JPH06158410A - 縫製システム - Google Patents

縫製システム

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JPH06158410A
JPH06158410A JP31190092A JP31190092A JPH06158410A JP H06158410 A JPH06158410 A JP H06158410A JP 31190092 A JP31190092 A JP 31190092A JP 31190092 A JP31190092 A JP 31190092A JP H06158410 A JPH06158410 A JP H06158410A
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JP
Japan
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sewing
mold
carrier
data
mold piece
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Application number
JP31190092A
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English (en)
Inventor
Satoru Makino
悟 牧野
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CADと裁断機で裁断された型片をサイズ毎
やデザイン毎に仕分けする必要がなく、よって型片の仕
分け作業でのミス(サイズ違い等)や縫い合わせのミス
が生じることがなく、作業者の負担を軽減することが可
能な縫製システムを提供する。 【構成】 搬送用コンピュータ102と各振り分け機構
1毎に1台づつ設けられた複数の電子制御回路106
a、106b・・・が相互にキャリアの情報を交換でき
るように、搬送用コンピュータ102と各電子制御回路
とが接続されている。また、投入される型片の情報を知
ることができるように搬送用コンピュータ102とCA
D用コンピュータ101とが接続されている。更に、各
作業ステーションST毎に設けられた自動ミシン105
a、105b・・・に縫製データを送るように、搬送用
コンピュータ102と各自動ミシンとが接続されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縫製システムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、縫製工場等において、裁断は、ア
パレルCADと裁断機により、自動裁断が実現している
(例えば、特開平1−250465公報参照)。この裁
断機により裁断された型片は、図11に示すマーカーシ
ートの様に型片が配置されている。この様に配置された
型片を仕分け作業者が人の判断により一着分に仕分けし
搬送システムに投入していた。このような搬送システム
としては、縫製加工品等の物品を吊持したハンガーを搬
送するハンガーコンベアシステムがあり、種々の機構の
ものが実用化されている(例えば、特開平3−6115
6号公報,特開平3−36712号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ハンガーシステムは、一着分の型片を一つのキャリアに
吊持し、各作業ステーション毎に搬送している一着流し
のハンガーシステムである。この為アパレルCADでマ
ーカーシートを作成する場合、一着分を型入れしたマー
カーシートを作成するのが適当だが、通常生地の歩留ま
り率(生地に型片を配置するとき、生地の使用効率を表
したもの)を上げるためには、複数のサイズ又は異なる
デザインを型入れしたマーカーシートの方がよく、裁断
機から裁断されたよく似通ったサイズ違いの型片が前述
のマーカーシートの様に配置された型片の中から人の判
断により、仕分け作業者が一着分に仕分けしてハンガー
システムに投入し、作業ステーションの縫製作業者がキ
ャリヤに吊持された一着分の型片の中から縫い合わせる
型片を選びだして加工する必要があった。つまり、生地
の歩留まり率を上げると、裁断機により裁断された型片
の仕分け作業でのミス(サイズ違い等)や縫い合わせの
ミスが起りやすかった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、CADと裁断機で裁断された型
片をサイズ毎やデザイン毎に仕分けする必要がなく、よ
って型片の仕分け作業でのミス(サイズ違い等)や縫い
合わせのミスが生じることがなく、作業者の負担を軽減
することが可能な縫製システムを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の縫製システムは、縫製データに基づき縫製を行
うミシンが備えられた作業ステーションに被加工物を搬
送して、前記ミシンで前記被加工物に縫製を行う縫製シ
ステムであり、一枚の生地における複数の型片の裁断位
置を表すマーカーデータを作成するマーカーデータ作成
手段と、前記マーカーデータ作成手段によって作成され
たマーカーデータに従って生地を裁断し、複数の型片を
作成する裁断機と、各作業ステーションを結ぶ搬送ライ
ンを有し、型片を保持するための複数のキャリアを任意
の作業ステーションへ搬送するための搬送手段と、前記
裁断機によって作成された複数の型片を前記マーカーデ
ータに基づいて仕分けして、前記キャリアにより各作業
ステーションに前記縫製データと共に送る制御手段とを
備えた。
【0006】
【作用】上記の構成を有する本発明の縫製システムで
は、縫製データに基づき縫製を行うミシンが備えられた
作業ステーションに被加工物を搬送して、前記ミシンで
前記被加工物に縫製を行う縫製システムであり、マーカ
ーデータ作成手段によって作成されたマーカーデータに
従って裁断機が生地を裁断し、複数の型片を作成する。
そして制御手段が裁断機によって作成された複数の型片
をマーカデータに基づいて仕分けして、搬送手段のキャ
リアにより各作業ステーションに前記縫製データと共に
送る。そして作業ステーションのミシンにより型片を縫
い合わせる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図面を参
照して説明する。図2乃至図4に示すように、振り分け
機構1は縫製工場等に相互間隔をおいて設置されてお
り、各振り分け機構1には床面2上に立設される支柱3
が設けられている。支軸4は支柱3の上端に取付台5を
介して立設され、その上端には支持板6が固定されてい
る。
【0008】ステーションレール用支枠7aはその中間
部において支持板6の上面に支持固定されている。一対
の平行なブリッジレール用支枠7bは隣接する振り分け
機構1の支持板6間に跨って支持固定されている。
【0009】一方、振り分け機構1の周囲には、作業ス
テーションSTが配置され、この作業ステーションST
に向かって、ブリッジレール用支枠7bからステーショ
ンレール用支枠7aが延出されている。作業ステーショ
ンSTの一部が、後述するキャリア36から加工布等を
取り外す完成ステーションSTa、及びキャリア36に
裁断された新たな加工布等を取り付ける投入ステーショ
ンSTbとして配置され、本実施例では、図2の右端の
振り分け機構1の周囲に設けられている。
【0010】その他の作業ステーションSTはステーシ
ョンレール11の下方に配置されたミシン等の縫製装置
より形成されている。また、これらの作業ステーション
STに対しては、ST1,ST2,…のようにSTの次
に付した数字により、各作業ステーションSTを区別可
能にしてある。
【0011】そして、支枠7a,7bに、複数の吊下金
具9により吊下支持され、配置された一対の平行なブリ
ッジレール10が振り分け機構1間に設けられている。
また、振り分け機構1の周囲に配置された作業ステーシ
ョンST用の、複数の馬蹄形状をなすステーションレー
ル11が設けられ、ブリッジレール10とステーション
レール11とにより搬送レール8が構成されている。
【0012】ブリッジレール10の一端及びステーショ
ンレール11の一端には搬入部10a、11aが、ブリ
ッジレール10の一端及びステーションレール11の他
端には搬出部10b、11bがそれぞれ形成され、これ
らの搬入・搬出部10a、11a、10b、11bが振
り分け機構1の周囲に同一高さ位置で所定角度(本実施
例では45度)おきに配置されている。
【0013】一方、図3及び図4に示すように、振り分
け機構1の支軸4には、回転体41が回転可能に支持さ
れている。そして、上記搬入・搬出部10a、11a、
10b、11bと対向出来るように、複数(本実施例で
は8本)の振り分けアーム44が所定角度(本実施例で
は45度)おきで放射状に突出固定されている。
【0014】また、支持板6上には正逆回転可能なアー
ム回転用のサーボモータ47が装着されている。そし
て、サーボモータ47を正方向または逆方向に回転させ
ることにより、回転体41を回動させ、キャリア36を
保持した振り分けアーム44を所定のブリッジレール1
0またはステーションレール11と対向する位置に回動
配置可能に構成されている。
【0015】また、無端状の第1チェーン20が各吊下
金具9に設けられた複数のチェーンガイド22により、
ブリッジレール10に沿って張設されている。一方、無
端状の第2チェーン(図示略)が各吊下金具9に設けら
れた複数のチェーンガイド(図示略)により、ステーシ
ョンレール11に沿って張設されている。
【0016】そして、振り分け機構1の支持板6上に装
着されたチェーン駆動用のモータ26が回転されると、
第1チェーン20がブリッジレール10に沿い図3の反
時計方向に周回移動されると共に、回転軸の回転に伴
い、第2チェーンがステーションレール11に沿い同方
向に周回移動される。
【0017】それにより、ブリッジレール10またはス
テーションレール11上の搬送対36は、係合輪38が
第1チェーン20、または第2チェーンに係合した状態
で、ブリッジレール10またはステーションレール11
に沿って図3の矢印方向に搬送移動される。
【0018】一方、キャリア36は図4に示すように、
被縫製加工品等の物品を吊下できるようにハンガー状に
されている。そして、外周に複数の係合突起を有する一
対の係合輪38がキャリア36に、摩擦抵抗が付与され
た状態で回転可能に支持されていると共に、各レール1
0、11上を転動する図示しないローラが回転可能に支
持されている。
【0019】従って、係合輪38が第1チェーン20、
または第2チェーンに係合した状態で、ブリッジレール
10またはステーションレール11に沿って図3の矢印
方向に搬送移動されるようにされている。
【0020】また、搬入用のブリッジレール10及びス
テーションレール11の搬入部10a、11aには、図
3に示すように、番号読取装置39が吊下金具9で装着
されている。そして、キャリア36がブリッジレール1
0またはステーションレール11に沿って番号読取装置
39と対応する位置に搬送されたとき、図示しないスト
ッパとの当接によりキャリア36の移動が一時的に停止
された状態、つまり係合輪38が回転された状態で、こ
の番号読取装置39によりキャリア36の係合輪38の
側面に付設された図示しないキャリア識別用のコードマ
ークにより番号が読み取られるよう構成されている。こ
れらの技術に関する詳細については、特開平3−612
11号公報、特開平3−56322号公報に記載されて
いるので、ここではその詳細な説明を省略する。
【0021】次に、本実施例の電気的構成を図5に示す
ブロック図によって説明する。本実施例の縫製システム
では、搬送用コンピュータ102と各振り分け機構1毎
に1台づつ設けられた複数の電子制御回路106a、1
06b・・・が相互にキャリアの情報を交換できるよう
に、搬送用コンピュータ102と各電子制御回路とが接
続されている。また、投入される型片の情報を知ること
ができるように搬送用コンピュータ102とCAD用コ
ンピュータ101とが接続されている。更に、各作業ス
テーションST毎に設けられた自動ミシン105a、1
05b・・・に縫製データを送るように、搬送用コンピ
ュータ102と各自動ミシンとが接続されている。
【0022】CAD用コンピュータ101は、周知のC
PU、ROM、RAMを論理演算回路の中心として構成
され、生地から型片を切り出すための裁断機103と、
切り出された型片を投入ステーションから投入する順序
が記されたマーカーシートを出力するためのXYプロッ
タ104とが接続されている。そしてそのRAM内には
図6乃至図9に示す型片の情報と図10に示すマーカー
データとが記憶されている。
【0023】そのRAM内には、図6に示すように1デ
ザイン毎にデザインデータが複数存在し、生産ロット単
位毎に、つまり生地毎にマーカーデータが存在する。そ
のデザインデータは、デザインの種別を表すデザインコ
ードと、1着分の型片の形状などを記録した型片データ
群と、その型片を縫い合わせる時のミシンの針を動かす
ための縫製データ群(図8に示す)と、型片を縫製する
時に縫製加工する型片の順番が記録された縫製加工順序
テーブルとから構成されている。但し、このデザインデ
ータは、1サイズ分のデータしか持たず(このサイズの
ことをマスターサイズという)、他のサイズのデザイン
データは、グレーディング等によって、その都度生成さ
れる(例えば、特公昭60−36485公報参照)。
【0024】型片データは、図7に示すように型片を区
別する型片インデックス番号が記録される項目と、その
型片の形状を示す形状データを記録する項目と、縫い合
わされるべき型片の型片インデックスが記録された縫合
型片インデックスを記録する項目と、その縫い合わされ
るべき型片と縫合する際の縫製データを示すポインタが
記録される項目とからなる。例えば、1デザインの型片
数がp個の型片データは、1番からp番までの型片イン
デックス番号が付けられた型片の形状データが記録され
ている。
【0025】また、縫製加工順序テーブルは、図9に示
すように縫い合わせる順序の項目と、縫い合わされるべ
き型片の型片インデックス番号の項目と、縫い合わされ
た型片に新しく付けられる型片のインデックス番号であ
る縫合インデックス番号の項目からなる。例えば、縫い
合わせる工程がE回で完成する型片数がp個のデザイン
であるならば、縫製加工順序テーブルの順序の項目は、
1番からE番(完成)まであり、型片インデックス番号
の項目に1番からp+(E−1)番までの縫い合わされ
るべき型片の組合わせが記録され、縫合型片インデック
ス番号の項目にはp+1番からp+E番までの型片イン
デックス番号が記録される。
【0026】マーカーデータは、マーカーシートに配置
された型片を区別するための型片番号と、その型片の前
記デザインコードと、前記型片インデックスと、その型
片のサイズと、マーカーシート上の配置位置とから構成
される。例えば、複数のデザインが複数着分マーキング
された総型片数がP個のマーカーデータは、図10に示
すように、1番からP番までの型片番号を持つマーカー
データが記憶されている。このマーカーデータをXYプ
ロッタ104に出力すると、図11に示すようなマーカ
ーシートが出力され、またマーカーデータを裁断機に出
力すると、前記マーカーシートの様に1枚の生地から型
片が裁断される。
【0027】搬送用コンピュータ102は、周知のCP
U、ROM、RAMを論理演算回路の中心として構成さ
れ、そのRAM内は図12に示すように、縫製データが
格納される縫製データ格納エリアと、型片を縫い合わせ
るための縫製加工の順序や縫い合わせる型片の組合わせ
等の情報が格納される縫製加工情報エリアと、前記キャ
リアに保持された型片を記憶するためのキャリアテーブ
ルと、型片投入番号とマーカーデータの総型片数が記憶
される作業エリアから構成される。
【0028】縫製加工情報は、縫製加工順序の項目と、
縫い合わされる型片の番号が記憶される項目と、縫い合
わされた型片に新しく付けられる型片番号が記憶される
項目と、型片を縫い合わせる時の縫製データを示す縫製
データ番号の項目と、縫製作業中にどこまで縫製加工が
進んだかを知るための加工済フラグが記憶される項目か
らなる。例えば、型片の総数がP個のマーカーデータで
あるならば、図13に示すように、初期状態では、加工
済フラグは、すべて0に設定され、縫製加工順序の項目
は、各デザイン毎に1番から完成の番号までが記憶され
る。型片番号の項目は、マーカーシートに記された型片
番号が、1番からP+(マーカーデータに記憶された各
デザインの縫製加工順序テーブルの順序の完成時の番号
の総和からデザイン数を減じたもの)番までの縫い合わ
されるべき型片番号の組合わせが記憶される。加工済型
片番号は、P+1番からP+(マーカーデータに記憶さ
れた各デザインの縫製加工順序テーブルの順序の完成時
の番号の総和からデザイン数を減じたもの)番までの型
片番号と完成した型片に付けられる番号である(−1)
番が記憶される。
【0029】キャリアテーブルは、キャリアの番号とそ
のキャリアに保持されている型片番号からなり、例え
ば、図14に示すように、初期状態ではキャリアが空の
状態を示す0が記憶されている。
【0030】複数の電子制御回路106a、106b・
・・は、周知のCPU、ROM、RAMを論理演算回路
の中心として構成され、外部機器との入出力を行う入出
力回路等を備えたものである。各電子制御回路は、番号
読取り装置39や、作業終了時操作されて投入信号を発
生する投入スイッチ等の各種スイッチ群からの信号を入
力する。一方、これらの信号及びROM、RAM内のデ
ータに基づいてサーボモータ47を駆動する駆動信号等
を出力する。また、この電子制御回路は、番号読取り装
置39によって認識したキャリア番号を搬送用コンピュ
ータ102に知らせる。
【0031】次に上述のように構成された縫製システム
の動作について図15乃至図19のフローチャートを参
照して説明する。
【0032】まず、システムのプログラムが起動する
と、各電子制御回路に初期化命令を出し、各電子制御回
路を初期化する(ステップS1、以下単にS1とし、そ
の他のステップについても同様とする)。次に搬送用コ
ンピュータ102のRAM内の縫製データ格納エリアに
CAD用コンピュータ101のRAM内の縫製データ群
からマスターサイズの型片の縫製データを読み込む(S
2)。そして投入される型片がどういう順番で加工され
るかを指示する縫製加工情報(図13に示す)をRAM
上に作成する(S3)。
【0033】縫製加工情報の作成は、CAD用コンピュ
ータ101のRAMからマーカーデータを作業エリアに
読み込み、総型片数を加工済型片数カウンターにセット
する(S21)。例えば、図10に示すマーカーデータ
を読み込んだとすると、総型片数はP個で、加工済型片
数カウンターにはPがセットされる。次に読み込んだマ
ーカーデータに記憶されているデザイン毎に縫製加工情
報の項目を設定して、全てのデザインについて終了した
らメインの処理へ戻る(S22のYes)。まず、デザ
インコードAというデザインのデザインデータをCAD
用コンピュータのRAMから読み込み(S23)、縫製
加工順序テーブルの順序を縫製加工情報に複写して(S
24)、その順序に対応する型片インデックス番号の型
片が、どのマーカーデータの型片番号に対応するかを調
べて(S25)、その型片番号が見つかったら(S26
のYes)、その型片番号を縫製加工情報に書込む(S
27)。
【0034】もし、マーカーデータには存在しないデザ
インコードAの型片インデックス番号p+1番以降のと
きは(S26のNo)、P+1番以降の型片番号として
縫製加工情報に書込まれる。この時の型片番号は、型片
インデックス番号(p+1番以上)−デザインAの型片
数p+加工済型片数カウンター(この時の加工済型片数
カウンターの値はP)の式から計算される(S28)。
次に縫製加工順序テーブルの縫合型片インデックス番号
(p+1番以上)を、縫合型片インデックス番号(p+
1番以上)−デザインAの型片数p+加工済型片数カウ
ンター(この時の加工済型片数カウンターの値はP)の
式で変換して、縫製加工情報の加工済型片番号に書込む
(S29)。ただし、縫合型片インデックス番号p+E
番は完成品の意味を持つ(−1)が縫製加工情報に書込
まれる(S30)。
【0035】以上の処理が済んだら、加工済型片カウン
ターにデザインAの完成までの加工数Eを加えて、次の
デザインBについての処理に備えて更新する(S3
1)。更にマーカーデータに記憶されたサイズに合せて
縫製データを変換し、その縫製データをRAM上の縫製
データ領域に追加して、その縫製データを示す縫製デー
タ番号を縫製加工情報に書込む(S32)。そして、マ
ーカーデータに記憶されたデザイン全てについて、S2
3からS32まで繰り返され、全てのデザインについて
の縫製加工情報が作成されたら、メインの処理のS4に
戻る。
【0036】縫製加工情報の作成の処理から戻るとメイ
ン処理では、投入される型片番号をカウントするRAM
上の型片投入番号エリアに1を代入して初期化する(S
4)。次に振り分け機構に設けられた電子制御回路を監
視する為、タイマー割り込みによって動作するプロセス
を起動する(S5)。このタイマー割り込みプロセス
は、一定時間毎にメインの処理に割り込んで、主にキャ
リアテーブルの更新の処理を実行する。型片投入番号が
総型片数を越えたかどうかをチェックして、型片投入投
入番号が総型片数を越えていれば(S41のYes)、
S45へ進み、型片投入番号が総型片数を越えていなけ
れば(S41のNo)、投入STで型片が投入されたか
を電子制御回路に問い合せて、もし型片が投入されてい
れば(S42のYes)、その投入されたキャリア番号
を電子制御回路に問い合せて、そのキャリア番号のキャ
リアテーブルに型片投入番号を書込む(S43)。
【0037】型片投入番号を次に投入されるべき型片の
番号に更新するため、型片投入番号をインクリメントす
る(S44)。次に空のキャリアがあるか電子制御回路
に問い合せて(S45)、空のキャリアがあった場合に
は(S46)、その空のキャリアを投入STに送る命令
を電子制御回路に出す(S47)。次に投入ST以外の
STで型片が投入されたかどうかを電子制御回路に問い
合せて、もし投入ST以外のSTで型片が投入されなけ
れば(S48のNo)、S54へ進み、投入された型片
があるならば(S48のYes)、その投入されたキャ
リア番号を電子制御回路に問い合せる(S49)、この
時、このSTは投入STではないので、型片を保持した
キャリア2つを受け取り、その型片2つを縫い合わせ
て、新しい1つの型片として1方のキャリアに保持さ
せ、残りのキャリアは空の状態で再投入されるので、こ
のSTで投入されたキャリアは2つのキャリアである。
【0038】そのキャリア番号からキャリアテーブルを
参照してキャリアに保持されている型片番号を求め(S
50)、その型片番号で縫製加工情報から対応する加工
済型片番号を求めて(S51)、その加工済型片番号と
空のキャリアを意味する型片番号0をキャリアテーブル
の型片番号の項目に書込み、キャリアテーブルを更新す
る(S52)。次にこの縫製工程が終了したことを示す
縫製加工情報の加工済フラグをONにする。最後に、キ
ャリアテーブルから型片番号が完成品を表す(−1)の
型片番号を持つキャリア番号を探し(S54)、完成品
を持つキャリアが見つかったならば(S55のYe
s)、そのキャリア番号のキャリアを完成STに送るよ
うに電子制御回路に命令を出し、メインの処理へ戻る。
【0039】メインの処理では、次に縫製加工する型片
を検索する、つまり、縫製加工情報の加工済フラグがO
FFであり、且つ縫製加工順序が小さい番号を検索し
て、その番号が示す2つの型片番号を見つける(S
6)。ここで、縫製加工する型片番号が見つからなけれ
ば、すべてのデザインについて縫製加工が終了したとい
うことなので、このプロセスを終了する(S7のYe
s)。縫製加工する2つの型片番号が見つかったならば
(S7のNo)、キャリアテーブルに記憶されている型
片番号の中から、縫製加工する型片番号と一致する型片
番号を検索し、そのキャリア番号を見つける(S8)。
縫製加工する2つの型片番号を記憶している2つのキャ
リア番号が見つからなかった場合(S9のNo)は、縫
製加工する型片を保持したキャリアがまだ投入STより
投入されていないということであり、別のデザインにつ
いて次に縫製加工する型片を検索し(S6)、上記のス
テップを繰り返す。
【0040】縫製加工する2つの型片番号を記憶してい
る2つのキャリア番号が見つかった場合(S9のYe
s)は、電子制御回路に空きSTを問い合せて(S1
0)、その空きSTにS8で検索したキャリア番号のキ
ャリア2つを搬送する命令を電子制御回路に出すことに
よって、その空きSTに縫い合わされるべき型片を保持
した2つのキャリアを送る(S11)。この時、2つの
キャリアと共にそのSTに設置された自動ミシンに、縫
製加工情報の記憶されている縫製データ番号から縫製デ
ータを検索して、その縫製データを送る(S12)。以
上のS6からS12の動作を、S7で縫製加工する型片
番号が見つからなくなるまで繰り返し、加工する型片が
なくなったら処理を終了する。
【0041】以上、説明したことから明かなように、本
実施例発明の縫製システムによればCADと裁断機10
3で裁断された型片をサイズ毎やデザイン毎に仕分けす
る必要がなく、よって型片の仕分け作業でのミス(サイ
ズ違い等)や縫い合わせのミスが生じることがなく、作
業者の負担を軽減することが可能である。
【0042】尚、本発明は以上詳述した実施例に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲の変更は
可能である。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したことから明かなように、
本発明の縫製システムによればCADと裁断機で裁断さ
れた型片をサイズ毎やデザイン毎に仕分けする必要がな
く、よって型片の仕分け作業でのミス(サイズ違い等)
や縫い合わせのミスが生じることがなく、作業者の負担
を軽減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】搬送装置の全体概略配置図である。
【図3】搬送装置の振り分け機構、搬送レール等の配置
を説明する説明図である。
【図4】搬送装置の拡大正面図である。
【図5】本実施例の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図6】CAD用コンピュータのRAM内の情報を示す
説明図である。
【図7】CAD用コンピュータのRAM内の型片データ
を示す説明図である。
【図8】CAD用コンピュータのRAM内の縫製データ
を示す説明図である。
【図9】CAD用コンピュータのRAM内の縫製加工順
序テーブルを示す説明図である。
【図10】CAD用コンピュータのRAM内のマーカー
データを示す説明図である。
【図11】CAD用コンピュータから出力されたマーカ
ーシートを示す説明図である。
【図12】搬送用コンピュータのRAM内の情報を示す
説明図である。
【図13】搬送用コンピュータのRAM内の縫製加工情
報を示す説明図である。
【図14】搬送用コンピュータのRAM内のキャリアテ
ーブルを示す説明図である。
【図15】搬送処理を示すフローチャートである。
【図16】搬送処理を示すフローチャートである。
【図17】搬送処理の縫製加工情報作成処理を示すフロ
ーチャートである。
【図18】搬送処理のタイマー割り込み処理を示すフロ
ーチャートである。
【図19】搬送処理のタイマー割り込み処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 振り分け機構 8 搬送レール 36 キャリア 101 CAD用コンピュータ 102 搬送用コンピュータ 103 裁断機 105 自動ミシン 106 電子制御回路 ST 作業ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06H 7/00 D 7199−3B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製データに基づき縫製を行うミシンが
    備えられた作業ステーションに被加工物を搬送して、前
    記ミシンで前記被加工物に縫製を行う縫製システムにお
    いて、 一枚の生地における複数の型片の裁断位置を表すマーカ
    ーデータを作成するマーカーデータ作成手段と、 前記マーカーデータ作成手段によって作成されたマーカ
    ーデータに従って生地を裁断し、複数の型片を作成する
    裁断機と、 各作業ステーションを結ぶ搬送ラインを有し、型片を保
    持するための複数のキャリアを任意の作業ステーション
    へ搬送するための搬送手段と、 前記裁断機によって作成された複数の型片を前記マーカ
    ーデータに基づいて仕分けして、前記キャリアにより各
    作業ステーションに前記縫製データと共に送る制御手段
    とを備えたことを特徴とする縫製システム。
JP31190092A 1992-11-20 1992-11-20 縫製システム Pending JPH06158410A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817372B1 (ko) * 2000-12-14 2008-03-27 쥬키 가부시키가이샤 봉제 지원 방법, 봉제 지원 시스템 및 봉제 지원 프로그램을 저장한 기록 매체

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