JP2000049352A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000049352A
JP2000049352A JP10212797A JP21279798A JP2000049352A JP 2000049352 A JP2000049352 A JP 2000049352A JP 10212797 A JP10212797 A JP 10212797A JP 21279798 A JP21279798 A JP 21279798A JP 2000049352 A JP2000049352 A JP 2000049352A
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silicon layer
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sidewall
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JP10212797A
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Hiroshi Domyo
寛 道明
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体素子が形成される素子領域部のエッジ
部において、寄生効果の影響を排除でき、そのエッジ部
近傍の酸化膜の耐圧低下を防止できる半導体装置などの
提供。 【解決手段】 酸化シリコン膜やサファイア基板などか
らなる絶縁物11上に、シリコン層からなり半導体素子
が形成される素子領域部13が独立して設けられてい
る。その素子領域部13の外周部は、絶縁物からなるサ
イドウオール14で囲まれている。素子領域部13、サ
イドウオール14、および絶縁物11の各表面は、ゲー
ト酸化膜15により被覆されている。ゲート酸化膜15
の表面には、ゲート電極16が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁物上にシリコ
ン層を形成し、そのシリコン層に半導体素子を形成させ
た半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のMOSトランジスタやM
OSICなどの半導体装置としては、例えば図5および
図6に示すようなものが知られている。
【0003】図5に示す半導体装置は絶縁物1の上にシ
リコン層からなる素子領域部2を独立させ、その素子領
域部2の表面はゲート酸化膜3で被覆され、ゲート酸化
膜3の上にゲート電極4が設けられている。また、シリ
コン層からなる素子領域部2のエッジ部2Aは、図5に
示すように直角に形成されている。
【0004】図6に示す半導体装置は、図5に示す半導
体装置とほぼ同一の構造からなるが、シリコン層からな
る素子領域部2のエッジ部2Aが絶縁物1に対して直角
ではなく、図6に示すように鈍角に形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5の半導
体装置では、素子領域部2のエッジ部2Aに形成される
MOS構造による寄生効果がない上に、その製造工程が
少なくて良いなどの長所がある。しかし、素子領域部2
のエッジ部2Aが図示のように直角に形成されているた
めに、その直角の部分に電界が集中しやすく、エッジ部
2A近傍のゲート酸化膜3の耐圧を低下させるという不
都合がある。
【0006】一方、図6の半導体装置では、そのエッジ
部2Aが直角ではなく鈍角にさせているので、そのエッ
ジ部2A近傍のゲート酸化膜2の耐圧の低下を防止でき
る。しかし、エッジ部2Aに形成されるMOS構造によ
る寄生効果、例えば、しきい値の変化によるリーク電流
の発生の防止のために、しきい値が高くなるようにエッ
ジ部2Aのみにボロンなどのイオンを注入する必要があ
るので、製造工程が増加するという不都合がある。
【0007】そこで、本発明は、シリコン層からなる素
子領域部のエッジ部において、寄生効果の影響が排除で
きる上に、エッジ部近傍の酸化膜の耐圧低下を防止する
ようにした半導体装置及びその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し、本
発明の目的を達成するために、請求項1に記載の発明
は、絶縁物上のシリコン層に形成される半導体装置にお
いて、前記シリコン層をエッチングして形成された素子
領域部と、この素子領域部の外周部を囲む絶縁膜からな
るサイドウオールと、前記素子領域部の表面を被覆する
酸化膜と、この酸化膜上に設けられた電極とを備えるよ
うにした。
【0009】請求項2に記載の発明は、絶縁物上にシリ
コン層を形成し、このシリコン層を略垂直にエッチング
して素子領域部を形成し、この素子領域部の表面に酸化
膜を形成し、さらに前記酸化膜上に電極を形成する半導
体装置の製造方法において、前記電極を形成する前に、
前記素子領域部の外周部に絶縁膜からなるサイドウオー
ルを形成することようにした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明
の半導体装置の実施の形態の平面図である。図2は、図
1のA−A線の断面図である。
【0011】この実施の形態の半導体装置は、図1およ
び図2に示すように、酸化シリコン膜やサファイア基板
などからなる絶縁物11上に、シリコン層からなり半導
体素子が形成される素子領域部13が独立して設けられ
ている。そのシリコン層からなる素子領域部13の外周
部は、絶縁物からなるサイドウオール(スペーサ)14
で囲まれている。素子領域部13、サイドウオール1
4、および絶縁物11の各表面は、ゲート酸化膜15に
より被覆されている。ゲート酸化膜15の表面には、ゲ
ート電極16が設けられている。
【0012】次に、上記のような構成からなる半導体装
置の製造方法の一例について、図3および図4を参照し
て説明する。まず、図3(A)に示すように、絶縁物1
1の表面に薄膜からなるシリコン層12を形成する。絶
縁物11としては酸化シリコン膜やサファイア基板など
を使用し、シリコン層12の層厚は50〜300〔n
m〕程度とする。
【0013】次に、図3(B)に示すように、シリコン
層12の表面に保護酸化膜17を形成する。保護酸化膜
17の層厚は10〜300〔nm〕程度とし、その保護
酸化膜17の形成は例えば900℃の雰囲気下でドライ
酸化により行う。
【0014】次いで、図1および図2に示すような素子
領域部13を形成するために、図3(C)に示すよう
に、保護酸化膜17の表面に素子領域形成用レジストパ
ターン18を形成する。
【0015】引き続き、素子領域形成用のエッチングを
行うと、図3(D)に示すように、絶縁物11上にはシ
リコン層12からなる素子領域部13のみが残る。上記
のエッチングは、例えばCF4 /O2 混合ガスによるリ
アクティブ・イオン・エッチング(RIE)により行
う。
【0016】次に、図1および図2に示すようなサイド
ウオール14を形成するために、二酸化シリコンなどか
らなるサイドウオール形成用絶縁層19を、図3(E)
に示すように、絶縁物11および保護酸化膜17の各表
面に層厚を均一に形成させる。サイドウオール形成用絶
縁層19の形成は、例えばTEOS(テトラエトキシミ
ラン)によるCVD法(化学気相堆積法)により行い、
その層厚はシリコン層12の層厚と同じになるようにす
る。
【0017】次いで、CF4 /O2 混合ガスによるプラ
ズマエッチングにより、サイドウオール形成用絶縁層1
9を厚さ方向にシリコン層12の層厚と同じ分だけ削
る。これにより、図3(F)に示すように、サイドウオ
ール形成用絶縁層19はシリコン層12の周囲にのみ残
り、この残ったサイドウオール形成用絶縁層19により
シリコン層12の外周部にはサイドウオール14が形成
される。
【0018】引き続き、シリコン層12の表面に形成さ
れている保護酸化膜17を除去すると、図3(G)に示
すような状態になる。この保護酸化膜17の除去は、例
えば100:1からなるHF溶液により溶解させること
により行う。
【0019】次に、シリコン層12(素子領域部1
3)、サイドウオール14、および絶縁物11の各表面
に、図4(H)に示すように、ゲート酸化膜15を形成
させる。この形成は、例えば雰囲気温度が850℃、O
2 /H2 混合ガスによるウエット酸化により行う。
【0020】次いで、図4(I)に示すように、ゲート
酸化膜15の表面にゲート電極用多結晶シリコン層21
を形成させる。この形成は、例えばSiH4 によるCV
D法により行い、そのゲート電極用多結晶シリコン層2
1の層厚は100〜300〔nm〕程度とする。
【0021】さらに、ゲート電極用多結晶シリコン層2
1のうち不要な部分をプラズマエッチングにより除去す
ると、図4(J)に示すようになり、ゲート電極16が
形成される。
【0022】続いて、シリコン層12内に拡散により例
えばソースやドレインなどの各領域を形成する。以上説
明したように、この実施の形態にかかる半導体装置で
は、シリコン層からなる素子領域部13の外周部に、絶
縁物からなるサイドウオール14を設けるようにしたの
で、素子領域部13のエッジ部において、寄生効果の影
響が排除できる上に、エッジ部近傍のゲート酸化膜15
の耐圧低下を防止できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、シリ
コン層を略垂直にエッチングして素子領域部を形成し、
この素子領域部の外周部を絶縁膜からなるサイドウオー
ルで囲むようにしたので、その素子領域部のエッジ部に
おいて、いわゆる寄生効果の影響が排除できる上に、エ
ッジ部近傍の酸化膜の耐圧低下を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半導体装置の一例を示す
平面図である。
【図2】図1のA−A線の断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の半導体装置の製造方法の
工程の一例を示す図である。
【図4】同工程の続きを示す図である。
【図5】従来装置の断面図である。
【図6】他の従来装置の断面図である。
【符号の説明】
11 絶縁物 12 シリコン層 13 素子領域部 14 サイドウオール 15 ゲート酸化膜 16 ゲート電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁物上のシリコン層に形成される半導
    体装置において、 前記シリコン層をエッチングして形成された素子領域部
    と、 この素子領域部の外周部を囲む絶縁膜からなるサイドウ
    オールと、 前記素子領域部の表面を被覆する酸化膜と、 この酸化膜上に設けられた電極と、 を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁物上にシリコン層を形成し、このシ
    リコン層を略垂直にエッチングして素子領域部を形成
    し、この素子領域部の表面に酸化膜を形成し、さらに前
    記酸化膜上に電極を形成する半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記電極を形成する前に、前記素子領域部の外周部に絶
    縁膜からなるサイドウオールを形成することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007048934A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Mitsubishi Electric Corp 薄膜トランジスタおよびその製造方法
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