JPH06162372A - 防災システム用監視制御装置 - Google Patents

防災システム用監視制御装置

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JPH06162372A
JPH06162372A JP4314531A JP31453192A JPH06162372A JP H06162372 A JPH06162372 A JP H06162372A JP 4314531 A JP4314531 A JP 4314531A JP 31453192 A JP31453192 A JP 31453192A JP H06162372 A JPH06162372 A JP H06162372A
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JP
Japan
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data
program
disaster prevention
signal processing
storage means
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JP4314531A
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Hiroyuki Takaoka
宏行 高岡
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プログラムデータの交換が簡易、迅速に行
え、またそのプログラムデータの交換時にあっても防災
システムの監視を適切に継続させる。 【構成】 防災監視用のプログラムを格納するための記
憶手段2と、この記憶手段2に格納されたプログラムに
従った信号処理を実行する信号処理部1とを備えた防災
システム用監視制御装置であって、伝送経路Lを介して
外部から所定のプログラムのデータを受信可能なインタ
フェース3を具備すると共に、前記記憶手段2は所定の
ブロックM1、M2・・単位でデータの消去と書き込み
が行えるように構成され、この記憶手段2に格納された
プログラムのデータは、ブロック単位で、前記インタフ
ェース3を介して外部から伝送されてくるデータとの書
き換えができるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル、その他の各種施
設における火災その他の異常発生状態の監視、或いは防
災設備機器の動作状態の確認や制御等を行うのに使用さ
れる防災システム用監視制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防災システム用監視制御装置で
は、信号処理部として機能するCPUを各種信号の処理
手段として用いているのが通例であるが、従来では、こ
のCPUに所定の動作を行わせるためのプログラムを格
納させる記憶手段として、一つのEEPROMが具備さ
れていたに過ぎなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
例えばシステム制御面等においてプログラム上の不具合
を生じた場合、或いは防災設備に対応すべくプログラム
のバージョンアップを図りたいような場合には、EEP
ROMに新たなプログラムを容易に書き込むことができ
なかった。従来では、例えば監視制御装置のメーカー等
が新たなプログラムを格納したEEPROMを作成して
から、これを監視制御装置を備えた現場に運び込み、E
EPROMを交換するようにしていた。ところが、この
ようにEEPROMを交換する手段では、緊急の場合に
迅速な対応を採ることができないばかりか、EEPRO
Mの交換時にはCPUを作動させることができないこと
となって、防災システムが長時間停止されるという不具
合が発生していた。
【0004】尚、従来では、例えばCPUに接続された
記憶部に対し、外部から新たなプログラムのデータを送
信させることにより、そのプログラムのデータを書き換
えるという手段も提案されている。しかしながら、単に
このようにしただけでは、プログラムの交換実行中に、
やはり監視制御装置をオフにさせておく必要があるた
め、やはりかかるプログラム交換時には防災システムの
監視制御を行うことができず、上記難点を適切に解消す
るには到らない。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、防災システムの仕様変更やその他の事情に対して容
易に対処できるように、記憶手段に格納されるプログラ
ムデータの交換が簡易、迅速に行え、しかもそのプログ
ラムデータの交換時に防災システムの監視が不可能とな
るようなことも適切に解消することができる防災システ
ム用監視制御装置を提供することを、その目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係る防災システ
ム用監視制御装置は、防災監視用のプログラムを格納す
るための記憶手段と、この記憶手段に格納されたプログ
ラムに従った信号処理を実行する信号処理部とを備えた
防災システム用監視制御装置であって、伝送経路を介し
て外部から所定のプログラムのデータを受信可能なイン
タフェースを具備すると共に、前記記憶手段は所定のブ
ロック単位でデータの消去と書き込みが行えるように構
成され、この記憶手段に格納されたプログラムのデータ
は、所定のブロック単位で、前記インタフェースを介し
て外部から伝送されてくるデータとの書き換えができる
ように構成されている。
【0007】請求項2に記載の本発明に係る防災システ
ム用監視制御装置は、上記請求項1の構成における記憶
手段に代えて、防災監視用の基本プログラムを格納する
第1の記憶部と、基本プログラムを補助するテーブルデ
ータを格納し且つそのデータの書き込みと消去が所定の
ブロック単位で行える第2の記憶部とを備えた記憶手段
が具備され、この第2の記憶部に格納されたテーブルデ
ータは、所定のブロック単位で、インタフェースを介し
て外部から伝送されてくるデータとの書き換えができる
ように構成されている。
【0008】請求項3に記載の本発明に係る防災システ
ム用監視制御装置は、上記請求項1や請求項2の構成に
おける記憶手段に代えて、防災監視用のプログラム一式
分のデータを各々個別に格納できる複数のメモリ領域を
備えた記憶手段が具備されていると共に、これら複数の
メモリ領域のうち何れか一方のメモリ領域に格納されて
いるプログラムのデータを信号処理部へ選択的に取り出
させるためのメモリ選択手段を備え、前記複数のメモリ
領域には、インタフェースを介して外部から伝送されて
くるプログラムのデータの書き込みによりデータの書き
換えが行えるように構成されている。
【0009】尚、上記請求項1乃至3に記載の本発明に
係る防災システム用監視制御装置は、請求項4に記載の
通り、その信号処理部が、火災対応の防災設備機器、防
排煙設備機器、及び防犯設備機器のうち少なくとも何れ
かの設備機器から送信されてくる信号を受信してその信
号処理を実行するものとして構成される。
【0010】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係る防災システム用監視制御装置においては、記憶手
段に格納されたプログラムデータの書き換えは、外部か
ら伝送経路を介して所定のプログラムデータをインタフ
ェースに送信し入力させることにより実行することがで
きる。従って、新たなプログラムデータを格納した他の
記憶手段を運び込んでから、記憶手段の交換を行うよう
な手間が要らず、プログラムデータの書き換え作業を早
期に開始することができる。而して、かかるデータ書き
換えは記憶手段の所定のブロック単位毎に行えるため
に、そのデータ書き換え時に、防災システムを動作させ
るための基本となるプログラムが格納された部分につい
ては、そのデータを消去しないように配慮することによ
り、その基本的なプログラムに基づいて信号処理部の動
作を継続させることができることとなる。従って、デー
タ書き換え時に監視制御装置をオフにする必要はなく、
防災システムの監視制御を適切に継続させることができ
る。また、上記記憶手段としては、プログラム一式分の
データを格納できるものでよいから、この記憶手段とし
ては比較的記憶容量の少ない小型のものを適用できるこ
ととなる。
【0011】請求項2に記載の本発明に係る防災システ
ム用監視制御装置においては、防災監視用の基本プログ
ラムを格納する第1の記憶部とは別に設けた第2の記憶
部に格納されたテーブルデータを、所定のブロック単位
で書き換え変更できる。従って、そのデータ変更中であ
っても、第1の記憶部に格納された基本プログラム、並
びに第2の記憶部の他の有効データを利用して信号処理
部を作動させることができ、請求項1の場合と同様に、
防災システムの監視制御を適切に継続させることができ
る。またかかるデータ書き換えについても、請求項1と
同様に、外部から伝送経路を介して所定のデータをイン
タフェースに送信し入力させることにより実行すること
ができるから、データの書き換え作業が容易化される。
【0012】請求項3に記載の本発明に係る防災システ
ム用監視制御装置においては、記憶手段には、プログラ
ム一式分のデータを個別に格納できる容量のメモリ領域
が複数設けられているために、一つのメモリ領域に格納
されている既存のプログラムで信号処理部を動作させて
いる最中に、他のメモリ領域に対してプログラムデータ
の書き換えを行わせることができる。従って、やはり請
求項1や請求項2の場合と同様に、データ書き換え時に
監視制御装置をオフにする必要はなく、防災システムの
監視制御を継続させることができ、またかかるデータ書
き換えについても、外部から伝送経路を介して所定のプ
ログラムデータをインタフェースに送信し入力させるこ
とにより実行することができる。更に、請求項3に記載
の本発明では、複数のメモリ領域の全てにプログラムを
格納させたときには、メモリ選択手段によってそれら複
数のプログラムのうちから任意のプログラムを選択し、
動作制御に利用することができることとなる。従って、
一方のメモリ領域に格納させた最新のプログラム使用に
際してトラブルが発生したような場合には、他方のメモ
リ領域に格納されている先のプログラムを利用する等し
て、緊急時等に適切に対処することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 〔第1実施例(請求項1に対応)〕図1は本発明に係る
防災システム用監視制御装置Aのハード構成の一例を示
すブロック図である。この監視制御装置Aは、例えばビ
ルその他の施設の守衛室や管理人室等に設置して使用さ
れるもので、CPU等で構成された信号処理部1に、記
憶手段としてのフラッシュメモリ2、インタフェース
3、CRT4を制御するためのCRTコントローラ4
a、プリンタ5、及びキー操作部6等が相互接続されて
いる。
【0014】ここで、信号処理部1は、フラッシュメモ
リ2に格納されたプログラムに従って防災監視用の信号
処理を行うもので、この信号処理部1には、例えばビル
等の施設の各所に設けられた防災設備機器7としての熱
感知器や煙感知器で検知された火災発生の旨の検知信号
が、自火報中継器7a及び自火報受信機7bを介して入
力されるように構成されている。また、信号処理部1に
は、防排煙設備機器8としての煙感知器、防火戸、防火
シャッタ、及びその他の設備機器も、防排煙中継器8a
や防排煙操作盤8bを介して接続され、防排煙設備機器
8からの異常検知信号や動作信号が信号処理部1に入力
されると共に、信号処理部1からはそれら防排煙設備機
器8を動作させるための制御信号を出力できるように構
成されている。信号処理部1には、前記防排煙設備機器
8や防災設備機器7以外としても、例えばガス検知設備
や、電気錠その他の防犯用設備機器(不図示)等を接続
し、それらの監視又は動作制御を行わせることが可能で
ある。CRT4やプリンター5等は上記のような各種設
備機器7、8の動作状態の表示に利用されるものであ
る。
【0015】フラッシュメモリ2は、防災監視用のプロ
グラムを格納するためのものであるが、矢印イに示すよ
うに、そのメモリ領域は、複数のブロックM1、M2・
・に区分され、これらの区分毎にプログラムのデータを
分割させた状態で格納できるように構成されている。こ
のフラッシュメモリ2は、格納されているデータをブロ
ックM1、M2・・の各単位毎に一括消去でき、またそ
のブロック単位でデータの書き込みが行えるものであ
る。尚、データの消去は、信号処理部1からフラッシュ
メモリ2側に対しブロックM1、M2・・のアドレスを
指定した消去信号が出力されることによりなされる。
【0016】インタフェース3は、公衆回線又は専用回
線で構成される回線Lにモデム9を介して接続されたも
ので、回線Lを介して外部から伝送されてくる制御信号
並びにプログラムのデータを受信し、制御信号は信号処
理部1へ送信し、またプログラムのデータはフラッシュ
メモリ2に書き込ませるように制御すべく構成されてい
る。このインタフェース3には、上記した回線L以外と
して、パーソナルコンピュータ10も接続できるように
構成され、回線Lを利用してのプログラムのデータ転送
以外として、パーソナルコンピュータ10を利用しての
データ転送も実行できるようにされている。
【0017】次に、上記構成の監視制御装置Aの使用
例、作用について説明する。先ず、この監視制御装置A
の作動に際し、予めフラッシュメモリ2に防災監視用の
プログラムを格納させておく必要があるが、このプログ
ラムのデータとしては、防災システムの基本的な動作を
実行させるのに必須のプログラムのデータと、それを補
助するためのデータとがある。フラッシュメモリ2には
それらから構成されるプログラム一式のデータをフラッ
シュメモリ2の各ブロックM1、M2・・に区分けさせ
た状態で格納させておけばよい。
【0018】次いで、かかるプログラムを用いての防災
監視を実行している段階で、例えば防災設備機器7や防
排煙設備機器8の仕様の変更又は拡大等を生じた場合に
は、それに対応させてフラッシュメモリ2内に格納され
ているプログラムを変更し、或いはバージョンアップさ
せる必要がある。このような場合には、防災システムの
施工者側が、回線Lを利用し、所定の制御信号、及び書
き換え用のプログラムのデータをインタフェース3に送
信させればよい。即ち、制御信号によりフラッシュメモ
リ2内の書き換え対象となるデータの消去を指令し、信
号処理部1から消去信号を送出させることにより、書き
換え対象となるメモリ領域のデータをブロック単位で消
去させた後に、その消去データに代わる新規なプログラ
ムのデータを送信し、これをフラッシュメモリ2にブロ
ック単位で書き込ませればよい。尚、このような外部か
らのデータ変更は、キー操作部6のキー操作等によって
プログラムのデータ変更を許容した場合にのみ実行でき
るようにしておくことが望ましい。
【0019】図2の(a)〜(c)は、上記のようなデ
ータ書き換えの一連の動作手順を示すものであるが、か
かるデータ書き換えは、フラッシュメモリ2の所定のブ
ロック単位で行えるから、例えばメモリ領域M1に格納
された防災監視に必須のプログラムについては、データ
の消去が行われないようにして、信号処理部1ではこの
メモリ領域M1からのデータ読み出しを継続して実行さ
せることができる。従って、フラッシュメモリ2へのデ
ータ書き換え中であっても、監視制御装置Aを停止させ
る必要がなく、防災システムの監視を適切に続行させる
ことができる。
【0020】〔第2実施例(請求項2に対応)〕図3
は、本発明の第2実施例としての防災システム用監視制
御装置Aaのハード構成の一例を示すブロック図であ
る。この監視制御装置Aaは、信号処理部1に接続され
る記憶手段として、EEPROM2Aと、フラッシュメ
モリ2Bとを備えたものである。モデム9を備えたイン
タフェース3を有する構成や、その他の構成については
上記第1実施例と同様である。従って、図3では図示さ
れていないものの、信号処理部1には防災設備機器の操
作盤やCRT等が接続されている(以下の図5も同
様)。ここで、EEPROM2Aは、請求項2における
第1の記憶部に相当するもので、防災監視用の基本プロ
グラムを格納させるためのものであ。一方、フラッシュ
メモリ2Bは、請求項2における第2の記憶部に相当す
るもので、EEPROM2Aに格納された基本プログラ
ムを補助するテーブルデータを格納するためのものであ
る。但し、このフラッシュメモリ2Bは、第1実施例の
フラッシュメモリ2と同様に、そのメモリ領域は、矢印
ロで示すように、複数のブロックMa、Mb・・に区分
され、これらのブロック単位で、データの書き込み、及
び一括消去が行えるように構成されている。
【0021】上記構成の監視制御装置Aaにおいても、
第1実施例と同様に、回線Lを介して外部から所定の制
御信号及びプログラムのテーブルデータをインタフェー
ス3に対して送信させることにより、フラッシュメモリ
2Bに格納されているテーブルデータを別の新たなデー
タに書き換えることができる。また、かかるデータの書
き換えに際しては、図4(a)〜(c)に示すようにフ
ラッシュメモリ2の各ブロックMa、Mb・・・の各ブ
ロック単位毎に、データ消去とデータ書き込みを行うこ
とができる。
【0022】而して、フラッシュメモリ2のデータ書き
換え中においては、EEPROM2Aに格納されている
基本動作のプログラムを利用して信号処理部1を作動さ
せることができる。また、その際のテーブルデータとし
ては、フラッシュメモリ2の書き換え途中段階にあるデ
ータ以外を有効に利用することができる。従って、デー
タ書き換え中であっても、監視制御装置Aを適切に作動
させることができ、防災システムの監視制御を継続して
実行させることができる。尚、フラッシュメモリ2には
監視制御に必須のプログラムは格納されていないから、
ブロックMa、Mb・・の全てのデータを順次書き換え
変更しても何ら支障はない。
【0023】〔第3実施例(請求項3に対応)〕図5
は、本発明の第3実施例としての防災システム用監視制
御装置Abのハード構成の一例を示すブロック図であ
る。この監視制御装置Abは、防災監視用のプログラム
を格納する記憶手段として二つのフラッシュメモリ2
C、2Dを備え、またこれらのフラッシュメモリ2C、
2Dにはメモリ選択手段11を接続させたものである。
ここで、二つのフラッシュメモリ2C、2Dとしては、
何れも防災監視用のプログラム一式を各々個別に格納で
きるメモリ容量のものが適用されるが、このうち一方の
フラッシュメモリ2Cは、信号処理部1からの消去信号
の受信、並びにインタフェース3からのデータ書き込み
が行えるように設けられ、回線Lを介して外部から転送
されてくるプログラムのデータは、このフラッシュメモ
リ2Cに書き込まれるように構成されている。但し、こ
の一方のフラッシュメモリ2Cに格納されたプログラム
のデータは、信号処理部1からの制御信号の出力によ
り、他方のフラッシュメモリ2D側へ転送し、退避させ
ることが可能である。
【0024】メモリ選択手段11は、二つのフラッシュ
メモリ2C、2Dのうち何れか一方に格納されたプログ
ラムのデータを選択的に信号処理部1に読み込ませる機
能を備えたものである。このメモリ選択手段11による
プログラムの選択の切換えは、信号処理部1からの切換
信号の出力によって実行できるが、かかる切換信号の出
力は、信号処理部1に接続されたキー操作部(不図示)
におけるキー操作等によって実行させることができる。
また、消去信号の出力等に関しても同様にキー操作で実
行させることができる。
【0025】上記構成の防災システム用監視制御装置A
bにおいては、先ず防災システム運用の初期段階では、
一方のフラッシュメモリ2Cに予め格納させたプログラ
ムのデータをメモリ選択手段11から信号処理部1へ読
み込ませるように設定しておくことにより、防災監視の
制御を行わせればよい。次いで、プログラムの変更等の
必要が生じたときには、キー操作部でのキー操作により
信号処理部1から所定の制御コマンドをフラッシュメモ
リ2Cに出力し、このフラッシュメモリ2Cに格納され
ていたプログラムのデータをそのまま他方のフラッシュ
メモリ2D側に移行させ退避させる。また、それと同時
に、メモリ選択手段11を切り換え、フラッシュメモリ
2D側に退避されたプログラムのデータが信号処理部1
に読み込まれるようにする。従って、信号処理部1で
は、そのプログラムに従った信号処理制御を継続して実
行する。
【0026】一方、上記したプログラムの退避、及びメ
モリ選択手段11の切換え動作が終了した後には、フラ
ッシュメモリ2Cのデータを消去させ、その後回線Lを
介して外部から転送されてくるプログラムのデータをフ
ラッシュメモリ2Cに書き込ませればよい。これによ
り、新規なプログラムのデータがフラッシュメモリ2C
に格納されることとなる。従って、その後メモリ選択手
段11を再度切換えて、フラッシュメモリ2C側に対し
て信号処理部1がアクセスするように設定すれば、新規
なプログラムに従った信号処理制御がなされることとな
る。このような一連のプログラムの交換手順によれば、
やはり監視制御装置Abを不当に停止させることがな
く、防災システムの監視制御を継続実行させることがで
きる。
【0027】また、上記のようにしてプログラムの交換
作業が終了した時点では、二つのフラッシュメモリ2
C、2Dには、新、旧二種類のプログラムが格納された
状態にある。従って、例えば一方のフラッシュメモリ2
Cに格納された新規なプログラムを用いて防災監視を実
行している段階でそのプログラムに不都合が生じたとき
は、メモリ選択手段11を切換え動作させることによ
り、他方のフラッシュメモリ2Dに格納されている先の
プログラムを用いて防災監視を継続させることも可能と
なる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1乃至4に記載の本発明に係る防災システム用監視制
御装置によれば、記憶手段に格納されるプログラムデー
タの交換が所定の伝送経路を介しての外部からのプログ
ラム転送により実行できるために、その交換作業が簡
易、迅速に行えることは勿論のこと、そのプログラムデ
ータの交換時には、少なくとも防災システムの監視、運
用に必須のプログラム部分を有効に利用することによ
り、防災システムの監視制御を継続させることができ、
従来のように防災システムが長時間停止されるような不
具合を解消することができ、防災システムの安全性の向
上に寄与するという格別な効果が得られる。また、特に
請求項1記載の本発明によれば、記憶手段のメモリ容量
は少なくてよいため低コスト化が図れ、一層好ましい利
点が得られる。更に、請求項3に記載の本発明によれ
ば、複数種類のプログラムを選択的に使用できるので、
一つのプログラムの使用に支障が生じた場合に、直ちに
他方のプログラムを使用することができ、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防災システム用監視制御装置の第
1実施例を示すブロック図。
【図2】(a)乃至(c)は第1実施例におけるプログ
ラムデータの交換手順の一例を示す説明図。
【図3】本発明に係る防災システム用監視制御装置の第
2実施例を示すブロック図。
【図4】(a)乃至(c)は第2実施例におけるプログ
ラムデータの交換手順の一例を示す説明図。
【図5】本発明に係る防災システム用監視制御装置の第
3実施例を示すブロック図。
【符号の説明】
1 信号処理部 2,2B,2C,2D フラッシュメモリ 2A EEPROM 3 インタフェース 4 CRT 5 プリンタ 6 キー操作部 7 防災設備機器 8 防排煙設備機器 9 モデム 11 メモリ選択手段 A,Aa,Ab 防災システム用監視制御装置 L 回線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】防災監視用のプログラムを格納するための
    記憶手段と、この記憶手段に格納されたプログラムに従
    った信号処理を実行する信号処理部とを備えた防災シス
    テム用監視制御装置であって、 伝送経路を介して外部から所定のプログラムのデータを
    受信可能なインタフェースを具備し、 前記記憶手段は、所定のブロック単位でデータの消去と
    書き込みが行えるように構成され、 この記憶手段に格納されたプログラムのデータは、所定
    のブロック単位で、前記インタフェースを介して外部か
    ら伝送されてくるデータとの書き換えができるように構
    成されていることを特徴とする防災システム用監視制御
    装置。
  2. 【請求項2】防災監視用のプログラムを格納するための
    記憶手段と、この記憶手段に格納されたプログラムに従
    った信号処理を実行する信号処理部とを備えた防災シス
    テム用監視制御装置であって、 伝送経路を介して外部から所定のプログラムのデータを
    受信可能なインタフェースを具備し、 前記記憶手段は、防災監視用の基本プログラムを格納す
    る第1の記憶部と、基本プログラムを補助するテーブル
    データを格納し且つそのデータの書き込みと消去が所定
    のブロック単位で行える第2の記憶部とを備え、 この第2の記憶部に格納されたテーブルデータは、所定
    のブロック単位で、前記インタフェースを介して外部か
    ら伝送されてくるデータとの書き換えができるように構
    成されていることを特徴とする防災システム用監視制御
    装置。
  3. 【請求項3】防災監視用のプログラムを格納するための
    記憶手段と、この記憶手段に格納されたプログラムに従
    った信号処理を実行する信号処理部とを備えた防災シス
    テム用監視制御装置であって、 伝送経路を介して外部から所定のプログラムのデータを
    受信可能なインタフェースを具備し、 前記記憶手段は、防災監視用のプログラム一式分のデー
    タを各々個別に格納できる複数のメモリ領域を備え、 これら複数のメモリ領域のうち何れか一方のメモリ領域
    に格納されているプログラムのデータを信号処理部へ選
    択的に取り出させるためのメモリ選択手段が備えられ、 前記複数のメモリ領域には、前記インタフェースを介し
    て外部から伝送されてくるプログラムのデータの書き込
    みによりデータの書き換えが行えるように構成されてい
    ることを特徴とする防災システム用監視制御装置。
  4. 【請求項4】上記信号処理部は、火災対応の防災設備機
    器、防排煙設備機器、及び防犯設備機器のうち少なくと
    も何れかの設備機器から送信されてくる信号を受信し、
    その信号処理を実行するように構成されている請求項1
    乃至3の何れかの請求項に記載の防災システム用監視制
    御装置。
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