JPH0616661U - リミットスイッチの操作装置 - Google Patents
リミットスイッチの操作装置Info
- Publication number
- JPH0616661U JPH0616661U JP5394392U JP5394392U JPH0616661U JP H0616661 U JPH0616661 U JP H0616661U JP 5394392 U JP5394392 U JP 5394392U JP 5394392 U JP5394392 U JP 5394392U JP H0616661 U JPH0616661 U JP H0616661U
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- Japan
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- cam
- limit switch
- operating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リミットスイッチを専用の操作部材のみによ
ってON・OFF可能とする。 【構成】 リミットスイッチ本体1に取り付けたカムボ
ックス3の内部に、第1従動カム面101 を有するロッ
ク部材10と第2従動カム面133 を有する回転カム部
材13とを設ける。カムボックス13の挿入孔31 に棒
状の操作部材8を挿入すると、その第1駆動カム面81
に第1従動カム面101 を押圧されてロック部材10が
ロック解除位置に移動し、係止面102 と被係止面13
2 との係合が外れて回転カム部材13が回転可能とな
る。操作部材8を更に挿入すると、その第2駆動カム面
82 に第2従動カム面133 を押圧されて回転カム部材
13が回転し、その押圧面135 がスイッチ操作子2を
リミットスイッチ1の内部に押し込むことによりリミッ
トスイッチLSがONする。
ってON・OFF可能とする。 【構成】 リミットスイッチ本体1に取り付けたカムボ
ックス3の内部に、第1従動カム面101 を有するロッ
ク部材10と第2従動カム面133 を有する回転カム部
材13とを設ける。カムボックス13の挿入孔31 に棒
状の操作部材8を挿入すると、その第1駆動カム面81
に第1従動カム面101 を押圧されてロック部材10が
ロック解除位置に移動し、係止面102 と被係止面13
2 との係合が外れて回転カム部材13が回転可能とな
る。操作部材8を更に挿入すると、その第2駆動カム面
82 に第2従動カム面133 を押圧されて回転カム部材
13が回転し、その押圧面135 がスイッチ操作子2を
リミットスイッチ1の内部に押し込むことによりリミッ
トスイッチLSがONする。
Description
【0001】
本考案は、リミットスイッチ本体の外部に装着されたカムボックスの挿入孔に 操作部材を挿入することにより、前記リミットスイッチ本体に設けたスイッチ作 動子を押圧作動させるリミットスイッチの操作装置に関する。
【0002】
従来、かかるリミットスイッチの操作装置として、実開平2−98165号公 報に記載されたものが知られている。
【0003】 上記従来のリミットスイッチの操作装置は、スイッチ作動子を押圧するプッシ ュロッドの摺動を該プシュロッドと本体ケーシングとの間に配設した鋼球で規制 しており、前記鋼球を操作部材で不作動位置に移動させた後にプッシュロッドを 摺動させてスイッチ作動子を押圧するようになっている。
【0004】
しかしながら、上記従来のリミットスイッチの操作装置は鋼球を用いてプッシ ュロッドの摺動を規制しているため、プッシュロッドと本体ケーシングにおける 鋼球が当接する部分に極めて高い加工精度が要求されて製造コストが嵩む問題が ある。
【0005】 本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、シビアな加工精度が要求されず 、且つ専用の操作部材を用いて確実に作動させ得るリミットスイッチの操作装置 を提供することを目的とする。
【0006】
前記目的を達成するために、本考案は、リミットスイッチ本体の外部に装着さ れたカムボックスに操作部材を挿入することにより、前記リミットスイッチ本体 に設けたスイッチ作動子を押圧作動させるリミットスイッチの操作装置であって 、前記カムボックスの内部に、前記操作部材に形成した第1駆動カム面に第1従 動カム面を押圧されてロック位置からロック解除位置に移動するロック部材と、 ロック位置にあるロック部材に係止されて回転を規制されるとともに、ロック部 材がロック解除位置に移動した後に、前記操作部材に形成した第2駆動カム面に 第2従動カム面を押圧されて不作動位置から作動位置に回転し、前記スイッチ作 動子を押圧作動させる回転カム部材とを設けたことを第1の特徴とする。
【0007】 また本考案は前述の第1の特徴に加えて、前記操作部材の第2駆動カム面を、 該操作部材の長手方向に延びる溝の両側に形成するとともに、前記第2駆動カム 面に当接する回転カム部材の第2従動カム面を、該回転カム部材の外周円筒面の 軸方向に離間した2箇所を円周方向に切り欠いて形成し、これら一対の第2従動 カム面間に形成される規制凸部を前記操作部材の溝に嵌合させることを第2の特 徴とする。
【0008】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0009】 図1〜図10は本考案の一実施例を示すもので、図1はリミットスイッチの全 体平面図、図2は図1の2−2線断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は 図2の4−4線断面図、図5は図2の5−5線断面図、図6は図2の6−6線断 面図、図7は回転カム部材の斜視図、図8は操作部材の斜視図、図9は作用の説 明図、図10は図9の10−10線断面図である。
【0010】 図1及び図2に示すように、リミットスイッチLSは一般に市販されている周 知のもので、内部に図示せぬ接点を収納した直方体状のリミットスイッチ本体1 と、このリミットスイッチ本体の上面に出没自在に設けられたスイッチ作動子2 とを備える。スイッチ作動子2がリミットスイッチ本体1から外側に突出した状 態では、前記接点が離間してリミットスイッチLSがOFFし、スイッチ作動子 2をスイッチ本体1の内部に押し込むと、前記接点が接触してリミットスイッチ LSがONするようになっている。
【0011】 リミットスイッチ本体1の上面には、前記スイッチ作動子2を押圧作動させる ための操作装置Mが取り付けられる。操作装置Mは上面及び一側面が開放した合 成樹脂製の箱体よりなるカムボックス3を備える。カムボックス3とその上面開 口を覆う上面キャップ4とは、それらを貫通する4本のボルト5,5…によって リミットスイッチ本体1に共締めされる。また、カムボックス3の側面開口は、 4本のボルト6,6…で固定された側面キャップ7により覆われる。
【0012】 カムボックス3の互いに対向する2側面には後述の操作部材8が挿入される挿 入孔31 が開口するとともに、カムボックス3の下面にはリミットスイッチLS のスイッチ作動子2が嵌合する開口32 が形成される。
【0013】 図2〜図4から明らかなように、カムボックス3の内部に設けられた段付き円 筒状のロック部材10は、その先端に形成した第1従動カム面101 が前記挿入 孔31 内に突出するように、側面キャップ7との間に縮設したスプリング11に よって図2の右方向に弾発付勢される。
【0014】 図2〜図7から明らかなように、前記ロック部材10の下方には、回転軸12 を有する円柱に複数の切欠きを形成してなる回転カム部材13が設けられる。回 転カム部材13は、その回転に伴うロック部材10との干渉を避けるための切欠 き131 、回転カム部材12の回転を規制すべくロック部材10の段部に形成さ れた係止面102 に係合可能な円弧状の被係止面132 、回転カム部材13の外 周円筒面の軸方向に離間した2位置を円周方向に切欠いてなる一対の第2従動カ ム面133 ,133 、回転カム部材13の不要な回転を防止すべく前記両第2従 動カム面133 ,133 の間において回転カム部材13の外周円筒面を切欠かず に残した規制凸部134 、スイッチ作動子2の上面を押圧してリミットスイッチ LSをONさせるべく両第2従動カム面133 ,133 及び規制凸部134 の下 方を平面状に切欠いてなる押圧面135 及び回転カム部材13の回転を案内すべ くカムボックス3の側面に回転自在に嵌合する小径の軸部136 とを備える。
【0015】 一方、図1、図2及び図8から明らかなように、カムボックス3の挿入孔31 に挿入される操作部材8は概略棒状の部材であって、その先端部の挿入方向右側 面には、ロック部材10の先端に形成した第1従動カム面101 に係合して該ロ ック部材10をスプリング11に抗してロック位置からロック解除位置に移動さ せる第1駆動カム面81 が形成される。また操作部材8の先端部の下面には、回 転カム部材13の一対の第2従動カム面133 ,133 に係合して該回転カム部 材13を回転させる一対の第2駆動カム面82 ,82 が形成されるとともに、そ れら一対の第2駆動カム面82 ,82 の間には、前記規制凸部134 が嵌合可能 な溝83 が操作部材8の長手方向に凹設される。
【0016】 次に、前述の構成を備えた本考案の実施例の作用について説明する。
【0017】 操作部材8がカムボックス3の挿入孔31 に挿入されていない状態では、ロッ ク部材10がスプリング11の付勢力によって図2に示すのロック位置にあり、 そのロック部材10の係止面102 が回転カム部材13の被係止面132 に係合 する(図4参照)。従って、回転カム部材13は回転することができず、その押 圧面135 に当接する スイッチ作動子2がリミットスイッチ本体1に押し込ま れてリミットスイッチLSがONすることが無い。
【0018】 さて、リミットスイッチLSをONさせるべくカムボックス3の挿入口31 に 操作部材8を挿入すると、図9(A)に示すように、操作部材8の一側面に形成 した第1駆動カム面81 がロック部材10の第1従動カム面101 に当接し、そ のロック部材10をスプリング11に抗してロック位置からロック解除位置に移 動させる。その結果、ロック部材10の係止面102 が回転カム部材13の被係 止面132 から離脱し、回転カム部材13は自由に回転できる状態となる。
【0019】 ここから操作部材8を更に前進させると、図9(B)及び図10に示すように 、操作部材8の下面に形成した溝83 が回転カム部材13の規制凸部134 に嵌 合することにより、操作部材8の一対の第2駆動カム面82 ,82 が回転カム部 材13の一対の第2従動カム面133 ,133 に係合し、不作動位置にある回転 カム部材13はその第2従動カム面133 ,133 が水平になる作動位置へと回 転する(図10参照)。その結果、回転カム部材13の押圧面135 に押圧され てスイッチ作動子2がリミットスイッチ本体1に押し込まれ、リミットスイッチ LSがONする。
【0020】 上述のように、操作部材8で先ずロック部材10をロック解除位置に移動させ 、しかる後に操作部材8で回転カム部材13を回転駆動しているので、専用の操 作部材8を用いずにずリミットスイッチLSをONすることは極めて困難である 。しかも、回転カム部材13に規制凸部134 を挟んで一対の第2従動カム面1 33 ,133 を設けているので、操作部材8が前記規制凸部134 及び第2従動 カム面133 ,133 に正確に係合する溝83 及び第2駆動カム面82 ,82 を 備えていない場合には、若しも何らかの手段でロック部材10をロック解除位置 に移動させたとしても、前記規制凸部134 の存在によって第2駆動カム面82 ,82 と第2従動カム面133 ,133 が正しく係合せず、従ってリミットスイ ッチLSをONすることは極めて困難である。
【0021】 而して、専用の操作部材8を用いなければリミットスイッチLSをONさせる ことができず、これによりリミットスイッチLSに接続された機器の誤動作を確 実に防止することが可能となる。
【0022】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実施例に限定されるもので なく、種々の設計変更を行うことができる。
【0023】
以上のように本考案の第1の特徴によれば、カムボックスに挿入される操作部 材の第1駆動カム面で第1従動カム面を押圧してロック部材をロック位置からロ ック解除位置に移動させた後、前記操作部材の第2駆動カム面で第2従動カム面 を押圧して回転カム部材を不作動位置から作動位置に回転させることによりスイ ッチ作動子を押圧作動させているので、専用の操作部材以外の手段でリミットス イッチがONすることが無い。しかも、従来のリミットスイッチの操作装置にお いて用いられていた鋼球によるロックを用いていないため、シビアな寸法精度の 管理が不要になってコストを削減することができる。
【0024】 また本考案の第2の特徴によれば、回転カム部材に規制凸部を挟んで一対の第 2従動カム面を設けるとともに、操作部材に前記規制凸部及び第2従動カム面に 係合する溝及び第2駆動カム面を設けたので、操作部材の形状が僅かに異なるだ けでも第2駆動カム面と第2従動カム面が正しく係合せず、これによりリミット スイッチの誤作動を一層確実に防止することができる。
【図1】リミットスイッチの全体平面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】図2の6−6線断面図
【図7】回転カム部材の斜視図
【図8】操作部材の斜視図
【図9】作用の説明図
【図10】図9の10−10線断面図
1 リミットスイッチ本体 2 スイッチ作動子 3 カムボックス 8 操作部材 81 第1駆動カム面 82 第2駆動カム面 83 溝 10 ロック部材 101 第1従動カム面 13 回転カム部材 133 第2従動カム面 134 規制凸部
Claims (2)
- 【請求項1】 リミットスイッチ本体(1)の外部に装
着されたカムボックス(3)に操作部材(8)を挿入す
ることにより、前記リミットスイッチ本体(1)に設け
たスイッチ作動子(2)を押圧作動させるリミットスイ
ッチの操作装置であって、 前記カムボックス(3)の内部に、前記操作部材(8)
に形成した第1駆動カム面(81 )に第1従動カム面
(101 )を押圧されてロック位置からロック解除位置
に移動するロック部材(10)と、ロック位置にあるロ
ック部材(10)に係止されて回転を規制されるととも
に、ロック部材(8)がロック解除位置に移動した後
に、前記操作部材(8)に形成した第2駆動カム面(8
2 )に第2従動カム面(133 )を押圧されて不作動位
置から作動位置に回転し、前記スイッチ作動子(2)を
押圧作動させる回転カム部材(13)とを設けたことを
特徴とする、リミットスイッチの操作装置。 - 【請求項2】 前記操作部材(8)の第2駆動カム面
(82 )を、該操作部材(8)の長手方向に延びる溝
(83 )の両側に形成するとともに、前記第2駆動カム
面(82 )に当接する回転カム部材(13)の第2従動
カム面(133 )を、該回転カム部材(13)の外周円
筒面の軸方向に離間した2箇所を円周方向に切り欠いて
形成し、これら一対の第2従動カム面(133 )間に形
成される規制凸部(134 )を前記操作部材(8)の溝
(83 )に嵌合させることを特徴とする、請求項1記載
のリミットスイッチの操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5394392U JPH0616661U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | リミットスイッチの操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5394392U JPH0616661U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | リミットスイッチの操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0616661U true JPH0616661U (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=12956814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5394392U Pending JPH0616661U (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | リミットスイッチの操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616661U (ja) |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP5394392U patent/JPH0616661U/ja active Pending
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