JPH0521732Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0521732Y2 JPH0521732Y2 JP1986153150U JP15315086U JPH0521732Y2 JP H0521732 Y2 JPH0521732 Y2 JP H0521732Y2 JP 1986153150 U JP1986153150 U JP 1986153150U JP 15315086 U JP15315086 U JP 15315086U JP H0521732 Y2 JPH0521732 Y2 JP H0521732Y2
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- JP
- Japan
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- cassette
- magnetic tape
- front cover
- protrusion
- hub brake
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 4
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、デジタル信号、例えばPCM信号を
記録するのに使用して好適な磁気テープカセツト
(DAT)に関するものである。
記録するのに使用して好適な磁気テープカセツト
(DAT)に関するものである。
現在、音響信号等のアナログ信号をデジタル信
号例えばPCM信号に変換して磁気テープに記録
(又は再生)するPCM記録再生装置が提案されて
いる。このPCM記録再生装置として回転ヘツド
を使用して比較的高い記録密度が得られるように
したものがある。この回転ヘツドを使用した
PCM記録再生装置においては、記録または再生
時に磁気テープが磁気テープカセツトから引き出
され回転ヘツドが設けられた回転ドラムに巻き付
けられた状態で記録又は再生がなされるようにな
つている。
号例えばPCM信号に変換して磁気テープに記録
(又は再生)するPCM記録再生装置が提案されて
いる。このPCM記録再生装置として回転ヘツド
を使用して比較的高い記録密度が得られるように
したものがある。この回転ヘツドを使用した
PCM記録再生装置においては、記録または再生
時に磁気テープが磁気テープカセツトから引き出
され回転ヘツドが設けられた回転ドラムに巻き付
けられた状態で記録又は再生がなされるようにな
つている。
ところで、このようなPCM記録再生装置に使
用される磁気テープカセツトにおいては、磁気テ
ープに指紋の跡や埃がつくと、再生信号にドロツ
プアウトを生じるので、これを防止するための磁
気テープをできるだけ、磁気テープカセツトケー
ス内に密封する必要がある。また、記録時又は再
生時には、磁気テープを引き出すことができるよ
うに、カセツトケースにはガイド類を挿入するた
めの空間が必要である。
用される磁気テープカセツトにおいては、磁気テ
ープに指紋の跡や埃がつくと、再生信号にドロツ
プアウトを生じるので、これを防止するための磁
気テープをできるだけ、磁気テープカセツトケー
ス内に密封する必要がある。また、記録時又は再
生時には、磁気テープを引き出すことができるよ
うに、カセツトケースにはガイド類を挿入するた
めの空間が必要である。
このため、従来カセツトケースは組立製作上、
上下ケースの組合せ構成からなり、磁気テープを
巻装した一対のリールハブを回転可能に装着し、
かつ前記リールハブにおけるテープ巻取面より上
部の小径部分にロツク部を設けて前記ロツク部と
係合し、前記リールハブの回転軸と直角方向に摺
動するハブブレーキを有し、かつ下ケース外側部
に配され、カセツト前面に対して前後方向に摺動
して空間を開閉するスライダと、該スライダの摺
動によつて回動が許され回動に応じてカセツト前
面を覆う回動可能の前蓋とを有する磁気テープカ
セツトが考えられている。
上下ケースの組合せ構成からなり、磁気テープを
巻装した一対のリールハブを回転可能に装着し、
かつ前記リールハブにおけるテープ巻取面より上
部の小径部分にロツク部を設けて前記ロツク部と
係合し、前記リールハブの回転軸と直角方向に摺
動するハブブレーキを有し、かつ下ケース外側部
に配され、カセツト前面に対して前後方向に摺動
して空間を開閉するスライダと、該スライダの摺
動によつて回動が許され回動に応じてカセツト前
面を覆う回動可能の前蓋とを有する磁気テープカ
セツトが考えられている。
このような磁気テープカセツトにおいては、記
録又は再生時に前蓋がカセツト前面から上ケース
方向へほぼ直角位置に回動され、カセツト前面部
に磁気テープが露呈されると共に、スライダが後
方向に摺動されて、この露呈された磁気テープの
背面側にガイド類を挿入するための空間が得られ
るようになつている。また保存時には、スライダ
及び前蓋とカセツトケースとにより磁気テープが
密封され、ハブブレーキはアーム部の先端に設け
た係支突部が前蓋内側にある係合突起と接離でき
るように接続され、前記前蓋が開動した時にアー
ム部の係支突部が突起に係合しハブブレーキがリ
ールハブのロツク部より離れてロツク解除状態へ
摺動するように構成されているのが普通であり、
一般に記録再生装置においては通常この種類のデ
ツキは、テープ終端検出用窓部を介して光等の手
段によりテープエンド検出を行い、テープの終・
始端部のテープ及びテープ止め部に強い衝撃が加
えられることを防止する方式となつている。
録又は再生時に前蓋がカセツト前面から上ケース
方向へほぼ直角位置に回動され、カセツト前面部
に磁気テープが露呈されると共に、スライダが後
方向に摺動されて、この露呈された磁気テープの
背面側にガイド類を挿入するための空間が得られ
るようになつている。また保存時には、スライダ
及び前蓋とカセツトケースとにより磁気テープが
密封され、ハブブレーキはアーム部の先端に設け
た係支突部が前蓋内側にある係合突起と接離でき
るように接続され、前記前蓋が開動した時にアー
ム部の係支突部が突起に係合しハブブレーキがリ
ールハブのロツク部より離れてロツク解除状態へ
摺動するように構成されているのが普通であり、
一般に記録再生装置においては通常この種類のデ
ツキは、テープ終端検出用窓部を介して光等の手
段によりテープエンド検出を行い、テープの終・
始端部のテープ及びテープ止め部に強い衝撃が加
えられることを防止する方式となつている。
この従来のカセツトでは、第5図及び第6図に
示すように前蓋9が開き、ハブブレーキのロツク
が解除状態になつた時、前記前蓋内側に設けた係
合突起91がハブブレーキ4のアーム部41外側面
にある係支突部42と係支されてガイドするため
ブレーキアーム部の先端部が持ち上る現象が起
り、ハブブレーキ4のアーム部41は弓状或いは
傾いて浮き上り、カセツトケースの前方側面部に
形成してあるテープ終端検出用窓部13を塞ぐか
或いは邪魔して孔形状を変えてしまう。その結果
記録再生装置が磁気テープのテープ終端を検出で
きない不具合が生じ信頼性を損う問題があつた。
他にこのような現象が生ずる原因としてカセツト
が異常高温条件下に長時間放置された場合同様に
ブレーキアーム部が変形されると検出不能のほか
に前蓋との連けいが不能となる危険性さえもある
という問題点があつた。
示すように前蓋9が開き、ハブブレーキのロツク
が解除状態になつた時、前記前蓋内側に設けた係
合突起91がハブブレーキ4のアーム部41外側面
にある係支突部42と係支されてガイドするため
ブレーキアーム部の先端部が持ち上る現象が起
り、ハブブレーキ4のアーム部41は弓状或いは
傾いて浮き上り、カセツトケースの前方側面部に
形成してあるテープ終端検出用窓部13を塞ぐか
或いは邪魔して孔形状を変えてしまう。その結果
記録再生装置が磁気テープのテープ終端を検出で
きない不具合が生じ信頼性を損う問題があつた。
他にこのような現象が生ずる原因としてカセツト
が異常高温条件下に長時間放置された場合同様に
ブレーキアーム部が変形されると検出不能のほか
に前蓋との連けいが不能となる危険性さえもある
という問題点があつた。
本考案は、これら従来の問題点を排除しようと
するもので、テープ終端検出に支障なくハブブレ
ーキ機構を適確に機能する磁気テープカセツトを
構成簡単で、製作容易な形態で提供することを目
的としたものである。
するもので、テープ終端検出に支障なくハブブレ
ーキ機構を適確に機能する磁気テープカセツトを
構成簡単で、製作容易な形態で提供することを目
的としたものである。
本考案は、磁気テープを巻装した一対のリール
ハブ11,11を回転可能に装着し、かつ該リー
ルハブ11のテープ巻取面より上部の小径部分に
設けたロツク部12に係脱するハブブレーキ4を
摺動自在にカセツトケース3に備えると共に、該
カセツトケース3に回動可能に嵌着され、回動に
応じてカセツト前面を覆う前蓋9を有し、この前
蓋9に前記ハブブレーキ4を移動するように係脱
自在に設け、かつ前蓋9の可動で開閉されるテー
プ終端検出用窓部13をカセツトケース前方側面
部に備えた磁気テープカセツトにおいて、前記前
蓋9にハブブレーキ4の駆動兼アーム部41の持
ち上り規制用の突起6を前記前蓋9の内側面部に
配備するとともに、該突起6が係脱可能な係支突
部42を前記アーム部41に設け、 前記係支突部42に、前記前蓋9の回動時に前
記突起6が前記アーム部41を移動させるように
係合する係支段部43と、前記前蓋9が開いた状
態で前記突起6が前記アーム部41を押し下げる
ように当接する持ち上がり規制面とを形成したこ
とを特徴とする磁気テープカセツトである。
ハブ11,11を回転可能に装着し、かつ該リー
ルハブ11のテープ巻取面より上部の小径部分に
設けたロツク部12に係脱するハブブレーキ4を
摺動自在にカセツトケース3に備えると共に、該
カセツトケース3に回動可能に嵌着され、回動に
応じてカセツト前面を覆う前蓋9を有し、この前
蓋9に前記ハブブレーキ4を移動するように係脱
自在に設け、かつ前蓋9の可動で開閉されるテー
プ終端検出用窓部13をカセツトケース前方側面
部に備えた磁気テープカセツトにおいて、前記前
蓋9にハブブレーキ4の駆動兼アーム部41の持
ち上り規制用の突起6を前記前蓋9の内側面部に
配備するとともに、該突起6が係脱可能な係支突
部42を前記アーム部41に設け、 前記係支突部42に、前記前蓋9の回動時に前
記突起6が前記アーム部41を移動させるように
係合する係支段部43と、前記前蓋9が開いた状
態で前記突起6が前記アーム部41を押し下げる
ように当接する持ち上がり規制面とを形成したこ
とを特徴とする磁気テープカセツトである。
本考案の実施例につき第1〜4図で説明すると
カセツトケース3は上ケース31と下ケース32と
を組合せ構造とし、この下ケース32にカセツト
ケース3の底面及び側面を覆つて摺動してガイド
類を挿入するための空間を開閉自在に装着された
スライダ1を有し、前記スライダ1の底面に透孔
2,21を穿設し、前記カセツトケース3の底面
において前記透孔2,21に対応した位置に、前
記スライダ1が閉じた状態及び開いた状態で前記
透孔2,21に嵌挿してロツクする頭部を持つ弾
性ロツク片5を有する磁気テープカセツトであつ
て、前記スライダ1の開閉時に弾性ロツク片5の
頭部が透孔2,21に嵌挿されてロツクできるよ
うに構成してある。そして磁気テープを巻装した
一対のリールハブ11,11を回転可能に装着
し、かつ該リールハブ11のテープ巻取面より上
部の小径部分に設けたロツク部1,2に係脱する
ハブブレーキ4を摺動自在にカセツトケース3に
備えると共に、該カセツトケース3に回動可能に
嵌着され回動に応じてカセツト前面を覆う前蓋9
を有し、この前蓋9に前記ハブブレーキ4を移動
するように係脱自在に設け、かつ前蓋9の可動で
開閉されるテープ終端検出用窓部13をカセツト
ケース前方側面部に備えた磁気テープカセツトに
おいて、前記前蓋9に係脱されるハブブレーキ4
のアーム部41の持ち上り規制用突起6を前記前
蓋9の内側面部に配備し、該突起6が係脱されア
ーム部41を移動させる係支突部42がアーム部4
1に設けられて磁気テープカセツトとしてある。
カセツトケース3は上ケース31と下ケース32と
を組合せ構造とし、この下ケース32にカセツト
ケース3の底面及び側面を覆つて摺動してガイド
類を挿入するための空間を開閉自在に装着された
スライダ1を有し、前記スライダ1の底面に透孔
2,21を穿設し、前記カセツトケース3の底面
において前記透孔2,21に対応した位置に、前
記スライダ1が閉じた状態及び開いた状態で前記
透孔2,21に嵌挿してロツクする頭部を持つ弾
性ロツク片5を有する磁気テープカセツトであつ
て、前記スライダ1の開閉時に弾性ロツク片5の
頭部が透孔2,21に嵌挿されてロツクできるよ
うに構成してある。そして磁気テープを巻装した
一対のリールハブ11,11を回転可能に装着
し、かつ該リールハブ11のテープ巻取面より上
部の小径部分に設けたロツク部1,2に係脱する
ハブブレーキ4を摺動自在にカセツトケース3に
備えると共に、該カセツトケース3に回動可能に
嵌着され回動に応じてカセツト前面を覆う前蓋9
を有し、この前蓋9に前記ハブブレーキ4を移動
するように係脱自在に設け、かつ前蓋9の可動で
開閉されるテープ終端検出用窓部13をカセツト
ケース前方側面部に備えた磁気テープカセツトに
おいて、前記前蓋9に係脱されるハブブレーキ4
のアーム部41の持ち上り規制用突起6を前記前
蓋9の内側面部に配備し、該突起6が係脱されア
ーム部41を移動させる係支突部42がアーム部4
1に設けられて磁気テープカセツトとしてある。
なお前記ハブブレーキ4は、前記前蓋9の両側
に対設するアーム部41,41を一対備え、各アー
ム部41の外側面に形成される係支突部42は前記
前蓋9の内側面部にある突起6に当接できる持ち
上り規制面と係止段部43を備えたもので、また
前記突起6は前記ハブブレーキ4のアーム部41
にある係支突部42に係脱する爪片であつて、前
記前蓋9の枢着軸10から隔離して設けられ、こ
の枢着軸10を中心とした同心円上に爪片の尖鋭
先端が移動してアーム部41を押し出し、かつ前
蓋9が開蓋位置でハブブレーキ4のアーム部41
の上限位置を制止しているように配置される。
に対設するアーム部41,41を一対備え、各アー
ム部41の外側面に形成される係支突部42は前記
前蓋9の内側面部にある突起6に当接できる持ち
上り規制面と係止段部43を備えたもので、また
前記突起6は前記ハブブレーキ4のアーム部41
にある係支突部42に係脱する爪片であつて、前
記前蓋9の枢着軸10から隔離して設けられ、こ
の枢着軸10を中心とした同心円上に爪片の尖鋭
先端が移動してアーム部41を押し出し、かつ前
蓋9が開蓋位置でハブブレーキ4のアーム部41
の上限位置を制止しているように配置される。
図中7はリール軸、8はリール軸挿入孔、14
はバネである。
はバネである。
しかして保存時には、弾性ロツク片5の頭部が
スライダ1の透孔2に嵌入されていてスライダ1
はロツクされ前蓋9も閉じられカセツトケース3
中に磁気テープを安全な状態で密封されている
(第1図、第2図A)。このカセツトケース3をカ
セツトデツキへの自動装填時にはカセツトデツキ
側のロツク片解除用凸部が頭部に接しながらロツ
ク片5が徐々に押し上げられ頂部位置で解除され
スライダ1を摺動できる状態として前蓋9も開放
され磁気テープが露出されて使用できる(第2図
B)。
スライダ1の透孔2に嵌入されていてスライダ1
はロツクされ前蓋9も閉じられカセツトケース3
中に磁気テープを安全な状態で密封されている
(第1図、第2図A)。このカセツトケース3をカ
セツトデツキへの自動装填時にはカセツトデツキ
側のロツク片解除用凸部が頭部に接しながらロツ
ク片5が徐々に押し上げられ頂部位置で解除され
スライダ1を摺動できる状態として前蓋9も開放
され磁気テープが露出されて使用できる(第2図
B)。
この場合第2図Aのように保存状態ではハブブ
レーキ4はバネ14で付勢されてリールハブ11
のロツク部12に係止され前記前蓋9も閉じられ
て磁気テープの保持状態が適確になされ、ハブブ
レーキ4のアーム部41にある係支突部42は前蓋
9から離れている。このカセツトケースをデツキ
装填によつて前蓋9が開き方向に枢着軸10を中
心として回動されると突起6で前記係支突部42
を押してハブブレーキ4のアーム部41を押し出
し、持ち上りを規制させつつ摺動し、テープ終端
検出用窓孔13を開口保存状態とするものである
(第2図B)。
レーキ4はバネ14で付勢されてリールハブ11
のロツク部12に係止され前記前蓋9も閉じられ
て磁気テープの保持状態が適確になされ、ハブブ
レーキ4のアーム部41にある係支突部42は前蓋
9から離れている。このカセツトケースをデツキ
装填によつて前蓋9が開き方向に枢着軸10を中
心として回動されると突起6で前記係支突部42
を押してハブブレーキ4のアーム部41を押し出
し、持ち上りを規制させつつ摺動し、テープ終端
検出用窓孔13を開口保存状態とするものである
(第2図B)。
本考案は、前蓋の回動に応じてハブブレーキが
前後に摺動する機能を有し、かつカセツト匣体の
前方側面部にテープエンドを検出するための穴を
有する磁気テープカセツトにおいて、前蓋に突起
を形成するとともに、ハブブレーキのアーム部に
係支段部と立ち上り規制面とが形成された係支突
部を設け、突起が係支突部の係支段部に係合して
ハブブレーキを移動させ、また、前蓋の開蓋状態
で突起が立ち上り規制面に当接してハブブレーキ
アームの浮き上りを防止する構成にしたことによ
り、カセツトの装填と取り出し操作を繰り返し行
つてもハブブレーキ片に変形が生じることがなく
ブレーキのアーム部が弓状あるいは傾むいて浮き
上り、テープ終端用窓部を塞ぐこともなく記録、
再生装置がテープエンド検出を確実に行うことが
でき信頼性を大巾に向上させることが可能とな
り、また、カセツトが異常高温条件下に長時間放
置された場合ハブブレーキ片に変形が生じたとし
ても窓部を塞がず誤動作のない優れた品質の磁気
テープカセツトとできるし、ハブブレーキの円滑
軽快な操作を可能としてテープ終端検出に誤動作
又は不動作が生ずることなく用いられ取扱い良好
で安定した操作が保証し得て安全性が高いなどの
実用上の効果がある。
前後に摺動する機能を有し、かつカセツト匣体の
前方側面部にテープエンドを検出するための穴を
有する磁気テープカセツトにおいて、前蓋に突起
を形成するとともに、ハブブレーキのアーム部に
係支段部と立ち上り規制面とが形成された係支突
部を設け、突起が係支突部の係支段部に係合して
ハブブレーキを移動させ、また、前蓋の開蓋状態
で突起が立ち上り規制面に当接してハブブレーキ
アームの浮き上りを防止する構成にしたことによ
り、カセツトの装填と取り出し操作を繰り返し行
つてもハブブレーキ片に変形が生じることがなく
ブレーキのアーム部が弓状あるいは傾むいて浮き
上り、テープ終端用窓部を塞ぐこともなく記録、
再生装置がテープエンド検出を確実に行うことが
でき信頼性を大巾に向上させることが可能とな
り、また、カセツトが異常高温条件下に長時間放
置された場合ハブブレーキ片に変形が生じたとし
ても窓部を塞がず誤動作のない優れた品質の磁気
テープカセツトとできるし、ハブブレーキの円滑
軽快な操作を可能としてテープ終端検出に誤動作
又は不動作が生ずることなく用いられ取扱い良好
で安定した操作が保証し得て安全性が高いなどの
実用上の効果がある。
第1図は本考案の実施例を示す底面側から見た
全体の斜面図、第1A図は分離状態を示す一部の
斜面図、第2図はA,Bはデツキ装填時の動作状
態の説明側面図、第3図は前蓋の内側面部の斜視
図、第4図は前蓋開時の側面図、第5図は従来例
の前蓋の内側面部の斜視図、第6図はその前蓋開
時の側面図である。 1……スライダ、2,21……透孔、3……カ
セツトケース、31……上ケース、32……下ケー
ス、4……ハブブレーキ、41……アーム部、42
……係支突部、5……弾性ロツク片、6……突
起、9……前蓋、10……枢着軸11……リール
ハブ、12……ロツク部、13……テープ終端検
出用窓部。
全体の斜面図、第1A図は分離状態を示す一部の
斜面図、第2図はA,Bはデツキ装填時の動作状
態の説明側面図、第3図は前蓋の内側面部の斜視
図、第4図は前蓋開時の側面図、第5図は従来例
の前蓋の内側面部の斜視図、第6図はその前蓋開
時の側面図である。 1……スライダ、2,21……透孔、3……カ
セツトケース、31……上ケース、32……下ケー
ス、4……ハブブレーキ、41……アーム部、42
……係支突部、5……弾性ロツク片、6……突
起、9……前蓋、10……枢着軸11……リール
ハブ、12……ロツク部、13……テープ終端検
出用窓部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 磁気テープを巻装した一対のリールハブ1
1,11を回転可能に装着し、かつ該リールハ
ブ11のテープ巻取面より上部の小径部分に設
けたロツク部12に係脱するハブブレーキ4を
摺動自在にカセツトケース3に備えると共に、
該カセツトケース3に回動可能に嵌着され、回
動に応じてカセツト前面を覆う前蓋9を有し、
この前蓋9に前記ハブブレーキ4のアーム部4
1を移動するように係脱自在に設け、かつ前蓋
9の回動で開閉されるテープ終端検出用窓部1
3をカセツトケース前方側面部に備えた磁気テ
ープカセツトにおいて、 前記前蓋9にハブブレーキ4の駆動兼アーム
部41の持ち上り規制用の突起6を前記前蓋9
の内側面部に配備するとともに、該突起6が係
脱可能な係支突部42を前記アーム部41両外側
に設け、前記係支突部42に、前記前蓋9の回
動時に前記突起6が前記アーム部41を移動さ
せるように係合する係支段部43を設け、前記
前蓋9が開いた状態で前記突起6が当接する持
ち上がり規制面を形成したことを特徴とする磁
気テープカセツト。 (2) 前記持ち上り規制用突起6が、前記ハブブレ
ーキ4のアーム部41にある係支突部42に係脱
する爪片である実用新案登録請求の範囲第1項
記載の磁気テープカセツト。 (3) 前記持ち上り規制用突起6が、尖鋭先端を有
する爪片であつて、前記前蓋9の枢着軸10か
ら離隔して設けられ、この枢着軸10を中心と
した同心円上に爪片先端が移動して前蓋9が開
蓋位置でハブブレーキ4のアーム部41の上限
位置を制止するものである実用新案登録請求の
範囲第2項記載の磁気テープカセツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986153150U JPH0521732Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986153150U JPH0521732Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6362981U JPS6362981U (ja) | 1988-04-26 |
JPH0521732Y2 true JPH0521732Y2 (ja) | 1993-06-03 |
Family
ID=31071780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986153150U Expired - Lifetime JPH0521732Y2 (ja) | 1986-10-07 | 1986-10-07 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521732Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60175274A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-09 | Hitachi Maxell Ltd | テ−プカ−トリツジ |
JPS6171485A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-12 | Hitachi Maxell Ltd | テ−プカ−トリツジ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6267375U (ja) * | 1985-10-16 | 1987-04-27 |
-
1986
- 1986-10-07 JP JP1986153150U patent/JPH0521732Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60175274A (ja) * | 1984-02-20 | 1985-09-09 | Hitachi Maxell Ltd | テ−プカ−トリツジ |
JPS6171485A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-12 | Hitachi Maxell Ltd | テ−プカ−トリツジ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6362981U (ja) | 1988-04-26 |
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