JP3588562B2 - 防災監視制御盤 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回線単位の受信信号を監視して火災等の異常を判断し、異常判断時に警報を出力すると共に回線単位に地区音響装置、防排煙機器等を遠隔制御する防災監視制御装置に関し、特に、防災監視に必要なデータの保存にフラッシュメモリを使用した防災監視制御盤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば複合盤として知られた防災監視制御盤にあっては、火報用の受信制御機能と防排煙用の受信制御機能を個別に設けている。
【0003】
即ち、火報用については、火報用の受信回路を設け、受信回路から引き出された火報用の感知器回線に火報用の感知器を接続している。また火報用の制御回路を設け、制御回路から引き出された制御回線に地区ベル等の地区音響装置を接続している。防災監視制御盤は火報用感知器回線の発報による受信信号で火災を判断すると、盤自体で火災に対応する警報表示を行うと同時に、連動データに基づいて火報用制御回線に制御信号を送出して地区ベルを鳴動させる。
【0004】
また防排煙用については、防排煙用の受信回路を設け、この受信回路から引き出された防排煙用の感知器回線に防排煙用の感知器を接続している。また防排煙用の制御回路を設け、この制御回路から引き出された制御回線に防火戸レリーズ等の防排煙機器を接続している。
【0005】
防災監視制御盤は、防排煙用感知器回線の発報による受信信号で火災を判断すると、盤自体で火災に対応する警報表示を行うと同時に、連動データに基づいて防排煙用制御回線に制御信号を送出して防火戸レリーズを作動し、防火戸の開放保持を解除して閉鎖させると共に、盤自体で駆動中及び作動確認の表示を行う。
【0006】
このような防災監視制御盤にあっては、全回線数、火災、防排煙等の種別毎の回線数、連動元となる異常受信回線に対応して連動先となる制御回線に制御信号を送出して外部機器を連動させるための連動データ等の各種設定情報データを予めメモリに登録しておくことが必要であり、従来は、不揮発性メモリとしてEEPROMを使用している。
【0007】
EEPROMには、防災監視に必要な各種設定情報データを工場側でROMライタ等を使用して書込み、防災監視制御盤内に設けられるプリント基板にこのEEPROMを実装している。また連動データについては、施工段階で変更する可能性が高く、このため防災監視制御盤にEEPROMの書替え操作機能を設け、現場でも連動データを変更可能としている。
【0008】
即ち、防災監視制御盤に設けている特定の操作スイッチを例えば連動データの設定スイッチに利用し、連動データを設定変更して登録操作を行うと、該当するEEPROMのアドレスの連動データが書き替えられる。
【0009】
ところで、近年にあっては、それまでのEEPROMに比べ、容量、消費電力、コストの面で優れたフラッシュメモリが広く使用されており、防災監視制御盤においてもEEPROMの代わりにフラッシュメモリを使用する傾向にある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フラッシュメモリは、EEPROMのようにアドレスの指定によるデータの読み書きはできず、バンクと呼ばれるメモリ構成に依存した一定の記憶領域単位での読み書きが行われる。このため現場でフラッシュメモリの中の特定の連動データを変更する場合、アドレス単位で行っていたEEPROMの書替えシーケンスがフラッシュメモリにおけるバンク単位の書替えに適用できず、アドレス単位に不揮発性メモリのデータを管理できない問題があった。
【0011】
また現場で連動データを変更した場合、障害等で実装しているEEPROM上のデータが喪失した際のバックアップのため、変更後のデータを別のEEPROMにコピーして保存しておくことが望ましい。しかし、従来は、設定変更が行なわれたEEPROMを工場側に持ち帰って専用装置でコピーをとらなければならないという煩雑さがあった。
【0012】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、バンク単位のアクセスを必要とするフラッシュメモリであっても、コピー機能を利用して実質的にアドレス単位でのデータの書替えを可能とし、更に簡単にコピーできるようにした防災監視制御盤を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。まず本発明は、回線単位の受信信号を監視して火災等の異常を判断し、異常判断時に警報を出力すると共に回線単位に外部機器の制御を行う受信制御部と、防災監視に必要な各種の操作スイッチを設けた操作部と、防災監視に必要な各種の警報表示を行う警報部と備えた防災監視制御盤を対象とする。
【0014】
このような防災監視制御盤につき本発明は、記憶領域を個別に読み書き可能な第1領域と第2領域に分け、専用の書込装置により少なくとも第1領域に基本データを記憶すると共に操作部のスイッチ操作により第2領域に連動データを記憶し、パッケージに収容されてコネクタにより受信制御部に着脱自在なフラッシュメモリと、受信制御部の記憶領域として使用されるRAMと、電源投入時にフラッシュメモリに記憶されたデータをRAMにコピーするコピー処理部とを設けたことを特徴とする。
【0015】
このように電源投入時にフラッシュメモリのデータをRAMにコピーして受信制御部で使用することで、RAM上でアドレス単位でのデータの設定変更ができる。
【0016】
またフラッシュメモリの記憶領域を、個別にアクセス可能な第1領域と第2領域に分け、現場での変更が原則的に必要ない基本データを第1領域に記憶し、現場での変更を必要とする連動データを第2領域に記憶したことで、例えばRAMにコピーした際にデータの設定変更を第2領域のみに限定するメモリ管理が容易にでき、誤って基本データを現場で変更してしまう不具合が回避できる。
【0018】
コピー処理部は、電源投入時に、フラッシュメモリを参照してコピーコマンドを取得した際に、RAMに保持している基本データ及び連動データをフラッシュメモリにコピーバックする。
【0019】
これはRAMからフラッシュメモリに対する自動コピー機能であり、電源投入時に参照されるフラッシュメモリの特定領域もしくはその制御部にコピー制御コマンドを設定しておくことで、フラッシュメモリが収納されるメモリパックをコネクタ接続して電源を投入するだけで、RAMに保持している基本データ及び連動データがフラッシュメモリに自動コピーできる。
【0020】
具体的には、パッケージ化されたフラッシュメモリをコネクタ接続して電源を投入することで、フラッシュメモリの内容をRAMにコピーし、この状態で例えば第2領域の連動データの変更を行う。連動データの変更が済んだら電源を一旦切り、コピー制御コマンドが予めセットされたコピー先のフラッシュメモリに差し替えてから電源を再度投入することで、自動コピーが行われる。
【0021】
ここで防災監視制御盤は、RAM専用の大容量コンデンサを内蔵しており、電源を切っても大容量コンデンサのバックアップの供給によりRAMのデータは保持されており、このため再度の電源投入でフラッシュメモリへのコピーができる。
【0022】
コピー処理部は、操作部の特定のスイッチ、例えば復旧スイッチを操作しながら電源を投入した際に、RAMに保持している基本データ及び連動データをフラッシュメモリにコピーバックする。これはRAMからフラッシュメモリに対する手動コピー機能であり、現場操作によってRAMに保持している基本データ及び連動データが別のフラッシュメモリに簡単にコピーできる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明による防災監視制御盤の実施形態となる回路構成及び機能のブロック図である。
【0027】
図1において、防災監視制御盤1にはメインCPU2が設けられ、メインCPU2で実行されるプログラムの制御機能により受信制御部3とコピー処理部4が実現される。メインCPU2に対しては複数の回線ユニット5a,5b・・・が設けられる。回線ユニット5aからは火報用感知器回線6aが引き出され、1または複数の火災感知器8aを接続している。また、回線ユニット5aからは制御回線7aが引き出され、地区音響装置9を接続している。
【0028】
回線ユニット5bは防排煙用感知器回線6bを引き出して火災感知器8bを接続し、また制御回線7bを引き出して防排煙機器10を接続している。この感知器回線及び制御回線は、回線ユニット1台当り例えば10回線引き出すことができ、回線ユニット数を50枚とすることで、例えば最大で500回線を引き出すことができる。回線ユニット5a,5bとメインCPU2との間のデータ伝送はシリアル通信により行われる。
【0029】
メインCPU2に対しては、回線ユニット5a,5b・・・に対応して地区表示部11a,11b・・・が設けられる。地区表示部11a,11bとメインCPU2との間のデータ伝送もシリアル通信で行われる。地区表示部11a,11bは、地区表示灯を備えるか、あるいは7セグメント表示器により発報した回線番号を表示する。
【0030】
メインCPU2に対しては、操作部12、表示部15、主音響装置16、更に移報出力部17が設けられる。操作部12には連動データを登録操作するための操作スイッチ等の各種の操作スイッチが設けられるが、本発明のコピー処理に必要な電源スイッチ13a、書込スイッチ13b及び復旧スイッチ13c、登録モード設定スイッチ13dを示している。
【0031】
表示部15は、例えばLEDや7セグメント表示器が使用され、各種の代表表示や回線番号表示が行われる。主音響装置16は音声合成により警報監視に関する各種の音声出力を行う。移報出力部17は、メインCPU2との間のシリアル通信に基づき外部機器を連動制御するための移報出力を行う。
【0032】
メインCPU2に対してはワークメモリとして使用するSRAM18がCPUバス2aにより接続される。更にメインCPU2に対しては、メモリパック20aに収納されCPUバス2aに設けたコネクタ19に着脱自在なフラッシュメモリ20が設けられる。SRAM18への電源は、停電時でも、専用の大容量コンデンサによりバックアップ供給されることで、データは保持される。
【0033】
更に防災監視制御盤1には電源ユニット21が設けられる。電源ユニット21にはバッテリを使用した予備電源が含まれ、停電時に電源供給が遮断すると、予備電源に切り替わり、予め定めた一定時間に亘り防災監視制御盤1の動作機能を保証する。
【0034】
図2は、図1の防災監視制御盤1で使用する回線ユニット5を取り出している。回線ユニット5は回線基板22と移報制御リレー基板23で構成される。回線基板22にはローカルCPU24が設けられ、ローカルCPU24に対しては火災受信回路25、確認信号受信回路26が設けられ、更に移報制御リレー基板23の制御出力回路27も設けられている。
【0035】
火災受信回路25には火報用感知器回線6により火災感知器8が接続される。移報制御リレー基板23の制御出力回路27には、制御回線7によって地区音響装置9あるいは防排煙機器10が接続される。防排煙機器10を接続した場合には、遠隔制御による動作確認のため確認回線26aが確認信号受信回路26に接続される。ローカルCPU24と図1のメインCPU2との間のデータのやり取りは、伝送回路28によりシリアル通信で行われる。
【0036】
図2の回線ユニット5は、ローカルCPU24に対し単一の火災受信回路25、確認信号受信回路26、及び移報制御リレー基板23の制御出力回路27を設けた場合を例にとっているが、実際にはローカルCPU24に対し予め定めた例えば10回線分の各回路が設けられ、このような回線ユニット5aが50組設けられることで最大500回線を実現する。
【0037】
また図1,図2にあっては、回線ユニットに火災感知器を接続した場合を例にとっているが、これ以外にガス検知器等の他のセンサや、他設備の移報出力部を接続することができる。火災感知器の代わりにガス検出器を接続した場合には火報用感知器回線6はガス回線となり、また火災受信回路はガス受信回路となる。また他設備の移報出力部を接続した場合には感知器回線は警報回線となり、火災受信回路は警報受信回路となる。
【0038】
このような防災監視制御盤の監視や制御等に必要な各種設定情報データは、メモリパック20aに収納されてコネクタ19により着脱自在なフラッシュメモリ20に基本データと連動データに分けて記憶されている。
【0039】
フラッシュメモリ20に記憶されている基本データ及び連動データは、防災監視制御盤1の内部に設けられる電源スイッチ13aをオンして電源を投入した際のメインCPU2の立ち上がり時に、コピー処理部4のコピー機能によって読み出され、SRAM18上にコピーされる。このため監視中にあっては、メインCPU2はSRAM18にコピーされた基本データ及び連動データに基づく監視や制御等を行う。
【0040】
図3は図1のフラッシュメモリ20に記憶された監視や制御等に必要な各種設定情報データのデータ構成及びデータ内容の説明図である。
【0041】
図3のフラッシュメモリ20のメモリマップにあっては、フラッシュメモリ20は、読み書き単位となるバンク#0〜#5に分けられている。このようなバンク#0〜#5につき、例えばバンク#0,#1の2バンクを第1領域となる基本データ領域30に割当て、バンク#2〜#5の4バンクを第2領域となる連動データ領域32に割当てている。勿論、基本データ領域30及び連動データ領域32のそれぞれのバンク数は必要に応じて適宜に定められる。
【0042】
基本データ領域30に、右側に取り出して示すように、基本データ33が格納され、基本データ33には回線数データ34、内部ユニット実装データ35、オプション機能設定データ36及び異常検出判定データ37が含まれる。回線数データ34は、右側に取り出して示すように、全回線数データ38、火報回線数データ39、防排煙回線数データ40、ガス回線数データ41及び警報回線数データ42が含まれている。
【0043】
内部ユニット実装データ35には、図1の防災監視制御盤1に実装している各ユニットの実装数を示すデータが格納されている。オプション機能の設定データ36には、例えば断線障害の蓄積の有無及び断線蓄積タイマー時間を示すデータ等のオプション機能の設定データが含まれている。異常検出判定データ37には、例えば予備電源等の電圧異常判定レベルを示すデータ等が含まれている。
【0044】
一方、連動データ領域32には、その1つを代表して示すように、連動データ43が記憶されている。連動データ43は、右側に取り出して示すように、連動元44と連動先45の組で構成される。連動元44は1つであるが、連動先45は1または複数が設定できる。連動元44の設定情報としては、受信回線の回線番号等を設定する。
【0045】
連動先45の設定情報としては、制御回線や移報出力部の回線の回線番号を設定する。例えば種別に火報が設定されている受信回線が連動元の場合には、連動先として例えば地区音響制御の種別が設定されている制御回線の回線番号を設定する。
【0046】
また、種別に防排煙が設定されている受信回線が連動元の場合には、連動先として例えば防排煙制御の種別が設定されている制御回線の回線番号を設定する。
【0047】
次に図1のメインCPU2に設けたコピー処理部4のコピー処理機能を説明する。本発明の防災監視制御盤1におけるコピー処理部4のコピー機能は次の4つのコピーモード1,2,3,4をもつ。
【0048】
[コピーモード1]
コピーモード1は、電源投入時にフラッシュメモリ20の内容をSRAM18にコピーし、その後、データ登録モード時に連動データ等の変更を行って書込スイッチ13bを操作すると、SRAM18の内容をフラッシュメモリ20にコピーバックする。
【0049】
[コピーモード2]
コピーモード2は、防災監視制御盤1を使用して手動操作によりメモリパック20aのコピーをとるモードである。このコピーモード2のコピー処理は、コピー元のフラッシュメモリ20をコネクタ19に接続した状態で、防災監視制御盤1の電源スイッチ13aを投入してフラッシュメモリ20の内容をSRAM18にコピーする。次に電源スイッチ13aを切って電源を落とし、この状態でコピー先となる別のフラッシュメモリのメモリパックに差し替え、復旧スイッチ13cをオンしながら電源スイッチ13aを投入する。これによってコピー処理部4はコピーモード2を認識し、SRAM18の内容をメモリパック20aのフラッシュメモリ20にコピーバックする。
【0050】
[コピーモード3]
コピーモード3は、メモリパック20aのコピーを防災監視制御盤1でとるものであるが、コピーモード2とは異なり、復旧スイッチ13cの操作を必要とすることなく自動的にコピーができる。この自動コピーのため、コピー先のフラッシュメモリ20に予めコピー制御コマンドをセットしておく。コピーモード3のコピー動作はコピーモード2の場合と基本的に同じであるが、コピー先のフラッシュメモリ20に差し替えて電源を投入する際に、コピーモード2のように復旧スイッチ13cを操作する必要がない。
【0051】
[コピーモード4]
コピーモード4は、図3のように基本データ領域30と連動データ領域32に分かれているフラッシュメモリ20の内容を、フラッシュメモリ20側に予めセットしている部分コピー制御コマンドに基づき、基本データと連動データを各々別々にSRAM18にコピーする。
【0052】
図4は、図1のコピー処理部4によるコピーモード1、コピーモード2及びコピーモード4を含むコピー処理のフローチャートである。
【0053】
図4において、まずコピーモード1のコピー処理を説明する。コピーモード1は、電源投入時にフラッシュメモリ20の基本データと連動データをSRAM18にコピーし、その後、データ登録モード時に操作部12の操作スイッチの操作によりSRAM18上の連動データを追加、修正することで変更し、書込スイッチ18bの操作でフラッシュメモリ20に変更されたSRAM18の内容をコピーバックする処理である。
【0054】
このコピーモード1では、電源スイッチ13aをオンしても、登録モード設定スイッチ13d、復旧スイッチ13cはオンしていないことから、ステップS1からステップS3に進み、フラッシュメモリ20のチェック処理を行う。
【0055】
このチェック処理により、ステップS4でフラッシュメモリ20が実装されていることが判別されると、ステップS6に進み、基本データのコピー制御コマンドの有無をチェックする。ステップS4でフラッシュメモリ20が実装されていないと判別されると、ステップS5に進み、SRAM18のデータをクリアして一連の処理を終了する。
【0056】
コピーモード1の場合にはステップS6で基本データのコピー制御コマンドは得られないことからステップS7に進み、SRAM18をクリアした後、ステップS8でフラッシュメモリ20の内容をSRAM18にコピーする。続いて、SRAM18にコピーした内容に基づく通常監視処理をステップS10で行っている。
【0057】
また、この通常監視処理中にステップS11でパワーオフ操作を判別すると処理を終了し、電源投入の待機状態となる。この状態で登録モード設定スイッチ13dをオンしながら電源スイッチ13aを投入する。パワーオンスタートで動作が開始されると、ステップS1で登録モード設定スイッチ13dのオンが判別されて、ステップS12に進みデータ登録モードが設定され、ステップS13でデータ登録処理が行われる。ステップS13では、操作部12の操作スイッチを操作することで連動データを含む各種の設定情報データの登録処理が行われる。
【0058】
このデータ登録モードの状態において、ステップS14で操作部12のスイッチを利用した連動データの登録操作を判別すると、ステップS15に進み、SRAM18の該当するアドレスに変更した連動データの書込みを行う。続いてステップS16で書込スイッチ13bのオンを判別すると、ステップS17に進み、そのときのSRAM18の内容をフラッシュメモリ20に書き込むコピーバックを行う。
【0059】
またこのデータ登録処理中にステップS18でパワーオフ操作を判別すると、ステップS19でデータ登録モードを終了してパワーオフし、電源投入の待機状態となる。
【0060】
次に、コピーモード2により防災監視制御盤1を使用してフラッシュメモリ20のコピーをとる場合を説明する。いまSRAM18にコピー元となるフラッシュメモリ20の内容がコピーされており、この状態で電源スイッチ13aをオフした後に復旧スイッチ13cをオンしながら電源スイッチ13aを投入する。
【0061】
パワーオンスタートで動作が開始されると、ステップS2で復旧スイッチ13cのオンが判別され、ステップS20に進み、そのときのSRAM18の内容をフラッシュメモリ20にコピーする。コピーが終了すると、ステップS21でコピー終了を知らせる「ピーピーピー」等の音響出力が行われる。
【0062】
次にコピーモード4による基本データの部分コピーを説明する。この部分コピーのため、コピー元となるフラッシュメモリ20には基本データのコピー制御コマンドが予めセットされている。
【0063】
コピー元となるフラッシュメモリ20をコネクタ19に接続した状態で電源スイッチ13aをオンする。このとき登録モード設定スイッチ13d、復旧スイッチ13cはオンしていないことから、ステップS1からステップS3に進み、フラッシュメモリ20のチェック処理が行われ、これによってフラッシュメモリ20側に予めセットしている基本データのコピー制御コマンドが取得される。
【0064】
続いてステップS4でフラッシュメモリ20の実装の有無をチェックし、ステップS6で基本データのコピー制御コマンドが得られたか否かチェックする。この場合には基本データのコピー制御コマンドが得られていることから、ステップS9に進み、フラッシュメモリ20の基本データのみをSRAM18にコピーする。
【0065】
このように基本データのみをSRAM18にコピーできれば、別のフラッシュメモリ20をコピー先として差し替え、一旦電源スイッチ13aをオフにした後に復旧スイッチ13cをオンしながら電源スイッチ13aを投入することで、ステップS2,S20,S21のコピーモード2に従いSRAM18の基本データのみをフラッシュメモリ20にコピーできる。
【0066】
尚、図4のコピー処理にあっては基本データの部分コピーを例にとっているが、連動データのコピー制御コマンドをコピー元のフラッシュメモリ20に予め設定しておくことで、別のフラッシュメモリに連動データのみを部分的にコピーすることもできる。
【0067】
図5は、復旧スイッチ13cの操作を必要とすることなく電源投入で自動的にRAMのコピーをフラッシュメモリに取ることのできるコピーモード3の処理動作のフローチャートである。
【0068】
コピーモード3にあっては、コピー元のフラッシュメモリ20をコネクタ19に接続して電源スイッチ13aをオンすると、コピーモード1に従ってSRAM18にフラッシュメモリ20の内容をコピーした後、電源スイッチ13aをオフとする。この状態でコピー先のフラッシュメモリ20に差し替える。
【0069】
コピー先のフラッシュメモリ20にはコピーモード3に対応したコピー制御コマンドを予めセットしておく。コピー先のフラッシュメモリ20をコネクタ19に接続した状態で再度電源スイッチ13aをオンすると、ステップS2でフラッシュメモリ20のチェック処理が行われ、ステップS3でフラッシュメモリ20の実装が判別され、ステップS4でフラッシュメモリ20にコピー制御コマンドがあるか否かチェックされる。
【0070】
コピー制御コマンドがあればステップS20に進み、そのときSRAM18に保持されている基本データ及び連動データをコピー先のフラッシュメモリ20にコピーバックし、コピーが終了するとステップS21で「ピーピーピー」等の音声出力が行われる。
【0071】
それ以外のコピーモード1におけるフラッシュメモリ20からSRAM18へのコピー、及びコピーモード4におけるフラッシュメモリ20の基本データまたは連動データの一部のコピーは、図4の手動操作によるコピーモード2のフローチャートの場合と同じである。
【0072】
尚、上記の実施形態にあっては、手動操作によるコピーの際に復旧スイッチをオンしながら電源スイッチを入れているが、復旧スイッチ以外の任意のスイッチをコピー操作のために使用するようにしてもよい。
【0073】
また、データ登録モード時に専用書込スイッチ13bを操作することで、SRAM18の内容をフラッシュメモリにコピーするようにしているが、専用のスイッチではなく、操作部に一般的に設けられるスイッチ、例えば復旧スイッチを兼用して使用しても良い。但し、他のスイッチと兼用する場合には、操作時間により異なるスイッチ機能になるようにする。
【0074】
また、フラッシュメモリ20に記憶される連動データ43は、予め基本データと同時に現場へ行く前に専用の書込装置で登録しておいて現場で変更しても良いし、全く登録しておかないで、現場で全て登録するようにしても良い。
【0075】
また本発明は上記の実施形態の数値による限定は受けず、更に本発明の目的と利点を損なわない適宜の変形を含む。
【0076】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、バンク単位での読み書きしかできないフラッシュメモリであっても、フラッシュメモリの内容をRAMにコピーして使用することでRAM上でのアドレス単位でのデータの設定変更が簡単にできる。
【0077】
またRAMにコピーした内容を変更した後に、自動コピー機能又は手動コピー機能によりRAMの内容をフラッシュメモリ側にコピーバックできることで、防災監視制御盤を使用したメモリパックのコピーが簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による防災監視制御盤のブロック図
【図2】図1の回線ユニットのブロック図
【図3】図1のフラッシュメモリのメモリ構成及びデータ構造の説明図
【図4】コピー処理のフローチャート
【図5】自動コピー処理のフローチャート
【符号の説明】
1:防災監視制御盤
2:メインCPU
3:受信制御部
4:コピー処理部
5,5a,5b:回線ユニット
6,6a,6b:感知器回線
7,7a,7b:制御回線
8,8a,8b:火災感知器
9:地区音響装置
10:防排煙機器
11a,11b:地区表示部
12:操作部
13a:電源スイッチ
13b:書込スイッチ
13c:復旧スイッチ
13d:登録モード設定スイッチ
15:表示部
16:主音響装置
17:移報出力部
18:SRAM
19:コネクタ
20:フラッシュメモリ
20a:メモリパック
21:電源ユニット
22:回線基板
23:移報制御リレー基板
24:ローカルCPU
25:火災受信回路
26:確認信号受信回路
27:制御出力回路
28:伝送回路
30:基本データ領域(第1領域)
32:連動データ領域(第2領域)
33:基本データ
34:回線数データ
35:内部ユニット実装データ
36:オプショク機能設定データ
37:異常検出判定データ
38:全回線数データ
39:火報回線数データ
40:防排煙回線数データ
41:ガス回線数データ
42:警報回線数データ
44:連動元
45:連動先

Claims (2)

  1. 回線単位の受信信号を監視して火災等の異常を判断し、異常判断時に警報を出力すると共に回線単位に外部機器の制御を行う受信制御部と、防災監視に必要な各種の操作スイッチを設けた操作部と、防災監視に必要な各種の警報表示を行う警報部とを備えた防災監視制御盤に於いて、
    記憶領域を個別に読み書き可能な第1領域と第2領域に分け、専用の書込装置により少なくとも前記第1領域に基本データを記憶すると共に前記操作部のスイッチ操作により前記第2領域に連動データを記憶し、パッケージに収納されてコネクタにより前記受信制御部に着脱自在なフラッシュメモリと、
    前記受信制御部のワーク領域として設けられたRAMと、
    電源投入時に前記フラッシュメモリに記憶したデータを前記RAMにコピーするコピー処理部と、
    を備え、更に、前記コピー処理部は、電源投入時に、前記フラッシュメモリを参照してコピーコマンドを取得した際に、前記RAMに保持している基本データ及び連動データを前記フラッシュメモリにコピーバックすることを特徴とする防災監視制御盤。
  2. 回線単位の受信信号を監視して火災等の異常を判断し、異常判断時に警報を出力すると共に回線単位に外部機器の制御を行う受信制御部と、防災監視に必要な各種の操作スイッチを設けた操作部と、防災監視に必要な各種の警報表示を行う警報部とを備えた防災監視制御盤に於いて、
    記憶領域を個別に読み書き可能な第1領域と第2領域に分け、専用の書込装置により少なくとも前記第1領域に基本データを記憶すると共に前記操作部のスイッチ操作により前記第2領域に連動データを記憶し、パッケージに収納されてコネクタにより前記受信制御部に着脱自在なフラッシュメモリと、
    前記受信制御部のワーク領域として設けられたRAMと、
    電源投入時に前記フラッシュメモリに記憶したデータを前記RAMにコピーするコピー処理部と、
    を備え、更に、前記コピー処理部は、前記操作部の特定のスイッチを操作しながら電源を投入した際に、前記RAMに保持している基本データ及び連動データを前記フラッシュメモリにコピーバックすることを特徴とする防災監視制御盤。
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