JP3487736B2 - テープカセット - Google Patents
テープカセットInfo
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- JP3487736B2 JP3487736B2 JP20548197A JP20548197A JP3487736B2 JP 3487736 B2 JP3487736 B2 JP 3487736B2 JP 20548197 A JP20548197 A JP 20548197A JP 20548197 A JP20548197 A JP 20548197A JP 3487736 B2 JP3487736 B2 JP 3487736B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録再生装置
例えば、ビデオテープレコーダー(VTR)のような記
録再生装置に用いられるテープカセット、特にテープ状
媒体がテープリールを介してケース内に収納され不使用
時に、該テープリールの回転を規制するりールブレーキ
機構を内装したビデオテープカセット、例えば8mmビ
デオカセットやデジタルビデオカセット(DVC)など
のテープカセットに関するものである。
例えば、ビデオテープレコーダー(VTR)のような記
録再生装置に用いられるテープカセット、特にテープ状
媒体がテープリールを介してケース内に収納され不使用
時に、該テープリールの回転を規制するりールブレーキ
機構を内装したビデオテープカセット、例えば8mmビ
デオカセットやデジタルビデオカセット(DVC)など
のテープカセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ケース内部にテープ状媒体を巻装
した一対のテープリールを回転可能に内蔵したテープカ
セットにおいて、不使用時にテープリールの回転を止め
るブレーキ機構は、弾性部材のねじりコイルばねや、板
ばねでブレーキ部材をテープリールのフランジ面外周に
設けられた歯形の凹凸部に付勢する構成であって、この
テープカセットを記録再生装置に装着すると、記録再生
装置のブレーキ解除部材が、ブレーキ部材に当接して弾
性力に抗してブレーキ部材を移動させテープリールから
外してテープリールの回転を可能にするものが多用され
ている。
した一対のテープリールを回転可能に内蔵したテープカ
セットにおいて、不使用時にテープリールの回転を止め
るブレーキ機構は、弾性部材のねじりコイルばねや、板
ばねでブレーキ部材をテープリールのフランジ面外周に
設けられた歯形の凹凸部に付勢する構成であって、この
テープカセットを記録再生装置に装着すると、記録再生
装置のブレーキ解除部材が、ブレーキ部材に当接して弾
性力に抗してブレーキ部材を移動させテープリールから
外してテープリールの回転を可能にするものが多用され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、テープカセ
ットに強い衝撃、例えば落下衝撃が加わった場合などで
は、従来のようなブレーキ機構では単に弾性力でブレー
キ部材をテープリールの方向に付勢してあるだけである
から、その弾性力よりも大きな力が加わると、ブレーキ
部材が移動してしまい、ブレーキ機構が外れてテープリ
ールが回転し、テープに弛みを生じてしまう。特に、最
近では記録再生装置の小型化が進み、テープ緩みのある
テープカセットをそのまま記録再生装置に装着すると、
テープの位置が正常でないため記録再生装置の回転ヘッ
ドにテープが当たったり引っかかったりして、テープを
折り曲げたり、テープに傷を付けたり切断されたりして
しまう。またテープ引き出し部材で正常にテープが引き
出されずに記録再生装置内でテープがからまったりし
て、テープの走行ができなくなるとか、最悪の場合には
記録再生装置からテープカセットが排出できなくなるな
どの問題があった。また、従来では、特開平6−318
383号のように回動するリールブレーキ部材を左右別
部材でそれぞれをケースに挿着する構成としスプリング
によりテープリールの歯部と係合する方式とすると、バ
ネ力を大きくしなければロック効果がなく、バネ力を大
きくするとブレーキの解除力が大きくなって取扱上支障
となる欠点があるほか、部品点数が多く組み立てが非常
に困難で生産性を上げることができないし、また特公平
6−16350号のようにリールブレーキ部材が解除位
置に移動する際に、リールブレーキのガイド部が下ケー
スの規制ガイド部に案内される構造になっているが、常
時テープリール歯との係合が維持される構成でないため
落下衝撃に対して信頼性が乏しく取扱上支障となる欠点
があった。さらに、特開平8−227574号のように
リールブレーキ部材のブレーキ解除方向に移動すること
を規制するロック部材をリールブレーキ部材に備えるこ
とも提案されているが、部品点数も多く、しかもバネ部
材をロック部材に組み込んだのちリールブレーキ部材に
組み込むタイプでは、リールブレーキ部材とロック部材
との組み立てが困難であり、作業性が悪く生産性も上げ
られないなどの問題があった。本発明は、従来の諸欠点
を容易に排除しようとするもので、テープカセットのケ
ース内部に回転可能に収納した一対のテープリールを不
使用時に回転を停めるリールブレーキ機構が、落下衝撃
などの強い衝撃が加わってもブレーキ係合が外れないよ
うに構成し、テープの弛み発生を防止して安全にテープ
カセットを用いることを目的とし、部品点数をできる限
り削減し、組立性がよく生産効率を高め確実なブレーキ
動作が行えて機能的にも満足のいくリールブレーキ機構
を内装したテープカセットを安価に提供するにある。
ットに強い衝撃、例えば落下衝撃が加わった場合などで
は、従来のようなブレーキ機構では単に弾性力でブレー
キ部材をテープリールの方向に付勢してあるだけである
から、その弾性力よりも大きな力が加わると、ブレーキ
部材が移動してしまい、ブレーキ機構が外れてテープリ
ールが回転し、テープに弛みを生じてしまう。特に、最
近では記録再生装置の小型化が進み、テープ緩みのある
テープカセットをそのまま記録再生装置に装着すると、
テープの位置が正常でないため記録再生装置の回転ヘッ
ドにテープが当たったり引っかかったりして、テープを
折り曲げたり、テープに傷を付けたり切断されたりして
しまう。またテープ引き出し部材で正常にテープが引き
出されずに記録再生装置内でテープがからまったりし
て、テープの走行ができなくなるとか、最悪の場合には
記録再生装置からテープカセットが排出できなくなるな
どの問題があった。また、従来では、特開平6−318
383号のように回動するリールブレーキ部材を左右別
部材でそれぞれをケースに挿着する構成としスプリング
によりテープリールの歯部と係合する方式とすると、バ
ネ力を大きくしなければロック効果がなく、バネ力を大
きくするとブレーキの解除力が大きくなって取扱上支障
となる欠点があるほか、部品点数が多く組み立てが非常
に困難で生産性を上げることができないし、また特公平
6−16350号のようにリールブレーキ部材が解除位
置に移動する際に、リールブレーキのガイド部が下ケー
スの規制ガイド部に案内される構造になっているが、常
時テープリール歯との係合が維持される構成でないため
落下衝撃に対して信頼性が乏しく取扱上支障となる欠点
があった。さらに、特開平8−227574号のように
リールブレーキ部材のブレーキ解除方向に移動すること
を規制するロック部材をリールブレーキ部材に備えるこ
とも提案されているが、部品点数も多く、しかもバネ部
材をロック部材に組み込んだのちリールブレーキ部材に
組み込むタイプでは、リールブレーキ部材とロック部材
との組み立てが困難であり、作業性が悪く生産性も上げ
られないなどの問題があった。本発明は、従来の諸欠点
を容易に排除しようとするもので、テープカセットのケ
ース内部に回転可能に収納した一対のテープリールを不
使用時に回転を停めるリールブレーキ機構が、落下衝撃
などの強い衝撃が加わってもブレーキ係合が外れないよ
うに構成し、テープの弛み発生を防止して安全にテープ
カセットを用いることを目的とし、部品点数をできる限
り削減し、組立性がよく生産効率を高め確実なブレーキ
動作が行えて機能的にも満足のいくリールブレーキ機構
を内装したテープカセットを安価に提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、テープを巻装
した一対のテープリールをケース内部に回転可能に収納
し、該テープを一方のテープリールからケース前面に張
架して他方のテープリールに巻き取るもので、前記テー
プリールの回転を抑止するブレーキ爪部のあるリールブ
レーキ部材をテープリールに係脱できるように摺動自在
に設けると共に、該リールブレーキ部材とケースとにブ
レーキ解除方向への移動を規制する規制機構を設けたテ
ープカセットにおいて、前記リールブレーキ部材が、前
記ブレーキ爪部を先端に設けた腕部がヒンジ部で両側に
連結配備され、該腕部のヒンジ部と該ブレーキ爪部との
略中間位置に上下方向に突出する突起部が設けられ、前
記規制機構が、該突起部と、該突起部が設けられた両側
に対向するケース内面に突設され、中央部が両側に膨ら
んだ湾曲形状の規制壁部とからなり、前記リールブレー
キ部材の該腕部の摺動を該規制壁部により規制するもの
である。
した一対のテープリールをケース内部に回転可能に収納
し、該テープを一方のテープリールからケース前面に張
架して他方のテープリールに巻き取るもので、前記テー
プリールの回転を抑止するブレーキ爪部のあるリールブ
レーキ部材をテープリールに係脱できるように摺動自在
に設けると共に、該リールブレーキ部材とケースとにブ
レーキ解除方向への移動を規制する規制機構を設けたテ
ープカセットにおいて、前記リールブレーキ部材が、前
記ブレーキ爪部を先端に設けた腕部がヒンジ部で両側に
連結配備され、該腕部のヒンジ部と該ブレーキ爪部との
略中間位置に上下方向に突出する突起部が設けられ、前
記規制機構が、該突起部と、該突起部が設けられた両側
に対向するケース内面に突設され、中央部が両側に膨ら
んだ湾曲形状の規制壁部とからなり、前記リールブレー
キ部材の該腕部の摺動を該規制壁部により規制するもの
である。
【0005】また、本発明では、前記規制機構がリール
ブレーキ部材の腕部のヒンジ部とブレーキ爪部との略中
間位置に上下方向の少なくとも一方向に突出する突起部
と、該突起部が設けられた側に対向するケース内面に突
設され、前記リールブレーキ部材の腕部の摺動を規制す
る規制壁部と、前記突起部が設けられた側に対向するケ
ース内面に規制壁部に沿って形成され、且つ該突起部を
嵌入案内摺動させる凹溝とからなることも特徴としてい
る。
ブレーキ部材の腕部のヒンジ部とブレーキ爪部との略中
間位置に上下方向の少なくとも一方向に突出する突起部
と、該突起部が設けられた側に対向するケース内面に突
設され、前記リールブレーキ部材の腕部の摺動を規制す
る規制壁部と、前記突起部が設けられた側に対向するケ
ース内面に規制壁部に沿って形成され、且つ該突起部を
嵌入案内摺動させる凹溝とからなることも特徴としてい
る。
【0006】さらに前記リールブレーキ部材のブレーキ
解除方向への移動を規制する規制機構が、前記規制壁部
としてカセット不使用時およびブレーキ解除動作中にリ
ールブレーキ部材の腕部がブレーキ内方に撓むのを防止
してリールエリアからブレーキ爪部が外れないように
し、かつリールフレーキ部材がブレーキ解除位置近くで
リールブレーキ部材の腕部を内方に閉じさせてブレーキ
爪部をリールエリアから外れるように構成されているこ
とも特徴としている。
解除方向への移動を規制する規制機構が、前記規制壁部
としてカセット不使用時およびブレーキ解除動作中にリ
ールブレーキ部材の腕部がブレーキ内方に撓むのを防止
してリールエリアからブレーキ爪部が外れないように
し、かつリールフレーキ部材がブレーキ解除位置近くで
リールブレーキ部材の腕部を内方に閉じさせてブレーキ
爪部をリールエリアから外れるように構成されているこ
とも特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】ケース内において、弾性力でテー
プリールと係合するように付勢されているリールブレー
キ部材は、不使用時にはそのリールブレーキ部材のブレ
ーキ爪部の係合が外れる状態まで移動することを防止す
る規制機構で移動範囲を限定化され、即ちリールブレー
キ部材の腕部のヒンジ部とブレーキ爪部との略中間位置
に上下方向に突出する突起部が、該突起部が設けられた
両側に対向するケース内面に突設され、前記リールブレ
ーキ部材の腕部の移動を規制する規制壁部とから構成さ
れるか、或いは、規制機構がリールブレーキ部材の腕部
のヒンジ部とブレーキ爪部との略中間位置に上下方向の
少なくとも一方向に突出する突起部と、該突起部が設け
られた側に対向するケース内面に突設され、前記リール
ブレーキ部材の腕部の摺動を規制する規制壁部と、前記
突起部が設けられた側に対向するケース内面に規制壁部
に沿って形成され、且つ該突起部を嵌入案内摺動させる
凹溝とから構成されるもので、いずれもリールブレーキ
部材の腕部が内側に撓むことを防ぎ、かつリールブレー
キ部材の腕部に設けた突起部が下ケースにある凹溝に係
合することにより、リールブレーキ部材の腕部の移動範
囲を限定規制して、落下衝撃などの強い衝撃の外力が加
わっても、リールブレーキが外れず、テープの弛み発生
を防止し、カセットの記録再生装置への装着使用時での
諸問題が起きないようにして使用することができる。ま
た、記録再生装置のブレーキ解除手段で、ケースの開口
部に臨んだリールブレーキ部材のブレーキ解除作動部に
当接してリールブレーキ部材を摺動移動させてブレーキ
爪部をテープリールの凹凸部から外してテープ走行が安
全にできる。
プリールと係合するように付勢されているリールブレー
キ部材は、不使用時にはそのリールブレーキ部材のブレ
ーキ爪部の係合が外れる状態まで移動することを防止す
る規制機構で移動範囲を限定化され、即ちリールブレー
キ部材の腕部のヒンジ部とブレーキ爪部との略中間位置
に上下方向に突出する突起部が、該突起部が設けられた
両側に対向するケース内面に突設され、前記リールブレ
ーキ部材の腕部の移動を規制する規制壁部とから構成さ
れるか、或いは、規制機構がリールブレーキ部材の腕部
のヒンジ部とブレーキ爪部との略中間位置に上下方向の
少なくとも一方向に突出する突起部と、該突起部が設け
られた側に対向するケース内面に突設され、前記リール
ブレーキ部材の腕部の摺動を規制する規制壁部と、前記
突起部が設けられた側に対向するケース内面に規制壁部
に沿って形成され、且つ該突起部を嵌入案内摺動させる
凹溝とから構成されるもので、いずれもリールブレーキ
部材の腕部が内側に撓むことを防ぎ、かつリールブレー
キ部材の腕部に設けた突起部が下ケースにある凹溝に係
合することにより、リールブレーキ部材の腕部の移動範
囲を限定規制して、落下衝撃などの強い衝撃の外力が加
わっても、リールブレーキが外れず、テープの弛み発生
を防止し、カセットの記録再生装置への装着使用時での
諸問題が起きないようにして使用することができる。ま
た、記録再生装置のブレーキ解除手段で、ケースの開口
部に臨んだリールブレーキ部材のブレーキ解除作動部に
当接してリールブレーキ部材を摺動移動させてブレーキ
爪部をテープリールの凹凸部から外してテープ走行が安
全にできる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図10の実施例で
説明すると、テープ1を巻装した一対のテープリール2
を上下ケース3,31 からなるケースの内部に回転可能
に収納して、該テープ1を一方のテープリール2からケ
ース前面に張架して他方のテープリール2に巻き取るも
ので、該ケース前面に張架されたテープ1を露呈するた
めの開口部4とを形成し、該開口部4内のテープ1のテ
ープ前面を覆う前蓋5と、テープ上面を覆う上蓋5
1 と、テープ背面を覆う後蓋52 とからなる蓋部材を蓋
開閉機構により開閉自在に備え、かつ、テープ1を引き
出すためのテープ出入口6とを備えると共に、前記テー
プリール2の回転を抑止するブレーキ爪部71 のある腕
部7を備えたリールブレーキ部材17をテープリール2
の下フランジ外周の凹凸部21 に係脱できるように前後
方向に摺動自在に設けると共に、該リールブレーキ部材
17とケースとにブレーキ解除方向への移動を規制する
規制機構を設けたテープカセットにしてある。
説明すると、テープ1を巻装した一対のテープリール2
を上下ケース3,31 からなるケースの内部に回転可能
に収納して、該テープ1を一方のテープリール2からケ
ース前面に張架して他方のテープリール2に巻き取るも
ので、該ケース前面に張架されたテープ1を露呈するた
めの開口部4とを形成し、該開口部4内のテープ1のテ
ープ前面を覆う前蓋5と、テープ上面を覆う上蓋5
1 と、テープ背面を覆う後蓋52 とからなる蓋部材を蓋
開閉機構により開閉自在に備え、かつ、テープ1を引き
出すためのテープ出入口6とを備えると共に、前記テー
プリール2の回転を抑止するブレーキ爪部71 のある腕
部7を備えたリールブレーキ部材17をテープリール2
の下フランジ外周の凹凸部21 に係脱できるように前後
方向に摺動自在に設けると共に、該リールブレーキ部材
17とケースとにブレーキ解除方向への移動を規制する
規制機構を設けたテープカセットにしてある。
【0009】前記リールブレーキ部材17は、前記ブレ
ーキ爪部71 を先端に設けた腕部7がヒンジ部72 で両
サイドに連結配備され、該腕部7のブレーキ爪部71 と
ヒンジ部72 との略中間位置で上面11と下面12に上
下方向に突出するピン状の突起部73 を備えている。ま
た、前記規制機構としては、前記リールブレーキ部材1
7の腕部7に設けられた突起部73 と、該突起部73 が
設けられた両側に対向するケース内面に突設され、前記
リールブレーキ部材17の腕部7の摺動を規制する規制
壁部9とから構成してある。
ーキ爪部71 を先端に設けた腕部7がヒンジ部72 で両
サイドに連結配備され、該腕部7のブレーキ爪部71 と
ヒンジ部72 との略中間位置で上面11と下面12に上
下方向に突出するピン状の突起部73 を備えている。ま
た、前記規制機構としては、前記リールブレーキ部材1
7の腕部7に設けられた突起部73 と、該突起部73 が
設けられた両側に対向するケース内面に突設され、前記
リールブレーキ部材17の腕部7の摺動を規制する規制
壁部9とから構成してある。
【0010】この場合、前記リールブレーキ部材17
は、前記下ケース31 に形成した開口部13より露出す
るブレーキ解除作動部を有し、腕部7に前記リールブレ
ーキ部材17の腕部7のブレーキ解除方向へ移動するこ
とを規制する突起部73 を上下方向に少なくとも一方に
備え、該突起部73 が設けられた側に対向するケース内
面に突設され、前記リールブレーキ部材17の腕部7の
摺動を規制するように腕部7の内側と外側に臨んで規制
壁部9がケースに突設され、該規制壁部9に沿って前記
突起部73 を挿入するよう凹溝8が形成された構成で規
制機構としてもよい。図9,10においてカセット不使
用時にブレーキ爪部71 の先端部がテープリールの凹凸
部21 間に入り、カセット使用時にリールブレーキ部材
17が、所定位置まで移動することによって、リールブ
レーキ部材17のブレーキ爪部71 もブレーキ解除方向
に移動することとなる。この移動距離内で前記腕部7に
ある突起部73 が上下ケース3,31 に備えられた規制
壁部9に係合するように設けてある。したがって、該規
制壁部9は下ケース31 のブレーキ解除用開口部13の
両側のブレーキ腕部7の移動を規制する位置に突設し、
リールエリア区画壁10或いは係止リブに沿って設けら
れるが、前記ブレーキ爪部71 が、テープリール2の下
フランジ外周の凹凸部21 に係合状態下で移動可能な距
離離れた位置に設け、前記リールブレーキ部材17を記
録再生装置のブレーキ解除部材、例えばカムロッドによ
り作動する構成とすると共に、不使用時における衝撃力
により、前記ブレーキ爪部71 がテープリール2の下フ
ランジ外周の凹凸部21 から外れない位置まで移動する
ことを許し、それ以上のリールブレーキ部材17の腕部
7の移動を必要に応じも設けた凹溝8および規制壁部9
によって規制をより確実にするように備えたテープカセ
ットとしてある。
は、前記下ケース31 に形成した開口部13より露出す
るブレーキ解除作動部を有し、腕部7に前記リールブレ
ーキ部材17の腕部7のブレーキ解除方向へ移動するこ
とを規制する突起部73 を上下方向に少なくとも一方に
備え、該突起部73 が設けられた側に対向するケース内
面に突設され、前記リールブレーキ部材17の腕部7の
摺動を規制するように腕部7の内側と外側に臨んで規制
壁部9がケースに突設され、該規制壁部9に沿って前記
突起部73 を挿入するよう凹溝8が形成された構成で規
制機構としてもよい。図9,10においてカセット不使
用時にブレーキ爪部71 の先端部がテープリールの凹凸
部21 間に入り、カセット使用時にリールブレーキ部材
17が、所定位置まで移動することによって、リールブ
レーキ部材17のブレーキ爪部71 もブレーキ解除方向
に移動することとなる。この移動距離内で前記腕部7に
ある突起部73 が上下ケース3,31 に備えられた規制
壁部9に係合するように設けてある。したがって、該規
制壁部9は下ケース31 のブレーキ解除用開口部13の
両側のブレーキ腕部7の移動を規制する位置に突設し、
リールエリア区画壁10或いは係止リブに沿って設けら
れるが、前記ブレーキ爪部71 が、テープリール2の下
フランジ外周の凹凸部21 に係合状態下で移動可能な距
離離れた位置に設け、前記リールブレーキ部材17を記
録再生装置のブレーキ解除部材、例えばカムロッドによ
り作動する構成とすると共に、不使用時における衝撃力
により、前記ブレーキ爪部71 がテープリール2の下フ
ランジ外周の凹凸部21 から外れない位置まで移動する
ことを許し、それ以上のリールブレーキ部材17の腕部
7の移動を必要に応じも設けた凹溝8および規制壁部9
によって規制をより確実にするように備えたテープカセ
ットとしてある。
【0011】なお、前記リールブレーキ部材17として
は、前記テープ1を露呈するための開口部4とは反対側
の側面に近い位置で、一対の前記テープリール2,2の
間に配置され、該テープリール2の下フランジ外周に設
けられた凹凸部21 に係止する一対の腕部7の先端にあ
るブレーキ爪部71 と、記録再生装置のブレーキ解除部
材が挿入される開口部13に臨んだ斜面を備えたブレー
キ解除作動部とを有しケースに突設した一対のガイド片
101 ,101 の間によりスムーズに摺動させて移動で
きるように設けられている。
は、前記テープ1を露呈するための開口部4とは反対側
の側面に近い位置で、一対の前記テープリール2,2の
間に配置され、該テープリール2の下フランジ外周に設
けられた凹凸部21 に係止する一対の腕部7の先端にあ
るブレーキ爪部71 と、記録再生装置のブレーキ解除部
材が挿入される開口部13に臨んだ斜面を備えたブレー
キ解除作動部とを有しケースに突設した一対のガイド片
101 ,101 の間によりスムーズに摺動させて移動で
きるように設けられている。
【0012】そして、前記リールブレーキ部材17のブ
レーキ爪部71 は、腕部7を介して凹条で薄肉に形成さ
れた弾性ヒンジ部72 で弾性変形可能に構成されて、前
記テープリール2の下フランジ外周にある凹凸部21 に
係止する方向にバネ14で付勢されている。前記薄肉ヒ
ンジ部72 では弾性変形によって衝撃力吸収効果があ
る。即ち、テープカセット落下衝撃が加わった時、重量
のある一対のテープリールによりリールブレーキが解除
される方向へ移動させる力が働いても、テープリールに
よる衝撃力を前記リールブレーキ部材17のブレーキ爪
部71 の薄肉ヒンジ部72 で吸収してリールブレーキ部
材17に作用する力を緩和し、ブレーキ爪部71 のテー
プリール2の下フランジ外周の凹凸部21 の喰い付き防
止にも役立っている。また、リールブレーキ部材17が
衝撃力が加わることで移動すると、ブレーキ爪部7
1 は、弾性復元力で外方向に広がりテープリール2の下
フランジ外周の凹凸部21 との係合を保ちながらケース
の規制壁部9と凹溝8とに引掛状態に係合してリールブ
レーキ部材17の腕部7の移動を制限するが、通常状態
ではブレーキ爪部71 とテープリール2の凹凸部21 と
の係合状態となり外れないようになっている。
レーキ爪部71 は、腕部7を介して凹条で薄肉に形成さ
れた弾性ヒンジ部72 で弾性変形可能に構成されて、前
記テープリール2の下フランジ外周にある凹凸部21 に
係止する方向にバネ14で付勢されている。前記薄肉ヒ
ンジ部72 では弾性変形によって衝撃力吸収効果があ
る。即ち、テープカセット落下衝撃が加わった時、重量
のある一対のテープリールによりリールブレーキが解除
される方向へ移動させる力が働いても、テープリールに
よる衝撃力を前記リールブレーキ部材17のブレーキ爪
部71 の薄肉ヒンジ部72 で吸収してリールブレーキ部
材17に作用する力を緩和し、ブレーキ爪部71 のテー
プリール2の下フランジ外周の凹凸部21 の喰い付き防
止にも役立っている。また、リールブレーキ部材17が
衝撃力が加わることで移動すると、ブレーキ爪部7
1 は、弾性復元力で外方向に広がりテープリール2の下
フランジ外周の凹凸部21 との係合を保ちながらケース
の規制壁部9と凹溝8とに引掛状態に係合してリールブ
レーキ部材17の腕部7の移動を制限するが、通常状態
ではブレーキ爪部71 とテープリール2の凹凸部21 と
の係合状態となり外れないようになっている。
【0013】また、前記規制壁部9としては、カセット
不使用時およびブレーキ解除動作中にリールブレーキ部
材17の腕部7がブレーキ内方に撓むのを防止してリー
ルエリアからブレーキ爪部71 が外れないようにし、か
つリールブレーキ部材17がブレーキ解除位置近くでリ
ールブレーキ部材17の腕部7を内方に閉じさせてブレ
ーキ爪部71 をリールエリアから外れるように構成され
ている。前記リールブレーキ部材17の腕部7の動きを
規制する規制壁部9および凹溝8が、その中央部が両側
に膨らんだ湾曲形状、例えば波形に形成されていて、前
記上ケース3には下ケース31 の規制壁部9と対向する
位置に下ケース31 よりは高い規制壁部9を設けるのが
よい。これにより、カセット不使用時には外部からの衝
撃によりブレーキ爪部71 が、内方に撓んでもブレーキ
を解除することがなく、また、衝撃により多少リールブ
レーキ部材17が後方に移動してもブレーキ爪部71 を
外方に押し広げるようになっているので、テープ弛みが
生じることがない。
不使用時およびブレーキ解除動作中にリールブレーキ部
材17の腕部7がブレーキ内方に撓むのを防止してリー
ルエリアからブレーキ爪部71 が外れないようにし、か
つリールブレーキ部材17がブレーキ解除位置近くでリ
ールブレーキ部材17の腕部7を内方に閉じさせてブレ
ーキ爪部71 をリールエリアから外れるように構成され
ている。前記リールブレーキ部材17の腕部7の動きを
規制する規制壁部9および凹溝8が、その中央部が両側
に膨らんだ湾曲形状、例えば波形に形成されていて、前
記上ケース3には下ケース31 の規制壁部9と対向する
位置に下ケース31 よりは高い規制壁部9を設けるのが
よい。これにより、カセット不使用時には外部からの衝
撃によりブレーキ爪部71 が、内方に撓んでもブレーキ
を解除することがなく、また、衝撃により多少リールブ
レーキ部材17が後方に移動してもブレーキ爪部71 を
外方に押し広げるようになっているので、テープ弛みが
生じることがない。
【0014】さらに、カセット使用時にリールブレーキ
部材17が後方に移動して行くときにも、ブレーキ爪部
71 のある腕部7を外方に押し広げるように作用するの
で常時テープリール2と係合し回転動作が発生しないよ
うになっている。なお、リールブレーキ部材17が後方
に移動し、ブレーキ解除位置に近づいたらテープリール
2の半径方向にブレーキ爪部71 が、急激に内側へ移動
するように作用し、確実なブレーキ動作が行われてテー
プ弛みのないブレーキ構造とするのがよい。
部材17が後方に移動して行くときにも、ブレーキ爪部
71 のある腕部7を外方に押し広げるように作用するの
で常時テープリール2と係合し回転動作が発生しないよ
うになっている。なお、リールブレーキ部材17が後方
に移動し、ブレーキ解除位置に近づいたらテープリール
2の半径方向にブレーキ爪部71 が、急激に内側へ移動
するように作用し、確実なブレーキ動作が行われてテー
プ弛みのないブレーキ構造とするのがよい。
【0015】なお、前記腕部7の動きを規制する規制壁
部9および凹溝8は、下ケース31に設けてあるが、こ
の凹溝8の代わりに上ケース3に規制壁部9や凹溝8を
設けてもよい。本実施例では、上ケース3には、規制壁
部9を、また下ケース31 には規制壁部9および凹溝8
の両方を設けている。また、リールブレーキ部材17の
腕部7にある突起部73 が、凹溝8に挿入され、該凹溝
8の軌跡に沿って摺動し、上ケース3には下ケース31
の規制壁部9と対向する位置に下ケース31 よりは高い
規制壁部9を設けて、突起部73 が摺動する際に凹溝8
から外れることがなく正確に動作する構造となってい
る。さらに、前記凹溝8の前面側の幅を突起部73 の軸
径より幅広に設定し、リールブレーキ部材17を下ケー
ス31 に組付けたときに、ブレーキ爪部71 のテープリ
ール2との係合の余裕をもたせて組み立てやすくしてあ
る。
部9および凹溝8は、下ケース31に設けてあるが、こ
の凹溝8の代わりに上ケース3に規制壁部9や凹溝8を
設けてもよい。本実施例では、上ケース3には、規制壁
部9を、また下ケース31 には規制壁部9および凹溝8
の両方を設けている。また、リールブレーキ部材17の
腕部7にある突起部73 が、凹溝8に挿入され、該凹溝
8の軌跡に沿って摺動し、上ケース3には下ケース31
の規制壁部9と対向する位置に下ケース31 よりは高い
規制壁部9を設けて、突起部73 が摺動する際に凹溝8
から外れることがなく正確に動作する構造となってい
る。さらに、前記凹溝8の前面側の幅を突起部73 の軸
径より幅広に設定し、リールブレーキ部材17を下ケー
ス31 に組付けたときに、ブレーキ爪部71 のテープリ
ール2との係合の余裕をもたせて組み立てやすくしてあ
る。
【0016】また、テープ1のたるみ防止をさらに確実
性を増すために、テープ巻き締まり方向にブレーキ爪部
71 が付勢される構成とすると、リールブレーキ部材1
7がテープリール2の下フランジ外周の凹凸部21 と係
合する時に、テープリール2が巻き締り方向に回転し、
テープカセットの記録再生装置での装着誤動作や、繰り
返し着脱動作をしても弛みがないようにする形態も有効
である。
性を増すために、テープ巻き締まり方向にブレーキ爪部
71 が付勢される構成とすると、リールブレーキ部材1
7がテープリール2の下フランジ外周の凹凸部21 と係
合する時に、テープリール2が巻き締り方向に回転し、
テープカセットの記録再生装置での装着誤動作や、繰り
返し着脱動作をしても弛みがないようにする形態も有効
である。
【0017】図中、20はバネでテープリール2を押圧
支持する。21はリッドロック、22はプラグ、23は
MICの検出部、24は光カバーである。
支持する。21はリッドロック、22はプラグ、23は
MICの検出部、24は光カバーである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、テープを巻装した一対のテー
プリールをケース内部に回転可能に収納し、該テープを
一方のテープリールからケース前面に張架して他方のテ
ープリールに巻き取るもので、前記テープリールの回転
を抑止するブレーキ爪部のあるリールブレーキ部材をテ
ープリールに係脱できるように摺動自在に設けると共
に、該リールブレーキ部材とケースとにブレーキ解除方
向への移動を規制する規制機構を設けたテープカセット
であって、前記規制機構がリールブレーキ部材の腕部の
ヒンジ部とブレーキ爪部との略中間位置に上下方向に突
出する突起部と、該突起部が設けられた両側に対向する
ケース内面に突設され、前記リールブレーキ部材の腕部
の摺動を規制する規制壁部とからなることにより、また
規制機構がリールブレーキ部材の腕部のヒンジ部とブレ
ーキ爪部との略中間位置に上下方向の少なくとも一方向
に突出する突起部と、該突起部が設けられた側に対向す
るケース内面に突設され、前記リールブレーキ部材の腕
部の摺動を規制する規制壁部と、前記突起部が設けられ
た側に対向するケース内面に規制壁部に沿って形成さ
れ、且つ該突起部を嵌入案内摺動させる凹溝とから構成
されることにより、ケース内において弾性力でテープリ
ールと係合するように付勢されているリールブレーキ部
材は、不使用時にはそのリールブレーキ部材のブレーキ
爪部の係合が外れる状態まで移動することを防止する規
制機構で移動範囲を限定化され、即ち、リールブレーキ
部材の腕部が内側に撓むことを防ぎ、またリールブレー
キ部材に設けた突起部が下ケースにある凹溝に係合する
ことにより、リールブレーキの移動範囲を限定規制され
て、落下衝撃などの強い衝撃の外力が加わってもリール
ブレーキが外れず、テープの弛み発生を防止し、カセッ
トの記録再生装置への装着使用時でのテープダメージの
発生防止に役立たせ、諸問題が起きないようにして使用
することができ、また、このような部品点数が少ない構
成をとったことにより変形・破損がなく信頼性の高いブ
レーキロックが得られ、しかもリールブレーキ部材のバ
ネ力を小さくできロック解除操作が容易となるほか、組
立性が良好になり、生産効率も著しく向上し、テープカ
セットの取扱いをも容易にし、ブレーキロックのない従
来のテープカセットの記録再生装置にも、そのまま本発
明のテープカセットを用いることができ、記録再生装置
の機構を変更せずに使用できるという効果もある。
プリールをケース内部に回転可能に収納し、該テープを
一方のテープリールからケース前面に張架して他方のテ
ープリールに巻き取るもので、前記テープリールの回転
を抑止するブレーキ爪部のあるリールブレーキ部材をテ
ープリールに係脱できるように摺動自在に設けると共
に、該リールブレーキ部材とケースとにブレーキ解除方
向への移動を規制する規制機構を設けたテープカセット
であって、前記規制機構がリールブレーキ部材の腕部の
ヒンジ部とブレーキ爪部との略中間位置に上下方向に突
出する突起部と、該突起部が設けられた両側に対向する
ケース内面に突設され、前記リールブレーキ部材の腕部
の摺動を規制する規制壁部とからなることにより、また
規制機構がリールブレーキ部材の腕部のヒンジ部とブレ
ーキ爪部との略中間位置に上下方向の少なくとも一方向
に突出する突起部と、該突起部が設けられた側に対向す
るケース内面に突設され、前記リールブレーキ部材の腕
部の摺動を規制する規制壁部と、前記突起部が設けられ
た側に対向するケース内面に規制壁部に沿って形成さ
れ、且つ該突起部を嵌入案内摺動させる凹溝とから構成
されることにより、ケース内において弾性力でテープリ
ールと係合するように付勢されているリールブレーキ部
材は、不使用時にはそのリールブレーキ部材のブレーキ
爪部の係合が外れる状態まで移動することを防止する規
制機構で移動範囲を限定化され、即ち、リールブレーキ
部材の腕部が内側に撓むことを防ぎ、またリールブレー
キ部材に設けた突起部が下ケースにある凹溝に係合する
ことにより、リールブレーキの移動範囲を限定規制され
て、落下衝撃などの強い衝撃の外力が加わってもリール
ブレーキが外れず、テープの弛み発生を防止し、カセッ
トの記録再生装置への装着使用時でのテープダメージの
発生防止に役立たせ、諸問題が起きないようにして使用
することができ、また、このような部品点数が少ない構
成をとったことにより変形・破損がなく信頼性の高いブ
レーキロックが得られ、しかもリールブレーキ部材のバ
ネ力を小さくできロック解除操作が容易となるほか、組
立性が良好になり、生産効率も著しく向上し、テープカ
セットの取扱いをも容易にし、ブレーキロックのない従
来のテープカセットの記録再生装置にも、そのまま本発
明のテープカセットを用いることができ、記録再生装置
の機構を変更せずに使用できるという効果もある。
【図1】本発明の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の例のリールブレーキ部材の拡大斜面図で
ある。
ある。
【図3】図1の下ケースの拡大平面図である。
【図4】図3の例の拡大斜視図である。
【図5】図3の例の一部の拡大詳細斜視図である。
【図6】本発明の上ケースの拡大平面図である。
【図7】図6の例の拡大斜視図である。
【図8】図7の例の一部の拡大詳細斜視図である。
【図9】本発明のリールブレーキ部材を下ケースに組込
む前後状態の作動図状態を示し,(a)はリールブレー
キ部材を下ケースに組込む前の拡大平面図、(b)はリ
ールブレーキ部材を下ケースに組込状態の拡大平面図で
ある。
む前後状態の作動図状態を示し,(a)はリールブレー
キ部材を下ケースに組込む前の拡大平面図、(b)はリ
ールブレーキ部材を下ケースに組込状態の拡大平面図で
ある。
【図10】本発明のリールブレーキ部材を上ケースに組
込む前後状態の作動図状態を示し,(a)はリールブレ
ーキ部材を上ケースに組込む前の拡大平面図、(b)は
リールブレーキ部材を上ケースに組込状態の拡大平面図
である。
込む前後状態の作動図状態を示し,(a)はリールブレ
ーキ部材を上ケースに組込む前の拡大平面図、(b)は
リールブレーキ部材を上ケースに組込状態の拡大平面図
である。
1 テープ
2 テープリール
21 凹凸部
3 上ケース
31 下ケース
4 関口部
5 前蓋
51 上蓋
52 後蓋
6 テープ出入口
7 腕部
71 ブレーキ爪部
72 ヒンジ部
73 突起部
8 凹溝
9 規制壁部
10 リールエリア区画壁
101 係止リブ
11 上面
12 下面
13 ブレーキ解除部材挿入用開口部
14 リールブレーキ部材付勢用バネ
17 リールブレーキ部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平8−45232(JP,A)
特開 平9−161439(JP,A)
特開 平9−7337(JP,A)
特開 平7−21730(JP,A)
特開 平7−114785(JP,A)
特開 平8−297950(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 23/087 506
Claims (5)
- 【請求項1】 テープを巻装した一対のテープリールを
ケース内部に回転可能に収納し、該テープを一方のテー
プリールからケース前面に張架して他方のテープリール
に巻き取るもので、前記テープリールの回転を抑止する
ブレーキ爪部のあるリールブレーキ部材をテープリール
に係脱できるように摺動自在に設けると共に、該リール
ブレーキ部材とケースとにブレーキ解除方向への移動を
規制する規制機構を設けたテープカセットにおいて、前
記リールブレーキ部材が、前記ブレーキ爪部を先端に設
けた腕部がヒンジ部で両側に連結配備され、該腕部のヒ
ンジ部と該ブレーキ爪部との略中間位置に上下方向に突
出する突起部が設けられ、前記規制機構が、該突起部
と、該突起部が設けられた両側に対向するケース内面に
突設され、中央部が両側に膨らんだ湾曲形状の規制壁部
とからなり、前記リールブレーキ部材の該腕部の摺動を
該規制壁部により規制することを特徴とするテープカセ
ット。 - 【請求項2】 前記リールブレーキ部材が、薄肉に形成
された前記ヒンジ部で弾性変形可能に一対の前記腕部の
先端に前記ブレーキ爪部が形成され、該ブレーキ爪部
が、前記テープリールの外周にある凹凸部に係止する方
向に付勢され前記テープリールと係合状態を維持するも
のである請求項1記載のテープカセット。 - 【請求項3】 前記規制壁部が、カセット不使用時およ
びブレーキ解除動作中に前記リールブレーキ部材の前記
腕部がブレーキ内方に撓むのを防止してリールエリアか
らブレーキ爪部が外れないようにし、かつ該リールブレ
ーキ部材がブレーキ解除位置近くで該リールブレーキ部
材の前記腕部を内方に閉じさせて前記ブレーキ爪部をリ
ールエリアから外れるように構成されている請求項1ま
たは2記載のテープカセット。 - 【請求項4】 前記ケースの上ケースには下ケースの規
制壁部と対向する位置に該下ケースよりは高い規制壁部
を設けた請求項3記載のテープカセット。 - 【請求項5】 テープを巻装した一対のテープリールを
ケース内部に回転可能に収納し、該テープを一方のテー
プリールからケース前面に張架して他方のテープリール
に巻き取るもので、前記テープリールの回転を抑止する
ブレーキ爪部のあるリールブレーキ部材をテープリール
に係脱できるように摺動自在に設けると共に、該リール
ブレーキ部材とケースとにブレーキ解除方向への移動を
規制する規制機構を設けたテープカセットにおいて、前
記リールブレーキ部材が、前記ブレーキ爪部を先端に設
けた腕部がヒンジ部で両側に連結配備され、該腕部のヒ
ンジ部と該ブレーキ爪部との略中間位置に上下方向の少
なくとも一方に突出する突起部が設けられ、前記規制機
構が、該突起部と、該突起部が設けられた両側に対向す
るケース内面に突設され、中央部が両側に膨らんだ湾曲
形状の該規制壁部と、該規制壁部に沿ってケース内面に
形成された凹溝とからなり、前記リールブレーキ部材の
腕部が、該突起部を該凹溝に嵌入案内されて該規制壁部
に沿って摺動規制されることを特徴とするテープカセッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20548197A JP3487736B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | テープカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20548197A JP3487736B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | テープカセット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1139829A JPH1139829A (ja) | 1999-02-12 |
JP3487736B2 true JP3487736B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=16507577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20548197A Expired - Fee Related JP3487736B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | テープカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3487736B2 (ja) |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP20548197A patent/JP3487736B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1139829A (ja) | 1999-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030924 |
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