JPH061623B2 - テ−プカ−トリツジ - Google Patents

テ−プカ−トリツジ

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JPH061623B2
JPH061623B2 JP59052945A JP5294584A JPH061623B2 JP H061623 B2 JPH061623 B2 JP H061623B2 JP 59052945 A JP59052945 A JP 59052945A JP 5294584 A JP5294584 A JP 5294584A JP H061623 B2 JPH061623 B2 JP H061623B2
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tape
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    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
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    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08721Brakes for tapes or tape reels

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は不使用時に内臓のテープリールの回転を阻止
するリールブレーキ手段を備えたテープカートリッジに
おいて,このリールブレーキ手段に改良を加えて作動の
確実性を図ったものである。
〔背景技術〕
第6図は標準仕様のビデオ用テープカートリッジ(VH
S型)の代表的なリールブレーキ手段を示しており,こ
れは本体ケース1内に,下フランジ2bの外周に角形の
係合歯5が連続形成されたテープリール2と,基端部が
枢軸7まわりに回動するブレーキ片14と,ブレーキ片
14を一方向に回動付勢するばね手段とを有し,ブレー
キ片14の先端爪部14aがテープリール2側の係合歯
5に常に突っ張り状態で接当係合するものとなってい
る。
更に具体的にはブレーキ片14の先端爪部14aにおい
て,最先端20は係合歯5の溝底面5aに接当し,この
状態で接当係合面21が係合歯5の突出角部5bに点接
触する。点接触させるのは係合歯5への先端爪部14a
の案内係合および抜け外れを容易にさせるためである。
しかし,ここで注目すべきは,本体ケース1内において
テープリール2は第1図に示すごとくケース底壁に透設
の駆動軸挿入孔4上に常に同心状に位置しておらず,径
方向に一定範囲内で遊動自在であること,およびブレー
キ片14はテープリール2がテープ繰り出し方向Bへ回
転することを突っ張り状態で接当係合して阻止する点で
ある。
すなわち,前述の接当係合面21と係合歯5との突っ張
り力が大きい場合,もともとブレーキ片14が係合歯5
から抜け外れ難くなる。それに加えてテープリール2が
第6図の仮想線に示す如く径方向に移動すると,ブレー
キ片14による突っ張り力が更に利いてくる。
そのために従来ではテープカートリッジをデッキに装填
してデッキ側の部材でブレーキ片14をばね部材11に
抗してブレーキ解除方向(Q矢視方向)に動かそうとし
たとき過大な力を要し,リールブレーキが完全に外れな
い状態を招くことがあった。そのような状態下ではケー
ス前面にテープ3をスムーズに引き出し操作できず,テ
ープ3が片伸び変形したりちぎれたりし,リールブレー
キ手段の構成部材にも損傷を受ける。そこまで行かなく
ても、ブレーキ片14やこれを動かすための中間部材な
どに無理な力が加わり,繰り返しているうちにリールブ
レーキ手段が作動不能状態になることがあった。
本発明者はその原因を追求したところ,ブレーキ片14
の先端爪部14aにおける接当係合面21の形状に問題
があることを知った。
つまり,この接当係合面21は係合歯5の溝深さおよび
テープリール2の径方向移動に対応させるために一定の
長さを要するが,従来の接当係合面21は係合歯5との
接触点Pよりも先端側部分21a該接触点Pを通るブレ
ーキ片14の回動中心まわりの円弧Lよりも外側にあっ
た。これではテープリール2が仮想線のように径方向の
離れる側へ移動して行けば行くほど、テープ3が巻かれ
て質量の大きいテープリール2をテープ巻き取り方向A
に押し戻し回転できなければブレーキ片14が枢軸7ま
わりにブレーキ解除方向へ回動できない道理である。
〔発明の目的〕
この発明はかかる事実と知見に基づき,基本的には従来
と同様のリールブレーキ手段においてデッキ装填時に前
述のブレーキ片14の先端爪部14aがテープリール2
の前記係合歯5から軽い力で確実に抜け外れるようにす
ることを第一義に提案されたものである 〔発明の概要〕 上記の目的を達成するために,本発明はブレーキ片14
の接当係合面21の形状に改良を加え,この接当係合面
21が係合歯5の突出角部5bとの接触点Pよりも先端
側部分21aにおいて該接触点Pを通るブレーキ片14
の回転中心まわりの軌跡Lに沿わせる,若しくは該軌跡
Lの内側にあるものとする。そして,ブレーキ片14の
先端爪部14aが係合歯5から抜け外れるとき,接当係
合面21が係合歯5の突出角部5bにスムーズに接触し
ながら移動して行けるようにしたものである。
〔実施例〕
第1図はビデオ用のテープカートリッジを例示してお
り,これの本体ケース1は蓋合わせ状にねじ結合された
プラスチック製の上下ケース1a・1bからなり,ケー
ス底壁の左右に駆動軸挿入孔4・4を透設し,本体ケー
ス1内に左右一対のテープリール2・2がケース底壁に
透設の駆動軸挿入孔4・4上に位置せしめて回転自在に
かつ径方向に一定範囲内で遊動自在に装置され,これら
両リール2・2にテープ3の両端が係止連結されて巻回
されている。テープ3は図上右側の供給側リール2から
ケース前面に導出されたのち,左側の巻取側リール2に
巻き取られる。本体ケース1内において各テープリール
2を径方向に遊動自在としたのは,駆動軸挿入孔4を介
してデッキ側の駆動軸がテープリール2のハブ部に容易
確実に係入させるためである。なお,図では省略したが
本体ケース1の前面にはこれが不使用時にテープ3の外
側を被覆して保護するための前蓋が開閉自在に枢着され
ている。
各テープリール2は上下フランジ2a・2bを有し、そ
の下フランジ2bの外周に各形の係合歯5が連続形成さ
れている。
第2図ないし第4図はリールブレーキ手段aを示してお
り,これは本体ケース内の後方中央部位のデッドスペー
スを利用して配置されている。
すなわち,本体ケース1の後方中央部位において,ケー
ス底壁6の内面に左右一対の枢軸7・7を一体に立設す
るとともに,各枢軸7に近い横外側方にばね受部材8を
一体に立設し,両枢軸7・7間の前方に操作孔9を貫設
する。そして,一対のリールストッパー10・10,一
対のばね部材11・11および操作部材12組みつけ
る。
各リールストッパー10は、基端に縦向き円筒状ボス1
3を有し、該ボス13からブレーキ片14とブレーキ解
除用操作片15とが連出されたプラスチック成形品があ
り、そのボス13が各枢軸7に上方から回転自在に嵌合
枢支されている。
各ばね部材11は,一定の上下幅を有する平板状のもの
で、長手方向の中間部にV字形の凹曲部11aが幅方向
にわたって屈曲形成されている。このばね部材11は枢
軸7,ばね受部材8そして枢軸7に装着済のリールスト
ッパー10との間に上方から水平姿勢で装着し,その中
間凹曲部11aを枢軸7に嵌合する状態で接当支持し,
一端側をばね受部材8に、他端側リールストッパー10
の前記操作片15の先端の接当作用部16それぞれ受け
止め支持する。枢軸7とばね受部材8とを一定の配置関
係にあるように設定してばね部材11に弾発力を付与
し、この各ばね部材11の弾発力で枢軸7まわりにリー
ルストッパー10をブレーキ片14の先端爪部14aが
テープリール2の係合歯5に係合する姿勢に回転付勢す
る。
操作部材12は,水平板部12aと垂直立ち上げ部12
bとを有するプラスチック成形品であり,下ケース1b
の内面に揺動自在に枢支され,水平板部12aが前記操
作孔9を蓋し,立ち上げ部12bが両リールストッパー
10・10の操作片15・15の接当作用部16・16
に前方から接当作用する。
しかるときは,ばね部材11の弾発力で各リールストッ
パー10が一定方向に回動付勢され,テープカートリッ
ジの不使用時には各ブレーキ片14の先端爪部14aが
対応する各テープリール2の係合歯5に係合してテープ
リール2の遊転を阻止する。テープカートリッジをデッ
キに装填すると、第3図に示すごとくデッキ側のプッシ
ャ19が下方から操作孔9に突入して操作部材12を突
き上げ,この操作部材12の揺動で各リールストッパー
10がばね部材11に抗して枢軸7まわりに回動し,ブ
レーキ片14の先端爪部14aが係合歯5から外れてリ
ールブレーキが解除される。
以上の構成は基本的に従来のそれと同じであり,本発明
の特徴点は次のようにしたところにある。
まず,第5図において,各ブレーキ片14の先端爪部1
4aに着目すると,該先端爪部14aはテープリール2
側に向けて基本的には鈎形に曲げられており、最先端2
0がテープリール2が径方向に遊動しようとも係合歯5
の溝底面5aに常に接当し,この接当状態で先端外側に
設定した接当係合面21が係合歯5の突出角部5bに点
接触で接当係合し,各テープリール2がテープ巻き取り
方向Aに回転することは許すが,テープ繰り出し方向B
に回転するこは突っ張り状態で阻止することを前提とす
る。図中,符号Pは接当係合面21と係合歯5との接触
点を示す。
そのうえで,本発明では接当係合面21が前記接触点P
よりも先端側部分21aにおいて該接触点Pを通るブレ
ーキ片14の回動中心まわりの仮想軌跡Lの内側にある
ように形成したものである。
なお、接当係合面21上の接触点Pがテープリール2径
方向への遊動に伴って移動することは言うまでもない。
接当係合面21は該接触点Pが最先端20から最も遠ざ
かる部位よりも僅かに長く形成してある。接遠係合面2
1をそれ以上に長くしても機能的には全く無意味であ
り、その形状は自由に選択できる。例えば,図の先端爪
部14aの外側には接当係合面21につながる角落とし
面22を形成したが、この角落とし面22は実質的な機
能を有しない。
しかるときは,不使用時にブレーキ片14はばね部材1
1で先端爪部14aがテープリール2側に常に回動付勢
され、基端部が枢軸7に支持されて先端爪部14aが係
合歯5に接当係合しているので,テープリール2がテー
プ繰り出し方向Bに回転するのを突っ張り棒の原理よろ
しく確実に阻止する。
そして,テープカートリッジをデッキに装填したときは
前述の要領でブレーキ片14の先端爪部14aが枢軸7
まわりにQ矢視方向に回動するよう作用力を受ける。こ
のとき,先端爪部14aの接当係合面21における係合
歯5の突出角部5bに対する接触点Pは先端側へと連続
的に移動して行くことになるが、接当係合面21の接触
点Pよりも先端側部分21aは該接触点Pの回動軌跡よ
り内側にあるから,接当係合面21が係合歯5の突出角
部5bに接触しながら先端爪部14aはスルーズに係合
歯5から抜き外れるに至ったものである。
因に,図示例ではより高い作動の確実性を期すために,
接当係合面21における前記接触点Pより先端側部分2
1aが円弧軌跡Lより内側にあるように設定したが、該
軌跡Lにほぼ沿うものであってもよい。また,この先端
側部分21aが軌跡Lの内側に大きく入り込む形状にす
ると,テープリール2がテープ繰り出し方向Bに大きな
力で動いたときに,ブレーキ片14の先端爪部14aが
ばね部材11に抗して外れる可能性が有るが,かかる形
態も実施に供し得る範囲内であれば本発明に含まれる。
〔変形例〕
図示例の全容は以上の通りであるが,本発明はこれに限
られるものではない。
例えば,デッキ側の部材19でブレーキ片14Q矢視方
向(ブレーキ解除方向)に動かすについてはブレーキ片
14の一部をケース底壁6に透設の孔に一部が臨む状態
で配置し,この透孔を介してケース内に突入して来るプ
ッシャ19がブレーキ片14に直接に接当作用するよう
にしてもよい。これらの場合,ブレーキ片14の中間部
を枢軸7まわりに回転自在に枢支し、ブレーキ片14の
基端部にプッシャ19が接当作用するものとするか,ブ
レーキ片14の基端部を枢軸7に枢支して中間部にプッ
シャ19が接当作用するものにするかは必要に応じて適
宜選択できるところである。
また,図示例では本体ケース1の後方中央部に二組のリ
ールストッパー10を装置したが,リールブレーキ手段
a本体ケース1の後方の左右隅部などにそれぞれ分割配
置して左右のテープリール2の回転を別々に阻止するよ
うにしてもよい。もちろん,左右のテープリール2・2
の一方に作用するリールブレーキ手段aについては本発
明のものを採用し,他方は省略又は別の構造のリールブ
レーキ手段を採るようにしてもよいのであろう。
また,ブレーキ片14をブレーキ姿勢に回動付勢するば
ね手段も,図示例の板ばねに代えて捩りばね等にしても
よいし,ブレーキ片14これ自体から弾性舌片を連出し
てこの弾性舌片がばね作用するものとしてもよい。
その他,本体ケース1の左右の横側壁に操作孔9を透設
し,デッキ側のプッシャ19が左右の横側方から本体ケ
ース1内に突入する形態も考えられる。
〔発明の効果〕
以上のようにした本発明によれば,ブレーキ片14の先
端爪部14aとこれが接当係合するテープリール2のフ
ランジ外周の係合歯5との関係において,係合歯5の突
出角部5bに接当係合する前記先端爪部14aの接当係
合面21は,これの該突出角部5bとの接触点Pよりも
先端側部分21aにおいて該接触点Pを通るブレーキ片
14の回動中心まわりの軌跡Lにほぼ沿うか内側に入り
込む形状とした。したがって先端爪部14aが係合歯5
からQ矢視方向に抜け外れるとき接当係合面21は係合
歯5の突出角部5b接触しながらスムーズに抜け外れる
ことになり,デッキ装填時におけるリールブレーキの解
除が小さな力で確実に行なえ,ブレーキ片14を含むそ
の他のリールブレーキ手段Aの構成部材に無理な力が加
わらず,長期にわたって安定した作動を確保できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明が対象とするテープカートリッジの一部
切欠き平面図,第2図は本発明に係るリールブレーキ手
段を示す要部の拡大平面図,第3図は第2図におけるI
II−III線に沿う断面図,第4図はリールブレーキ
手段の斜視図,第5図は本発明の構成部材であるブレー
キ片の先端爪部とテープリール側の係合歯との関係を示
す要部の拡大平面図である。 第6図は従来のリールブレーキ手段を示す要部の平面図
である。 1・・・・本体ケース, 2・・・・テープリール, 2b・・・テープリールのフランジ, 3・・・・テープ, 5・・・・係合歯, 5a・・・係合歯の溝底面, 5b・・・係合歯の突出角部, 7・・・・枢軸, 9・・・・操作孔, 11・・・ばね部材, 13・・・ボス, 14・・・ブレーキ片, 14a・・ブレーキ片の先端爪部, 20・・・ブレーキ片の最先端, 21・・・ブレーキ片の接当係合面, 21a・・接当係合面における係合面との接触点 よりも先端側部分, a・・・・リールブレーキ手段, P・・・・ブレーキ片の接当係合面と係合歯との 接触点, L・・・・軌跡。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース(1)内に、フランジ(2b)の外周
    に角形の係合歯(5)が連続形成されたテープリール(2)
    と、先端爪部(14a)がテープリール(2)の係合歯(5)に接
    当係合するブレーキ片(14)を有して枢軸(7)まわりに回
    動自在としたリールストッパー(10)と、リールストッパ
    ー(10)をこれの先端爪部(14a)がテープリール(2)の係合
    歯(5)に接当係合するよう回動付勢するばね部材(11)と
    を有し、 ブレーキ片(14)の先端爪部(14a)がテープリール(2)側に
    向けて鈎形に曲げられており、 先端爪部(14a)の最先端(20)がテープリール(2)の径方向
    への遊動に対して係合歯(5)の溝底面(5a)に常に接当し
    ていて、この接当状態において先端爪部(14a)の先端外
    側に設けた接当係合面(21)が係合歯(5)の突出角部(5b)
    に点接触で接当係合することにより、各テープリール
    (2)をこれがテープ巻き取り方向(A)に回転すること
    は許すが、テープ繰り出し方向(B)に回転することは
    突っ張り状態で阻止するようにしたテープカートリッジ
    において、 前記接当係合面(21)が、係合歯(5)の突出角部(5b)との
    接触点(P)よりも先端側部分(21a)において該接触点
    (P)を通るブレーキ片(14)の描く軌跡(L)に沿うか
    若しくは内側にあるように形成さていることを特徴とす
    るテープカートリッジ。
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