JP3460158B2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JP3460158B2
JP3460158B2 JP19628594A JP19628594A JP3460158B2 JP 3460158 B2 JP3460158 B2 JP 3460158B2 JP 19628594 A JP19628594 A JP 19628594A JP 19628594 A JP19628594 A JP 19628594A JP 3460158 B2 JP3460158 B2 JP 3460158B2
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優 池辺
孝輝 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、デジタル信号を記録・
再生する磁気テープカセット、特にテープをリールに巻
回するビデオテープカセット、8m m テープカセット、
VHS(登録商標)カセット、D−VCRその他のテー
プカセットに関するものである。 【0002】 【従来の技術】現在、音響信号等のアナログ信号をデジ
タル信号、例えばPCM信号に変換して磁気テープに記
録又は再生するPCM記録再生装置に使用される磁気テ
ープカセットにおいては、磁気テープを巻装した一対の
リールはカセット不使用時(保存時)には、テープ巻き
弛みが発生しないように、リールに形成した係止歯に係
脱するブレーキ部材で、その回転を規制するようになっ
ていて、カセット使用時には記録再生装置からのブレー
キ解除手段で、リールブレーキが解除されてリールが自
由に回転できる状態となっている。そして、従来のブレ
ーキ部材では、ケースに設けた軸などに支持され、バネ
で付勢して記録再生装置からの解除手段により、カセッ
ト内のレリーズレバーまたは他の部材を動かし、そのレ
リーズレバーまたは他の部材でブレーキ部材を連動解除
させるブレーキ機構を持ったテープカセットとすること
が知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のブレーキ機構
は、リールの回転を規制する摺動式ブレーキ部材とし
て、リールと係合する部分が弾性変形する形式であった
ために、係合部を弾性変形させた状態で高温環境下に放
置すると変形してしまい、ブレーキとしての機能がなく
なってしまうという問題があった。また、弾性変形させ
るために板厚を薄くしなければならないが、成形が難し
く成形不良の発生率も高くなるという問題や、落下衝撃
等で破損しやすいという問題もある。ところが、リール
と係合する部分を弾性変形させないように構成すると、
図8に示すようにブレーキ部材の係合部は、リールの円
周方向への動きに近くなるので摺動距離が長くなり、ブ
レーキ部材を案内する壁が構成できなくなってしまっ
て、ブレーキ作用も不安定とならざるを得ないで、ブレ
ーキ機構としては十分満足できるものでないし、ケース
への挿入組立がやっかいであるなどの問題があった。本
発明では、これら従来の問題点を排除しようとするもの
で、リールの回転を規制する摺動式ブレーキ部材のリー
ルと係合する部分を弾性変形させないように構成するこ
とで、ブレーキ部材の変形を防止でき、また摺動距離が
長くなってもスムーズに摺動できケース内に与えられる
狭い領域にブレーキ機構が配備されてもブレーキ作用を
安定させ、必要とされるブレーキ機構として十分満足で
きる適確なブレーキ機能を発揮できるテープカセットを
構成コンパクトで組立、並びに製作が容易な形態で提供
することを目的としたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明はテープ状媒体を
巻いたリールハブをケース内部に一対回転可能に収納
し、両リールハブに形成した係止歯に係脱されるブレー
キ部材と、該ブレーキ部材を係止方向に付勢させるバネ
とを備えたテープカセットにおいて、ケースに突設した
一対ガイド壁と、ケース底面に係合部を形成し、前記ブ
レーキ部材が一対の爪板部の先端にリールハブの係止歯
に係合する係止部を備え、前記ガイド壁を嵌挿する凹溝
が爪板部間の内側面に形成され、ケース底面に形成され
た前記係合部に嵌合する嵌合部を擢動方向に沿うよう基
部擢動面に設けたものである。 【0005】 【作用】テープカセットを記録再生装置に装填すると、
装置から解除ピンが移動して操作用孔10からケース1
内に入ってきてブレーキ部材4の一部に設けたブレーキ
操作部6に係合され、該ブレーキ部材4がバネ5に抗し
てガイド壁に沿いつつ凹凸状の摺動面に案内され、後方
向に移動して爪板部の先端がリールハブ2の係止歯3か
ら外れ、ブレーキロックが解除されてリールハブ2が回
転可能となる。またテープカセットを記録再生装置から
取り出す操作をすれば、解除ピンがケースの操作用孔か
ら外れると、ブレーキ部材4がバネ5で押し戻されて、
ガイド壁7と係合部8に嵌合する嵌合部9とで摺動案内
され、リールの回転を規制する摺動式ブレーキ部材4の
リールハブ2と係合する部分を弾性変形させないで用い
られ、また、摺動距離が長くなってもスムーズに摺動で
きるように案内されて、バネ5の付勢によりブレーキ部
材4の爪板部の先端係止部41 をリールハブ2の係止歯
3へ係合させ、回動規制してテープ巻き弛みがないよう
に適確に保持して用いられ取扱えるものである。 【0006】 【実施例】本発明の実施例を図1乃至図7の例につき説
明すると、テープ状媒体を巻いたリールハブ2をケース
1内部に一対回転可能に収納し、両リールハブ2に形成
した係止歯3に係脱されるブレーキ部材4と、該ブレー
キ部材4を係止方向に付勢させるバネ5とを備えたテー
プカセットにおいて、前記ブレーキ部材4をケース1に
突設した一対のガイド壁7,71 に沿って摺動自在に嵌
装配備すると共に、ケース底面に形成した凹または凸部
の係合部8に嵌合する嵌合部9をブレーキ部材4の摺動
面に設けてテープカセットとしてある。 【0007】前記ガイド壁7としては、前記ブレーキ部
材4の摺動方向に平行に間隔をあけて配列されたガイド
板であって、ブレーキ部材4のブレーキ位置で下ケース
に備えられ、該ガイド板がブレーキ部材4の係止部41
を内側面側に当接し摺動に伴う弾性変形を阻止するよう
に構成してある。 【0008】また、前記ブレーキ部材4は、ブレーキ操
作部6を備え、その基部より左右、即ち、両サイドに伸
びたアーム状の爪板部の先端にリールハブ2の係止歯3
に係止する係止部41 を備え、前記ガイド壁7を嵌装す
る凹溝42 が突壁43 で爪板部間の内側面に形成され、
摺動に伴う弾性変形を阻止する構成とし、さらに基部底
面に形成した凹凸状の嵌合部9を摺動方向に沿って設
け、これに対応する段差の凸凹状の係合部8をケース底
面に設けて、摺動操作の案内をするように構成したこと
で、前記ブレーキ部材4の係止部41 は、図8に示すよ
うに摺動ストロークS1 が従来のものより長くなる。即
ち、図9の如き従来の可撓性爪aはストロークS2 でリ
ブbでガイドされて半径方向の動きであるのに対してブ
レーキ部材4の係止部41 は円周方向の動きに近くなる
ためストロークS1 は長くなる。そして、ブレーキ操作
部6を一部に含むブレーキ部材4は、下ケースに設けた
操作用孔10の周囲で、ケース内底面に形成した凹面部
16に摺動自在に嵌合してあり、前記係止部41 の弾性
変形を防止する架橋リブ15をアーム状の爪板部の上方
位置から内方に向って突設してある。 【0009】なお、前記ガイド壁71 は、下ケースに限
らず上ケースに設けてもよく、少なくともいずれかに設
けたガイドとし、かつ下ケースに形成した解除ピン挿入
用の操作用孔10の両サイドに突設し、ブレーキ部材4
を摺動自在に嵌合しバネ5で圧接して、ブレーキ部材4
を係止方向に付勢してある。この場合、組立性を考慮す
ると、組立時にブレーキ部材を配置する側のケースにガ
イド壁71 を設けるのが望ましい形態である。またバネ
5は、ケース1に立設したポール11にコイル部を差し
込んで組み立てられ、一端はケース内壁に、また他端は
ブレーキ部材4に当接してブレーキ部材4の摺動をスム
ーズに行えるようにしてある。図中、12はリールハブ
孔、13は前蓋、14は後蓋である。 【0010】 【発明の効果】本発明は、リールハブに形成した係止歯
に係脱されるブレーキ部材と、該ブレーキ部材を係止方
向に付勢させるバネとを備えたテープカセットにおい
て、前記ブレーキ部材をケースに突設した一対のガイド
壁に沿って摺動自在に嵌装配備すると共に、ケース底面
に形成した係合部に嵌合する嵌合部をブレーキ部材の基
部摺動面に設けたことにより、リールの回転を規制する
摺動式ブレーキ部材のリールと係合する部分を弾性変形
させないように構成することで、ブレーキ部材の変形を
防止でき、また摺動距離が長くなってもスムーズに摺動
でき、ブレーキ機構の機能を大幅に向上できると共に、
ブレーキ作用も適確,安定したものにすることが可能
で、リールブレーキの連動状態から静止状態への切替え
も可能であり、レリーズの移動量に対してリールブレー
キの回転変位が狭い領域内に収められて、必要とされる
ブレーキ機構として満足できる適確なブレーキ機能を発
揮できるし、ブレーキ機構を組立体として予め組立てら
れる構成とできて、ケースの狭い領域でも挿入組立作業
が容易となり生産性も大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例の一部切断平面図である。 【図2】図1におけるA−A線の縦断面図である。 【図3】図1におけるB−B線における縦断面図であ
る。 【図4】図1の例の下ケースの斜視図である。 【図5】図1の例の下ケースの底面図である。 【図6】図1の例のブレーキ機構の分離状態の拡大斜視
図である。 【図7】図6の例のブレーキ部材の背面側からの斜視図
である。 【図8】図1の例のブレーキ部材の作動状態を示す説明
平面図である。 【図9】従来例のブレーキ部材の作動状態を示す説明平
面図である。 【符号の説明】 1 ケース 2 リールハブ 3 係止歯 4 ブレーキ部材 41 係止部 42 凹溝 43 突壁部 5 バネ 6 ブレーキ操作部 7,71 ガイド壁 8 係合部 9 嵌合部 10 ブレーキ操作用孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087 523

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 テープ状媒体を巻いたリールハブをケー
    ス内部に一対回転可能に収納し、両リールハブに形成し
    た係止歯に係脱されるブレーキ部材と、該ブレーキ部材
    を係止方向に付勢させるバネとを備えたテープカセット
    において、ケースに突設した一対ガイド壁と、ケース底
    面に係合部を形成し、前記ブレーキ部材が一対の爪板部
    の先端にリールハブの係止歯に係合する係止部を備え、
    前記ガイド壁を嵌挿する凹溝が爪板部間の内側面に形成
    され、ケース底面に形成された前記係合部に嵌合する嵌
    合部を擢動方向に沿うよう基部擢動面に設けて形成され
    たことを特徴とするテープカセット。
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