JPH0616467Y2 - 調理器 - Google Patents
調理器Info
- Publication number
- JPH0616467Y2 JPH0616467Y2 JP1989142312U JP14231289U JPH0616467Y2 JP H0616467 Y2 JPH0616467 Y2 JP H0616467Y2 JP 1989142312 U JP1989142312 U JP 1989142312U JP 14231289 U JP14231289 U JP 14231289U JP H0616467 Y2 JPH0616467 Y2 JP H0616467Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- heat
- halogen lamp
- resistant glass
- insertion hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
- Electric Stoves And Ranges (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はハロゲンランプを熱源とする調理器に関する。
（従来の技術） 従来この種の調理器として、耐熱ガラスを上面開口部に
取付けた器具本体内に、上面開口部が該耐熱ガラスで覆
われるようにケーシングを配設し、該ケーシング内にハ
ロゲンランプをその内部導入線と外部導入線との接続部
を該ケーシングの外部に位置させて該ケーシングに形成
される挿入孔内に支承させるものであって、該耐熱ガラ
ス上に載置した調理物を点灯するハロゲンランプのフィ
ラメントから発せられた熱により該耐熱ガラスを介して
加熱して調理を行なうものも知られる。
取付けた器具本体内に、上面開口部が該耐熱ガラスで覆
われるようにケーシングを配設し、該ケーシング内にハ
ロゲンランプをその内部導入線と外部導入線との接続部
を該ケーシングの外部に位置させて該ケーシングに形成
される挿入孔内に支承させるものであって、該耐熱ガラ
ス上に載置した調理物を点灯するハロゲンランプのフィ
ラメントから発せられた熱により該耐熱ガラスを介して
加熱して調理を行なうものも知られる。
（考案が解決しようとする課題） しかしながら、上記従来例によれば、調理中、ハロゲン
ランプのフィラメントから発せられた熱がケーシングの
挿入孔と該ハロゲンランプとの間の隙間からケーシング
の外部へ漏れ出し、これが、該ケーシング外に位置する
ハロゲンランプの封止部内にある内部導入線と外部導入
線との接続部例えばモリブデン箔の部分に影響し、更に
は耐熱ガラスからの熱が接続部に及んでこれを過熱し、
高温腐蝕を発生させて断線させてしまう不都合がある。
ランプのフィラメントから発せられた熱がケーシングの
挿入孔と該ハロゲンランプとの間の隙間からケーシング
の外部へ漏れ出し、これが、該ケーシング外に位置する
ハロゲンランプの封止部内にある内部導入線と外部導入
線との接続部例えばモリブデン箔の部分に影響し、更に
は耐熱ガラスからの熱が接続部に及んでこれを過熱し、
高温腐蝕を発生させて断線させてしまう不都合がある。
（課題を解決するための手段） 本案調理器は、上記従来の不都合を解消しようとするも
のであって、耐熱ガラスを上面開口部に取付けた器具本
体内に、上面開口部が該耐熱ガラスで覆われるようにケ
ーシングを配設し、該ケーシング内にハロゲンランプを
その内部導入線と外部導入線との接続部を該ケーシング
の外部に位置させて該ケーシングに形成される挿入孔内
に支承させるものにおいて、下向きに開口する断面コ字
形部材の互いに対向する片に各設けた切欠きを該ハロゲ
ンランプの該ケーシング外に位置する部分に上方から嵌
合させ、該断面コ字形部材の一方の片を、その切欠き周
縁部が該ケーシングの挿入孔と該ハロゲンランプとの間
の隙間を塞ぐように該ケーシングの外面に当接させると
共に、その他方の片を、該ハロゲンランプの口金に当接
させるようにしたことを特徴とする。
のであって、耐熱ガラスを上面開口部に取付けた器具本
体内に、上面開口部が該耐熱ガラスで覆われるようにケ
ーシングを配設し、該ケーシング内にハロゲンランプを
その内部導入線と外部導入線との接続部を該ケーシング
の外部に位置させて該ケーシングに形成される挿入孔内
に支承させるものにおいて、下向きに開口する断面コ字
形部材の互いに対向する片に各設けた切欠きを該ハロゲ
ンランプの該ケーシング外に位置する部分に上方から嵌
合させ、該断面コ字形部材の一方の片を、その切欠き周
縁部が該ケーシングの挿入孔と該ハロゲンランプとの間
の隙間を塞ぐように該ケーシングの外面に当接させると
共に、その他方の片を、該ハロゲンランプの口金に当接
させるようにしたことを特徴とする。
（作用） 断面コ字形部材の互いに対向する一方の片によりケーシ
ングの挿入孔とハロゲンランプとの間の隙間を塞ぐこと
ができるので、ケーシング内の点灯するハロゲンランプ
のフィラメントから発せられた放射熱が前記隙間に入り
込んでもケーシング外へ出ることが防止され、ケーシン
グ外に位置するハロゲンランプの封止部内にある内部導
入線と外部導入線との接続部に及ぶのが防止されると共
に、該コ字形部材による接触部が上方から覆われるた
め、耐熱ガラスからの熱が接触部に及ぶことも防止され
る。また、該断面コ字形部材の他方の片の切欠き周縁部
によりハロゲンランプの位置ずれが防止される。
ングの挿入孔とハロゲンランプとの間の隙間を塞ぐこと
ができるので、ケーシング内の点灯するハロゲンランプ
のフィラメントから発せられた放射熱が前記隙間に入り
込んでもケーシング外へ出ることが防止され、ケーシン
グ外に位置するハロゲンランプの封止部内にある内部導
入線と外部導入線との接続部に及ぶのが防止されると共
に、該コ字形部材による接触部が上方から覆われるた
め、耐熱ガラスからの熱が接触部に及ぶことも防止され
る。また、該断面コ字形部材の他方の片の切欠き周縁部
によりハロゲンランプの位置ずれが防止される。
（実施例） 次に本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第１図乃至第５図は本考案をこんろに適用した場合の実
施例を示すもので、17はこんろ本体、18は該こんろ本体
17に収容されるハロゲンランプ４を熱源としたハロゲン
こんろ、19はニクロム線22を熱源としたニクロムこん
ろ、20はシートヒータ24を熱源とした保温こんろを示
し、該こんろ本体17の上面開口部17aには例えば暗赤色
の半透明の耐熱ガラス26が取付けられる。
施例を示すもので、17はこんろ本体、18は該こんろ本体
17に収容されるハロゲンランプ４を熱源としたハロゲン
こんろ、19はニクロム線22を熱源としたニクロムこん
ろ、20はシートヒータ24を熱源とした保温こんろを示
し、該こんろ本体17の上面開口部17aには例えば暗赤色
の半透明の耐熱ガラス26が取付けられる。
該耐熱ガラス26は後部に図示しないグリルの排気口27を
備えた枠体28に嵌め込まれている。
備えた枠体28に嵌め込まれている。
該ハロゲンこんろ18のケーシング29は、内部のハロゲン
ランプ４のフィラメント14から発せられる熱が分散され
ず、ハロゲンこんろ18のケーシング29の上面開口部29a
に集中するように、円筒形の金属製枠30の内面に上下２
つの断熱材31,32を接触配置して成る。
ランプ４のフィラメント14から発せられる熱が分散され
ず、ハロゲンこんろ18のケーシング29の上面開口部29a
に集中するように、円筒形の金属製枠30の内面に上下２
つの断熱材31,32を接触配置して成る。
該両断熱材31,32の接合面には夫々半円状の切欠き33,34
が設けられ、該両切欠き33,34により挿入孔35が形成さ
れる。
が設けられ、該両切欠き33,34により挿入孔35が形成さ
れる。
該ハロゲンランプ４はその封止部4aが該ケーシング29の
外部に位置するように挿入孔35内に支承され、さらに該
断熱材31の上面開口すなわち該ケーシング29の上面開口
部29aは前記耐熱ガラス26で覆われている。
外部に位置するように挿入孔35内に支承され、さらに該
断熱材31の上面開口すなわち該ケーシング29の上面開口
部29aは前記耐熱ガラス26で覆われている。
ここで、ハロゲンランプ４はケーシング29の外部に位置
する両端の封止部4a,4aに夫々下向きに開口する断面コ
字形部材36,36を備えるもので、各断面コ字形部材36に
は互いに対向する遮熱板の役目をする片36aと位置決め
板の役目をする片36bの夫々に切欠き37,38が設けられ、
一方の切欠き37の周縁部が前記挿入孔35と該ハロゲンラ
ンプ４との間の上方に形成される隙間35aを塞ぐように
該ケーシング29の外面に当接され、ハロゲンランプ４の
フィラメント14から発せられる熱が該隙間35aに入り込
んでもケーシング29外へ出てハロゲンランプ４の内部導
入線12と外部導入線15との接続部16に悪影響が及ぶこと
が防止され、他方の切欠き38の周縁部が該ハロゲンラン
プ４の口金39に当接するように嵌め込まれて、ハロゲン
ランプ４が位置ずれしないように固定される。
する両端の封止部4a,4aに夫々下向きに開口する断面コ
字形部材36,36を備えるもので、各断面コ字形部材36に
は互いに対向する遮熱板の役目をする片36aと位置決め
板の役目をする片36bの夫々に切欠き37,38が設けられ、
一方の切欠き37の周縁部が前記挿入孔35と該ハロゲンラ
ンプ４との間の上方に形成される隙間35aを塞ぐように
該ケーシング29の外面に当接され、ハロゲンランプ４の
フィラメント14から発せられる熱が該隙間35aに入り込
んでもケーシング29外へ出てハロゲンランプ４の内部導
入線12と外部導入線15との接続部16に悪影響が及ぶこと
が防止され、他方の切欠き38の周縁部が該ハロゲンラン
プ４の口金39に当接するように嵌め込まれて、ハロゲン
ランプ４が位置ずれしないように固定される。
また、断面コ字形部材36の内部空間にハロゲンランプ４
の前記接続部16が位置されるので、該接続部16は耐熱ガ
ラス26からの熱影響を受けずに有効に自然冷却される。
ハロゲンこんろ18とニクロムこんろ19を支持する支持金
具40,41は夫々４箇所ずつこんろ本体17の底面のねじ42,
43により固定されて立設されるスペーサ44,45に嵌め込
まれて位置決めされ、各こんろ18,19は各スペーサ44,45
の周囲に設けられたスプリング46,47により前記耐熱ガ
ラス26に押圧され、固定される。
の前記接続部16が位置されるので、該接続部16は耐熱ガ
ラス26からの熱影響を受けずに有効に自然冷却される。
ハロゲンこんろ18とニクロムこんろ19を支持する支持金
具40,41は夫々４箇所ずつこんろ本体17の底面のねじ42,
43により固定されて立設されるスペーサ44,45に嵌め込
まれて位置決めされ、各こんろ18,19は各スペーサ44,45
の周囲に設けられたスプリング46,47により前記耐熱ガ
ラス26に押圧され、固定される。
前記ハロゲンこんろ18は熱源として３本の互いに平行す
るハロゲンランプ４，４，４を備えるもので、過熱防止
の安全装置として、700℃で出力を停止させるためのオ
ーバーヒートスイッチ49を備えている。
るハロゲンランプ４，４，４を備えるもので、過熱防止
の安全装置として、700℃で出力を停止させるためのオ
ーバーヒートスイッチ49を備えている。
前記保温こんろ20は耐熱ガラス26の裏面にシートヒータ
24を接着したものである。
24を接着したものである。
さらにこの実施例では、碍子51を介してホットランプ52
が設けられており、このホットランプ52は、ハロゲンこ
んろ18とニクロムこんろ19の支持金具40,41の裏側に設
けられている図示しない温度スイッチが60℃以上を検知
した場合、点灯して耐熱ガラス26が熱くなったことを知
らせ、火傷を防ぐ役目をする。
が設けられており、このホットランプ52は、ハロゲンこ
んろ18とニクロムこんろ19の支持金具40,41の裏側に設
けられている図示しない温度スイッチが60℃以上を検知
した場合、点灯して耐熱ガラス26が熱くなったことを知
らせ、火傷を防ぐ役目をする。
（考案の効果） このように本案調理器によるときは、断面コ字形部材の
互いに対向する一方の片によりケーシングの挿入孔とハ
ロゲンランプとの間の隙間を塞いでケーシング内のハロ
ゲンランプのフィラメントから発せられた熱が該隙間を
介してケーシング外のハロゲンランプの接続部に影響す
るのが防止されると共に、接続部をコ字形部材により上
方から覆って耐熱ガラスからの熱が該接続部に及ぶこと
が防止され、該接続部が高温腐蝕で断線されるようなこ
とがなくなる。また。該断面コ字形部材の他方の片の切
欠き周縁部によりハロゲンランプが固定され、位置ずれ
がなくなる効果も有する。
互いに対向する一方の片によりケーシングの挿入孔とハ
ロゲンランプとの間の隙間を塞いでケーシング内のハロ
ゲンランプのフィラメントから発せられた熱が該隙間を
介してケーシング外のハロゲンランプの接続部に影響す
るのが防止されると共に、接続部をコ字形部材により上
方から覆って耐熱ガラスからの熱が該接続部に及ぶこと
が防止され、該接続部が高温腐蝕で断線されるようなこ
とがなくなる。また。該断面コ字形部材の他方の片の切
欠き周縁部によりハロゲンランプが固定され、位置ずれ
がなくなる効果も有する。
第１図は本考案をこんろに適用した場合の実施の１例を
示す分解斜視図、第２図はそのハロゲンこんろの部分を
示す截断正面図、第３図はその断熱材の部分の断面図、
第４図はその要部の分解斜視図、第５図はその要部の斜
視図である。 ４……ハロゲンランプ、12……内部導入線 14……フィラメント、15……外部導入線 16……接続部、17……こんろ本体 17a……上面開口部、18……ハロゲンこんろ 26……耐熱ガラス、29……ケーシング 35……挿入孔、35a……隙間 36……断面コ字形部材、36a……片 36b……片、37,38……切欠き 39……口金
示す分解斜視図、第２図はそのハロゲンこんろの部分を
示す截断正面図、第３図はその断熱材の部分の断面図、
第４図はその要部の分解斜視図、第５図はその要部の斜
視図である。 ４……ハロゲンランプ、12……内部導入線 14……フィラメント、15……外部導入線 16……接続部、17……こんろ本体 17a……上面開口部、18……ハロゲンこんろ 26……耐熱ガラス、29……ケーシング 35……挿入孔、35a……隙間 36……断面コ字形部材、36a……片 36b……片、37,38……切欠き 39……口金
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 後藤 裕司 愛知県名古屋市中川区福住町２番26号 リ ンナイ株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−157186（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭61−145204（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−58886（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】耐熱ガラスを上面開口部に取付けた器具本
体内に、上面開口部が該耐熱ガラスで覆われるようにケ
ーシングを配設し、該ケーシング内にハロゲンランプを
その内部導入線と外部導入線との接続部を該ケーシング
の外部に位置させて該ケーシングに形成される挿入孔内
に支承させるものにおいて、下向きに開口する断面コ字
形部材の互いに対向する片に各設けた切欠きを該ハロゲ
ンランプの該ケーシング外に位置する部分に上方から嵌
合させ、該断面コ字形部材の一方の片を、その切欠き周
縁部が該ケーシングの挿入孔と該ハロゲンランプとの間
の隙間を塞ぐように該ケーシングの外面に当接させると
共に、その他方の片を、該ハロゲンランプの口金に当接
させるようにしたことを特徴とする調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989142312U JPH0616467Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989142312U JPH0616467Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0380995U JPH0380995U (ja) | 1991-08-19 |
| JPH0616467Y2 true JPH0616467Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=31689146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989142312U Expired - Lifetime JPH0616467Y2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0616467Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5213240B2 (ja) * | 2008-05-22 | 2013-06-19 | パナソニック株式会社 | 加熱調理器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0317145Y2 (ja) * | 1985-02-27 | 1991-04-11 | ||
| JPH047597Y2 (ja) * | 1985-10-02 | 1992-02-27 | ||
| JPS63157186U (ja) * | 1987-04-02 | 1988-10-14 |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1989142312U patent/JPH0616467Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0380995U (ja) | 1991-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |