JPH11110782A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

Info

Publication number
JPH11110782A
JPH11110782A JP9268488A JP26848897A JPH11110782A JP H11110782 A JPH11110782 A JP H11110782A JP 9268488 A JP9268488 A JP 9268488A JP 26848897 A JP26848897 A JP 26848897A JP H11110782 A JPH11110782 A JP H11110782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
light
laser device
light receiving
receiving element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9268488A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Takasuka
祥一 高須賀
Shinichi Ijima
新一 井島
Hideyuki Nakanishi
秀行 中西
Akio Yoshikawa
昭男 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP9268488A priority Critical patent/JPH11110782A/ja
Priority to CN98122427A priority patent/CN1130708C/zh
Priority to US09/164,726 priority patent/US6192020B1/en
Publication of JPH11110782A publication Critical patent/JPH11110782A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体レーザ装置を小型化・薄型化する。 【解決手段】 半導体レーザ素子1と、この半導体レー
ザ素子1と記録媒体14との間の光路中に配されたビー
ム分割手段11と、このビーム分割手段11と半導体レ
ーザ素子1との間の光路中に配された光透過基板8に回
折格子9を形成して構成されるホログラム素子28と、
回折格子9を透過した回折光を受光するために回折光の
光路中に配されたサーボ信号用受光素子2、3と、ビー
ム分割手段11によって分割された光のうち、回折格子
9に入射する光とは別の光を受光するための情報信号用
受光素子4と、ビームスプリッタ11と情報信号用受光
素子4との間の光路中に配されたウォラストンプリズム
16とを備え、半導体レーザ素子1とサーボ信号用受光
素子2、3と情報信号用受光素子4とを一つのパッケー
ジ5内に配し、かつ情報信号用受光素子4を、回折格子
9を透過した全次数の回折光の光路外に配する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体への
情報の記録またはその再生を行うための光磁気ピックア
ップ装置の光源として好適な半導体レーザ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】以下、光磁気ピックアップに用いられて
いる従来の半導体レーザ装置(特開平6−168462
号公報)の構成および動作について説明する。
【0003】図15は、従来の半導体レーザ装置の光学
系および記録媒体を示す図である。図15において、半
導体レーザ素子1と、フォーカス誤差信号およびラジア
ル誤差信号を検出するためのサーボ信号用受光素子2と
が、半導体レーザユニット7の内部に設けられている。
半導体レーザ素子1と情報記録媒体14との間の光路中
には、半導体レーザ素子1側より順に、偏光ビームスプ
リッタ11、コリメートレンズ12および対物レンズ1
3がそれぞれ配置されている。偏光ビームスプリッタ1
1は、半導体レーザユニット7の上部に固定されてい
る。また、偏光ビームスプリッタ11の半導体レーザ素
子1側表面には回折格子9が形成されている。さらに、
半導体レーザ装置と情報記録媒体14との間の光路外に
は、情報信号用受光素子4が設けられており、偏光ビー
ムスプリッタ11の情報信号用受光素子4側の側面に
は、ウォラストンプリズム16が設けられている。
【0004】次に、従来の半導体レーザ装置の動作につ
いて説明する。半導体レーザ素子1から射出されて情報
記録媒体14において反射した光(以下、戻り光とい
う)は、対物レンズ13およびコリメートレンズ12を
透過して偏光ビームスプリッタ11に入射する。この偏
光ビームスプリッタ11は戻り光の一部をウォラストン
プリズム16の方向へ反射分岐する。ウォラストンプリ
ズム16においてはP偏光とS偏光とで屈折率が異なっ
ているので、ウォラストンプリズム16に入射した戻り
光は、ウォラストンプリズム16にてP偏光成分とS偏
光成分とに分割される。2分割された情報信号光がそれ
ぞれ集光する位置に2分割の情報信号用受光素子4が配
置されており、この情報信号用受光素子4の出力に基づ
いて、情報信号が算出される。一方、偏光ビームスプリ
ッタ11をそのまま透過した戻り光は回折格子9で回折
され、サーボ信号用受光素子2に入射する。このサーボ
信号用受光素子2からの出力値に基づいて、フォーカス
誤差信号およびラジアル誤差信号が検出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体レーザ装置では、情報信号用受光素子4が半
導体レーザユニット7の外部に、個別に設けられている
ため、装置全体が大型化してしまう。この課題を解決
し、小型化・薄型化された半導体レーザ装置を提供する
ためには、半導体レーザユニット7の内部に情報信号用
受光素子4を配置する構成が考えられるが、回折格子9
からの回折光が情報信号検出専用受光素子に漏れ込み、
それが雑音成分となりS/N比を著しく低下させてしま
う問題がある。
【0006】そこで、本発明は上記従来の課題を解決
し、S/N比を低下させることなく、小型化・薄型化す
ることのできる半導体レーザ装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ装
置は、記録媒体にレーザ光を照射するための半導体レー
ザ素子と、前記半導体レーザ素子と前記記録媒体との間
の光路中に配されたビーム分割手段と、このビーム分割
手段と前記半導体レーザ素子との間の光路中に配された
光透過基板に回折格子を形成して構成されるホログラム
素子と、前記回折格子を透過した回折光を受光するため
に回折光の光路中に配されたサーボ信号用受光素子と、
前記ビーム分割手段によって分割された光のうち、前記
回折格子に入射する光とは別の光を受光するための情報
信号光用受光素子と、前記ビーム分割手段と前記情報信
号受信用受光素子との間の光路中に配された偏光素子と
を有し、前記半導体レーザ素子と前記サーボ信号用受光
素子と前記情報信号用受光素子とが一つのパッケージ内
に配され、かつ前記情報信号用受光素子が、前記回折格
子を透過した全次数の回折光の光路外に配されているこ
とを特徴とするものであり、情報信号用受光素子には回
折格子を透過した回折光が入り込まないために、雑音の
少ない情報信号を得ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1から図14を用いて説明する。
【0009】(実施の形態1)まず、本発明の実施の形
態1における半導体レーザ装置について説明する。
【0010】図1は、実施の形態1における半導体レー
ザ装置の構成を示す図である。図1において、半導体レ
ーザ素子1と、ラジアル誤差信号とフォーカス誤差信号
を検出するためのサーボ信号用受光素子2と、サーボ信
号用受光素子3と、情報信号用受光素子4とが一つのパ
ッケージ5の内部に配置されている。パッケージ5は、
硝子または樹脂などで成型された透明な封止基板6で密
封されている。以上の構成を半導体レーザユニット7と
する。
【0011】情報を記録または再生するための記録媒体
14と半導体レーザユニット7との間の光路中には、半
導体レーザユニット7側から順に、光透過基板8の一方
の表面に回折格子9と、対向する他の表面に、入射光を
図1の紙面垂直方向に回折する3ビーム生成用回折格子
10とをそれぞれ形成して構成されるホログラム光学素
子28と、ビーム分割手段である偏光ビームスプリッタ
11と、コリメートレンズ12と、対物レンズ13とが
それぞれ配設されている。また、偏光ビームスプリッタ
11と情報信号用受光素子4との間の光路中には、反射
体15が配設されている。
【0012】次に、本発明の実施の形態1における半導
体レーザ装置の動作について説明する。
【0013】図1において、まず、半導体レーザ素子1
から出射された光は、ホログラム光学素子28、偏光ビ
ームスプリッタ11を透過し、コリメートレンズ12で
発散光束から平行光束に一旦変換され、対物レンズ13
により情報記録媒体14上に集光される。この光は、情
報記録媒体14の表面で反射した後、戻り光として、対
物レンズ13およびコリメートレンズ12を透過して偏
光ビームスプリッタ11へ入射する。偏光ビームスプリ
ッタ11に入射した戻り光は、ホログラム光学素子28
の方向およびウォラストンプリズム16の方向へと分岐
される。ホログラム光学素子28の方向に分岐された戻
り光は、回折格子9で回折される。図1においては、簡
単のため、−1次回折光23、0次回折光24、+1次
回折光25、+2次回折光26、+3次回折光27以外
の回折光は省略する。これらの回折光のうち、−1次回
折光23および+1次回折光25を用いてSSD(Sp
ot Size Detection)法によりフォー
カス誤差信号、3ビーム法による差動検出方式を用いて
ラジアル誤差信号をそれぞれ検出する。情報信号用受光
素子4は、+2次回折光26、+3次回折光27の光路
の間にあるので、回折格子9の回折光を直接受光するこ
とはない。
【0014】なお、図2以降の図においては、−1次回
折光23、0次回折光24、+1次回折光25以外の回
折光は、簡単のため省略する。
【0015】偏光ビームスプリッタ11により分岐され
た戻り光のうち、ウォラストンプリズム16の方向へ分
岐された光は、反射体15で反射した後、ウォラストン
プリズム16においてP偏光とS偏光とに分離し、情報
信号用受光素子4の2つのエレメント(図示せず)でそ
れぞれ受光する。これらの光を差動検出することによ
り、情報信号を得る。
【0016】以上、本実施の形態において説明したよう
に、情報信号用受光素子4を半導体レーザ素子1およ
び、サーボ信号用受光素子2、3とともに同一のパッケ
ージ内に配置することにより、小型化・薄型化された光
磁気ピックアップ用の半導体レーザ装置を提供すること
ができる。
【0017】なお、本実施の形態においては、コリメー
トレンズ12および対物レンズ13を備えた無限系型の
光学系を有する半導体装置について説明したが、対物レ
ンズ13のみを使用した有限系型の光学系を用いても、
同様に実施可能である。
【0018】また、反射体15を全反射ミラーで構成す
れば、情報信号のための光が全て情報信号用受光素子4
に入射するので、光の利用効率が上がり、S/N比が向
上する。
【0019】ウォラストンプリズム16は、偏光ビーム
スプリッタ11と情報信号用受光素子4との間の光路中
であれば、いずれの場所に配置されてもよい。例えば、
図2に示すように、情報信号用受光素子4上に集積して
もよい。このとき、光学部品の集積度がさらに増し、小
型化・薄型化した半導体レーザ装置を製造することがで
きる。
【0020】また、偏光ビームスプリッタ11およびホ
ログラム光学素子28等、光学部品の一部を図3に示す
ように集積、一体化したり、図4に示すように偏光ビー
ムスプリッタ11と反射体15とウォラストンプリズム
16とを複合プリズム17として一体に形成し、ホログ
ラム光学素子28の両端部にウォラストンプリズム16
の厚さよりも大きな高さを有する台座部29上に複合プ
リズム17を集積することにより、全ての光学部品を半
導体レーザユニット7上に集積してもよい。この場合、
複数の光学部品を集積化・一体化することにより、半導
体レーザ装置をさらに小型化・薄型化することができ
る。なお、図4に示した半導体レーザ装置は、封止基板
6をなくし、ホログラム光学素子28によりパッケージ
5を封止している。これにより、半導体レーザ装置の小
型化・薄型化ばかりでなく低コスト化をも図ることがで
きる。
【0021】さらに、図5に示すように、3ビーム生成
用回折格子10を封止基板6に形成し、さらに回折格子
9を偏光ビームスプリッタ11に形成すれば、光学部品
点数を削減できるため、半導体レーザ装置の小型化・薄
型化および低コスト化を図ることができる。
【0022】また、図6に示すように、半導体レーザ素
子1の後出射端面からの出射光を受光する光強度モニタ
ー用受光素子18をパッケージ5内部に新たに配置して
もよい。この場合、外部に光強度モニター用受光素子1
8を別途設ける必要がないのでさらに半導体レーザ装置
を小型化・薄型化することができる。
【0023】また、図7に示すように、ホログラム光学
素子28において、光路中に位置する部分に曲率をもた
せることにより、半導体レーザ素子1からの発散光束を
平行光束に変換できるので、コリメートレンズ12を不
要にでき、光学部品点数を削減することができる。この
とき、偏光ビームスプリッタ11において、情報信号用
受光素子4の方向に分岐される光が平行光束となるが、
封止基板6にホログラム光学素子28と同様に曲率をも
たせることにより、情報信号受光用素子4に入射する光
を収束光とすることができる。
【0024】また、パッケージ5の内部に、サーボ信号
用受光素子2、3または情報信号用受光素子4からの電
気信号を用いて電流電圧変換もしくは演算を行う集積回
路を設ければ、配線長が短縮できるので、S/N比の向
上および高周波特性の改善も図れる。
【0025】また、図8に示すように、半導体レーザ素
子1、サーボ信号用受光素子2、3および情報信号用受
光素子4を1つの基板21上に集積し一体化すれば、個
別の素子をパッケージ5内部に配置する場合と比較して
組立て工程が容易になるとともに、半導体加工技術にお
ける微細加工技術を用いることができる。さらに、この
ような半導体加工技術を用いれば、光強度モニター用受
光素子18またはサーボ信号用受光素子2、3または情
報信号用受光素子4からの電気信号を電流電圧変換した
り演算したりする集積回路をも同時に基板21上に集積
化することができる。この集積化は、シリコン基板に半
導体加工技術を用いて全ての受光素子を形成した後、半
導体レーザ素子1をチップボンドしてハイブリッドに形
成することにより実施される。あるいは、半導体ヘテロ
エピタキシァル技術を用いて、シリコン基板上に化合物
半導体層をモノリシックに形成し、半導体レーザ素子
1、サーボ信号用受光素子2、3および情報信号用受光
素子4をシリコン基板もしくは化合物半導体層に形成す
る。シリコン基板を用いずに、化合物半導体層のみで半
導体レーザ素子1、サーボ信号用受光素子2、3および
情報信号用受光素子4を一体に集積・形成してもよい。
【0026】なお、ハイブリッドに集積する場合、面発
光型の半導体レーザを光源として採用する際は、発光面
を上部に向けてそのままチップボンドするだけでよい
が、端面出射型の半導体レーザを光源として採用する際
には、例えば図9に示すように基板21に半導体加工技
術を用いて凹部を作り込みその内部に半導体レーザ素子
1をチップボンドし、凹部内に45°傾いた面を形成
し、この面に金属あるいは誘電体膜等を蒸着することに
より反射ミラー22を形成すれば、半導体レーザ素子1
からの出射光は反射ミラー22により反射されるので上
部方向に光をとりだすことが可能となる。
【0027】図10は半導体レーザ装置の側面図であ
る。図10に示すように、3ビーム生成用回折格子10
の−1次光、+1次光をそれぞれラジアル誤差信号用受
光素子19、20で受光し、ラジアル誤差信号を検出し
てもよい。
【0028】また、本実施の形態においては3ビーム法
によりラジアル誤差信号を検出する光磁気ピックアップ
およびそれに使用する半導体レーザ装置の構成を示した
が、1ビーム法によりラジアル誤差信号を検出する光磁
気ピックアップおよびそれに使用する半導体レーザ装置
にも応用することができる。この場合、3ビーム生成用
回折格子10をなくし、例えばプッシュプル方式を用い
た1ビーム法によりラジアル誤差信号が検出できる。ま
た、ウォラストンプリズム16の光学軸を90°回転さ
せてもよい。この場合は、情報信号用受光素子上での複
数のスポットの位置が情報信号用受光素子4の中心を原
点として90°回転するので、それに合せて情報信号用
受光素子4も上記原点を中心に90°回転すればよい。
【0029】また、図11に示すように、封止基板6を
なくし、光透過基板8の厚さを、サーボ信号用受光素子
2、3に入射する光が透過する部分と、情報信号用受光
素子4に入射する光が透過する部分とで、それぞれ個別
に設定することにより、サーボ信号用受光素子2、3に
入射する光の焦点位置と、前記情報信号用受光素子に入
射する光の焦点位置とをそれぞれ個別に調節すれば、情
報信号用受光素子4の受光領域の大きさを集光スポット
径程度にまで小さくすることができる。従って、半導体
レーザ装置を小型化・薄型化することができる。なお、
封止基板6が不要となることに伴い、半導体レーザ装置
のコストが低下することは言うまでもない。
【0030】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2における半導体レーザ装置について説明する。
【0031】図12は、実施の形態2における半導体レ
ーザ装置の構成を示す図である。図13は、半導体レー
ザユニットの平面図である。サーボ信号用受光素子2、
およびサーボ信号用受光素子3は、それぞれエレメント
2a、2b、2c、2d、2e、2f、および3a、3
b、3c、3d、3e、3f、情報信号用受光素子4
は、エレメント4a、4bに分割されている。なお、図
1に示した半導体レーザ装置と同一の構成要素には同一
の符号を付し、その説明を省略する。図12に示した半
導体レーザ装置は、基本的には図1に示した半導体レー
ザ装置と同じ構成をとるが、図1の半導体レーザ装置と
異なる点は、1ビーム法でラジアル誤差信号を検出する
ために、3ビーム生成用回折格子10がないこと、図1
4に示すようにX−X’断面において回折格子9を2分
割し、X−X’断面の左右の領域9a、9bで、それぞ
れ異なるレンズ効果を備えたことである。
【0032】以下、サーボ誤差信号処理について説明す
る。情報記録媒体14からの戻り光のうち、回折格子9
aに入射した光は回折を受け、+1次回折光は受光素子
2のエレメント2d、2e、2fに入射し、−1次回折
光は、受光素子3のエレメント3a、3b、3cに入射
する。同様に、回折格子9bによる+1次回折光および
−1次回折光はエレメント2a、2b、2cおよびエレ
メント3d、3e、3fにそれぞれ入射する。このと
き、フォーカス誤差信号FoEはSSD法により、 FoE={(2b+2e)+(3a+3c+3d+3
f)}−{(3b+3e)+(2a+2c+2d+2
f)} という演算によって検出できる。一方、ラジアル誤差信
号TEは回折格子9aと9bに入射する光量差を TE={(2d+2e+2f)+(3a+3b+3
c)}−{(2a+2b+2c)+(3d+3e+3
f)} という演算で検出することにより得られる。なお、Fo
EおよびTEを表す式において、2a、2b等、エレメ
ントを示す符号が、エレメントに入射する光の強度をそ
のまま示すものとする。情報信号検出方法は、実施の形
態1と同様である。
【0033】以上のような構成により、相異なるレンズ
効果を有する複数に分割された回折格子9からのいずれ
の回折光からも外れた位置に情報信号用受光素子4を配
置することができるので、S/N比を良好に保ったまま
光磁気ピックアップ用半導体レーザ装置を小型化・薄型
化できる。なお、実施の形態1における図2ないし図1
2における形態は、本実施の形態においても同様に適用
できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
レーザ素子とサーボ信号用受光素子と情報信号用受光素
子とを同一のパッケージに収納することにより、半導体
レーザ装置を小型化・薄型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図2】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図4】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図5】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図6】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図7】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図8】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置を示す図
【図9】本発明の実施の形態1における半導体レーザ装
置の半導体レーザ素子を示す図
【図10】本発明の実施の形態1における半導体レーザ
装置のラジアル誤差信号用受光素子を示す図
【図11】本発明の実施の形態1における半導体レーザ
装置を示す図
【図12】本発明の実施の形態2における半導体レーザ
装置を示す図
【図13】本発明の実施の形態2における半導体レーザ
装置のホログラム素子の平面図
【図14】本発明の実施の形態2における半導体レーザ
装置の回折格子の平面図
【図15】従来の半導体レーザ装置を示す図
【符号の説明】
1 半導体レーザ素子 2 サーボ信号用受光素子 2a、2b、2c、2d、2e、2f エレメント 3 サーボ信号用受光素子 3a、3b、3c、3d、3e、3f エレメント 4 情報信号用受光素子 4a、4b エレメント 5 パッケージ 6 封止基板 7 半導体レーザユニット 8 光透過基板 9 回折格子 10 3ビーム生成用回折格子 11 偏光ビームスプリッタ 12 コリメートレンズ 13 対物レンズ 14 情報記録媒体 15 反射体 16 ウォラストンプリズム 17 複合プリズム 18 光強度モニター用受光素子 19、20 ラジアル誤差信号用受光素子 21 基板 22 反射ミラー 23 −1次回折光 24 0次回折光 25 +1次回折光 26 +2次回折光 27 +3次回折光 28 ホログラム光学素子 29 台座部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 昭男 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にレーザ光を照射するための半
    導体レーザ素子と、前記半導体レーザ素子と前記記録媒
    体との間の光路中に配されたビーム分割手段と、このビ
    ーム分割手段と前記半導体レーザ素子との間の光路中に
    配された光透過基板に回折格子を形成して構成されるホ
    ログラム素子と、前記回折格子を透過した回折光を受光
    するために回折光の光路中に配されたサーボ信号用受光
    素子と、前記ビーム分割手段によって分割された光のう
    ち、前記回折格子に入射する光とは別の光を受光するた
    めの情報信号用受光素子と、前記ビーム分割手段と前記
    情報信号用受光素子との間の光路中に配された偏光素子
    とを有し、前記半導体レーザ素子と前記サーボ信号用受
    光素子と前記情報信号用受光素子とが一つのパッケージ
    内に配され、かつ前記情報信号用受光素子が、前記回折
    格子を透過した全次数の回折光の光路外に配されている
    ことを特徴とする半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム分割手段と前記情報信号用受
    光素子との間の光路中に反射手段を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記回折格子が2以上の領域に分割され
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    の半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記領域がそれぞれ異なるレンズ効果を
    有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記ホログラム素子が、前記半導体レー
    ザ素子から射出されたレーザ光をコリメートするための
    レンズ効果を有することを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれかに記載の半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記光透過基板の厚さを、前記サーボ信
    号用受光素子に入射する光が透過する部分と、前記情報
    信号用受光素子に入射する光が透過する部分とで、それ
    ぞれ個別に設定することにより、前記サーボ信号用受光
    素子に入射する光の焦点位置と、前記情報信号用受光素
    子に入射する光の焦点位置とをそれぞれ個別に調節した
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載の半導体レーザ装置。
  7. 【請求項7】 前記反射手段の前記ホログラム光学素子
    側に前記偏光素子を一体形成し、前記偏光素子の厚さよ
    りも大きい高さを有する台座を前記ホログラム光学素子
    上に設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項6の
    いずれかに記載の半導体レーザ装置。
  8. 【請求項8】 前記パッケージを前記ホログラム光学素
    子で封止したことを特徴とする請求項1ないし請求項7
    のいずれかに記載の半導体レーザ装置。
JP9268488A 1997-10-01 1997-10-01 半導体レーザ装置 Pending JPH11110782A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9268488A JPH11110782A (ja) 1997-10-01 1997-10-01 半導体レーザ装置
CN98122427A CN1130708C (zh) 1997-10-01 1998-09-30 半导体激光装置
US09/164,726 US6192020B1 (en) 1997-10-01 1998-10-01 Semiconductor laser device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9268488A JPH11110782A (ja) 1997-10-01 1997-10-01 半導体レーザ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11110782A true JPH11110782A (ja) 1999-04-23

Family

ID=17459199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9268488A Pending JPH11110782A (ja) 1997-10-01 1997-10-01 半導体レーザ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11110782A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1231603A1 (en) * 1999-11-09 2002-08-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Photoelectronic device
WO2003071529A1 (fr) * 2002-02-25 2003-08-28 Sony Corporation Capteur optique et unite de lecteur de disque
US6728035B2 (en) 1999-04-28 2004-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical device with diffraction grating having plural grating regions

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6728035B2 (en) 1999-04-28 2004-04-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical device with diffraction grating having plural grating regions
EP1231603A1 (en) * 1999-11-09 2002-08-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Photoelectronic device
EP1231603A4 (en) * 1999-11-09 2007-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd PHOTOELECTRONIC DEVICE
WO2003071529A1 (fr) * 2002-02-25 2003-08-28 Sony Corporation Capteur optique et unite de lecteur de disque
US7280457B2 (en) 2002-02-25 2007-10-09 Sony Corporation Optical disc with an improved compound lens

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5115423A (en) Optomagnetic recording/reproducing apparatus
US5155622A (en) Polarizing optical element and device using the same
US20010019530A1 (en) Semiconductor laser device and optical pickup device using the same
US6192020B1 (en) Semiconductor laser device
JP3603002B2 (ja) 光ピックアップ装置およびその受光方法
JP2002163837A (ja) 光ピックアップ装置及びレーザダイオードチップ
US7218598B2 (en) Optical pickup using two-wavelength light source module
KR100479701B1 (ko) 광전자 장치
JPH11110782A (ja) 半導体レーザ装置
US5546371A (en) Optical head
JPH11110781A (ja) 半導体レーザ装置
JPH05250751A (ja) 光集積回路、光ピックアップ及び光情報処理装置
JP3213650B2 (ja) 光ピックアップ
JPH0944893A (ja) 光ピックアップ
JPH07161065A (ja) 光ピックアップ装置
JPH11242828A (ja) 光学装置および光学ピックアップ装置
JPH09171633A (ja) 集積光ピックアップシステム
KR100211819B1 (ko) 광 픽업 장치
JPH09312033A (ja) 光ピックアップ
JPH05128577A (ja) 光ピツクアツプ
JP3097666B2 (ja) 光ヘッド装置
JPH06290481A (ja) 光ピックアップ
JPH11203707A (ja) 半導体集積発光装置および光学ピックアップ装置
JPH05198030A (ja) 光磁気記録用レーザカプラ
JPH07192299A (ja) 光ピックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041221

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050118