JPH06161372A - ディスプレイパネル検査装置 - Google Patents
ディスプレイパネル検査装置Info
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- JPH06161372A JPH06161372A JP30909692A JP30909692A JPH06161372A JP H06161372 A JPH06161372 A JP H06161372A JP 30909692 A JP30909692 A JP 30909692A JP 30909692 A JP30909692 A JP 30909692A JP H06161372 A JPH06161372 A JP H06161372A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ディスプレイパネル検査装置は、パネルアラ
イメント部16と検査部7とを分割して有している。パ
ネルアライメント部16は、上基板および下基板を有し
たディスプレイパネル18の位置補正を第1光学系5a
・5aと第2光学系5bにより検出された上基板および
下基板の補正値を基にして行う。検査部7は、フローテ
ィング構造を有したコンタクト装置8によってプローバ
ーユニット23とディスプレイパネル18の端子群とを
圧接させた後、検出用ユニット9によって検査する。 【効果】 パネルアライメント部16と検査部7とが分
割されているため、パネルアライメント部16と検査部
7とが互いに干渉し合うことがなく、改造時の自由度が
高いものになっている。また、上基板と下基板の補正値
が用いられるため、ディスプレイパネル18を高精度に
位置補正できる。
イメント部16と検査部7とを分割して有している。パ
ネルアライメント部16は、上基板および下基板を有し
たディスプレイパネル18の位置補正を第1光学系5a
・5aと第2光学系5bにより検出された上基板および
下基板の補正値を基にして行う。検査部7は、フローテ
ィング構造を有したコンタクト装置8によってプローバ
ーユニット23とディスプレイパネル18の端子群とを
圧接させた後、検出用ユニット9によって検査する。 【効果】 パネルアライメント部16と検査部7とが分
割されているため、パネルアライメント部16と検査部
7とが互いに干渉し合うことがなく、改造時の自由度が
高いものになっている。また、上基板と下基板の補正値
が用いられるため、ディスプレイパネル18を高精度に
位置補正できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラットディスプレイ
に用いられるLCDパネルやELパネル等のディスプレ
イパネルを検査するディスプレイパネル検査装置に関す
るものである。
に用いられるLCDパネルやELパネル等のディスプレ
イパネルを検査するディスプレイパネル検査装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば目視検査用のディスプレイ
パネル検査装置は、図7に示すように、ディスプレイパ
ネル77を所定の状態に駆動させるプローバーユニット
71と、ディスプレイパネル77を位置補正するXYθ
ステージ73および光学系ユニット72・72と、ディ
スプレイパネル77を移動させるチャッキングプレート
74およびシリンダー等の駆動部材75と、ディスプレ
イパネル77を検査するバックライト76および監視カ
メラ78とを一体的に有している。
パネル検査装置は、図7に示すように、ディスプレイパ
ネル77を所定の状態に駆動させるプローバーユニット
71と、ディスプレイパネル77を位置補正するXYθ
ステージ73および光学系ユニット72・72と、ディ
スプレイパネル77を移動させるチャッキングプレート
74およびシリンダー等の駆動部材75と、ディスプレ
イパネル77を検査するバックライト76および監視カ
メラ78とを一体的に有している。
【0003】上記のプローバーユニット71は、図8に
示すように、ディスプレイパネル77の端子群に一方端
を接触可能なプローブピン79…と、プローブピン79
…の他方端に接続された配線ケーブル80とを取付け板
81を用いて取付けベース82に固設したものであり、
配線ケーブル80を介して接続された図示しないLCD
ドライブ用LSIによってディスプレイパネル77を駆
動させるようになっている。
示すように、ディスプレイパネル77の端子群に一方端
を接触可能なプローブピン79…と、プローブピン79
…の他方端に接続された配線ケーブル80とを取付け板
81を用いて取付けベース82に固設したものであり、
配線ケーブル80を介して接続された図示しないLCD
ドライブ用LSIによってディスプレイパネル77を駆
動させるようになっている。
【0004】そして、上記の構成を有するディスプレイ
パネル検査装置は、ディスプレイパネル77が搬送装置
83により外部から搬入され、チャッキングプレート7
4に載置されると、下記の手順〜により動作した
後、搬送装置83により外部に搬出されるようになって
いる。
パネル検査装置は、ディスプレイパネル77が搬送装置
83により外部から搬入され、チャッキングプレート7
4に載置されると、下記の手順〜により動作した
後、搬送装置83により外部に搬出されるようになって
いる。
【0005】 ディスプレイパネル77の対角線上の
2か所に配設された光学系ユニット72・72と、ディ
スプレイパネル77の例えば上基板に形成されたアライ
メントマークとによって、ディスプレイパネル77のX
方向の位置および傾きが求められ、X方向および傾きの
位置補正が行われる(図2参照)。
2か所に配設された光学系ユニット72・72と、ディ
スプレイパネル77の例えば上基板に形成されたアライ
メントマークとによって、ディスプレイパネル77のX
方向の位置および傾きが求められ、X方向および傾きの
位置補正が行われる(図2参照)。
【0006】 駆動部材75・75によりチャッキン
グプレート74が上昇されることによって、ディスプレ
イパネル77がプローバーユニット71に一様に圧接さ
れ、ディスプレイパネル77の端子群とプローブピン7
9…とが接合される。
グプレート74が上昇されることによって、ディスプレ
イパネル77がプローバーユニット71に一様に圧接さ
れ、ディスプレイパネル77の端子群とプローブピン7
9…とが接合される。
【0007】 図示しないLCDドライブ用LSIか
らの表示信号が配線ケーブル80およびプローブピン7
9…を介してディスプレイパネル77に入力され、ディ
スプレイパネル77が所定の状態に駆動される。
らの表示信号が配線ケーブル80およびプローブピン7
9…を介してディスプレイパネル77に入力され、ディ
スプレイパネル77が所定の状態に駆動される。
【0008】 ディスプレイパネル77の背後からバ
ックライト76の光が照射され、監視カメラ78により
ディスプレイパネル77が検査される。
ックライト76の光が照射され、監視カメラ78により
ディスプレイパネル77が検査される。
【0009】尚、目視検査用のディスプレイパネル検査
装置は、図9に示すように、駆動部材75のシリンダー
がモーターに代わり、監視カメラ78が作業者に代わっ
ている点を除いて、上述の自動検査用の装置と実質的に
同一の構成を有していると共に、同一の動作を行うよう
になっている。
装置は、図9に示すように、駆動部材75のシリンダー
がモーターに代わり、監視カメラ78が作業者に代わっ
ている点を除いて、上述の自動検査用の装置と実質的に
同一の構成を有していると共に、同一の動作を行うよう
になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
のディスプレイパネル検査装置は、ディスプレイパネル
77のプローバーユニット71への装着を自動で行い、
さらに、自動検査用の装置の場合には、ディスプレイパ
ネル77の検査をも自動で行なえるようになっている。
ところが、従来のディスプレイパネル検査装置では、下
記の問題が存在している。
のディスプレイパネル検査装置は、ディスプレイパネル
77のプローバーユニット71への装着を自動で行い、
さらに、自動検査用の装置の場合には、ディスプレイパ
ネル77の検査をも自動で行なえるようになっている。
ところが、従来のディスプレイパネル検査装置では、下
記の問題が存在している。
【0011】即ち、ディスプレイパネル検査装置は、デ
ィスプレイパネル77の位置補正と検査とが一体的に行
われる構造になっているため、位置補正を行う機構と検
査を行う機構とが互いに干渉し、各機構を改造する際の
制約になっているという問題がある。
ィスプレイパネル77の位置補正と検査とが一体的に行
われる構造になっているため、位置補正を行う機構と検
査を行う機構とが互いに干渉し、各機構を改造する際の
制約になっているという問題がある。
【0012】また、ディスプレイパネル77の位置補正
は、2か所に配設された光学系ユニット72・72を用
いて上基板のX方向の位置と傾きを求めることにより行
われている。従って、例えば上基板側に全ての端子群が
存在するTFTアクティブマトリクスLCD等のディス
プレイパネル77の場合には、基板上の配線パターンの
形成精度のみが位置補正の誤差要因となる。ところが、
端子群がそれぞれ別の上基板および下基板に存在する単
純マトリクスLCD等のディスプレイパネル77の場合
には、基板上の配線パターンの形成精度に加えて、上基
板および下基板の重ね合わせ精度が位置補正の誤差要因
となり、位置補正が不十分になるという問題がある。
は、2か所に配設された光学系ユニット72・72を用
いて上基板のX方向の位置と傾きを求めることにより行
われている。従って、例えば上基板側に全ての端子群が
存在するTFTアクティブマトリクスLCD等のディス
プレイパネル77の場合には、基板上の配線パターンの
形成精度のみが位置補正の誤差要因となる。ところが、
端子群がそれぞれ別の上基板および下基板に存在する単
純マトリクスLCD等のディスプレイパネル77の場合
には、基板上の配線パターンの形成精度に加えて、上基
板および下基板の重ね合わせ精度が位置補正の誤差要因
となり、位置補正が不十分になるという問題がある。
【0013】また、ディスプレイパネル77のプローバ
ーユニット71への装着は、ディスプレイパネル77を
プローバーユニット71方向へ押圧し、ディスプレイパ
ネル77の端子群とプローブピン79…とを圧接させる
ことにより行われている。従って、同一の基板側に端子
群が存在するTFTアクティブマトリクスLCD等のデ
ィスプレイパネル77の場合には、基板毎に厚みのバラ
ツキが生じていても、単一の基板をプローブピン79…
に押圧するため、押圧力の分布が均一となりディスプレ
イパネル77に歪み等を生じさせることがない。
ーユニット71への装着は、ディスプレイパネル77を
プローバーユニット71方向へ押圧し、ディスプレイパ
ネル77の端子群とプローブピン79…とを圧接させる
ことにより行われている。従って、同一の基板側に端子
群が存在するTFTアクティブマトリクスLCD等のデ
ィスプレイパネル77の場合には、基板毎に厚みのバラ
ツキが生じていても、単一の基板をプローブピン79…
に押圧するため、押圧力の分布が均一となりディスプレ
イパネル77に歪み等を生じさせることがない。
【0014】ところが、SEG側端子群およびCOM側
端子群がそれぞれ別の基板に存在する単純マトリクスL
CD等のディスプレイパネル77の場合には、2枚の基
板をプローブピン79…に押圧させる必要があるため、
基板間の厚みのバラツキが押圧力の分布を不均一にし、
結果としてディスプレイパネル77に歪みを生じさせる
ことになる。従って、この場合には、歪みによる色ムラ
が発生するため、表示品位を厳密に検査することができ
ないという問題がある。
端子群がそれぞれ別の基板に存在する単純マトリクスL
CD等のディスプレイパネル77の場合には、2枚の基
板をプローブピン79…に押圧させる必要があるため、
基板間の厚みのバラツキが押圧力の分布を不均一にし、
結果としてディスプレイパネル77に歪みを生じさせる
ことになる。従って、この場合には、歪みによる色ムラ
が発生するため、表示品位を厳密に検査することができ
ないという問題がある。
【0015】また、プローブピン79…とLCDドライ
ブ用LSIとは、長い引回しの配線ケーブル80によっ
て接続されている。従って、配線ケーブル80を介して
表示信号が入力されるディスプレイパネル77は、隣接
する配線間で生じるインダクタンス成分により表示信号
の立ち上がり立ち下がり特性が低下し易いものになって
いると共に、表示信号にノイズが重畳し易いものになっ
ているため、表示諧調等の検査を充分にできないという
問題がある。
ブ用LSIとは、長い引回しの配線ケーブル80によっ
て接続されている。従って、配線ケーブル80を介して
表示信号が入力されるディスプレイパネル77は、隣接
する配線間で生じるインダクタンス成分により表示信号
の立ち上がり立ち下がり特性が低下し易いものになって
いると共に、表示信号にノイズが重畳し易いものになっ
ているため、表示諧調等の検査を充分にできないという
問題がある。
【0016】従って、本発明においては、上記の問題を
解決することができるディスプレイパネル検査装置を提
供することを目的としている。
解決することができるディスプレイパネル検査装置を提
供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のディス
プレイパネル検査装置は、上記課題を解決するために、
ディスプレイパネルを位置補正した後に検査するもので
あり、下記の特徴を有している。
プレイパネル検査装置は、上記課題を解決するために、
ディスプレイパネルを位置補正した後に検査するもので
あり、下記の特徴を有している。
【0018】即ち、ディスプレイパネル検査装置は、上
記ディスプレイパネルを位置補正するパネルアライメン
ト手段と、上記位置補正されたディスプレイパネルを検
査する検査手段とを分割して有していることを特徴とし
ている。
記ディスプレイパネルを位置補正するパネルアライメン
ト手段と、上記位置補正されたディスプレイパネルを検
査する検査手段とを分割して有していることを特徴とし
ている。
【0019】請求項2の発明のディスプレイパネル検査
装置は、上記課題を解決するために、第1基板および第
2基板を有したディスプレイパネルの位置および傾きを
検出して補正値を求め、この補正値を基にして位置補正
するパネルアライメント手段を有したものであり、下記
の特徴を有している。
装置は、上記課題を解決するために、第1基板および第
2基板を有したディスプレイパネルの位置および傾きを
検出して補正値を求め、この補正値を基にして位置補正
するパネルアライメント手段を有したものであり、下記
の特徴を有している。
【0020】即ち、上記パネルアライメント手段は、上
記ディスプレイパネルの第1基板の位置および傾きを検
出して補正値を求めると共に、第2基板の位置を検出し
て補正値を求める位置検出手段を有していることを特徴
としている。
記ディスプレイパネルの第1基板の位置および傾きを検
出して補正値を求めると共に、第2基板の位置を検出し
て補正値を求める位置検出手段を有していることを特徴
としている。
【0021】請求項3の発明のディスプレイパネル検査
装置は、上記課題を解決するために、ディスプレイパネ
ルの端子群が形成された面の他方面をバックアップ部材
により支持しながら、上記端子群と表示信号出力手段と
を圧接させることによって、ディスプレイパネルを検査
する検査手段を有したものであり、下記の特徴を有して
いる。
装置は、上記課題を解決するために、ディスプレイパネ
ルの端子群が形成された面の他方面をバックアップ部材
により支持しながら、上記端子群と表示信号出力手段と
を圧接させることによって、ディスプレイパネルを検査
する検査手段を有したものであり、下記の特徴を有して
いる。
【0022】即ち、上記検査手段は、バックアップ部材
と表示信号出力手段とでディスプレイパネルを挟持し、
ディスプレイパネルの端子群と表示信号出力手段とを圧
接させるクランプ手段と、このクランプ手段をディスプ
レイパネルの上下方向に移動させるフローティング手段
とを有していることを特徴としている。
と表示信号出力手段とでディスプレイパネルを挟持し、
ディスプレイパネルの端子群と表示信号出力手段とを圧
接させるクランプ手段と、このクランプ手段をディスプ
レイパネルの上下方向に移動させるフローティング手段
とを有していることを特徴としている。
【0023】請求項4の発明のディスプレイパネル検査
装置は、上記課題を解決するために、信号出力部材から
の表示信号をディスプレイパネルの端子群に入力させる
表示信号出力手段によって、ディスプレイパネルを検査
する検査手段を有したものであり、下記の特徴を有して
いる。
装置は、上記課題を解決するために、信号出力部材から
の表示信号をディスプレイパネルの端子群に入力させる
表示信号出力手段によって、ディスプレイパネルを検査
する検査手段を有したものであり、下記の特徴を有して
いる。
【0024】即ち、上記表示信号出力手段は、一端をデ
ィスプレイパネルの端子群に接触可能なプローブピン
と、このプローブピンの他端に接続された上記信号出力
部材と、この信号出力部材を実装したプリント基板と、
このプリント基板およびプローブピンを支持した取付け
ベースとを有していることを特徴としている。
ィスプレイパネルの端子群に接触可能なプローブピン
と、このプローブピンの他端に接続された上記信号出力
部材と、この信号出力部材を実装したプリント基板と、
このプリント基板およびプローブピンを支持した取付け
ベースとを有していることを特徴としている。
【0025】
【作用】請求項1の構成によれば、ディスプレイパネル
を位置補正するパネルアライメント手段と、位置補正さ
れたディスプレイパネルを検査する検査手段とが分割さ
れているため、アライメント手段と検査手段とが互いに
干渉し合うことがない。
を位置補正するパネルアライメント手段と、位置補正さ
れたディスプレイパネルを検査する検査手段とが分割さ
れているため、アライメント手段と検査手段とが互いに
干渉し合うことがない。
【0026】よって、上記両手段を改造する際の自由度
が高いものになっている。
が高いものになっている。
【0027】また、請求項2の構成によれば、端子群が
それぞれ別の第1基板および第2基板に存在する単純マ
トリクスLCDのように、基板上の配線パターンの形成
精度に加えて、第1基板および第2基板の重ね合わせ精
度が位置補正の誤差要因となる場合でも、両基板につい
て位置補正が行われるため、高精度に位置補正を行うこ
とが可能になっている。
それぞれ別の第1基板および第2基板に存在する単純マ
トリクスLCDのように、基板上の配線パターンの形成
精度に加えて、第1基板および第2基板の重ね合わせ精
度が位置補正の誤差要因となる場合でも、両基板につい
て位置補正が行われるため、高精度に位置補正を行うこ
とが可能になっている。
【0028】また、請求項3の構成によれば、クランプ
手段のバックアップ部材がディスプレイパネルの他方面
を支持する際に、上下方向の支持位置においてバラツキ
がディスプレイパネル毎に生じていても、フローティン
グ手段がディスプレイパネルの上下方向に移動してクラ
ンプ手段の位置を調整することができるため、上下方向
の支持位置におけるバラツキを吸収することができるこ
とになる。よって、表示信号出力手段と端子群とを圧接
させる力以外の外力が付与されることがないため、色ム
ラの原因となるディスプレイパネルの歪みの発生を防止
することができることになり、結果として表示品位の厳
密な検査を行うことが可能になっている。
手段のバックアップ部材がディスプレイパネルの他方面
を支持する際に、上下方向の支持位置においてバラツキ
がディスプレイパネル毎に生じていても、フローティン
グ手段がディスプレイパネルの上下方向に移動してクラ
ンプ手段の位置を調整することができるため、上下方向
の支持位置におけるバラツキを吸収することができるこ
とになる。よって、表示信号出力手段と端子群とを圧接
させる力以外の外力が付与されることがないため、色ム
ラの原因となるディスプレイパネルの歪みの発生を防止
することができることになり、結果として表示品位の厳
密な検査を行うことが可能になっている。
【0029】また、請求項4の構成によれば、信号出力
部材からの表示信号をプローブピンを介してディスプレ
イパネルの端子群に入力させるようになっている。この
際、プローブピンの隣接する配線間で生じるインダクタ
ンス成分は、極めて小さなものである。従って、プロー
ブピンを伝達される表示信号は、立ち上がり立ち下がり
特性が低下することがないと共にノイズが重畳し難くい
ものになっており、結果としてディスプレイパネルの表
示諧調等の検査を充分に行わせることが可能になってい
る。
部材からの表示信号をプローブピンを介してディスプレ
イパネルの端子群に入力させるようになっている。この
際、プローブピンの隣接する配線間で生じるインダクタ
ンス成分は、極めて小さなものである。従って、プロー
ブピンを伝達される表示信号は、立ち上がり立ち下がり
特性が低下することがないと共にノイズが重畳し難くい
ものになっており、結果としてディスプレイパネルの表
示諧調等の検査を充分に行わせることが可能になってい
る。
【0030】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図6に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
て説明すれば、以下の通りである。
【0031】本実施例に係るディスプレイパネル検査装
置は、図1に示すように、前工程から搬入された検査前
のディスプレイパネル18…を保管するローディング部
1と、ディスプレイパネル18を位置補正するパネルア
ライメント部16(パネルアライメント手段)と、ディ
スプレイパネル18を検査する検査部7(検査手段)
と、ディスプレイパネル18を検査結果に応じて処理す
る検査結果処理部17と、後工程に搬出されるまで検査
後のディスプレイパネル18を保管するアンローディン
グ部14とを分割して有している。
置は、図1に示すように、前工程から搬入された検査前
のディスプレイパネル18…を保管するローディング部
1と、ディスプレイパネル18を位置補正するパネルア
ライメント部16(パネルアライメント手段)と、ディ
スプレイパネル18を検査する検査部7(検査手段)
と、ディスプレイパネル18を検査結果に応じて処理す
る検査結果処理部17と、後工程に搬出されるまで検査
後のディスプレイパネル18を保管するアンローディン
グ部14とを分割して有している。
【0032】上記のローディング部1には、前工程のデ
ィスプレイパネル18…がカセット20単位に搬入され
るようになっている。このローディング部1には、カセ
ット20の搬送機構および収納機構を有したローディン
グ装置19が用いられており、ローディング装置19
は、搬送機構および収納機構を上載置台および下載置台
に備えている。ローディング装置19の上載置台には、
例えばディスプレイパネル18…を収容したカセット2
0が載置されるようになっている。一方、下載置台に
は、例えばディスプレイパネル18…が引き出された後
の空カセット20が載置されるようになっている。
ィスプレイパネル18…がカセット20単位に搬入され
るようになっている。このローディング部1には、カセ
ット20の搬送機構および収納機構を有したローディン
グ装置19が用いられており、ローディング装置19
は、搬送機構および収納機構を上載置台および下載置台
に備えている。ローディング装置19の上載置台には、
例えばディスプレイパネル18…を収容したカセット2
0が載置されるようになっている。一方、下載置台に
は、例えばディスプレイパネル18…が引き出された後
の空カセット20が載置されるようになっている。
【0033】ローディング装置19のカセット20に収
容されたディスプレイパネル18…は、パネル取出し装
置21によりカセット20から抜脱されるようになって
いる。このパネル取出し装置21は、回転動作および上
昇下降動作を行う円筒座標系ロボット2に、前進後退動
作を行う取出しアーム3を組み付けたものであり、取出
しアーム3は、ディスプレイパネル18を真空吸着可能
になっている。
容されたディスプレイパネル18…は、パネル取出し装
置21によりカセット20から抜脱されるようになって
いる。このパネル取出し装置21は、回転動作および上
昇下降動作を行う円筒座標系ロボット2に、前進後退動
作を行う取出しアーム3を組み付けたものであり、取出
しアーム3は、ディスプレイパネル18を真空吸着可能
になっている。
【0034】上記のパネル取出し装置21により抜脱さ
れたディスプレイパネル18は、円筒座標系ロボット2
による取出しアーム3の旋回動作によってパネルアライ
メント部16に搬送されるようになっている。パネルア
ライメント部16は、ディスプレイパネル18における
上基板(第1基板)のX方向の位置と傾きθ、下基板
(第2基板)のY方向の位置をそれぞれ検出して補正値
を算出する光学系5(位置検出手段)と、光学系5の補
正値を基にしてディスプレイパネル18を各方向に位置
補正するXYθステージ4とを有している。
れたディスプレイパネル18は、円筒座標系ロボット2
による取出しアーム3の旋回動作によってパネルアライ
メント部16に搬送されるようになっている。パネルア
ライメント部16は、ディスプレイパネル18における
上基板(第1基板)のX方向の位置と傾きθ、下基板
(第2基板)のY方向の位置をそれぞれ検出して補正値
を算出する光学系5(位置検出手段)と、光学系5の補
正値を基にしてディスプレイパネル18を各方向に位置
補正するXYθステージ4とを有している。
【0035】上記の光学系5は、ディスプレイパネル1
8の端子上に形成されているアライメントマークを検出
することによって補正値を算出するようになっており、
X方向および傾きθの補正値を算出する第1光学系5a
・5aと、X方向に直交するY方向の補正値を算出する
第2光学系5bとからなっている。即ち、第1光学系5
a・5aは、図2に示すように、ディスプレイパネル1
8の3方向に取り出されている端子群18a・18b・
18cのうち、対向する一辺の端子群18aから2個の
アライメントマークA・Bを認識し、ディスプレイパネ
ル18のX方向および傾きθの補正値を算出するように
なっている。一方、第2光学系5bは、対向する端子群
18a・18c間に存在する端子群18bから1個のア
ライメントマークCを認識し、Y方向の補正値を算出す
るようになっている。
8の端子上に形成されているアライメントマークを検出
することによって補正値を算出するようになっており、
X方向および傾きθの補正値を算出する第1光学系5a
・5aと、X方向に直交するY方向の補正値を算出する
第2光学系5bとからなっている。即ち、第1光学系5
a・5aは、図2に示すように、ディスプレイパネル1
8の3方向に取り出されている端子群18a・18b・
18cのうち、対向する一辺の端子群18aから2個の
アライメントマークA・Bを認識し、ディスプレイパネ
ル18のX方向および傾きθの補正値を算出するように
なっている。一方、第2光学系5bは、対向する端子群
18a・18c間に存在する端子群18bから1個のア
ライメントマークCを認識し、Y方向の補正値を算出す
るようになっている。
【0036】尚、上記の補正値の算出方法は、SEG側
端子群(端子群18a・18b)およびCOM側端子群
(端子群18c)がそれぞれ上基板および下基板に存在
する単純マトリクスLCD等のディスプレイパネル18
の場合に好適に用いられるものであり、例えば上基板に
全ての端子群18a・18b・18cが存在するTFT
アクティブマトリクスLCD等のディスプレイパネル7
7の場合には、第1光学系5a・5aによる上基板の補
正値のみが求められるようになっていても良い。
端子群(端子群18a・18b)およびCOM側端子群
(端子群18c)がそれぞれ上基板および下基板に存在
する単純マトリクスLCD等のディスプレイパネル18
の場合に好適に用いられるものであり、例えば上基板に
全ての端子群18a・18b・18cが存在するTFT
アクティブマトリクスLCD等のディスプレイパネル7
7の場合には、第1光学系5a・5aによる上基板の補
正値のみが求められるようになっていても良い。
【0037】パネルアライメント部16において位置補
正されたディスプレイパネル18は、リニアパルスモー
タおよびエアーベアリング等を用いて形成された搬入ユ
ニット6により検査部7に搬入されるようになってい
る。検査部7は、検査チャンバー22を有しており、こ
の検査チャンバー22内には、ディスプレイパネル18
の端子群18a・18b・18cに後述のプローバーユ
ニット23…(表示信号出力手段)を圧接するコンタク
ト装置8と、コンタクト装置8の上方に配設された検出
用ユニット9と、コンタクト装置8の下方に配設され、
ディスプレイパネル18の下方から検出用ユニット9方
向へ光を出射するバックライトユニット10とが設けら
れている。
正されたディスプレイパネル18は、リニアパルスモー
タおよびエアーベアリング等を用いて形成された搬入ユ
ニット6により検査部7に搬入されるようになってい
る。検査部7は、検査チャンバー22を有しており、こ
の検査チャンバー22内には、ディスプレイパネル18
の端子群18a・18b・18cに後述のプローバーユ
ニット23…(表示信号出力手段)を圧接するコンタク
ト装置8と、コンタクト装置8の上方に配設された検出
用ユニット9と、コンタクト装置8の下方に配設され、
ディスプレイパネル18の下方から検出用ユニット9方
向へ光を出射するバックライトユニット10とが設けら
れている。
【0038】上記の検出用ユニット9は、位置調整用の
X方向、Y方向、およびZ方向の3方向に移動可能な3
軸可動部と、この3軸可動部に設けられた検出用カメラ
とを有しており、ディスプレイパネル18を透過したバ
ックライトユニット10の光によって、ディスプレイパ
ネル18に表示されるパターンを検出するようになって
いる。そして、検出用ユニット9は、検出したパターン
を画像処理し、ディスプレイパネル18の性能(コント
ラストや応答速度等)および表示品位(表示欠陥や表示
濃度ムラ等の有無と程度)を数値化し、予め設定した閾
値と比較して良品と不良品の判定を行い、検査データ
(不良内容および不良箇所のアドレス等)を出力するよ
うになっている。
X方向、Y方向、およびZ方向の3方向に移動可能な3
軸可動部と、この3軸可動部に設けられた検出用カメラ
とを有しており、ディスプレイパネル18を透過したバ
ックライトユニット10の光によって、ディスプレイパ
ネル18に表示されるパターンを検出するようになって
いる。そして、検出用ユニット9は、検出したパターン
を画像処理し、ディスプレイパネル18の性能(コント
ラストや応答速度等)および表示品位(表示欠陥や表示
濃度ムラ等の有無と程度)を数値化し、予め設定した閾
値と比較して良品と不良品の判定を行い、検査データ
(不良内容および不良箇所のアドレス等)を出力するよ
うになっている。
【0039】上記の判定時には、ディスプレイパネル1
8とプローバーユニット23とが圧接されるようになっ
ている。このプローバーユニット23は、図3に示すよ
うに、一端をディスプレイパネル18の端子群18a・
18b・18cに接触可能なプローブピン24…と、プ
ローブピン24…の他端に接続されたLCDドライブ用
LSI25…(信号出力部材)と、これらのLCDドラ
イブ用LSI25…を実装したプリント基板26と、プ
リント基板26およびプローブピン24…を支持した取
付けベース27とからなっている。
8とプローバーユニット23とが圧接されるようになっ
ている。このプローバーユニット23は、図3に示すよ
うに、一端をディスプレイパネル18の端子群18a・
18b・18cに接触可能なプローブピン24…と、プ
ローブピン24…の他端に接続されたLCDドライブ用
LSI25…(信号出力部材)と、これらのLCDドラ
イブ用LSI25…を実装したプリント基板26と、プ
リント基板26およびプローブピン24…を支持した取
付けベース27とからなっている。
【0040】上記のLCDドライブ用LSI25…のプ
リント基板26への実装は、ディスプレイパネル18に
LCDドライブ用LSI25…を実装する場合と同一の
方法が採用されるようになっている。即ち、TAB方式
の場合には、半田付けや異方性導電接着膜による実装方
法が採用され、フラットパッケージの場合には、半田付
けによる実装方法が採用されるようになっている。ま
た、ベアーチップの状態で実装する場合には、フェイス
ボンドやワイヤーボンドによる実装方法が採用されるよ
うになっている。
リント基板26への実装は、ディスプレイパネル18に
LCDドライブ用LSI25…を実装する場合と同一の
方法が採用されるようになっている。即ち、TAB方式
の場合には、半田付けや異方性導電接着膜による実装方
法が採用され、フラットパッケージの場合には、半田付
けによる実装方法が採用されるようになっている。ま
た、ベアーチップの状態で実装する場合には、フェイス
ボンドやワイヤーボンドによる実装方法が採用されるよ
うになっている。
【0041】尚、プリント基板26は、フラットディス
プレイのLCDモジュールに使用されるものと同一の形
態であることが望ましい。これは、LCDモジュールと
完全に同じ表示信号をディスプレイパネル18に出力す
ることができると共に、LCDモジュールに使用される
部品を転用することにより、特別に部品を準備する必要
がなくなるからである。
プレイのLCDモジュールに使用されるものと同一の形
態であることが望ましい。これは、LCDモジュールと
完全に同じ表示信号をディスプレイパネル18に出力す
ることができると共に、LCDモジュールに使用される
部品を転用することにより、特別に部品を準備する必要
がなくなるからである。
【0042】上記のプローバーユニット23は、図4な
いし図6に示すように、コンタクト装置8に設けられて
いる。コンタクト装置8は、第1コンタクトユニット2
8と第2コンタクトユニット29と第3コンタクトユニ
ット30とからなっており、第1および第2コンタクト
ユニット28・29は、ディスプレイパネル18の下基
板側のSEG端子からなる端子群18a・18bにプロ
ーブピン24…を圧接させるようになっている。一方、
第3コンタクトユニット30は、ディスプレイパネル1
8の上基板側のCOM端子からなる端子群18cにプロ
ーブピン24…を圧接させるようになっている。
いし図6に示すように、コンタクト装置8に設けられて
いる。コンタクト装置8は、第1コンタクトユニット2
8と第2コンタクトユニット29と第3コンタクトユニ
ット30とからなっており、第1および第2コンタクト
ユニット28・29は、ディスプレイパネル18の下基
板側のSEG端子からなる端子群18a・18bにプロ
ーブピン24…を圧接させるようになっている。一方、
第3コンタクトユニット30は、ディスプレイパネル1
8の上基板側のCOM端子からなる端子群18cにプロ
ーブピン24…を圧接させるようになっている。
【0043】上記の第1および第2コンタクトユニット
28・29は、図6に示すように、支持台28a・29
a上に設けられたシリンダー支持部材28b・29bお
よびバックアップ部材28d・29dと、シリンダー支
持部材28b・29bに設けられた圧接用シリンダー2
8c・29cと、圧接用シリンダー28c・29cによ
ってバックアップ部材28d・29d方向に進退移動可
能な昇降ガイド28e・29eとを有している。そし
て、昇降ガイド28e・29eには、プローバーユニッ
ト23・23が設けられており、このプローバーユニッ
ト23・23は、昇降ガイド28e・29eが下降した
ときにディスプレイパネル18の端子群18a・18b
に圧接されるようになっている。
28・29は、図6に示すように、支持台28a・29
a上に設けられたシリンダー支持部材28b・29bお
よびバックアップ部材28d・29dと、シリンダー支
持部材28b・29bに設けられた圧接用シリンダー2
8c・29cと、圧接用シリンダー28c・29cによ
ってバックアップ部材28d・29d方向に進退移動可
能な昇降ガイド28e・29eとを有している。そし
て、昇降ガイド28e・29eには、プローバーユニッ
ト23・23が設けられており、このプローバーユニッ
ト23・23は、昇降ガイド28e・29eが下降した
ときにディスプレイパネル18の端子群18a・18b
に圧接されるようになっている。
【0044】一方、第3コンタクトユニット30は、図
5に示すように、支持台30a上に設けられたフローテ
ィング用シリンダー30b(フローティング手段)と、
フローティング用シリンダー30bにより上下動可能に
された上側バックアップ30c(クランプ手段)と、上
側バックアップ30cにクランプガイド30dを介して
上下動自在に設けられた下側バックアップ30e(クラ
ンプ手段)と、上側バックアップ30cと共に上下動す
ると共に下側バックアップ30eを上下動させる圧接用
シリンダー30f(クランプ手段)とを有しており、デ
ィスプレイパネル18に第3コンタクトユニット30の
自重を付与しないフローティング構造にされている。
5に示すように、支持台30a上に設けられたフローテ
ィング用シリンダー30b(フローティング手段)と、
フローティング用シリンダー30bにより上下動可能に
された上側バックアップ30c(クランプ手段)と、上
側バックアップ30cにクランプガイド30dを介して
上下動自在に設けられた下側バックアップ30e(クラ
ンプ手段)と、上側バックアップ30cと共に上下動す
ると共に下側バックアップ30eを上下動させる圧接用
シリンダー30f(クランプ手段)とを有しており、デ
ィスプレイパネル18に第3コンタクトユニット30の
自重を付与しないフローティング構造にされている。
【0045】上記の下側バックアップ30eには、プロ
ーバーユニット23が設けられている。このプローバー
ユニット23は、フローティング用シリンダー30bに
よって上側バックアップ30cがディスプレイパネル1
8に当接するように、ディスプレイパネル18の上方か
ら下降して位置決めされた後、圧接用シリンダー30f
により下側バックアップ30eが上昇されることによっ
て、ディスプレイパネル18の端子群18cに圧接され
るようになっている。
ーバーユニット23が設けられている。このプローバー
ユニット23は、フローティング用シリンダー30bに
よって上側バックアップ30cがディスプレイパネル1
8に当接するように、ディスプレイパネル18の上方か
ら下降して位置決めされた後、圧接用シリンダー30f
により下側バックアップ30eが上昇されることによっ
て、ディスプレイパネル18の端子群18cに圧接され
るようになっている。
【0046】上記の第1ないし第3コンタクトユニット
28・29・30等を有した検査部7において検査され
たディスプレイパネル18は、図1に示すように、搬出
ユニット11により検査結果処理部17に搬送されるよ
うになっている。検査結果処理部17は、3軸直交ロボ
ットを用いて形成されたマーキングロボット12を有し
ており、マーキングロボット12は、上述の検出用ユニ
ット9から入力される検査データを基にしてディスプレ
イパネル18上に検査データを捺印するようになってい
る。そして、検査結果処理部17において検査データが
捺印されたディスプレイパネル18は、上述のパネル取
出し装置21と同等の収納装置13によって、良品がア
ンローディング部14に搬送されるようになっている一
方、不良品が不良品保管部15に搬送されるようになっ
ている。
28・29・30等を有した検査部7において検査され
たディスプレイパネル18は、図1に示すように、搬出
ユニット11により検査結果処理部17に搬送されるよ
うになっている。検査結果処理部17は、3軸直交ロボ
ットを用いて形成されたマーキングロボット12を有し
ており、マーキングロボット12は、上述の検出用ユニ
ット9から入力される検査データを基にしてディスプレ
イパネル18上に検査データを捺印するようになってい
る。そして、検査結果処理部17において検査データが
捺印されたディスプレイパネル18は、上述のパネル取
出し装置21と同等の収納装置13によって、良品がア
ンローディング部14に搬送されるようになっている一
方、不良品が不良品保管部15に搬送されるようになっ
ている。
【0047】上記のアンローディング部14には、上述
のローディング部1において用いられているローディン
グ装置19が用いられている。また、不良品保管部15
は、載置台32と、載置台32に載置されたカセット2
0とからなっており、不良品保管部15に搬送されたデ
ィスプレイパネル18は、カセット20に収納されるよ
うになっている。
のローディング部1において用いられているローディン
グ装置19が用いられている。また、不良品保管部15
は、載置台32と、載置台32に載置されたカセット2
0とからなっており、不良品保管部15に搬送されたデ
ィスプレイパネル18は、カセット20に収納されるよ
うになっている。
【0048】尚、このアンローディング部14は、後工
程の設備である例えば偏光膜貼付装置やLSI実装装置
等に連結し、ディスプレイパネル検査装置が一連の自動
化装置となるような構成にされていても良い。また、不
良品保管部15には、ローディング装置19が用いられ
るようになっていても良い。
程の設備である例えば偏光膜貼付装置やLSI実装装置
等に連結し、ディスプレイパネル検査装置が一連の自動
化装置となるような構成にされていても良い。また、不
良品保管部15には、ローディング装置19が用いられ
るようになっていても良い。
【0049】上記の構成において、ディスプレイパネル
検査装置の動作について説明する。
検査装置の動作について説明する。
【0050】前工程のディスプレイパネル18…がカセ
ット20単位にローディング部1に搬入されると、カセ
ット20に収容されたディスプレイパネル18…は、パ
ネル取出し装置21によりカセット20から抜脱され、
パネルアライメント部16に搬送されることになる。パ
ネルアライメント部16におけるディスプレイパネル1
8は、光学系5の第1光学系5a・5aによって、図2
に示すように、上基板の一辺の端子群18aから2個の
アライメントマークA・Bが認識され、上基板における
X方向および傾きθの補正値が算出されることになると
共に、第2光学系5bによって下基板の端子群18bか
ら1個のアライメントマークCが認識され、下基板にお
けるY方向の補正値が算出されることになる。そして、
このディスプレイパネル18は、X方向および傾きθの
補正値とY方向の補正値とを基にしてXYθステージ4
により位置補正されることになる。
ット20単位にローディング部1に搬入されると、カセ
ット20に収容されたディスプレイパネル18…は、パ
ネル取出し装置21によりカセット20から抜脱され、
パネルアライメント部16に搬送されることになる。パ
ネルアライメント部16におけるディスプレイパネル1
8は、光学系5の第1光学系5a・5aによって、図2
に示すように、上基板の一辺の端子群18aから2個の
アライメントマークA・Bが認識され、上基板における
X方向および傾きθの補正値が算出されることになると
共に、第2光学系5bによって下基板の端子群18bか
ら1個のアライメントマークCが認識され、下基板にお
けるY方向の補正値が算出されることになる。そして、
このディスプレイパネル18は、X方向および傾きθの
補正値とY方向の補正値とを基にしてXYθステージ4
により位置補正されることになる。
【0051】これにより、ディスプレイパネル18は、
SEG側端子群およびCOM側端子群がそれぞれ別の基
板に存在する単純マトリクスLCDのように、基板上の
配線パターンの形成精度に加えて、2枚の基板の重ね合
わせ精度が位置補正の誤差要因となる場合でも、高精度
に位置補正が行われることになる。
SEG側端子群およびCOM側端子群がそれぞれ別の基
板に存在する単純マトリクスLCDのように、基板上の
配線パターンの形成精度に加えて、2枚の基板の重ね合
わせ精度が位置補正の誤差要因となる場合でも、高精度
に位置補正が行われることになる。
【0052】次に、パネルアライメント部16において
位置補正されたディスプレイパネル18は、搬入ユニッ
ト6により検査部7に搬入され、コンタクト装置8に載
置されることになる。そして、ディスプレイパネル18
は、図6に示すように、コンタクト装置8の第1および
第2コンタクトユニット28・29によりプローブピン
24…が下基板の端子群18a・18bに圧接されるこ
とになる。
位置補正されたディスプレイパネル18は、搬入ユニッ
ト6により検査部7に搬入され、コンタクト装置8に載
置されることになる。そして、ディスプレイパネル18
は、図6に示すように、コンタクト装置8の第1および
第2コンタクトユニット28・29によりプローブピン
24…が下基板の端子群18a・18bに圧接されるこ
とになる。
【0053】次いで、図5に示すように、第3コンタク
トユニット30の上側バックアップ30cが、フローテ
ィング用シリンダー30bによってディスプレイパネル
18の上基板に当接するように、ディスプレイパネル1
8の上方から下降して位置決めされることになる。この
後、上側バックアップ30cと共に移動した圧接用シリ
ンダー30fが下側バックアップ30eを上昇させ、プ
ローバーユニット23をディスプレイパネル18の下方
から上昇させてディスプレイパネル18の端子群18c
に圧接させることによって、プローバーユニット23の
プローブピン24…とディスプレイパネル18の端子群
18acとを圧接させることになる。
トユニット30の上側バックアップ30cが、フローテ
ィング用シリンダー30bによってディスプレイパネル
18の上基板に当接するように、ディスプレイパネル1
8の上方から下降して位置決めされることになる。この
後、上側バックアップ30cと共に移動した圧接用シリ
ンダー30fが下側バックアップ30eを上昇させ、プ
ローバーユニット23をディスプレイパネル18の下方
から上昇させてディスプレイパネル18の端子群18c
に圧接させることによって、プローバーユニット23の
プローブピン24…とディスプレイパネル18の端子群
18acとを圧接させることになる。
【0054】これにより、ディスプレイパネル18は、
上側バックアップ30cおよび下側バックアップ30e
からなるクランプ構造にフローティング用シリンダー3
0bによるフローティング構造を付加しているため、た
とえディスプレイパネル18の上基板および下基板の厚
みにバラツキが生じていても、第3コンタクトユニット
30の荷重が付与されることがない。よって、色ムラの
原因となる歪みの発生が防止されることになり、結果と
して表示品位の厳密な検査が可能になっている。
上側バックアップ30cおよび下側バックアップ30e
からなるクランプ構造にフローティング用シリンダー3
0bによるフローティング構造を付加しているため、た
とえディスプレイパネル18の上基板および下基板の厚
みにバラツキが生じていても、第3コンタクトユニット
30の荷重が付与されることがない。よって、色ムラの
原因となる歪みの発生が防止されることになり、結果と
して表示品位の厳密な検査が可能になっている。
【0055】ディスプレイパネル18の端子群18a・
18b・18cとプローブピン24…との圧接が完了す
ると、LCDドライブ用LSI25…から表示信号がプ
ローブピン24…を介してディスプレイパネル18の端
子群18a・18b・18cに出力され、ディスプレイ
パネル18が表示信号に基づいて動作することになる。
この際、LCDドライブ用LSI25…と端子群18a
・18b・18cとは、短いプローブピン24…により
接続されている。従って、ディスプレイパネル18は、
隣接する配線間で生じるインダクタンス成分により表示
信号の立ち上がり立ち下がり特性が低下することがない
と共に、表示信号にノイズが重畳し難いため、表示諧調
等の検査を充分に行うことができることになる。
18b・18cとプローブピン24…との圧接が完了す
ると、LCDドライブ用LSI25…から表示信号がプ
ローブピン24…を介してディスプレイパネル18の端
子群18a・18b・18cに出力され、ディスプレイ
パネル18が表示信号に基づいて動作することになる。
この際、LCDドライブ用LSI25…と端子群18a
・18b・18cとは、短いプローブピン24…により
接続されている。従って、ディスプレイパネル18は、
隣接する配線間で生じるインダクタンス成分により表示
信号の立ち上がり立ち下がり特性が低下することがない
と共に、表示信号にノイズが重畳し難いため、表示諧調
等の検査を充分に行うことができることになる。
【0056】この後、ディスプレイパネル18の下方か
らバックライトユニット10によって光が照射されるこ
とになり、ディスプレイパネル18を透過した光が検出
用ユニット9の検出用カメラによって検出されることに
なる。検出用カメラによって検出されたパターンは、検
出用ユニット9の図示しない演算装置により画像処理さ
れ、ディスプレイパネル18の性能(コントラストや応
答速度等)および表示品位(表示欠陥や表示濃度ムラ等
の有無と程度)が数値化された後、これらの数値が予め
設定されていた閾値と比較されて良品と不良品との判定
に用いられることになる。
らバックライトユニット10によって光が照射されるこ
とになり、ディスプレイパネル18を透過した光が検出
用ユニット9の検出用カメラによって検出されることに
なる。検出用カメラによって検出されたパターンは、検
出用ユニット9の図示しない演算装置により画像処理さ
れ、ディスプレイパネル18の性能(コントラストや応
答速度等)および表示品位(表示欠陥や表示濃度ムラ等
の有無と程度)が数値化された後、これらの数値が予め
設定されていた閾値と比較されて良品と不良品との判定
に用いられることになる。
【0057】検査部7におけるディスプレイパネル18
の検査が終了すると、ディスプレイパネル18は、搬出
ユニット11により検査結果処理部17に搬送されるこ
とになり、上述の検出用ユニット9の検査データがマー
キングロボット12によって捺印されることになる。こ
の後、ディスプレイパネル18は、収納装置13によっ
て、良品がアンローディング部14に搬送されることに
なる一方、不良品が不良品保管部15に搬送されること
になる。
の検査が終了すると、ディスプレイパネル18は、搬出
ユニット11により検査結果処理部17に搬送されるこ
とになり、上述の検出用ユニット9の検査データがマー
キングロボット12によって捺印されることになる。こ
の後、ディスプレイパネル18は、収納装置13によっ
て、良品がアンローディング部14に搬送されることに
なる一方、不良品が不良品保管部15に搬送されること
になる。
【0058】以上のように、本実施例のディスプレイパ
ネル検査装置は、ローディング部1、パネルアライメン
ト部16、検査部7、検査結果処理部17、およびアン
ローディング部14に分割され、各処理を行う装置を組
み合わせることにより構成されている。従って、このデ
ィスプレイパネル検査装置は、各部1・17・7・17
・14が互いに干渉し合うことがないため、例えば前工
程や後工程の装置に応じてローディング部1およびアン
ローディング部14に使用されるローディング装置19
を変更するように、各部1・17・7・17・14を改
造する際の自由度が高いものになっている。
ネル検査装置は、ローディング部1、パネルアライメン
ト部16、検査部7、検査結果処理部17、およびアン
ローディング部14に分割され、各処理を行う装置を組
み合わせることにより構成されている。従って、このデ
ィスプレイパネル検査装置は、各部1・17・7・17
・14が互いに干渉し合うことがないため、例えば前工
程や後工程の装置に応じてローディング部1およびアン
ローディング部14に使用されるローディング装置19
を変更するように、各部1・17・7・17・14を改
造する際の自由度が高いものになっている。
【0059】また、本実施例のディスプレイパネル検査
装置は、ディスプレイパネル18の上基板のX方向の位
置および傾きを検出し、X方向および傾きθの補正値を
求めると共に、下基板のY方向の位置を検出してY方向
の補正値を求める光学系5と、光学系5の補正値を基に
してディスプレイパネル18を位置補正するXYθステ
ージ4とを備えたパネルアライメント部16を有してい
る。これにより、SEG側端子群およびCOM側端子群
がそれぞれ別の基板に存在する単純マトリクスLCDの
ように、基板上の配線パターンの形成精度に加えて、上
基板および下基板の重ね合わせ精度が位置補正の誤差要
因となる場合でも、両基板について位置補正が行われる
ため、高精度に位置補正を行うことが可能になってい
る。
装置は、ディスプレイパネル18の上基板のX方向の位
置および傾きを検出し、X方向および傾きθの補正値を
求めると共に、下基板のY方向の位置を検出してY方向
の補正値を求める光学系5と、光学系5の補正値を基に
してディスプレイパネル18を位置補正するXYθステ
ージ4とを備えたパネルアライメント部16を有してい
る。これにより、SEG側端子群およびCOM側端子群
がそれぞれ別の基板に存在する単純マトリクスLCDの
ように、基板上の配線パターンの形成精度に加えて、上
基板および下基板の重ね合わせ精度が位置補正の誤差要
因となる場合でも、両基板について位置補正が行われる
ため、高精度に位置補正を行うことが可能になってい
る。
【0060】また、本実施例のディスプレイパネル検査
装置は、プローバーユニット23のプローブピン24…
とディスプレイパネル18の端子群18cとを圧接させ
る上側バックアップ30cおよび下側バックアップ30
eからなるクランプ構造に、ディスプレイパネル18の
上下方向に移動可能なフローティング構造を付加した構
成を備えたコンタクト装置8を有している。これによ
り、たとえディスプレイパネル18の上基板および下基
板間の厚みにバラツキが生じていても、この厚みのバラ
ツキがフローティング構造によって吸収されるため、プ
ローブピン24…と端子群18cとを圧接させる力以外
の外力が付与されることがない。よって、色ムラの原因
となる歪みの発生が防止されることになり、結果として
表示品位の厳密な検査が可能になっている。
装置は、プローバーユニット23のプローブピン24…
とディスプレイパネル18の端子群18cとを圧接させ
る上側バックアップ30cおよび下側バックアップ30
eからなるクランプ構造に、ディスプレイパネル18の
上下方向に移動可能なフローティング構造を付加した構
成を備えたコンタクト装置8を有している。これによ
り、たとえディスプレイパネル18の上基板および下基
板間の厚みにバラツキが生じていても、この厚みのバラ
ツキがフローティング構造によって吸収されるため、プ
ローブピン24…と端子群18cとを圧接させる力以外
の外力が付与されることがない。よって、色ムラの原因
となる歪みの発生が防止されることになり、結果として
表示品位の厳密な検査が可能になっている。
【0061】また、本実施例のディスプレイパネル検査
装置は、LCDドライブ用LSI25…からの表示信号
をプローブピン24…を介してディスプレイパネル18
の端子群18a・18b・18cに入力させる構成を備
えたプローバーユニット23を有している。これによ
り、表示信号を伝達するプローブピン24…が従来のケ
ーブルを用いていた場合よりも極めて短いため、隣接す
る配線間で生じるインダクタンス成分により表示信号の
立ち上がり立ち下がり特性が低下することがないと共
に、表示信号にノイズが重畳し難くなり、結果として表
示諧調等の検査を充分に行うことが可能になっている。
装置は、LCDドライブ用LSI25…からの表示信号
をプローブピン24…を介してディスプレイパネル18
の端子群18a・18b・18cに入力させる構成を備
えたプローバーユニット23を有している。これによ
り、表示信号を伝達するプローブピン24…が従来のケ
ーブルを用いていた場合よりも極めて短いため、隣接す
る配線間で生じるインダクタンス成分により表示信号の
立ち上がり立ち下がり特性が低下することがないと共
に、表示信号にノイズが重畳し難くなり、結果として表
示諧調等の検査を充分に行うことが可能になっている。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明のディスプレイパネル検
査装置は、以上のように、ディスプレイパネルを位置補
正した後に検査するものであり、上記ディスプレイパネ
ルを位置補正するパネルアライメント手段と、上記位置
補正されたディスプレイパネルを検査する検査手段とを
分割して有している構成である。
査装置は、以上のように、ディスプレイパネルを位置補
正した後に検査するものであり、上記ディスプレイパネ
ルを位置補正するパネルアライメント手段と、上記位置
補正されたディスプレイパネルを検査する検査手段とを
分割して有している構成である。
【0063】これにより、ディスプレイパネルを位置補
正するパネルアライメント手段と、位置補正されたディ
スプレイパネルを検査する検査手段とが分割されている
ため、アライメント手段と検査手段とが互いに干渉し合
うことがなく、各手段を改造する際の自由度が高いもの
になるという効果を奏する。
正するパネルアライメント手段と、位置補正されたディ
スプレイパネルを検査する検査手段とが分割されている
ため、アライメント手段と検査手段とが互いに干渉し合
うことがなく、各手段を改造する際の自由度が高いもの
になるという効果を奏する。
【0064】請求項2の発明のディスプレイパネル検査
装置は、以上のように、第1基板および第2基板を有し
たディスプレイパネルの位置および傾きを検出して補正
値を求め、この補正値を基にして位置補正するパネルア
ライメント手段を有したものである。そして、パネルア
ライメント手段は、上記ディスプレイパネルの第1基板
の位置および傾きを検出して補正値を求めると共に、第
2基板の位置を検出して補正値を求める位置検出手段を
有している構成である。
装置は、以上のように、第1基板および第2基板を有し
たディスプレイパネルの位置および傾きを検出して補正
値を求め、この補正値を基にして位置補正するパネルア
ライメント手段を有したものである。そして、パネルア
ライメント手段は、上記ディスプレイパネルの第1基板
の位置および傾きを検出して補正値を求めると共に、第
2基板の位置を検出して補正値を求める位置検出手段を
有している構成である。
【0065】これにより、基板上の配線パターンの形成
精度に加えて、第1基板および第2基板の重ね合わせ精
度が位置補正の誤差要因となる場合でも、両基板につい
て位置補正が行われるため、高精度に位置補正を行うこ
とが可能であるという効果を奏する。
精度に加えて、第1基板および第2基板の重ね合わせ精
度が位置補正の誤差要因となる場合でも、両基板につい
て位置補正が行われるため、高精度に位置補正を行うこ
とが可能であるという効果を奏する。
【0066】請求項3の発明のディスプレイパネル検査
装置は、以上のように、ディスプレイパネルの端子群が
形成された面の他方面をバックアップ部材により支持し
ながら、上記端子群と表示信号出力手段とを圧接させる
ことによって、ディスプレイパネルを検査する検査手段
を有したものである。そして、検査手段は、バックアッ
プ部材と表示信号出力手段とでディスプレイパネルを挟
持し、ディスプレイパネルの端子群と表示信号出力手段
とを圧接させるクランプ手段と、このクランプ手段をデ
ィスプレイパネルの上下方向に移動させるフローティン
グ手段とを有している構成である。
装置は、以上のように、ディスプレイパネルの端子群が
形成された面の他方面をバックアップ部材により支持し
ながら、上記端子群と表示信号出力手段とを圧接させる
ことによって、ディスプレイパネルを検査する検査手段
を有したものである。そして、検査手段は、バックアッ
プ部材と表示信号出力手段とでディスプレイパネルを挟
持し、ディスプレイパネルの端子群と表示信号出力手段
とを圧接させるクランプ手段と、このクランプ手段をデ
ィスプレイパネルの上下方向に移動させるフローティン
グ手段とを有している構成である。
【0067】これにより、クランプ手段のバックアップ
部材がディスプレイパネルの他方面を支持する際に、デ
ィスプレイパネル毎に上下方向の支持位置にバラツキが
生じていても、フローティング手段がディスプレイパネ
ルの上下方向に移動してクランプ手段の位置を調整する
ことができるため、上下方向の支持位置のバラツキを吸
収することができる。よって、表示信号出力手段と端子
群とを圧接させる力以外の外力がディスプレイパネルに
付与されることがないため、色ムラの原因となるディス
プレイパネルの歪みの発生を防止することができ、結果
として表示品位の厳密な検査を行うことが可能であると
いう効果を奏する。
部材がディスプレイパネルの他方面を支持する際に、デ
ィスプレイパネル毎に上下方向の支持位置にバラツキが
生じていても、フローティング手段がディスプレイパネ
ルの上下方向に移動してクランプ手段の位置を調整する
ことができるため、上下方向の支持位置のバラツキを吸
収することができる。よって、表示信号出力手段と端子
群とを圧接させる力以外の外力がディスプレイパネルに
付与されることがないため、色ムラの原因となるディス
プレイパネルの歪みの発生を防止することができ、結果
として表示品位の厳密な検査を行うことが可能であると
いう効果を奏する。
【0068】請求項4の発明のディスプレイパネル検査
装置は、上記課題を解決するために、信号出力部材から
の表示信号をディスプレイパネルの端子群に入力させる
表示信号出力手段によって、ディスプレイパネルを検査
する検査手段を有したものである。そして、上記表示信
号出力手段は、一端をディスプレイパネルの端子群に接
触可能なプローブピンと、このプローブピンの他端に接
続された上記信号出力部材と、この信号出力部材を実装
したプリント基板と、このプリント基板およびプローブ
ピンを支持した取付けベースとを有している構成であ
る。
装置は、上記課題を解決するために、信号出力部材から
の表示信号をディスプレイパネルの端子群に入力させる
表示信号出力手段によって、ディスプレイパネルを検査
する検査手段を有したものである。そして、上記表示信
号出力手段は、一端をディスプレイパネルの端子群に接
触可能なプローブピンと、このプローブピンの他端に接
続された上記信号出力部材と、この信号出力部材を実装
したプリント基板と、このプリント基板およびプローブ
ピンを支持した取付けベースとを有している構成であ
る。
【0069】これにより、プローブピンの隣接する配線
間で生じるインダクタンス成分が極めて小さなものであ
るため、このプローブピンを伝達される表示信号の立ち
上がり立ち下がり特性が低下することがないと共に、表
示信号にノイズが重畳し難くなり、結果としてディスプ
レイパネルの表示諧調等の検査を充分に行うことができ
るという効果を奏する。
間で生じるインダクタンス成分が極めて小さなものであ
るため、このプローブピンを伝達される表示信号の立ち
上がり立ち下がり特性が低下することがないと共に、表
示信号にノイズが重畳し難くなり、結果としてディスプ
レイパネルの表示諧調等の検査を充分に行うことができ
るという効果を奏する。
【図1】本発明のディスプレイパネル検査装置の斜視図
である。
である。
【図2】ディスプレイパネルの位置補正の状態を示す説
明図である。
明図である。
【図3】プローバーユニットの斜視図である。
【図4】コンタクト装置の要部を示す斜視図である。
【図5】コンタクト装置の第3コンタクトユニットの概
略構造図である。
略構造図である。
【図6】コンタクト装置の第1および第2コンタクトユ
ニットの概略構造図である。
ニットの概略構造図である。
【図7】従来例を示すものであり、自動検査用のディス
プレイパネル検査装置の概略構造図である。
プレイパネル検査装置の概略構造図である。
【図8】従来例を示すものであり、プローバーユニット
の斜視図である。
の斜視図である。
【図9】従来例を示すものであり、目視検査用のディス
プレイパネル検査装置の概略構造図である。
プレイパネル検査装置の概略構造図である。
1 ローディング部 4 XYθステージ 5 光学系(位置検出手段) 5a 第1光学系 5b 第2光学系 7 検査部(検査手段) 8 コンタクト装置 9 検出用ユニット 12 マーキングロボット 14 アンローディング部 15 不良品保管部 16 パネルアライメント部(パネルアライメン
ト手段) 17 検査結果処理部 18 ディスプレイパネル 19 ローディング装置 21 パネル取出し装置 22 検査チャンバー 23 プローバーユニット(表示信号出力手段) 24 プローブピン 25 LCDドライブ用LSI(信号出力部材) 26 プリント基板 27 取付けベース 28 第1コンタクトユニット 29 第2コンタクトユニット 30 第3コンタクトユニット 30b フローティング用シリンダー(フローティ
ング手段) 30c 上側バックアップ(クランプ手段) 30d クランプガイド 30e 下側バックアップ(クランプ手段) 30f 圧接用シリンダー(クランプ手段)
ト手段) 17 検査結果処理部 18 ディスプレイパネル 19 ローディング装置 21 パネル取出し装置 22 検査チャンバー 23 プローバーユニット(表示信号出力手段) 24 プローブピン 25 LCDドライブ用LSI(信号出力部材) 26 プリント基板 27 取付けベース 28 第1コンタクトユニット 29 第2コンタクトユニット 30 第3コンタクトユニット 30b フローティング用シリンダー(フローティ
ング手段) 30c 上側バックアップ(クランプ手段) 30d クランプガイド 30e 下側バックアップ(クランプ手段) 30f 圧接用シリンダー(クランプ手段)
Claims (4)
- 【請求項1】ディスプレイパネルを位置補正した後に検
査するディスプレイパネル検査装置において、 上記ディスプレイパネルを位置補正するパネルアライメ
ント手段と、 上記位置補正されたディスプレイパネルを検査する検査
手段とを分割して有していることを特徴とするディスプ
レイパネル検査装置。 - 【請求項2】第1基板および第2基板を有したディスプ
レイパネルの位置および傾きを検出して補正値を求め、
この補正値を基にして位置補正するパネルアライメント
手段を有したディスプレイパネル検査装置において、 上記パネルアライメント手段は、上記ディスプレイパネ
ルの第1基板の位置および傾きを検出して補正値を求め
ると共に、第2基板の位置を検出して補正値を求める位
置検出手段を有していることを特徴とするディスプレイ
パネル検査装置。 - 【請求項3】ディスプレイパネルの端子群が形成された
面の他方面をバックアップ部材により支持しながら、上
記端子群と表示信号出力手段とを圧接させることによっ
て、ディスプレイパネルを検査する検査手段を有したデ
ィスプレイパネル検査装置において、 上記検査手段は、バックアップ部材と表示信号出力手段
とでディスプレイパネルを挟持し、ディスプレイパネル
の端子群と表示信号出力手段とを圧接させるクランプ手
段と、 上記クランプ手段をディスプレイパネルの上下方向に移
動させるフローティング手段とを有していることを特徴
とするディスプレイパネル検査装置。 - 【請求項4】信号出力部材からの表示信号をディスプレ
イパネルの端子群に入力させる表示信号出力手段によっ
て、ディスプレイパネルを検査する検査手段を有したデ
ィスプレイパネル検査装置において、 上記表示信号出力手段は、一端をディスプレイパネルの
端子群に接触可能なプローブピンと、このプローブピン
の他端に接続された上記信号出力部材と、この信号出力
部材を実装したプリント基板と、このプリント基板およ
びプローブピンを支持した取付けベースとを有している
ことを特徴とするディスプレイパネル検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30909692A JP3258098B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ディスプレイパネル検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30909692A JP3258098B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ディスプレイパネル検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06161372A true JPH06161372A (ja) | 1994-06-07 |
JP3258098B2 JP3258098B2 (ja) | 2002-02-18 |
Family
ID=17988843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30909692A Expired - Fee Related JP3258098B2 (ja) | 1992-11-18 | 1992-11-18 | ディスプレイパネル検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3258098B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011158902A1 (ja) * | 2010-06-17 | 2011-12-22 | シャープ株式会社 | 点灯検査装置 |
WO2015083858A1 (ko) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 주식회사 이엘피 | Amoled 패널 검사를 위한 표시 패널 검사 장치 및 그 방법 |
CN108120879A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-06-05 | 昆山龙雨智能科技有限公司 | 屏幕连接器电容电阻测试装置 |
CN111627364A (zh) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 利尔富(苏州)科技设备有限公司 | 显示面板的两边检测装置 |
-
1992
- 1992-11-18 JP JP30909692A patent/JP3258098B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011158902A1 (ja) * | 2010-06-17 | 2011-12-22 | シャープ株式会社 | 点灯検査装置 |
JP5470456B2 (ja) * | 2010-06-17 | 2014-04-16 | シャープ株式会社 | 点灯検査装置 |
WO2015083858A1 (ko) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 주식회사 이엘피 | Amoled 패널 검사를 위한 표시 패널 검사 장치 및 그 방법 |
CN108120879A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-06-05 | 昆山龙雨智能科技有限公司 | 屏幕连接器电容电阻测试装置 |
CN108120879B (zh) * | 2018-02-28 | 2024-03-12 | 昆山龙雨智能科技有限公司 | 屏幕连接器电容电阻测试装置 |
CN111627364A (zh) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 利尔富(苏州)科技设备有限公司 | 显示面板的两边检测装置 |
CN111627364B (zh) * | 2019-02-27 | 2022-11-15 | 利尔富(苏州)科技设备有限公司 | 显示面板的两边检测装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |