JPH0615774A - 光反射シート - Google Patents
光反射シートInfo
- Publication number
- JPH0615774A JPH0615774A JP4174418A JP17441892A JPH0615774A JP H0615774 A JPH0615774 A JP H0615774A JP 4174418 A JP4174418 A JP 4174418A JP 17441892 A JP17441892 A JP 17441892A JP H0615774 A JPH0615774 A JP H0615774A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- reflecting sheet
- silver
- resin
- light reflecting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の光反射シートに比べて光の反射効率が
大幅に向上せしめられ、高い輝度が得られる優れた光反
射シートを供給する。 【構成】 銀を主成分とする金属薄膜を３００〜３００
０Åだけ積層したプラスチックフィルムの片面に、樹脂
１００重量部に対して硫酸バリウム単独または硫酸バリ
ウムと酸化チタンの混合物からなる白色顔料を２００〜
２０００重量部含む樹脂をコーターで塗布してなる光反
射シート。
大幅に向上せしめられ、高い輝度が得られる優れた光反
射シートを供給する。 【構成】 銀を主成分とする金属薄膜を３００〜３００
０Åだけ積層したプラスチックフィルムの片面に、樹脂
１００重量部に対して硫酸バリウム単独または硫酸バリ
ウムと酸化チタンの混合物からなる白色顔料を２００〜
２０００重量部含む樹脂をコーターで塗布してなる光反
射シート。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光反射シートに関する。
更に詳しくは本発明は、金属薄膜を積層したプラスチッ
クフィルムに、硫酸バリウム単独または硫酸バリウムと
酸化チタンの混合物からなる白色顔料を含む樹脂を塗布
した光反射シートに関する。本発明にかかる光反射シー
トは、ワードプロセッサーやパーソナルコンピュータ
ー、液晶テレビの液晶表示パネルのバックライト用、蛍
光灯や複写機等に用いる事ができる。
更に詳しくは本発明は、金属薄膜を積層したプラスチッ
クフィルムに、硫酸バリウム単独または硫酸バリウムと
酸化チタンの混合物からなる白色顔料を含む樹脂を塗布
した光反射シートに関する。本発明にかかる光反射シー
トは、ワードプロセッサーやパーソナルコンピュータ
ー、液晶テレビの液晶表示パネルのバックライト用、蛍
光灯や複写機等に用いる事ができる。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示装置は、ワードプロセッサーや
パーソナルコンピュターカラー型液晶テレビなどに数多
く使用されており、薄型で小型の表示装置を形成する事
が可能となるためにポータブルタイプや自動車内の表示
装置に使用する事が出来るという特徴を有している。ポ
ータブルタイプや自動車内の表示装置に用いるためには
内蔵するバッテリーの容量等の問題もあり省電力タイプ
の装置であることが要求される。従って使用するバック
ライトも薄型で省電力タイプが要求されている。しかし
一方で、液晶の表示品位を向上させる為には大きな光量
が必要となり、少しでも多くの光を液晶部分に供給する
必要がある。省電力でかつバックライトから供給する光
量を大きくする為には、バックライト用光反射シートの
反射効率が問題となり、反射効率が高く、高い輝度が得
られるバックライト用光反射シートが要求されている。
パーソナルコンピュターカラー型液晶テレビなどに数多
く使用されており、薄型で小型の表示装置を形成する事
が可能となるためにポータブルタイプや自動車内の表示
装置に使用する事が出来るという特徴を有している。ポ
ータブルタイプや自動車内の表示装置に用いるためには
内蔵するバッテリーの容量等の問題もあり省電力タイプ
の装置であることが要求される。従って使用するバック
ライトも薄型で省電力タイプが要求されている。しかし
一方で、液晶の表示品位を向上させる為には大きな光量
が必要となり、少しでも多くの光を液晶部分に供給する
必要がある。省電力でかつバックライトから供給する光
量を大きくする為には、バックライト用光反射シートの
反射効率が問題となり、反射効率が高く、高い輝度が得
られるバックライト用光反射シートが要求されている。
【０００３】バックライトには、光源を直接液晶部の後
部に置く方式と、［図１］に示した様に光源を透明な導
光板の横に置く方式がある。液晶表示装置の薄型化のた
めには導光板を用いる方式が適しているが、導光板を用
いるバックライトは、導光板を通して光を液晶部に伝え
る為に、導光板や光反射シートによる光の吸収が起こ
り、直接光源を液晶部の後部に置く方式より液晶部に伝
わる光量が少なくなる。従って導光板の下部に置く光反
射シートはより反射効率の高いものが求められている。
部に置く方式と、［図１］に示した様に光源を透明な導
光板の横に置く方式がある。液晶表示装置の薄型化のた
めには導光板を用いる方式が適しているが、導光板を用
いるバックライトは、導光板を通して光を液晶部に伝え
る為に、導光板や光反射シートによる光の吸収が起こ
り、直接光源を液晶部の後部に置く方式より液晶部に伝
わる光量が少なくなる。従って導光板の下部に置く光反
射シートはより反射効率の高いものが求められている。
【０００４】光反射シートとしては従来、白色顔料を塗
工もしくは含有するＡＢＳ樹脂やポリカーボネート、ポ
リエステル及び、銀反射シートなどが用いられている。
しかし白色塗装光反射シートやポリカーボネート光反射
シートでは光の反射効率が低く、かかる要請に応えるに
は不十分であった。また、今後、液晶表示の大型化やカ
ラ−化などに伴い、これまで以上に多くの光を液晶部に
供給する必要があり、従ってこれまで以上に高い反射効
率を持った光反射シートが必要となってきている。
工もしくは含有するＡＢＳ樹脂やポリカーボネート、ポ
リエステル及び、銀反射シートなどが用いられている。
しかし白色塗装光反射シートやポリカーボネート光反射
シートでは光の反射効率が低く、かかる要請に応えるに
は不十分であった。また、今後、液晶表示の大型化やカ
ラ−化などに伴い、これまで以上に多くの光を液晶部に
供給する必要があり、従ってこれまで以上に高い反射効
率を持った光反射シートが必要となってきている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】光反射シートとして一
般に使用されている銀薄膜を積層した銀反射シートは、
光の全反射率は極めて高く直線的に光を反射する能力は
高いが、光の拡散反射率は低く光を分散反射させる能力
は低いと言う問題点があった。即ち、液晶表示パネルの
バックライト用光反射シートとして使用する場合に、場
所によっては明るく場所によっては薄暗く見えると言う
欠点となり、均一に光を反射させる性質が必要である光
反射シートとしては最適とは言えなかった。
般に使用されている銀薄膜を積層した銀反射シートは、
光の全反射率は極めて高く直線的に光を反射する能力は
高いが、光の拡散反射率は低く光を分散反射させる能力
は低いと言う問題点があった。即ち、液晶表示パネルの
バックライト用光反射シートとして使用する場合に、場
所によっては明るく場所によっては薄暗く見えると言う
欠点となり、均一に光を反射させる性質が必要である光
反射シートとしては最適とは言えなかった。
【０００６】本発明の目的はこれらの問題を解決して、
従来の光反射シートに比べて反射効率が大幅に向上せし
められて高い輝度が得られる優れた光反射シートを供給
することにある。
従来の光反射シートに比べて反射効率が大幅に向上せし
められて高い輝度が得られる優れた光反射シートを供給
することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の白
色顔料を含む樹脂層を銀薄膜を積層したプラスチックフ
ィルム面に塗布する事によって、塗布された顔料によ
り、光の拡散反射率を高め、その結果、均一な光を反射
する反射効率の良い光反射シートとなる事を見いだし
て、本発明を完成した。
色顔料を含む樹脂層を銀薄膜を積層したプラスチックフ
ィルム面に塗布する事によって、塗布された顔料によ
り、光の拡散反射率を高め、その結果、均一な光を反射
する反射効率の良い光反射シートとなる事を見いだし
て、本発明を完成した。
【０００８】即ち本発明は、金属薄膜を積層したプラス
チックフィルムの片表面に、硫酸バリウム単独または硫
酸バリウムと酸化チタンの混合物からなる白色顔料を含
む樹脂を塗布してなることを特徴とする光反射シートで
ある。
チックフィルムの片表面に、硫酸バリウム単独または硫
酸バリウムと酸化チタンの混合物からなる白色顔料を含
む樹脂を塗布してなることを特徴とする光反射シートで
ある。
【０００９】また、本発明の光反射シートの好ましい態
様は、金属薄膜層が、銀、銀を含む合金または、銀と他
の金属との積層膜の場合である。
様は、金属薄膜層が、銀、銀を含む合金または、銀と他
の金属との積層膜の場合である。
【００１０】金属薄膜の金属としては、銀単独、銀と他
の金属との合金、または、銀と他の金属との積層膜であ
り、金属薄膜層の最外層に防食性のある金属層を形成す
るのが更に好ましい。
の金属との合金、または、銀と他の金属との積層膜であ
り、金属薄膜層の最外層に防食性のある金属層を形成す
るのが更に好ましい。
【００１１】金属薄膜のプラスチックフィルムへの積層
は、プラスチックフィルム上に金属薄膜をスパッタリン
グ、真空蒸着、イオンプレーティング、イオン化蒸着等
の通常の方法で形成することにより行われる。
は、プラスチックフィルム上に金属薄膜をスパッタリン
グ、真空蒸着、イオンプレーティング、イオン化蒸着等
の通常の方法で形成することにより行われる。
【００１２】該金属薄膜の厚みは、通常３００〜３００
０Åであり、５００〜２０００Åが更に好ましい。厚み
が３００Å未満の場合は、光の反射効率が劣る傾向にあ
り、逆に３０００Åを超えても光の反射効率は変わらな
いが、生産効率が悪くなる傾向にある。
０Åであり、５００〜２０００Åが更に好ましい。厚み
が３００Å未満の場合は、光の反射効率が劣る傾向にあ
り、逆に３０００Åを超えても光の反射効率は変わらな
いが、生産効率が悪くなる傾向にある。
【００１３】該プラスチックフィルムとして、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエ
ステル、ポリ（メタ）アクリレート、ポリカーボネー
ト、ポリアミド及びポリ塩化ビニール等のホモポリマ
ー、またはこれら樹脂のモノマーと共重合可能なモノマ
ーとのコポリマー等からなるフィルム等が挙げられ、適
宜選択して使用することが出来る。該プラスチックフィ
ルムの厚みは、通常５μｍ以上であり、生産性、ハンド
リング性より１０〜１００μｍがさらに好ましい。白色
顔料の混合割合は樹脂１００重量部に対して２００〜２
０００重量部であり、２５０〜１５００重量部が更に好
ましい。該白色顔料の含有量が２５０重量部未満の場合
は、顔料が少な過ぎて光を均一に反射させることが出来
なくなる。また、２０００重量部を超えると顔料での光
の吸収量が多くなり反射効率の低い光反射シートとな
る。
レンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエ
ステル、ポリ（メタ）アクリレート、ポリカーボネー
ト、ポリアミド及びポリ塩化ビニール等のホモポリマ
ー、またはこれら樹脂のモノマーと共重合可能なモノマ
ーとのコポリマー等からなるフィルム等が挙げられ、適
宜選択して使用することが出来る。該プラスチックフィ
ルムの厚みは、通常５μｍ以上であり、生産性、ハンド
リング性より１０〜１００μｍがさらに好ましい。白色
顔料の混合割合は樹脂１００重量部に対して２００〜２
０００重量部であり、２５０〜１５００重量部が更に好
ましい。該白色顔料の含有量が２５０重量部未満の場合
は、顔料が少な過ぎて光を均一に反射させることが出来
なくなる。また、２０００重量部を超えると顔料での光
の吸収量が多くなり反射効率の低い光反射シートとな
る。
【００１４】該樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエス
テル樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹脂、ウレタン樹
脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、適宜選択して使用する
ことが出来る。樹脂の形状は、エマルジョン型、ディス
パージョン型、溶液型等が好ましいが、塗布できる状態
ならいずれの型でも使用できる。
テル樹脂、アルキッド樹脂、アミノ樹脂、ウレタン樹
脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、適宜選択して使用する
ことが出来る。樹脂の形状は、エマルジョン型、ディス
パージョン型、溶液型等が好ましいが、塗布できる状態
ならいずれの型でも使用できる。
【００１５】該白色顔料を含む樹脂の塗布方法は、公知
の塗布方法で良い。例えば、ロールコーター塗装、スプ
レー塗装、ハケ塗り等が挙げられる。
の塗布方法で良い。例えば、ロールコーター塗装、スプ
レー塗装、ハケ塗り等が挙げられる。
【００１６】該白色顔料を含む樹脂層の厚みは作業性、
生産性等より、通常５〜３００μｍであり、２０〜１０
０μｍがさらに好ましい。
生産性等より、通常５〜３００μｍであり、２０〜１０
０μｍがさらに好ましい。
【００１７】樹脂層の塗布は、金属薄膜面に行っても良
くプラスチック面に行っても良く、通常、光反射シート
としては顔料を含む樹脂層が反射面となるようにして使
用する。
くプラスチック面に行っても良く、通常、光反射シート
としては顔料を含む樹脂層が反射面となるようにして使
用する。
【００１８】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明す
る。
る。
【００１９】実施例１ 膜厚５０μｍのポリエチレンテレフタレート（帝人、商
品名：テトロンＯＸ）の片面に、金属銀ターゲットをア
ルゴンガス圧力３×１０-3TorrにおいてＤＣスパッタリ
ング法により１，３００Åの銀膜を形成した。
品名：テトロンＯＸ）の片面に、金属銀ターゲットをア
ルゴンガス圧力３×１０-3TorrにおいてＤＣスパッタリ
ング法により１，３００Åの銀膜を形成した。
【００２０】樹脂成分１００重量部に対して、１０００
重量部の二酸化チタンを含む固形分６５％の水中分散型
アクリルエマルジョンを銀膜面にロールコーターで塗布
し、１００℃で５分間乾燥させ光反射シートを作成し
た。乾燥後測定したところ樹脂層の厚みは２０μｍであ
った。
重量部の二酸化チタンを含む固形分６５％の水中分散型
アクリルエマルジョンを銀膜面にロールコーターで塗布
し、１００℃で５分間乾燥させ光反射シートを作成し
た。乾燥後測定したところ樹脂層の厚みは２０μｍであ
った。
【００２１】該光反射シートを、導光板方式のバックラ
イト装置（日本電気（株）製、ＰＣ−９８ＮＯＴＥ使用
バックライト）の光反射シートの位置に置き、導光板上
での輝度を測定した。輝度測定には、ミノルタカメラ
（株）製 輝度計ＬＳ−１１０型を用いた。結果を〔表
１〕に示す。
イト装置（日本電気（株）製、ＰＣ−９８ＮＯＴＥ使用
バックライト）の光反射シートの位置に置き、導光板上
での輝度を測定した。輝度測定には、ミノルタカメラ
（株）製 輝度計ＬＳ−１１０型を用いた。結果を〔表
１〕に示す。
【００２２】実施例２ ウレタン系樹脂（三井東圧化学（株）製、商品名：オレ
スターＵＤ１００Ｎ）に、樹脂成分１００重量部に対し
て９００重量部の硫酸バリウムを分散させ塗布用樹脂を
作成した。このウレタン樹脂を、実施例１において作成
した銀を積層したポリエチレンテレフタレートの銀面上
にロールコーターで塗布し、５０℃で１０分間乾燥させ
光反射シートを作製した。該樹脂層の厚みは４０μｍで
あった。この光反射シートの輝度を実施例１と同様にし
て測定した。結果を〔表１〕に併せて示す。
スターＵＤ１００Ｎ）に、樹脂成分１００重量部に対し
て９００重量部の硫酸バリウムを分散させ塗布用樹脂を
作成した。このウレタン樹脂を、実施例１において作成
した銀を積層したポリエチレンテレフタレートの銀面上
にロールコーターで塗布し、５０℃で１０分間乾燥させ
光反射シートを作製した。該樹脂層の厚みは４０μｍで
あった。この光反射シートの輝度を実施例１と同様にし
て測定した。結果を〔表１〕に併せて示す。
【００２３】実施例３ 膜厚５０μｍのポリエチレンテレフタレート （帝人
製、商品名：テトロンＯＸ）の片面に、実施例１と同様
の条件でＤＣスパッタリング法により１０００Åの銀膜
を作成した。この銀膜上にさらにニッケル（８０重量
部）、クロム（２０重量部）合金ターゲットをアルゴン
ガス圧力３×１０-3Torr、酸素ガス圧力２×１０-3Torr
においてＤＣマグネトロンスパッタリング法によりニッ
ケル−クロム合金層を保護層として１００Å形成して銀
反射シートを作成した。
製、商品名：テトロンＯＸ）の片面に、実施例１と同様
の条件でＤＣスパッタリング法により１０００Åの銀膜
を作成した。この銀膜上にさらにニッケル（８０重量
部）、クロム（２０重量部）合金ターゲットをアルゴン
ガス圧力３×１０-3Torr、酸素ガス圧力２×１０-3Torr
においてＤＣマグネトロンスパッタリング法によりニッ
ケル−クロム合金層を保護層として１００Å形成して銀
反射シートを作成した。
【００２４】エポキシ系樹脂（三井東圧化学（株）製、
商品名：エポキー８１０ＳＴ）に、樹脂成分１００重量
部に対して８００重量部の二酸化チタンを分散させ塗布
用樹脂を作成した。このエポキシ系樹脂を上記銀反射シ
ートのフィルム面にロールコーターで塗布し、５０℃で
１０分間乾燥させ光反射シートを作成した。乾燥後測定
したところ、樹脂層の厚みは２５μｍであった。この光
反射シートの輝度を実施例１と同様にして測定した。結
果を〔表１〕に併せて示す。
商品名：エポキー８１０ＳＴ）に、樹脂成分１００重量
部に対して８００重量部の二酸化チタンを分散させ塗布
用樹脂を作成した。このエポキシ系樹脂を上記銀反射シ
ートのフィルム面にロールコーターで塗布し、５０℃で
１０分間乾燥させ光反射シートを作成した。乾燥後測定
したところ、樹脂層の厚みは２５μｍであった。この光
反射シートの輝度を実施例１と同様にして測定した。結
果を〔表１〕に併せて示す。
【００２５】実施例４ 実施例１において使用する顔料を５００重量部の硫酸バ
リウムと１５重量部の酸化チタンとした以外は同様の方
法で光反射シートを形成した。この光反射シートの輝度
を実施例１と同様にして測定した。結果を〔表１〕に併
せて示す。
リウムと１５重量部の酸化チタンとした以外は同様の方
法で光反射シートを形成した。この光反射シートの輝度
を実施例１と同様にして測定した。結果を〔表１〕に併
せて示す。
【００２６】比較例１ 実施例１において、樹脂を塗布する前の銀膜を積層した
ポリエレンテレフタレートを汎用の銀反射シートとし
て、実施例１と同様にして輝度を測定した。結果を〔表
１〕に併せて示す。
ポリエレンテレフタレートを汎用の銀反射シートとし
て、実施例１と同様にして輝度を測定した。結果を〔表
１〕に併せて示す。
【００２７】比較例２ 厚み５０μｍのPETフィルム（帝人製、商品名：テトロ
ンＯＸ）の片面に、実施例１で用いた塗布用樹脂をロー
ルコーターで塗布し、５０℃で１０分間乾燥させ乾燥後
の樹脂層の厚み２５μｍの銀膜のない光反射シートを得
た。この光反射シートの輝度を実施例１と同様にして測
定した。結果を〔表１〕に併せて示す。
ンＯＸ）の片面に、実施例１で用いた塗布用樹脂をロー
ルコーターで塗布し、５０℃で１０分間乾燥させ乾燥後
の樹脂層の厚み２５μｍの銀膜のない光反射シートを得
た。この光反射シートの輝度を実施例１と同様にして測
定した。結果を〔表１〕に併せて示す。
【００２８】比較例３ 従来より光反射シートとして使用されている、厚さ１８
８μｍの白色顔料入りポリエチレンテレフタレート光反
射シート（ＰＥＴ：キモト製）の輝度を、実施例１と同
様にして測定した。結果を〔表１〕に併せて示す。
８μｍの白色顔料入りポリエチレンテレフタレート光反
射シート（ＰＥＴ：キモト製）の輝度を、実施例１と同
様にして測定した。結果を〔表１〕に併せて示す。
【００２９】
【表１】 光反射シートの構成 A:塗布樹脂/銀/PET B:塗布樹脂/PET/銀/ニッケル−クロム C:銀/PET D:塗布樹脂/PET
【００３０】
【発明の効果】特定の白色顔料を含む樹脂層を上記範囲
で銀面に塗布する事によって、塗布された顔料での拡散
反射と、銀面での全反射の相乗効果によって、均一な光
を反射する反射効率の高い光反射シートが得られる。本
発明の光反射シートは、反射率が従来の光反射シートに
比べて高く、液晶表示装置のバックライト用光反射シー
トとして使用すると、これまで以上に明るいバックライ
トとなった。また、蛍光灯等の照明器具の反射板として
使用すると、これまで以上に明るい照明器具となった。
で銀面に塗布する事によって、塗布された顔料での拡散
反射と、銀面での全反射の相乗効果によって、均一な光
を反射する反射効率の高い光反射シートが得られる。本
発明の光反射シートは、反射率が従来の光反射シートに
比べて高く、液晶表示装置のバックライト用光反射シー
トとして使用すると、これまで以上に明るいバックライ
トとなった。また、蛍光灯等の照明器具の反射板として
使用すると、これまで以上に明るい照明器具となった。
【図１】は本発明の光反射シートの一例の断面図を示
す。
す。
【図２】は光源部を透明な導光板の横に置く方式の、液
晶装置用バックライトの一例を示す。
晶装置用バックライトの一例を示す。
１ 金属薄膜 ２ プラスチックフィルム ３ 白色顔料を含む樹脂 ４ 光源部 ５ ランプハウス用光反射板 ６ 拡散板 ７ 導光板 ８ バックライト用光反射シート
フロントページの続き (72)発明者 高瀬 三男 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内 (72)発明者 福田 信弘 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 金属薄膜を積層したプラスチックフィル
ムの片表面に、硫酸バリウム単独または硫酸バリウムと
酸化チタンの混合物からなる白色顔料を含む樹脂を塗布
してなることを特徴とする光反射シート。 - 【請求項２】 金属薄膜が、銀、銀を含む合金または銀
と他の金属の積層膜の群から選ばれてなる請求項１記載
の光反射シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174418A JPH0615774A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 光反射シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4174418A JPH0615774A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 光反射シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615774A true JPH0615774A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=15978208
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4174418A Pending JPH0615774A (ja) | 1992-07-01 | 1992-07-01 | 光反射シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615774A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0745872A2 (en) * | 1995-05-31 | 1996-12-04 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Reflecting film and reflector making use of the same |
| JP2002071913A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-12 | Toyobo Co Ltd | 面光源用反射フィルム |
| CN1329748C (zh) * | 2003-12-22 | 2007-08-01 | 长兴化学工业股份有限公司 | 反射膜 |
| CN100388012C (zh) * | 2003-12-22 | 2008-05-14 | 长兴化学工业股份有限公司 | 光学膜及其用途 |
| CN103323895A (zh) * | 2013-05-22 | 2013-09-25 | 宁波长阳科技有限公司 | 一种镀银型反射膜及其制备方法 |
| KR101725362B1 (ko) | 2016-10-14 | 2017-04-11 | 주식회사 유비라이트 | 액정표시장치의 백라이트 유닛용 광보정 은반사시트 |
-
1992
- 1992-07-01 JP JP4174418A patent/JPH0615774A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0745872A2 (en) * | 1995-05-31 | 1996-12-04 | Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated | Reflecting film and reflector making use of the same |
| EP0745872A3 (en) * | 1995-05-31 | 1997-10-15 | Mitsui Toatsu Chemicals | Reflective layer and reflector using it |
| US5982546A (en) * | 1995-05-31 | 1999-11-09 | Mitsui Chemicals, Inc. | Reflecting film and reflector making use of the same |
| JP2002071913A (ja) * | 2000-08-25 | 2002-03-12 | Toyobo Co Ltd | 面光源用反射フィルム |
| CN1329748C (zh) * | 2003-12-22 | 2007-08-01 | 长兴化学工业股份有限公司 | 反射膜 |
| CN100388012C (zh) * | 2003-12-22 | 2008-05-14 | 长兴化学工业股份有限公司 | 光学膜及其用途 |
| CN103323895A (zh) * | 2013-05-22 | 2013-09-25 | 宁波长阳科技有限公司 | 一种镀银型反射膜及其制备方法 |
| KR101725362B1 (ko) | 2016-10-14 | 2017-04-11 | 주식회사 유비라이트 | 액정표시장치의 백라이트 유닛용 광보정 은반사시트 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI259307B (en) | Liquid-crystal display device | |
| JP2003513306A (ja) | 耐食性の光指向性フィルムを有するディスプレイ装置 | |
| WO2002048756A1 (en) | Reflector, sidelight type backlighting apparatus and reflector substrate | |
| US5991080A (en) | Light reflecting material | |
| JPH09218464A (ja) | 偏光プロジェクタ用反射型スクリーン | |
| JP2004533656A (ja) | 光拡散フィルム | |
| JP3117588B2 (ja) | 液晶表示用反射板 | |
| JPH0615774A (ja) | 光反射シート | |
| JP2003297122A (ja) | 反射体及びそれを用いたサイドライト型バックライト装置および液晶表示装置 | |
| JPWO2004097468A1 (ja) | 液晶ディスプレイ用反射シート及びその製造方法、ならびにこの反射シートを用いたバックライトユニット | |
| JP3784849B2 (ja) | 光反射材料 | |
| JPH05301319A (ja) | 光反射シート | |
| JP2002318305A (ja) | 反射シート及びそれを用いたサイドライト型面光源装置 | |
| JPH0615775A (ja) | 光反射シート | |
| JPH09211207A (ja) | 光コントロールフィルム | |
| JP2003084110A (ja) | 反射体、サイドライド型バックライト型装置および反射体基板 | |
| JP2004012591A (ja) | サイドライト型バックライト装置および液晶表示装置 | |
| JPH05301318A (ja) | 光反射シート | |
| JP4090283B2 (ja) | 反射体及びそれを用いたサイドライト型バックライト装置 | |
| JPH0647870A (ja) | 光反射シート | |
| TW201015175A (en) | Direct type backlight device | |
| JP3316239B2 (ja) | 光反射体 | |
| JP3485612B2 (ja) | 光拡散フィルム | |
| JPH09288274A (ja) | 液晶表示装置 | |
| JP2604960Y2 (ja) | ランプリフレクタ |