JPH0615495Y2 - アクチュエ−タの冷却構造 - Google Patents

アクチュエ−タの冷却構造

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JPH0615495Y2
JPH0615495Y2 JP1987110117U JP11011787U JPH0615495Y2 JP H0615495 Y2 JPH0615495 Y2 JP H0615495Y2 JP 1987110117 U JP1987110117 U JP 1987110117U JP 11011787 U JP11011787 U JP 11011787U JP H0615495 Y2 JPH0615495 Y2 JP H0615495Y2
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JP
Japan
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resolver
frame
bracket
cavity
cooling structure
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JP1987110117U
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JPS6416164U (ja
Inventor
安幸 坂口
春樹 矢原
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工業技術院長
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アクチュエータたとえば電動機の冷却構造に
関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の冷却構造を第5図ないし第7図に表わ
す。
第5図は電動機の一般的冷却構造を示す第1の従来例の
要部の側断面図である。
電動機フレーム2の内周面に支持された固定子1の励磁
巻線へ交流電流を与えることにより、発生する回転磁界
に基づき、電動機端面を密閉するブラケットに支持され
た軸受により回転自在に支承される回転軸10に嵌合固
着し固定子1の内周面に空隙を介して対向する回転子9
を駆動させる。
そして回転軸10の反負荷側端末と、ブラケット3に取
付ネジ8で取付けられたレゾルバフレーム4の内周面と
に、それぞれ回転部と固定部を装着されたレゾルバ5が
配設される。
固定子1の通電から発生するジュール熱は、フレーム2
→レゾルバフレーム4→レゾルバ5固定部と伝導し、さ
らに固定子1からの輻射熱が回転子9へ伝わり→回転軸
10→レゾルバ5回転部と伝導する。
第6図は第2の従来例の一部の側断面図である。
すべての図面において、同一符号は同一もしくは相当部
分を示す。
この第2の従来例は放熱表面積を拡大するため、電動機
フレーム2aとブラケット3aとレゾルバフレームに縞
模様の凹凸の溝を、たとえばフィン(fin)のように形成
した電動機である。
また、第7図は第3の従来例の要部を切り欠いた側面図
である。
この第3の従来例は、ブラケット3にレゾルバフレーム
4を取付ネジ8で締付けるときに断熱材12aを両者間
に介挿しており、さらにレゾルバ5の固定部をレゾルバ
フレーム4の内周面へ装着するのに断熱材12bを固着
させている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、第1の従来例では電動機固定子1からの熱が
直接にレゾルバフレーム4に伝わり、その影響でレゾル
バ5の特性が著しく低下する。
第2,第3の従来例は、電動機固定子1からの熱が少な
い場合は有効であるが、発熱量が大きくなると不具合で
ある。
そこで、第2の従来例では電動機フレーム2aの肉厚を
大きくし、フィン形状部分の深さを深くし、溝間隔を広
くする等の対策が必要となる。
また、第3の従来例では、第2の従来例と同様に発熱量
が大きくなると、断熱材12a,12bの厚さを厚くし
なければならない。
ここでそれらの隘路を解決しようとすると、電動機の重
量,容積の増加等につながり、所謂小形軽量化を極限ま
で追求しようとするニーズには適合しない。
ここにおいて本考案は、従来例の難点を克服し、簡単な
加工を施して放熱効果をうるアクチュエータの冷却構造
を提供することを、その目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、 アクチュエータを囲繞するフレームの反負荷側を密閉す
るブラケット端面に接合するレゾルバフレームにおいて 反負荷側が有底の円筒状にし、 ブラケットと接合するレゾルバフレーム端面で、レゾル
バ端面とブラケット端面との間にドーナッツ状の空洞部
を形成し、 この空洞部から外気へ貫通する複数個の穴を明けた アクチュエータの冷却構造である。
〔作用〕
既存のレゾルバフレームの加工であるので、重量の増加
よりもむしろ重量を低減させ、しかも空洞部の空気の流
れを利用するため、放熱効果が容易に得られる。
〔実施例〕
本考案の一実施例における要部を断面で表わした側面図
を第1図に示す。
第2図はそのレゾルバフレームの一部を切り欠いて拡大
した側面図である。
そして、第3図に冷却作用を行なう空気の流通図を表わ
し、その(a)は正面図、(b)は側面図を示す。
第1図において、電動機固定子1より発生した熱が、電
動機フレーム2と通りブラケット3へ伝導される。
ここで、レゾルバフレーム4とブラケット3の接合部
で、レゾルバフレーム4には第2図示のようなドーナッ
ツ状円筒の空洞部6を形成し、かつその円筒の円周端面
と外径部に近い底面の円周上とに、それぞれ等間隔に適
宜の大きさの複数個の穴7a,7bが明けられている。
そこで、ブラケット3へ伝導された熱は、レゾルバフレ
ーム空洞部6に放散されるが、温まった空気はレゾルバ
フレーム4の外周部穴7a,7bより第3図のように、
熱を放熱させることができる。
さらに、空洞部6とブラケット3との接触面である第2
図のAおよびBの寸法は、非常に小さくできるため、ブ
ラケット3からレゾルバフレーム4に伝導される熱は僅
かである。
第4図は本考案の他の実施例の一部の側断面図である。
この他の実施例は空洞部6aをセラミック材などの断熱
材で2重の円筒状に形成し、外側の円筒にはさきの一実
施例と同様な穴7a,7bを開け、さらに内側の円筒に
はレゾルバフレーム4の内部から空洞部6aに空気が流
通する穴7cを複数個たとえば穴7aのように穿孔す
る。
このようにして、冷却効果をさらに向上させる。
〔考案の効果〕
かくして本考案によれば、 (1)レゾルバフレームに空洞と複数個の穴を加工する
という簡単な構造で冷却効果が大きく、 (2)冷却のために部品を追加するのではなく、既存の
部品を加工するため、重量の軽減につながる、 という格段の効果を奏し、さらにはレゾルバの精度がよ
くなりその検出値の信頼性が一段と向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部の側断面図、第2図は
そのレゾルバフレームの一部を切り欠いた側面図、第3
図はレゾルバフレームにおける空気の流通を表わす正面
図と側断面図、第4図は本考案の他の実施例の要部の側
断面図、第5図ないし第7図は従来例の説明図である。 1……固定子、2……電動機フレーム、3……ブラケッ
ト、4,4a……レゾルバフレーム、5……レゾルバ、
6……空洞部、6a……断熱材による空洞部、7a,7
b,7c……穴、8……取付ネジ、9……回転子、10
……回転軸、11……軸受、12a,12b……断熱
材。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アクチュエータを囲繞するフレームの反負
    荷側を密閉するブラケット端面に接合するレゾルバフレ
    ームにおいて 反負荷側が有底の円筒状にし、 ブラケットと接合するレゾルバフレーム端面で、レゾル
    バ端面とブラケット端面との間にドーナッツ状の空洞部
    を形成し、 この空洞部から外気へ貫通する複数個の穴を明けた ことを特徴とするアクチュエータの冷却構造。
  2. 【請求項2】空洞部を断熱材で構成した実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のアクチュエータの冷却構造。
  3. 【請求項3】空洞部とレゾルバフレーム内部を貫通する
    穴を明けた 実用新案登録請求の範囲第1項記載のアクチュエータの
    冷却構造。
JP1987110117U 1987-07-20 1987-07-20 アクチュエ−タの冷却構造 Expired - Lifetime JPH0615495Y2 (ja)

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JPS6416164U JPS6416164U (ja) 1989-01-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5064401B2 (ja) * 2006-09-22 2012-10-31 株式会社ミツバ ブラシレスモータ
JP4650528B2 (ja) * 2008-07-03 2011-03-16 株式会社デンソー 車両用回転電機

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JPS61205265U (ja) * 1985-06-11 1986-12-24

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JPS6416164U (ja) 1989-01-26

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