JP5213240B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
この加熱調理器は、ガラス管ヒータやハロゲンヒータなどは衝撃や振動に弱く、衝撃や振動でガラス管に悪影響が及ぶ虞がある。
ヒータ碍子108をヒータ押さえ板110に取り付けることで、管状のヒータ105が保持されている。ヒータ押さえ板110は、オーブン側壁部111にビス112で取り付けられている。
また、反射板103と断熱板104はオーブン上板102の上方に配設されているため、衝撃や振動が作用した場合に自由度がある程度確保される。
このため、衝撃や振動が作用した場合に、反射板103や断熱板104のバーリング部113が結晶化ガラス管106に当たり、結晶化ガラス管106に悪影響が及ぶことが考えられる。
よって、ヒータ押さえ板を反射板、断熱板と一体に動作させることができる。これにより、衝撃や振動で反射板や断熱板に管状のヒータが当たることを防いで、管状のヒータを良好に保護することができる。
よって、管状のヒータに衝撃や振動を伝えないようにして、管状のヒータに悪影響が及ぶことを一層良好に防ぐことができる。
図1は本発明に係る加熱調理器を示す側面図、図2は図1の加熱調理器を示す平面図、図3は、図1のA−A線断面図、図4は図1のB−B線断面図である。
図3に示すように、ミラクロンヒータ12Aは、管部17Aに結晶化ガラス管が用いられ、端子部17Bの絶縁体としてヒータ碍子17Cが用いられている。
アルゴンヒータ12Bは、管部18Aの両端部を封止部19で封止することでミラクロンヒータ12Aと比較して全長が長く形成されている(図2も参照)。
このアルゴンヒータ12Bは、ミラクロンヒータ12Aと同様に、管部18Aに結晶化ガラス管が用いられ、端子部18Bの絶縁体としてヒータ碍子18Cが用いられている。
オーブン上板26は、オーブン側壁部27の頂部に設けられている。
反射板バーリング部21Cは、アルゴンヒータ12Bの管部18Aを非接触状態に貫通させる穴である。
断熱板22は、反射板バーリング部21Bと同様に、左右の壁部22Aにミラクロンヒータ12A用の断熱板バーリング部(突出し穴)22Bが形成されるとともに、アルゴンヒータ12B用の断熱板バーリング部(突出し穴)22Cが設けられている。
アルゴンヒータ12B用の断熱板バーリング部22Cは、断熱板22の左右の壁部22Aに設けられたカバー部29に形成されている。
アルゴンヒータ12B用の断熱板バーリング部22Cは、アルゴンヒータ12Bの管部18Aを非接触状態に貫通させる穴である。
なお、左右の側部22Dに取り付けられたヒータ押さえ板24は左右対称の部材であり、以下、右側部22Dに取り付けられたヒータ押さえ板24について説明して、左側部22Dに取り付けられたヒータ押さえ板24の説明を省略する。
ベース31の端部が断熱板22の右側部22Cに上方から重ねられ、ベース31の端部が右側部22Cにビス28で取り付けられている。
アルゴンヒータ12Bは、ミラクロンヒータ12Aと比較して全長が長く形成されている。よって、中央突部33は前後の突部32と比較して大きく突出されている。
さらに、ヒータ押さえ板24にバネ性を持たせることで、衝撃や振動を受けた場合に、ヒータ押さえ板24を弾性変形させて衝撃や振動を吸収することができる。
すなわち、前後の突部32や中央突部33の長さ寸法を短く、幅寸法を長く、板厚寸法を厚くすればバネ性は小さくなる。
よって、アルゴンヒータ12Bにかかる衝撃、振動を中央突部33で良好に吸収することが可能である。
碍子保持穴32Bは、ミラクロンヒータ12Aのヒータ碍子17Cを保持する穴である。
すなわち、碍子保持穴32Bにミラクロンヒータ12Aのヒータ碍子17Cが差し込まれることで(挿入されることで)、ヒータ碍子17Cがヒータ押さえ板24(前突部32)に保持されている(固定されている)。
この状態において、ミラクロンヒータ12Aは、反射板バーリング部21Bおよび断熱板バーリング部22Bに管部17Aが非接触状態に貫通されている。
碍子保持穴33Bは、アルゴンヒータ12Bのヒータ碍子18Cを保持する穴である。
すなわち、碍子保持穴18Cにアルゴンヒータ12Bのヒータ碍子18Cが差し込まれることで(挿入されることで)、ヒータ碍子18Cがヒータ押さえ板24に保持されている(固定されている)。
この状態において、アルゴンヒータ12Bは、反射板バーリング部21Cおよび断熱板バーリング部22Cに管部18Aが非接触状態に貫通されている。
よって、ミラクロンヒータ12Aおよびアルゴンヒータ12Bは、ヒータ押さえ板24に吊下げるように取付けられている。
したがって、ミラクロンヒータ12Aの管部17Aが反射板バーリング部21Bや断熱板バーリング部22Bに当たることを防ぐとともに、アルゴンヒータ12Bの管部18Aが、反射板バーリング部21Cや断熱板バーリング部22Cに当たることを防いで、ミラクロンヒータ12Aやアルゴンヒータ12Bに悪影響を与えることを防止できる。
よって、ミラクロンヒータ12Aやアルゴンヒータ12Bに衝撃や振動を伝えないようにして、ミラクロンヒータ12Aやアルゴンヒータ12Bに悪影響が及ぶことを一層良好に防ぐことができる。
よって、ミラクロンヒータ12Aを保持する前後の突部32と、アルゴンヒータ12Bを保持する中央突部33とを一体に形成しても、ミラクロンヒータ12Aやアルゴンヒータ12Bに作用する衝撃や振動を抑えることができる。
これにより、突部32や中央突部33をそれぞれ独立した部材で形成する必要がないので部品点数が削減される。
例えば、ヒータ押さえ板24は一体式になっているが個々のヒータごとに別々にヒータ押さえ板24を取り付けることもできる。
11 加熱室
12 管状のヒータ
12A ミラクロンヒータ
12B アルゴンヒータ
17C,18C ヒータ碍子(絶縁体)
21 反射板
21B,21C 反射板バーリング部(突出し穴)
22 断熱板
22B,22C 断熱板バーリング部(突出し穴)
24 ヒータ押さえ板
Claims (1)
- 被加熱物を収納する加熱室と、
前記加熱室内上面に設けられ両端の端子部に絶縁体を設けた管状のヒータと、
前記管状のヒータを貫通させる突出し穴を設けた反射板と、
前記反射板を断熱する断熱板と、
前記断熱板に取り付けられ前記管状のヒータを支持するヒータ押さえ板とを備え、
前記ヒータ押さえ板の固定部分以外の部分は、前記断熱板と間隔を持って配置され、
前記ヒータ押さえ板は、前記管状のヒータの絶縁体を挿入することによって前記管状のヒータを吊下げて保持する構成とし、前記ヒータ押さえ板は、バネ性を持たせたことを特徴とする加熱調理器。
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