JPH06163879A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH06163879A
JPH06163879A JP30838192A JP30838192A JPH06163879A JP H06163879 A JPH06163879 A JP H06163879A JP 30838192 A JP30838192 A JP 30838192A JP 30838192 A JP30838192 A JP 30838192A JP H06163879 A JPH06163879 A JP H06163879A
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JP
Japan
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oxide film
opening
forming
semiconductor device
schottky
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Pending
Application number
JP30838192A
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English (en)
Inventor
Shigenari Endo
重成 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ショットキーバリヤ構造において、仕事関数φ
B の低いバリヤメタルでもリーク電流が小さく、かつノ
イズが小さく、検波感度の良好なショットキーを作るこ
とを目的とする。 【構成】エピタキシャル半導体層22上に、第一酸化膜
23を形成し、化学蝕刻法により、ショットキ対応部よ
り大きめの開孔部14を設ける。その後、第1開孔部も
含め、再度第2酸化膜8を形成し、ショットキー対応の
開孔部9を第1開孔の内側に設けた後、ショットキーバ
リヤメタル15を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその製造
方法に関し、特にショットキー接合を有する半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のショットキーバリヤの製造
方法を示す断面図である。基板1上に形成されたエピタ
キシャル半導体層2上に熱酸化法により酸化膜3を形成
し(図3(a))、次に化学蝕刻法によりショットキー
接合部に対応する開孔部4を設け(図3(b))、その
後開孔部も含め酸化膜表面上に任意な形状迄バリヤメタ
ル5を形成する(図3(c))。図4は図3(b)の拡
大図であり化学蝕刻法による酸化膜除去手法の極めて一
般的な構造で角6及び7は作業のバラツキにより若干の
誤差は生ずるが角6は16度から17度の間又角7は7
0度から80度の間で形成されるのが従来用いられてい
る一般的な構造である。
【0003】この従来のショットキーに対応する開孔部
の構造において熱酸化法による酸化膜を化学蝕刻法によ
り除去する過程で、開孔部の側面に(図4)に示すごと
く大きなダレが生ずる。特に図4における狭角6の構造
は仕事関数φB が0.5eV以下のショットキー(例え
ばバリヤメタルがチタン)の場合、逆方向へ電圧を印加
した時(例えば0.5V)に流れる電流の値がショット
キ対応の開孔部に合わせた計算値(理論値)より大幅な
ズレを発生し、リーク電流が大きくなる原因となってい
る。
【0004】ショットキーは金属とシリコン界面に発生
する障壁を利用し所望とする電気的特性を得るものであ
り、その点からみれば金属とシリコン間にはいかなる汚
れも介在してはならないとされるのが理想的な構造であ
る。しかるに従来の構造においては狭角6における先端
の薄い酸化膜(3オングストローム以下の領域)の部分
が金属とシリコン界面に汚れを介在させたと同一構造に
なり、汚物介在によるシリコンとメタルの境界があいま
いとなる領域が発生するためにリーク電流が増大する原
因となていた。このリーク電流を解消するため(理論値
迄接近させるため)、高温(例えば470℃)によるベ
ークを実施しシーサイド領域を形成しているのが、その
ために起こる二次弊害としてノイズが大きくなり検波感
度特性を極端に劣化させるという悪質な構造になるとい
う欠点があった。
【0005】これらの欠点を解決する手段として、特開
昭64−32673号公報に開示された方法がある。図
5はその製造方法を示す断面図である。図5(a),
(b)は図3と同じ工程であり、その後開孔部4に再び
酸化膜7を形成し(図5(c))、その後リセスエッチ
ングすることによって、開孔部側面を直線状としてい
た。
【発明が解決しようとする課題】この従来の製造方法で
は、電気特性を十分に向上させることができず、特にφ
B の低いショットキーダイオードにおいて、逆方向の電
圧を印加した時のリーク電流を小さくすることができ
ず、検波感度の良好な特性を得ることができないという
欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、半導体
層上に第1の酸化膜を形成する工程と、第1の酸化膜に
第1の開孔部を形成する工程と、第1の開孔部上に第1
の酸化膜よりも薄い第2の酸化膜を形成する工程と、第
1の開孔部内で第2の酸化膜内に第2の酸化膜を外周部
に残して第2の開孔部を形成する工程と、第2の開孔部
上に導電領域が形成される工程とを含む半導体装置の製
造方法及び半導体装置が得られる。
【0007】これにより、電気特性の良好な半導体装置
が得らえるが、この時、第1の酸化膜の厚さは0.2μ
m以上であることが望ましく、第2の酸化膜の厚さは
0.2μm以下であることが望ましい。第1の酸化膜が
0.2μmより薄いと、絶縁が十分に行われなくなる
し、また、第2の酸化膜のうち第2の開孔部周囲の残さ
れた部分の幅が1.5μm以上5μm以下であることが
望ましい。更に、これらの構造は、導電領域がチタン
等、ショットキー・メタルの仕事関数φB が0.5eV
以下のメタルからなるときに特に効果的である。
【0008】
【実施例】図1は本発明による一実施例を示す断面図で
ある。基板21上のエピタキシャル半導体層22上に熱
酸化法による第1酸化膜23を形成し(図1(a))、
次に化学蝕刻法によりショットキー接合対応部より大き
めに第1開孔部14を設ける(図3(b))。その後こ
の第1開孔部も含め熱酸化法により再度酸化し厚さ10
00オングストロームから2000オングストロームの
第2酸化膜層8を形成し(図3(c))、形成後化学蝕
刻法によりショットキー対応の第2開孔部9を第1開孔
部14より内側に作る(図1(d))。第2開孔部9形
成後は第2開孔部9も含め第1酸化膜23の表面上任意
な形状迄バリヤメタル15を形成しショットキーを作る
(図1(e))。
【0009】図2は図1(d)の拡大図で、図における
第2開孔部9の酸化膜のダレ10は85度から90度、
又、同図における第1開孔部と第2開孔部との差11は
1.5μm以上5μm以下であることが好ましい。特
に、浮遊容量を考慮すると、例えば5pFのMOSであ
れば、第1の開孔部直径を25〜30μm、第2の開孔
部直径を15〜25μmとし、第1の開孔部と第2の開
孔部との差11は2〜4μm程度にするのが好ましい。
又前述の距離11について装置製造上から2μm〜3μ
mの距離を延ばした場合、浮遊容量の増大が考えられる
が、その場合は第1の酸化膜の厚さを制御するか、ある
いは第1の酸化膜の膜厚の調整が不可の場合は第1の酸
化膜形成後にL.P.C.V.D(ロープレッシャーケ
ミカルバキームデポジット法)により浮遊容量を考慮し
た任意な厚さの酸化膜を形成した後に第2の酸化膜層を
熱酸化法により形成する。図6はショットキー・バリヤ
メタル形成後450度45分間ベーク後における逆方向
への0.5Vの電圧を印加した時のリーク電流の分布で
あり、(a)は本発明による特性図、(b)は従来構造
による特性図である。一般的には印加電圧が0.5Vの
時のリーク電流のをもってその良し悪しが判断される。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば仕事
関数φB の低い(0.5eV以下の)ショットキーにお
いても逆方向へ電圧を印加した時のリーク電流が小さ
い、同時に検波感度の良好な特性を得ることができると
いう利点がある。
【0011】さらに本発明はショットキーのみならず、
拡散構造(熱拡散法、イオン注入法)においても、特に
超階段構造を形成するためのイオン注入においては本発
明による構造が極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による製造工程(a)〜
(e)を説明する断面図。
【図2】図1(d)の拡大図。
【図3】従来の製造工程(a)〜(c)を示す断面図。
【図4】図3(b)の詳細図。
【図5】従来の製造工程(a)〜(d)を示す断面図。
【図6】本発明(a)による場合と従来法(b)による
場合の半導体装置のリーク電流の特性図。
【符号の説明】
1,21 半導体基板 2,22 エピタキシャル層 3,8,23 熱酸化法による酸化膜 4,14 第1開孔部 5,15 ショットキー・バリヤメタル 6 第1開孔部における薄い酸化膜の残りの角度 7 第1開孔部の酸化膜ダレの一般的な形状角度 9 第2開孔部 10 第2開孔部酸化膜側面の角度 11 第1開孔部,第2開孔部との距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体層上に第1の酸化膜を形成する工
    程と、前記第1の酸化膜に第1の開孔部を形成する工程
    と、前記第1の開孔部上に前記第1の酸化膜よりも薄い
    第2の酸化膜を形成する工程と、前記第1の開孔部内で
    前記第2の酸化膜内に前記第2の酸化膜を外周部に残し
    て第2の開孔部を形成する工程と、前記第2の開孔部上
    に導電領域を形成する工程とを含む半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1の酸化膜の厚さが0.2μm以
    上であり、第2の酸化膜の厚さが0.2μm以下である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記第2の酸化膜のうち前記第2の開孔
    部周囲の残された部分の幅が1.5μm以上5μm以下
    であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記導電領域がチタンからなることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4の製造方法によ
    り製造される半導体装置。
JP30838192A 1992-11-18 1992-11-18 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH06163879A (ja)

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Effective date: 19960305