JPH05149271A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

Info

Publication number
JPH05149271A
JPH05149271A JP3312586A JP31258691A JPH05149271A JP H05149271 A JPH05149271 A JP H05149271A JP 3312586 A JP3312586 A JP 3312586A JP 31258691 A JP31258691 A JP 31258691A JP H05149271 A JPH05149271 A JP H05149271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scroll
orbiting scroll
end plate
fixed
balance weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3312586A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironobu Oshima
汎信 大嶋
Hiroyuki Matsumori
裕之 松森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP3312586A priority Critical patent/JPH05149271A/ja
Publication of JPH05149271A publication Critical patent/JPH05149271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動要素3の回転力を揺動スクロール7に伝
える駆動装置25の構造を簡単にする。 【構成】 スクロール圧縮機1はスクロール圧縮要素2
と電動要素3とで構成される。この電動要素の回転力を
スクロール圧縮要素2に伝える駆動装置25は揺動スク
ロール7の不平衡力とバランスさせるバランスウェイト
26と、この揺動スクロールのボス部13のボス孔26
内に挿入して揺動スクロール7を公転させる偏心ブッシ
ュ27と、この偏心ブッシュとバランスウェイトとの位
置決めを行うピン29と、偏心ブッシュ27を回転軸1
8に固定するボルト30とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動要素の回転力を揺
動スクロールに伝える駆動装置を有するスクロール圧縮
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール圧縮機は例えば、特開
昭62−282186号公報に示されているように構成
されている。ここで、この公報を参考に従来例を説明す
る。図3及び図4において、50は密閉容器で、この容
器内には上側にスクロール圧縮要素51が、下側に電動
要素52が夫々収納されている。スクロール圧縮要素5
1は固定スクロール53と揺動スクロール54とで構成
されている。固定スクロール53は鏡板55と、この鏡
板に立設されたラップ56とで構成されている。揺動ス
クロール54は鏡板57と、この鏡板に立設されたラッ
プ58と、このラップの反対側に突出したボス部59と
で構成されている。そして、固定スクロール53と揺動
スクロール54とは互にラップ56,58をかみ合わせ
て内部に圧縮空間60を形成している。この圧縮空間は
外方から内方へ向かって次第に縮小して冷媒を圧縮する
ようにしている。
【0003】固定スクロール53の鏡板55には中央に
圧縮空間60に連通する吐出孔61が設けられている。
【0004】62は回転軸で、この回転軸の先端には揺
動スクロール54を旋回させるクランク63が設けられ
ている。このクランクには偏心駆動軸受溝64が形成さ
れている。65は偏心軸受で、この偏心軸受には揺動ス
クロール54のボス部59を嵌合わせる孔66が設けら
れている。67は偏心駆動軸受溝64内で偏心軸受65
を押圧する弾性体である。
【0005】この構造のスクロール圧縮機では、揺動ス
クロール54のボス部59を嵌合わせた偏心軸受65を
弾性体67で押圧して固定スクロール53と揺動スクロ
ールとのラップ56,58の半径方向の隙間を一定に保
持し、冷凍能力が低下しないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スクロール圧縮機は揺動スクロール54のボス部59を
挿入させた偏心軸受65を弾性体67で押圧しながらク
ランク63の偏心駆動軸受溝64内に挿入しているた
め、弾性体67を外れないように取付けなければなら
ず、しかも、部品点数が多くなり、組立工程が複雑にな
る等の問題があった。
【0007】この発明は上記の問題を解決するもので、
揺動スクロールに電動要素の回転力を伝える駆動装置の
構造を簡単にしたスクロール圧縮機を提供することを目
的としたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明はスクロール圧
縮要素と電動要素とを備え、このスクロール圧縮要素
を、中央に軸受を有するフレームと、このフレームに固
定される鏡板とこの鏡板に立設された渦巻き状のラップ
とを有する固定スクロールと、鏡板とこの鏡板の一方の
面に立設された渦巻き状のラップと他方の面に立設され
たボスとを有する揺動スクロールとで構成し、前記固定
スクロールと揺動スクロールとを、ラップを互にかみ合
わせて組立て、この揺動スクロールのボスに電動要素の
回転軸に設けられた駆動装置を嵌合わせたスクロール圧
縮機において、前記駆動装置を回転軸の段部に嵌合わさ
れて揺動スクロールの不平衡力を打ち消すバランスウェ
イトと、このバランスウェイトに重ね合わせて揺動スク
ロールのボス部に嵌合わされる偏心ブッシュと、この偏
心ブッシュを回転軸に固定するボルトとで構成し、前記
バランスウェイトと偏心ブッシュとの間に位置決め用の
ピンを嵌合わせたものである。
【0009】
【作用】この発明は上記のように構成したことにより、
回転軸の段部にバランスウェイトと偏心ブッシュとを重
ね合わせ、この偏心ブッシュと回転軸とをボルトで固定
し、揺動スクロールに電動要素の回転力を伝える駆動装
置を簡単に組立てられるようにしたものである。
【0010】
【実施例】以下この発明を図に示す実施例に基いて説明
する。
【0011】図1はこの発明の一実施例を示すスクロー
ル圧縮機の断面図である。図2は同じく駆動装置の分解
斜視図である。
【0012】1はスクロール圧縮機で、このスクロール
圧縮機は上側のスクロール圧縮要素2と、下側の電動要
素3とで構成されている。スクロール圧縮要素2は中央
に主軸受4を有するフレーム5と、このフレームに固定
された固定スクロール6と、この固定スクロールとフレ
ームとの間に挟持された揺動スクロール7とで構成され
ている。
【0013】固定スクロール6は円板状の鏡板8と、こ
の鏡板の一方の面周縁に突出された環状壁9と、この環
状壁で囲まれた鏡板8に立設された渦巻き状のラップ1
0とで構成されている。そして、固定スクロール6は環
状壁9及びラップ10の突出方向を下向きにしている。
【0014】揺動スクロール7は円板状の鏡板11と、
この鏡板の一方の面に立設された渦巻き状のラップ12
と、鏡板11の他方の面の中央に突出されたボス部13
とで構成されている。そして、揺動スクロール7はラッ
プ12の突出方向を上向きにしている。
【0015】固定スクロール6と揺動スクロール7とは
ラップ10,12を互に向かい合わせてかみ合うように
して内部に複数の圧縮空間14を形成するようにしてい
る。
【0016】電動要素3はフレーム5に固定されたモー
タカバー15と、このモータカバー内に固定された固定
子16と、この固定子の内側に配置された回転子17
と、この回転子の中央に挿着された回転軸18とで構成
されている。モータカバー15には回転軸を軸支する補
助軸受19が設けられている。
【0017】主軸受4には回転軸18の段部20に嵌合
される内輪21と、フレーム5に固定される外輪22
と、これらの外輪と内輪との間に設けられるボール23
とで構成されるボールベアリング24が取付けられてい
る。
【0018】25は電動要素3の回転力を揺動スクロー
ル7に伝える駆動装置で、この駆動装置は揺動スクロー
ル7の不平衡力とバランスさせるバランスウェイト26
と、この揺動スクロールのボス部13のボス孔27内に
挿入して揺動スクロール7を公転させる偏心ブッシュ2
8と、この偏心ブッシュとバランスウェイトとの位置決
めを行うピン29と、偏心ブッシュ28を回転軸18に
固定するボルト30とで構成されている。
【0019】固定スクロール6には環状壁9に外側の圧
縮空間14に連通する吸込孔31が、鏡板8の中央に圧
縮空間14に連通する吐出孔32が夫々形成されてい
る。
【0020】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいて、電動要素3を回転させると、その回転力が回転
軸18を介して揺動スクロール7に伝えられる。すなわ
ち、揺動スクロール7はこのスクロールのボス部13の
ボス孔27に挿入された回転軸18に取付けた駆動装置
25の偏心ブッシュ28で駆動され、オルダム継手(図
示せず)によって固定スクロール6に対して自転しない
ように円軌道上を公転させられる。そして、固定スクロ
ール6と揺動スクロール7とはこれらのスクロールで形
成された圧縮空間14を外方から内方へ向かって次第に
縮小させ、吸込孔31から流入したガスを圧縮してい
る。この圧縮されたガスは固定スクロール6の鏡板8の
吐出孔32から吐出されている。
【0021】駆動装置25の組立順序を説明すると、ま
ず電動要素3が組込まれているモータカバー15にフレ
ーム4を固定する。このときフレーム4の主軸受4には
ボールベアリング24が組込まれている。この状態でバ
ランスウェイト26はボールベアリング24の内輪21
に接触するように回転軸18に挿入される。この回転軸
に挿入されたバランスウェイト26にはピン29がセッ
トされる。そして、偏心ブッシュ28はピン29に嵌合
するように回転軸18に挿入される。最後にボルト30
で偏心ブッシュ28は回転軸18に固定される。これに
より、ボールベアリング24の内輪21とバランスウェ
イト26とは偏心ブッシュ28を回転軸18に固定する
ボルト30の締付力でこの回転軸の段部20に押付けら
れて固定される。この結果、駆動装置25は一本のボル
ト30で確実に固定される。
【0022】バランスウェイト26と偏心ブッシュ28
とはピン29によって位置決めを行うことにより、運転
時の揺動スクロール7の旋回で発生する不平衡力がバラ
ンスウェイト26で確実に打ち消されるようにしてい
る。
【0023】また、駆動装置25は一本のボルト30で
回転軸18に固定されることにより、各部品ごとに取付
ける作業がなくなり、組立工程の簡略化を図ることがで
きるようにされている。
【0024】この発明は電動要素3の回転力を揺動スク
ロール7に伝える駆動装置25を回転軸18と別部品の
バランスウェイト26と偏心ブッシュ28とで形成する
とともに、一本のボルト30で組立てられるようにする
ことにより、駆動装置25の組立性及び信頼性を向上で
きるようにしたものである。
【0025】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、スクロ
ール圧縮要素と電動要素とを備え、このスクロール圧縮
要素を、中央に軸受を有するフレームと、このフレーム
に固定される鏡板とこの鏡板に立設された渦巻き状のラ
ップとを有する固定スクロールと、鏡板とこの鏡板の一
方の面に立設された渦巻き状のラップと他方の面に立設
されたボスとを有する揺動スクロールとで構成し、前記
固定スクロールと揺動スクロールとを、ラップを互にか
み合わせて組立て、この揺動スクロールのボスに電動要
素の回転軸に設けられた駆動装置を嵌合わせたスクロー
ル圧縮機において、前記駆動装置を回転軸の段部に嵌合
わされて揺動スクロールの不平衡力を打ち消すバランス
ウェイトと、このバランスウェイトに重ね合わせて揺動
スクロールのボス部に嵌合わされる偏心ブッシュと、こ
の偏心ブッシュを回転軸に固定するボルトとで構成し、
前記バランスウェイトと偏心ブッシュとの間に位置決め
用のピンを嵌合わせたので、電動要素の回転力を揺動ス
クロールに伝える駆動装置を一本のボルトで固定するこ
とができ、しかも、回転軸と駆動装置とを別部品で構成
することにより、加工も簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すスクロール圧縮機の
断面図である。
【図2】この発明の駆動装置の分解斜視図である。
【図3】従来のスクロール圧縮機の断面図である。
【図4】図3のA−A線に沿って切断した断面図であ
る。
【符号の説明】
2 スクロール圧縮要素 3 電動要素 4 主軸受 5 フレーム 6 固定スクロール 7 揺動スクロール 8,11 鏡板 10,12 ラップ 25 駆動装置 26 バランスウェイト 28 偏心ブッシュ 29 ピン 30 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクロール圧縮要素と電動要素とを備
    え、このスクロール圧縮要素は中央に軸受を有するフレ
    ームと、このフレームに固定される鏡板とこの鏡板に立
    設された渦巻き状のラップとを有する固定スクロール
    と、鏡板とこの鏡板の一方の面に立設された渦巻き状の
    ラップと他方の面に立設されたボスとを有する揺動スク
    ロールとで構成され、前記固定スクロールと揺動スクロ
    ールとはラップを互にかみ合わせて組立てられ、この揺
    動スクロールのボスには電動要素の回転軸に設けられた
    駆動装置が嵌合されているスクロール圧縮機において、
    前記駆動装置は回転軸の段部に嵌合わされて揺動スクロ
    ールの不平衡力を打ち消すバランスウェイトと、このバ
    ランスウェイトに重ね合わせて揺動スクロールのボス部
    に嵌合わされる偏心ブッシュと、この偏心ブッシュを回
    転軸に固定するボルトとを有し、前記バランスウェイト
    と偏心ブッシュとの間には位置決め用のピンが嵌合わさ
    れていることを特徴とするスクロール圧縮機。
JP3312586A 1991-11-27 1991-11-27 スクロール圧縮機 Pending JPH05149271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312586A JPH05149271A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 スクロール圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3312586A JPH05149271A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 スクロール圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05149271A true JPH05149271A (ja) 1993-06-15

Family

ID=18030989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3312586A Pending JPH05149271A (ja) 1991-11-27 1991-11-27 スクロール圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05149271A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5460494A (en) * 1993-06-08 1995-10-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Orbiting scroll actuating means of a scroll-type compressor
JP2007270764A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Hitachi Ltd スクロール式流体機械
US20220213894A1 (en) * 2019-04-26 2022-07-07 Edwards Limited Scroll pump crank sleeve

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5460494A (en) * 1993-06-08 1995-10-24 Samsung Electronics Co., Ltd. Orbiting scroll actuating means of a scroll-type compressor
JP2007270764A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Hitachi Ltd スクロール式流体機械
US7455508B2 (en) * 2006-03-31 2008-11-25 Hitachi, Ltd. Scroll type fluid machine having counter weight provided on driving bush and sub weight radially protruding from rotary shaft
US20220213894A1 (en) * 2019-04-26 2022-07-07 Edwards Limited Scroll pump crank sleeve

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003074480A (ja) スクロール圧縮機及びその製造方法
JP2005188516A (ja) スクロール圧縮機の製造方法
JP2897449B2 (ja) スクロール圧縮機の可変クランク機構
JPH05149271A (ja) スクロール圧縮機
JPH07208353A (ja) スクロール型無給油式流体機械
JP3066171B2 (ja) スクロール圧縮機
JP3026672B2 (ja) スクロール圧縮機
JP2003065257A (ja) スクロール圧縮機
JPS63248990A (ja) スクロ−ル圧縮機
JPH0719183A (ja) スクロール型空気圧縮機
JPH0719184A (ja) スクロール型空気圧縮機
JP3066170B2 (ja) スクロール圧縮機
JPS59110885A (ja) スクロ−ル圧縮機
JPH07217558A (ja) スクロール型無給油式流体機械
JPS63159689A (ja) スクロ−ル圧縮機
JPH07217555A (ja) スクロール型無給油式流体機械
JPH07208351A (ja) スクロール圧縮機
JPH0719185A (ja) スクロール型空気圧縮機
JPH06159268A (ja) スクロール圧縮機
JPH0874755A (ja) スクロール型無給油式流体機械
JPH04269389A (ja) スクロール圧縮機
JP2604325B2 (ja) スクロール圧縮機
JPH05149276A (ja) スクロール圧縮機
JPH08200245A (ja) スクロール型無給油式流体機械
JPH09126162A (ja) スクロール型無給油式流体機械