JPH06158681A - 建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造 - Google Patents

建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造

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JPH06158681A
JPH06158681A JP31001492A JP31001492A JPH06158681A JP H06158681 A JPH06158681 A JP H06158681A JP 31001492 A JP31001492 A JP 31001492A JP 31001492 A JP31001492 A JP 31001492A JP H06158681 A JPH06158681 A JP H06158681A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】掘削用のバケットをアームに連結保持すること
ができる既設の連結リンク及び支持リンクを用いながら
クランプ式バケットをアームに取付ける。 【構成】クランプ式バケットを油圧ショベルのような建
設機械のアーム3の先部に配設する。クランプ式バケッ
トは一端部が軸着されて開閉移動可能となった上爪1と
下爪2とを備えている。上爪1と下爪2のうち、いずれ
か一方の基端をアーム3の先部に軸着する。下爪2から
下爪2を開閉移動させるための連結リンク4を突設す
る。連結リンク4をアーム3に付設されたシリンダー5
のシリンダーロッド5aの先部に軸着する。連結リンク
4の途中に連結部6を設ける。連結部6にアーム3の途
中より回動自在に突設された支持リンク7の先部を軸着
する。上爪1と連結リンク4に設けられた連結部6との
間に既設の連結リンクaを配設する。既設の連結リンク
aの両端を上爪1または連結部6にそれぞれ軸着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルのような
建設機械のアームにクランプ式バケットを着脱自在に取
付ける場合の建設機械のアームへのクランプ式バケット
の取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、油圧ショベルのような建設機械の
アーム3に本来の掘削用のバケットBに変えて廃材や建
築資材等を挟持することができるクランプ式バケットA
を装着し、このクランプ式バケットAによって家屋の解
体作業、廃材やスクラップ等の集積が行われている。そ
して、これらのものにおいては建設機械のアーム3から
通常装着されている掘削用のバケットBを取り外してク
ランプ式バケットAを取付けるというものであり、取付
けにあたっては、先ず掘削用のバケットBをアーム3よ
り取り外すものであり、図20に示されるように取付け
ピン100を外して掘削用のバケットBより突設された
取付け片200とアーム3とを分離させ、さらに、取付
けピン101を外してシリンダー5のシリンダーロッド
5aの先部に連結された連結リンクaと取付け片200
を分離することで掘削用のバケットBをアーム3より取
り外すようになっている。7はシリンダーロッド5aの
伸縮動作をガイドするための支持リンクであり、一端が
アーム3の途中に軸着されていると共に他端がシリンダ
ーロッド5aと連結リンクaとの軸着部分に軸着されて
いる。
【0003】そして、アーム3にクランプ式バケットA
を取付けるにあたっては種々の構造のものがあるが、図
21に示されるものにあっては、一端が軸着された上爪
1と下爪2とを備えるクランプ式バケットAの下爪2を
ピン100によってアーム3の先部に軸着し、上爪1に
設けられた連結部分300にシリンダーロッド5aの先
部を軸着すると共にアーム3の途中より突設された支持
リンク7の先部を軸着するようにしている。ここで、シ
リンダーロッド5aの先部は上爪1に設けられた連結部
分300に対して直接軸着されるようになっていること
から、掘削用のバケットBを動作させるための既設の連
結リンクaは不要のものとなっており、クランプ式バケ
ットAの取付け時には既設の連結リンクaを取り外すよ
うになっている。
【0004】次に図22に示されるものにあっては、ア
ーム3の先部に軸着された下爪2の基端から連結リンク
400が突設され、連結リンク400の途中に上爪1か
ら突設された補助連結リンク401の先部が軸着されて
おり、連結リンク400の先部の連結部分402にシリ
ンダーロッド5aの先部が軸着されるようになってい
る。また、支持リンク7はシリンダーロッド5aの先部
が軸着された連結部分402に軸着されるようになって
いる。このものにおいても、シリンダーロッド5aの先
部は下爪2より突設された連結リンク400の先部に設
けられた連結部分402に対して直接軸着されるように
なっていることから、掘削用のバケットBを動作させる
ための既設の連結リンクaは不要のものとなっており、
クランプ式バケットAの取付け時には既設の連結リンク
aを取り外すようになっている。
【0005】次に図23に示されるものにあっては、上
爪1から連結リンク500が突設され、連結リンク50
0の途中に下爪2から突設された補助連結リンク501
の先部が軸着されており、連結リンク500の先部の連
結部分502にシリンダーロッド5aの先部が軸着され
るようになっている。また、支持リンク7はシリンダー
ロッド5aの先部が軸着された連結部分502に軸着さ
れるようになっている。このものにおいても、シリンダ
ーロッド5aの先部は上爪1より突設された連結リンク
500の先部の連結部分502に対して直接軸着される
ようになっていることから、掘削用のバケットBを動作
させるための既設の連結リンクaは不要のものとなって
おり、クランプ式バケットAの取付け時には既設の連結
リンクaを取り外すようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、いずれのものにおいても、クランプ
式バケットAをアーム3に取付ける場合には掘削用のバ
ケットBを連結保持するための既設の連結リンクaは不
要のものとなっており、クランプ式バケットAの取付け
時には既設の連結リンクaを取り外す必要があり、クラ
ンプ式バケットAの使用中は連結リンクaを他の場所に
保管しておかなくてはならないという問題があり、保管
状態が悪いと連結リンクaが錆びたり、紛失してしまう
という問題があった。また、クランプ式バケットAに代
えて再度掘削用のバケットBをアーム3に取付ける場合
には保管場所から連結リンクaを付け替え場所まで持っ
てこなくてはならず面倒であった。
【0007】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、掘削用のバケットをアームに連結保持するこ
とができる既設の連結リンク及び支持リンクを用いなが
らクランプ式バケットをアームに取付けることができる
建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造
を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、一端部が軸着されて開閉移動可能とな
った上爪1と下爪2とを備えたクランプ式バケットAを
油圧ショベルのような建設機械のアーム3の先部に配設
し、上爪1と下爪2のうち、いずれか一方の基端をアー
ム3の先部に軸着し、下爪2から下爪2を開閉移動させ
るための連結リンク4を突設し、上記連結リンク4をア
ーム3に付設されたシリンダー5のシリンダーロッド5
aの先部に軸着し、連結リンク4の途中に連結部6を設
け、この連結部6にアーム3の途中より回動自在に突設
された支持リンク7の先部を軸着し、上爪1と連結リン
ク4に設けられた連結部6との間に既設の連結リンクa
を配設すると共に、この既設の連結リンクaの両端を上
爪1または連結部6にそれぞれ軸着したものである。
【0009】また、請求項2記載のものにあっては、上
爪1と下爪2とで構成されるクランプ式バケットAを油
圧ショベルのような建設機械のアーム3の先部に配設
し、上爪1の基端に上爪1の開閉移動に連動して下爪2
を開閉移動させる連動連結部8を設け、連動連結部8を
下爪2の基端に軸着し、連動連結部8の軸着部よりも爪
先側に位置する下爪2の途中をアーム3の先部に軸着
し、上爪1から連結リンク4を突設し、上記連結リンク
4をアーム3に付設されたシリンダー5のシリンダーロ
ッド5aの先部に軸着し、連結リンク4の途中に連結部
6を設け、この連結部6にアーム3の途中より回動自在
に突設された支持リンク7の先部を連結し、上爪1と連
結リンク4に設けられた連結部6との間に既設の連結リ
ンクaを配設すると共に、この既設の連結リンクaの両
端を上爪1または連結部6にそれぞれ連結したものであ
る。
【0010】
【作用】しかして、上爪1または下爪2のいずれかをア
ーム3の先部に軸着し、いずれかの爪より突設された連
結リンク4をシリンダー5のシリンダーロッド5aの先
部に軸着し、アーム3の途中より突設された支持リンク
7の先部を連結リンク4の途中に設けられた連結部6に
連結し、上爪1と連結部6との間に既設の連結リンクa
を架設することでクランプ式バケットAがアーム3の先
部に開閉移動可能に取付けられる。そして、クランプ式
バケットAを取付けるにあたり、掘削用のバケットBを
アーム3に連結保持するための既設の連結リンクa及び
支持リンク7を用いながらクランプ式バケットAをアー
ム3に取付けることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。先ず、油圧ショベル等の掘削機のアーム3に
取付けられる掘削用のバケットBについて詳述すると、
掘削用のバケットBは一般的に図19に示されるように
取付けられており、シリンダー5のシリンダーロッド5
aを作動させて連結リンクを移動させることによって回
動動作させることができるようになっている。連結リン
クは回動自在に連結された連結リンクaと支持リンク7
とによって構成されており、連結リンクaと支持リンク
7との連結部分にシリンダー5のシリンダーロッド5a
が連結されている。アーム3の先部には図20に示され
るように隣合うように第1取付け孔イと第2取付け孔ロ
とが設けられており、アーム3の先端側に位置する第1
取付け孔イにバケットBより突設された取付け片200
の一端がピン100によって回動自在に連結されてお
り、また、第2取付け孔ロに支持リンク7の端部がピン
102によって回動自在に連結されている。連結リンク
aの端部はピン101によって取付け片200の他端に
回動自在に連結されており、支持リンク7の端部はピン
103によってシリンダーロッド5aの先部に軸着され
ている。
【0012】そして、シリンダー5のシリンダーロッド
5aを伸縮移動させることで支持リンク7及び既設の連
結リンクaを移動させて各ピン100,101,10
2,103による軸着部分を回動支点として連結リンク
a及び支持リンク7によってバケットBを回動させて掘
削作業を行うことができるようになっている。掘削用の
バケットBに代えてアーム1の先部に取付けられるクラ
ンプ式バケットAとしては図1乃至図7に示される第1
実施例のものと、図8、図9に示される第2実施例のも
のと、図10、図11に示される第3実施例のものと、
図13、図14に示される第4実施例のものと、図1
5、図16に示される第5実施例のものと、図17、図
18に示される第6実施例のものとがある。
【0013】図3にはクランプ式バケットAに設けられ
る連結リンク4の第1実施例が示されており、図12に
は第2実施例が示されている。先ず、クランプ式バケッ
トAの第1実施例について詳述すると図1、図2に示さ
れるように一端が軸着された開閉自在な上爪1と下爪2
とで主体が構成されている。上爪1は相対向するように
配置された一対の爪部材1aを連結部材1bによって相
互に連結して形成されており、下爪2は隣合うように並
設された3つの爪部材2aを連結部材2bによって相互
に連結して形成されている。ここで、上爪1と下爪2と
の構成は上記したものに限定されるものではなく、2つ
以上の複数の爪部材1a,2aをそれぞれ相互に連結し
て構成してあってもよい。上爪1を構成する爪部材1a
の端部には保持連結板9が設けられている。また、下爪
2を構成する中央の爪部材2aの端部には保持連結板9
が設けられており、この保持連結板9に上爪1がピン1
0によって回動自在に連結されている。
【0014】このクランプ式バケットAは上爪1に設け
られた保持連結板9の基端をアーム3の先部にピン10
0によって軸着することでアーム3に取付けられてお
り、アーム3に対する連結箇所は1か所のみとなってい
る。下爪2に設けられた保持連結板9からは連結リンク
4が突設されており、連結リンク4はピン11によって
保持連結板9に回動自在に軸着されている。
【0015】連結リンク4は図3に示されるように帯板
状のリンク体4aとリンク体4aの端部より側方に突設
されたコ字状の保持板4bとで構成されており、保持板
4b及びリンク体4aの端部にはそれぞれ連結筒12が
設けられている。保持板4bが設けられたリンク体4a
の端部には連結筒6aが設けられており、この連結筒6
aによって連結リンク4の途中に連結部6が設けられて
いる。連結リンク4の先部はシリンダー5のシリンダー
ロッド5aの先部に軸着されており、連結リンク4の先
部とシリンダーロッド5aとの連結は保持板4bに設け
られた連結筒12にブッシュ13を係合し、対向する連
結筒12間にシリンダーロッド5aの先部に設けられた
クレピス5bを嵌合し、ブッシュ13を介して連結筒1
2及びクレピス5bの通孔にピン16を挿入し、ピン1
6の端部に抜け止め部材14を連結ボルト15にて連結
してピン16によって相互に連結されている。ここで、
連結部6を形成する連結筒6aの巾寸法はクレピス5b
の巾寸法と略同一とされており、また、保持板4bの先
部に対向するように設けられる連結筒12間の巾寸法は
クレピス5bの巾寸法と略同一とされている。
【0016】掘削用のバケットBを連結保持することが
できる既設の連結リンクaとアーム3より突設された支
持リンク7はピン103によって連結リンク4の途中に
設けられた連結部6に軸着されるようになっており、連
結部6を構成する連結筒6aの両端にブッシュ17を係
合し、支持リンク7の軸孔7aから既設の連結リンクa
の連結筒18を介して連結部6を構成する連結筒6a内
にピン103を挿通して連結部6に既設の連結リンクa
及び支持リンク7が軸着されている。
【0017】既設の連結リンクaの他端には一対のリン
ク体19間にわたって連結筒20が設けられており、こ
の連結筒20を上爪1を構成する一対の爪部材1a間に
配置し、ピン101によって上爪1に軸着することで上
爪1と連結部6とが既設の連結リンクaによって連結さ
れている。つまり、掘削用のバケットBを連結保持する
ことができる既設の連結リンクa及び支持リンク7を用
いてクランプ式バケットAをアーム3に取付けてある。
【0018】しかして、クランプ式バケットAをアーム
3に取付けるにあたって、連結リンク4とシリンダーロ
ッド5aとの接続及び連結リンク4と既設の連結リンク
aと支持リンク7との接続は、先ずピン100によって
クランプ式バケットAをアーム3に軸着すると共に既設
の連結リンクaをピン101によって上爪1に軸着し、
図4に示されるようにピン103を連結筒18及び支持
リンク7の通孔7aに沿って側方へスライドさせて図5
に示されるようにシリンダーロッド5aの先部のクレピ
ス5bを対向する連結筒18間より外す。ここで、ピン
103は図5に示されるように連結筒18及び支持リン
ク7の通孔7aより完全に抜き取られることなく先端部
が連結筒18と支持リンク7の通孔7a内に差し込まれ
た状態となっている。次いで連結リンク4を回動させて
図6に示されるように連結リンク4に設けられた連結部
6を構成する連結筒6aを対向する連結筒18内に嵌合
し、先端部が支持リンク7の通孔7a及び一方の連結筒
18に差し込まれた状態のピン103を側方へ押し込む
ことで連結リンク4の連結部6と既設の連結リンクa及
び支持リンク7とを相互に連結することができる。ここ
で、上記したように連結部6を構成する連結筒6aの巾
寸法がクレピス5bの巾寸法と略同一とされているため
に差し込むようにすることで対向する連結筒18間に配
置することができ、連結筒6aと連結筒18及び支持リ
ンク7との連結は先端部が支持リンク7の通孔7aと連
結筒18とに差し込まれた状態となったピン103を押
し込むようにして差し込むだけで連結できるものであ
る。つまり、ピン103の先端部を一方の支持リンク7
の通孔7aと一方の連結筒18に差し込んだ状態として
既設の連結リンクaと支持リンク7とをピン103にて
連結した状態のままでピン103を押し込むだけの作業
で一人作業であっても手間取ることなく連結リンク4と
既設の連結リンクaと支持リンク7との連結を行うこと
ができるものであり、ピン103を完全に抜き取る必要
がないので、既設の連結リンクaと支持リンク7とが外
れてバラバラの状態のならないものである。次いで、図
7に示されるようにコ字状の保持板4bの先部に対向す
るように設けられた連結筒12間にシリンダーロッド5
aの先部のクレピス5bを配置して連結筒12の外方か
らピン16を差し込むことでクレピス5bと連結筒12
とが連結され、連結リンク4の先部にシリンダーロッド
5aが軸着され、クランプ式バケットAがアーム3の先
部に開閉移動可能に取付けられるものである。
【0019】そして、シリンダー5のシリンダーロッド
5aの伸縮移動によってクランプ式バケットAの上爪1
と下爪2とが開閉移動させられるものであり、シリンダ
ーロッド5aを縮めることで図2(a)に示されるよう
にクランプ式バケットAが開き方向に移動するものであ
り、シリンダーロッド5aを伸ばすことで図2(b)及
び図2(c)に示されるようにクランプ式バケットAが
閉じ方向に移動するようになっている。つまり、シリン
ダーロッド5aが伸ばされると既設の連結リンクaによ
って上爪1が前方に押されて閉じ方向に移動するもので
あり、また、シリンダーロッド5aが伸ばされると支持
リンク7によって連結リンク4が斜め下方に移動して下
爪2が閉じ方向に移動して上爪1と下爪2とが閉じ方向
に移動する。また、シリンダーロッド5aが縮められる
と既設の連結リンクaによって上爪1が後方に引かれて
開き方向に移動すると共にシリンダーロッド5aが縮め
られると支持リンク7によって連結リンク4が斜め後方
に移動して下爪2が開き方向に移動して上爪1と下爪2
とが開き方向に移動するものである。
【0020】そして、上記のように掘削用のバケットB
をアーム3に取付ける場合に用いる既設の連結リンクa
及び支持リンク7を用いてクランプ式バケットAをアー
ム3に取付けするようになっているためにクランプ式バ
ケットAにシリンダーロッド5aからの力を伝達するた
めの部材を多数設ける必要がなくなり、クランプ式バケ
ットAを構成する部品点数を削減することができると共
にクランプ式バケットAの軽量化を図ることができるよ
うになっている。また、既設の連結リンクaを外して保
管しておく必要がなくて既設の連結リンクaが保管時に
錆びたり、紛失したりするのを防止することができ、し
かも、掘削用のバケットBを再度アーム3に取付けする
場合には保管場所から既設の連結リンクaを取付け場所
まで運んでくる手間を省くことができるようになってい
る。
【0021】次に第2実施例について詳述する。この実
施例においては、図8、図9に示されるように上爪1の
基端に連動連結部8が設けられており、この連動連結部
8によって上爪1の開閉動作に連動して下爪2が開閉動
作するようになっている。上爪1の基端に設けられる連
動連結部8は上爪1に設けられた保持連結板9の基端に
湾曲部8aを設け、この湾曲部8aによって形成されて
おり、連動連結部8に下爪2を構成する両側の爪部材2
aに設けられた保持連結板9の基端がピン10によって
軸着されている。
【0022】アーム3へのクランプ式バケットAの取付
けは連動連結部8との軸着部よりも爪先側に位置する下
爪2の途中をアーム3の先部の第1取付け孔イにピン1
00によって軸着することでアーム3に取付けられてい
る。ここで、上爪1の基端に設けられた連動連結部8と
下爪2との連結位置はピン100によってアーム3の先
部に軸着された下爪2の軸着部位よりもアーム3側に配
置されるようになっている。
【0023】既設の連結リンクaは上爪1に連結され、
この既設の連結リンクaの軸着部分と連動連結部8との
間に位置するように連結リンク4が上爪1に連結固定さ
れている。ここで、上爪1に連結される連結リンク4及
び既設の連結リンクaは嵌め殺しとして上爪1に連結し
てあり、シリンダーロッド5aの伸縮移動に伴う爪の開
閉移動力は上爪1に対してのみ作用するようになってお
り、上爪1が開閉移動させられると図9に示されるよう
に連動連結部8を介して上爪1の開閉移動に伴って下爪
2が開閉移動させられるようになっている。
【0024】この実施例においてもシリンダーロッド5
aを伸縮させることによってクランプ式バケットAを開
閉移動させるようになっているものであるが、シリンダ
ーロッド5aを伸ばすと連結リンク4及び既設の連結リ
ンクaによって上爪1が閉じ方向に移動させられるもの
であり、上爪1が閉じ方向に移動させられることによっ
て連動連結部8を介して上爪1の閉じ方向への移動に伴
って下爪2も閉じ方向に移動させられるものである。つ
まり、上記したように上爪1の基端に設けられた湾曲部
8aにて形成される連動連結部8と下爪2との連結位置
(ピン10による軸着部位)はピン100によってアー
ム3の先部に軸着された下爪2の軸着部位よりもアーム
3側に配置されるようになっていることから、上爪1が
開閉方向に移動させられると連動連結部8と下爪2との
連結位置がアーム3に軸着された下爪2の軸着部位を中
心にして回転移動することとなり、これによって上爪1
の開閉移動に伴って図9に示されるように下爪2が開閉
移動するようになっている。
【0025】次に第3実施例から第6実施例について詳
述するが、これらの実施例のものにおいては、連結リン
ク4の端部は二股状に分かれており、連結リンク4を介
しての開閉移動力を確実に下爪2に伝えることができる
ようになっている。この連結リンク4は、図12に示さ
れるように相対向するように配置された帯板状のリンク
体4cの上部を連結部材4dにて連結し、連結部材4d
の中間部よりリンク体4aを突設し、このリンク体4a
の端部にコ字状の保持板4bを設けて構成されており、
連結部材4dの中間部より突設されたリンク体4aに連
結部6としての連結筒6aが設けられている。対向する
ように配置された一対のリンク体4cは下端に設けられ
た連結筒12をそれぞれ下爪2を構成する両端の爪部材
2aの基端に設けられた保持連結板9にピン11によっ
て軸着されるようになっている。
【0026】図10、図11は第3実施例を示してお
り、このものにあっては、クランプ式バケットAの基本
構成は第1実施例と同様であり、下爪2を構成する複数
の爪部材2aのうち、中央部の爪部材2aが連結部材2
1によって上爪1に対して軸着されている。また、下爪
2に設けられる保持連結板9は下爪2を構成する両端の
爪部材2aに設けられており、連結リンク4を構成する
リンク体4cは両側の爪部材2aに軸着されるようにな
っている。図11に開閉動作状態が示されている。
【0027】図13、図14は第4実施例を示してお
り、このものにあっては、下爪2に設けられた保持連結
板9によって下爪2をアーム3に対して軸着するように
している。ここで、上爪1と下爪2との軸着部位がアー
ム3への連結部位となっており、ピン100によって上
爪1と下爪2との連結及びアーム3へのクランプ式バケ
ットAの連結が同時に行われるようになっている。図1
4に開閉動作状態が示されている。
【0028】図15、図16は第5実施例を示してお
り、このものにあっては、上爪1に設けられた保持連結
板9によって上爪1をアーム3に対して軸着するように
している。連結リンク4のリンク体4cは下爪2に設け
られた保持連結板9の基端に軸着されるようになってい
る。図16に開閉動作状態が示されている。図17、図
18は第6実施例を示しており、このものにあっては、
下爪2に設けられた保持連結板9によって下爪2をアー
ム3に対して軸着するようにしている。上爪1と下爪2
との軸着は下爪2に設けられた保持連結板9より連結板
30を突設し、この連結板30に対して上爪1の基端を
軸着するようにしている。図18に開閉動作状態が示さ
れている。
【0029】そして、上記第3実施例から第6実施例に
おいても、シリンダーロッド5aを伸縮させると上爪1
に軸着された既設の連結リンクaによって上爪1が開閉
動作させられ、下爪2に軸着された連結リンク4によっ
て下爪2が開閉動作させられるようになっている。
【0030】
【発明の効果】本発明の建設機械のアームへのクランプ
式バケットの取付け構造は上述のように、一端部が軸着
されて開閉移動可能となった上爪と下爪とを備えたクラ
ンプ式バケットを油圧ショベルのような建設機械のアー
ムの先部に配設し、上爪と下爪のうち、いずれか一方の
基端をアームの先部に軸着し、下爪から下爪を開閉移動
させるための連結リンクを突設し、上記連結リンクをア
ームに付設されたシリンダーのシリンダーロッドの先部
に軸着し、連結リンクの途中に連結部を設け、この連結
部にアームの途中より回動自在に突設された支持リンク
の先部を軸着し、上爪と連結リンクに設けられた連結部
との間に既設の連結リンクを配設すると共に、この既設
の連結リンクの両端を上爪または連結部にそれぞれ軸着
するようになっているので、クランプ式バケットをアー
ムに取付けるにあたり、掘削用のバケットをアームに取
付ける場合に用いられる既設の連結リンク及び支持リン
クを用いながらクランプ式バケットをアームに取付ける
構造とすることができるものであり、このように掘削用
のバケットをアームに取付ける場合に用いられる既設の
連結リンク及び支持リンクを用いてクランプ式バケット
をアームに取付けできるので、クランプ式バケットを構
成する部品点数を削減することができるものである。ま
た、既設の連結リンクを外して保管しておく必要がなく
て既設の連結リンクが保管時に錆びたり、紛失したりす
るのを防止することができ、しかも、掘削用のバケット
を再度アームに取付けする場合に保管場所から既設の連
結リンクを取付け場所まで運んでくる手間を省くことが
できるものである。
【0031】また、請求項2記載のものにあっては、上
爪と下爪とで構成されるクランプ式バケットを油圧ショ
ベルのような建設機械のアームの先部に配設し、上爪の
基端に上爪の開閉移動に連動して下爪を開閉移動させる
連動連結部を設け、連動連結部を下爪の基端に軸着し、
連動連結部の軸着部よりも爪先側に位置する下爪の途中
をアームの先部に軸着し、上爪から連結リンクを突設
し、上記連結リンクをアームに付設されたシリンダーの
シリンダーロッドの先部に軸着し、連結リンクの途中に
連結部を設け、この連結部にアームの途中より回動自在
に突設された支持リンクの先部を連結し、上爪と連結リ
ンクに設けられた連結部との間に既設の連結リンクを配
設すると共に、この既設の連結リンクの両端を上爪また
は連結部にそれぞれ連結するようになっており、このも
のにおいても、クランプ式バケットをアームに取付ける
にあたり、掘削用のバケットをアームに取付ける場合に
用いられる既設の連結リンク及び支持リンクを用いなが
らクランプ式バケットをアームに取付ける構造とするこ
とができるものであり、このように掘削用のバケットを
アームに取付ける場合に用いられる既設の連結リンク及
び支持リンクを用いてクランプ式バケットをアームに取
付けできるので、クランプ式バケットを構成する部品点
数を削減することができるものである。また、既設の連
結リンクを外して保管しておく必要がなくて既設の連結
リンクが保管時に錆びたり、紛失したりするのを防止す
ることができ、しかも、掘削用のバケットを再度アーム
に取付けする場合に保管場所から既設の連結リンクを取
付け場所まで運んでくる手間を省くことができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプ式バケットの第1実施例を示す分解斜
視図である。
【図2】(a)(b)(c)は開閉動作を示す側面図で
ある。
【図3】連結リンクの第1実施例を示す分解斜視図であ
る。
【図4】アームへのクランプ式バケットの取付け手順を
説明する説明図である。
【図5】アームへのクランプ式バケットの取付け手順を
説明する説明図である。
【図6】アームへのクランプ式バケットの取付け手順を
説明する説明図である。
【図7】アームへのクランプ式バケットの取付け手順を
説明する説明図である。
【図8】クランプ式バケットの第2実施例を示す分解斜
視図である。
【図9】(a)(b)(c)は開閉動作を示す側面図で
ある。
【図10】クランプ式バケットの第3実施例を示す分解
斜視図である。
【図11】(a)(b)(c)は開閉動作を示す側面図
である。
【図12】連結リンクの第2実施例を示す分解斜視図で
ある。
【図13】クランプ式バケットの第4実施例を示す分解
斜視図である。
【図14】(a)(b)(c)は開閉動作を示す側面図
である。
【図15】クランプ式バケットの第5実施例を示す分解
斜視図である。
【図16】(a)(b)(c)は開閉動作を示す側面図
である。
【図17】クランプ式バケットの第6実施例を示す分解
斜視図である。
【図18】(a)(b)(c)は開閉動作を示す側面図
である。
【図19】アームへの掘削用のバケットの取付け状態を
示す斜視図である。
【図20】バケットの取外し状態を示す分解斜視図であ
る。
【図21】従来例を説明する説明図である。
【図22】他の従来例を説明する説明図である。
【図23】さらに他の従来例を説明する説明図である。
【符号の説明】
A クランプ式バケット 1 上爪 2 下爪 3 アーム 4 連結リンク 5 シリンダー 5a シリンダーロッド 6 連結部 7 支持リンク 8 連動連結部 a 既設の連結リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が軸着されて開閉移動可能となっ
    た上爪と下爪とを備えたクランプ式バケットを油圧ショ
    ベルのような建設機械のアームの先部に配設し、上爪と
    下爪のうち、いずれか一方の基端をアームの先部に軸着
    し、下爪から下爪を開閉移動させるための連結リンクを
    突設し、上記連結リンクをアームに付設されたシリンダ
    ーのシリンダーロッドの先部に軸着し、連結リンクの途
    中に連結部を設け、この連結部にアームの途中より回動
    自在に突設された支持リンクの先部を軸着し、上爪と連
    結リンクに設けられた連結部との間に既設の連結リンク
    を配設すると共に、この既設の連結リンクの両端を上爪
    または連結部にそれぞれ軸着して成ることを特徴とする
    建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構
    造。
  2. 【請求項2】 上爪と下爪とで構成されるクランプ式バ
    ケットを油圧ショベルのような建設機械のアームの先部
    に配設し、上爪の基端に上爪の開閉移動に連動して下爪
    を開閉移動させる連動連結部を設け、連動連結部を下爪
    の基端に軸着し、連動連結部の軸着部よりも爪先側に位
    置する下爪の途中をアームの先部に軸着し、上爪から連
    結リンクを突設し、上記連結リンクをアームに付設され
    たシリンダーのシリンダーロッドの先部に軸着し、連結
    リンクの途中に連結部を設け、この連結部にアームの途
    中より回動自在に突設された支持リンクの先部を連結
    し、上爪と連結リンクに設けられた連結部との間に既設
    の連結リンクを配設すると共に、この既設の連結リンク
    の両端を上爪または連結部にそれぞれ連結して成ること
    を特徴とする建設機械のアームへのクランプ式バケット
    の取付け構造。
JP31001492A 1992-11-19 1992-11-19 建設機械のアームへのクランプ式バケットの取付け構造 Expired - Lifetime JPH0718175B2 (ja)

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