JPH06157423A - 炭酸ジメチル/メタノール混合物からメタノールを分離する方法 - Google Patents

炭酸ジメチル/メタノール混合物からメタノールを分離する方法

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JPH06157423A
JPH06157423A JP5201264A JP20126493A JPH06157423A JP H06157423 A JPH06157423 A JP H06157423A JP 5201264 A JP5201264 A JP 5201264A JP 20126493 A JP20126493 A JP 20126493A JP H06157423 A JPH06157423 A JP H06157423A
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methanol
weight
dimethyl carbonate
scavenger
water
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JP5201264A
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Franz-Josef Mais
フランツ−ヨゼフ・マイス
Paul Wagner
パウル・バグナー
Hans-Josef Buysch
ハンス−ヨゼフ・ブイシユ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C68/00Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C68/08Purification; Separation; Stabilisation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 水と混合せずメタノールとの共沸混合物の沸
点が炭酸ジメチル(DMC)/メタノール共沸混合物の
沸点より低い捕獲剤を用いて共沸蒸溜を行うことによ
り、先ずDMC/メタノール混合物からメタノールを蒸
溜させる。得られた共沸混合物に水を加えて2相に分離
し、捕獲剤の相は蒸溜塔に戻し、水−メタノール相は蒸
溜してメタノールを回収する。DMCは共沸蒸溜の塔底
生成物として回収される。 【効果】 本発明方法の特別の利点は共沸蒸溜により得
られる塔頂生成物を水を加えて完全に二相に分離できる
ことである。次いで捕獲剤を実質的に何の損失もせずに
共沸蒸溜に戻すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は捕獲剤を使用し好ましくは大気圧
において共沸蒸溜により炭酸ジメチル(DMC)および
メタノールを含む混合物からメタノールを分離する方法
に関する。得られた共沸混合物は水を加えて分離され、
得られた捕獲剤は共沸蒸溜塔に戻され、メタノールは蒸
溜により水−メタノール相から回収される。次いでDM
Cを共沸蒸溜塔の塔底から回収することができる。
【0002】DMCは芳香族カーボネートの製造の有用
な中間体である。これらのカーボネートおよびDMC自
身はまた作物保護剤、医薬品、染料およびプラスチック
ス、例えばポリカーボネートの製造原料である[ウルマ
ンス・エンチクロペディー・デル・テヒニッシェン・ヘ
ミー(Ullmanns Encyclopaedie
der technischen Chemie)第
3版第9巻776頁参照]さらにDMCは有用な溶媒で
ある。
【0003】塩素を用いない方法でDMCを製造する場
合、通常DMCはメタノールとの混合物の形で得られ
る。これは例えば一酸化炭素、メタノール、および酸素
から例えばCuClを存在させてDMCを製造する場合
(ドイツ特許公開明細書第2110 194号、米国特
許第3,980,690号)、および例えば一酸化炭素
および亜硝酸メチルから触媒を存在させてDMCを製造
する場合(例えばヨーロッパ特許第425 197号実
施例1)、並びに例えばエチレングリコールをメタノー
ルを用いてアルコール分解しDMCを製造する場合(米
国特許第3,642,858号、ヨーロッパ特許第29
8 167号)である。
【0004】DMCおよびメタノールから成る生成物の
混合物を大気圧下において蒸溜してメタノールを循環さ
せ、DMCを生成する場合、約30重量%のDMCおよ
び約70重量%のメタノールから成る共沸混合物が回収
される。この方法ではこれを簡単に分離することはでき
ない。
【0005】従ってこのような混合物を分離する種々の
方法が工夫されて来た。例えば米国特許第3,803,
201号には上記の共沸混合物を−70℃に冷却して高
度にDMCに富んだ部分を晶出させる方法が提案されて
いる。しかしこの方法は低温が必要なために極めて複雑
であり、従って工業化は不可能である。米国特許第3,
963,586号には水を用いて抽出蒸溜を行ってメタ
ノールの分離を行う方法が記載されている。ドイツ特許
公開明細書第27 06 684号には抽出溶媒として
メチルグリコールアセテート、クロロベンゼン、ブチロ
ラクトン、またはエチレングリコールカーボネートのよ
うな有機溶媒が提案されている。しかしこれらの方法は
大量の抽出溶媒を必要とする点で極めて不満足である。
例えば米国特許第3,963,586号の方法では混合
物の使用量の20倍の水が必要である。
【0006】ドイツ特許公開明細書第26 07 00
3号および特許02/212 456号には、加圧蒸溜
によりこの混合物を分離する方法が提案されている。し
かしこの場合も得られた蒸溜物は尚実質的な量のDMC
を含んでおり、例えば特許02/212 456号の方
法では17.5重量%のDMCが尚含まれている(該特
許実施例1)。従ってDMCをDMC/メタノール共沸
混合物の形でメタノールに富んだ混合物から分離するた
めには、第2の蒸溜を今度は大気圧または減圧下で行う
必要がある。結局このような方法では必要な循環流の中
で大量の物質を取扱わなければならず、そのためには多
くのエネルギーを消費しなければならない。
【0007】米国特許第4,582,645号には、D
MC/メタノール混合物を疎水性のゼオライト、例えば
シリカライト、ZSM 5、またはNUまたはEUゼオ
ライトと接触させることにより該混合物を分離する方法
が記載されている。この米国特許第4,582,645
号の実施例によれば、該特許に記載の方法は少量の残留
した量のDMCをメタノールから分離する場合にしか適
していない。何故ならばDMCに対し大量のゼオライト
を使用しなければならないからである。
【0008】特殊な膜によってDMC/メタノール混合
物を分離する方法は米国特許第4,798,674号お
よびヨーロッパ特許第423 949号に記載されてい
る。しかし完全な分離を行うことはできない。メタノー
ルの浸出流は常に数%の残留DMCが含まれている。ヨ
ーロッパ特許第894号、同第1 780号および特許
63/205 101号(1988)においては、共沸
混合物を生成する炭化水素、例えばヘキサン、ヘプタ
ン、シクロヘキサン、またはベンゼンを加え、DMC/
メタノール混合物を分離する方法が提案されている。こ
れらの特許の初めの二つでは、共沸蒸溜の後でさらに蒸
溜物を二相、例えば上方の炭化水素相と下方のメタノー
ル相に分離することが記載されている。しかし本出願人
等の実験(対照実施例参照)では、これらの相分離は決
して完全には行われず、両方の相は単にこれらの3種の
物質、即ち捕獲剤、メタノールおよびDMCから成る組
成が異なった混合物に過ぎないことが見出だされた。従
って必要な完全な分離を行うと非常に大量の循環流が得
られる。この方法は加圧蒸溜と同様に、大量の循環流の
ために大きなエネルギー消費が必要となるために、工業
的には極めて望ましくない方法である。
【0009】本発明においては(a)メタノールと共沸
混合物をつくり水と混合しない捕獲剤を使用し、(b)
但しこの際該捕獲剤とメタノールとの共沸混合物の沸点
は炭酸ジメチル/メタノール共沸混合物の沸点よりも低
いものを用い、(c)少量の炭酸ジメチルを含みまたは
含まない該捕獲剤/メタノール共沸混合物を水と混合し
て2相にし、(d)生成した相を分離し、少量のメタノ
ールと炭酸ジメチルとを含む捕獲剤相を蒸溜塔に戻し、
少量の炭酸ジメチルと捕獲剤とを含む水−メタノール相
を蒸溜により回収してメタノールと炭酸ジメチル/捕獲
剤とにし、(e)共沸蒸溜塔の塔底から得られるメタノ
ールを含まない生成物から炭酸ジメチルを回収すること
を特徴とする捕獲剤を用いて共沸蒸溜により炭酸ジメチ
ル/メタノール混合物からメタノールを分離する方法が
見出だされた。
【0010】本発明によればDMC含有混合物およびメ
タノール含有混合物を分離し、これから捕獲剤を加える
ことなく約20重量%のDMCと約70重量%のメタノ
ールの組成をもつ共沸混合物を蒸溜することができる。
このような混合物はさらに沸点が上記の共沸混合物の沸
点よりも高い成分を含んでいることができる。このよう
な成分の一つは特にメタノール、一酸化炭素および酸素
からDMCを製造する際に生じる混合物中に存在する水
である。分離すべき混合物はさらに溶解した固体分、例
えば触媒残渣を含んでいることができる。
【0011】本発明に従えば、この混合物にメタノール
と共沸混合物を生じる捕獲剤を加える。本発明の特徴は
メタノールと捕獲剤とから生じる共沸混合物の沸点がメ
タノールとDMCとから生じる共沸混合物の沸点よりも
低く、この捕獲剤は水と混合しないことである。本発明
方法で行う蒸溜は通常大気圧で行われる。またメタノー
ルおよび捕獲剤からつくられる共沸混合物の濃度が大気
圧とは異なった圧力下で同じであるかまたは増加する場
合には、この蒸溜を加圧下または減圧下で行うことがで
きる。しかし一般に大気圧とは異なった圧力を用いても
利点は得られず、装置が複雑化するためにコストが増加
するだけである。
【0012】本発明に使用でき、且つ上記の条件、即ち
水と混合せず、捕獲剤/メタノール共沸混合物の沸点が
DMC/メタノール共沸混合物の沸点より低いという条
件を満足する捕獲剤は多数の異なった種類の化学物質の
中に見出だされる。このような好適な種類の化学物質は
直鎖または分岐した飽和炭化水素、例えばn−ペンタ
ン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタンおよび
その分岐した異性体;飽和環式C5〜C8−炭化水素、例
えばシクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロペ
ンタン、エチルシクロブタン、シクロヘプタン、メチル
シクロヘキサン、エチルシクロペンタン、およびプロピ
ルシクロヘプタン;不飽和の直鎖または分岐したC5
8−炭化水素、例えばn−ペンテン、n−ヘキセン、
n−ヘプテン、n−オクテンおよびその分岐した異性
体、および二重結合が異なった位置にあるすべての異性
体;ベンゼン、ハロゲン化したC2〜C4−炭化水素、
例えば1,1,1−トリクロロエタン、1,2−ジクロ
ロエタン、1,2−ジクロロ−1−プロパン、1−ブロ
モプロパン、1−クロロブタン、2−ブロモ−2−メチ
ルプロパン、1−クロロ−3−メチルブタン、1,1,
2−トリクロロトリフルオロエタン;フルオロベンゼ
ン;開鎖または環式の飽和または不飽和C4〜C8−エー
テル、およびチオエーテル、例えばブチルメチルエーテ
ル、メチルt−ブチルエーテル、ジチオプロピルエーテ
ル、フラン、2−メチルフラン、2,5−ジメチルフラ
ン、チオフェン;C4〜C8−エステル、例えば蟻酸プロ
ピル、蟻酸イソプロピル、プロピオン酸メチル;および
当業界の専門家に公知の他の物質である。
【0013】捕獲剤は分離すべきメタノールに関して3
0〜300重量%の量で用いられる。
【0014】本発明に従って行われる共沸蒸溜において
は、メタノール、捕獲剤および適宜存在する少量の炭酸
ジメチルの混合物が塔頂生成物として得られる。分離す
べき混合物がまた少量の水を含む場合には、この水も塔
頂生成物の中に見出だされる。純粋のDMCは塔底生成
物として得られ、固体分、例えば触媒残渣が溶解してい
る場合には、この固体分も塔底生成物の中に含まれてい
る。
【0015】さらに本発明の特徴は上記の塔頂生成物に
水を加え、この塔頂生成物を二相に分離することであ
る。これらの二つの相は(i)少量のメタノールおよび
DMCを含んでいることができる捕獲剤の相、および
(ii)少量のDMCおよび捕獲剤を含んでいることが
できる含水メタノール相である。本発明方法において加
えるべき水の量は基本的には捕獲剤の性質、特に相分離
に関するその挙動によって支配される。例えば水を塔頂
生成物中に存在するメタノールに関し1重量%よりも少
ない量で加えると、一般に分離は全くまたは不完全にし
か行われない。逆に塔頂生成物中に存在するメタノール
に関し水を10,000重量%加えると、確かに相分離
は良好になるが、このような大量の水が存在するとメタ
ノールの回収は不経済になる。従って水の添加量は全塔
頂生成物中に含まれるメタノールに関し1〜10,00
0重量%である。
【0016】相分離した後に得られる捕獲剤相は上記の
ような他の物質を少量含んでいるが、これをこの形でさ
らに精製することなく蒸溜塔に循環させることができ
る。捕獲剤の種類に従って、この相はまた少量の水を含
んでいることができる。しかしこの水の含量は、本発明
の必要条件である捕獲剤と水との非混合性のために、極
めて少なく、例えば捕獲剤の量に関して0.05重量%
よりも少ない。捕獲剤相が大量の水、例えば0.5重量
%の水を含んでいる場合には、捕獲剤を分離した後で且
つ蒸溜塔に戻す前に、これを乾燥することができる。こ
の目的のためには例えばゼオライト使用するか、または
共沸蒸溜を行うことができる。しかし予め乾燥すること
なく捕獲剤を循環させることが好ましい。本発明方法を
例えば不連続的なバッチ蒸溜法として行う場合には、捕
獲剤の量p(kg単位)は次のようにして計算される。
この場合、 (1)DMC/CH3OH混合物の組成:
【0017】
【数1】DMCのx重量% + CH3OHのy重量% =
100重量% (2)捕獲剤(E)とCH3OHとの共沸混合物の組成
は実験で決めるか物理定数表から決定する。
【0018】
【数2】Eの重量% + CH3OHの重量% = 100
重量% 従って捕獲剤の量pはkg単位で
【0019】
【数3】
【0020】例えばDMC41重量%とCH3OH59
%から成る混合物1,150kgをシクロヘキサンを加
えてバッチ蒸溜により分離したいとする場合、シクロヘ
キサン62重量%およびCH3OH38重量%から成る
シクロヘキサン/CH3OH共沸混合物の必要量は次式
のようになる。
【0021】
【数4】
【0022】必要なデータは容易に得られるから、この
捕獲剤の最適量の計算は困難ではない。捕獲剤の量は上
記の例で計算された最適値より多くても少なくても良
い。しかし捕獲剤の量が上記最適値より少ない場合には
一般的な利点が得られず、最適値より多い場合には以後
のメタノール分離操作において利点を得ることができ
る。従って本発明方法においてはこの計算量pの0.5
〜3倍、好ましくは0.8〜2倍、特に好ましくは0.
9〜1.5倍の量を加える。
【0023】本発明方法の特別の利点は共沸蒸溜により
得られる塔頂生成物を基本的には上記量の水を加えて完
全に二相に分離できることである。次いで捕獲剤を実質
的に何の損失もせずに共沸蒸溜に戻すことができる。こ
のことはメタノール相中に大量の捕獲剤が存在し、それ
が失われるかまたはその回収が困難であった従来法に比
べると利点である。本発明方法により連続的に行われる
蒸溜においては、捕獲剤の種類および捕獲剤/CH3
H共沸混合物の組成に従って、捕獲剤はこの共沸混合物
の組成を維持するのに要する量しか必要ではない。従っ
て捕獲剤の量は基本的には装置の前提条件、例えば工場
の大きさ、および蒸溜塔、管等の保持量に依存する。従
って捕獲剤の量は直接的には分離すべきDMC/メタノ
ールの量とは関連せず、蒸溜装置の任意の時点において
存在するこの混合物の量だけに依存する。
【0024】水−メタノール相も同様に除去され、本発
明に従えば蒸溜によりメタノールと塔底水性生成物に分
離される。この蒸溜によるCH3OHとH2Oとの分離は
技術的には通常の方法により、当業界の専門家には公知
の普通使用される方法が用いられる。この方法で回収さ
れたCH3OHは塔頂生成物として得られ、直接炭酸ジ
メチルの新しい合成工程に循環することができる。
【0025】尚存在する少量の捕獲剤が妨害になること
はない。さらに水−メタノール相またはその一部から先
ず捕獲剤、DMCおよびメタノールから成る低沸点相を
分離し、これらの第1の流出生成物を除去することによ
り純粋なメタノールを回収することができる。しかし本
発明方法はこのような最初の低沸点流出生成物を分離せ
ずに、CH3OH/H2Oの分離で得られる塔頂生成物全
部をDMC製造工程に戻すことが好ましい。従来法とは
対照的に本発明方法は捕獲剤およびメタノールを殆ど完
全に分離して二つの明確に区別できる相にすることがで
きる。このようにして例えば捕獲剤とCH3OHとの共
沸混合物が大量に循環するのが防がれる。このことは従
来法に比べかなりの進歩である。
【0026】メタノールとだけ混合し、従って水を加え
ないで単一相の共沸蒸溜塔頂生成物を与える捕獲剤を使
用し得ることも本発明の主な利点である。極めて驚くべ
きことには、これらの捕獲剤の中で、捕獲剤およびメタ
ノールから成る塔頂生成物が極めて少量のDMCしか含
まず、その結果本発明方法の以後の工程で水を用いて分
離することにより殆どDMCを含まないメタノールが得
られる例を見出だすことができる。上記のような低沸点
の最初の流出生成物を除去しなくて良いのはこのような
事情によるものである。また循環流も不必要であるか、
または少なくとも本発明方法を極端に低コストで行い得
る程度に減らすことができる。
【0027】下記実施例により本発明を例示する。これ
らの実施例は本発明を限定するものではない。
【0028】
【実施例】実施例 1(対照例) 177.8重量部(1.02p)のn−ヘキサン(z=
100;y=62.5;m=26.4)を62.5重量
%のメタノールおよび37.5重量%の炭酸ジメチルか
ら成る混合物100重量部に加え、一緒にした混合物に
ついて共沸蒸溜を行う。この目的に対し金属鍍金した長
さ120cmの充填式蒸溜塔に4×4mmのウイルソン
(Wilson)の螺旋充填物を充填して使用した。還
流比(還流液対取出し液の比)は5:1であった。蒸溜
圧力は主として周囲圧力であった。主蒸溜生成物として
50〜51℃の沸点の生成物が243.5重量部蒸溜さ
れた後、中間溜分(沸点51〜90.5℃)として4.
0重量部が得られた。塔底残渣としては29.0重量部
が得られた。主蒸溜生成物は0℃で2相に分離した。上
相として163.5重量部が得られ、下相としては8
0.0重量部が得られた。各相の組成は較正したガスク
ロマトグラフ法(GC)で決定した。
【0029】 上相 n−ヘキサン 95.0% メタノール 4.2% 炭酸ジメチル 0.8% 下相 n−ヘキサン 29.8% メタノール 67.5% 炭酸ジメチル 2.7% 中間溜分はGCにより下記の組成をもっていた。
【0030】 中間溜分 n−ヘキサン 71.1% メタノール 10.5% 炭酸ジメチル 18.4% 塔底残渣はGCにより下記の組成をもっていた。
【0031】 塔底残渣 n−ヘキサン 0.07% メタノール 0.30% 炭酸ジメチル 99.63% 実施例 2 細かい点を含めて実施例1を繰り返したが、243.5
重量部の主蒸溜生成物に62重量部の水(メタノールに
関し約100%)を加えた。次いで20℃で相を分離し
た。上相179.0重量部および下相125.5重量部
が得られ、その組成はGCによれば下記のとおりである
(GCでは水は示されない)。
【0032】 上相 n−ヘキサン 99.61% メタノール 0.07% 炭酸ジメチル 0.32% カール・フィッシャー(Karl Fischer)滴
定法によれば上相の含水量は0.02〜0.03重量%
であった。
【0033】 下相 n−ヘキサン 0.16% メタノール 96.46% 炭酸ジメチル 3.38% 下相はさらに約62重量部の実質的にすべての量の加え
た水を含んでいた。中間溜分および塔底残渣は実施例1
と同じ組成であった。
【0034】実施例 3(対照例) 実施例1と同様にして66.5重量部(1.13p)の
n−ヘプタン(z=100;y=62.0;m=51.
5)を62.0重量%のメタノールおよび38.0重量
%の炭酸ジメチルから成る混合物100重量部に加え、
一緒にした混合物について前記の用にして蒸溜を行っ
た。主蒸溜生成物として58〜59℃の沸点の生成物が
140.0重量部蒸溜された後、中間溜分(沸点60〜
90.5℃)として10.5重量部が得られた。塔底残
渣としては15.0重量部が得られた。主蒸溜生成物を
20℃で2相に分離した。上相として40.0重量部が
得られ、下相としては99.5重量部が得られた。各相
の組成は較正したガスクロマトグラフ法で決定した。
【0035】 上相 n−ヘプタン 90.0% メタノール 5.4% 炭酸ジメチル 4.6% 下相 n−ヘプタン 28.8% メタノール 58.9% 炭酸ジメチル 12.3% 中間溜分はGCにより下記の組成をもっていた。
【0036】 中間溜分 n−ヘプタン 23.4% メタノール 8.4% 炭酸ジメチル 68.2% 塔底残渣はGCにより下記の組成をもっていた。
【0037】 塔底残渣 n−ヘプタン 0.04% メタノール 0.05% 炭酸ジメチル 99.91% 実施例 4 細かい点を含めて実施例3を繰り返したが、140.0
重量部の主蒸溜生成物に62重量部の水(メタノールに
関し約100%)を加えた。次いで20℃で相を分離し
た。上相66.0重量部および下相137.5重量部が
得られ、その組成はGCによれば下記のとおりである
(GCでは水は示されない)。
【0038】 上相 n−ヘプタン 98.9% メタノール 0.1% 炭酸ジメチル 1.0% カール・フィッシャー滴定法によれば上相の含水量は
0.02重量%であった。
【0039】 下相 n−ヘキサン 0.3% メタノール 84.0% 炭酸ジメチル 15.7% 下相はさらに約62重量部の実質的にすべての量の加え
た水を含んでいた。中間溜分および塔底残渣は実施例3
と同じ組成であった。
【0040】実施例 5(対照例) 実施例1と同様にして67.7重量部(1.15p)の
イソオクタン(2,4,4−トリメチルペンタン)(z
=100;y=65.5;m=53.0)を65.5重
量%のメタノールおよび34.5重量%の炭酸ジメチル
から成る混合物100重量部に加え、一緒にした混合物
について前記のようにして蒸溜を行った。主蒸溜生成物
として59.0〜60℃の沸点の生成物が141.4重
量部蒸溜された後、中間溜分(沸点60〜90.5℃)
として11.3重量部が得られた。塔底残渣としては1
6.6重量部が得られた。主蒸溜生成物を28℃で2相
に分離した。上相として40.9重量部が得られ、下相
としては100.0重量部が得られた。各相の組成は較
正したガスクロマトグラフ法で決定した。
【0041】 上相 イソオクタン 89.3% メタノール 7.9% 炭酸ジメチル 2.8% 下相 イソオクタン 31.2% メタノール 58.5% 炭酸ジメチル 10.3% 中間溜分はGCにより下記の組成をもっていた。
【0042】 中間溜分 イソオクタン 25.5% メタノール 34.2% 炭酸ジメチル 40.3% 塔底残渣はGCにより下記の組成をもっていた。
【0043】 塔底残渣 イソオクタン なし メタノール 0.80% 炭酸ジメチル 99.20% 実施例 6 細かい点を含めて実施例5を繰り返したが、141.4
重量部の主蒸溜生成物に128重量部の水(メタノール
に関し約200%)を加えた。次いで30℃で相を分離
した。上相65.8重量部および下相202.8重量部
が得られ、その組成はGCによれば下記のとおりである
(GCでは水は示されない)。
【0044】 上相 イソオクタン 99.59% メタノール 0.02% 炭酸ジメチル 0.39% カール・フィッシャー滴定法によれば上相の含水量は
0.02〜0.03重量%であった。
【0045】 下相 イソオクタン 0.04% メタノール 87.10% 炭酸ジメチル 12.86% 下相はさらに約128重量部の実質的にすべての量の加
えた水を含んでいた。中間溜分および塔底残渣は実施例
5と同じ組成であった。
【0046】実施例 7 実施例1と同様にして150.0重量部(1.06p)
の1−クロロブタン(z=100;y=63.5;m=
28.5)を63.5重量%のメタノールおよび36.
5重量%の炭酸ジメチルから成る混合物100重量部に
加え、一緒にした混合物について前記のようにして蒸溜
を行った。主蒸溜生成物として57.5〜58℃の沸点
の生成物が204.8重量部蒸溜された後、中間溜分
(沸点58〜91℃)として13.8重量部が得られ
た。塔底残渣としては29.7重量部が得られた。−2
0℃まで単一相である主蒸溜生成物に128重量部(メ
タノールに関し約200%)の水を加え、この混合物を
25℃で2相に分離した。上相として141.2重量部
が得られ、下相としては188.9重量部が得られた。
各相の組成は較正したガスクロマトグラフ法で決定し
た。
【0047】 上相 1−クロロブタン 99.90% メタノール なし 炭酸ジメチル 0.10% カール・フィッシャー滴定法によれば上相の含水量は
0.04重量%であった。
【0048】 下相 1−クロロブタン 0.74% メタノール 99.17% 炭酸ジメチル 0.09% 下相はさらに約128重量部の実質的にすべての量の加
えた水を含んでいた。中間溜分はGCにより下記の組成
をもっていた。
【0049】 中間溜分 1−クロロブタン 52.1% メタノール 9.4% 炭酸ジメチル 38.5% 塔底残渣はGCにより下記の組成をもっていた。
【0050】 塔底残渣 1−クロロブタン 0.06% メタノール 0.62% 炭酸ジメチル 99.32% 実施例 8 実施例1と同様にして113.0重量部(1.16p)
のベンゼン(z=100;y=62.6;m=39.
1)を62.6重量%のメタノールおよび37.4重量
%の炭酸ジメチルから成る混合物100重量部に加え、
一緒にした混合物について前記のようにして蒸溜を行っ
た。主蒸溜生成物として59〜59.5℃の沸点の生成
物が164,6重量部蒸溜された後、中間溜分(沸点6
0〜91℃)として16.2重量部が得られた。塔底残
渣としては30.8重量部が得られた。室温では単一相
であり−20℃で部分的に固化する主蒸溜生成物に12
5重量部(メタノールに関し約200%)の水を加え、
この混合物を25℃で2相に分離した。上相として10
1.0重量部が得られ、下相としては187.3重量部
が得られた。各相の組成は較正したガスクロマトグラフ
法で決定した。
【0051】 上相 ベンゼン 98.56% メタノール 1.29% 炭酸ジメチル 0.15% カール・フィッシャー滴定法によれば上相の含水量は
0.06重量%であった。
【0052】 下相 ベンゼン 1.57% メタノール 98.39% 炭酸ジメチル 0.04% 下相はさらに約125重量部の実質的にすべての量の加
えた水を含んでいた。中間溜分はGCにより下記の組成
をもっていた。
【0053】 中間溜分 ベンゼン 61.57% メタノール 3.71% 炭酸ジメチル 34.72% 塔底残渣はGCにより下記の組成をもっていた。
【0054】 塔底残渣 ベンゼン 0.03% メタノール 0.87% 炭酸ジメチル 99.10% 実施例 9 実施例1と同様にして146.3重量部(1.10p)
のメチルシクロペンタン(z=100;y=62.6;
m=32.0)を62.6重量%のメタノールおよび3
7.4重量%の炭酸ジメチルから成る混合物100重量
部に加え、一緒にした混合物について前記のようにして
蒸溜を行ったが、還流比は2:1とした。。主蒸溜生成
物として52〜52.5℃の沸点の生成物が205.3
重量部蒸溜された後、中間溜分(沸点52.5〜91
℃)として9.8重量部が得られた。塔底残渣としては
29.7重量部が得られた。35℃で単一相である主蒸
溜生成物に62.0重量部(メタノールに関し約100
%)の水を加え、この混合物を35℃で2相に分離し
た。上相として143.9重量部が得られ、下相として
は122.5重量部が得られた。各相の組成は較正した
ガスクロマトグラフ法で決定した(GC法では水は示さ
れない)。
【0055】 上相 メチルシクロペンタン 98.40% メタノール 0.58% 炭酸ジメチル 1.02% カール・フィッシャー滴定法によれば上相の含水量は
0.01〜0.02重量%であった。
【0056】 下相 メチルシクロペンタン 0.40% メタノール 96.21% 炭酸ジメチル 3.39% 下相はさらに約62重量部の実質的にすべての量の加え
た水を含んでいた。中間溜分はGCにより下記の組成を
もっていた。
【0057】 中間溜分 メチルシクロペンタン 23.5% メタノール 40.2% 炭酸ジメチル 36.3% 塔底残渣はGCにより下記の組成をもっていた。
【0058】 塔底残渣 メチルシクロペンタン 0.14% メタノール 0.22% 炭酸ジメチル 99.64% 実施例10(対照例) 実施例1と同様にして111.8重量部(1.10p)
のシクロヘキサン(z=100;y=62.3;m=3
8)を62.3重量%のメタノールおよび37.7重量
%の炭酸ジメチルから成る混合物100重量部に加え、
一緒にした混合物について前記のようにして蒸溜を行っ
たが、還流比は2:1とした。主蒸溜生成物として5
5.5〜56.5℃の沸点の生成物が179.9重量部
蒸溜された後、中間溜分(沸点56.5〜90.5℃)
として6.8重量部が得られた。塔底残渣としては2
4.2重量部が得られた。主蒸溜生成物は35℃で2相
に分離した。上相として83.4重量部および下相9
6.0重量部が得られ、下相としては100.0重量部
が得られた。各相の組成は較正したガスクロマトグラフ
法で決定した。
【0059】 上相 シクロヘキサン 83.87% メタノール 12.76% 炭酸ジメチル 3.37% 下相 シクロヘキサン 45.10% メタノール 49.23% 炭酸ジメチル 5.67% 中間溜分はGCにより下記の組成をもっていた。
【0060】 中間溜分 シクロヘキサン 30.57% メタノール 40.23% 炭酸ジメチル 29.20% 塔底残渣はGCにより下記の組成をもっていた。
【0061】 塔底残渣 シクロヘキサン 0.04% メタノール 0.34% 炭酸ジメチル 99.62% 実施例11 細かい点を含めて実施例10を繰り返したが、179.
9重量部の主蒸溜生成物に62.0重量部の水(メタノ
ールに関し約100%)を加えた。次いで30℃で相を
分離した。上相112.1重量部および下相128.5
重量部が得られ、その組成はGCによれば下記のとおり
である(GCでは水は示されない)。
【0062】 上相 シクロヘキサン 97.34% メタノール 0.54% 炭酸ジメチル 2.03% カール・フィッシャー滴定法によれば上相の含水量は
0.02重量%であった。
【0063】 下相 シクロヘキサン 0.49% メタノール 92.03% 炭酸ジメチル 7.48% 下相はさらに約62重量部の実質的にすべての量の加え
た水を含んでいた。中間溜分および塔底残渣は実施例1
0と同じ組成であった。
【0064】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.(a)メタノールと共沸混合物をつくり水と混合し
ない捕獲剤を使用し、(b)但しこの際該捕獲剤とメタ
ノールとの共沸混合物の沸点は炭酸ジメチル/メタノー
ル共沸混合物の沸点よりも低いものを用い、(c)少量
の炭酸ジメチルを含みまたは含まない該捕獲剤/メタノ
ール共沸混合物を水と混合して2相にし、(d)生成し
た相を分離し、少量のメタノールと炭酸ジメチルとを含
んでもよい捕獲剤相を蒸溜塔に戻し、少量の炭酸ジメチ
ルと捕獲剤とを含んでもよい水−メタノール相を蒸溜に
より回収してメタノールと炭酸ジメチル/捕獲剤とに
し、(e)共沸蒸溜塔の塔底から得られるメタノールを
含まない生成物から炭酸ジメチルを回収することを特徴
とする捕獲剤を用いて共沸蒸溜により炭酸ジメチル/メ
タノール混合物からメタノールを分離する方法。
【0065】2.捕獲剤は直鎖または分岐したC5〜C8
−飽和炭化水素、環式C5〜C8−炭化水素、二重結合が
末端または内部にあるの直鎖または分岐したC5〜C8
炭化水素、ベンゼン、ハロゲン化したC2〜C4−炭化水
素フルオロベンゼン、開鎖または環式の飽和または不飽
和C4〜C8−エーテルまたはチオエーテル、およびC4
〜C8−エステルから成る1種またはそれ以上の化学物
質から選ばれる上記第1項記載の方法。
【0066】3.捕獲剤はn−ペンタン、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、n−オクタンおよびその分岐した異
性体、シクロペンタン、シクロヘキサン、メチルシクロ
ペンタン、エチルシクロブタン、シクロヘプタン、メチ
ルシクロヘキサン、エチルシクロペンタン、プロピルシ
クロヘプタン、n−ペンテン、n−ヘキセン、n−ヘプ
テン、n−オクテンおよびその分岐した異性体、および
二重結合が末端または内部にある異性体、ベンゼン、
1,1,1−トリクロロエタン、1,2−ジクロロエタ
ン、1,2−ジクロロ−1−プロパン、1−ブロモプロ
パン、1−クロロブタン、2−ブロモ−2−メチルプロ
パン、1−クロロ−3−メチルブタン、1,1,2−ト
リクロロトリフルオロエタン;フルオロベンゼン、ブチ
ルメチルエーテル、メチルt−ブチルエーテル、ジチオ
プロピルエーテル、フラン、2−メチルフラン、2,5
−ジメチルフラン、チオフェン、蟻酸プロピル、蟻酸イ
ソプロピル、プロピオン酸メチルから成る1種またはそ
れ以上の化学物質から選ばれる上記第1項記載の方法。
【0067】4.捕獲剤は分離すべきメタノールに関し
30〜300重量%の量で使用する上記第1項記載の方
法。
【0068】5.共沸混合物中に含まれるメタノールに
関し1〜10,000重量%、好ましくは10〜1,0
00重量%、特に好ましくは50〜500重量%の水を
使用する上記第1項記載の方法。
【0069】6.捕獲剤を乾燥しないで循環させる上記
第1項記載の方法。
【0070】7.少量の捕獲剤および炭酸ジメチルを含
んでいてもよい蒸溜により水/メタノール相から得られ
たメタノールを直接炭酸ジメチルの製造工程に戻す上記
第1項記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 パウル・バグナー ドイツ連邦共和国デー4000デユツセルドル フ13・フリートホフシユトラーセ12 (72)発明者 ハンス−ヨゼフ・ブイシユ ドイツ連邦共和国デー4150クレーフエル ト・ブランデンブルガーシユトラーセ28

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)メタノールと共沸混合物をつくり
    水と混合しない捕獲剤を使用し、 (b)但しこの際該捕獲剤とメタノールとの共沸混合物
    の沸点は炭酸ジメチル/メタノール共沸混合物の沸点よ
    りも低いものを用い、 (c)少量の炭酸ジメチルを含みまたは含まない該捕獲
    剤/メタノール共沸混合物を水と混合して2相にし、 (d)生成した相を分離し、少量のメタノールと炭酸ジ
    メチルとを含んでもよい捕獲剤相を蒸溜塔に戻し、少量
    の炭酸ジメチルと捕獲剤とを含んでもよい水−メタノー
    ル相を蒸溜により回収してメタノールと炭酸ジメチル/
    捕獲剤とにし、 (e)共沸蒸溜塔の塔底から得られるメタノールを含ま
    ない生成物から炭酸ジメチルを回収することを特徴とす
    る、捕獲剤を用いて共沸蒸溜により炭酸ジメチル/メタ
    ノール混合物からメタノールを分離する方法。
JP5201264A 1992-07-27 1993-07-22 炭酸ジメチル/メタノール混合物からメタノールを分離する方法 Pending JPH06157423A (ja)

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