JPH06162547A - ホログラムレーザユニット - Google Patents

ホログラムレーザユニット

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JPH06162547A
JPH06162547A JP4304221A JP30422192A JPH06162547A JP H06162547 A JPH06162547 A JP H06162547A JP 4304221 A JP4304221 A JP 4304221A JP 30422192 A JP30422192 A JP 30422192A JP H06162547 A JPH06162547 A JP H06162547A
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hologram
package
laser unit
glass
hologram laser
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Naotaka Otsuka
尚孝 大塚
Takahide Ishiguro
敬英 石黒
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Sharp Corp
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用コンパクトディスクプレーヤ等の耐環
境性を重視する光ピックアップに用いるホログラムレー
ザユニットにおいて、耐湿性を向上させたホログラムレ
ーザユニットを提供することを目的とする。 【構成】 光源のレーザダイオード5および信号検出用
フォトダイオード6を共通のステム7にマウントし、該
ステム7をパッケージ8に収納するとともに、パッケー
ジ8の上部内面にキャップガラスを固着し、該パッケー
ジ8上に、ガラス基板2aの上面にホログラム3が、下
面にトラッキングビーム生成用回折格子4を形成したホ
ログラム素子2を接着固定する場合、ガラス基板2aと
パッケージ8とを複数箇所接着剤22で接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク等
の光ディスクの読み取り光源として用いられるホログラ
ムレーザユニットに係り、特にホログラムガラスの接着
固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のホログラムレーザユニット1は、
図のようなものが知られている。以下図面に基づいて説
明する。ホログラム素子2は、一枚のガラス基板からで
きており、その上面にホログラム3が、下面にトラッキ
ングビーム生成用回折格子(以下ホログラムパターンと
いう)4が形成されている。
【0003】また、光源のレーザダイオード(以下LD
という)5および信号検出用フォトダイオード(以下P
Dという)6は、共通のステム7上にマウントされ、一
つのパッケージ8に収められている。
【0004】上記一枚のガラス基板よりできているホロ
グラム素子2は、図に示すように、パッケージ8の上部
に接着剤9で固定されている。なお、接着剤9はガラス
基板の全周に塗布されている。
【0005】また、パッケージ8の内部上部すなわちホ
ログラム素子2の下部にはキャップ10が、パッケージ
8には、キャップ10とパッケージ8を気密にするため
低融点ガラス11で溶着されている。その結果、ガラス
基板2とキャップ10との間にパッケージ8の略板厚分
のすき間12が生じることになる。
【0006】上記のように構成されたホログラムユニッ
ト1を用いたホログラムピックアップ13は、図のよう
なものが知られている。このホログラムピックアップ1
3の光学系を以下に説明する。LD5から出射された光
は、ホログラム素子2の裏面に形成されたホログラムパ
ターン4により、二つのトラッキング用副ビームと情報
信号読み出し用主ビームの三つの光ビームに分けられ
る。
【0007】そして、上面のホログラム3を0次光とし
て透過し、コリメートレンズ14で平行光に変換された
後、対物レンズ15によってディスク16上に集行され
る。ディスク16上のピットによる変調を受けた反射光
は、対物レンズ15,コリメートレンズ14を通過した
後、ホログラム3によって回折され、一次回折光として
5分割PD上に導かれる。
【0008】ホログラム3は、格子周期の異なる二つの
領域からなり、主ビームの反射光は、ホログラム3の一
方の領域に入射したものは光検出部D2,D3の分割線上
に、他方の領域に入射したものは光検出部D4に集光さ
れる。
【0009】また、副ビームの反射光は、それぞれ光検
出部D1,D5上に集光される。これらの集光ビームは、
ディスク上の収束状態に応じて図に示すように遠すぎる
と(a),焦点が合うと(b),近すぎると(c)のよ
うに変化する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
たホログラムユニット1を例えば高温高湿状態(65
℃,95%絶対湿度)で放置しておくと、ガラス基板を
接着している接着剤9を通って湿気がすき間12に侵入
する。そのまま放置しておくと、すき間12内は外の雰
囲気と同じ65℃,95%絶対湿度と同じ状態になる。
【0011】その状態から雰囲気を例えば25℃,50
%絶対湿度に変えると、上記空間12内は湿気が接着剤
9を通って外へ逃げる前に露点になってしまいホログラ
ムパターン4に水滴の形で付着する。その結果、パター
ン溝を水滴で埋めてしまうことになる。
【0012】その結果、光が正規の回折効率で曲がらな
くなり、ディスクからの変調信号が弱まり、最悪は信号
を読めなくなってしまう。
【0013】そのため、上記のようなホログラムユニッ
ト1を用いた光ピックアップを搭載した車搭載用コンパ
クトディスクプレーヤ等耐環境性を重視する機器におい
ては、使用中雑音が発生したり、正規の音が出ないとい
う問題があった。
【0014】そこで、本発明は、上記問題に鑑み、耐湿
性を向上させたホログラムレーザユニットを提供するも
のである。
【0015】
【問題点を解決するための手段】上記問題点を解決する
ため本発明は、パッケージの外部上面に接着されるホロ
グラム素子と、パッケージの内部で前記ホログラム素子
の下部に固着されるキャップガラスとに発生する空間
を、パッケージの外部と連通させたホログラムユニット
を提供するものである。
【0016】
【作用】ホログラム素子とキャップガラスとに発生する
すき間は、パッケージの外部と連通しているので、周囲
の環境が変化しても、上記すき間に湿気がたまって、ホ
ログラム素子やキャップに水滴が付着することはない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のホログラムレーザユニットの上
面図、図2は同じく要部断面図である。本発明のホログ
ラムレーザユニット21と、従来のホログラムレーザユ
ニット1とを比較すると、その相違点は、従来のホログ
ラムレーザユニット1は、ホログラム素子2とキャップ
10との間に発生するすき間12が接着剤9で密閉され
ているのに対し、本発明のホログラムユニット21にお
けるすき間12は外部と連通しているところである。
【0018】すなわち、従来のホログラム素子2のガラ
ス基板はパッケージ8に全周接着しているが、本発明の
ホログラム素子2は、パッケージ8に適所接着している
ところが相違している。
【0019】なお、上記の接着方法以外は、従来のホロ
グラムユニット1と同じ構成であるので、詳細な説明は
省略する。また同じ箇所には同符号を付すことにする。
本発明のホログラムレーザユニット21のホログラム素
子2は、パッケージ8にガラス基板の四隅を接着剤22
で接着し、ホログラム素子1とキャップガラス10との
間にできたすき間12は接着剤22で密閉されることな
く外部と連通している。
【0020】なお、接着の方法は、図のように対角線上
2箇所でもよく、上記実施例に記載したものに限定され
るものではない。
【0021】本発明のホログラムレーザユニット21
を、例えば65℃,95%絶対湿度の雰囲気中に放置す
ると、上記空間12も即同雰囲気となり、その状態から
雰囲気を例えば25℃,50%絶対湿度に変えると、湿
気が水分となって付着する。この水分は、前記すき間1
2にも付着するが、すき間12と外部とは連通している
ので容易に外部に抜けることになる。そのため、すき間
12には水分が残留することはない。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上記説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。ホ
ログラムレーザユニットに形成されるすき間が外部と連
通されているので、高温高湿と常温常湿の雰囲気に繰り
返し放置されても前記すき間に水滴が付着することがな
い。
【0023】そのため、本発明のホログラムレーザユニ
ットを車載用コンパクトディスクプレーヤ等の耐環境性
を重視する光ピックアップに用いることによって、周囲
の雰囲気に関係なく、光は正規の回折効率で曲げられ音
声に異常が発生することがないという実用性を向上させ
たものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホログラムレーザユニットの一実施例
の上面図である。
【図2】同じくホログラムレーザユニットの要部断面図
である。
【図3】本発明のホログラムレーザユニットの他の実施
例の上面図である。
【図4】従来のホログラムレーザユニットの要部断面図
である。
【図5】従来のホログラムレーザユニットの要部拡大断
面図である。
【図6】ホログラムレーザユニットを用いたホログラム
ピックアップの信号検出原理を説明する説明図である。
【図7】ディスクの変位による信号検出用フォトダイオ
ード上のビーム形状の変化を表わす説明図で、(a)は
焦点が遠すぎる場合、(b)は焦点が合った場合、
(c)は焦点が近すぎる場合を説明している。
【符号の説明】
2 ホログラム素子 2a ガラス基板 3 ホログラム 4 トラッキングビーム生成用回折格子(ホログラムパ
ターン) 5 レーザダイオード(LD) 6 信号検出用フォトダイオード 7 ステム 8 パッケージ 10 キャップ 12 すき間 21 ホログラムレーザユニット 22 接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザのパッケージ内に光ディス
    クで変調を受けた信号を読み取る受光素子を内蔵し、か
    つパッケージ上にレーザ光を前記受光素子へと曲げるた
    めのホログラムガラスを具備し、前記パッケージ内を気
    密保持するためにキャップガラスを具備したホログラム
    レーザユニットにおいて、前記ホログラムガラスと前記
    キャップガラスとに生じるすき間を、前記パッケージの
    外部と連通させたことを特徴とするホログラムレーザユ
    ニット。
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