JPH0616381A - パネルの反転移載方法 - Google Patents

パネルの反転移載方法

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JPH0616381A
JPH0616381A JP19921892A JP19921892A JPH0616381A JP H0616381 A JPH0616381 A JP H0616381A JP 19921892 A JP19921892 A JP 19921892A JP 19921892 A JP19921892 A JP 19921892A JP H0616381 A JPH0616381 A JP H0616381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
hook
lifting device
fitting
alc
Prior art date
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Pending
Application number
JP19921892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kinji Yoshida
金治 吉田
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YKK Corp
Original Assignee
Yoshida Kogyo KK
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Publication date
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  • Specific Conveyance Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ALCパネル等の成形パネルを、反転させて
台車等に移載する作業を簡単に、しかも効率良く行うこ
との可能な方法を提案すること。 【構成】 本発明の方法においては、ALCパネル4A
の短辺側の両端面41、42に対してフック金具5、6
を着脱可能な状態に取付けておき、このフック金具にチ
ェーンブロック2、3のつり上げ部材を引っかけて、パ
ネル4Aを人力を用いることなく引上げ、引き上げた状
態で、パネル4Aをフック金具5、6を中心として反転
させ、しかる後に、チェイン・ブロック2、3によって
パネル4Aを台車8の上に降下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積み上げられているA
LCパネル等のパネルを、簡単な作業により台車等に裏
返して移載することのできる方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築現場等においては、工場生産された
ALCパネルがトラック等によって搬入されて、作業の
邪魔にならない場所に積み上げられる。積み上げられた
ALCパネルは、必要に応じて台車等に載せて、その設
置場所まで運搬される。積み上げられているALCパネ
ルを台車等に移載する作業は、人手に頼って行われてい
るのが現状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ALCパネル
の重量は、その厚さによっても異なるが200kg程度
もあり、このような重量物を人手によって移載する作業
は重労働である。また、このような移載の際には、表面
が上側となるように積み上げられているALC板を裏返
して、表面が下側に向く状態で台車等に移載しなければ
ならない場合もある。このような反転作業が加わると、
ALCパネルの移載作業は更に困難となってしまう。
【0004】本発明の課題は、このALCパネルの移載
を簡単に行うことの可能な方法を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、ALCパネルの短辺側の両端
面に対してフック金具を着脱可能な状態に取付けてお
き、このフック金具にチェーンブロック等の揚重装置の
つり上げ部材を引っかけて、ALCパネルを人力を用い
ることなく引上げ、引き上げた状態で、ALCパネルを
フック金具を中心として反転させ、しかる後に、揚重装
置によってALCパネルを台車等の上に降下させるよう
にしている。
【0006】ここに、ALCパネルの両端面には、予め
フック金具の装着孔を形成しておく。またフック金具と
しては、揚重装置のつり上げ部材を引っかけるための頭
部と、装着孔に嵌め込み可能な脚部とを備えた構造のも
のを使用する。ALCパネルを台車等に移載した後は、
フック金具をALCパネルから取り外す。
【0007】フック金具としては、円柱状の脚部と、一
定の間隔で形成された一対の大径フランジおよびこれら
の間を連結している小径円柱部分からなる頭部とを有
し、脚部の長さが成形パネルに形成された装着孔の長さ
以下に設定されており、少なくとも脚部側に位置するフ
ランジの径が装着孔の径よりも大きく設定されている形
状のものを使用することができる。この形状のフック金
具においては、その頭部における一対のフランジの間の
小径円柱部分が揚重装置のつり上げ部材を引っかける部
分となる。この部分は円形断面であるので、つり上げた
状態のALCパネルを、この部分を中心として簡単に反
転させることができる。
【0008】なお、対象となるパネルはALCパネルの
他、PCパネルなどの成形パネルでもよいことは勿論で
ある。
【0009】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。
【0010】図1には、本例の方法を適用したALCパ
ネルの移載装置を示してある。図において、1は建築現
場等において仮設した鋼製梁であり、ここには、一定の
間隔を置いて同一構造の一対のチェイン・ブロック2、
3がつり下げられている。各チェイン・ブロック2、3
からつり下げられているフック21、31には、それぞ
れ鋼製ワイヤリング22、32がつり下げられている。
これらのワイヤリング22、32の下端には、ALCパ
ネル4の短辺側の両端面41、42に取り付けた同一構
造のフック金具5、6がそれぞれつり下げられている。
公知のように、チェイン・ブロック2、3を用いること
により、簡単に重量のあるALCパネル4を持ち上げる
ことができる。
【0011】図2には、フック金具6およびこれが嵌め
込まれるALCパネルの端面42を拡大して示してあ
る。この図から分かるように、フック金具6は、一対の
大径フランジ61、62を備えた頭部63と、小径の円
柱状の脚部65から構成されている。
【0012】ALCパネル4の端面42には、その中央
位置に、フック金具を装着するための装着孔44が開け
てある。この装着孔の孔径は、フック金具6の脚部65
を嵌め込むことができる寸法に設定されている。また、
装着孔の深さは、フック金具の脚部65の長さ(フラン
ジ62の端面から脚部先端までの長さ)よりも僅かに長
い寸法に設定されている。このような装着孔はALCパ
ネルの成形時に同時に形成することができる。勿論、後
加工によって形成してもよい。
【0013】フック金具6の頭部63は、一対のフラン
ジ61、62の間が脚部と同径の円柱部分64によって
連結されている。この円形部分64が、上記のチェイン
・ブロックの側のワイヤリング32の引っかけ位置とな
っている。フック金具の脚部65において、その先端側
の外周面には、外方に僅かに突出した突起66が複数箇
所に形成されている。これらの突起が存在するので、脚
部65を装着孔44に嵌め込んだ状態においては、容易
に抜け出ることなくフック金具をALCパネルに取り付
いた状態とすることができる。
【0014】フック金具6を装着孔44に嵌め込むと、
その頭部側のフランジ62の端面62aがパネル端面4
2に当たった状態になる。したがって、それ以上はフッ
ク金具を装着孔に押し込むことはできない。
【0015】なお、他方のフック金具5および装着孔4
3の構成は、上記のフック金具6および装着孔44とそ
れぞれ同一であるので、その説明を省略する。
【0016】次に、図3、図4および図5を参照して、
本例の装置を用いたALCパネルの移載方法を説明す
る。まず、図3に示すように、チェイン・ブロック2、
3の直下からパネル幅程度に横にずれた位置にALCパ
ネル4が積み上げられている。これらのALCパネル
に、その最も上に積み上げられているALCパネル4A
に示すように、端面にフック金具5、6を取り付ける。
台車8をチェイン・ブロック2、3の直下に置く。
【0017】この後は、チェイン・ブロック2、3を下
ろして、ワイヤリング22、32の下端を、それぞれフ
ック金具5、6に引っかけて、一番上のALCパネル4
Aを上方に僅かに引き上げる。図3において想像線で示
すように、ALCパネルを僅かに引き上げると、ALC
パネル4Aは、その自重によってチェイン・ブロック
2、3の上端側を中心としてチェイン・ブロック2、3
の直下位置まで旋回しようとする。通常の作業では、両
側に作業員が立ち、旋回するALCパネル4Aを持って
徐々にALCパネルを旋回させる。
【0018】このようにして台車8の直上につり下げら
れた状態となったALCパネル4Aを、図4に示すよう
に、両側に立っている作業員がフック金具5、6を中心
として回転させれば、ALCパネル4Aは簡単に反転す
る。
【0019】この後は、図5に示すように、チェイン・
ブロック2、3によりALCパネル4Aを図の想像線か
ら実線で示す位置まで降下させる。このようにして、A
LCパネル4Aを台車8に載せることができる。この後
は、ワイヤリング22、32をフック金具5、6から外
すと共に、フック金具5、6をALCパネル4Aから外
せばよい。
【0020】以上の手順を繰り返すことにより、積み上
げられているALCパネル4を反転させて台車8に積む
ことができる。本例によれば、簡単な作業により、しか
も力をそれほど必要とすることなく、重量のあるALC
パネルを台車に積み込むことができる。
【0021】なお、本例においては、ALCパネルを例
に挙げて説明したが、PCパネル等のような別の種類の
成形パネル、あるいは木製、鋼製等のパネルに対しても
同様に本発明の方法を適用できることは勿論である。ま
た、本例ではALCパネルの揚重装置としてチェイン・
ブロックを利用しているが、その他の形式の揚重装置を
利用してもよいことは勿論である。さらには、電動式の
揚重装置を利用すれば更に便利である。
【0022】一方、フック金具としては図2に示す形状
の他に、各種の形状のものを利用することができる。い
ずれの場合においても、その脚部をパネル側に形成した
装着孔に対して着脱可能に嵌め込むことができ、また、
その頭部が揚重装置のフック部分として機能するもので
あればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法にお
いては、ALCパネル等のパネルの短辺側の両端面に対
してフック金具を着脱可能な状態に取付けておき、この
フック金具にチェーンブロック等の揚重装置のつり上げ
部材を引っかけて、パネルを人力を用いることなく引上
げ、引き上げた状態で、パネルをフック金具を中心とし
て反転させ、しかる後に、揚重装置によってパネルを台
車等の上に降下させるようにしている。したがって、本
発明の方法によれば、従来においては人力に頼っていた
パネルの反転移載作業を、簡単に、しかも、効率良く行
うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実現するための移載装置の全体
構成を示す斜視図である。
【図2】図1におけるALCパネルに取り付けたフック
金具を外した状態で示す分解斜視図である。
【図3】図1の装置によるALCパネルの移載手順を示
す説明図である。
【図4】図1の装置によるALCパネルの移載手順を示
す説明図である。
【図5】図1の装置によるALCパネルの移載手順を示
す説明図である。
【符号の説明】 1・・・梁 2、3・・・チェイン・ブロック 4・・・ALCパネル 5、6・・・フック金具 8・・・台車 41、42・・・パネルの端面 43、44・・・装着孔 61、62・・・フランジ 63・・・頭部 64・・・引っかけ部分 65・・・脚部 66・・・突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積み重ねられているALCパネル等のパ
    ネルを裏返しにして台車等に移載する方法であって、 パネルの短辺側の両端面のほぼ中央位置に長辺方向に延
    びる装着孔をそれぞれ形成し、 頭部および脚部を備えていると共に脚部が前記装着孔に
    嵌め込み可能となっているフック金具を、前記パネルの
    両端面に対して、前記両端面のそれぞれに形成した前記
    装着孔にその脚部を嵌め込むことによって、固定し、 フック金具のそれぞれにチェーンブロック等の揚重装置
    のつり上げ部材を引っかけて、揚重装置によってパネル
    を持ち上げ、 持ち上げたパネルを両端面に取り付けたフック金具を中
    心として裏返し、 揚重装置によりパネルを降下させて、揚重装置の直下に
    置いてある台車等にパネルを載せ、 しかる後に、揚重装置のつり上げ部材をフック金具から
    取り外し、フック金具をパネルから取り外す、 ことを特徴とするパネルの反転移載方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法に使用するフック
    金具であって、円柱状の脚部と、一定の間隔で形成され
    た一対の大径フランジおよびこれらの間を連結している
    小径円柱部分からなる頭部とを有し、前記脚部の長さ
    は、パネルに形成された装着孔の長さ以下に設定されて
    おり、少なくとも脚部側に位置する前記フランジの径は
    装着孔の径よりも大きく設定されており、一対のフラン
    ジの間の小径円柱部分が揚重装置のつり上げ部材を引っ
    かける部分とされていることを特徴とするフック金具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記脚部の先端側の
    外周面には、部分的に、僅かに外方に突出した突出部が
    形成されており、当該脚部を前記パネルの装着孔に対し
    て確実に嵌め込み固定できるようになっていることを特
    徴とするフック金具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の方法に使用するALC
    パネル等の成形パネルであって、その短辺側の両端面に
    は、ほぼ中央位置において長手方向に延びるフック金具
    の装着孔が形成されていることを特徴とする成形パネ
    ル。
JP19921892A 1992-07-01 1992-07-01 パネルの反転移載方法 Pending JPH0616381A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014129721A (ja) * 2014-02-25 2014-07-10 Sekisui Chem Co Ltd 建築用パネルの輸送用支持材及び建築用パネル

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