JPS6317088Y2 - - Google Patents

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JPS6317088Y2
JPS6317088Y2 JP2546782U JP2546782U JPS6317088Y2 JP S6317088 Y2 JPS6317088 Y2 JP S6317088Y2 JP 2546782 U JP2546782 U JP 2546782U JP 2546782 U JP2546782 U JP 2546782U JP S6317088 Y2 JPS6317088 Y2 JP S6317088Y2
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JP
Japan
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tape
lower half
locking
cassette
pair
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JP2546782U
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JPS58127479U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、オーデイオ信号或いはビデオ信号を
記録する記録再生装置等に用いられるテープカセ
ツト、特にリールロツク機構の改良に関するもの
である。
テープ状記録媒体、例えば磁気テープを巻回す
る一対のリールを内蔵するテープカセツトのリー
ルロツク機構は、例えば実開昭55−128287公報に
示されている。同公報には、2つの巻取りリール
と等距離の位置に、テープカセツトの記録再生装
置への装着時にA装置側に設けられたピンによつ
て、巻取リール制動位置と非制動位置の間を移動
可能に制動レバー取付け部材が設けられ、このレ
バー取付け部材の両側に、回動自在で且つ前記
各々の巻取りりールにそれぞれ係合するようバネ
附勢された2つの制動レバーが設けられた構成が
示されている。制動位置においては、2つの制動
レバーが各々の対応した巻取リールの外周部に作
用し、巻取リールをその磁気テープを巻取る方向
に回動させ、且つ磁気テープを繰出す方向の回転
を阻止するように動作する。又、非制動位置で
は、レバー取付部材の移動により制動レバーの一
部がカセツト本体の後壁に設けられた制御表面に
当接し、制動レバーを回動させ、巻取リールと制
動レバーとの係合が共に解除されるよう構成され
ている。
しかしながら、このようなリールロツク機構
は、1つのレバー取付部材に回動可能な2つの制
動レバーを設け、制動レバーの一端で巻取リール
と係合し、他端でカセツト本体との当接により係
合解除を行なう構成であるため構成要素が多く、
コストアツプ要因となるとともに、所要スペース
が大きくなり、より小型化されたテープカセツト
の実現が困難となる。又、制動レバーとリールと
の係合解除を、カセツト本体の後壁に設けられた
制御表面で行なつているが、この後壁部は装置本
体に装着されている状態では比較的高温度にな
り、制動レバー取付け部材を附勢するバネの弾性
力によつて変形するという問題点がある。
したがつて、本考案はリールロツク機構の構成
要素を少なくし、占有スペースを小さくするとと
もに、テープリールのロツクを行なうロツク部材
を附勢するバネの一端を係止するカセツト本体後
壁の変形を防止し、リールロツク動作を安定化さ
せたテープカセツトを提供することを目的とす
る。
本考案によるテープカセツトの実施例を第1図
〜第6図に示す。第1図の1はカセツト本体で、
第3図に示す上ハーフ13と下ハーフ14、それ
らに回動自在に結合された前扉2等により構成さ
れている。3及び4は磁気テープ19を巻回し、
上記カセツト本体1の所定の位置で回動自在に保
持された1対のテープリールである。5はテープ
リール3および4の外周部に形成された歯部で、
リール3及び4の外周上でカセツトの中心軸に対
し互いに対称形となるように設けられている。6
はカセツト本体1に設けられたポストで、磁気テ
ープ19を、上記前扉2とカセツト本体1の前壁
18とで形成される引出部7に架長している。テ
ープカセツトがビデオテープレコーダ(VTR)
等の装置本体に装着されたときには、装置本体に
設けられた引出しポスト(図示せず)が引出部7
より磁気テープを引き出す。8は上記下ハーフ1
4に設けられ、ロツク部材9を案内する1対の摺
動平面規制ガイド部である。第1図のリールロツ
ク機構拡大図である。第2図に示す10は、ロツ
ク部材9に固定して設けられた、弾性を有する1
対の可撓爪で、この可撓爪10は、ロツク位置即
ち制動位置ではテープリール3及び4の歯部5と
係合し、矢印aで示すテープリール3及び4の磁
気テープ繰出し方向の回転を阻止している。11
はカセツトの下ハーフ14に設けられた、ロツク
部材9の移動を規制するストツパー、12は一端
がロツク部材9に係止され、他端がカセツトの下
ハーフ14の後壁17(上ハーフ13の後壁は1
7′)に係止されたロツク部材附勢用のバネ、第
1図の15及び16はカセツト本体1を構成する
上ハーフ13と下ハーフ14にそれぞれ設けられ
た横壁である。第3図に示す20は下ハーフ14
に設けられた挿入孔22に面し、ロツク部材9に
形成された係合孔で、図示していないが、装置本
体からの解除ピンがこの係合孔20を通してロツ
ク部材に係合される。ロツク部材9には、解除ピ
ンとの係合を容易にするため、解除ピンの断面形
状寸法に比して大きな係合孔20が設けられるよ
うにしてある。ロツク部材9は、第6図に示すよ
うに、1対の摺動平面規制ガイド部8の間に位置
し、一部に係合孔20を有する係合部25と、係
合部25を覆うように、摺動平面規制ガイド部8
の上面に対面して設けられ摺動平面規制ガイド部
8に当接して案内される案内補強部21と、係合
部25の先端に形成された前記可撓爪10とから
構成されている。係合部25は解除ピンとの係合
を主たる目的に、又上記案内補強部21はロツク
部材9の強度を保つことを主たる目的に形成さ
れ、ロツク部材9は、1対の摺動平面規制ガイド
部8、ストツパー11、及び、1対のガイド部8
間のほぼ中ほどに位置し、上ハーフ13に設けら
れた高さ規制ガイド部26によつて規制された範
囲で摺動可能な状態で保持されている。ここで高
さ規制ガイド部26は、第3図に示すように、1
対の摺動平面規制ガイド8に案内されるロツク部
材9のほぼ中央を、若干の隙間をもつて支持して
いる。
第4図及び第5図に示すように、23はバネ1
2を受けるロツク部材9の後部に設けられた端受
部24は同じく下ハーフ14に凹部を形成するこ
とにより設けられた端受部で、カセツトの非装着
状態においては、この端受部23及び24で保持
されたバネ12により、ロツク部材9はテープリ
ール3及び4側に押圧される構造となつている。
27は下ハーフ14後壁17及び摺動平面規制ガ
イド部8の延長として設けられた上ハーフ13の
後壁17への係止部である。この係止部27は、
温度変化等により附勢バネ12の弾性力により上
記後壁17が変化しないように、弾性力を上ハー
フ13の後壁17′と下ハーフ14の後壁17と
で共同で受けるようにするために設けられている
ものである。この係止部27の設定位置は、下ハ
ーフ14の後壁17全域が最良であるが、スペー
ス等の制約により本実施例の如き附勢バネ12の
近傍だけでもよい。
特に本実施例の場合には、摺動平面規制ガイド
部8と一体に形成されており、係止部27のため
の他のスペースを必要とせず、バネ12の力が加
わる近傍で有効に後壁の変形を防止し、カセツト
装着時の安定なリールロツク機構の動作を得るこ
とができる。
次に、テープリール3及び4とロツク部材9と
の係合について説明する。
カセツトのVTR本体への非装着時においては
第2図に示すように、バネ12で押圧されたロツ
ク部材9の1対の可撓爪10がテープリール3及
び4外周の歯部5と係合し、テープリール3及び
4の磁気テープ繰出し方向(矢印a)の回転が阻
止されるとともに、巻取り方向(矢印d)に回転
力が与えられており、磁気テープの弛みが防止さ
れる。
この様な状態から、カセツトのVTR本体への
装着により、上記ロツク部材9の係合孔20に本
体装置の解除ピンが係合し、リールロツク解除操
作もしくは記録・再生の操作と連動させて矢印b
方向にロツク部材9を移動させると、ロツク部材
9は摺動平面規制ガイド部8に案内されて移動
し、ロツク部材9に設けられた可撓爪10はテー
プリール3及び4より離間し、その係合が断たれ
る。これにより、本体装置の記録・通常再生、特
殊再生等の動作が可能になる。この時バネ12は
圧縮状態になつている。
次に、この状態から、テープリール3及び4が
再びロツクされる動作を説明する。
本体装置の、リールロツク操作もしくはカセツ
ト取出し操作と連動させて解除ピンを矢印c方向
に移動させると、上記ロツク部材9は圧縮されて
いるバネ12の弾性力により、解除ピンの動きに
追従する。そしてロツク部材9の可撓爪10がテ
ープリール3及び4の歯部5に係合しはじめ、テ
ープリール3及び4を矢印d方向に回転させなが
ら、且つ可撓爪10はそれ自身弾性変形しながら
所定位置まで移動し、ストツパー11に当接し停
止するものである。
なお、本実施例では、本体装置に設けられた解
除ピンが移動することによつて、ロツク部材9が
移動する構成を示したが、係合孔20の上側のロ
ツク部材9の解除ピンと当接する部分をテーパー
形状とするが、もしくは解除ピンをテーパー形状
とすることによつて、解除ピンを移動させること
なくテープカセツトの装着動作と同時にロツク部
材9を移動させるように構成しても良い。
以上の説明から明らかなように、本考案による
テープカセツトによれば、バネによつて附勢され
たロツク部材に固定もしくは一体に形成された可
撓爪により、テープリールのテープ繰出し方向の
回転阻止とともにテープの弛み防止が可能にな
り、テープの弛みに起因する記録・再生時のテー
プ損傷を防止することができる。本構成によれ
ば、部品点数が少なく、回動操作する部品がない
ことから、コスト的に安価で小型のテープカセツ
トが実現できる。又、ロツク部材のテープリール
方向への附熱を行なうバネの一端を受けるカセツ
ト本体の下ハーフの後壁に、上ハーフとの係合部
を設けることにより、バネによる下ハーフ後壁の
変形を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるテープカセツトの実施例
の概略構成を示す平面図、第2図は本考案の要部
であるリールロツク機構の詳細を示す第1図の要
部拡大図、第3図は第2図におけるX−X′線断
面図、第4図は第2図に示す要部の側面一部断面
図、第5図は同要部におけるカセツト下ハーフの
係止部の構造を示す斜視図、第6図は同要部にお
けるロツク部材の構造を示す斜視図である。 1……カセツト本体、3,4……テープリー
ル、8……摺動平面規制ガイド部、9……ロツク
部材、10……可撓爪、12……バネ、13……
上ハーフ、14……下ハーフ、17,17′……
後壁、22……解除ピン挿入孔、23,24……
端受部、25……係合部、26……高さ規制ガイ
ド部、27……係止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上ハーフと下ハーフを有するカセツト本体
    と、このカセツト本体によつて回転自在に保持
    された1対のテープリールと、この1対のテー
    プリールの外周に作用し、前記テープリールの
    テープ状記録媒体繰出し方向への回転を阻止す
    ると共に、前記テープ状記録媒体の巻取り方向
    への回転力を附与すべく設けられた1対の可撓
    爪と、装置からの解除ピンと係合すべく下ハー
    フに設けられた挿入孔に面して設けられた係合
    部とを有し所定範囲の摺動動作するロツク部材
    と、1端を前記ロツク部材に係止し、他端を前
    記カセツト本体の下ハーフの後壁に係止し前記
    ロツク部材を、前記1対のテープリール方向に
    附勢配設されたバネと、前記ロツク部材の前記
    1対のテープリールのロツク位置と解除位置と
    の摺動範囲を案内規制すべく、下ハーフに設け
    られた摺動平面規制ガイド部及び上ハーフに設
    けられた高さ規制ガイド部と、前記バネの他端
    と係止する下ハーフの後壁に設けられた係止部
    とから成り、前記バネの力を、前記係止部が上
    ハーフと係止することにより上ハーフと下ハー
    フで受けるようにしたテープカセツト。 (2) 係止部が摺動平面規制ガイドの延長として下
    ハーフと一体に形成された実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のテープカセツト。
JP2546782U 1982-02-23 1982-02-23 テ−プカセツト Granted JPS58127479U (ja)

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JP2546782U JPS58127479U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 テ−プカセツト

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Publication Number Publication Date
JPS58127479U JPS58127479U (ja) 1983-08-29
JPS6317088Y2 true JPS6317088Y2 (ja) 1988-05-16

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ID=30037436

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2546782U Granted JPS58127479U (ja) 1982-02-23 1982-02-23 テ−プカセツト

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