U JP 1988124768U JP 12476888 U JP12476888 U JP 12476888U JP H0616742 Y2 JPH0616742 Y2 JP H0616742Y2
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JP
Japan
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sheet
present
paper
aluminum foil
laminated sheet
Prior art date
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Application number
JP1988124768U
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Inventor
美恵子 櫻井
京子 小島
恭子 岡野
志津子 福林
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Mitsubishi Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Aluminum Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小麦粉のようなでんぷん含有素材を主材料と
して、ケーキ、クッキー、ビスケット、パン等の食品を
製造するに当って使用する積層シートに係わるものであ
る。
(従来の技術) 従来、クッキー,ビスケット,ケーキ,パン等を作ると
きには、先ず小麦粉,砂糖,バター等の粉末,顆粒,油
脂類を皿,紙,アルミニウム箔などの上にのせ、又はプ
ラスチック製の紙等に入れて計量している。そしてこれ
らに水その他の添加物を加えてよく混ぜ合わせるが、ク
ッキーやパンを作るときは、のし板といわれるものの上
でよくこね合わせ、均一厚さの平板状にのばし、これを
クッキー用の抜き型で型抜し、オーブンで焼く。
また、ケーキを作るときは計量した材料を卵のような添
加物と共にボウルの中で混ぜ、得られた生地をケーキ型
に入れて焼き上げている。
(考案が解決しようとする課題) 上記のように、ケーキやクッキー等を製造するに当っ
て、先ず材料の粉末,顆粒,油脂類を計量するが、この
際、多数の皿や器,紙,アルミニウム箔、或いはプラス
チック製袋などが使用される。しかし皿やその他の器は
使用後、洗浄を必要とし、紙やアルミニウム箔では使用
するとき、粉末の滑りが悪い。またプラスチック袋では
静電気が生じ、袋内面に粉末は付着して離れなくなる
し、プラスチック袋の開放口が小さいことから材料の出
し入れが不便であった。
更に材料の計量後、ケーキやクッキーを作るには、高価
なのし板や、各種大きさのケーキ型を準備しておかなけ
ればならなかった。
(課題を解決するための手段) 上記のような全各種問題点を解消することが望ましく、
これにこたえるため本考案者等は検討を重ね、本考案に
到達した。
即ち本考案の要旨とするところは厚さ15〜40μmのアル
ウミニウム箔の少くとも一面に紙を貼着し、この紙の上
にシリコーン樹脂の被覆層を形成してなる、でんぷん含
有素材を用いて食品を製造するに当り使用する積層シー
トに存する。
以下本考案を添付図面によって詳説する。
第1図は本考案積層シートの一例の断面構造を示す断面
略図であり、第2図及び第3図は本考案積層シートの使
用例を示す説明図である。
図中、1は本考案の積層シート、2はアルミニウム箔、
3は紙、4はシリコーン樹脂からなる被覆層、5は短形
の積層シートの周辺を折り曲げた折り曲げ部、6は折り
曲げ部5を形成したときに生ずる四隅の余剰部分の折り
曲げ部、7はめん棒、8はクッキー用の生地である。本
考案の積層シートは第1図に示されるように、アルミニ
ウム箔2,紙3及びシリコーン樹脂からなる被覆層4が
その順序で積層されてなる。要すれば、第1図のアルミ
ニウム箔2の反対側の露出面に更に紙及びシリコーン樹
脂の被覆層を積層してもよい。
本考案の積層シート1を製造するには、アルミニウム箔
と紙とを接着剤を用いて接着し、その紙の面の上にシリ
コーン樹脂塗料を塗装すればよい。
本考案のシートを構成するアルミニウム箔とはアルミニ
ウムのみからなる箔、またアルミニウム合金箔も包含さ
れるものである。かゝるアルミニウム箔といては厚さが
15〜40μmの範囲内のものが用いられる。この厚さが15
μm未満であると保形性が充分といえない。即ち、本考
案のシートは、後で詳しく説明するが、例えば第2図に
示すように、矩形のシートの四方の周縁を90°折り曲げ
て皿状又は容器状にして使用することがあるが、折り曲
げたときにその形状を保持しなければならない。このた
めにアルミニウム箔は15μm以上の厚さが必要となる。
またアルミニウム箔の厚さが厚くなりすぎると、上記の
ように短形のシート四周辺を折り曲げるなど変形を行な
うときに折り曲げにくくなり、また場合によっては、手
や指を切ることもある。このために、アルミニウム箔の
厚さは40μm以下とするのがよい。
本考案のシートを構成する紙としては、グラシン紙やパ
ーチメント紙のように耐熱性の高いものが好ましい。本
考案のシートで紙を使用するのは、アルミニウム箔の機
械的強度を補強するためである。即ち、破れにくくな
り、また引裂きも起こりにくくなる。
この紙の上にはシリコーン樹脂の被覆層が積層される。
この被覆層はシートに撥油性,耐熱性,剥離性,焼付け
防止性(ケーキなどを焼くとき、焼付けが起るのを防止
する)を付与するためである。そしてこの樹脂の被覆層
の厚さは通常1〜10μmが好ましい。
次に本考案の積層シートの使用例を説明する。本考案の
シートはケーキ,クッキー等を作るに当り、そのままで
(樹脂の被覆層を上にして)小麦粉,砂糖,バターなど
の計量に用いることができる。即ちシート表面の樹脂の
撥水性,撥油性,剥離性により、計量した後、小麦粉な
どの粉末や、バターを別の容器に移す際、これらがシー
ト表面に付着し、全量他の容器に移されないで残るとい
うようなことはない。
そして小麦粉などの主材料は比較的多量、シートの上に
のせることになるが、多量になると、単なる平坦なシー
トであると両手でシートの両端を持たなければ、シート
が折れてこぼれてしまうことがある。そのようなとき
は、第2図に示すように矩形状のシートの四辺を(5で
示す部分)を第2図に示すように折り曲げて浅い皿状の
ものにする。こうすると比較的多量の小麦粉をのせて、
しかもその矩形の皿の一端を片手で持っても、アルミニ
ウム箔2の保形性により皿状の形は保持され、かつ垂直
状に折り曲げられている折り曲げ部5によって補強さ
れ、矩形の皿がその底面の途中で折れ曲がることも起ら
ない。
次にクッキーやビスケットを作るときは、材料をよくま
ぜ合わせ、のし板の上で均一厚さに延ばすが、本考案の
シートはこのとき用いるのし板としても有効である。第
3図はそのときの使用状態を示すもので、本考案のシー
ト1の上でクッキーなどの生地8がめん棒7で延ばされ
るが、本考案シートの樹脂の被覆層4の撥油性,撥水
性,剥離性により型で打ち抜かれたクッキー等の生地も
簡単かつ確実に剥離できる。従来はのし板にクッキー等
の生地が粘着するのを防ぐため、小麦粉を粉状のまゝ打
粉として生地表面にまぶすが、その必要はない。うどん
のような麺類を作るときも本考案のシートをのし板とし
て用いる際、打粉を必要としない。
次に、ケーキを作るとき、その生地をケーキ型に入れ、
オーブンで焼くが、このケーキ型としても本考案のシー
トが有利に用いられる。特に家庭用としては大小種々の
寸法のものがその時、その時所望に応じて選ぶことが出
来るのが好ましいが、第2図について説明したと同様に
して、所望の寸法のものとなるようシートを折り曲げる
ことによってその要望が達成される。そしてオーブン内
で焼くときも、シリコーン樹脂の被覆層に接してケーキ
が焼付けを起こすことがない。
以上のほか、本考案の積層シートは保形性が良好なこ
と、撥油性、耐熱性、剥離状の良好なことにより、種々
の調理に利用される。
(考案の効果) (イ)本考案のシートでは、厚さ15〜40μmのアルミニ
ウム箔が一構成層となっており、このため指先で折り曲
げることにより容易に望む形状のものにすることがで
き、しかもその形状は崩れることなく保持できるので、
調理材料の計量に、有利に使用でき、また、ケーキの焼
型として所望寸法のものを随意指先で折り曲げ、成形す
ることができる。
(ロ)本考案のシートでは、アルミニウム箔に紙が積層
されているので、アルミニウム箔だけのものに比べて機
械的強度が大となる。
(ハ)本考案のシートでは紙の上に更にシリコーン樹脂
からなる被覆層が積層されているので、小麦粉のような
乾燥状態の粉末をのせてこれを他の容器に移すとき粉末
がよく滑り、残ることはない。また、クッキー等の生地
をこねたり、延ばしたりするとき、従来のように打粉を
用いなくとも生地が粘着することはない。更にケーキの
焼型として用いても、耐熱性のほか、撥油性、剥離性に
より、焼付けを起こすことがない。
(ニ)本考案の積層シートは比較的安価に製造できるの
で使い棄てが可能となり、各種調理に伴なう煩雑な後始
末が省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案積層シートの一例の断面構造を示す断面
略図、第2図及び第3図は本考案積層シートの使用例を
示す説明図である。 図中、1は本考案の積層シート、2はアルミニウム箔、
3は紙、4はシリコーン樹脂からなる被覆層である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さ15〜40μmのアルミニウム箔の少くと
    も一面に紙を貼着し、この紙の上にシリコーン樹脂の被
    覆層を形成してなる、でんぷん含有素材を用いて食品を
    製造するに当り使用する積層シート。
JP1988124768U 1988-09-26 1988-09-26 調理用積層シート Expired - Lifetime JPH0616742Y2 (ja)

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JP1988124768U JPH0616742Y2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26 調理用積層シート

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JPH0246621U JPH0246621U (ja) 1990-03-30
JPH0616742Y2 true JPH0616742Y2 (ja) 1994-05-02

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