JP2536501Y2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
- Publication number
- JP2536501Y2 JP2536501Y2 JP10796890U JP10796890U JP2536501Y2 JP 2536501 Y2 JP2536501 Y2 JP 2536501Y2 JP 10796890 U JP10796890 U JP 10796890U JP 10796890 U JP10796890 U JP 10796890U JP 2536501 Y2 JP2536501 Y2 JP 2536501Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- release lever
- reel brake
- brake
- tape cassette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デジタル信号を記録・再生する磁気テープ
カセット、特にテープをリールに巻回するビデオテープ
カセット、8mmテープカセット、その他のテープカセッ
トに関するものである。
カセット、特にテープをリールに巻回するビデオテープ
カセット、8mmテープカセット、その他のテープカセッ
トに関するものである。
現在、音響信号等のアナログ信号をデジタル信号、例
えばPCM信号に変換して磁気テープに記録又は再生するP
CM記録再生装置に使用される磁気テープカセットにおい
ては、磁気テープを巻装した一対のリールは不使用時
（保存時）にはテープ巻き弛みが発生しないように、ブ
レーキ部材で、その回転を規制するようになっていて、
カセット使用時にはデッキからの解除手段でリールブレ
ーキが解除されリールが回転可能になるようになってい
る。
えばPCM信号に変換して磁気テープに記録又は再生するP
CM記録再生装置に使用される磁気テープカセットにおい
ては、磁気テープを巻装した一対のリールは不使用時
（保存時）にはテープ巻き弛みが発生しないように、ブ
レーキ部材で、その回転を規制するようになっていて、
カセット使用時にはデッキからの解除手段でリールブレ
ーキが解除されリールが回転可能になるようになってい
る。
そして従来のブレーキ部材はケースに設けた軸などに
支持され、バネで附勢してデッキからの解除手段により
カセット内のレリーズレバーを動かし、そのレリーズレ
バーでブレーキ部材を連動解除させるブレーキ機構を持
ったテープカセットとすることが知られている。
支持され、バネで附勢してデッキからの解除手段により
カセット内のレリーズレバーを動かし、そのレリーズレ
バーでブレーキ部材を連動解除させるブレーキ機構を持
ったテープカセットとすることが知られている。
従来のブレーキ機構は、ケースの前蓋側の中央位置で
両リール間に備えられるために与えられたブレーキ機構
のための設置領域は狭く、レリーズレバーの移動量に対
してリールブレーキの回転変位が領域内では収められな
い不具合があり、しかも、リールブレーキのレリーズレ
バーから押圧される部分がリールブレーキの回転支軸に
平行であるためレリーズレバーの変位に対してリールブ
レーキの所要の回転変位し得られないので、ブレーキ作
用も不安定となるなど必要なブレーキ機構としては満足
できないものとなる問題があった。
両リール間に備えられるために与えられたブレーキ機構
のための設置領域は狭く、レリーズレバーの移動量に対
してリールブレーキの回転変位が領域内では収められな
い不具合があり、しかも、リールブレーキのレリーズレ
バーから押圧される部分がリールブレーキの回転支軸に
平行であるためレリーズレバーの変位に対してリールブ
レーキの所要の回転変位し得られないので、ブレーキ作
用も不安定となるなど必要なブレーキ機構としては満足
できないものとなる問題があった。
本考案では、これら従来の問題点を排除しようとする
もので、与えられる狭い領域にブレーキがあってもブレ
ーキ作用を安定させ、必要とされるブレーキ機構として
満足できる適確なブレーキ機能を発揮できるテープカセ
ットを構成簡単で組立、製作容易な形態で提供すること
を目的としたものである。
もので、与えられる狭い領域にブレーキがあってもブレ
ーキ作用を安定させ、必要とされるブレーキ機構として
満足できる適確なブレーキ機能を発揮できるテープカセ
ットを構成簡単で組立、製作容易な形態で提供すること
を目的としたものである。
本考案は、ケース内に回転可能に備えた一対のリール
にテープを巻回配備し、該リールに設けた係止歯に係脱
してリールの回転を規制するリールブレーキを備え、該
リールブレーキをデッキ側解除ピンの挿入口に臨ましめ
られたレリーズレバーで連動させるテープカセットにお
いて、前記レリーズレバーを支軸で回動可能に枢着する
と共に、該レリーズレバーに当接連動するリールブレー
キが支軸で回動可能に枢着され、該リールブレーキの回
転支軸に対して傾斜している当接部をリールブレーキの
レリーズレバーが当接する位置に設けたことを特徴とす
るテープカセットである。
にテープを巻回配備し、該リールに設けた係止歯に係脱
してリールの回転を規制するリールブレーキを備え、該
リールブレーキをデッキ側解除ピンの挿入口に臨ましめ
られたレリーズレバーで連動させるテープカセットにお
いて、前記レリーズレバーを支軸で回動可能に枢着する
と共に、該レリーズレバーに当接連動するリールブレー
キが支軸で回動可能に枢着され、該リールブレーキの回
転支軸に対して傾斜している当接部をリールブレーキの
レリーズレバーが当接する位置に設けたことを特徴とす
るテープカセットである。
本考案のビデオテープカセットでは、デッキに装填し
て、解除ピンＰが移動して挿入口10に入ってくると、レ
リーズレバー８を支軸７を中心として上方に回動させ
る。そして、該レリーズレバー８に押し当て接続されて
いる操作カム部31を経てリールブレーキ３は支軸６を中
心としてバネ４に抗して回動して他端の爪部をリール係
止歯21から離し、リールブレーキ３が解除されてリール
２が回転可能となる。またカセットをデッキから取り出
す操作をすれば解除ピンＰがカセットから外れると、レ
リーズレバー８が操作カム部31の所定位置に追ずいして
リールブレーキ３でバネ４の附勢で戻り爪部をリール２
の係止歯21へ係止させ回転規制してテープ巻き弛みがな
いように適確に保持して用いられるものである。
て、解除ピンＰが移動して挿入口10に入ってくると、レ
リーズレバー８を支軸７を中心として上方に回動させ
る。そして、該レリーズレバー８に押し当て接続されて
いる操作カム部31を経てリールブレーキ３は支軸６を中
心としてバネ４に抗して回動して他端の爪部をリール係
止歯21から離し、リールブレーキ３が解除されてリール
２が回転可能となる。またカセットをデッキから取り出
す操作をすれば解除ピンＰがカセットから外れると、レ
リーズレバー８が操作カム部31の所定位置に追ずいして
リールブレーキ３でバネ４の附勢で戻り爪部をリール２
の係止歯21へ係止させ回転規制してテープ巻き弛みがな
いように適確に保持して用いられるものである。
本考案の実施例を第１〜５図例につき説明すると、ケ
ース１内に回転可能に備えた一対のリール2,2にテープ
を巻回配備し、該リールに設けた係止歯21に係脱してリ
ール２の回転を規制する一対のリールブレーキ３をバネ
４で附勢して備え、該リールブレーキ３をデッキ側解除
ピンの挿入口10に臨ましめられたレリーズレバー８で連
動させるテープカセットにおいて、前記レリーズレバー
８を支軸７で回動可能に枢着すると共に、該レリーズレ
バー８に当接連動するリールブレーキ３が支軸６で回動
可能に枢着され、該リールブレーキ３の回転支軸６に対
して傾斜している当接部32をリールブレーキ８が当接す
る位置に設けたテープカセットとしてある。
ース１内に回転可能に備えた一対のリール2,2にテープ
を巻回配備し、該リールに設けた係止歯21に係脱してリ
ール２の回転を規制する一対のリールブレーキ３をバネ
４で附勢して備え、該リールブレーキ３をデッキ側解除
ピンの挿入口10に臨ましめられたレリーズレバー８で連
動させるテープカセットにおいて、前記レリーズレバー
８を支軸７で回動可能に枢着すると共に、該レリーズレ
バー８に当接連動するリールブレーキ３が支軸６で回動
可能に枢着され、該リールブレーキ３の回転支軸６に対
して傾斜している当接部32をリールブレーキ８が当接す
る位置に設けたテープカセットとしてある。
この場合、前記リールブレーキ３としては一端にリー
ル係止歯21に係支する爪部を持ち、他端に操作カム部31
（当接部）を直立状態に延設したものであって、前記傾
斜当接部32に続いて支軸６の軸線に平行な垂直部33を持
っていてレリーズレバー８の外周面に臨ましめてある。
ル係止歯21に係支する爪部を持ち、他端に操作カム部31
（当接部）を直立状態に延設したものであって、前記傾
斜当接部32に続いて支軸６の軸線に平行な垂直部33を持
っていてレリーズレバー８の外周面に臨ましめてある。
なお、前記レリーズレバー８の支軸７を支承するガイ
ド５はガイド壁を用いてあるが、これに代えてケースに
立設したブラケットを用いてもよく、例えばブラケット
に設けた軸にレリーズレバー８に形成した嵌挿孔を差し
込んで回動可能にレリーズレバー８を装備してもよい。
ド５はガイド壁を用いてあるが、これに代えてケースに
立設したブラケットを用いてもよく、例えばブラケット
に設けた軸にレリーズレバー８に形成した嵌挿孔を差し
込んで回動可能にレリーズレバー８を装備してもよい。
また、延設レリーズレバー８としては、挿入口10を遮
蔽する円板状蓋からなり、アームを介して支軸７に回動
自在に嵌装したものであって、さらに、デッキからの解
除ピンＰが当接する下面部と、前記リールブレーキ３の
操作カム部31に当接するリブ81を持っているものを用い
るのがよい。
蔽する円板状蓋からなり、アームを介して支軸７に回動
自在に嵌装したものであって、さらに、デッキからの解
除ピンＰが当接する下面部と、前記リールブレーキ３の
操作カム部31に当接するリブ81を持っているものを用い
るのがよい。
この解除ピンＰは、ケース１に設けた挿入口10、即
ち、磁気テープ終端検出方法においてケース１内に挿入
されている灯台方式の検出器（発光器）を活用した形態
とするのが便利であり、解除ピンＰの昇降動に追ずいす
るようにレリーズレバー８の自由端が上下動可能に配備
してある。
ち、磁気テープ終端検出方法においてケース１内に挿入
されている灯台方式の検出器（発光器）を活用した形態
とするのが便利であり、解除ピンＰの昇降動に追ずいす
るようにレリーズレバー８の自由端が上下動可能に配備
してある。
しかして、このレリーズレバー８が上下方向に回動し
て操作カム部31を経てリールブレーキ３を連動させるの
に、該レリーズレバー８に押し当て接続されている操作
カム部31の一側縁、即ち、傾斜当接部32で接触している
リールブレーキ３は支軸６を中心として回動して他端の
爪部をリール係止歯21から離し、垂直部33では必要以上
の回転運動をしないでリールブレーキ３が解除されてリ
ール２が回転可能となる。
て操作カム部31を経てリールブレーキ３を連動させるの
に、該レリーズレバー８に押し当て接続されている操作
カム部31の一側縁、即ち、傾斜当接部32で接触している
リールブレーキ３は支軸６を中心として回動して他端の
爪部をリール係止歯21から離し、垂直部33では必要以上
の回転運動をしないでリールブレーキ３が解除されてリ
ール２が回転可能となる。
即ち、リールブレーキ３が押し当てられる部分が操作
カム部31の傾斜当接部32（作用面）のみでブレーキ３を
回転運動させそれ以外（垂直部33）では、リールブレー
キ３は必要以上の回転運動はしないので狭い領域でもブ
レーキ機構を満足できる状態で備えられることとなる。
カム部31の傾斜当接部32（作用面）のみでブレーキ３を
回転運動させそれ以外（垂直部33）では、リールブレー
キ３は必要以上の回転運動はしないので狭い領域でもブ
レーキ機構を満足できる状態で備えられることとなる。
図中、９はテープ、11はハブ孔である。
本考案は、ケース内に回転可能に備えた一対のリール
にテープを巻回配備し、該リールに設けた係止歯に係脱
してリールの回転を規制するリールブレーキを備え、該
リールブレーキをデッキ側解除ピンの挿入口に臨ましめ
られたレリーズレバーで連動させるテープカセットにお
いて、前記レリーズレバーを支軸で回動可能に枢着する
と共に、該レリーズレバーに当接連動するリールブレー
キが支軸で回動可能に枢着され、該リールブレーキの回
転支軸に対して傾斜している当接部をリールブレーキの
レリーズレバーが当接する位置に設けたことにより、わ
ずかなレリーズレバーの移動でもブレーキレバーの回転
運動を大きく得られるので、即ちリールブレーキは必要
な回転変位が得られたのちは少量の変位で必要以上の回
転運動はしないので、狭い領域にブレーキ機構を配備で
きることとなり、ブレーキ作用も適確，安定したものに
することが可能であると共に、与えられたブレーキ機構
のためにデッキ側に追随するレリーズレバーの移動が大
きくてもリールブレーキは必要以上回転することなくレ
リーズレバーの移動量に対してリールブレーキの回転変
位が狭い領域内に収められて必要とされるブレーキ機構
として満足できる適確なブレーキ機能を発揮できるテー
プカセットを構成簡単で組立、製作容易な形態で提供す
ることができる。
にテープを巻回配備し、該リールに設けた係止歯に係脱
してリールの回転を規制するリールブレーキを備え、該
リールブレーキをデッキ側解除ピンの挿入口に臨ましめ
られたレリーズレバーで連動させるテープカセットにお
いて、前記レリーズレバーを支軸で回動可能に枢着する
と共に、該レリーズレバーに当接連動するリールブレー
キが支軸で回動可能に枢着され、該リールブレーキの回
転支軸に対して傾斜している当接部をリールブレーキの
レリーズレバーが当接する位置に設けたことにより、わ
ずかなレリーズレバーの移動でもブレーキレバーの回転
運動を大きく得られるので、即ちリールブレーキは必要
な回転変位が得られたのちは少量の変位で必要以上の回
転運動はしないので、狭い領域にブレーキ機構を配備で
きることとなり、ブレーキ作用も適確，安定したものに
することが可能であると共に、与えられたブレーキ機構
のためにデッキ側に追随するレリーズレバーの移動が大
きくてもリールブレーキは必要以上回転することなくレ
リーズレバーの移動量に対してリールブレーキの回転変
位が狭い領域内に収められて必要とされるブレーキ機構
として満足できる適確なブレーキ機能を発揮できるテー
プカセットを構成簡単で組立、製作容易な形態で提供す
ることができる。
第１図は下ケースの平面図、第２図はその分離状態の斜
視図、第３図はブレーキ機構の分解拡大斜視図、第４図
はリールブレーキがリール係合歯に係合し、リールの回
転を阻止している状態の平面図、第４図（Ａ）はその正
面図、第４図（Ｂ）はその側面図、第５図はリールブレ
ーキ係合歯の係合が解されリールの回転可能な状態を示
す平面図、第５図（Ａ）はその正面図、第５図（Ｂ）は
第４図Ｉ−Ｉ線の縦断面である。 １…ケース、２…リール、21…係止歯、３…リールブレ
ーキ、31…操作カム部、32…傾斜当接部、33…垂直部、
４…バネ、５…ガイド、6,7…支軸、８…レリーズレバ
ー。
視図、第３図はブレーキ機構の分解拡大斜視図、第４図
はリールブレーキがリール係合歯に係合し、リールの回
転を阻止している状態の平面図、第４図（Ａ）はその正
面図、第４図（Ｂ）はその側面図、第５図はリールブレ
ーキ係合歯の係合が解されリールの回転可能な状態を示
す平面図、第５図（Ａ）はその正面図、第５図（Ｂ）は
第４図Ｉ−Ｉ線の縦断面である。 １…ケース、２…リール、21…係止歯、３…リールブレ
ーキ、31…操作カム部、32…傾斜当接部、33…垂直部、
４…バネ、５…ガイド、6,7…支軸、８…レリーズレバ
ー。
Claims (2)
- 【請求項１】ケース１内に回転可能に備えた一対のリー
ル2,2にテープを巻回配備し、該リール2,2に設けた係止
歯21に係脱してリール2,2の回転を規制するリールブレ
ーキ３を備え、該リールブレーキ３をデッキ側解除ピン
の挿入口に臨ましめられたレリーズレバー８で連動させ
るテープカセットにおいて、前記レリーズレバー８を支
軸７で回動可能に枢着すると共に、該レリーズレバー８
に当接連動するリールブレーキ３が支軸６で回動可能に
枢着され、該リールブレーキ３の回転支軸６に対して傾
斜している当接部32をリールブレーキ３のレリーズレバ
ー８が当接する位置に設けたことを特徴とするテープカ
セット。 - 【請求項２】リールブレーキ３が、その一端に当接部31
を直立状態に延設したものであって、前記傾斜当接部32
に続いて支軸６の軸線に平行な垂直部33を持っている請
求項１記載のテープカセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10796890U JP2536501Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10796890U JP2536501Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | テープカセット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0467266U JPH0467266U (ja) | 1992-06-15 |
| JP2536501Y2 true JP2536501Y2 (ja) | 1997-05-21 |
Family
ID=31854714
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10796890U Expired - Lifetime JP2536501Y2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | テープカセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2536501Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP10796890U patent/JP2536501Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0467266U (ja) | 1992-06-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |