JPH056622Y2 - - Google Patents
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- JPH056622Y2 JPH056622Y2 JP16900486U JP16900486U JPH056622Y2 JP H056622 Y2 JPH056622 Y2 JP H056622Y2 JP 16900486 U JP16900486 U JP 16900486U JP 16900486 U JP16900486 U JP 16900486U JP H056622 Y2 JPH056622 Y2 JP H056622Y2
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- JP
- Japan
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- hub brake
- hub
- magnetic tape
- spring
- brake spring
- Prior art date
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Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000004873 anchoring Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、デジタル信号、例えばPCM信号を
記録するのに使用して好適な磁気テープカセツト
(DAT)に関するものである。
記録するのに使用して好適な磁気テープカセツト
(DAT)に関するものである。
現在、音響信号等のアナログ信号をデジタル信
号例えばPCM信号に変換して磁気テープに記録
(又は再生)するPCM記録再生装置が提案されて
いる。このPCM記録再生装置として回転ヘツド
を使用して比較的高い記録密度が得られるように
したものがある。この回転ヘツドを使用した
PCM記録再生装置においては、記録または再生
時に磁気テープが磁気テープカセツトから引き出
され回転ヘツドがに設けられた回転ドラムに巻き
付けられた状態で記録又は再生がなされるように
なつている。
号例えばPCM信号に変換して磁気テープに記録
(又は再生)するPCM記録再生装置が提案されて
いる。このPCM記録再生装置として回転ヘツド
を使用して比較的高い記録密度が得られるように
したものがある。この回転ヘツドを使用した
PCM記録再生装置においては、記録または再生
時に磁気テープが磁気テープカセツトから引き出
され回転ヘツドがに設けられた回転ドラムに巻き
付けられた状態で記録又は再生がなされるように
なつている。
ところで、このようなPCM記録再生装置に使
用される磁気テープカセツトにおいては、磁気テ
ープに指紋の跡や埃がつくと、再生信号にドロツ
プアウトを生じるので、これを防止するための磁
気テープをできるだけ、磁気テープカセツトケー
ス内に密封する必要があり、また、記録時又は再
生時には、磁気テープを引き出すことができるよ
うに、カセツトケースにはガイド類を挿入するた
めの空間が必要である。
用される磁気テープカセツトにおいては、磁気テ
ープに指紋の跡や埃がつくと、再生信号にドロツ
プアウトを生じるので、これを防止するための磁
気テープをできるだけ、磁気テープカセツトケー
ス内に密封する必要があり、また、記録時又は再
生時には、磁気テープを引き出すことができるよ
うに、カセツトケースにはガイド類を挿入するた
めの空間が必要である。
このため、従来カセツトケースは組立製作上、
上下ケースの組合せ構成からなり、磁気テープを
巻装した一対のリールハブを回転可能に装着し、
かつ前記リールハブにおけるテープ巻取面より上
部の小径部分にロツク部を設けて前記ロツク部と
係合し、前記リールハブに嵌挿される回転軸と直
角方向に摺動するハブブレーキを有し、かつ下ケ
ース外側部に配され、カセツト前面に対して前後
方向に摺動して空間を開閉するスライダと、該ス
ライダの摺動によつて回動が許され回動に応じて
カセツト前面を被覆または開放する前蓋とを有す
る磁気テープカセツトが考えられている。
上下ケースの組合せ構成からなり、磁気テープを
巻装した一対のリールハブを回転可能に装着し、
かつ前記リールハブにおけるテープ巻取面より上
部の小径部分にロツク部を設けて前記ロツク部と
係合し、前記リールハブに嵌挿される回転軸と直
角方向に摺動するハブブレーキを有し、かつ下ケ
ース外側部に配され、カセツト前面に対して前後
方向に摺動して空間を開閉するスライダと、該ス
ライダの摺動によつて回動が許され回動に応じて
カセツト前面を被覆または開放する前蓋とを有す
る磁気テープカセツトが考えられている。
このような磁気テープカセツトにおいては、記
録又は再生時に前蓋がカセツト前面から上ケース
方向へほぼ直角位置に回動され、カセツト前面部
に磁気テープが露呈されると共に、スライダが後
方向に摺動されて、この露呈された磁気テープの
背面側にガイド類を挿入するための空間が得られ
るようになつている。また保存時には、スライダ
及び前蓋とカセツトケースとにより磁気テープが
密封され、ハブブレーキはアーム部の先端に設け
た係支突部が前蓋内側にある係合突起と接離でき
るように接続され、前記前蓋が開動した時にアー
ム部の係支突部が突起に係合しハブブレーキがリ
ールハブのロツク部より離れてロツク解除状態へ
摺動するように構成されているのが普通であり、
保存時にリールハブが動いて磁気テープのたるみ
や折れによる損傷や回転操作に支障が生ずること
を防止する方式となつている。
録又は再生時に前蓋がカセツト前面から上ケース
方向へほぼ直角位置に回動され、カセツト前面部
に磁気テープが露呈されると共に、スライダが後
方向に摺動されて、この露呈された磁気テープの
背面側にガイド類を挿入するための空間が得られ
るようになつている。また保存時には、スライダ
及び前蓋とカセツトケースとにより磁気テープが
密封され、ハブブレーキはアーム部の先端に設け
た係支突部が前蓋内側にある係合突起と接離でき
るように接続され、前記前蓋が開動した時にアー
ム部の係支突部が突起に係合しハブブレーキがリ
ールハブのロツク部より離れてロツク解除状態へ
摺動するように構成されているのが普通であり、
保存時にリールハブが動いて磁気テープのたるみ
や折れによる損傷や回転操作に支障が生ずること
を防止する方式となつている。
この従来のカセツトでは、第12図及び第13
図に示すようにハブブレーキ4にダブルトーシヨ
ンバネのハブブレーキバネ14を係支する凹部a
と該凹部に突出した押さえ爪bとからなる係合部
が設けられているが、組立段階の上ケースをかぶ
せる前の段階で既に、ハブブレーキ4にハブブレ
ーキバネ14による圧力が与えられているため、
第13図に示す様にハブに浮き上がりと傾きが生
じ、この現象のため上ケースのガイドリブが干渉
して組立が難しいと共にハブブレーキバネが強い
場合は、浮き上がりのためのハブブレーキやハブ
がはじけ飛んでしまい、組立が不可能となる場合
もあるほか、ハブブレーキバネ14の組立挿入が
煩雑であり、かつ前記係合部の複雑構造のために
製作もやつかいであるという問題があつた。
図に示すようにハブブレーキ4にダブルトーシヨ
ンバネのハブブレーキバネ14を係支する凹部a
と該凹部に突出した押さえ爪bとからなる係合部
が設けられているが、組立段階の上ケースをかぶ
せる前の段階で既に、ハブブレーキ4にハブブレ
ーキバネ14による圧力が与えられているため、
第13図に示す様にハブに浮き上がりと傾きが生
じ、この現象のため上ケースのガイドリブが干渉
して組立が難しいと共にハブブレーキバネが強い
場合は、浮き上がりのためのハブブレーキやハブ
がはじけ飛んでしまい、組立が不可能となる場合
もあるほか、ハブブレーキバネ14の組立挿入が
煩雑であり、かつ前記係合部の複雑構造のために
製作もやつかいであるという問題があつた。
本考案は、これら従来の問題点を排除しようと
するもので、ハブブレーキの組立時にハブに傾き
や浮き上がりが発生することなく組立を容易にし
ハブブレーキ作用をも適確に機能する磁気テープ
カセツトを構成簡単で、組立製作容易な形態で提
供することを目的としたものである。
するもので、ハブブレーキの組立時にハブに傾き
や浮き上がりが発生することなく組立を容易にし
ハブブレーキ作用をも適確に機能する磁気テープ
カセツトを構成簡単で、組立製作容易な形態で提
供することを目的としたものである。
本考案は、磁気テープを巻装した一対のリール
ハブ11,11を回転可能に装着し、かつ該リー
ルハブ11のテープ巻取面より上部の小径部分に
設けたロツク部12に係脱するハブブレーキ4を
摺動自在で、かつハブブレーキバネ14で前記ロ
ツク部12側に付勢されるように上ケース31と
下ケース32とからなるカセツトケース3に備え
ると共に、該カセツトケース3に回動可能に嵌着
され、回動に応じてカセツト前面を被覆または開
放する前蓋9を有し、この前蓋9に前記ハブブレ
ーキ4を移動するように係脱自在に設け前記ハブ
ブレーキ4に前記ハブブレーキバネ14の係支部
15を前記リールハブ11とは相対する側の端部
16に配設した磁気テープカセツトにおいて、前
記ハブブレーキバネ14を支持する支承部142
と、ハブブレーキ4の係支部15に係合するハブ
ブレーキバネ14の作用一端部をかり止めする当
接部20とを下ケース32に備えると共に、該当
接部20にかり止めされたハブブレーキバネ14
を外し前記ハブブレーキ4の係支部15に受け渡
すための突起部21を上ケース31に設けたこと
を特徴とする磁気テープカセツトである。
ハブ11,11を回転可能に装着し、かつ該リー
ルハブ11のテープ巻取面より上部の小径部分に
設けたロツク部12に係脱するハブブレーキ4を
摺動自在で、かつハブブレーキバネ14で前記ロ
ツク部12側に付勢されるように上ケース31と
下ケース32とからなるカセツトケース3に備え
ると共に、該カセツトケース3に回動可能に嵌着
され、回動に応じてカセツト前面を被覆または開
放する前蓋9を有し、この前蓋9に前記ハブブレ
ーキ4を移動するように係脱自在に設け前記ハブ
ブレーキ4に前記ハブブレーキバネ14の係支部
15を前記リールハブ11とは相対する側の端部
16に配設した磁気テープカセツトにおいて、前
記ハブブレーキバネ14を支持する支承部142
と、ハブブレーキ4の係支部15に係合するハブ
ブレーキバネ14の作用一端部をかり止めする当
接部20とを下ケース32に備えると共に、該当
接部20にかり止めされたハブブレーキバネ14
を外し前記ハブブレーキ4の係支部15に受け渡
すための突起部21を上ケース31に設けたこと
を特徴とする磁気テープカセツトである。
本考案の実施例につき第1〜11図で説明すると
カセツトケース3は上ケース31と下ケース32と
を組合せ構造とし、この下ケース32にカセツト
ケース3の底面及び側面を覆つて摺動してガイド
類を挿入するための空間を開閉自在に装着された
スライダ1を有し、前記スライダ1の底面に透孔
2,21を穿設し、前記カセツトケース3の底面
において前記透孔2,21に対応した位置に、前
記スライダ1が閉じた状態及び開いた状態で前記
透孔2,21に嵌挿してロツクする頭部を持つ弾
性ロツク片5を有する磁気テープカセツトであつ
て、前記スライダ1の開閉時に弾性ロツク片5の
頭部が透孔2,21に嵌挿されてロツクできるよ
うに構成してある。そして磁気テープを巻装した
一対のリールハブ11,11を回転可能に装着
し、かつ該リールハブ11のテープ巻取面より上
部の小径部分に設けたロツク部12に係脱するハ
ブブレーキ4をハブブレーキバネ14をもつて付
勢され摺動自在にカセツトケース3に備えると共
に、該カセツトケース3に回動可能に嵌着され、
この回動に応じてカセツト前面を被覆または開放
する前蓋9を有し、この前蓋9の回動で連動され
てブレーキロツク力を得るハブブレーキ4を備え
た磁気テープカセツトにおいて、前記ハブブレー
キ4に前記ハブブレーキバネ14の係支部15を
前記リールハブ11とは相対する側の端部16に
配設したもので、このハブブレーキ4に前記ロツ
ク部12に係合する爪片43を一対並列して備え
ると共に、前記前蓋9に係脱されるハブブレーキ
4のアーム部41を一対持ち前記前蓋9の内側面
部に配備された突起6が係脱されアーム部41に
移動させる係支突部42がアーム部41に設けられ
ている。
カセツトケース3は上ケース31と下ケース32と
を組合せ構造とし、この下ケース32にカセツト
ケース3の底面及び側面を覆つて摺動してガイド
類を挿入するための空間を開閉自在に装着された
スライダ1を有し、前記スライダ1の底面に透孔
2,21を穿設し、前記カセツトケース3の底面
において前記透孔2,21に対応した位置に、前
記スライダ1が閉じた状態及び開いた状態で前記
透孔2,21に嵌挿してロツクする頭部を持つ弾
性ロツク片5を有する磁気テープカセツトであつ
て、前記スライダ1の開閉時に弾性ロツク片5の
頭部が透孔2,21に嵌挿されてロツクできるよ
うに構成してある。そして磁気テープを巻装した
一対のリールハブ11,11を回転可能に装着
し、かつ該リールハブ11のテープ巻取面より上
部の小径部分に設けたロツク部12に係脱するハ
ブブレーキ4をハブブレーキバネ14をもつて付
勢され摺動自在にカセツトケース3に備えると共
に、該カセツトケース3に回動可能に嵌着され、
この回動に応じてカセツト前面を被覆または開放
する前蓋9を有し、この前蓋9の回動で連動され
てブレーキロツク力を得るハブブレーキ4を備え
た磁気テープカセツトにおいて、前記ハブブレー
キ4に前記ハブブレーキバネ14の係支部15を
前記リールハブ11とは相対する側の端部16に
配設したもので、このハブブレーキ4に前記ロツ
ク部12に係合する爪片43を一対並列して備え
ると共に、前記前蓋9に係脱されるハブブレーキ
4のアーム部41を一対持ち前記前蓋9の内側面
部に配備された突起6が係脱されアーム部41に
移動させる係支突部42がアーム部41に設けられ
ている。
なお前記ハブブレーキ4は、カセツトケース3
内に前記リールハブ11に嵌挿される回転軸と直
角方向に摺動するように内装され、前記前蓋9の
両側に対設するアーム部41,41の外側面に形成
される係支突部42を前記前蓋9の内側面部にあ
る突起6に当接できるもので、また前記ハブブレ
ーキバネ14は、カセツトケース3を構成する下
ケース32にある支承部142例えば支持用ポール
に巻装されるコイル部141を備えた片持トーシ
ヨンバネを用い、その一端を前記係支部15と下
ケース32とに係支してハブブレーキ4にロツク
力が生ずるように付勢されたものであり、さらに
前記係支部15はハブブレーキ4に突設されたア
ーム片であつて先端に鉤受部151を有している
ものでハブブレーキバネ14との係支を確実にし
てある。この場合前記ハブブレーキバネ14を支
持する支承部142と、ハブブレーキ4の係支部
15に係合するハブブレーキバネ14の作用一端
部をかり止めする当接部20とを下ケース32に
備えると共に、該当接部20にかり止めされたハ
ブブレーキバネ14を外し前記ハブブレーキ4の
係支部15に受け渡すための突起部21を上ケー
ス31に設けて組立を容易にするようにしてある。
内に前記リールハブ11に嵌挿される回転軸と直
角方向に摺動するように内装され、前記前蓋9の
両側に対設するアーム部41,41の外側面に形成
される係支突部42を前記前蓋9の内側面部にあ
る突起6に当接できるもので、また前記ハブブレ
ーキバネ14は、カセツトケース3を構成する下
ケース32にある支承部142例えば支持用ポール
に巻装されるコイル部141を備えた片持トーシ
ヨンバネを用い、その一端を前記係支部15と下
ケース32とに係支してハブブレーキ4にロツク
力が生ずるように付勢されたものであり、さらに
前記係支部15はハブブレーキ4に突設されたア
ーム片であつて先端に鉤受部151を有している
ものでハブブレーキバネ14との係支を確実にし
てある。この場合前記ハブブレーキバネ14を支
持する支承部142と、ハブブレーキ4の係支部
15に係合するハブブレーキバネ14の作用一端
部をかり止めする当接部20とを下ケース32に
備えると共に、該当接部20にかり止めされたハ
ブブレーキバネ14を外し前記ハブブレーキ4の
係支部15に受け渡すための突起部21を上ケー
ス31に設けて組立を容易にするようにしてある。
前記当接部20としては、前記ハブブレーキバ
ネ14の支承面を形成する壁体23上に突設され
た突部であつて、前記ハブブレーキバネ14の一
端部を前記壁体23下面に挿入される切欠溝19
に沿つて段違いに設けられるのがよく、また前記
突起部21は、上ケース31の内底面に垂下突設
されるアームであつて、傾斜面部22を先端に持
ち、前記下ケース32の当接部20に係支された
ハブブレーキバネ14を押し寄せ外すものであれ
ばよい。さらに、前記ハブブレーキ4の係支部1
5は前記壁体23の段違い部の下方位置でハブブ
レーキバネ14を受ける位置に配置されるもので
ありハブブレーキバネ14も、その作用一端部を
下ケース32に設けられた段違い壁体23のオー
バーハング部24とオーバーラツプさせたもので
ある。
ネ14の支承面を形成する壁体23上に突設され
た突部であつて、前記ハブブレーキバネ14の一
端部を前記壁体23下面に挿入される切欠溝19
に沿つて段違いに設けられるのがよく、また前記
突起部21は、上ケース31の内底面に垂下突設
されるアームであつて、傾斜面部22を先端に持
ち、前記下ケース32の当接部20に係支された
ハブブレーキバネ14を押し寄せ外すものであれ
ばよい。さらに、前記ハブブレーキ4の係支部1
5は前記壁体23の段違い部の下方位置でハブブ
レーキバネ14を受ける位置に配置されるもので
ありハブブレーキバネ14も、その作用一端部を
下ケース32に設けられた段違い壁体23のオー
バーハング部24とオーバーラツプさせたもので
ある。
なお前記ハブブレーキ4の上面部が平坦となり
ケース3の窓部18より可視できるようになるの
で該部にテープ種類、テープ長さ、ロゴマーク、
その他の記号、図形などの表示を設けるのが便利
である。さらにハブブレーキバネ14はその支承
部142としての支持用ポールをハブブレーキ4
の端部16側に設けてハブブレーキバネ14の両
端をケース側に当接したダブルトーシヨンバネと
して用いることも選んでできる。
ケース3の窓部18より可視できるようになるの
で該部にテープ種類、テープ長さ、ロゴマーク、
その他の記号、図形などの表示を設けるのが便利
である。さらにハブブレーキバネ14はその支承
部142としての支持用ポールをハブブレーキ4
の端部16側に設けてハブブレーキバネ14の両
端をケース側に当接したダブルトーシヨンバネと
して用いることも選んでできる。
図中7はリール軸、8はリール軸挿入孔、10
は枢着軸で前蓋9を上ケース31に枢支する。1
3はテープ終端検出用窓部、17は復帰用バネで
前記枢着軸10に巻装される。
は枢着軸で前蓋9を上ケース31に枢支する。1
3はテープ終端検出用窓部、17は復帰用バネで
前記枢着軸10に巻装される。
しかしてハブブレーキ4をカセツトケース3に
組込の際に第4図及び第5図のようにハブブレー
キバネ14を下ケース32の当接部20に仮り止
めして、上ケース31を上からかぶせると上ケー
ス31に設けられた突起部21が第7図及び第8
図のように仮り止めされたハブブレーキバネ14
の作用端をガイド用の突起部21の傾斜面部22
で外しつつ切欠溝19に移動させて落し込み壁体
23下にもぐらせると第9図及び第10図示のよ
うに仮り止めから外れたハブブレーキバネ14が
ハブブレーキ4の係支部15に掛かつた状態とな
る。即ち、上ケース31がかぶされてリールハブ
11と上ケースのガイドリブがオーバーラツプ状
態となるまではハブブレーキバネ14が与圧状態
とならないので、ハブに傾きや浮き上がりが発生
せず、スムーズな組立が可能となる。そして保存
時には、弾性ロツク片5の頭部がスライダ1の透
孔2に嵌入されていてスライダ1はロツクされ前
蓋9も閉じられカセツトケース3中に磁気テープ
を安全な状態で密封されハブブレーキバネ14で
付勢されたハブブレーキ4の爪片43はロツク部
12に係支されている(第1図、第2図A)。こ
のカセツトケース3をカセツトデツキへの自動装
填時にはカセツトデツキ側のロツク片解除用凸部
が頭部に接しながら弾性ロツク片5が徐々に押し
上げられ頂部位置で解除されスライダ1を摺動で
きる状態として前蓋9も開放されハブブレーキ4
も移動されて爪片43がロツク部12から離れリ
ールハブ11が回転できるようにされると同時に
磁気テープが露出されて使用できる(第2図B)。
組込の際に第4図及び第5図のようにハブブレー
キバネ14を下ケース32の当接部20に仮り止
めして、上ケース31を上からかぶせると上ケー
ス31に設けられた突起部21が第7図及び第8
図のように仮り止めされたハブブレーキバネ14
の作用端をガイド用の突起部21の傾斜面部22
で外しつつ切欠溝19に移動させて落し込み壁体
23下にもぐらせると第9図及び第10図示のよ
うに仮り止めから外れたハブブレーキバネ14が
ハブブレーキ4の係支部15に掛かつた状態とな
る。即ち、上ケース31がかぶされてリールハブ
11と上ケースのガイドリブがオーバーラツプ状
態となるまではハブブレーキバネ14が与圧状態
とならないので、ハブに傾きや浮き上がりが発生
せず、スムーズな組立が可能となる。そして保存
時には、弾性ロツク片5の頭部がスライダ1の透
孔2に嵌入されていてスライダ1はロツクされ前
蓋9も閉じられカセツトケース3中に磁気テープ
を安全な状態で密封されハブブレーキバネ14で
付勢されたハブブレーキ4の爪片43はロツク部
12に係支されている(第1図、第2図A)。こ
のカセツトケース3をカセツトデツキへの自動装
填時にはカセツトデツキ側のロツク片解除用凸部
が頭部に接しながら弾性ロツク片5が徐々に押し
上げられ頂部位置で解除されスライダ1を摺動で
きる状態として前蓋9も開放されハブブレーキ4
も移動されて爪片43がロツク部12から離れリ
ールハブ11が回転できるようにされると同時に
磁気テープが露出されて使用できる(第2図B)。
この場合第2図Aのように保存状態ではハブブ
レーキ4はバネ14で付勢されてリールハブ11
のロツク部12に爪片43で係止され前記前蓋9
も閉じられて磁気テープの保持状態が適確になさ
れ、ハブブレーキ4のアーム部41にある係支突
部42は前蓋9から離れている。このカセツトケ
ースをデツキ装填によつて前蓋9が開き方向に枢
着軸10を中心として回動されると突起6で前記
係支突部42を押してハブブレーキ4のアーム部
41を押し出しつつ摺動し、テープ終端検出用窓
孔13を開口保存状態とするものである(第2図
B)。
レーキ4はバネ14で付勢されてリールハブ11
のロツク部12に爪片43で係止され前記前蓋9
も閉じられて磁気テープの保持状態が適確になさ
れ、ハブブレーキ4のアーム部41にある係支突
部42は前蓋9から離れている。このカセツトケ
ースをデツキ装填によつて前蓋9が開き方向に枢
着軸10を中心として回動されると突起6で前記
係支突部42を押してハブブレーキ4のアーム部
41を押し出しつつ摺動し、テープ終端検出用窓
孔13を開口保存状態とするものである(第2図
B)。
本考案は、ハブブレーキバネ14を支持する支
承部142と、ハブブレーキ4の係支部15に係
合するハブブレーキバネ14の作用一端部をかり
止めする当接部20とを下ケース32に備えると
共に、該当接部20にかり止めされたハブブレー
キバネ14を外し、前記ハブブレーキ4の係支部
15に受け渡すための突起部21を上ケース31
に設けたことによりリールハブ11と上ケースの
ガイドリブがオーバーラツプ状態となるまではハ
ブブレーキバネ14が与圧状態とならないので、
ハブに傾きや浮き上がりが発生せず、スムーズな
組立が可能となりリールハブが傾むいて浮き上る
ことがないしリールハブの固定化を確実に行うこ
とができ信頼性を大巾に向上させることが可能と
なり、また、カセツトが異常高温条件下に長時間
放置された場合でもハブブレーキ片でのバネの作
用する部分を突設端部としたので本体部分に肉薄
部分が出来ることもなく従つて変形も生じにくい
し、誤動作のない優れた品質の磁気テープカセツ
トとできるし、ハブブレーキの円滑軽快な操作を
可能として誤動作又は不動作が生ずることがなく
用いられ取扱い良好で安定した操作が保証し得て
安全性が高いなどの実用上の効果がある。
承部142と、ハブブレーキ4の係支部15に係
合するハブブレーキバネ14の作用一端部をかり
止めする当接部20とを下ケース32に備えると
共に、該当接部20にかり止めされたハブブレー
キバネ14を外し、前記ハブブレーキ4の係支部
15に受け渡すための突起部21を上ケース31
に設けたことによりリールハブ11と上ケースの
ガイドリブがオーバーラツプ状態となるまではハ
ブブレーキバネ14が与圧状態とならないので、
ハブに傾きや浮き上がりが発生せず、スムーズな
組立が可能となりリールハブが傾むいて浮き上る
ことがないしリールハブの固定化を確実に行うこ
とができ信頼性を大巾に向上させることが可能と
なり、また、カセツトが異常高温条件下に長時間
放置された場合でもハブブレーキ片でのバネの作
用する部分を突設端部としたので本体部分に肉薄
部分が出来ることもなく従つて変形も生じにくい
し、誤動作のない優れた品質の磁気テープカセツ
トとできるし、ハブブレーキの円滑軽快な操作を
可能として誤動作又は不動作が生ずることがなく
用いられ取扱い良好で安定した操作が保証し得て
安全性が高いなどの実用上の効果がある。
第1図は本考案の実施例を示す底面側から見た
全体の斜面図、第2図はA,Bは保存時、デツキ
装填時のそれそれの動作状態の説明側面図、第3
図は分離状態を示す一部の斜面図、第4図はハブ
ブレーキバネを下ケースに仮り止めした状態の要
部の拡大平面図、第5図は第4図線の縦断面
図、第6図はその斜面図、第7図は仮り止めした
ハブブレーキバネを上ケースの突起で外しつつあ
る状態を示す要部の拡大平面図、第8図は第7図
線の縦断面図、第9図は仮り止めから外れた
ハブブレーキバネがハブブレーキに掛かつた状態
の要部の拡大平面図、第10図は第9図線の
縦断面図、第11図は平面図、第12図は従来例
の要部の平面図、第13図は従来例の組立状態の
縦断面図である。 1……スライダ、2,21……透孔、3……カ
セツトケース、31……上ケース、32……下ケー
ス、4……ハブブレーキ、41……アーム部、42
……係支突部、43……爪片、5……弾性ロツク
片、6……突起、9……前蓋、10……枢着軸、
11……リールハブ、12……ロツク部、13…
…テープ終端検出用窓部、14……ハブブレーキ
バネ、141……コイル部、142……支承部、1
5……係支部、151……鉤受部、19……切欠
溝、20……当接部、21……突起部、22……
傾斜部、23……壁体、24……オーバーハング
部。
全体の斜面図、第2図はA,Bは保存時、デツキ
装填時のそれそれの動作状態の説明側面図、第3
図は分離状態を示す一部の斜面図、第4図はハブ
ブレーキバネを下ケースに仮り止めした状態の要
部の拡大平面図、第5図は第4図線の縦断面
図、第6図はその斜面図、第7図は仮り止めした
ハブブレーキバネを上ケースの突起で外しつつあ
る状態を示す要部の拡大平面図、第8図は第7図
線の縦断面図、第9図は仮り止めから外れた
ハブブレーキバネがハブブレーキに掛かつた状態
の要部の拡大平面図、第10図は第9図線の
縦断面図、第11図は平面図、第12図は従来例
の要部の平面図、第13図は従来例の組立状態の
縦断面図である。 1……スライダ、2,21……透孔、3……カ
セツトケース、31……上ケース、32……下ケー
ス、4……ハブブレーキ、41……アーム部、42
……係支突部、43……爪片、5……弾性ロツク
片、6……突起、9……前蓋、10……枢着軸、
11……リールハブ、12……ロツク部、13…
…テープ終端検出用窓部、14……ハブブレーキ
バネ、141……コイル部、142……支承部、1
5……係支部、151……鉤受部、19……切欠
溝、20……当接部、21……突起部、22……
傾斜部、23……壁体、24……オーバーハング
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁気テープを巻装した一対のリールハブ1
1,11を回転可能に装着し、かつ該リールハ
ブ11のテープ巻取面より上部の小径部分に設
けたロツク部12に係脱するハブブレーキ4を
摺動自在で、かつハブブレーキバネ14で前記
ロツク部12側に付勢されるように上ケース3
1と下ケース32とからなるカセツトケース3に
備えると共に、該カセツトケース3に回動可能
に嵌着され、回動に応じてカセツト前面を被覆
または開放する前蓋9を有し、この前蓋9に前
記ハブブレーキ4を移動するように係脱自在に
設け前記ハブブレーキ4に前記ハブブレーキバ
ネ14の係支部15を前記リールハブ11とは
相対する側の端部16に配設した磁気テープカ
セツトにおいて、前記ハブブレーキバネ14を
支持する支承部142と、ハブブレーキ4の係
支部15に係合するハブブレーキバネ14の作
用一端部をかり止めする当接部20とを下ケー
ス32に備えると共に、該当接部20にかり止
めされたハブブレーキバネ14を外し前記ハブ
ブレーキ4の係支部15に受け渡すための突起
部21を上ケース31に設けたことを特徴とす
る磁気テープカセツト。 (2) 前記当接部20が、前記ハブブレーキ4の支
承面を形成する壁体23上に突設された突部で
あつて、前記ハブブレーキバネ14の一端部を
前記壁体23下面に挿入される切欠溝19に沿
つて段違いに設けられているものである実用新
案登録請求の範囲第1項記載の磁気テープカセ
ツト。 (3) 前記突起部21が、上ケース31の内底面に
垂下突設されるアームであつて、傾斜面部22
を先端に持ち、前記下ケース32の当接部20
に係支されたハブブレーキバネ14を押し寄せ
外すものである実用新案登録請求の範囲第1項
又は第2項記載の磁気テープカセツト。 (4) 前記ハブブレーキ4が、前記リールハブ11
に相対する側の端部にハブブレーキバネ14の
支持用係支部15を備えたものであつて、該係
支部15を前記壁体23の段違い部の下方位置
でハブブレーキバネ14を受ける位置に配置さ
れるものである実用新案登録請求の範囲第2項
又は第3項記載の磁気テープカセツト。 (5) 前記ハブブレーキバネ14が、その作用一端
部を下ケース32に設けられた段違い壁体23
のオーバーハング部24とオーバーラツプさせ
たものである実用新案登録請求の範囲第2〜4
項のいずれか一つの項記載の磁気テープカセツ
ト。 (6) 前記ハブブレーキバネ14が、カセツトケー
ス3を構成する下ケース32にある支承部142
に巻装されるコイル部141を備えた片持トー
シヨンバネであつて、一端を前記係支部15と
下ケース32とに係支しハブブレーキ4にロツ
ク力が生ずるように付勢されたものである実用
新案登録請求の範囲第2〜5項のいずれか一つ
の項記載の磁気テープカセツト。 (7) 前記係支部15が、ハブブレーキ4に突設垂
下されたアーム片であつて先端に鉤受部151
を有しているものである実用新案登録請求の範
囲第2〜6項のいずれか一つの項記載の磁気テ
ープカセツト。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16900486U JPH056622Y2 (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 | |
US07/115,534 US4884159A (en) | 1986-11-05 | 1987-10-30 | Braking arrangement in a magnetic tape cassette |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16900486U JPH056622Y2 (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6374784U JPS6374784U (ja) | 1988-05-18 |
JPH056622Y2 true JPH056622Y2 (ja) | 1993-02-19 |
Family
ID=31102411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16900486U Expired - Lifetime JPH056622Y2 (ja) | 1986-11-05 | 1986-11-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056622Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-11-05 JP JP16900486U patent/JPH056622Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6374784U (ja) | 1988-05-18 |
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