JPH09126162A - スクロール型無給油式流体機械 - Google Patents
スクロール型無給油式流体機械Info
- Publication number
- JPH09126162A JPH09126162A JP7285205A JP28520595A JPH09126162A JP H09126162 A JPH09126162 A JP H09126162A JP 7285205 A JP7285205 A JP 7285205A JP 28520595 A JP28520595 A JP 28520595A JP H09126162 A JPH09126162 A JP H09126162A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- bearing
- end plate
- fixed
- polymer material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/42—Pumps with cylinders or pistons
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成によって軸受によるベアリングの
外輪保持力を維持でき、しかも、組立作業性を向上す
る。 【解決手段】 揺動スクロール7を駆動する電動要素3
の回転軸18をボールベアリング24、54を介して主
軸受4、補助軸受19に軸支させる。ボールベアリング
24、54の外周に膨張係数の大きい高分子材料22を
嵌合する。
外輪保持力を維持でき、しかも、組立作業性を向上す
る。 【解決手段】 揺動スクロール7を駆動する電動要素3
の回転軸18をボールベアリング24、54を介して主
軸受4、補助軸受19に軸支させる。ボールベアリング
24、54の外周に膨張係数の大きい高分子材料22を
嵌合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電動要素の回転力
を揺動スクロールに伝える駆動装置を有するスクロール
型無給油式流体機械に関する。
を揺動スクロールに伝える駆動装置を有するスクロール
型無給油式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型無給油式流体機械、
特に圧縮機は例えば、特開昭62−282186号公報
に示されているように、スクロール圧縮要素と電動要素
とを備え、このスクロール圧縮要素は中央に軸受を有す
るフレームと、このフレームに固定される鏡板とこの鏡
板に立設された渦巻き状のラップとを有する固定スクロ
ールと、鏡板とこの鏡板の一方の面に立設された渦巻き
状のラップと他方の面に立設されたボスとを有する揺動
スクロールとで構成され、前記固定スクロールと揺動ス
クロールとはラップを互にかみ合わせて組立てられ、こ
の揺動スクロールのボスには電動要素の回転軸に設けら
れた駆動装置が嵌合されている構成である。
特に圧縮機は例えば、特開昭62−282186号公報
に示されているように、スクロール圧縮要素と電動要素
とを備え、このスクロール圧縮要素は中央に軸受を有す
るフレームと、このフレームに固定される鏡板とこの鏡
板に立設された渦巻き状のラップとを有する固定スクロ
ールと、鏡板とこの鏡板の一方の面に立設された渦巻き
状のラップと他方の面に立設されたボスとを有する揺動
スクロールとで構成され、前記固定スクロールと揺動ス
クロールとはラップを互にかみ合わせて組立てられ、こ
の揺動スクロールのボスには電動要素の回転軸に設けら
れた駆動装置が嵌合されている構成である。
【0003】また、揺動スクロールを前記固定スクロー
ルに対して自転しないように円軌道上を公転させるため
のオルダム継手は、リング状の別部品として組み込まれ
ており、フレームと揺動スクロールの鏡板に各々形成し
た溝にキーを嵌合させて摺動させる構成である。
ルに対して自転しないように円軌道上を公転させるため
のオルダム継手は、リング状の別部品として組み込まれ
ており、フレームと揺動スクロールの鏡板に各々形成し
た溝にキーを嵌合させて摺動させる構成である。
【0004】更に、電動要素の回転軸の上下は、その回
転摩擦を少なくするために、ベアリングを介してフレー
ムやモータカバーに形成された軸受に軸支されている。
このベアリングとしては、内輪と外輪間に金属球を設け
たボールベアリングが採用されるが、このベアリングの
外輪が軸受に圧入されるものであった。
転摩擦を少なくするために、ベアリングを介してフレー
ムやモータカバーに形成された軸受に軸支されている。
このベアリングとしては、内輪と外輪間に金属球を設け
たボールベアリングが採用されるが、このベアリングの
外輪が軸受に圧入されるものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
スクロール型無給油式流体機械の軸受は、通常鉄系材料
で形成されているため、圧縮機の運転により発せられる
熱によって軸受が膨張してしまい、ベアリングの外輪保
持力がなくなってしまう問題がある。特に、軸受の膨張
は温度によって異なって来るため、予め一定の膨張を想
定して圧入代を設定することも困難であった。
スクロール型無給油式流体機械の軸受は、通常鉄系材料
で形成されているため、圧縮機の運転により発せられる
熱によって軸受が膨張してしまい、ベアリングの外輪保
持力がなくなってしまう問題がある。特に、軸受の膨張
は温度によって異なって来るため、予め一定の膨張を想
定して圧入代を設定することも困難であった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、簡単な構成によって軸受
の膨張を吸収でき、且つ、組立作業性も向上できるスク
ロール型無給油式流体機械を提供することを目的とす
る。
るために成されたものであり、簡単な構成によって軸受
の膨張を吸収でき、且つ、組立作業性も向上できるスク
ロール型無給油式流体機械を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のスクロー
ル型無給油式流体機械1はスクロール圧縮要素2と電動
要素3とを備え、このスクロール圧縮要素2は、フレー
ム5に固定され、鏡板8とこの鏡板8に立設された渦巻
き状のラップ10とを有する固定スクロール6と、鏡板
11とこの鏡板11に立設されて固定スクロール6のラ
ップ10と互いにかみ合う渦巻き状のラップ12とを有
する揺動スクロール7と、この揺動スクロール7を駆動
する電動要素3の回転軸18と、揺動スクロール7を固
定スクロール6に対して自転せずに円軌道上を公転させ
るためのオルダム継手36とで構成されたものであっ
て、回転軸18はベアリング(ボールベアリング24、
54)を介して軸受(主軸受4、補助軸受19)に軸支
されると共に、このベアリング(ボールベアリング2
4、54)の外周には膨張係数の大なる高分子材料22
を嵌合したものである。
ル型無給油式流体機械1はスクロール圧縮要素2と電動
要素3とを備え、このスクロール圧縮要素2は、フレー
ム5に固定され、鏡板8とこの鏡板8に立設された渦巻
き状のラップ10とを有する固定スクロール6と、鏡板
11とこの鏡板11に立設されて固定スクロール6のラ
ップ10と互いにかみ合う渦巻き状のラップ12とを有
する揺動スクロール7と、この揺動スクロール7を駆動
する電動要素3の回転軸18と、揺動スクロール7を固
定スクロール6に対して自転せずに円軌道上を公転させ
るためのオルダム継手36とで構成されたものであっ
て、回転軸18はベアリング(ボールベアリング24、
54)を介して軸受(主軸受4、補助軸受19)に軸支
されると共に、このベアリング(ボールベアリング2
4、54)の外周には膨張係数の大なる高分子材料22
を嵌合したものである。
【0008】また、請求項2の発明のスクロール型無給
油式流体機械1はスクロール圧縮要素2と電動要素3と
を備え、このスクロール圧縮要素2は、フレーム5に固
定され、鏡板8とこの鏡板8に立設された渦巻き状のラ
ップ10とを有する固定スクロール6と、鏡板11とこ
の鏡板11に立設されて固定スクロール6のラップ10
と互いにかみ合う渦巻き状のラップ12とを有する揺動
スクロール7と、この揺動スクロール7を駆動する電動
要素3の回転軸18と、揺動スクロール7を固定スクロ
ール6に対して自転せずに円軌道上を公転させるための
オルダム継手36とで構成されたものであって、回転軸
18はベアリング(ボールベアリング24、54)を介
して軸受(主軸受4、補助軸受19)に軸支されると共
に、軸受(主軸受4、補助軸受19)のベアリング(ボ
ールベアリング24、54)側の面には環状溝21を形
成し、この溝21に弾力性を有するスリーブを圧縮状態
で嵌合したものである。
油式流体機械1はスクロール圧縮要素2と電動要素3と
を備え、このスクロール圧縮要素2は、フレーム5に固
定され、鏡板8とこの鏡板8に立設された渦巻き状のラ
ップ10とを有する固定スクロール6と、鏡板11とこ
の鏡板11に立設されて固定スクロール6のラップ10
と互いにかみ合う渦巻き状のラップ12とを有する揺動
スクロール7と、この揺動スクロール7を駆動する電動
要素3の回転軸18と、揺動スクロール7を固定スクロ
ール6に対して自転せずに円軌道上を公転させるための
オルダム継手36とで構成されたものであって、回転軸
18はベアリング(ボールベアリング24、54)を介
して軸受(主軸受4、補助軸受19)に軸支されると共
に、軸受(主軸受4、補助軸受19)のベアリング(ボ
ールベアリング24、54)側の面には環状溝21を形
成し、この溝21に弾力性を有するスリーブを圧縮状態
で嵌合したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図1は本発明のスクロール型無給油
式流体機械の実施例としての無給油式のスクロール型空
気圧縮機1の断面図、図2はスクロール型空気圧縮機1
の補助軸受19部分の拡大断面図である。スクロール型
空気調和機1は、上側のスクロール圧縮要素2と、下側
の電動要素3とで構成されている。スクロール圧縮要素
2は中央に主軸受4を有するフレーム5と、このフレー
ム5にボルト51にて固定された固定スクロール6と、
この固定スクロール6とフレーム5との間に弾性体52
を介して挟持された揺動スクロール7とで構成されてい
る。
の形態を詳述する。図1は本発明のスクロール型無給油
式流体機械の実施例としての無給油式のスクロール型空
気圧縮機1の断面図、図2はスクロール型空気圧縮機1
の補助軸受19部分の拡大断面図である。スクロール型
空気調和機1は、上側のスクロール圧縮要素2と、下側
の電動要素3とで構成されている。スクロール圧縮要素
2は中央に主軸受4を有するフレーム5と、このフレー
ム5にボルト51にて固定された固定スクロール6と、
この固定スクロール6とフレーム5との間に弾性体52
を介して挟持された揺動スクロール7とで構成されてい
る。
【0010】固定スクロール6は円板状の鏡板8と、こ
の鏡板8の一方の面周縁に突出された環状壁9と、この
環状壁9で囲まれた鏡板8に立設された渦巻き状のラッ
プ10とで構成されている。そして、固定スクロール6
は環状壁9及びラップ10の突出方向を下向きにしてい
る。
の鏡板8の一方の面周縁に突出された環状壁9と、この
環状壁9で囲まれた鏡板8に立設された渦巻き状のラッ
プ10とで構成されている。そして、固定スクロール6
は環状壁9及びラップ10の突出方向を下向きにしてい
る。
【0011】揺動スクロール7は円板状の鏡板11と、
この鏡板11の一方の面に立設された渦巻き状のラップ
12と、鏡板11の他方の面の中央に突出されたボス部
13とで構成されている。そして、揺動スクロール7は
ラップ12の突出方向を上向きにしている。
この鏡板11の一方の面に立設された渦巻き状のラップ
12と、鏡板11の他方の面の中央に突出されたボス部
13とで構成されている。そして、揺動スクロール7は
ラップ12の突出方向を上向きにしている。
【0012】固定スクロール6と揺動スクロール7とは
ラップ10、12を互に向かい合わせてかみ合うように
して内部に複数の圧縮空間14を形成するようにしてい
る。電動要素3はフレーム5にボルト53にて固定され
たモータカバー15と、このモータカバー15内に固定
された固定子16と、この固定子16の内側に配置され
た回転子17と、この回転子17の中央に挿着された回
転軸18とで構成されている。モータカバー15には回
転軸18をベアリング(以後ボールベアリングと称す)
54を介して軸支する補助軸受19が設けられている。
ラップ10、12を互に向かい合わせてかみ合うように
して内部に複数の圧縮空間14を形成するようにしてい
る。電動要素3はフレーム5にボルト53にて固定され
たモータカバー15と、このモータカバー15内に固定
された固定子16と、この固定子16の内側に配置され
た回転子17と、この回転子17の中央に挿着された回
転軸18とで構成されている。モータカバー15には回
転軸18をベアリング(以後ボールベアリングと称す)
54を介して軸支する補助軸受19が設けられている。
【0013】主軸受4には回転軸18の段部20に嵌合
されるベアリング(以降ボールベアリングと称す)24
が取付けられている。
されるベアリング(以降ボールベアリングと称す)24
が取付けられている。
【0014】ここで、両ボールベアリング24、54の
外輪の外周には、それぞれ膨張係数の大なる高分子材料
22が嵌合されており、各ボールベアリング24、54
はこの高分子材料22を介して主軸受4及び補助軸受1
9内に圧入されている。この高分子材料22は分子が安
定しており、温度が変化した場合、金属よりも大きく膨
張する。
外輪の外周には、それぞれ膨張係数の大なる高分子材料
22が嵌合されており、各ボールベアリング24、54
はこの高分子材料22を介して主軸受4及び補助軸受1
9内に圧入されている。この高分子材料22は分子が安
定しており、温度が変化した場合、金属よりも大きく膨
張する。
【0015】25は電動要素3の回転力を揺動スクロー
ル7に伝える駆動装置で、この駆動装置25は揺動スク
ロール7の不平衡力とバランスさせるバランスウェイト
26と、この揺動スクロール7のボス部13のボス孔内
に挿入されて揺動スクロール7を公転させる偏心ブッシ
ュ28と、この偏心ブッシュ28とバランスウェイト2
6との位置決めを行うピン29と、偏心ブッシュ28を
回転軸18に固定するボルト30とで構成されている。
ル7に伝える駆動装置で、この駆動装置25は揺動スク
ロール7の不平衡力とバランスさせるバランスウェイト
26と、この揺動スクロール7のボス部13のボス孔内
に挿入されて揺動スクロール7を公転させる偏心ブッシ
ュ28と、この偏心ブッシュ28とバランスウェイト2
6との位置決めを行うピン29と、偏心ブッシュ28を
回転軸18に固定するボルト30とで構成されている。
【0016】固定スクロール6には鏡板8の外側の圧縮
空間14に連通する吸込孔31が、鏡板8の中央に圧縮
空間14に連通する吐出孔32が夫々形成されている。
空間14に連通する吸込孔31が、鏡板8の中央に圧縮
空間14に連通する吐出孔32が夫々形成されている。
【0017】36は前記揺動スクロール7を前記固定ス
クロール6に対して自転しないように円軌道上を公転さ
せるオルダム継手である。
クロール6に対して自転しないように円軌道上を公転さ
せるオルダム継手である。
【0018】33は前記揺動スクロール7の鏡板11の
背面に一体形成された補強リブである。この補強リブ3
3は、中央に環状のスラスト軸受部34を、端部に前記
オルダム継手36のキー41と係合するキー溝35を画
成するキー溝形成部40を連続形成したものである。
背面に一体形成された補強リブである。この補強リブ3
3は、中央に環状のスラスト軸受部34を、端部に前記
オルダム継手36のキー41と係合するキー溝35を画
成するキー溝形成部40を連続形成したものである。
【0019】このように構成されたスクロール型空気圧
縮機1において、電動要素3を回転させると、その回転
力が回転軸18を介して揺動スクロール7に伝えられ
る。すなわち、揺動スクロール7はこのスクロールのボ
ス部13のボス孔に挿入された回転軸18に取付けた駆
動装置25の偏心ブッシュ28で駆動され、オルダム継
手36によって固定スクロール6に対して自転しないよ
うに円軌道上を公転させられる。そして、固定スクロー
ル6と揺動スクロール7とはこれらのスクロールで形成
された圧縮空間14を外方から内方へ向かって次第に縮
小させ、吸込孔31から流入した空気を圧縮している。
この圧縮された空気は固定スクロール6の鏡板8の吐出
孔32から吐出される。
縮機1において、電動要素3を回転させると、その回転
力が回転軸18を介して揺動スクロール7に伝えられ
る。すなわち、揺動スクロール7はこのスクロールのボ
ス部13のボス孔に挿入された回転軸18に取付けた駆
動装置25の偏心ブッシュ28で駆動され、オルダム継
手36によって固定スクロール6に対して自転しないよ
うに円軌道上を公転させられる。そして、固定スクロー
ル6と揺動スクロール7とはこれらのスクロールで形成
された圧縮空間14を外方から内方へ向かって次第に縮
小させ、吸込孔31から流入した空気を圧縮している。
この圧縮された空気は固定スクロール6の鏡板8の吐出
孔32から吐出される。
【0020】このとき、圧縮機1の運転により発せられ
る熱で、フレーム5の主軸受4及びモータカバー15の
補助軸受19は膨張するが、高分子材料22が膨張して
主軸受4、補助軸受19と各ボールベアリング24、5
4間の隙間を埋め、外輪保持力が維持される。特に、高
分子材料22の存在により、軸受4及び補助軸受19へ
のボールベアリング24、54の圧入も容易となる。
る熱で、フレーム5の主軸受4及びモータカバー15の
補助軸受19は膨張するが、高分子材料22が膨張して
主軸受4、補助軸受19と各ボールベアリング24、5
4間の隙間を埋め、外輪保持力が維持される。特に、高
分子材料22の存在により、軸受4及び補助軸受19へ
のボールベアリング24、54の圧入も容易となる。
【0021】また、図3には他の実施の形態を示してお
り、ボールベアリング24、54の外輪外周に板状の高
分子材料22を嵌合したものである。
り、ボールベアリング24、54の外輪外周に板状の高
分子材料22を嵌合したものである。
【0022】次に、図4はもう一つの本発明のスクロー
ル式空気圧縮機1の補助軸受19部分の拡大断面図を示
している。この場合は、主軸受4と補助軸受19に所定
の環状溝21が形成され、各環状溝21、21に弾力性
を有するスリーブ61が圧縮状態で嵌合されている。
ル式空気圧縮機1の補助軸受19部分の拡大断面図を示
している。この場合は、主軸受4と補助軸受19に所定
の環状溝21が形成され、各環状溝21、21に弾力性
を有するスリーブ61が圧縮状態で嵌合されている。
【0023】係る構成によっても軸受4及び補助軸受1
9の熱膨張をスリーブ61が吸収するので、外輪保持力
は維持される。特に、スリーブ61は容易に潰れるの
で、組立作業性も向上する。
9の熱膨張をスリーブ61が吸収するので、外輪保持力
は維持される。特に、スリーブ61は容易に潰れるの
で、組立作業性も向上する。
【0024】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、ベアリングの外周に膨張係数の大きい高分子材料を
嵌合しているので、運転により発せられた熱により軸受
が膨張しても高分子材料が膨張して軸受の外輪保持力を
維持することができるようになる。
ば、ベアリングの外周に膨張係数の大きい高分子材料を
嵌合しているので、運転により発せられた熱により軸受
が膨張しても高分子材料が膨張して軸受の外輪保持力を
維持することができるようになる。
【0025】特に、ベアリングの軸受への圧入も容易と
なり、組立作業性の改善とコストの低減を実現すること
可能となる。また、幅広い温度に対応できるので、実用
効果の大なるものである。
なり、組立作業性の改善とコストの低減を実現すること
可能となる。また、幅広い温度に対応できるので、実用
効果の大なるものである。
【0026】また、請求項2の発明によれば、軸受のベ
アリング側の面に環状溝を形成し、この環状溝に弾力性
を有するスリーブを圧縮状態で嵌合しているので、運転
により発せられた熱により軸受が膨張してもスリーブが
膨張して軸受の外輪保持力を維持することができるよう
になる。
アリング側の面に環状溝を形成し、この環状溝に弾力性
を有するスリーブを圧縮状態で嵌合しているので、運転
により発せられた熱により軸受が膨張してもスリーブが
膨張して軸受の外輪保持力を維持することができるよう
になる。
【0027】特に、スリーブは容易に潰れるので、ベア
リングの軸受への圧入も容易となり、組立作業性の改善
とコストの低減を実現すること可能となる。また、幅広
い温度に対応できるので、実用効果の大なるものであ
る。
リングの軸受への圧入も容易となり、組立作業性の改善
とコストの低減を実現すること可能となる。また、幅広
い温度に対応できるので、実用効果の大なるものであ
る。
【0028】
【図1】本発明の実施例としてのスクロール型空気圧縮
機の断面図である。
機の断面図である。
【図2】スクロール型空気圧縮機の補助軸受部分の拡大
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明の他の実施例のスクロール型空気圧縮機
の補助軸受部分の拡大断面図である。
の補助軸受部分の拡大断面図である。
【図4】もう一つの本発明のスクロール型空気圧縮機の
補助軸受部分の拡大断面図である。
補助軸受部分の拡大断面図である。
1 スクロール型空気圧縮機(スクロール型無給油式流
体機械) 2 スクロール圧縮要素 3 電動要素 4 主軸受 5 フレーム 6 固定スクロール 7 揺動スクロール 8、11 鏡板 10、12 ラップ 15 モータカバー 18 回転軸 19 補助軸受 21 環状溝 22 高分子材料 24、54 ボールベアリング 61 スリーブ
体機械) 2 スクロール圧縮要素 3 電動要素 4 主軸受 5 フレーム 6 固定スクロール 7 揺動スクロール 8、11 鏡板 10、12 ラップ 15 モータカバー 18 回転軸 19 補助軸受 21 環状溝 22 高分子材料 24、54 ボールベアリング 61 スリーブ
Claims (2)
- 【請求項1】 スクロール圧縮要素と電動要素とを備
え、このスクロール圧縮要素は、フレームに固定され、
鏡板とこの鏡板に立設された渦巻き状のラップとを有す
る固定スクロールと、鏡板とこの鏡板に立設されて前記
固定スクロールのラップと互いにかみ合う渦巻き状のラ
ップとを有する揺動スクロールと、この揺動スクロール
を駆動する前記電動要素の回転軸と、前記揺動スクロー
ルを前記固定スクロールに対して自転せずに円軌道上を
公転させるためのオルダム継手とで構成されたスクロー
ル型流体機械において、 前記回転軸はベアリングを介して軸受に軸支されると共
に、このベアリングの外周には膨張係数の大なる高分子
材料を嵌合したことを特徴とするスクロール型無給油式
流体機械。 - 【請求項2】 スクロール圧縮要素と電動要素とを備
え、このスクロール圧縮要素は、フレームに固定され、
鏡板とこの鏡板に立設された渦巻き状のラップとを有す
る固定スクロールと、鏡板とこの鏡板に立設されて前記
固定スクロールのラップと互いにかみ合う渦巻き状のラ
ップとを有する揺動スクロールと、この揺動スクロール
を駆動する前記電動要素の回転軸と、前記揺動スクロー
ルを前記固定スクロールに対して自転せずに円軌道上を
公転させるためのオルダム継手とで構成されたスクロー
ル型流体機械において、 前記回転軸はベアリングを介して軸受に軸支されると共
に、前記軸受のベアリング側の面には環状溝を形成し、
この溝に弾力性を有するスリーブを圧縮状態で嵌合した
ことを特徴とするスクロール型無給油式流体機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285205A JPH09126162A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | スクロール型無給油式流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7285205A JPH09126162A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | スクロール型無給油式流体機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126162A true JPH09126162A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17688468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7285205A Pending JPH09126162A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | スクロール型無給油式流体機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09126162A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009250169A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Calsonic Kansei Corp | コンプレッサ |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP7285205A patent/JPH09126162A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009250169A (ja) * | 2008-04-09 | 2009-10-29 | Calsonic Kansei Corp | コンプレッサ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4466784A (en) | Drive mechanism for a scroll type fluid displacement apparatus | |
US6267572B1 (en) | Scroll fluid machine having scroll members at each end of a rotating hollow shaft | |
JP2003227476A (ja) | 空気供給装置 | |
JP2538079B2 (ja) | スクロ―ル圧縮機 | |
JPH06346871A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPS62142882A (ja) | スクロ−ル圧縮機 | |
JPH0263117B2 (ja) | ||
JPH10281083A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP2000220582A (ja) | スクロール流体機械 | |
JP3124437B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JP3533143B2 (ja) | スクロール型変圧装置 | |
JPH09126162A (ja) | スクロール型無給油式流体機械 | |
JPH07208353A (ja) | スクロール型無給油式流体機械 | |
JP2000097168A (ja) | 無給油式スクロール流体機械 | |
JP2609839B2 (ja) | スクロール型圧縮装置 | |
JP3649817B2 (ja) | スクロール型流体機械 | |
JPH0719183A (ja) | スクロール型空気圧縮機 | |
JP2679480B2 (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH02149783A (ja) | スクロール形流体機械 | |
JPH0874757A (ja) | スクロール型流体機械 | |
JPH05149271A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH07208351A (ja) | スクロール圧縮機 | |
JPH07217558A (ja) | スクロール型無給油式流体機械 | |
JPH09126163A (ja) | スクロール型無給油式流体機械 | |
JPH07217553A (ja) | スクロール型無給油式流体機械 |