JPH06164261A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

半導体集積回路装置

Info

Publication number
JPH06164261A
JPH06164261A JP43A JP30697492A JPH06164261A JP H06164261 A JPH06164261 A JP H06164261A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 30697492 A JP30697492 A JP 30697492A JP H06164261 A JPH06164261 A JP H06164261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
power supply
mos transistor
semiconductor integrated
integrated circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Yabe
部 友 章 矢
Kouichi Satou
藤 項 一 佐
Masaki Matsui
井 正 貴 松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06164261A/ja
Priority to KR1019930024177A priority patent/KR0164615B1/ko
Publication of JPH06164261A publication Critical patent/JPH06164261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F3/00Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
    • H03F3/45Differential amplifiers
    • H03F3/45071Differential amplifiers with semiconductor devices only
    • H03F3/45076Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier
    • H03F3/45179Differential amplifiers with semiconductor devices only characterised by the way of implementation of the active amplifying circuit in the differential amplifier using MOSFET transistors as the active amplifying circuit
    • H03F3/4521Complementary long tailed pairs having parallel inputs and being supplied in parallel
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03FAMPLIFIERS
    • H03F2203/00Indexing scheme relating to amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements covered by H03F3/00
    • H03F2203/45Indexing scheme relating to differential amplifiers
    • H03F2203/45202Indexing scheme relating to differential amplifiers the differential amplifier contains only resistors in the load

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動電圧に近い同相入力に対しても可及的に
高い直流ゲインを得ることを可能にする。 【構成】 各々の一端が第1の電源に接続される第1及
び第2の負荷素子MP1,MP2と、ドレインが第1の
負荷素子の他端に接続される第1導電型の第1のMOS
トランジスタMN1と、ドレインが第2の負荷素子の他
端に接続され、ソースが第1のMOSトランジスタのソ
ースと共通接続される第1導電型の第2MOSトランジ
スタMN2と、一端が共通接続された第1及び第2のM
OSトランジスタのソースに接続され、他端が第2の電
源に接続される、直列に接続された抵抗手段R01及び第
1導電型の第3のMOSトランジスタMN5からなる直
列回路と、を備え、第1及び第2のMOSトランジスタ
のゲートには差動入力信号が入力されることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
半導体集積回路装置を差動型センスアンプを例にとって
説明する。この差動型センスアンプは図4に示すように
PチャネルMOSトランジスタMP1,MP2,MP
3,MP4と、NチャネルMOSトランジスタMN1,
MN2,MN3,MN4,MN5,MN6とを有してい
る。トランジスタMN1とトランジスタMN2は差動対
をなし、トランジスタMN3とトランジスタMN4は差
動対をなす。そしてトランジスタMP1,MP2,MP
3,及びMP4は負荷素子として用いられ、各々のソー
スは駆動電源Vccに接続され、ドレインは各々、トラン
ジスタMN1,MN2,MN3,及びMN4のドレイン
に接続されている。又トランジスタMP1,MP2のゲ
ートはトランジスタMP1のドレインに接続され、トラ
ンジスタMP3,MP4のゲートはトランジスタMP3
のドレインに接続されている。差動対をなすトランジス
タMN1,MN2のソースは共通接続されてスイッチン
グ用のトランジスタMN5のドレインに接続され、トラ
ンジスタMN3,MN4のソースは共通接続されてスイ
ッチング用トランジスタMN6のドレインに接続され
る。
【0003】なお、トランジスタMN5,MN6のソー
スは接地され、ゲートにはセンスアンプを活性化するセ
ンスアンプ活性化信号SAEが入力される。又、トラン
ジスタMN1及びMN4のゲートには差動入力信号のう
ちの一方の入力信号INが入力され、トランジスタMN
2及びMN3のゲートには差動入力信号のうちの他方の
入力信号バーINが入力される。そしてトランジスタM
N2,MN4のドレインから差動出力信号OUT,バー
OUTが各々出力される。
【0004】図4に示すセンスアンプにおいては、電源
電圧Vccが比較的高い場合、電圧Vcc付近の同相入力に
対して直流ゲインが充分にとれないという問題がある。
これを図5を参照して説明する。図5(a)は電源電圧
ccが比較的低い場合の、図4に示すセンスアンプの動
作特性を示すグラフであり、図5(b)は電源電圧Vcc
が比較的高い場合の動作特性を示すグラフである。今、
図4に示すセンスアンプにおいて、入力信号INのレベ
ルをVccに固定し、入力信号バーINのレベルをVcc
した場合のトランジスタMP2,MN2を流れる電流I
1 と出力信号OUTの電圧Vout1は、この場合のトラン
ジスタMP2の静特性を示すグラフg1 とトランジスタ
MN2の静特性を示すグラフg2 との交点Q1 から求ま
る。又、入力信号INのレベルをVccに固定し、入力信
号バーINのレベルをVcc−ΔV(Vcc>ΔV>0)に
した場合のトランジスタMP2,MN2を流れる電流I
2 と出力電圧Vout2は、この場合の、トランジスタMP
2の静特性を示すグラフg1 とトランジスタMN2の静
特性を示すグラフg3 との交点Q2 から求まる。なお、
ここではスイッチング用トランジスタMN5のオン時の
実効抵抗は充分小さいものと仮定してある。
【0005】電源電圧Vccか比較的低い場合にはトラン
ジスタMP2とトランジスタMN2の静特性は図5
(a)に示すように各々の五極管領域で交点をもつの
で、トランジスタMN2のゲート電圧の微小な変化(V
cc→Vcc−ΔV)に対して動作点はQ1 からQ2 へと
大きく移動し、出力電圧もVout1からVout2へ大きく変
化するので高い直流ゲインを得ることができる。これに
対して電源電圧Vccが比較的高い場合にはトランジスタ
MN2とトランジスタMP2のゲート/ソース間には比
較的高い電圧が印加されることになり、トランジスタM
N2とトランジスタMP2の静特性は図5(b)に示す
ように各々の三極管領域で交点を持つことになる。この
ため、トランジスタMN2のゲート電圧の微小な変化
(Vcc→Vcc−ΔV)に対して出力電圧はわずかな振れ
(Vout1→Vout2)しか示さない。これにより電源電圧
ccが比較的高い場合は充分な直流ゲインを得ることが
できない。
【0006】又従来の半導体集積回路装置のの例を図8
に示す出力駆動回転を例にとって説明する。この出力駆
動回路は、駆動電源Vccと接地電源の間に直列に接続さ
れる、PチャネルMOSトランジスタTPとNチャネル
MOSトランジスタとを備えている。そして、これらの
トランジスタTP,TNの各ゲートにはデータ線が接続
され、トランジスタTPとトランジスタTNの接続点は
出力端子OUTに接続されている。
【0007】この出力駆動回路においては、駆動電源電
圧Vccが上記出力駆動回路の動作電圧の下限値付近にあ
る場合は、適切な駆動力を得るために駆動電流を大きく
する必要があり、このためには上記出力駆動回路を構成
するトランジスタTP,TNのサイズを大きくしたり、
トランジスタTP,TNのしきい値するなどの調整が必
要である。そしてこのように調整された出力駆動回路に
動作電圧の上限値付近の駆動電圧を印加して駆動すると
今度は駆動力が過剰となり、出力端子OUTにおいて誘
導ノズルを引き起こすなどの問題が生じる。又逆に、駆
動電圧の高電圧側での駆動能力を抑えるためにサイズを
縮小したり、しきい値を大きくしたりすると、低電圧側
において駆動力が不足するという問題がある。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、第1の目的は駆動電圧の広い範囲に渡って、
上記駆動電圧に近い同相入力に対して可及的に高い直流
ゲインを得ることのできる半導体集積回路装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】又、本発明の他の目的は、動作電源電圧の
広い範囲に安定に動作することができる半導体集積回路
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明による半導体
集積回路装置は、各々の一端が第1の電源に接続される
第1及び第2の負荷素子と、ドレインが前記第1の負荷
素子の他端に接続される第1導電型の第1のMOSトラ
ンジスタと、ドレインが前記第2の負荷素子の他端に接
続され、ソースが前記第1のMOSトランジスタのソー
スと共通接続される第1導電型の第2のMOSトランジ
スタと、一端が共通接続された前記第1及び第2のMO
Sトランジスタのソースに接続され、他端が第2の電源
に接続される、直列に接続された抵抗手段及び第1導電
型の第3のMOSトランジスタからなる直列回路と、を
備え、前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲート
には差動入力信号が入力されることを特徴とする。
【0011】第2の発明による半導体集積回路装置は、
ソースが第1の電源に接続される第1導電型の第1のM
OSトランジスタと、ソースが第2の電源に接続される
第2導電型の第2のMOSトランジスタと、一端が前記
第1のMOSトランジスタのドレインに接続され、他端
が前記第2のMOSトランジスタのドレインに接続され
る第1の抵抗と、を備え、前記第1の抵抗の一端又は他
端のいずれか一方が、出力端子に接続されることを特徴
とする。
【0012】
【作用】このように構成された第1の発明の半導体集積
回路装置によれば、抵抗手段の電圧降下分だけ、第1及
び第2のMOSトランジスタのソース端の電位を浮かす
ことが可能となり、第1及び第2のMOSトランジスタ
のゲート/ソース間電圧を下げることができる。これに
より、駆動電圧に近い同相入力があっても可及的に高い
直流ゲインを得ることができる。
【0013】又上述のように構成された第2の発明の半
導体集積回路装置によれば、電源電圧の上限側ではMO
Sトランジスタの駆動力を抵抗が抑え、下限値側ではM
OSトランジスタの駆動力を大きく妨げないように抵抗
が作用する。これにより動作電源電圧の広い範囲に渡っ
て安定に動作することができる。
【0014】
【実施例】第1の発明による半導体集積回路装置の第1
の実施例の構成を図1に示す。
【0015】この実施例の半導体集積回路装置は差動型
センスアンプであって、抵抗R01,R02と、Pチャネル
MOSトランジスタMP1,MP2,MP3,MP4
と、NチャネルMOSトランジスタMN1,MN2,M
N3,MN4,MN5,MN6とを有している。トラン
ジスタMN1とトランジスタMN2は差動対をなし、ト
ランジスタMN3とトランジスタMN4は差動対をな
す。そしてトランジスタMP1,MP2,MP3,及び
MP4は負荷素子として用いられ、各々のソースは駆動
電源Vccに接続され、ドレインは各々、トランジスタM
N1,MN2,MN3,及びMN4のドレインに接続さ
れている。又トランジスタMP1,MP2のゲートはト
ランジスタMP1のドレインに接続され、トランジスタ
MP3,MP4のゲートはトランジスタMP3のドレイ
ンに接続されている。差動対をなすトランジスタMN
1,MN2のソースは共通接続され、抵抗R01を介して
スイッチグ用のトランジスタMN5のドレインに接続さ
れ、トランジスタMN3,MN4のソースは共通接続さ
れ、抵抗R02を介してスイッチング用トランジスタMN
6のドレインに接続される。
【0016】なお、トランジスタMN5,MN6のソー
スは接地され、ゲートにはセンスアンプを活性化するセ
ンスアンプ活性化信号SAEが入力される。又、トラン
ジスタMN1及びMN4のゲートには差動入力信号のう
ちの一方の入力信号INが入力され、トランジスタMN
2及びMN3のゲートには差動入力信号のうちの他方の
入力信号バーINが入力される。そしてトランジスタM
N2,MN4のドレインから差動出力信号OUT,バー
OUTが各々出力される。
【0017】なお、上記抵抗R01,R02の値R0 は次の
ようにして設定される。上記センスアンプの電源電圧V
ccについての動作範囲を V1 ≦Vcc≦V2 …(1) とし、電源電圧Vcc=V1 におけるトランジスタMN
5,MN6のオン時実効抵抗値をR(V1 )し、電源電
圧Vcc=V2 におけるトランジスタMN5,MN6のオ
ン時実効抵抗値をR(V2 )とすると、次の条件 R(V2 )≦R0 ≦R(V1 ) …(2) を満足するように抵抗R01,R02の値R0 が定められて
いる。ただし、電源電圧Vcc=Vi (i=1,2)にお
けるNチャネルMOSトランジスタのオン時実効抵抗値
R(Vi )はゲート/ソース間電圧をVGS、ソース/ド
レイン間電圧をVDS、基板/ソース間電圧をVBS、ドレ
イン電流をIとし、VGS=VDS=Vi ,VBS=0の条件
における R(Vi )=Vi /I …(3) で定義する。
【0018】次に第1の実施例の作用を説明する。電源
電圧Vccが比較的高い電圧で同相入力信号IN、バーI
Nのレベルが電源電圧Vccに近い値で入力される場合に
ついて考える。この場合、抵抗R01とトランジスタMN
5からなる直列回路を流れる電流をI0 とすると、抵抗
01の両端には ΔV=R0 ・I0 …(4) だけの電位差が生じ、トランジスタMN1,MN2のソ
ースの共通接続点N1の電位はΔVだけ浮くことにな
る。すなわちこの場合、トランジスタMN1,MN2の
ゲート/ソース間電圧はΔだけ減少することになる。し
たがって電源電圧Vccが高く、同相入力電圧が電源電圧
ccに近い場合でもトランジスタMP1,MP2及びト
ランジスタMN1,MN2のゲート/ソース間電圧は小
さくなり、センスアンプの動作点、すなわちトランジス
タMP2の静特性とトランジスタMN2の静特性の交点
は図5(a)のグラフと同様に五極管領域に存在するよ
うになる。これにより、電源電圧Vccが高く、同相入力
電圧が電源電圧Vccに近い場合でも高い直流ゲインを得
ることができる。
【0019】なお、上記(2)式の左側の条件は、電源
電圧Vccの動作保証電圧の上限V2において、トランジ
スタMN5,MN6のオン抵抗に比べて抵抗R01,R02
の抵抗値R0 が大きく、共通接続点N1 ,N2 における
電位の浮き量ΔVを有効な大きさだけ得るためのもので
ある。又(2)式の右側の条件は、動作保証電圧の下限
1 において、抵抗R01,R02の抵抗値R0 が不必要に
大きくなく、センスアンプの電流駆動能力を低下させて
しまわないようにする条件である。
【0020】又、今電源電圧Vccが1Vの場合の、本実
施例のセンスアンプの直流ゲインが、図4に示す従来の
センスアンプの直流ゲインに等しくなるように、センス
アンプを構成するMOSトランジスタのディメンション
及び抵抗R01,R02の抵抗値を定める。この場合の同相
入力電圧に対する直流ゲインを回路シュミレーションに
よって求めると図2(a)に示すグラフのようになる。
そして、次に電源電圧Vccを5Vに設定し、同相入力電
圧に対する、本実施例のセンスアンプと従来のセンスア
ンプの直流ゲインを回路シュミレーションによって求め
た結果を図2(b)のグラフに示す。この図2(b)の
グラフから分かるように同相入力電圧が電源電圧Vcc=
5Vに近い場合は、従来のセンスアンプに比べて直流ゲ
インを大幅に改善することができる。
【0021】次に第1の発明による半導体集積回路装置
の第2の実施例の構成を図3に示す。この第2の実施例
の半導体集積回路装置は差動型センスアンプであって、
第1の実施例において、抵抗R01を共通接続点N1とト
ランジスタMN5のドレインとの間に設ける代わりに、
トランジスタMN5のソースと接続電源との間に設け、
更に抵抗R02を、共通接続点N2とトンラジスタMN6
のドレインとの間に設ける代わりにトランジスタMN6
のソースと接地電源との間に設けたものである。そし
て、トランジスタMN5,MN6のドレインを各々共通
接続点N1,N2にに接続する。ここで抵抗R01,R02
の抵抗値R0 は(2)式を満足するように設定されるも
のとする。
【0022】この第2の実施例も第1の実施例と同様の
効果を有することは言うまでもない。
【0023】なお、上記第1及び第2の実施例におい
て、抵抗R01,R02を拡散層抵抗によって形成すれば、
抵抗値の製造プロセスによるバラツキを小さくすること
ができるとともに、ポリサイド抵抗を用いた場合値を有
する抵抗実現することができる。
【0024】次に第2の発明による半導体集積回路装置
の一実施例の構成を図6に示す。この実施例の半導体集
積回路装置は出力駆動回路であって、PチャネルMOS
トランジスタTPと、抵抗R1 ,R2 と、NHチャネル
MOSトランジスタTNとを有している。トランジスタ
TPのソースは駆動電源Vccに接続され、トランジスタ
TNのソースは接地電源に接続されている。そして、抵
抗R1 ,R2 は直列に接続されて、その一端がトランジ
スタTPのドレインに、他端がトランジスタTNのドレ
インに接続されている。トランジスタTP,TNのゲー
トは各々データ線に接続され、抵抗R1 ,R2 の共通接
続点が出力端子OUTに接続されている。なお、抵抗R
1 ,R2 の抵抗値R01,R02は次のようにして設定され
る。図6に示す出力駆動回路の駆動電源Vccの動作範囲
を V1 ≦Vcc≦V2 とし、Vcc=V1 における、トランジスタTP,TNの
オン抵抗をRP1,RN1とし、Vcc=V2 におけるトラン
ジスタTP,TNのオン抵抗をRP2,RN2とすると、 RP2≦R01≦RP1N2≦R02≦RN1 を満足するように設定する。
【0025】このようにすることにより、駆動電圧Vcc
が動作電圧の上限V2 付近にある場合はトランジスタT
P,TNの駆動力を抵抗R1 ,R2 が抑える形となり、
駆動電圧Vccが動作電圧の下限V1 付近にある場合はト
ンランジスタTP,TNの駆動力を大きく妨げないよう
に抵抗R1 ,R2 が働く。これにより、動作電圧の下限
付近では、駆動能力の低下を防止することが可能になる
とともに、上限値付近では誘導ノイズの発生を防止する
ことが可能となり、動作電圧の広い範囲にわたって安定
に動作することができる。
【0026】又、図6に示す出力動力回路において、ト
ランジスタTPのチャネル幅を160μm、チャネル長
を0.6μm、トランジスタTNのチャネル幅を80μ
m、チャネル長を0.5μmとし、駆動電圧Vccの上限
値を5V、下限値を1Vとする。すると出力駆動回路内
のトランジスタTPの電源電圧Vccが5Vの時と、1V
の時のオン抵抗値は各々70Ω以下、200Ω以上であ
る。又トンラジスタTNの電源電圧Vccが5Vの時と、
1Vの時のオン抵抗値は各々80Ω以下、200Ω以上
となっている。これにより抵抗R1 の抵抗値R01を17
0Ω、抵抗R2の抵抗値R02を200Ωと選定し、電源
電圧に抵抗する出力駆動回路の遅延時間を回路シミュレ
ーションによって求めた結果を図7のグラフg1 に示
す。又図7のグラフg2 は従来の出力駆動回路(図8参
照)の、電源電圧に対する遅延時間を回路シミュレーシ
ョンによって求めた結果を示している。なお、従来の出
力駆動回路を構成するトランジスタのディメンションは
上記実施例の出力駆動回路のトランジスタのディメンシ
ョンと同一としてある。
【0027】図7のグラフから分かるように、従来型の
場合、電源電圧が5V時の遅延時間は1V時の遅延時間
の約1/4、すなわち動作速度は約4倍であるのに対し
て、本実施例では電源電圧が5V時の遅延時間は1V時
の遅延時間の約3/5、すなわち動作速度は約1.6倍
となっている。すなわち、本実施例においては電源電圧
が動作範囲の上限付近にあるときには従来のものに比べ
て駆動能力(動作速度)が抑制されていることになる。
なお、上記実施例において、抵抗R1 ,R2 の一方を削
除しても同様の効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】第1の発明によれば駆動電圧の広い範囲
に渡って可及的に高い直流ゲインを得ることができる。
【0029】又第2の発明によれば、動作電源電圧の広
い範囲に渡って安定動作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1の実施例の構成を示す回路
図。
【図2】本発明の効果を説明するグラフ。
【図3】第1の発明の第2の実施例の構成を示す回路
図。
【図4】従来の半導体集積回路装置の一例を示す回路
図。
【図5】図4に示す回路装置の問題点を説明するグラ
フ。
【図6】第2の発明の一実施例の構成を示す回路図。
【図7】第2の発明の効果を説明するグラフ。
【図8】従来の半導体集積回路装置の他の例を示す回路
図。
【符号の説明】
MP1,MP2,MP3,MP4 PチャネルMOSト
ンラジスタ MN1,MN2,MN3,MN4,MN5,MN6 N
チャネルMOSトランジスタ N1,N2 共通接続点 R01,R02 抵抗 SAE センスアンプ活性化信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々の一端が第1の電源に接続される第1
    及び第2の負荷素子と、 ドレインが前記第1の負荷素子の他端に接続される第1
    導電型の第1のMOSトランジスタと、 ドレインが前記第2の負荷素子の他端に接続され、ソー
    スが前記第1のMOSトランジスタのソースと共通接続
    される第1導電型の第2のMOSトランジスタと、 一端が共通接続された前記第1及び第2のMOSトラン
    ジスタのソースに接続され、他端が第2の電源に接続さ
    れる、直列に接続された抵抗手段及び第1導電型の第3
    のMOSトランジスタからなる直列回路と、 を備え、前記第1及び第2のMOSトランジスタのゲー
    トには差動入力信号が入力されることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  2. 【請求項2】前記第1の電源の電圧Vccの動作保証範囲
    をV1 ≦Vcc≦V2 とし、前記第1の電源の電圧Vcc
    cc=V2 の場合の前記第3のMOSトランジスタのオ
    ン時実効抵抗値をR(V2 )とすると、前記抵抗手段の
    抵抗値R0 は R(V2 )≦R0 を満足するように設定されることを特徴とする請求項1
    記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】前記第1の電源の電圧Vccが、Vcc=V1
    の場合の前記第3のMOSトランジスタのオン時実効抵
    抗値をR(V1 )とすると、前記抵抗手段の抵抗値R0
    は R0 ≦R(V1 ) を満足するように設定されることを特徴とする請求項2
    記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】前記抵抗手段は、拡散層抵抗を用いて実現
    されることを特徴とする請求項1乃至3記載の半導体集
    積回路装置。
  5. 【請求項5】ソースが第1の電源に接続される第1導電
    型の第1のMOSトランジスタと、 ソースが第2の電源に接続される第2導電型の第2のM
    OSトランジスタと、 一端が前記第1のMOSトランジスタのドレインに接続
    され、他端が前記第2のMOSトランジスタのドレイン
    に接続される第1の抵抗と、 を備え、前記第1の抵抗の一端又は他端のいずれか一方
    が、出力端子に接続されることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  6. 【請求項6】前記第1の抵抗の抵抗値は、駆動電圧がそ
    の動作保証範囲の上限値である場合の前記第1及び第2
    のMOSトランジスタのオン時実効抵抗値によって決ま
    る第1の所定値に等しいか大きな値を有することを特徴
    とする請求項5記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】前記第1の抵抗の抵抗値は、駆動電圧がそ
    の動作保証範囲の下限値である場合の前記第1及び第2
    のMOSトランジスタのオン時実効抵抗値によって決ま
    る第2の所定値に等しいか又小さな値を有することを特
    徴とする請求項6記載の半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】ソースが第1の電源に接続される第1導電
    型の第1のMOSトランジスタと、 ソースが第2の電源に接続される第2導電型の第2のM
    OSトランジスタと、 一端が前記第1のMOSトランジスタのドレインに接続
    され、他端が出力端子に接続される第1の抵抗と、 一端が前記出力端子に接続され、他端が前記第2のMO
    Sトランジスタのドレインに接続される第2の抵抗と、 を備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】前記第1及び第2の抵抗の抵抗値は、各々
    駆動電圧がその動作保証範囲の上限値である場合の前記
    第1及び第2のMOSトランジスタのオン時実効抵抗値
    によって決まる第1及び第2の所定値に等しいか又は大
    きな値を有することを特徴とする請求項8記載の半導体
    集積回路装置。
  10. 【請求項10】前記第1及び第2の抵抗の抵抗値は各
    々、駆動電圧がその動作保証範囲の下限値である場合の
    前記第1及び第2のMOSトランジスタのオン時実効抵
    抗値によって決まる第3及び第4の所定値に等しいか又
    は小さな値を有することを特徴とする請求項9記載の半
    導体集積回路装置。
JP43A 1992-11-17 1992-11-17 半導体集積回路装置 Pending JPH06164261A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06164261A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 半導体集積回路装置
KR1019930024177A KR0164615B1 (ko) 1992-11-17 1993-11-15 반도체 집적 회로 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP43A JPH06164261A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 半導体集積回路装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06164261A true JPH06164261A (ja) 1994-06-10

Family

ID=17963508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP43A Pending JPH06164261A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 半導体集積回路装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH06164261A (ja)
KR (1) KR0164615B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5701102A (en) * 1995-11-29 1997-12-23 National Semiconductor Corporation High-speed transmission line receiver with wide range of common mode compensation

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102046818B1 (ko) 2017-10-16 2019-12-02 한국과학기술연구원 질화 붕소 나노 물질을 이용한 가열 재생 가능한 한외여과막과 그 제조 및 재생 방법
KR102048150B1 (ko) * 2018-06-28 2019-11-22 주식회사 에프램 출력 Level Detection 회로 장치
KR102064081B1 (ko) * 2018-07-29 2020-01-08 주식회사 에프램 전류 제한 저항 제어 증폭 회로 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5701102A (en) * 1995-11-29 1997-12-23 National Semiconductor Corporation High-speed transmission line receiver with wide range of common mode compensation

Also Published As

Publication number Publication date
KR0164615B1 (ko) 1999-03-20
KR940012620A (ko) 1994-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3575453B2 (ja) 基準電圧発生回路
US7898330B2 (en) Class AB amplifier systems
KR100355082B1 (ko) 연산 증폭 방법 및 연산 증폭기
JP2885120B2 (ja) 演算増幅器
JP4070533B2 (ja) 半導体集積回路装置
JP2004194124A (ja) ヒステリシスコンパレータ回路
KR20060056419A (ko) Am 중간 주파 가변 이득 증폭 회로, 가변 이득 증폭 회로및 그 반도체 집적 회로
JP2000114891A (ja) 電流源回路
JP3535836B2 (ja) 電力増幅回路
JP2689871B2 (ja) 3値入力バッファ回路
JPH06164261A (ja) 半導体集積回路装置
JPS6070591A (ja) センスアンプ
US6930530B1 (en) High-speed receiver for high I/O voltage and low core voltage
US11742812B2 (en) Output pole-compensated operational amplifier
JP4055123B2 (ja) 演算増幅器
JP4819583B2 (ja) Ota回路
US5847606A (en) Low voltage CMOS amplifier output stage
JP2002314399A (ja) 半導体集積回路
JPS59191936A (ja) 高速論理回路
JPH08293745A (ja) Cmis差動増幅回路
JPH0744254A (ja) Cmos定電流源回路
JP5203809B2 (ja) 電流ミラー回路
JP3311879B2 (ja) 演算増幅回路
JP3737096B2 (ja) 出力回路
JP4447383B2 (ja) プッシュプル増幅器