JPH06166347A - 自動車のインストルメントパネル - Google Patents
自動車のインストルメントパネルInfo
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- JPH06166347A JPH06166347A JP5199380A JP19938093A JPH06166347A JP H06166347 A JPH06166347 A JP H06166347A JP 5199380 A JP5199380 A JP 5199380A JP 19938093 A JP19938093 A JP 19938093A JP H06166347 A JPH06166347 A JP H06166347A
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Landscapes
- Instrument Panels (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】雌雄一対の金型間に表皮材を供給し、次いで該
表皮材と雄型または雌型の間に溶融状熱可塑性樹脂を供
給したのち、または供給しながらプレス成形して得られ
る熱可塑性樹脂芯材の表面に表皮材を貼合した自動車の
インストルメントパネルにおいて、該インストルメント
パネル表面に1ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部を
有し、該露出部を囲む表皮材端部と露出芯材部との境界
部における表皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、固着さ
れているとともに、該芯材露出部には芯材層を貫通する
1個以上の貫通孔が形成されている自動車のインストル
メントパネル。 【効果】芯材樹脂と表皮材が強固に一体的に結合されて
いるのみならず、開口部を形成する別部品が不要であ
り、しかも開口部分を取り巻く表皮材端面の仕上がりが
美麗であって、インストルメントパネルとしての外観が
美しい。
表皮材と雄型または雌型の間に溶融状熱可塑性樹脂を供
給したのち、または供給しながらプレス成形して得られ
る熱可塑性樹脂芯材の表面に表皮材を貼合した自動車の
インストルメントパネルにおいて、該インストルメント
パネル表面に1ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部を
有し、該露出部を囲む表皮材端部と露出芯材部との境界
部における表皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、固着さ
れているとともに、該芯材露出部には芯材層を貫通する
1個以上の貫通孔が形成されている自動車のインストル
メントパネル。 【効果】芯材樹脂と表皮材が強固に一体的に結合されて
いるのみならず、開口部を形成する別部品が不要であ
り、しかも開口部分を取り巻く表皮材端面の仕上がりが
美麗であって、インストルメントパネルとしての外観が
美しい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂芯材の表
面に表皮材を貼合した自動車のインストルメントパネル
に関する。
面に表皮材を貼合した自動車のインストルメントパネル
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のインストルメントパネル
としては、予め射出成形等で所定形状に成形された熱可
塑性樹脂芯材に表皮材を接着剤により貼合わせたものが
使用されている。
としては、予め射出成形等で所定形状に成形された熱可
塑性樹脂芯材に表皮材を接着剤により貼合わせたものが
使用されている。
【0003】通常、このような自動車のインストルメン
トパネルは空調用あるいは窓ガラスの曇り防止のための
空気の吹き出し口などの開口部が必要とされ、従来この
ような開口部を有するインストルメントパネルとして
は、前記したような方法で得られる樹脂芯材表面の全面
に表皮材が貼合されたインストルメントパネルに、所望
の大きさの単一の開口からなる開口部を機械的手段によ
るくり抜き等により設けたり、複数の小孔からなる開口
部が要求される場合には、別途射出成形等で成形した2
以上の複数の小孔を有する開口部品をこの開口部に嵌
合、固着したものが知られている。
トパネルは空調用あるいは窓ガラスの曇り防止のための
空気の吹き出し口などの開口部が必要とされ、従来この
ような開口部を有するインストルメントパネルとして
は、前記したような方法で得られる樹脂芯材表面の全面
に表皮材が貼合されたインストルメントパネルに、所望
の大きさの単一の開口からなる開口部を機械的手段によ
るくり抜き等により設けたり、複数の小孔からなる開口
部が要求される場合には、別途射出成形等で成形した2
以上の複数の小孔を有する開口部品をこの開口部に嵌
合、固着したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られているインストルメントパネルにおいては熱可塑性
樹脂芯材と表皮材との接着強度が不足したり、樹脂芯材
表面に表皮材が貼合されたパネルをそのまま機械的手段
等でくり抜いた開口部が設けられるため、開口部を囲む
パネルのくり抜き端面において、表皮材層の端面がパネ
ル表面に浮き上がって美観が著しく損なわれ、また、こ
の開口部分が複数の小孔からなる場合には、別途成形し
た開口部品を開口部に嵌合、固着するため、開口部への
開口部品の取付強度が不足し、走行中の振動等により開
口部品が開口部より浮き上がったり、はずれたりすると
いう問題があった。
られているインストルメントパネルにおいては熱可塑性
樹脂芯材と表皮材との接着強度が不足したり、樹脂芯材
表面に表皮材が貼合されたパネルをそのまま機械的手段
等でくり抜いた開口部が設けられるため、開口部を囲む
パネルのくり抜き端面において、表皮材層の端面がパネ
ル表面に浮き上がって美観が著しく損なわれ、また、こ
の開口部分が複数の小孔からなる場合には、別途成形し
た開口部品を開口部に嵌合、固着するため、開口部への
開口部品の取付強度が不足し、走行中の振動等により開
口部品が開口部より浮き上がったり、はずれたりすると
いう問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
従来の自動車のインストルメントパネルの持つ欠点を解
消し、樹脂芯材と表皮材とが強固に接合されているとと
もに、開口部の外観が美麗であり、しかも開口部分が複
数の場合でも開口部への開口部品の取付等の必要のない
自動車のインストルメントパネルを開発すべく鋭意検討
の結果、本発明に至った。
従来の自動車のインストルメントパネルの持つ欠点を解
消し、樹脂芯材と表皮材とが強固に接合されているとと
もに、開口部の外観が美麗であり、しかも開口部分が複
数の場合でも開口部への開口部品の取付等の必要のない
自動車のインストルメントパネルを開発すべく鋭意検討
の結果、本発明に至った。
【0006】すなわち本発明は、所望のインストルメン
トパネル形状となるように設計された雌雄一対の金型間
に表皮材を供給し、次いで該表皮材と雄型または雌型の
間に溶融状熱可塑性樹脂を供給したのち、または供給し
ながらプレス成形して得られる熱可塑性樹脂芯材の表面
に表皮材を貼合した自動車のインストルメントパネルに
おいて、該インストルメントパネル表面に1ケ所以上の
熱可塑性樹脂芯材の露出部を有し、該露出部を囲む表皮
材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端面が露
出芯材樹脂面に埋入、固着されているとともに、該芯材
露出部には芯材層を貫通する1個以上の貫通孔が形成さ
れていることを特徴とする自動車のインストルメントパ
ネルを提供するものである。
トパネル形状となるように設計された雌雄一対の金型間
に表皮材を供給し、次いで該表皮材と雄型または雌型の
間に溶融状熱可塑性樹脂を供給したのち、または供給し
ながらプレス成形して得られる熱可塑性樹脂芯材の表面
に表皮材を貼合した自動車のインストルメントパネルに
おいて、該インストルメントパネル表面に1ケ所以上の
熱可塑性樹脂芯材の露出部を有し、該露出部を囲む表皮
材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端面が露
出芯材樹脂面に埋入、固着されているとともに、該芯材
露出部には芯材層を貫通する1個以上の貫通孔が形成さ
れていることを特徴とする自動車のインストルメントパ
ネルを提供するものである。
【0007】本発明において、自動車のインストルメン
トパネルにおける基材となる芯材に用いられる熱可塑性
樹脂は特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、
アクリロニトリルースチレンーブタジエン共重合体、ア
クリロニトリルースチレン共重合体などのスチレン系樹
脂、ナイロンなどのポリアミド樹脂等を挙げることがで
きる。このような熱可塑性樹脂は単独で使用してもよい
し、2種以上の混合樹脂として使用してもよく、さらに
は必要に応じて無機質充填剤、ガラス繊維等の充填剤、
顔料、滑剤および帯電防止剤等の各種添加剤が配合され
ていてもよい。
トパネルにおける基材となる芯材に用いられる熱可塑性
樹脂は特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、ポリ
エチレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、
アクリロニトリルースチレンーブタジエン共重合体、ア
クリロニトリルースチレン共重合体などのスチレン系樹
脂、ナイロンなどのポリアミド樹脂等を挙げることがで
きる。このような熱可塑性樹脂は単独で使用してもよい
し、2種以上の混合樹脂として使用してもよく、さらに
は必要に応じて無機質充填剤、ガラス繊維等の充填剤、
顔料、滑剤および帯電防止剤等の各種添加剤が配合され
ていてもよい。
【0008】表皮材としては、織布、編布、不織布など
や、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性エラストマーからな
るシートまたはフィルムがあげられ、これらにシボ等の
凹凸模様がついたものも使用できる。また、ポレオレフ
ィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリスチレン系等の熱可塑
性樹脂製発泡体、ポリウレタン系等の熱硬化樹脂製発泡
体あるいはシス1、4ーポリブタジエン、エチレンープ
ロピレン共重合体等のゴム製発泡体を用いることもでき
る。これら表皮材は単独で使用してもよいし、2種以上
を接着剤あるいは熱融着により積層した積層体として使
用することもできる。これら表皮材の使用に当たって
は、部分的あるいは全面的にインストルメントパネル形
状に予備賦形を施しておくことが好ましい。
や、熱可塑性樹脂もしくは熱可塑性エラストマーからな
るシートまたはフィルムがあげられ、これらにシボ等の
凹凸模様がついたものも使用できる。また、ポレオレフ
ィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリスチレン系等の熱可塑
性樹脂製発泡体、ポリウレタン系等の熱硬化樹脂製発泡
体あるいはシス1、4ーポリブタジエン、エチレンープ
ロピレン共重合体等のゴム製発泡体を用いることもでき
る。これら表皮材は単独で使用してもよいし、2種以上
を接着剤あるいは熱融着により積層した積層体として使
用することもできる。これら表皮材の使用に当たって
は、部分的あるいは全面的にインストルメントパネル形
状に予備賦形を施しておくことが好ましい。
【0009】本発明の自動車のインストルメントパネル
は、その表面に1ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部
を有し、該露出部を囲む表皮材端部と露出芯材部との境
界部における表皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、固着
されているとともに、該芯材露出部には芯材層を貫通す
る1個以上の貫通孔が形成されていることを特徴とする
ものである。ここで、熱可塑性樹脂芯材の露出部とは、
表皮材貼合のインストルメントパネルにおいて、該パネ
ル裏面側よりパネル表面側への空気吹き出し口などの開
口部に相当する位置で、該開口部に相当する大きさの部
分に表皮材が存在せず、部分的に芯材樹脂層が表面に露
出している部分である。この露出部は、一つに限られる
ことなく、インストルメントパネルにおいて必要とされ
る開口部に相当する数だけ設けられ、露出部としての全
体形状もそれぞれの設計事項として円形、楕円形、四角
形など任意の形状が選ばれる。
は、その表面に1ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部
を有し、該露出部を囲む表皮材端部と露出芯材部との境
界部における表皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、固着
されているとともに、該芯材露出部には芯材層を貫通す
る1個以上の貫通孔が形成されていることを特徴とする
ものである。ここで、熱可塑性樹脂芯材の露出部とは、
表皮材貼合のインストルメントパネルにおいて、該パネ
ル裏面側よりパネル表面側への空気吹き出し口などの開
口部に相当する位置で、該開口部に相当する大きさの部
分に表皮材が存在せず、部分的に芯材樹脂層が表面に露
出している部分である。この露出部は、一つに限られる
ことなく、インストルメントパネルにおいて必要とされ
る開口部に相当する数だけ設けられ、露出部としての全
体形状もそれぞれの設計事項として円形、楕円形、四角
形など任意の形状が選ばれる。
【0010】また、該露出部に設けられる芯材層を貫通
する孔とは、インストルメントパネル裏面側に設けた空
調機器より送りだされる吹き出し空気などをインストル
メントパネル表面側より車内へ取り込むための貫通孔で
あり、該貫通孔は一つの露出部中に1個であってもよい
し、2個以上であってもよいが、多くの場合に小孔とし
て2個以上設けられる。この貫通孔の形状は、表面から
みた断面形状として円形、正方形、長方形などいかなる
ものであってもよく、何ら特定されないが、実用上、長
方形である場合が多い。
する孔とは、インストルメントパネル裏面側に設けた空
調機器より送りだされる吹き出し空気などをインストル
メントパネル表面側より車内へ取り込むための貫通孔で
あり、該貫通孔は一つの露出部中に1個であってもよい
し、2個以上であってもよいが、多くの場合に小孔とし
て2個以上設けられる。この貫通孔の形状は、表面から
みた断面形状として円形、正方形、長方形などいかなる
ものであってもよく、何ら特定されないが、実用上、長
方形である場合が多い。
【0011】本発明の自動車のインストルメントパネル
において、芯材露出部を囲む表皮材端部と露出芯材部と
の境界部における表皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、
固着されていることが非常に重要である。かかる表皮材
端面を露出芯材樹脂面に埋入、固着するためには、たと
えば成形過程において芯材露出部を囲む表皮材端面に芯
材樹脂面が接触するように芯材樹脂層を表皮材側に立ち
上げたり、表皮材端面を芯材樹脂側に押し込んだり、あ
るいはその両方を同時に行う方法が挙げられ、そのため
には、たとえばプレス成形に使用する金型に、表皮材に
接する側の金型の表皮材端面に相当するキャビティ位置
に、表皮材端部を押し込むための連続した突起を設けた
り、芯材樹脂側の金型の表皮材端面に相当するキャビテ
ィ位置に、芯材露出部を押し上げるための連続した突起
を設けたり、あるいはその両者が設けられる。
において、芯材露出部を囲む表皮材端部と露出芯材部と
の境界部における表皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、
固着されていることが非常に重要である。かかる表皮材
端面を露出芯材樹脂面に埋入、固着するためには、たと
えば成形過程において芯材露出部を囲む表皮材端面に芯
材樹脂面が接触するように芯材樹脂層を表皮材側に立ち
上げたり、表皮材端面を芯材樹脂側に押し込んだり、あ
るいはその両方を同時に行う方法が挙げられ、そのため
には、たとえばプレス成形に使用する金型に、表皮材に
接する側の金型の表皮材端面に相当するキャビティ位置
に、表皮材端部を押し込むための連続した突起を設けた
り、芯材樹脂側の金型の表皮材端面に相当するキャビテ
ィ位置に、芯材露出部を押し上げるための連続した突起
を設けたり、あるいはその両者が設けられる。
【0012】本発明の自動車のインストルメントパネル
の全体形状の例を図1に示す。図1において、(4)は
自動車のインストルメントパネルを、(8)は熱可塑性
樹脂芯材の露出部を示す。この例では熱可塑性樹脂芯材
の露出部がインストルメントパネルの左右両側に各1
個、合計2個設けられている。図2は、図1における露
出部を横切るA−A’の断面および露出部を有しないB
−B’の断面をそれぞれ部分的に示したものである。図
2(A)は、熱可塑性樹脂芯材(7)に表皮材(6)が
貼合されたインストルメントパネルにおいて、芯材
(7)がその部分において表皮材を有することなく露出
し、且つ該露出部に複数の貫通孔(10)を有している
開口部(8)の部分の断面を示している。また同図では
表皮材(6)の端面が露出している芯材(7)との境で
表面上にでないように、表皮材の端部を芯材樹脂側に押
し込めるとともに芯材部(7)が表皮材の端面と接触す
るように立ち上げられ、表皮材端面が露出芯材樹脂面に
埋入、固着されている。その結果、表皮材端部と芯材露
出部との境界部分に溝(9)が形成されている。尚、こ
のときの貫通孔の形状は、図2(A)では示していない
が、図3(A)〜(C)に示すように、表面からみた断
面形状として円形、正方形、長方形などいかなるもので
あってもよく、何ら特定されないが、実用上、長方形で
ある場合が多い。図2(B)は露出部を有しない部分で
の断面であり、表皮材(6)が熱可塑性樹脂芯材(7)
の表面全体にわたり貼合されている。
の全体形状の例を図1に示す。図1において、(4)は
自動車のインストルメントパネルを、(8)は熱可塑性
樹脂芯材の露出部を示す。この例では熱可塑性樹脂芯材
の露出部がインストルメントパネルの左右両側に各1
個、合計2個設けられている。図2は、図1における露
出部を横切るA−A’の断面および露出部を有しないB
−B’の断面をそれぞれ部分的に示したものである。図
2(A)は、熱可塑性樹脂芯材(7)に表皮材(6)が
貼合されたインストルメントパネルにおいて、芯材
(7)がその部分において表皮材を有することなく露出
し、且つ該露出部に複数の貫通孔(10)を有している
開口部(8)の部分の断面を示している。また同図では
表皮材(6)の端面が露出している芯材(7)との境で
表面上にでないように、表皮材の端部を芯材樹脂側に押
し込めるとともに芯材部(7)が表皮材の端面と接触す
るように立ち上げられ、表皮材端面が露出芯材樹脂面に
埋入、固着されている。その結果、表皮材端部と芯材露
出部との境界部分に溝(9)が形成されている。尚、こ
のときの貫通孔の形状は、図2(A)では示していない
が、図3(A)〜(C)に示すように、表面からみた断
面形状として円形、正方形、長方形などいかなるもので
あってもよく、何ら特定されないが、実用上、長方形で
ある場合が多い。図2(B)は露出部を有しない部分で
の断面であり、表皮材(6)が熱可塑性樹脂芯材(7)
の表面全体にわたり貼合されている。
【0013】図4に、比較のために、従来より公知のイ
ンストルメントパネルにおける開口部分の断面図を示
す。同図に示されるように、従来品では熱可塑性樹脂芯
材(7)の表面の全面に表皮材(6)が接着層(11)
を介して貼合されたインストルメントパネルの開口部が
くり抜かれ、この開口部には射出成形などにより別途製
造された別部品である開口部品(12)が嵌合され、接
着等の手段により取り付けられている。
ンストルメントパネルにおける開口部分の断面図を示
す。同図に示されるように、従来品では熱可塑性樹脂芯
材(7)の表面の全面に表皮材(6)が接着層(11)
を介して貼合されたインストルメントパネルの開口部が
くり抜かれ、この開口部には射出成形などにより別途製
造された別部品である開口部品(12)が嵌合され、接
着等の手段により取り付けられている。
【0014】かかる本発明の自動車のインストルメント
パネルは、所望のインストルメントパネル形状となるよ
うに設計された雌雄一対の金型間に表皮材を供給し、次
いで該表皮材と雄型または雌型の間に溶融状熱可塑性樹
脂を供給したのち、または供給しながらプレス成形する
ことにより製造される。
パネルは、所望のインストルメントパネル形状となるよ
うに設計された雌雄一対の金型間に表皮材を供給し、次
いで該表皮材と雄型または雌型の間に溶融状熱可塑性樹
脂を供給したのち、または供給しながらプレス成形する
ことにより製造される。
【0015】以下、本発明の自動車のインストルメント
パネルを製造する具体的な方法を図5および図6に基づ
いて説明する。所望のインストルメントパネル形状とな
るように設計された雌雄一対の金型(1および2)が開
いた状態において、予め所望のインストルメントパネル
形状となるように、且つ芯材の露出部相当部分がカット
されているように予備賦形された表皮材(6)を雌金型
(1)の金型面に沿うように真空吸引路(17)からの
吸引などにより保持し〔図5(A)〕、雌金型(1)を
適切な位置まで降下させたのち、雄金型(2)に設けた
樹脂供給口(3)より溶融した熱可塑性樹脂(5)を表
皮材(6)と雄金型との間に供給する〔図5(B)〕。
所定量の樹脂が供給されたのちさらに雌金型(1)を降
下させて型締めを行うか、溶融樹脂の供給を行ないつつ
雌金型(1)を降下させて樹脂の供給と平行的に型締を
行ない、溶融熱可塑性樹脂(5)を金型内に押し広げて
賦形するとともに表皮材(6)を熱可塑性樹脂の表面に
貼合させる〔図5(C)〕。さらに冷却ののち金型を開
き、成形品を取り出す。
パネルを製造する具体的な方法を図5および図6に基づ
いて説明する。所望のインストルメントパネル形状とな
るように設計された雌雄一対の金型(1および2)が開
いた状態において、予め所望のインストルメントパネル
形状となるように、且つ芯材の露出部相当部分がカット
されているように予備賦形された表皮材(6)を雌金型
(1)の金型面に沿うように真空吸引路(17)からの
吸引などにより保持し〔図5(A)〕、雌金型(1)を
適切な位置まで降下させたのち、雄金型(2)に設けた
樹脂供給口(3)より溶融した熱可塑性樹脂(5)を表
皮材(6)と雄金型との間に供給する〔図5(B)〕。
所定量の樹脂が供給されたのちさらに雌金型(1)を降
下させて型締めを行うか、溶融樹脂の供給を行ないつつ
雌金型(1)を降下させて樹脂の供給と平行的に型締を
行ない、溶融熱可塑性樹脂(5)を金型内に押し広げて
賦形するとともに表皮材(6)を熱可塑性樹脂の表面に
貼合させる〔図5(C)〕。さらに冷却ののち金型を開
き、成形品を取り出す。
【0016】この際、インストルメントパネル表面に1
ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部を有し、芯材露出
部を囲む表皮材端部と露出芯材部との境界部における表
皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、固着されるととも
に、該露出部に芯材層を貫通する貫通孔を形成する方法
について以下に述べる。
ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部を有し、芯材露出
部を囲む表皮材端部と露出芯材部との境界部における表
皮材端面が露出芯材樹脂面に埋入、固着されるととも
に、該露出部に芯材層を貫通する貫通孔を形成する方法
について以下に述べる。
【0017】図6は、図5におけるZ部分の金型表面部
の拡大図であり、図6(A)〜(C)は図5(A)〜
(C)の各工程にそれぞれ対応する。図6Aは、芯材が
露出する部分が予めカットされている表皮材(6)が雌
金型(1)の金型面に沿うように真空吸引路(17)か
らの吸引などにより保持されている状態であり、雌金型
(1)の表面には、熱可塑性樹脂芯材の露出部と非露出
部との境界部分に沿って表皮材端部を押し込むための連
続した突起(14)が形成され、更に、突起(14)に
囲まれた芯材露出部分には貫通孔(10)を形成するた
めの、貫通孔(10)の形状に相当する断面を有する突
出部(15)が必要数(図では3個)形成されており、
これに相対する雄金型(2)の金型表面には、突起(1
4)を受ける溝(13)および突出部(15)を受け入
れる穴(16)が設けられている。尚、この溝(13)
はあってもなくてもよいが、溝を設けない場合には突起
(14)で表皮材端部が芯材樹脂に押し込められた分だ
けその部分において芯材樹脂層が薄くなり、強度が低下
するので、強度を保持するためには溝を設けて芯材樹脂
の厚みを保持しておくことが好ましい。突出部(15)
と穴(16)の側壁は互いにシャー構造を形成してい
る。
の拡大図であり、図6(A)〜(C)は図5(A)〜
(C)の各工程にそれぞれ対応する。図6Aは、芯材が
露出する部分が予めカットされている表皮材(6)が雌
金型(1)の金型面に沿うように真空吸引路(17)か
らの吸引などにより保持されている状態であり、雌金型
(1)の表面には、熱可塑性樹脂芯材の露出部と非露出
部との境界部分に沿って表皮材端部を押し込むための連
続した突起(14)が形成され、更に、突起(14)に
囲まれた芯材露出部分には貫通孔(10)を形成するた
めの、貫通孔(10)の形状に相当する断面を有する突
出部(15)が必要数(図では3個)形成されており、
これに相対する雄金型(2)の金型表面には、突起(1
4)を受ける溝(13)および突出部(15)を受け入
れる穴(16)が設けられている。尚、この溝(13)
はあってもなくてもよいが、溝を設けない場合には突起
(14)で表皮材端部が芯材樹脂に押し込められた分だ
けその部分において芯材樹脂層が薄くなり、強度が低下
するので、強度を保持するためには溝を設けて芯材樹脂
の厚みを保持しておくことが好ましい。突出部(15)
と穴(16)の側壁は互いにシャー構造を形成してい
る。
【0018】供給された溶融樹脂が型締により押し広げ
られ、型内を流動移動する状態で、押し広げられた溶融
熱可塑性樹脂(5)が穴(16)に到達するまでに突出
部(15)と穴(16)が嵌合し、溶融樹脂が穴(1
6)内に入らないように型締が行われる〔図6
(B)〕。突出部(15)と穴(16)が嵌合したの
ち、所定の芯材厚みとなるまで型締を行なうと、芯材樹
脂の露出部に複数の貫通孔(10)を有するインストル
メントパネルが成形される〔図6(C)〕。型締完了
後、金型を冷却し、両金型を開いて製品が取り出され
る。
られ、型内を流動移動する状態で、押し広げられた溶融
熱可塑性樹脂(5)が穴(16)に到達するまでに突出
部(15)と穴(16)が嵌合し、溶融樹脂が穴(1
6)内に入らないように型締が行われる〔図6
(B)〕。突出部(15)と穴(16)が嵌合したの
ち、所定の芯材厚みとなるまで型締を行なうと、芯材樹
脂の露出部に複数の貫通孔(10)を有するインストル
メントパネルが成形される〔図6(C)〕。型締完了
後、金型を冷却し、両金型を開いて製品が取り出され
る。
【0019】これにより、熱可塑性樹脂芯材(7)の表
面に表皮材(6)が強固に一体的に貼合されるととも
に、その表面に1ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部
を有し、かつ該露出部においては芯材露出部を囲む表皮
材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端面が露
出芯材樹脂面に埋入、固着されて表皮材端部が表面に表
れず、しかも該露出部には芯材層を貫通する貫通孔(1
0)が形成されている自動車のインストルメントパネル
(4)を得ることができる。尚、上記の装置およびこれ
を用いた製造法は一実施態様であって、本発明のインス
トルメントパネルの製造法がこれに限定されるものでな
いことはいうまでもない。
面に表皮材(6)が強固に一体的に貼合されるととも
に、その表面に1ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部
を有し、かつ該露出部においては芯材露出部を囲む表皮
材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端面が露
出芯材樹脂面に埋入、固着されて表皮材端部が表面に表
れず、しかも該露出部には芯材層を貫通する貫通孔(1
0)が形成されている自動車のインストルメントパネル
(4)を得ることができる。尚、上記の装置およびこれ
を用いた製造法は一実施態様であって、本発明のインス
トルメントパネルの製造法がこれに限定されるものでな
いことはいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】本発明の自動車のインストルメントパネ
ルは、熱可塑性樹脂芯材の表面に表皮材が一体的に強固
に貼合され、かつインストルメントパネル表面に1ケ所
以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部を有し、かつ該露出部
には芯材層を貫通する2個以上の孔が形成されているた
め、従来のようにインストルメントパネルに所望の大き
さの単一の開口からなる開口部をくり抜き等により設
け、この開口部に別途射出成形等で成形した2以上の複
数の小孔を有する開口部品を嵌合、固着する必要もな
く、自動車に組み付けられたのちの使用状態においても
表皮材の剥離あるいは開口部部品の脱落が無く、かつ低
コストであるという効果を奏する。
ルは、熱可塑性樹脂芯材の表面に表皮材が一体的に強固
に貼合され、かつインストルメントパネル表面に1ケ所
以上の熱可塑性樹脂芯材の露出部を有し、かつ該露出部
には芯材層を貫通する2個以上の孔が形成されているた
め、従来のようにインストルメントパネルに所望の大き
さの単一の開口からなる開口部をくり抜き等により設
け、この開口部に別途射出成形等で成形した2以上の複
数の小孔を有する開口部品を嵌合、固着する必要もな
く、自動車に組み付けられたのちの使用状態においても
表皮材の剥離あるいは開口部部品の脱落が無く、かつ低
コストであるという効果を奏する。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
明するが、本発明はこれによって限定されるものではな
い。
【0022】実施例1 図5および図6に示す方法に基づいて、全長1400m
mのインストルメントパネルを成形する金型を取付けて
成形を行った例を以下に説明する。表皮材として、シボ
加工した厚さ0.8mmのポリプロピレン系エラストマ
ーシートの裏面に厚さ3.0mm、発泡倍率15倍の発
泡ポリプロピレンシート(東レ株式会社製、PPSM1
5030)を熱融着によりラミネートしたものを用い
た。先ず予め表皮材を別工程により予備賦形後、熱可塑
性樹脂芯材の露出部に相当する部分を除去し、図5の雌
金型(1)に沿って保持した。この時、表皮材の保持は
雌型(1)内に設けた真空吸引により行った。また熱可
塑性樹脂としては、ポリプロピレン(住友化学工業株式
会社製、住友ノーブレンBP697K、メルトフローイ
ンデックス 30g/分)を用い、この樹脂を230℃
で溶融して雄金型(2)内に設けた溶融樹脂供給口
(3)より金型内に供給したのち、型締を行った。この
時、雌金型、雄金型の温度はそれぞれ30℃、40℃で
あった。なお、溶融樹脂の供給は、雌雄金型の型締め方
向のキャビティークリアランスが60mmの時に開始
し、30mmの時に完了した。溶融樹脂の供給完了後、
所定厚みになるまで型締した。雌金型の型締め速度は溶
融樹脂の供給開始から型締めが完了するまでのあいだ同
一速度の7mm/秒に設定した。また型締めに要した力
は180トンであった。型締め完了後35秒間加圧、冷
却を行い成形品を金型から取り出した。得られた厚さ5
mmのインストルメントパネル成形品は芯材樹脂の長方
形の露出部に細長い長方形の貫通孔を3個し、芯材樹脂
と表皮材は強固に貼合されていた。また露出部を囲む表
皮材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端面は
露出芯材樹脂中に埋入され、外観の美麗なものであっ
た。
mのインストルメントパネルを成形する金型を取付けて
成形を行った例を以下に説明する。表皮材として、シボ
加工した厚さ0.8mmのポリプロピレン系エラストマ
ーシートの裏面に厚さ3.0mm、発泡倍率15倍の発
泡ポリプロピレンシート(東レ株式会社製、PPSM1
5030)を熱融着によりラミネートしたものを用い
た。先ず予め表皮材を別工程により予備賦形後、熱可塑
性樹脂芯材の露出部に相当する部分を除去し、図5の雌
金型(1)に沿って保持した。この時、表皮材の保持は
雌型(1)内に設けた真空吸引により行った。また熱可
塑性樹脂としては、ポリプロピレン(住友化学工業株式
会社製、住友ノーブレンBP697K、メルトフローイ
ンデックス 30g/分)を用い、この樹脂を230℃
で溶融して雄金型(2)内に設けた溶融樹脂供給口
(3)より金型内に供給したのち、型締を行った。この
時、雌金型、雄金型の温度はそれぞれ30℃、40℃で
あった。なお、溶融樹脂の供給は、雌雄金型の型締め方
向のキャビティークリアランスが60mmの時に開始
し、30mmの時に完了した。溶融樹脂の供給完了後、
所定厚みになるまで型締した。雌金型の型締め速度は溶
融樹脂の供給開始から型締めが完了するまでのあいだ同
一速度の7mm/秒に設定した。また型締めに要した力
は180トンであった。型締め完了後35秒間加圧、冷
却を行い成形品を金型から取り出した。得られた厚さ5
mmのインストルメントパネル成形品は芯材樹脂の長方
形の露出部に細長い長方形の貫通孔を3個し、芯材樹脂
と表皮材は強固に貼合されていた。また露出部を囲む表
皮材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端面は
露出芯材樹脂中に埋入され、外観の美麗なものであっ
た。
【0023】実施例2 表皮材としてシボ加工した厚さ0.8mmの塩ビシート
の裏面に、厚さ3.0mm、発泡倍率15倍の発泡ポリ
プロピレンシート(東レ株式会社製、PPSM1503
0)を接着剤によりラミネートしたものを用いたことは
以外実施例1と同一条件で成形を実施した。得られた厚
さ5mmのインストルメントパネル成形品は芯材樹脂の
長方形の露出部に細長い長方形の貫通孔を3個し、芯材
樹脂と表皮材は強固に貼合されていた。また露出部を囲
む表皮材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端
面は露出芯材樹脂中に埋入され、外観の美麗なものであ
った。
の裏面に、厚さ3.0mm、発泡倍率15倍の発泡ポリ
プロピレンシート(東レ株式会社製、PPSM1503
0)を接着剤によりラミネートしたものを用いたことは
以外実施例1と同一条件で成形を実施した。得られた厚
さ5mmのインストルメントパネル成形品は芯材樹脂の
長方形の露出部に細長い長方形の貫通孔を3個し、芯材
樹脂と表皮材は強固に貼合されていた。また露出部を囲
む表皮材端部と露出芯材部との境界部における表皮材端
面は露出芯材樹脂中に埋入され、外観の美麗なものであ
った。
【図1】本発明のインストルメントパネルの斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示すインストルメントパネルの部分断面
図であり、(A)は図1におけるA−A’断面の芯材露
出部分を、(B)は図1におけるB−B’断面の露出部
を有しない部分の断面をそれぞれ示す。
図であり、(A)は図1におけるA−A’断面の芯材露
出部分を、(B)は図1におけるB−B’断面の露出部
を有しない部分の断面をそれぞれ示す。
【図3】本発明における露出部の形状および貫通孔の形
状の例を示す。
状の例を示す。
【図4】従来のインストルメントパネルにおける開口部
を示す。
を示す。
【図5】本発明のインストルメントパネルを製造する工
程の概略を示す。
程の概略を示す。
【図6】図5に示す製造工程概略図のZ部分の部分拡大
図である。
図である。
1 雌金型 2 雄金型 3 溶融樹脂供給口 4 インストルメントパネル 5 溶融熱可塑性樹脂 6 表皮材 7 熱可塑性樹脂芯材 8 熱可塑性樹脂芯材露出部 9 溝 10 貫通孔 11 接着層 12 開口部別部品 13 雄金型溝 14 突起 15 突出部 16 突出部受入れ穴 17 真空吸引路
Claims (3)
- 【請求項1】所望のインストルメントパネル形状となる
ように設計された雌雄一対の金型間に表皮材を供給し、
次いで該表皮材と雄型または雌型の間に溶融状熱可塑性
樹脂を供給したのち、または供給しながらプレス成形し
て得られる熱可塑性樹脂芯材の表面に表皮材を貼合した
自動車のインストルメントパネルにおいて、該インスト
ルメントパネル表面に1ケ所以上の熱可塑性樹脂芯材の
露出部を有し、該露出部を囲む表皮材端部と露出芯材部
との境界部における表皮材端面が露出芯材樹脂面に埋
入、固着されているとともに、該芯材露出部には芯材層
を貫通する1個以上の貫通孔が形成されていることを特
徴とする自動車のインストルメントパネル。 - 【請求項2】芯材露出部の貫通孔が空気の吹き出し口で
あることを特徴とする請求項1に記載の自動車のインス
トルメントパネル。 - 【請求項3】貫通孔が2個以上であることを特徴とする
請求項1に記載の自動車のインストルメントパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5199380A JP2995643B2 (ja) | 1992-08-21 | 1993-08-11 | 自動車のインストルメントパネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22259292 | 1992-08-21 | ||
JP4-222592 | 1992-08-21 | ||
JP5199380A JP2995643B2 (ja) | 1992-08-21 | 1993-08-11 | 自動車のインストルメントパネル及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06166347A true JPH06166347A (ja) | 1994-06-14 |
JP2995643B2 JP2995643B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=26511505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5199380A Expired - Fee Related JP2995643B2 (ja) | 1992-08-21 | 1993-08-11 | 自動車のインストルメントパネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2995643B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998056556A1 (fr) * | 1997-06-13 | 1998-12-17 | Grand Polymer Co., Ltd. | Moulage de resine, son procede de fabrication et son dispositif de fabrication |
-
1993
- 1993-08-11 JP JP5199380A patent/JP2995643B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998056556A1 (fr) * | 1997-06-13 | 1998-12-17 | Grand Polymer Co., Ltd. | Moulage de resine, son procede de fabrication et son dispositif de fabrication |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2995643B2 (ja) | 1999-12-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |