JPH06156121A - Absブレーキ時の変速制御装置 - Google Patents

Absブレーキ時の変速制御装置

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Publication number
JPH06156121A
JPH06156121A JP4343347A JP34334792A JPH06156121A JP H06156121 A JPH06156121 A JP H06156121A JP 4343347 A JP4343347 A JP 4343347A JP 34334792 A JP34334792 A JP 34334792A JP H06156121 A JPH06156121 A JP H06156121A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
control unit
engine speed
change
brake system
Prior art date
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Pending
Application number
JP4343347A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshitaka Suzuki
芳孝 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH06156121A publication Critical patent/JPH06156121A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2520/00Input parameters relating to overall vehicle dynamics
    • B60W2520/26Wheel slip

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、アンチロックブレーキシ
ステムと連続可変変速機とを備えた車両において、連続
可変変速機の目標エンジン回転数が徒に変化するのを防
止し、よって、変速比を変動させず、車両のぎくしゃく
感の発生を未然に防止することにある。 【構成】 この目的を達成するために、この発明は、ア
ンチロックブレーキシステムの作動時に推定車体速度を
演算するABS制御部を設け、ABS制御部から送られ
る推定車体速度に応じて連続可変変速機を作動して変速
制御するCVT制御部を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はABSブレーキ時の変
速制御装置に係り、特にアンチロックブレーキシステム
の作動時における車両のぎくしゃく感の発生を未然に防
止し得るABSブレーキ時の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両においては、急ブレーキ時や低摩擦
路走行時等におけるブレーキ時に、車輪のロックを防止
するために、アンチロックブレーキシステム(ABS)
を備えているものがある。即ち、アンチロックブレーキ
システムは、ブレーキ時に車輪がロックすると、車両操
縦性が極端に低下するので、この車両操縦性の低下を防
止するために、図5に示す如く、車速が急激に低下した
時に、ブレーキ力を弱め、車速が回復した時に、ブレー
キ力を強め、この繰返しでブレーキ力、すなわち、ブレ
ーキ液力を制御し、車両の操縦性を確保するもので、特
に、雨天時や雪路等の低摩擦路での走行で有効である。
ところで、このアンチロックブレーキシステムにおいて
は、図5に示す如く、ブレーキが作動すると、車速が、
実際には、一様な実車体速度(一点鎖線で示す)で減速
せず、変動(実線で示す)しながら減速している。
【0003】また、車両には、変速比を連続的に制御す
る連続可変変速機(CVT)が備えられているものがあ
る。この連続可変変速機の変速制御においては、図6の
マップに示す如く、スロットル開度に応じて目標エンジ
ン回転数を決定するとともに、図7のマップに示す如
く、車速に応じて目標エンジン回転数の上限値、下限値
を決定し、エンジン回転数をこの上限値と下限値との間
で目標エンジン回転数になるように制御、つまり、変速
比を連続的に制御している。
【0004】上述のアンチロックブレーキシステムを備
えた車両に搭載された連続可変変速機の変速制御装置と
しては、例えば、特開平3−193534号公報に開示
されている。この公報に記載のものは、車両のブレーキ
操作によりABS制御が行われる場合は、ABS作動検
出部が検出信号を出力して制御信号ホールド部がABS
作動直前の変速比制御信号をホールドし、そして、この
ホールド信号を出力切換部により変速比制御信号に優先
して出力させるので、通常の変速比制御を一次保留さ
せ、変速比をABS作動直前の変速比に保持させるもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、アンチロッ
クブレーキシステムと連続可変変速機とを備えた車両に
おいては、アンチロックブレーキシステムが作動する
と、図5に示す如く、車速が変動しながら低下するの
で、連続可変変速機における目標エンジン回転数の決定
も変動しつつ変化、つまり、変速比も変動しながら変化
して行くことになり、よって、車両のぎくしゃく感が発
生する。即ち、図8に示す如く、アンチロックブレーキ
システムが作動すると、車速変動に対して目標エンジン
回転数も変動し(矢印で示す)、このため、変速比も変
動させるので、車両のぎくしゃく感が発生するという不
都合があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、アンチロックブレーキシ
ステムと連続可変変速機とを備えた車両において、前記
アンチロックブレーキシステムの作動時に推定車体速度
を演算するABS制御部を設け、このABS制御部から
送られる前記推定車体速度に応じて前記連続可変変速機
を作動して変速制御するCVT制御部を設けたことを特
徴とする。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、CVT制御部は、ア
ンチロックブレーキシステムの作動時に、ABS制御部
から送られる推定車速速度に応じて連続可変変速機を作
動して変速制御する。よって、連続可変変速機の目標エ
ンジン回転数が推定車体速度によって決定されるので、
変速比が変動せず、車両のぎくしゃく感の発生を未然に
防止することができる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜4は、この発明の実施例
を示すものである。図1において、2は車両(図示せ
ず)に搭載されるエンジン、4はアンチロックブレーキ
システム(ABS)、6はエンジン2に連結された連続
可変変速機(CVT)である。
【0009】前記アンチロックブレーキシステム4は、
ABS制御部8と、このABS制御部8に各車輪の回転
速状態を出力する車輪センサ10、10、10、10
と、ABS制御部8によって作動されるABSアクチュ
エータ12とを有し、急ブレーキ時や低摩擦路走行のブ
レーキ時等に車輪がロックするのを防止するものであ
る。
【0010】前記連続可変変速機6は、CVT制御部1
4によってレシオソレノイド16、ラインソレノイド1
8、クラッチソレノイド20が作動されることにより、
レシオ圧、ライン圧、クラッチ圧を変化させ、変速比を
連続的に変化させて変速制御するものである。この連続
可変変速機6においては、通常、基本的には、スロット
ル開度やクラスタギヤ回転速度である車速等によって目
標エンジン回転数が決定され、エンジン回転数がこの目
標エンジン回転数になるように制御、つまり変速比が制
御される。このため、CVT制御部14には、スロット
ル開度やクラスタギヤ回転速度等の各信号が入力され
る。
【0011】前記ABS制御部8とCVT制御部14と
は、通信ライン22によって連絡されている。
【0012】前記ABS制御部8は、図3に示す如く、
アンチロックブレーキシステム4が作動した時に、一定
に変化する推定車体速度(Vref)を演算する。
【0013】即ち、この推定車体速度(Vref)の演
算においては、基本的に4つの車輪の回転速度のうち、
なるべく速いものを選択し、これに基づいて推定車体速
度が計算される。詳述すれば、図4に示す如く、時間A
から時間B間の所定の減速度において、−1.2Gの減
速度による速度で推定車体速度が決定され、時間Bから
時間C間においては、−1.2Gの減速度による速度と
前後車輪速度の最大速度とのどちらか大きい方の速度を
推定車体速度として選択する。
【0014】このABS制御部8は、通信ライン22か
ら、アンチロックブレーキシステム4の作動開始信号と
推定車体速度(Vref)とアンチロックブレーキシス
テム4の終了信号とを、CVT制御部14に出力するも
のである。
【0015】そして、このCVT制御部14は、プログ
ラムに組込まれたスロットル開度によるマックから目標
エンジン回転数を決定し、基本的にはこの目標エンジン
回転数とクラスタギヤ回転速度である車速とによって最
終的な目標エンジン回転数を決定するが、アンチロック
ブレーキシステム4の作動時においては、ABS制御部
8から入力した推定車体速度(Vref)に応じて目標
エンジン回転数の上限値、下限値を決定し、そして、連
続可変変速機6に送る最終的な目標エンジン回転数を決
定するものである。
【0016】次に、この実施例の作用を、図2のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0017】CVT制御部14において、プログラムが
スタートすると(ステップ102)、先ず、イニシャラ
イズを行い(ステップ104)、そして、ABS制御部
8からアンチロックブレーキシステム4の作動開始信号
があるか否かを判断する(ステップ106)。
【0018】このステップ106でNOの場合には、通
常の制御で、つまり、スロットル開度と車速とによって
連続可変変速機6を変速制御する(ステップ108)。
【0019】一方、ステップ106でYESの場合に
は、ABS制御部8からの推定車体速度(Vref)等
に応じて目標エンジン回転数を決定し、スロットル開度
と推定車体速度とによって連続可変変速機6を変速制御
させる(ステップ110)。
【0020】そして、ABS制御部6からアンチロック
ブレーキシステム4の終了信号があったか否かを判断す
る(ステップ112)。このステップ112でNOの場
合には、前記ステップ110に戻す。
【0021】このステップ112でYESの場合や、ス
テップ108での通常の変速制御後は、前記ステップ1
06に戻す。
【0022】即ち、CVT制御部14は、基本的にスロ
ットル開度とクラスタギヤ回転速度である車速とから目
標エンジン回転数を決定し、現在のエンジン回転数(プ
ライマリプーリ回転数)をフィードバックして、その差
が零になるように変速比を、つまり、レシオソレノイド
16をデューティ制御するとともに、アンチロックブレ
ーキシステム4が作動している時には、車速の代りに推
定車体速度(Vref)を利用して変速比を制御する。
【0023】この結果、アンチロックブレーキシステム
4と連続可変変速機6とを備えた車両において、CVT
制御部14に入力する車速の代りに一定に変化する推定
車体速度(Vref)を入力させるので、アンチロック
ブレーキシステム4の作動時でも目標エンジン回転数の
変化をなくし、もって、変速比の変化を防止して車両の
ぎくしゃく感の発生を未然に防止することができるとと
もに、この操作によってアンチロックブレーキの効果を
十分に果すことができる。
【0024】
【発明の効果】以下詳細な説明から明かなようにこの発
明によれば、アンチロックブレーキシステムの作動時に
推定車体速度を演算するABS制御部を設け、ABS制
御部から送られる推定車体速度に応じて連続可変変速機
を作動して変速制御するCVT制御部を設けたことによ
り、連続可変変速機の目標エンジン回転数が一定の推定
車体速度によって決定され、よって、変速比が変動せ
ず、車両のぎくしゃく感の発生を未然に防止し得る。ま
た、これにより、アンチロックブレーキシステムの効果
を十分に果し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】変速制御装置のシステム構成図である。
【図2】変速制御のフローチャートである。
【図3】減速度と時間との関係図である。
【図4】推定車体速度を算出する説明図である。
【図5】従来におけるABS作動時の時間と減速度との
関係図である。
【図6】スロットル開度と目標エンジン回転数との関係
図である。
【図7】車速と目標エンジン回転数の上・下限値との関
係図である。
【図8】ブレーキ時の変速曲線図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 アンチロックブレーキシステム 6 連続可変変速機 8 ABS制御部 14 CVT制御部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図4】
【図5】
【図2】
【図6】
【図7】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:40 8009−3J 59:54 8009−3J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンチロックブレーキシステムと連続可
    変変速機とを備えた車両において、前記アンチロックブ
    レーキシステムの作動時に推定車体速度を演算するAB
    S制御部を設け、このABS制御部から送られる前記推
    定車体速度に応じて前記連続可変変速機を作動して変速
    制御するCVT制御部を設けたことを特徴とするABS
    ブレーキ時の変速制御装置。
JP4343347A 1992-11-30 1992-11-30 Absブレーキ時の変速制御装置 Pending JPH06156121A (ja)

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JP4343347A JPH06156121A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 Absブレーキ時の変速制御装置

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JP4343347A JPH06156121A (ja) 1992-11-30 1992-11-30 Absブレーキ時の変速制御装置

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JPH06156121A true JPH06156121A (ja) 1994-06-03

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ID=18360821

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JP (1) JPH06156121A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1158215A2 (en) 2000-05-23 2001-11-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus to control continuously variable transmission of motor vehicle
US7074160B1 (en) 1999-10-29 2006-07-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller for driving system of vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7074160B1 (en) 1999-10-29 2006-07-11 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Controller for driving system of vehicle
EP1158215A2 (en) 2000-05-23 2001-11-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus to control continuously variable transmission of motor vehicle
US6459978B2 (en) 2000-05-23 2002-10-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus to control continuously variable transmission of motor vehicle

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