JPH06166040A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

Info

Publication number
JPH06166040A
JPH06166040A JP34982592A JP34982592A JPH06166040A JP H06166040 A JPH06166040 A JP H06166040A JP 34982592 A JP34982592 A JP 34982592A JP 34982592 A JP34982592 A JP 34982592A JP H06166040 A JPH06166040 A JP H06166040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
release sheet
cavity
substrate
concave mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34982592A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Nishio
治郎 西尾
Masanobu Fujii
賢信 藤井
Toshihiro Hori
智弘 堀
Takao Inoue
貴雄 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eidai Co Ltd
Original Assignee
Eidai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eidai Co Ltd filed Critical Eidai Co Ltd
Priority to JP34982592A priority Critical patent/JPH06166040A/ja
Publication of JPH06166040A publication Critical patent/JPH06166040A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹型のキャビティー内周面に離型剤を塗布す
ることなく、合成樹脂層を有する化粧板を製造する。 【構成】 凹型11にそのキャビティー12を覆うよう
にして熱可塑性樹脂からなる離型シート14を張り渡す
工程と、前記離型シート14を加熱しつつ離型シート1
4と凹型11によって閉じた空間となったキャビティー
12内の空気を吸引してキャビティー12内を負圧とし
て離型シート14をキャビティー12の内周面に密着さ
せる工程と、閉塞型18を凹型11に被せる工程と、前
記キャビティー12内に合成樹脂流動体16を注入して
硬化させる工程と、成形された化粧板1を脱型すると共
に離型シート14を剥がす工程とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、流し台・調理台・洗
面台等の扉として好適な化粧板化粧板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の化粧板の製造方法として
以下の如きものは知られている。即ち、凹型のキャビテ
ィー内周面に離型剤を塗布する工程と、基板が仮止めさ
れた閉塞型を基板との間に空間を形成するようにして凹
型に被せる工程と、前記基板と凹型の間に形成される空
間に合成樹脂流動体を注入して硬化させる工程と、成形
された化粧板を脱型する工程とを有するものは知られて
いる。
【0003】
【従来技術の欠点】前記従来の化粧板の製造方法には以
下の如き欠点があった。即ち、キャビティー内周面に離
型剤を塗布するものであるから、成形された化粧板の表
面に離型剤が付着し、その離型剤が塗料をはじくため、
成形された化粧板の表面に塗装を施す場合において、離
型剤を洗浄・払拭する作業が必要となり、その作業が面
倒であるという欠点があった。また、離型剤の塗布むら
があると、成形された化粧板の脱型が行ないにくくなる
という欠点があった。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】この発明は前記欠点
を解消するために以下の如き手段を採用した。この発明
は、凹型にそのキャビティーを覆うようにして熱可塑性
樹脂からなる離型シートを張り渡す工程と、前記離型シ
ートを加熱しつつ離型シートと凹型によって閉じた空間
となったキャビティー内の空気を吸引してキャビティー
内を負圧として離型シートをキャビティー内周面に密着
させる工程と、閉塞型を凹型に被せる工程と、前記キャ
ビティー内に合成樹脂流動体を注入して硬化させる工程
と、成形された化粧板を脱型すると共に離型シートを剥
がす工程とを有しているものである。
【0005】
【発明の作用】この発明は以下の如き作用をなすもので
ある。離型剤を使用しないので、成形された化粧板の表
面に塗装を施す場合において、離型剤を洗浄・払拭する
作業を必要としない。
【0006】
【実施例】以下に前記発明を図面を参照しつつ2つの実
施例に基づいて説明する。
【0007】実施例1(図1〜図6参照) 第1工程 図2に示す如く、凹型11にそのキャビティー12を覆
うようにして熱可塑性樹脂(例えば、ポリオレフィン系
樹脂・塩化ビニル樹脂・テフロン系樹脂・シリコン系樹
脂)からなる離型シート14を張り渡しと同時に、離型
シート14の周縁を枠15で押さえる。なお、離型シー
ト14としては、後述の合成樹脂流動体21と溶着を起
さないものが選定される。
【0008】第2工程 図3に示す如く、前記離型シート14を加熱しつつ離型
シート14の周縁を枠15で押さえつつ、離型シート1
4と凹型11によって閉じた空間となったキャビティー
12内の空気を、凹型11に形成された排気孔16より
排気して、キャビティー12内を負圧として、離型シー
ト14をキャビティー12の内周面に密着させる。その
後、離型シート14を冷却・硬化させると共に、枠15
を取り除く。
【0009】第3工程 図4に示す如く、合板・パーティクルボード・MDF等
の基板2が仮止めされた閉塞型18を基板2との間に空
間を形成するようにして凹型11に被せる。その後、前
記基板2と離型シート14との間に形成される空間にポ
リウレタン樹脂・ポリエステル樹脂の合成樹脂流動体2
1を注入して硬化させる。基板2を閉塞型18に仮止め
する手段としては、閉塞型18に形成された空気孔19
に吸引装置(図示略)を接続して、基板2と閉塞型18
との間の空気を吸引して基板2を閉塞型18に吸着させ
たり、また、両面テープによって基板2を閉塞型18に
接着させたりすることが考えられる。
【0010】第4工程 図5に示す如く、成形された化粧板1及び離型シート1
4を凹型11及び閉塞型18から外す。
【0011】第5工程 図6に示す如く、化粧板1から離型シート14を外す。
このようにして、図1に示す如き表面及び側面に合成樹
脂層3を有する化粧板1を得ることが出来る。なお、化
粧板1から外された離型シート14は、熱を加えて元の
水平なシートに戻して、再利用される。また、離型シー
ト14の上面側(キャビティー12の内周面に密接しな
い側の面)に、細かな凹凸模様を形成しておけば、合成
樹脂層3の表面に細かな凹凸模様を容易に表すことが出
来る。
【0012】実施例2(図7参照) 前記実施例1の第3工程を以下の通りに変える。その他
は実施例1と同様である。 第3工程 図7に示す如く、空気孔19を有しない閉塞型18を凹
型11に被せる。その後、キャビティー12にポリウレ
タン樹脂・ポリエステル樹脂の合成樹脂流動体19を注
入して硬化させる。即ち、この実施例2では、基板2が
使用されない。
【0013】
【発明の効果】この発明は前記した如き構成によって以
下の如き効果を奏するものである。この発明において
は、離型剤を使用しないので、成形された化粧板の表面
に塗装を施す場合において、離型剤を洗浄・払拭する作
業が不必要であり、また、離型剤の塗布むらによる脱型
困難というような問題も起らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1によって製造された化粧板の一部破砕
斜視図である。
【図2】実施例1の工程を説明するための、その1の縦
断面図である。
【図3】実施例1の工程を説明するための、その2の縦
断面図である。
【図4】実施例1の工程を説明するための、その3の縦
断面図である。
【図5】実施例1の工程を説明するための、その4の縦
断面図である。
【図6】実施例1の工程を説明するための、その5の縦
断面図である。
【図7】実施例2の工程を説明するための縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 化粧板 2 基板 3 合成樹脂層 11 凹型 12 キャビティー 14 離型シート 18 閉塞型 21 合成樹脂流動体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 智弘 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内 (72)発明者 井上 貴雄 大阪府大阪市住之江区平林南2丁目10番60 号 永大産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹型にそのキャビティーを覆うようにし
    て熱可塑性樹脂からなる離型シートを張り渡す工程と、
    前記離型シートを加熱しつつ離型シートと凹型によって
    閉じた空間となったキャビティー内の空気を吸引してキ
    ャビティー内を負圧として離型シートをキャビティー内
    周面に密着させる工程と、閉塞型を凹型に被せる工程
    と、前記キャビティー内に合成樹脂流動体を注入して硬
    化させる工程と、成形された化粧板を脱型すると共に離
    型シートを剥がす工程とを有している化粧板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 凹型にそのキャビティーを覆うようにし
    て熱可塑性樹脂からなる離型シートを張り渡す工程と、
    前記離型シートを加熱しつつ離型シートと凹型によって
    閉じた空間となったキャビティー内の空気を吸引してキ
    ャビティー内を負圧として離型シートをキャビティー内
    周面に密着させる工程と、基板が仮止めされた閉塞型を
    基板との間に空間を形成するようにして凹型に被せる工
    程と、前記基板と離型シートとの間に形成される空間に
    合成樹脂流動体を注入して硬化させる工程と、成形され
    た化粧板を脱型すると共に離型シートを剥がす工程とを
    有している化粧板の製造方法。
JP34982592A 1992-12-01 1992-12-01 化粧板の製造方法 Withdrawn JPH06166040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34982592A JPH06166040A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 化粧板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34982592A JPH06166040A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 化粧板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06166040A true JPH06166040A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18406376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34982592A Withdrawn JPH06166040A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 化粧板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06166040A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100984783B1 (ko) * 2008-05-16 2010-10-04 정건 가구재 제작방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100984783B1 (ko) * 2008-05-16 2010-10-04 정건 가구재 제작방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06166040A (ja) 化粧板の製造方法
KR101174650B1 (ko) 돌판 인서트용 필름 및 그 제조방법, 돌판 인서트 성형품의 제조방법
JPH01195155A (ja) 装飾用部品とその製作法および細長い自動車部分を被覆するための装飾用部品
JP3048421B2 (ja) 射出成形品の製造方法
KR101295919B1 (ko) 입체 사출물 표면장식용 데코레이션 시트와 그 제조 방법 및 이를 이용한 사출물 표면장식 방법
JP2984874B2 (ja) 発泡成型品表面のシート象嵌張り加工法
JPH03230935A (ja) 繊維強化樹脂の成形方法
JP2539724B2 (ja) 成型品表面の印刷方法
JPH03286834A (ja) 芯材に表皮体を貼着する方法
KR100574797B1 (ko) 자동차용 내장재의 성형방법및 성형장치
JP2780969B2 (ja) 着色樹脂成形品の製造方法
JP3440537B2 (ja) インモールドコート射出成形方法及び射出成形装置
JPS63224918A (ja) 模様付き成形品の製造方法
JP2780946B2 (ja) 着色樹脂成形品の製造方法
JPH0125693B2 (ja)
JPH05309666A (ja) 化粧板の製造方法
JPS61255837A (ja) 成形用フエルト材の化粧成形方法
JP3732425B2 (ja) Frp成形体の成形方法
JPS62176814A (ja) 着色樹脂成形品の製造方法
JPH078189Y2 (ja) 本木製品
JPH05149061A (ja) 扉用化粧パネル及びその製造方法
JPH0911253A (ja) シンク付き天板の製法
JPS6254658B2 (ja)
JPH0768590A (ja) 表皮付き熱可塑性樹脂成形品の製造方法
JPS6240190B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000201