JPH06159268A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
- Publication number
- JPH06159268A JPH06159268A JP31017192A JP31017192A JPH06159268A JP H06159268 A JPH06159268 A JP H06159268A JP 31017192 A JP31017192 A JP 31017192A JP 31017192 A JP31017192 A JP 31017192A JP H06159268 A JPH06159268 A JP H06159268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- bearing
- rotary shaft
- orbiting scroll
- wrap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C29/00—Component parts, details or accessories of pumps or pumping installations, not provided for in groups F04C18/00 - F04C28/00
- F04C29/0042—Driving elements, brakes, couplings, transmissions specially adapted for pumps
- F04C29/005—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions
- F04C29/0057—Means for transmitting movement from the prime mover to driven parts of the pump, e.g. clutches, couplings, transmissions for eccentric movement
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転軸5の偏心部17の偏心量rを固定スク
ロール7に対して揺動スクロール8のラップ13の公転
半径Rより小さくさせて前記回転軸5を軸支する軸受6
との間のクリアランスhの範囲で径方向に移動してもラ
ップ11,13同志が当らないようにする。 【構成】 固定スクロール7に対して揺動スクロール8
は公転半径Rに設定される。前記揺動スクロール8は軸
受6で軸支される回転軸5の偏心部17で駆動される。
この回転軸と軸受6との間にはクリアランスhが設けら
れている。このクリアランスhの範囲内で回転軸5は径
方向に偏心回転する。前記偏心部17の偏心量rは回転
軸5と軸受6とのクリアランスh及び油膜厚さを考慮し
て公転半径Rより小さくし、固定スクロール7のラップ
11と揺動スクロール8のラップ13とが当らないよう
にしている。
ロール7に対して揺動スクロール8のラップ13の公転
半径Rより小さくさせて前記回転軸5を軸支する軸受6
との間のクリアランスhの範囲で径方向に移動してもラ
ップ11,13同志が当らないようにする。 【構成】 固定スクロール7に対して揺動スクロール8
は公転半径Rに設定される。前記揺動スクロール8は軸
受6で軸支される回転軸5の偏心部17で駆動される。
この回転軸と軸受6との間にはクリアランスhが設けら
れている。このクリアランスhの範囲内で回転軸5は径
方向に偏心回転する。前記偏心部17の偏心量rは回転
軸5と軸受6とのクリアランスh及び油膜厚さを考慮し
て公転半径Rより小さくし、固定スクロール7のラップ
11と揺動スクロール8のラップ13とが当らないよう
にしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転軸と軸受との間の
クリアランスによってこの回転軸の偏心部の偏心量を決
定するスクロール圧縮機に関する。
クリアランスによってこの回転軸の偏心部の偏心量を決
定するスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は例えば特開昭
61−167185号公報に示されているように構成さ
れている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図3において、50は密閉容器で、この容器内には
フレーム51と、このフレームの軸受52により密閉容
器50と同軸に軸支された回転軸53と、この回転軸の
中途部に取り付けられた回転子54と、この回転子を囲
むように固定され、この回転子とともに電動機55を形
成して回転軸53を駆動する固定子56と、回転軸53
の上端部に形成された頭部57に偏心して嵌め合わさ
れ、かつ、オルダム継手58を介してフレーム51に接
続された揺動スクロール59と、密閉容器50の天井部
に固定され揺動スクロール59に嵌合摺接して複数の圧
縮空間60を形成するとともに、中心部に吐出孔61が
設けられた固定スクロール62とが収納されている。密
閉容器50の側部には流体を圧縮空間60に供給する吸
込管63が、密閉容器50の天井部中央には圧縮空間6
0にて圧縮され吐出孔61を経由して外部に吐出する吐
出管64がそれぞれ接続されている。
61−167185号公報に示されているように構成さ
れている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図3において、50は密閉容器で、この容器内には
フレーム51と、このフレームの軸受52により密閉容
器50と同軸に軸支された回転軸53と、この回転軸の
中途部に取り付けられた回転子54と、この回転子を囲
むように固定され、この回転子とともに電動機55を形
成して回転軸53を駆動する固定子56と、回転軸53
の上端部に形成された頭部57に偏心して嵌め合わさ
れ、かつ、オルダム継手58を介してフレーム51に接
続された揺動スクロール59と、密閉容器50の天井部
に固定され揺動スクロール59に嵌合摺接して複数の圧
縮空間60を形成するとともに、中心部に吐出孔61が
設けられた固定スクロール62とが収納されている。密
閉容器50の側部には流体を圧縮空間60に供給する吸
込管63が、密閉容器50の天井部中央には圧縮空間6
0にて圧縮され吐出孔61を経由して外部に吐出する吐
出管64がそれぞれ接続されている。
【0003】揺動スクロール59は鏡板65と、この鏡
板上面に立設して一体的に設けられた渦巻き状のラップ
66とで形成されている。また、固定スクロール62は
鏡板67と、鏡板下面に立設して一体的に設けられた渦
巻き状のラップ68とで形成されている。
板上面に立設して一体的に設けられた渦巻き状のラップ
66とで形成されている。また、固定スクロール62は
鏡板67と、鏡板下面に立設して一体的に設けられた渦
巻き状のラップ68とで形成されている。
【0004】この構造のスクロール圧縮機では固定スク
ロール62に対して揺動スクロール59を回転軸53で
公転させて内部に形成された圧縮空間60で流体を圧縮
している。
ロール62に対して揺動スクロール59を回転軸53で
公転させて内部に形成された圧縮空間60で流体を圧縮
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクロール圧縮機は回転軸53の頭部57に偏心して嵌
め合わされる揺動スクロール59の偏心量でこの揺動ス
クロールを固定スクロール56に対して公転させるた
め、揺動スクロール59の設定公転半径が頭部57の偏
心量と同じであると、回転軸53を軸支する軸受52と
の間のクリアランスで回転軸53の頭部57の偏心量が
変化し、固定スクロール62のラップ68と揺動スクロ
ール59のラップ66とが当ってたりして振動や騒音等
が発生する問題があった。
スクロール圧縮機は回転軸53の頭部57に偏心して嵌
め合わされる揺動スクロール59の偏心量でこの揺動ス
クロールを固定スクロール56に対して公転させるた
め、揺動スクロール59の設定公転半径が頭部57の偏
心量と同じであると、回転軸53を軸支する軸受52と
の間のクリアランスで回転軸53の頭部57の偏心量が
変化し、固定スクロール62のラップ68と揺動スクロ
ール59のラップ66とが当ってたりして振動や騒音等
が発生する問題があった。
【0006】この発明は上記の問題を解決するもので、
固定スクロールと揺動スクロールとの公転半径に対して
この揺動スクロールを駆動させる回転軸の偏心量をこの
回転軸と軸受との間のクリアランスを考慮して決めるス
クロール圧縮機を提供することを目的としたものであ
る。
固定スクロールと揺動スクロールとの公転半径に対して
この揺動スクロールを駆動させる回転軸の偏心量をこの
回転軸と軸受との間のクリアランスを考慮して決めるス
クロール圧縮機を提供することを目的としたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は密閉容器内に
電動要素及びスクロール圧縮要素を収納し、このスクロ
ール圧縮要素を、中央に軸受を有するフレームと、鏡板
に渦巻き状のラップを立設させて前記フレームに固定さ
れる固定スクロールと、鏡板に渦巻き状のラップを立設
させる揺動スクロールと、この揺動スクロールのラップ
の反対側の面に突出したピン部に嵌め合わされる偏心部
を有し前記フレームの軸受に軸支される回転軸とで構成
し、前記固定スクロールと揺動スクロールとを、互いに
ラップをかみ合わせ、それぞれのラップ及び鏡板間に複
数の圧縮空間を形成して組み立て、前記固定スクロール
と揺動スクロールとを相対的に公転させて前記圧縮空間
を外方から内方に向かって次第に縮小させるスクロール
圧縮機において、前記揺動スクロールのピン部に嵌め合
わされる回転軸の偏心部の偏心量rを、回転軸と軸受と
の間におけるクリアランスhから最小油膜厚さtを差し
引いた寸法だけ揺動スクロールのラップの公転半径Rよ
り小さくしたものである。
電動要素及びスクロール圧縮要素を収納し、このスクロ
ール圧縮要素を、中央に軸受を有するフレームと、鏡板
に渦巻き状のラップを立設させて前記フレームに固定さ
れる固定スクロールと、鏡板に渦巻き状のラップを立設
させる揺動スクロールと、この揺動スクロールのラップ
の反対側の面に突出したピン部に嵌め合わされる偏心部
を有し前記フレームの軸受に軸支される回転軸とで構成
し、前記固定スクロールと揺動スクロールとを、互いに
ラップをかみ合わせ、それぞれのラップ及び鏡板間に複
数の圧縮空間を形成して組み立て、前記固定スクロール
と揺動スクロールとを相対的に公転させて前記圧縮空間
を外方から内方に向かって次第に縮小させるスクロール
圧縮機において、前記揺動スクロールのピン部に嵌め合
わされる回転軸の偏心部の偏心量rを、回転軸と軸受と
の間におけるクリアランスhから最小油膜厚さtを差し
引いた寸法だけ揺動スクロールのラップの公転半径Rよ
り小さくしたものである。
【0008】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
回転軸と軸受との間のクリアランスから最小油膜厚さを
差し引いた寸法だけ偏心部の偏心量を揺動スクロールの
設定される公転半径より小さくし、この揺動スクロール
を駆動する回転軸が軸受との間で径方向に移動しても前
記揺動スクロールのラップが固定スクロールのラップに
当らないようにしたものである。
回転軸と軸受との間のクリアランスから最小油膜厚さを
差し引いた寸法だけ偏心部の偏心量を揺動スクロールの
設定される公転半径より小さくし、この揺動スクロール
を駆動する回転軸が軸受との間で径方向に移動しても前
記揺動スクロールのラップが固定スクロールのラップに
当らないようにしたものである。
【0009】
【実施例】この発明を図に基づいて説明する。
【0010】図1はこの発明の一実施例を示すスクロー
ル圧縮機の断面図である。図2はこの発明のスクロール
圧縮機の要部拡大断面図である。図3はこの発明の回転
軸と軸受との要部拡大断面図である。
ル圧縮機の断面図である。図2はこの発明のスクロール
圧縮機の要部拡大断面図である。図3はこの発明の回転
軸と軸受との要部拡大断面図である。
【0011】1は密閉容器で、この容器内には上側にス
クロール圧縮要素2が、下側に電動要素3がそれぞれ収
納されている。4はフレームで、このフレームには中央
に回転軸5を軸支する軸受6が設けられている。
クロール圧縮要素2が、下側に電動要素3がそれぞれ収
納されている。4はフレームで、このフレームには中央
に回転軸5を軸支する軸受6が設けられている。
【0012】スクロール圧縮要素2は固定スクロール7
と揺動スクロール8とで構成されている。固定スクロー
ル7は円板状の鏡板9と、この鏡板の一方の面周縁に突
出された環状壁10と、この環状壁で囲まれた鏡板9に
立設されたインボリュート状の曲線からなるラップ11
とで構成されている。揺動スクロール8は円板状の鏡板
12と、この鏡板の一方の面に立設されたインボリュー
ト状の曲線からなるラップ13と、鏡板12の他方の面
の中央から突出されたピン部14とで構成されている。
と揺動スクロール8とで構成されている。固定スクロー
ル7は円板状の鏡板9と、この鏡板の一方の面周縁に突
出された環状壁10と、この環状壁で囲まれた鏡板9に
立設されたインボリュート状の曲線からなるラップ11
とで構成されている。揺動スクロール8は円板状の鏡板
12と、この鏡板の一方の面に立設されたインボリュー
ト状の曲線からなるラップ13と、鏡板12の他方の面
の中央から突出されたピン部14とで構成されている。
【0013】そして、固定スクロール7は環状壁10及
びラップ11の突出方向を下方としてこの環状壁をフレ
ーム4の周縁に固定している。また、揺動スクロール8
はラップ13の突出方向を上方として、このラップを固
定スクロール7のラップ11に組み合わせて内部に複数
の圧縮空間15を形成するようにしている。
びラップ11の突出方向を下方としてこの環状壁をフレ
ーム4の周縁に固定している。また、揺動スクロール8
はラップ13の突出方向を上方として、このラップを固
定スクロール7のラップ11に組み合わせて内部に複数
の圧縮空間15を形成するようにしている。
【0014】固定スクロール7の鏡板9には中央に圧縮
空間15で圧縮された流体を吐出する吐出孔16が設け
られている。
空間15で圧縮された流体を吐出する吐出孔16が設け
られている。
【0015】17は回転軸5の先端に設けられて揺動ス
クロール8のピン部14のボス穴18に挿入される偏心
部で、この偏心部は回転軸5の軸心と偏心して設けられ
ている。
クロール8のピン部14のボス穴18に挿入される偏心
部で、この偏心部は回転軸5の軸心と偏心して設けられ
ている。
【0016】19は固定スクロール7に対して揺動スク
ロール8を自転しないように円軌道上を公転させるオル
ダム継手である。
ロール8を自転しないように円軌道上を公転させるオル
ダム継手である。
【0017】20は吸込管で、この吸込管は固定スクロ
ール7とフレーム4とで囲まれた空間21に開口してい
る。22は密閉容器1の上壁に取り付けられた吐出管
で、この吐出管は吐出孔16に連通して設けられてい
る。
ール7とフレーム4とで囲まれた空間21に開口してい
る。22は密閉容器1の上壁に取り付けられた吐出管
で、この吐出管は吐出孔16に連通して設けられてい
る。
【0018】回転軸5の偏心部17の偏心量rは固定ス
クロール7に対して揺動スクロール8のラップ13の設
定される公転半径Rより小さく形成されている。
クロール7に対して揺動スクロール8のラップ13の設
定される公転半径Rより小さく形成されている。
【0019】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいて、電動要素3を回転させると、その回転力が回転
軸5を介して揺動スクロール8に伝えられる。すなわ
ち、揺動スクロール8は回転軸5の軸心に対して偏心し
た偏心部17をボス穴18に挿入したピン部14で駆動
され、オルダム継手18で固定スクロール7に対して自
転しないように円軌道上を公転させられる。
おいて、電動要素3を回転させると、その回転力が回転
軸5を介して揺動スクロール8に伝えられる。すなわ
ち、揺動スクロール8は回転軸5の軸心に対して偏心し
た偏心部17をボス穴18に挿入したピン部14で駆動
され、オルダム継手18で固定スクロール7に対して自
転しないように円軌道上を公転させられる。
【0020】そして、固定スクロール7と揺動スクロー
ル8とはこれらのスクロールで形成された圧縮空間15
を外方から内方へ向かって次第に縮小させ、吸込管20
から空間21を介して圧縮空間15に流入する流体を圧
縮している。この圧縮された流体は固定スクロール7の
吐出孔16から吐出管22を介して密閉容器1外に吐出
される。
ル8とはこれらのスクロールで形成された圧縮空間15
を外方から内方へ向かって次第に縮小させ、吸込管20
から空間21を介して圧縮空間15に流入する流体を圧
縮している。この圧縮された流体は固定スクロール7の
吐出孔16から吐出管22を介して密閉容器1外に吐出
される。
【0021】回転軸の偏心部17は固定スクロール7に
対して揺動スクロール8のラップ13の公転半径Rより
小さい偏心量rにすることにより、回転軸5と軸受6と
の間のクリアランスhの範囲でこの回転軸が偏心して回
転しても揺動スクロール8のラップ13が固定スクロー
ル7のラップ11に当らないようにしている。また、、
回転軸5の移動範囲はこの回転軸と軸受6との間に形成
される油膜厚さtによって制限されている。すなわち、
回転軸5は軸受6でクリアランスh分から油膜厚さtを
差し引いた分径方向に移動している。
対して揺動スクロール8のラップ13の公転半径Rより
小さい偏心量rにすることにより、回転軸5と軸受6と
の間のクリアランスhの範囲でこの回転軸が偏心して回
転しても揺動スクロール8のラップ13が固定スクロー
ル7のラップ11に当らないようにしている。また、、
回転軸5の移動範囲はこの回転軸と軸受6との間に形成
される油膜厚さtによって制限されている。すなわち、
回転軸5は軸受6でクリアランスh分から油膜厚さtを
差し引いた分径方向に移動している。
【0022】この発明は回転軸5の偏心部17の偏心量
rをこの回転軸と軸受6との間のクリアランスhから油
膜厚さtを差し引いた分だけ揺動スクロール8のラップ
13の公転半径Rより小さくすることにより、運転時に
固定スクロール7のラップ11に揺動スクロール8にラ
ップ13が当るのを防止できるようにしている。
rをこの回転軸と軸受6との間のクリアランスhから油
膜厚さtを差し引いた分だけ揺動スクロール8のラップ
13の公転半径Rより小さくすることにより、運転時に
固定スクロール7のラップ11に揺動スクロール8にラ
ップ13が当るのを防止できるようにしている。
【0023】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、密閉容
器内に電動要素及びスクロール圧縮要素を収納し、この
スクロール圧縮要素を、中央に軸受を有するフレーム
と、鏡板に渦巻き状のラップを立設させて前記フレーム
に固定される固定スクロールと、鏡板に渦巻き状のラッ
プを立設させる揺動スクロールと、この揺動スクロール
のラップの反対側の面に突出したピン部に嵌め合わされ
る偏心部を有し前記フレームの軸受に軸支される回転軸
とで構成し、前記固定スクロールと揺動スクロールと
を、互いにラップをかみ合わせ、それぞれのラップ及び
鏡板間に複数の圧縮空間を形成して組み立て、前記固定
スクロールと揺動スクロールとを相対的に公転させて前
記圧縮空間を外方から内方に向かって次第に縮小させる
スクロール圧縮機において、前記揺動スクロールのピン
部に嵌め合わされる回転軸の偏心部の偏心量rを、回転
軸と軸受との間におけるクリアランスhから最小油膜厚
さtを差し引いた寸法だけ揺動スクロールのラップの公
転半径Rより小さくしたので、揺動スクロールを駆動す
る回転軸が軸受で片寄って回転したとしても前記揺動ス
クロールのラップが固定スクロールのラップに当るのを
防止でき、前記ラップ同志の当りによる圧縮機の振動や
騒音等の発生を抑えられる。
器内に電動要素及びスクロール圧縮要素を収納し、この
スクロール圧縮要素を、中央に軸受を有するフレーム
と、鏡板に渦巻き状のラップを立設させて前記フレーム
に固定される固定スクロールと、鏡板に渦巻き状のラッ
プを立設させる揺動スクロールと、この揺動スクロール
のラップの反対側の面に突出したピン部に嵌め合わされ
る偏心部を有し前記フレームの軸受に軸支される回転軸
とで構成し、前記固定スクロールと揺動スクロールと
を、互いにラップをかみ合わせ、それぞれのラップ及び
鏡板間に複数の圧縮空間を形成して組み立て、前記固定
スクロールと揺動スクロールとを相対的に公転させて前
記圧縮空間を外方から内方に向かって次第に縮小させる
スクロール圧縮機において、前記揺動スクロールのピン
部に嵌め合わされる回転軸の偏心部の偏心量rを、回転
軸と軸受との間におけるクリアランスhから最小油膜厚
さtを差し引いた寸法だけ揺動スクロールのラップの公
転半径Rより小さくしたので、揺動スクロールを駆動す
る回転軸が軸受で片寄って回転したとしても前記揺動ス
クロールのラップが固定スクロールのラップに当るのを
防止でき、前記ラップ同志の当りによる圧縮機の振動や
騒音等の発生を抑えられる。
【図1】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
断面図である。
断面図である。
【図2】この発明のスクロール圧縮要素の要部拡大断面
図である。
図である。
【図3】この発明の回転軸と軸受との要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図4】従来のスクロール圧縮機の断面図である。
1 密閉容器 2 スクロール圧縮要素 3 電動要素 4 フレーム 5 回転軸 6 軸受 7 固定スクロール 8 揺動スクロール 9,12 鏡板 11,13 ラップ 14 ピン部 15 圧縮空間 17 偏心部
Claims (1)
- 【請求項1】 密閉容器内に電動要素及びスクロール圧
縮要素が収納され、このスクロール圧縮要素は中央に軸
受を有するフレームと、鏡板に渦巻き状のラップを立設
させて前記フレームに固定される固定スクロールと、鏡
板に渦巻き状のラップを立設させる揺動スクロールと、
この揺動スクロールのラップの反対側の面に突出したピ
ン部に嵌め合わされる偏心部を有し前記フレームの軸受
に軸支される回転軸とで構成され、前記固定スクロール
と揺動スクロールとは互いにラップをかみ合わせ、それ
ぞれのラップ及び鏡板間に複数の圧縮空間を形成して組
み立てられ、前記固定スクロールと揺動スクロールとを
相対的に公転させて前記圧縮空間が外方から内方に向か
って次第に縮小されるスクロール圧縮機において、前記
揺動スクロールのピン部に嵌め合わされる回転軸の偏心
部の偏心量rは回転軸と軸受との間におけるクリアラン
スhから最小油膜厚さtを差し引いた寸法だけ揺動スク
ロールのラップの公転半径Rより小さくすることを特徴
とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31017192A JPH06159268A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31017192A JPH06159268A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06159268A true JPH06159268A (ja) | 1994-06-07 |
Family
ID=18002030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31017192A Pending JPH06159268A (ja) | 1992-11-19 | 1992-11-19 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06159268A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014103136A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2017-01-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1992
- 1992-11-19 JP JP31017192A patent/JPH06159268A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2014103136A1 (ja) * | 2012-12-27 | 2017-01-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スクロール圧縮機 |
JP2018048649A (ja) * | 2012-12-27 | 2018-03-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | スクロール圧縮機 |
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