JPH06156190A - 上下調節機構付きシート - Google Patents
上下調節機構付きシートInfo
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- JPH06156190A JPH06156190A JP4315274A JP31527492A JPH06156190A JP H06156190 A JPH06156190 A JP H06156190A JP 4315274 A JP4315274 A JP 4315274A JP 31527492 A JP31527492 A JP 31527492A JP H06156190 A JPH06156190 A JP H06156190A
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- buckle
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バックルをシートベルトの装着方向に駆動す
るための機構を特別に設けることなく、バックルへのシ
ートベルトタングプレートの挿入性とシートベルトによ
る乗員拘束性能とを向上させる。 【構成】 シート10のシート前後アジャスタ12に
は、シートベルト13に取り付けられたタングプレート
13Aを装着するためのバックル14が取り付けられて
いる。シート10の上下調節機構18のフロントバーチ
カル用モータ22、リヤバーチカル用モータ24及びシ
ートスイッチ16は制御回路70に接続されており、制
御回路70には、ドアスイッチ72及び装着スイッチ7
4が接続されている。また、制御回路70はドアが開放
され、且つ、バックル14へタングプレート13Aが装
着されていない場合にシートクッション11全体を下方
へ移動し、バックル14へのタングプレート13Aの装
着が完了した場合に、シートクッション11全体を上方
へ移動するようになっている。
るための機構を特別に設けることなく、バックルへのシ
ートベルトタングプレートの挿入性とシートベルトによ
る乗員拘束性能とを向上させる。 【構成】 シート10のシート前後アジャスタ12に
は、シートベルト13に取り付けられたタングプレート
13Aを装着するためのバックル14が取り付けられて
いる。シート10の上下調節機構18のフロントバーチ
カル用モータ22、リヤバーチカル用モータ24及びシ
ートスイッチ16は制御回路70に接続されており、制
御回路70には、ドアスイッチ72及び装着スイッチ7
4が接続されている。また、制御回路70はドアが開放
され、且つ、バックル14へタングプレート13Aが装
着されていない場合にシートクッション11全体を下方
へ移動し、バックル14へのタングプレート13Aの装
着が完了した場合に、シートクッション11全体を上方
へ移動するようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は上下調節機構付きシート
に係り、特にシートベルトを使用する上下調節機構付き
シートに関する。
に係り、特にシートベルトを使用する上下調節機構付き
シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用シートにおいては、図6に
示される如く、バックル90へのタングプレート92の
挿入性を向上させるためと、シートベルト94による乗
員拘束性能を向上させるために、シートベルト装着要求
信号があった場合に、バックル90をシートクッション
94より上方へ突出させるとともに、バックル90にタ
ングプレート92が差し込まれると、バックル90を下
方へ移動させるものが知られており、その一例が実開昭
64−44864号に示されている。
示される如く、バックル90へのタングプレート92の
挿入性を向上させるためと、シートベルト94による乗
員拘束性能を向上させるために、シートベルト装着要求
信号があった場合に、バックル90をシートクッション
94より上方へ突出させるとともに、バックル90にタ
ングプレート92が差し込まれると、バックル90を下
方へ移動させるものが知られており、その一例が実開昭
64−44864号に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この上
下調節機構付きシートでは、タングプレート92の装着
方向(図6の矢印V方向)とその反対方向へバックル9
0を駆動し、バックル90をシートクッション96の上
面96Aから突出した位置(図6の想像線の位置)と下
方の位置(図6の実線の位置)とへ移動させるためのバ
ックル駆動手段98を必要とする構成となっている。
下調節機構付きシートでは、タングプレート92の装着
方向(図6の矢印V方向)とその反対方向へバックル9
0を駆動し、バックル90をシートクッション96の上
面96Aから突出した位置(図6の想像線の位置)と下
方の位置(図6の実線の位置)とへ移動させるためのバ
ックル駆動手段98を必要とする構成となっている。
【0004】このため、この上下調節機構付きシートで
は、周知のシートにバックル駆動手段98を新たに設け
る必要があり、スペース的、コスト的に不利となる。
は、周知のシートにバックル駆動手段98を新たに設け
る必要があり、スペース的、コスト的に不利となる。
【0005】本発明は係る事実を考慮し、バックルをシ
ートベルトの装着方向に駆動するための機構を特別に設
けることなく、バックルへのタングプレートの挿入性と
シートベルトによる乗員拘束性能とを向上させることが
できる上下調節機構付きシートを提供することを目的と
する。
ートベルトの装着方向に駆動するための機構を特別に設
けることなく、バックルへのタングプレートの挿入性と
シートベルトによる乗員拘束性能とを向上させることが
できる上下調節機構付きシートを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の上下調節機構付きシートは、上下調節機構を有するシ
ートと、前記シートの上下動に対して相対的に上下動し
車体に対しては変移しないバックルと、このバックルに
設けられタングプレートの装着によりシートベルトの装
着を検知する装着検知手段と、シートベルトの非装着時
に装着要求信号を発生する装着要求信号発生手段と、こ
の装着要求信号発生手段より装着要求信号が与えられた
場合に前記上下調節機構により前記シートを前記バック
ルが前記シートのシートクッション上面より突出する位
置へ下降させるとともに前記装着検知手段により装着信
号が与えられた場合に前記上下調節機構により前記シー
トを所定の位置へ上昇させる制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
の上下調節機構付きシートは、上下調節機構を有するシ
ートと、前記シートの上下動に対して相対的に上下動し
車体に対しては変移しないバックルと、このバックルに
設けられタングプレートの装着によりシートベルトの装
着を検知する装着検知手段と、シートベルトの非装着時
に装着要求信号を発生する装着要求信号発生手段と、こ
の装着要求信号発生手段より装着要求信号が与えられた
場合に前記上下調節機構により前記シートを前記バック
ルが前記シートのシートクッション上面より突出する位
置へ下降させるとともに前記装着検知手段により装着信
号が与えられた場合に前記上下調節機構により前記シー
トを所定の位置へ上昇させる制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0007】
【作用】請求項1に記載の本発明の上下調節機構付きシ
ートでは、装着要求信号発生手段より装着要求信号が、
制御手段に与えられた場合に、シート位置を上下に調節
するためにシートに設けられた上下調節機構によりシー
トを下降させ、バックルがシートクッション上面より突
出する位置へ移動する。これによって、バックルへのタ
ングプレートの挿入性が向上する。
ートでは、装着要求信号発生手段より装着要求信号が、
制御手段に与えられた場合に、シート位置を上下に調節
するためにシートに設けられた上下調節機構によりシー
トを下降させ、バックルがシートクッション上面より突
出する位置へ移動する。これによって、バックルへのタ
ングプレートの挿入性が向上する。
【0008】また、装着検知手段により装着信号が、制
御手段に与えられた場合には、上下調節機構によりシー
トを所定位置に上昇させるため、シートベルトによる乗
員拘束性能が向上する。
御手段に与えられた場合には、上下調節機構によりシー
トを所定位置に上昇させるため、シートベルトによる乗
員拘束性能が向上する。
【0009】従って、本発明の上下調節機構付きシート
では、シート位置を上下に調節するためにシートに設け
られた上下調節機構によりシートを上下動し、バックル
へのタングプレートの挿入性とシートベルトによる乗員
拘束性能とを向上させる構成となっている。このため、
バックルをシートベルトの装着方向に駆動するための機
構を特別に設けることなく、バックルへのタングプレー
トの挿入性とシートベルトによる乗員拘束性能とを向上
させることができる。
では、シート位置を上下に調節するためにシートに設け
られた上下調節機構によりシートを上下動し、バックル
へのタングプレートの挿入性とシートベルトによる乗員
拘束性能とを向上させる構成となっている。このため、
バックルをシートベルトの装着方向に駆動するための機
構を特別に設けることなく、バックルへのタングプレー
トの挿入性とシートベルトによる乗員拘束性能とを向上
させることができる。
【0010】
【実施例】本発明に係る上下調節機構付きシートの一実
施例を図1〜図4に従って説明する。
施例を図1〜図4に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRはシート前方方向を、
矢印UPはシート上方方向を示す。図1に示される如
く、シート10のシート前後アジャスタ12には、シー
トベルト13に取り付けられたタングプレート13Aを
装着するためのバックル14が取り付けられている。従
って、バックル14はシート10の前方(図1の矢印A
方向)及び後方(図1の矢印B方向)の移動には追従す
るが、シート10の上方(図1の矢印C方向)及び下方
(図1の矢印D方向)の移動には連動しないようになっ
ている。即ち、バックル14はシート10の上下動に対
して相対的に上下動し、車体上下方向に対しては変移し
ないようになっている。また、シート10のシートクシ
ョン11の側部には、シートクション11を上下方向へ
移動させるためのシートスイッチ16が上下方向へ押圧
操作可能に設けられている。
矢印UPはシート上方方向を示す。図1に示される如
く、シート10のシート前後アジャスタ12には、シー
トベルト13に取り付けられたタングプレート13Aを
装着するためのバックル14が取り付けられている。従
って、バックル14はシート10の前方(図1の矢印A
方向)及び後方(図1の矢印B方向)の移動には追従す
るが、シート10の上方(図1の矢印C方向)及び下方
(図1の矢印D方向)の移動には連動しないようになっ
ている。即ち、バックル14はシート10の上下動に対
して相対的に上下動し、車体上下方向に対しては変移し
ないようになっている。また、シート10のシートクシ
ョン11の側部には、シートクション11を上下方向へ
移動させるためのシートスイッチ16が上下方向へ押圧
操作可能に設けられている。
【0012】シート10の上下調節機構18は、図2及
び図3に示される様な構成となっている。
び図3に示される様な構成となっている。
【0013】図2に示される如く、シート10のモータ
サポートブラケット20には、フロントバーチカル用モ
ータ22が設けられており、このフロントバーチカル用
モータ22が回転すると、ハウジング26内のウオーム
ギアが回転し、スクリュウ28を回転するようになって
いる。また、スクリュウ28が回転することによって、
スクリュウ28と噛合している樹脂ナット30が回転し
ようとするが、この樹脂ナット30はナットブラケット
32によって固定されており、ナットブラケット32が
スクリュウ28の回転によって移動するようになってい
る。また、ナットブラケット32には、バーチカルロッ
ド34に溶接されたリンク36が連結されており、バー
チカルロッド34はナットブラケット32の移動により
回転運動を行うようになっている。さらに、バーチカル
ロッド34の回転運動により、バーチカルロッド34に
溶接されたリンク38によりリンク40を介してシート
ブラケット42に固定されたシートクッション11(図
1参照)の前部をシートスイッチ16の操作方向へ移動
するようになっている。
サポートブラケット20には、フロントバーチカル用モ
ータ22が設けられており、このフロントバーチカル用
モータ22が回転すると、ハウジング26内のウオーム
ギアが回転し、スクリュウ28を回転するようになって
いる。また、スクリュウ28が回転することによって、
スクリュウ28と噛合している樹脂ナット30が回転し
ようとするが、この樹脂ナット30はナットブラケット
32によって固定されており、ナットブラケット32が
スクリュウ28の回転によって移動するようになってい
る。また、ナットブラケット32には、バーチカルロッ
ド34に溶接されたリンク36が連結されており、バー
チカルロッド34はナットブラケット32の移動により
回転運動を行うようになっている。さらに、バーチカル
ロッド34の回転運動により、バーチカルロッド34に
溶接されたリンク38によりリンク40を介してシート
ブラケット42に固定されたシートクッション11(図
1参照)の前部をシートスイッチ16の操作方向へ移動
するようになっている。
【0014】図3に示される如く、シート10のモータ
サポートブラケット20には、リヤバーチカル用モータ
24が設けられており、このリヤバーチカル用モータ2
4が回転すると、ハウジング46内のウオームギアが回
転し、スクリュウ(図示省略)を回転するようになって
いる。また、スクリュウが回転することによって、スク
リュウと噛合している樹脂ナット48が回転しようとす
るが、この樹脂ナット48はナットブラケット50によ
って固定されており、ナットブラケット50がスクリュ
ウの回転によって移動するようになっている。また、ナ
ットブラケット50には、バーチカルロッド52に溶接
されたリンク54が連結されており、バーチカルロッド
52はナットブラケット50の移動により回転運動を行
うようになっている。さらに、バーチカルロッド52の
回転運動により、バーチカルロッド52に溶接されたリ
ンク56によりリンク58、リンク60を介してシート
ブラケット62に固定されたシートクッション11(図
1参照)の後部をシートスイッチ16の操作方向へ移動
するようになっている。
サポートブラケット20には、リヤバーチカル用モータ
24が設けられており、このリヤバーチカル用モータ2
4が回転すると、ハウジング46内のウオームギアが回
転し、スクリュウ(図示省略)を回転するようになって
いる。また、スクリュウが回転することによって、スク
リュウと噛合している樹脂ナット48が回転しようとす
るが、この樹脂ナット48はナットブラケット50によ
って固定されており、ナットブラケット50がスクリュ
ウの回転によって移動するようになっている。また、ナ
ットブラケット50には、バーチカルロッド52に溶接
されたリンク54が連結されており、バーチカルロッド
52はナットブラケット50の移動により回転運動を行
うようになっている。さらに、バーチカルロッド52の
回転運動により、バーチカルロッド52に溶接されたリ
ンク56によりリンク58、リンク60を介してシート
ブラケット62に固定されたシートクッション11(図
1参照)の後部をシートスイッチ16の操作方向へ移動
するようになっている。
【0015】従って、図1に示される如く、シートスイ
ッチ16を上方(図1の矢印E方向)へ移動すると、シ
ートクッション11全体が上方(図1の矢印C方向)へ
移動し、シートスイッチ16を下方(図1の矢印F方
向)へ移動すると、シートクッション11全体が下方
(図1の矢印D方向)へ移動するようになっている。
ッチ16を上方(図1の矢印E方向)へ移動すると、シ
ートクッション11全体が上方(図1の矢印C方向)へ
移動し、シートスイッチ16を下方(図1の矢印F方
向)へ移動すると、シートクッション11全体が下方
(図1の矢印D方向)へ移動するようになっている。
【0016】図1に示される如く、制御手段としての制
御回路70はマイクロコンピュータを備えており、制御
回路70には、シートスイッチ16、フロントバーチカ
ル用モータ22、リヤバーチカル用モータ24が接続さ
れている。また、制御回路70には、装着要求信号発生
手段の一部としてのドアスイッチ72及び、バックル1
4の取り付け部14A内に設けられた、装着要求信号発
生手段の他の一部と装着検知手段とを兼ねた装着スイッ
チ74が接続されてる。
御回路70はマイクロコンピュータを備えており、制御
回路70には、シートスイッチ16、フロントバーチカ
ル用モータ22、リヤバーチカル用モータ24が接続さ
れている。また、制御回路70には、装着要求信号発生
手段の一部としてのドアスイッチ72及び、バックル1
4の取り付け部14A内に設けられた、装着要求信号発
生手段の他の一部と装着検知手段とを兼ねた装着スイッ
チ74が接続されてる。
【0017】なお、ドアスイッチ72はドア閉止状態で
オフとなっており、ドア開放状態でオンとなるようにな
っている。また、装着スイッチ74はバックル14への
タングプレート13Aの装着状態でオンとなっており、
非装着状態でオフとなるようになっている。
オフとなっており、ドア開放状態でオンとなるようにな
っている。また、装着スイッチ74はバックル14への
タングプレート13Aの装着状態でオンとなっており、
非装着状態でオフとなるようになっている。
【0018】また、制御回路70の記憶部には、シート
クッション11の着座上限位置、着座下限位置、及び着
座下限位置よりさらに下方とされたシートベルト装着位
置(図1の実線の位置)のデータが予め記憶されている
とともに、乗員によって設定される設定位置(図1の想
像線の位置)のデータを記録できるようになっている。
クッション11の着座上限位置、着座下限位置、及び着
座下限位置よりさらに下方とされたシートベルト装着位
置(図1の実線の位置)のデータが予め記憶されている
とともに、乗員によって設定される設定位置(図1の想
像線の位置)のデータを記録できるようになっている。
【0019】次に、本実施例の作用を図4のフローチャ
ートに従って説明する。図4に示される如く、まず、制
御回路70は装着要求信号が入力されたか否かを判断す
る。即ちドアスイッチ72がオフからオンになったか否
かを判定し(ステップ110)、ドアスイッチ72がオ
フからオンになった場合、即ちドアが一旦開放された場
合には、装着スイッチ74がオン状態にあるか否かを判
定する(ステップ112)。
ートに従って説明する。図4に示される如く、まず、制
御回路70は装着要求信号が入力されたか否かを判断す
る。即ちドアスイッチ72がオフからオンになったか否
かを判定し(ステップ110)、ドアスイッチ72がオ
フからオンになった場合、即ちドアが一旦開放された場
合には、装着スイッチ74がオン状態にあるか否かを判
定する(ステップ112)。
【0020】装着要求信号が入力されない場合、即ち、
ドアが一旦開放された場合でも、既に、バックル14へ
タングプレート13Aが装着されており、装着スイッチ
74がオン状態にある場合には、ステップ110にもど
る。
ドアが一旦開放された場合でも、既に、バックル14へ
タングプレート13Aが装着されており、装着スイッチ
74がオン状態にある場合には、ステップ110にもど
る。
【0021】一方、装着要求信号が入力された場合、即
ち、ドアが一旦開放され、且つ、バックル14へタング
プレート13Aが装着されておらず、装着スイッチ74
がオフ状態にある場合には、制御回路70はフロントバ
ーチカル用モータ22及びリヤバーチカル用モータ24
を回転し、シートクッション11全体を下方(図1の矢
印D方向)へ移動し、シートベルト装着位置(図1の実
線の位置)へ移動する(ステップ114)。
ち、ドアが一旦開放され、且つ、バックル14へタング
プレート13Aが装着されておらず、装着スイッチ74
がオフ状態にある場合には、制御回路70はフロントバ
ーチカル用モータ22及びリヤバーチカル用モータ24
を回転し、シートクッション11全体を下方(図1の矢
印D方向)へ移動し、シートベルト装着位置(図1の実
線の位置)へ移動する(ステップ114)。
【0022】これによって、バックル14がシートクッ
ション11の上面11Aより突出する位置へ移動するた
め、バックル14へのタングプレート13Aの挿入性が
向上する。
ション11の上面11Aより突出する位置へ移動するた
め、バックル14へのタングプレート13Aの挿入性が
向上する。
【0023】シートクッション11の移動が完了する
と、制御回路70はバックル14へのタングプレート1
3Aの装着が完了したか否かを判断する。即ち、装着ス
イッチ74がオフ状態からオン状態になったか否かを判
定する(ステップ116)。
と、制御回路70はバックル14へのタングプレート1
3Aの装着が完了したか否かを判断する。即ち、装着ス
イッチ74がオフ状態からオン状態になったか否かを判
定する(ステップ116)。
【0024】装着スイッチ74がオフ状態からオン状態
になった場合、即ちバックル14へのタングプレート1
3Aの装着が完了した場合には、制御回路70はフロン
トバーチカル用モータ22及びリヤバーチカル用モータ
24を逆方向へ回転し、シートクッション11全体を上
方(図1の矢印C方向)へ移動し、着座上限位置と着座
下限位置との間にある乗員によって設定された設定位置
(図1の想像線の位置)へ戻す(ステップ118)。
になった場合、即ちバックル14へのタングプレート1
3Aの装着が完了した場合には、制御回路70はフロン
トバーチカル用モータ22及びリヤバーチカル用モータ
24を逆方向へ回転し、シートクッション11全体を上
方(図1の矢印C方向)へ移動し、着座上限位置と着座
下限位置との間にある乗員によって設定された設定位置
(図1の想像線の位置)へ戻す(ステップ118)。
【0025】これによって、シートクッション11の上
面11Aがバックル14近傍の位置へ移動するため、シ
ートベルト13による乗員拘束性能が向上する。
面11Aがバックル14近傍の位置へ移動するため、シ
ートベルト13による乗員拘束性能が向上する。
【0026】従って、本実施例の上下調節機構付きシー
ト10では、シートクション11の位置を上下に調節す
るためにシート10に設けられた上下調節機構18によ
りシートクション11を上下動し、バックル14へのタ
ングプレート13Aの挿入性とシートベルト13による
乗員拘束性能とを向上させる構成となっている。このた
め、バックルをタングプレートの装着方向に駆動するた
めの機構を特別に設けることなく、バックルへのタング
プレートの挿入性とシートベルトによる乗員拘束性能と
を向上させることができる。
ト10では、シートクション11の位置を上下に調節す
るためにシート10に設けられた上下調節機構18によ
りシートクション11を上下動し、バックル14へのタ
ングプレート13Aの挿入性とシートベルト13による
乗員拘束性能とを向上させる構成となっている。このた
め、バックルをタングプレートの装着方向に駆動するた
めの機構を特別に設けることなく、バックルへのタング
プレートの挿入性とシートベルトによる乗員拘束性能と
を向上させることができる。
【0027】なお、本実施例では、図1に示される如
く、バックル14をシート前後アジャスタ12に取り付
けたが、これに代えて図5に示される如く、バックル1
4をフロア80に固定しても良く。この場合には、バッ
クル14はシート10の上下及び前後調節機構とは連動
しない。このため、シート10をシート10の設定位置
(図5の想像線の位置)に対して後方下側の位置のシー
トベルト装着位置(図5の実線の位置)にすると、バッ
クルへのタングプレートの挿入性が向上し、バックルへ
のタングプレートの挿入後はシート10が設定位置(図
5の想像線の位置)に復帰するので、シートベルトによ
る乗員拘束性能の向上がはかれる。
く、バックル14をシート前後アジャスタ12に取り付
けたが、これに代えて図5に示される如く、バックル1
4をフロア80に固定しても良く。この場合には、バッ
クル14はシート10の上下及び前後調節機構とは連動
しない。このため、シート10をシート10の設定位置
(図5の想像線の位置)に対して後方下側の位置のシー
トベルト装着位置(図5の実線の位置)にすると、バッ
クルへのタングプレートの挿入性が向上し、バックルへ
のタングプレートの挿入後はシート10が設定位置(図
5の想像線の位置)に復帰するので、シートベルトによ
る乗員拘束性能の向上がはかれる。
【0028】また、本実施では、装着要求信号発生手段
をドアスイッチ72と装着スイッチ74とで構成した
が、装着要求信号発生手段はこれに限定されず、インパ
ネ等に装着要求信号発生スイッチを設ける等の他の構成
としても良い。
をドアスイッチ72と装着スイッチ74とで構成した
が、装着要求信号発生手段はこれに限定されず、インパ
ネ等に装着要求信号発生スイッチを設ける等の他の構成
としても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る上下調節機構付きシート
は、上下調節機構を有するシートと、シートの上下動に
対して相対的に上下動し車体に対しては変移しないバッ
クルと、このバックルに設けられタングプレートの装着
によりシートベルトの装着を検知する装着検知手段と、
シートベルトの非装着時に装着要求信号を発生する装着
要求信号発生手段と、この装着要求信号発生手段より装
着要求信号が与えられた場合に上下調節機構によりシー
トをバックルがシートのシートクッション上面より突出
する位置へ下降させるとともに装着検知手段により装着
信号が与えられた場合に上下調節機構によりシートを所
定の位置へ上昇させる制御手段と、を備えた構成とした
ので、バックルをシートベルトの装着方向に駆動するた
めの機構を特別に設けることなく、バックルへのタング
プレートの挿入性とシートベルトによる乗員拘束性能と
を向上させることができるという優れた効果を有する。
は、上下調節機構を有するシートと、シートの上下動に
対して相対的に上下動し車体に対しては変移しないバッ
クルと、このバックルに設けられタングプレートの装着
によりシートベルトの装着を検知する装着検知手段と、
シートベルトの非装着時に装着要求信号を発生する装着
要求信号発生手段と、この装着要求信号発生手段より装
着要求信号が与えられた場合に上下調節機構によりシー
トをバックルがシートのシートクッション上面より突出
する位置へ下降させるとともに装着検知手段により装着
信号が与えられた場合に上下調節機構によりシートを所
定の位置へ上昇させる制御手段と、を備えた構成とした
ので、バックルをシートベルトの装着方向に駆動するた
めの機構を特別に設けることなく、バックルへのタング
プレートの挿入性とシートベルトによる乗員拘束性能と
を向上させることができるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施例に係る上下調節機構付きシー
トを示す概略図である。
トを示す概略図である。
【図2】本発明の一実施例に係る上下調節機構付きシー
トの前部上下調節機構を示すシート斜め前方から見た斜
視図である。
トの前部上下調節機構を示すシート斜め前方から見た斜
視図である。
【図3】本発明の一実施例に係る上下調節機構付きシー
トの後部上下調節機構を示すシート斜め前方から見た斜
視図である。
トの後部上下調節機構を示すシート斜め前方から見た斜
視図である。
【図4】本発明の一実施例に係る上下調節機構付きシー
トの制御を示すフローチャートである。
トの制御を示すフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例に係る上下調節機構付きシ
ートを示す概略図である。
ートを示す概略図である。
【図6】従来例に係る上下調節機構付きシートを示す概
略図である。
略図である。
10 シート 12 シート前後アジャスタ 13 シートベルト 13A タングプレート 14 バックル 16 シートスイッチ 18 上下調節機構 70 制御回路(制御手段) 22 フロントバーチカル用モータ 24 リヤバーチカル用モータ 72 ドアスイッチ(装着要求信号発生手段) 74 装着スイッチ(装着要求信号発生手段、装着検
知手段)
知手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 上下調節機構を有するシートと、前記シ
ートの上下動に対して相対的に上下動し車体に対しては
変移しないバックルと、このバックルに設けられタング
プレートの装着によりシートベルトの装着を検知する装
着検知手段と、シートベルトの非装着時に装着要求信号
を発生する装着要求信号発生手段と、この装着要求信号
発生手段より装着要求信号が与えられた場合に前記上下
調節機構により前記シートを前記バックルが前記シート
のシートクッション上面より突出する位置へ下降させる
とともに前記装着検知手段により装着信号が与えられた
場合に前記上下調節機構により前記シートを所定の位置
へ上昇させる制御手段と、を備えたことを特徴とする上
下調節機構付きシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4315274A JPH06156190A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 上下調節機構付きシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4315274A JPH06156190A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 上下調節機構付きシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06156190A true JPH06156190A (ja) | 1994-06-03 |
Family
ID=18063445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4315274A Pending JPH06156190A (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 上下調節機構付きシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06156190A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006088943A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Johnson Controls Technol Co | 車両のシート構造 |
US8302994B2 (en) | 2010-03-08 | 2012-11-06 | Hyundai Motor Company | Shield cover assembly for vehicle interlocking with seat height adjustment device |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP4315274A patent/JPH06156190A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006088943A (ja) * | 2004-09-24 | 2006-04-06 | Johnson Controls Technol Co | 車両のシート構造 |
JP4486868B2 (ja) * | 2004-09-24 | 2010-06-23 | ジョンソン コントロールズ テクノロジー カンパニー | 車両のシート構造 |
US8302994B2 (en) | 2010-03-08 | 2012-11-06 | Hyundai Motor Company | Shield cover assembly for vehicle interlocking with seat height adjustment device |
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