JPH0615659Y2 - 人形用衣服 - Google Patents

人形用衣服

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Publication number
JPH0615659Y2
JPH0615659Y2 JP4236488U JP4236488U JPH0615659Y2 JP H0615659 Y2 JPH0615659 Y2 JP H0615659Y2 JP 4236488 U JP4236488 U JP 4236488U JP 4236488 U JP4236488 U JP 4236488U JP H0615659 Y2 JPH0615659 Y2 JP H0615659Y2
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JP
Japan
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back opening
doll
opening
edge
welding
Prior art date
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JP4236488U
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JPH01147891U (ja
Inventor
辰明 熊川
哲夫 林田
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Takara Co Ltd
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Takara Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、軟質塩化ビニルシートで作られた人形用衣
服に関する。
[従来技術とその欠点] 従来の人形用衣服は、すべて布製であり、生地を裁断
し、ミシンなどで縫製したものである。そして、ワンピ
ース、ブラウスなどのように前身頃が閉じてある形態の
ものは、着脱容易化のため背開きを設けるが、被着前に
背開きを開放し、被着後に閉鎖するため、背開きにジッ
パー、ボタン、ホックなどの止め手段を取付ける必要が
ある。
従って、従来は、衣服の縫製と止め手段の取付けに多く
の手間と材料がかかるためコストアップとなり、また、
着脱時には背開きの開閉のほか、止め手段の操作も必要
であるので面倒であった。
[解決しようとする課題] この考案は、材質として軟質塩化ビニルシートを用いる
ことにより、裁断と溶着だけで簡単に製作でき、人形に
対する着脱は、背開きの開閉と、塞ぎ材の出し入れだけ
で行うことができ、コストダウンと着脱手間の軽減が実
現される人形用衣服を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、この考案にかかる人形用衣
服は、 第一に、軟質塩化ビニルシートから裁断作出した前身頃
と背開き付き後身頃の所要端縁同志を溶着したこと、 第二に、前記背開きの一方端縁に、軟質合成樹脂シート
で作られた塞ぎ材の一端縁を溶着したこと、 を特徴とする。
[作用] 背開きに取付けた塞ぎ材を外側に取り返して、その背開
きを拡開させると、その衣服の上部が大きく開口するの
で、そこから人形の体を容易に挿入し、腕を袖に通して
被着することができる。
衣服を人形の体に対して適切に位置付けた後、背開きの
両端部を引き合わせて閉め、塞ぎ材を背開きの内側に伸
長して背開きの他端縁に重ねる。これにより、背開きは
完全に閉じられ、人形の体の一部が背開きから外部に露
呈されて見苦しくなることがない。
[この考案の実施例] 次に、この考案を図面に基づいて説明する。
図示の例は、この考案に係る人形用衣服をワンピースの
形態に実現したものである。
この衣服Aは、第3図に示すように、軟質塩化ビニルシ
ートから所要の形状と寸法をもって裁断作出された前身
頃1と、ほぼ同様の形状と寸法をもって裁断作出され、
かつ、背開き3を形成された後身頃2とを、第1図及び
第2図に点帯状に示したように、これらの端縁の所要位
置において、高周波溶着機などで溶着して製作されてい
る。
そして、前記背開き3の一方側端縁4aの裏面に、第3
図の左に示すように、背開きに対応する長さと十分な面
積を有するほぼ短冊状の塞ぎ材5が、その一端縁におい
て溶着されている。塞ぎ材の溶着は、前後の身頃1,2
の溶着前に行われる。従って、塞ぎ材の後身頃に対する
溶着及び前後の身頃の溶着は、それぞれバキュームパッ
ドを使用して、材料部品の移送及び位置決め、固定を行
い、溶着機を用いることにより、自動ライン上で裁断・
部品組合わせ、溶着を行って、高効率で製作することが
できる。
上記のようにして製作されたこの衣服は、使用する場合
は、第1図に示すように、塞ぎ材5を背開き3の外側に
引き出し、その塞ぎ材を設けた一端縁4a側の外側面に
重ねられるように折り返し、第4図に示すように背開き
2を大きく開けて、その中に人形Dの体6を挿入する。
この場合、軟質塩化ビニル樹脂の摩擦計数は比較的大き
いが、背開きを大きく開放してあるため、人形を円滑に
挿入することができる。
そして、衣服Aを人形Dの体に対して適切な位置まで移
動した後、塞ぎ材5を背開き3の一端縁4aの延長上に
伸長させ、第2図に示すように、背開き3を閉じて背開
きの他端縁4bと重ね合わせる。
これにより、背開き3は塞ぎ材5により閉鎖され、人形
から多少の力が衣服に加わって背開きが開きかけても、
塞ぎ材より依然閉じられるので、人形の体の一部が背開
きから外部に露出することなく、背開きが不要に開いて
後姿が見苦しくなることがない。
そして、軟質塩化ビニルシートは、印刷特性が布に優
り、各種任意の模様を豊富な所望の色彩をもって容易に
印刷することができるので、布製の衣服では得れない柄
の衣服を人形に容易に着せることができる。
[この考案の効果] 上述のように、この考案による人形用衣服は、軟質塩化
ビニルシートから裁断作出した前身頃と背開き付き後身
頃の所要端縁同志を溶着し、前記背開きの一方端縁に、
軟質合成樹脂シートで作られた塞ぎ材の一端縁を溶着し
てなるものであるから、裁断と溶着だけで簡単に製作で
きるから従来品に比し、格段にコストダウンが可能であ
り、また、人形に対する着脱は、背開きの開閉と塞ぎ材
の出し入れにより容易に行うことができ、しかも、着用
状態で背開きが開いて見苦し苦なることがなく、着脱手
間が軽減される。
【図面の簡単な説明】
第1図は塞ぎ材を外部に引き出した状態を示す背面図、
第2図は塞ぎ材を内側に収容した状態を示す背面図、第
3図は構成要素を分解して示す平面図、第4図は人形に
着脱する場合の過程を示す斜視図である。 A……衣服、 1……前身頃、 2……後身頃、 3……背開き、 4……端縁、 5……塞ぎ材、 D……人形、 6……体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)軟質塩化ビニルシートから裁断作出
    した前身頃と背開き付き後身頃の所要端縁同志を溶着
    し、 (ロ)前記背開きの一方端縁に、軟質合成樹脂シートで
    作られた塞ぎ材の一端縁を溶着してなる人形用衣服。
JP4236488U 1988-03-30 1988-03-30 人形用衣服 Expired - Lifetime JPH0615659Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01147891U JPH01147891U (ja) 1989-10-12
JPH0615659Y2 true JPH0615659Y2 (ja) 1994-04-27

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