JPH06157835A - 低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents
低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物Info
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- JPH06157835A JPH06157835A JP33000292A JP33000292A JPH06157835A JP H06157835 A JPH06157835 A JP H06157835A JP 33000292 A JP33000292 A JP 33000292A JP 33000292 A JP33000292 A JP 33000292A JP H06157835 A JPH06157835 A JP H06157835A
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Abstract
かつドリップ性を防止した優れた成形品を与える低収縮
性難燃ポリオレフィン樹脂組成物の提供。 【構成】 下記(A)から(F)までの合計量を100
重量%として、(A)ロックウールおよび/またはガラ
ス繊維5〜30重量%、(B)ハロゲン系難燃剤5〜2
5重量%、(C)三酸化アンチモンを(B)に対して5
0〜10重量%(D)架橋助剤0.5〜5重量%、
(E)チオフォスファイト0.05〜1重量%および
(F)残りポリオレフィン樹脂からなるポリオレフィン
樹脂組成物。
Description
フィン樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、大きな成
形収縮率を持つ難燃ポリオレフィン樹脂組成物に、ロッ
クウールおよび/またはガラス繊維を添加することによ
って難燃性を低下させずに成形収縮率を大幅に低下させ
た難燃ポリオレフィン樹脂組成物に関する。例えばノリ
ル樹脂等の成形収縮率の低い樹脂の成形加工に使用して
いる金型を改造することなくそのままで難燃ポリオレフ
ィン樹脂組成物の成形に使用できるというコスト面での
メリットを有し、かつ高度の難燃性、ドリップ防止効果
を有する低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物に関す
る。従来より、ポリオレフィン樹脂は、加工性、耐薬品
性、耐候性、電気的特性および機械的特性などに優れて
いるため、家庭用電気部品の分野を始めとして、建築
物、室内装飾品、自動車部品など各種の分野に多用され
ている。
し易く、燃焼時の熱分解によりいったん液化し、着火液
滴、無着火液滴の滴下および溶断による燃焼片の落下
(以下、これらの滴下物および落下物をドリップとい
い、ドリップを起こす性質をドリップ性という。)が生
じる。このドリップ性は難燃性の低下を引き起こす大き
な要因となる。従来、このドリップ性を改良した組成物
として、難燃ポリオレフィンに、アクリル酸エステル系
の架橋助剤とチオフォスファイト系の架橋剤を配合した
難燃ポリオレフィン樹脂組成物が知られている(特公昭
63ー63573号)。しかしながら、該難燃ポリオレ
フィン樹脂組成物に、無機充填剤例えばタルク、炭酸カ
ルシウム、マイカなどを高濃度で添加した場合、難燃性
の低下が生じるとともに、MFR(温度230℃、荷重
2.16Kgを加えたときの10分間 の溶融樹脂の吐出
量)の低下にともなう成形加工性が低下するという欠点
を有している。
縮率が小さくかつ高度な難燃性を有し、ドリップ性を防
止した低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物を得るべ
く鋭意研究した。その結果、ポリオレフィン樹脂に、ロ
ックウールおよび/またはガラス繊維、ハロゲン系難燃
剤、三酸化アンチモン、架橋助剤およびチオフォスファ
イトの各所定量を配合してなる組成物が、高度な難燃性
とドリップ防止性を損なわずに成形収縮率を小さくする
ことのできる組成物になることを見いだし、この知見に
もとずき本発明を完成した。以上の記述から明らかなよ
うに、本発明の目的は成形収縮率が小さく、高度の難燃
性を有し、かつドリップ性を防止した優れた成形品を与
える低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物を提供する
ことである。
有する。下記(A)から(F)までの合計量を100重
量%として、(A)ロックウールおよび/またはガラス
繊維5〜30重量%、(B)ハロゲン系難燃剤5〜25
重量%、(C)三酸化アンチモンを前記ハロゲン系難燃
剤に対して50〜10重量%、(D)架橋助剤0.5〜
5重量%、(E)下記一般式化6、化7、化8および化
9で表されるもののなかから選ばれたチオフォスファイ
ト0.05〜1重量%および(F)残りポリオレフィン
樹脂、からなる低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成
物。
アルキル基もしくはアリール基を表す。 R2 は―S
R'2または―R'2であり、R3 は―SR'3または―R'3
であり、―R'2、―R'3は炭素数6個以上の同種または
異種のアルキル基、シクロアルキル基もしくはアリール
基を表す。Xは―(CH2)n―、―(CH2)n―O―
(CH2)m―もしくは化10で表される。ここでn,
m,lは2〜6の同数または異数の整数を表す。)
繊維は、それぞれ単独でもしくは両者を混合して使用す
ることができる。その配合割合は、組成物に対して5〜
30重量%、好ましくは10〜25重量%である。該配
合割合が5重量%未満では成形収縮率を小さくする効果
が乏しく、また30重量%超えて配合しても成形収縮率
を小さくする効果が飽和し、また得られる樹脂組成物の
MFRを低下させる原因にもなる。
は、融点が270℃以上の有機ハロゲン化化合物であ
り、例えば臭素系難燃剤としてデカブロモジフェニルオ
キサイド、ヘキサブロモベンゼン、エチレンビステトラ
ブロモフタルイミドをあげることができ、また塩素系難
燃剤としてパークロロペンタシクロデカンをあげること
ができる。該ハロゲン系難燃剤の配合割合は、組成物に
対して5〜25重量%、好ましくは15〜25重量%で
ある。該配合割合が5重量%未満では充分な難燃性が得
られず、また25重量%を超えてもかまわないが難燃効
果のこれ以上の向上がなく、かつコストが高くなる。
合は、用いるハロゲン系難燃剤に対して50〜10重量
%、好ましくは50〜25重量%である。用いるハロゲ
ン系難燃剤に対して50重量%を超えて添加しても構わ
ないが、用いるハロゲン系難燃剤とのこれ以上の難燃性
の相乗効果が期待されなくなる。また10重量%未満の
配合割合では、用いるハロゲン系難燃剤との難燃性の相
乗効果が期待されず、充分な難燃性が得られなくなる。
性モノマー、オキシムニトロソ化合物、マレイミド化合
物などを挙げることができる。具体例としては、例えば
トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレー
ト、(ジ)エチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、トリメチロール
エチレントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリ
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレー
ト、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレート、ジビニル
ピリジン、キノンジオキシム、ベンゾキノンジオキシ
ム、p―ニトロソフェノール、N,N'―m―フェニレン
ビスマレイミドなどを挙げることができる。これらの中
でトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレートや
ペンタエリスリトールトリ(テトラ)アクリレートなど
の多官能性(メタ)アクリル酸エステルが好ましい。
0.5〜5重量%、好まし くは0.5〜3重量%であ
る。該配合割合が0.5重量%未満では、燃焼時のドリ
ップ防止効果がほとんどなく、また5重量%を超えて配
合してもドリップ防止効果に、これ以上の向上が期待さ
れないので意味が無い。
化8および化9で表されるチオホスファイトとしては、
例えばトリラウリルトリチオホスファイト、トリデシル
トリチオホスファイト、トリベンジルトリチオホスファ
イト、トリシクロヘキシルトリチオホスファイト、トリ
(2―エチルヘキシル)トリチオホスファイト、トリナ
フチルトリチオホスファイト、ジフェニルデシルトリチ
オホスファイト、ジフェニルラウリルトリチオホスファ
イト、テトララウリル―4―オキサヘプチレン―1,7
―テトラチオホスファイト、テトラキス(メルカプトラ
ウリル)―1,6―ジメルカプトヘキシレンジホスファ
イト、ペンタキス(メルカプトラウリル)ビス(1,6
―ヘキシレン―ジメルカプト)トリチオホスファイト、
テトラキス(メルカプトラウリル)―2,9―ジメルカ
プト―パラ―メチレンジホスファイト、ビス(メルカプ
トラウリル)―1,6―ジメルカプトヘキシレン―ビス
(ベンゼンホスファイト)、ジオクチルジチオペンタエ
リスリトールジホスファイト、ジラウリルジチオペンタ
エリスリトールジホスファイト、フェニルラウリルジチ
オペンタエリスリトールジホスファイトおよびこれらの
2以上の混合物を挙げることができる。
に対して0.05 〜1重量%、好ましくは0.1〜1重
量%である。該配合割合が0.05重量%未満ではドリ
ップ防止効果が乏しく、また1重量%を超えて配合して
もドリップ防止効果にこれ以上の向上が期待されないの
で意味がない。
は、例えばプロピレン単独重合体、プロピレンを主成分
としてプロピレンとエチレン、ブテン―1、ペンテン―
1、ヘキセン―1、4―メチルペンテン―1、ヘプテン
―1、オクテン―1、デセン―1から選ばれた1以上と
の結晶性プロピレン系共重合体、低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン―
プロピレンラバー、エチレン―酢酸ビニル共重合体、ス
チレン―ブタジエン共重合体およびこれらの2以上の混
合物を例示することができる。特にプロピレン単独重合
体、プロピレンを主成分としたプロピレン―エチレンラ
ンダム共重合体もしくはプロピレン―エチレンブロック
共重合体などと、エチレン―プロピレンラバーおよびポ
リエチレンを併用することが好ましい。
フィン樹脂に添加される各種の添加剤例えば酸化防止
剤、帯電防止剤、滑剤および顔料、さらにまた難燃性や
流動性に影響を与えない範囲で無機充填剤(例えば、タ
ルク、マイカ、クレー、炭酸カルシウム、水酸化マグネ
シウム、水酸化アルミニウム、メタほう酸バリウム、金
属繊維など)を併用することもできる。
ないが、前述の(A),(B),(C),(D),
(E)および(F)の各成分の所定量をヘンセルミキサ
ー(商品名)、スーパーミキサーなどの混合器にいれ、
攪はん混合した後、該混合物を通常の単軸押出機、2軸
押出機、バンバリミキサーまたはロールなどにより溶融
混練した後、ペレタイズすることによって得られる。溶
融混練温度は170〜250℃、好ましくは180〜2
30℃である。得られた組成物は射出成形、押出成形な
どの成形法により所望の成形品に成形される。このよう
にして成形された成形品は、成形収縮率が小さく、高度
な難燃性と優れたドリップ防止効果を有する。
て得られる組成物を成形したときに得られる成形品の成
形収縮率を小さくするためには、無機充填剤を高濃度で
添加する必要がある。しかしながら、架橋助剤を配合し
たような難燃性ポリオレフィン樹脂組成物に無機充填剤
例えばタルク、炭酸カルシウム、マイカなどを高濃度で
配合すると造粒時の溶融混練等によって、得られる樹脂
組成物のMFRが低下し、成形加工性の低下の原因とな
ったり、さらに難燃性の低下を引き起こすこともあり、
本来の性能を著しく損なうといった欠点を有している。
しかるに、本発明で用いるロックウールやガラス繊維
は、他の無機充填剤に比べて少ない配合割合で効果的に
成形収縮率を小さくすることができ、得られる樹脂組成
物は高度な難燃性を有し、優れたドリップ性防止性を有
する。
具体的に説明するが、本発明は、これによって範囲を限
定されるものではない。なお実施例および比較例で用い
た難燃性、MFRおよびに成形収縮率の測定はつぎの方
法によった。 (1)難燃性 ULサブジェクト94(アンダーライター・ラボラトリ
ーズインコーポレーション)の「機器の部品用プラスチ
ック材料の燃焼試験」の20MM垂直燃焼試験および1
25MM垂直燃焼試験に準拠し、ドリップの有無につい
ても観察、記録した。なお20MM垂直燃焼試験では試
験片の肉厚1. 6mm、125MM垂直燃焼試験では試
験片の肉厚2.0mm。 (2)MFR JIS―K7210に準拠。 (3)成形収縮率 金型内圧センサーを用い成形時の保圧を250kg/c
m2 、保圧時間15秒に調整し、長さ400mm、幅8
0mm,厚さ2mmの試験片を射出成形(成形温度25
0℃、金型温度37℃)により成形した。該成形品を温
度23℃に調整された雰囲気下に2日間放置した後に、
該試験片の長さ(A)を測定し下式により成形収縮率を
算出した。 (400― A)/400×100=成形収縮率(%)
ック共重合体(MFR10g/10min)38.3重
量%、高密度ポリエチレン[M I(温度190℃、荷
重2.16Kgを加えたと きの10分間の溶融樹脂の吐
出量)7.0g/10min チッソポリエチ(商標)
M680、チッソ(株)製]3重量%、エチレン―プロ
ピレンラバー[MFR 3.2g/10min EP0
2P (商品名)日本合成ゴム(株)製]5重量%、ハ
ロゲン系難燃剤としてデカブロモジフェニルオキサイド
[DE―83R(商品名)グレートレークスケミカル
(株)製]23重量%、三酸化アンチモン(日本精鉱
(株)製)8重量%、架橋助剤としてペンタエリスリト
ールテトラアクリレート[アロニックスM―450(商
品名)東亜合成化学工業(株)製] 2.2重量%、チ
オホスファイトとしてトリラウ リルトリチオホスファ
イト[JPS―312(商品名)城北化学(株)製]
0.5重量%、ロックウー ル[CMF1000(商品
名)日本セメント(株)製]20重量%、上述の組成物
の合計100重量部に対して加工安定剤として、2,6
―ジ―t―ブチル―p―クレゾール0.15重量部、テ
トラキス [メチレン―3―(3’,5’―ジ―t―ブ
チル―4’―ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メ
タン0.1重量部、ジミリスチル―β,β’― チオジプ
ロピオネート0.2重量部、2―t―ブ チル―(3’―
t―ブチル―5’―メチル―2’―ヒドロキシベンジ
ル)―4―メチルフェニルアクリレート0.6重量部、
カルシウムステアリル ホスファイト0.1重量部をヘン
セルミキサー( 商品名)に入れ、3分間攪はん混合し
た。得られた混合物を口径45mmの2軸押出機を用
い、溶融混練温度200℃で溶融混練押出し、ペレタイ
ズして低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物を得た。
得られたペレットを100℃で2時間乾燥したのち、該
ペレットを用いてシリンダーの最高温度を250℃に設
定した射出成形機で難燃性、成形収縮率測定用の所定の
試験片をそれぞれ成形した。該試験片を用いて難燃性お
よびドリップ性、成形収縮率を測定した。その結果を第
1表に示した。
ク共重合体を第1表記載の配合割合で配合した以外は、
実施例1に準拠してペレットを得た。得られたペレット
を用いて実施例1に準拠して測定用試験片を作成し測定
を行った。
F1000)、ガラス繊維(日本電気硝子(株)製チッ
プドストランド)、タルク(林化成(株)製ミクロンホ
ワイト5000A)、ワラストナイト(NYCO社製N
YAD325)、マイカ(レプコ(株)製レプコマイカ
M400)、炭酸カルシウム(同和カルファイン(株)
製KS1300RS)、硫酸バリウム(堺化学(株)製
硫酸バリウム#100)]を第1表記載の配合割合で配
合し、さらにエチレン−プロピレンブロック共重合体を
第1表記載の配合割合で配合した以外は、実施例1に準
拠してペレットを得た。得られたペレットを用いて実施
例1に準拠して測定用試験片を作成し測定を行った。そ
の結果を第1表に示した。
燃剤、三酸化アンチモンを第2表記載の配合割合で配合
した以外は、実施例1に準拠してペレットを得た。得ら
れたペレットを用いて実施例1に準拠して測定用試験片
を作成し測定を行ない、その結果を第2表に示した。
ック共重合体のみを使用し、第2表記載の配合割合で配
合し、実施例1に準拠してペレットを得た。得られたペ
レットを用いて実施例1に準拠して測定用試験片を作成
し測定を行った。その結果を第2表に示した。
用した以外は実施例5に準拠してペレットを得た。得ら
れたペレットを用いて実施例1に準拠して測定用試験片
を作成し測定を行った。その結果を第2表に示した。
またはガラス繊維を配合しない比較例1はMFRの低下
はなく、難燃性およびドリップ性の防止効果も良好であ
るが、成形収縮率が1.42%と大きい。また、タ ル
ク、ワラストナイト、マイカを20重量%添加した比較
例2〜4では、難燃性およびドリップ性の防止効果は低
下しないが、MFRの低下するものがあり、さらに、そ
れぞれの成形収縮率は、0.97%,1.05%、0.9
4%である。この 値は、ロックウールを20重量%添
加した実施例1およびガラス繊維を15重量%添加した
実施例3および第2表記載の実施例4〜6の成形収縮率
に比べ、大きな値を示しており成形収縮率を小さくする
効果が小さいことがわかる。
は、難燃性およびドリップ性の防止効果が著しく低下
し、成形収縮率を低下させる効果も小さい。以上のよう
に、これら比較例2〜6に比べ、ロックウールおよびガ
ラス繊維を配合した第1表および第2表記載の実施例1
〜6は、MFR、難燃性およびドリップ性の防止効果が
低下することもなく、効果的に成形収縮率を小さくする
ことができる。
は、成形収縮率が小さく、高いMFRを有し、高度な難
燃性とドリップ性の防止効果を有するとともに、通常の
難燃ポリオレフィン樹脂に比べて成形収縮率が小さくな
っているため、射出成形加工などの分野において、成形
収縮率の小さな樹脂用の金型をそのまま使用でき、金型
の作り替えや修正の必要がなく、コスト的にも有利であ
るといった顕著な効果を有する難燃ポリオレフィン樹脂
組成物である。
Claims (2)
- 【請求項1】下記(A)から(F)までの合計量を10
0重量%として、(A)ロックウールおよび/またはガ
ラス繊維5〜30重量%、(B)ハロゲン系難燃剤5〜
25重量%、(C)三酸化アンチモンを前記ハロゲン系
難燃剤に対して50〜10重量%(D)架橋助剤0.5
〜5重量%、(E)下記一般式化1、化2、化3および
化4で表されるもののなかから選ばれたチオフォスファ
イト0.05〜1重量%および(F)残りポリオレフィ
ン樹脂からなる低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成
物。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】 (ただし、R1 は炭素数6個以上のアルキル基、シクロ
アルキル基もしくはアリール基を表す。 R2 は―S
R'2または―R'2であり、R3 は―SR' 3または―R'3
であり、―R'2、―R'3は炭素数6個以上の同種または
異種のアルキル基、シクロアルキル基もしくはアリール
基を表す。Xは―(CH2)n―、―(CH2)n―O―
(CH2)m―もしくは化5で表される。ここでn,m,
lは2〜6の同数または異数の整数を表す。) 【化5】 - 【請求項2】 ポリオレフィン樹脂として、プロピレン
単独重合体、プロピレンを主成分としてプロピレンとエ
チレン、ブテン―1、ペンテン―1、ヘキセン―1、4
―メチルペンテン―1、ヘプテン―1、オクテン―1、
デセン―1から選ばれた1以上との結晶性プロピレン系
共重合体、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、
高密度ポリエチレン、エチレン―プロピレンラバー、エ
チレン―酢酸ビニル共重合体、スチレン―ブタジエン共
重合体およびこれらの2以上の混合物を用いる請求項1
記載の低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33000292A JP3180476B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06157835A true JPH06157835A (ja) | 1994-06-07 |
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ID=18227673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33000292A Expired - Lifetime JP3180476B2 (ja) | 1992-11-16 | 1992-11-16 | 低収縮性難燃ポリオレフィン樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3180476B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102720053A (zh) * | 2012-06-18 | 2012-10-10 | 太原理工大学 | 一种羊毛纤维的阻燃处理方法 |
CN114316418A (zh) * | 2021-12-09 | 2022-04-12 | 成都金发科技新材料有限公司 | 一种低收缩阻燃聚乙烯组合物以及制备方法与应用 |
CN114736450A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-07-12 | 金发科技股份有限公司 | 一种高耐热收缩、高韧的耐热氧老化聚烯烃材料及其制备方法和应用 |
-
1992
- 1992-11-16 JP JP33000292A patent/JP3180476B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
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CN114316418B (zh) * | 2021-12-09 | 2023-08-04 | 成都金发科技新材料有限公司 | 一种低收缩阻燃聚乙烯组合物以及制备方法与应用 |
CN114736450A (zh) * | 2022-03-10 | 2022-07-12 | 金发科技股份有限公司 | 一种高耐热收缩、高韧的耐热氧老化聚烯烃材料及其制备方法和应用 |
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