JP6832788B2 - サーボモータ及びその製造方法 - Google Patents

サーボモータ及びその製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、サーボモータ及びその製造方法に関するものであり、特にロボットアームの関節等に用いるサーボモータに関する。
工場の生産ラインで用いられるロボットアームの関節等には、アームを動かすためにサーボモータが用いられている。サーボモータは、回転可能に設けられるロータと、ロータの径方向外側に設けられるステータとを有する。そして、ステータに巻き付けられるステータコイルに電流を流すことで磁界が発生し、ステータに対向するロータに回転力が与えられる。この時、ステータコイルには熱が発生する。
現在、サーボモータの高出力化または小型化が求められており、これを実現するためには、ステータコイルの温度が許容温度以内となるように、放熱性能を向上することが必要となる。ここで、特許文献1に示すように、一般的にサーボモータは、ステータ及びロータを内部に収納するフレームと、フレームに取付けられるとともにサーボモータをロボットアームの壁面等の外部部品に固定させるフロントブラケット(負荷側ブラケット)とを有している。そして、特許文献1では、ステータコイルで発生した熱は、ステータコア、フレーム、フロントブラケット及び外部部品の順に伝熱され、最終的に外部部品から放熱される。なお、冷却用ファンや水冷装置を用いない、サイズの小さいサーボモータは、表面積が小さいため表面からの放熱よりも、外部部品からの放熱の方が支配的となる。
特開2002−305852号公報
しかしながら、特許文献1のサーボモータでは、ステータコイルで発生した熱がフレーム及びフロントブラケットを介して外部部品に伝達される。ここで、フレームとフロントブラケットとの接触面は完全に密着することが難しく、フレームとフロントブラケットとの間には空気層が介在する。そのため、フレームとフロントブラケットとの接触部では、空気層の接触熱抵抗により温度差が付きやすい。従って、特許文献1に記載されているような従来のサーボモータには、ステータコイルの熱に対する放熱性能が低く、サーボモータの出力が低下してしまうという問題があった。
また、フレームに放熱用のフィンを取り付けるなどして、放熱面積を増やすことで放熱能力を向上させることも考えられる。しかし、取付けスペースの制約から径方向の外形寸法が決められているサーボモータでは、フィンを確保しようとすると、フレームの内径を小さくする必要があり、ステータコアのサイズも小さくなるため、出力が低下するといった問題がある。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、ステータコイルで発生した熱に対する放熱性能を向上させることができるとともに、高い出力を維持することができるサーボモータ及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係るサーボモータは、軸方向に外部部品を挟んで回転対象と機械的に接続されるロータと、ロータの径方向外側に対向して設けられるステータコアと、ステータコアに巻き付けられるとともに電力が供給されるステータコイルと、ロータ、ステータコア及びステータコイルを収納するフレームと、外部部品に対向して設けられるとともに、フレームに固定されるフロントブラケットとを備え、フレームには、軸方向にフロントブラケットに接触するフロントブラケット接触部と、軸方向に外部部品に接触する外部部品接触部とが設けられる。
この発明に係るサーボモータ及びその製造方法によれば、フレームの一部が外部部品に接触することにより、コイルで発生した熱がフレームから外部部品へ直接伝熱される。従って、フレームとフロントブラケットとの接触面の接触熱抵抗による温度上昇を取り除くことができるため、ステータコイルで発生した熱に対する放熱性能を向上させることができ、出力の低下を防ぐことができる。また、フィンを設けずに放熱性能を向上させることができるため、ステータコアを小型化させる必要がなく、高い出力を維持することができる。
本発明の実施の形態1に係るサーボモータの断面図である。 図1に示すサーボモータの使用例を示す断面図である。 図1に示すサーボモータのフロントブラケットの斜視図である。 図1に示すサーボモータのフレームの斜視図である。 図1に示すサーボモータの負荷側からの斜視図である。 本発明の実施の形態2に係るサーボモータの負荷側からの斜視図である。 本発明の実施の形態3に係るサーボモータの負荷側からの斜視図である。 本発明の実施の形態4に係るサーボモータの負荷側からの斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るサーボモータ100について図1〜5を用いて説明する。
図1に示すサーボモータ100は、工場などの生産ラインにおいて機械加工または部品の搬送、実装などの際に用いられる産業用モータである。特にこの実施の形態では、図2に示すように、サーボモータ100はロボットアーム2の関節部に用いられ、サーボモータ100はロボットアーム2の一部を回転駆動させる。なお、ロボットアーム2の関節部を介して連結される2つの部材のうち、サーボモータ100が設けられている方を第一アーム部2aとし、サーボモータ100によって回転駆動される方を第二アーム部2bとする。すなわち、第二アーム部2bはサーボモータ100の回転対象である。また、ロボットアーム2の第二アーム部2bの先端には、ドリルなどの図示しない加工器具、または部品を掴むための図示しない構造が備えられており、部品の加工や搬送、実装などを行う。また、図2に示すように、サーボモータ100はロボットアーム2の第一アーム部2aの壁部3に取付けられている。
なお、ロボットアーム2の第一アーム部2aの壁部3は、外部部品であるものとする。
図1に示すように、サーボモータ100は、壁部3の貫通孔3aに回転可能に貫通して設けられる回転軸4と、回転軸4に固定されるロータ8と、ロータ8の径方向外側に対向して設けられるステータコア6とを有する。回転軸4は第二アーム部2bに接続される。すなわち、ロータ8は、壁部3を挟んで、回転対象である第二アーム部2bに回転軸4を介して機械的に接続されている。また、ステータコア6にはステータコイル9が巻き付けられている。また、ステータコア6及びステータコイル9の径方向外側には、略円筒形状のフレーム7が設けられる。フレーム7は、内部にロータ8、ステータコア6及びステータコイル9を収納している。
なお、以下の説明において、回転軸4の延長方向を軸方向Xとする。また、軸方向Xに直交する方向を径方向とする。さらに、軸方向Xにおいて、回転軸4が第一アーム部2aの壁部3から突出する側、すなわち負荷である第二アーム部2bに接続する側を負荷側X1とし、負荷側X1の反対側を反負荷側X2とする。
また、ロータ8、ステータコア6及びステータコイル9の負荷側X1には、フレーム7の負荷側X1の開口を覆うように取付けられるフロントブラケット5が設けられる。サーボモータ100は、フロントブラケット5が第一アーム部2aの壁部3に取付けられることにより、壁部3に対して固定される。また、フレーム7の反負荷側X2の端部には、フレーム7の反負荷側X2の開口を覆うようにリアブラケット10が取付けられている。リアブラケット10は、フレーム7の反負荷側X2の端面に接触して固定されている。また、回転軸4とフロントブラケット5と間にはベアリング11aが設けられ、回転軸4とリアブラケット10との間にはベアリング11bが設けられる。ここで、ベアリング11a,11bとは、回転軸4を滑らかに回転させるための部品であり、フロントブラケット5およびリアブラケット10に接する各々の外周の側面は静止しており、回転軸4と接触する内側の側面は回転軸4と共に回転する。
なお、フロントブラケット5及びリアブラケット10の材質には、ADC12などのアルミダイキャスト材が用いられる。アルミダイキャスト材の熱伝導率は96W/(m・K)程度である。
また、回転軸4にはエンコーダ21が取付けられる。エンコーダ21は、フレーム7を挟んで、フロントブラケット5が設けられている負荷側X1とは反対側の反負荷側X2に設けられる。また、エンコーダ21はリアブラケット10よりも反負荷側X2に設けられている。さらに、リアブラケット10の反負荷側X2にはエンコーダカバー12設けられ、エンコーダ21はエンコーダカバー12の内部に配置される。なお、エンコーダ21は、サーボモータ100の回転軸4及びロータ8の回転角を検出する回路を搭載した耐熱性の低い基板である。
なお、フレーム7とフロントブラケット5との接触部分、フレーム7とリアブラケット10との接触部分及びリアブラケット10とエンコーダカバー12との接触部分には、それぞれシール構造(図示せず)が備えられている。これにより、機械加工の最中に切削油などが飛散してサーボモータ100内へ浸入することが防止される。
また、サーボモータ100の組み立て方法は、軸中心の位置決め調整を容易に行うため、フレーム7に固定したステータコア6と、フロントブラケット5に回転軸4を介して取付けられたロータ8とを準備し、そのロータ8をステータコア6に挿入するものとする。
次に、図3〜5を参照して、フレーム7及びフロントブラケット5のより詳細な構造について説明する。
まず、図3に示すように、フロントブラケット5は、略円筒形状の円柱部15を有し、円柱部15の中央には回転軸4が貫通するための回転軸取付孔15aが形成される。また、円柱部15の負荷側X1の端部には径方向外側に向かって突出する一対の外部部品取付部13aが形成される。一対の外部部品取付部13aは円柱部15を挟んで互いに180°離間している。また、円柱部15の側部の円筒面には径方向外側に向かって突出する一対のフレーム取付部13bが形成される。一対のフレーム取付部13bは、一対の外部部品取付部13aに対して位相が90°ずれた位置に設けられるとともに、一対の外部部品取付部13aよりも反負荷側X2寄りの位置に設けられている。また、一対のフレーム取付部13bは円柱部15を挟んで互いに180°離間している。
ここで、フロントブラケット5は、一対の外部部品取付部13a及び一対のフレーム取付部13bを有することにより複雑な形状となっている。このような複雑な形状の部品の製造方法には、一般的に金型に溶融した金属を圧入することにより成形されるダイキャストが用いられる。
次に、図4に示すように、フレーム7には、内部にロータ8、ステータコア6及びステータコイル9を収納するためのフレーム開口7aが形成されている。また、フレーム7の負荷側X1の端部には、壁部3に対向するように設けられる一対の第一窪み部16a及び一対の第二窪み部16bが形成される。フレーム7の負荷側X1の端面27を基準にした一対の第一窪み部16a及び一対の第二窪み部16bの深さは、第二窪み部16bの深さの方が第一窪み部16aの深さよりも深い。また、一対の第一窪み部16aは、フロントブラケット5の一対の外部部品取付部13aに対応する位置及び形状に形成されている。さらに、一対の第二窪み部16bは、フロントブラケット5の一対のフレーム取付部13bに対応する位置及び形状に形成されている。また、一対の第一窪み部16aが形成されているフレーム7の角部は、各々、フレーム開口7aに向かって凹むように湾曲した形状に形成されている。
ここで、一対の第一窪み部16a及び一対の第二窪み部16bは、軸方向Xにフロントブラケット5に接触するフロントブラケット接触部を構成する。
ここで、フレーム7は軸方向Xにおける断面形状が一定であるため、押し出し成形によって形成される。押し出し成形のメリットは、押し出し材に熱伝導率は209W/(m・K)程度のA6063などのアルミ押し出し材を適用することができることである。アルミ押し出し材は、アルミダイキャスト材と比較して熱伝導率が大きく、部品内部での温度差が付きにくく放熱性能に優れているため、フレーム7に押し出し成形を適用するとサーボモータ1の放熱性能の向上することが可能となる。また、第一窪み部16a及び第二窪み部16bは、フレーム7の押し出し成形後に切削されて形成される。
図5に示すように、フロントブラケット5はフレーム7の負荷側X1の端部に嵌合される。そして、フロントブラケット5の一対の外部部品取付部13aはフレーム7の一対の第一窪み部16aに嵌合される。ここで、一対の外部部品取付部13aはフレーム7の角部よりも外側に突出する。そして、一対の外部部品取付部13aはボルト17を介して壁部3に固定される。また、フロントブラケット5の一対のフレーム取付部13bはフレーム7の一対の第二窪み部16bに嵌合された上で、各々、ボルト17によってフレーム7に固定される。なお、フレーム7にフロントブラケット5が嵌合された状態で、フレーム7の負荷側X1の端面27とフロントブラケット5の負荷側X1の端面25とは面一となっている。従って、サーボモータ100が壁部3に固定される際は、フレーム7の負荷側X1の端面27及びフロントブラケット5の負荷側X1の端面25が軸方向Xに壁部3に接触する。
ここで、フレーム7の負荷側X1の端面27、すなわち一対の第一窪み部16a及び一対の第二窪み部16bが形成されていない部分は、外部部品接触部を構成する。
次に、図1及び2を参照して、サーボモータ100の動作及びステータコイル9で発生した熱の伝熱経路について説明する。
まず、ステータコア6に巻きつけられているステータコイル9に電力を供給する。これにより磁界が発生し、ロータ8に回転力が与えられる。そして、ロータ8と共に回転軸4が回転することにより、回転軸4に機械的に連結されたロボットアーム2の第二アーム部2bが回動する。
この時、電流が流れるステータコイル9は発熱する。そして、図1の矢印に示すように、ステータコイル9に発生した熱は、ステータコア6を介してフレーム7に伝熱される。また、フレーム7に伝熱された熱は、壁部3やリアブラケット10に伝熱されるか、又はフレーム7の外側表面から放熱される。また、壁部3に伝熱された熱は外部に放熱される。さらに、リアブラケット10に伝熱された熱は、外部に放熱されるか、又は、エンコーダカバー12に伝熱される。すなわち、ステータコイル9から発生した熱の放熱源は、フロントブラケット5、フレーム7、リアブラケット10、エンコーダカバー12を含むサーボモータ100の表面、またはサーボモータ100が取り付けられる壁部3である。
以上より、この実施の形態1に係るサーボモータ100では、外部部品である壁部3にフレーム7の負荷側X1の端面27が接触している。そのため、ステータコイル9で発生した熱の伝熱経路として、従来の一般的なサーボモータの伝熱経路に加え、フロントブラケット5を介在せずにフレーム7から直接、壁部3へと伝熱させる経路を追加することができる。これにより、サーボモータ100の放熱性能を向上させることができる。従って、サーボモータ100の出力の低下を防止することができる。また、フィンを設けずに放熱性能を向上させることができるため、フィンを設けるスペースを確保するためにステータコア6を小型化させる必要がなく、高い出力を維持することができる。
また、フロントブラケット5には、壁部3に接続される外部部品取付部13aと、フレーム7に接続されるフレーム取付部13bとが形成される。そして、フレーム7の負荷側X1の端部には、外部部品取付部13aが嵌合される第一窪み部16aと、フレーム取付部13bが嵌合される第二窪み部16bとが形成される。これにより、フレーム7の負荷側X1の端面27が壁部3に接触した状態が維持されるとともに、フロントブラケット5を介してサーボモータ100が壁部3に対して堅固に固定される。
また、ロータ8の回転角を検出するエンコーダ21は、フレーム7を挟んで、フロントブラケット5が設けられている側とは反対側の反負荷側X2に配置されている。ここで、ステータコイル9で発生する熱の伝熱経路の一つには、ステータコイル9、ステータコア6、フレーム7、リアブラケット10及びエンコーダカバー12の順に伝わりエンコーダカバー12から放熱される経路がある。エンコーダカバー12の内部に配置されるエンコーダ21は耐熱性が低いため、できるだけエンコーダカバー12へ伝わる伝熱量を小さくすることが好ましい。一方、サーボモータ100の表面及び壁部3からの放熱量の割合は、それぞれの伝熱経路の熱抵抗の大きさにより決まり、熱抵抗が小さい伝熱経路への伝熱量が多くなる。そのため、サーボモータ100では、壁部3から放熱するための伝熱経路の熱抵抗が低減されているため、サーボモータ100の表面から放熱される熱の割合が従来よりも小さくなる。従って、その分エンコーダカバー12へと伝わる伝熱量が低減され、耐熱性の低いエンコーダ21の温度上昇を抑えることができる。
また、フレーム7は、アルミ押し出し材を押し出し成形することによって形成される。このようにフレーム7の形成に押し出し成形を適用することで、断面形状が同じで軸方向Xの長さが異なる、出力違いのサーボモータ100を製造する場合、フレーム7の軸方向長さXを所望の長さで切ることができる。そのため、押し出し成形を用いれば、ダイキャストと比較して低い製造コストでサーボモータ100の出力を調整することができる。また、フレーム7の製造方法に押し出し成形ではなくダイキャストを適用した場合は、アルミ押し出し材の使用が困難であり、より熱伝導率が小さいアルミダイキャスト材を使用する必要があり、放熱性能が低下してしまうという問題があった。これに対し、この実施の形態に係るサーボモータ100の製造方法では、熱伝導率の高いアルミ押し出し材を使用することができるため、サーボモータ100の放熱性能がさらに向上する。
また、第一窪み部16a及び第二窪み部16bは、フレーム7の押し出し成形後、外側から切削して形成するため、加工が容易である。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るサーボモータ200について図6を用いて説明する。なお、以下の説明において、図1〜5の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図6に示すように、サーボモータ200のフレーム207には、一対の第一窪み部216a及び一対の第二窪み部216bが形成される。一対の第一窪み部216aは、フロントブラケット5の一対の外部部品取付部13aに対応する位置及び形状に形成されている。さらに、一対の第二窪み部216bは、フロントブラケット5の一対のフレーム取付部13bに対応する位置及び形状に形成されている。また、フレーム207の負荷側X1の端面27を基準にした一対の第一窪み部216a及び一対の第二窪み部216bの深さは、第二窪み部216bの深さの方が第一窪み部216aの深さよりも深い。また、第二窪み部216bの深さはフロントブラケット5の軸方向Xの長さよりも深い。そのため、フレーム207の負荷側X1の端面27は、フロントブラケット5の負荷側X1の端面25よりも負荷側X1寄りに配置される。従って、サーボモータ200が壁部3固定されてフレーム207の負荷側X1の端面27が壁部3に接触している状態において、フロントブラケット5は壁部3から離間して設けられ、壁部3には接触しない状態となる。
以上より、この実施の形態2に係るサーボモータ200では、サーボモータ200が壁部3固定される際、フロントブラケット5は壁部3から離間し、フレーム207の負荷側X1の端面27のみが壁部3に接触している状態となる。そのため、サーボモータ200をボルト17で壁部3に固定した場合、確実にフレーム207の負荷側X1の端面27が壁部3に接触するため、フレーム207と壁部3との密着性を向上させることが可能となる。これにより、フレーム207と壁部3との間の接触熱抵抗を低減することが可能となり、サーボモータ200の放熱性能をより向上させることが可能となる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るサーボモータ300について図7を用いて説明する。
図7に示すように、サーボモータ300のフロントブラケット305には外部部品取付部13aのみが形成され、フレーム取付部13bは形成されていない。また、フレーム307には、外部部品取付部13aに対応する第一窪み部16aのみが形成され、第二窪み部16bは形成されていない。ここで、フロントブラケット305は、フレーム307の側面に取付けられる皿ネジ18によって、フレーム307に対して固定される。すなわち、フロントブラケット305とフレーム307とは、軸方向Xに直交する方向Y,Z、すなわち径方向に固定されている。皿ネジ18はフレーム307の方向Y,Zに配置される4つの側面に設けられていてもよく、また互いに対向する2側面に設けられていてもよい。また、皿ネジ18は、端面がフレーム7の表面よりもサーボモータ300の外側に突出しないように固定されている。
ここで、皿ネジ18は第一固定部材を構成する。
以上より、この発明の実施の形態3に係るサーボモータ300は、フロントブラケット305とフレーム307とが、皿ネジ18によって径方向に固定されている。そのため、フロントブラケット305とフレーム307とを軸方向Xに固定するためのボルト17が不要になるため、フレーム307の端部には第二窪み部16bは形成されない。従って、フレーム307と壁部3との接触面積が広がり、フレーム307から壁部3へ熱が伝わりやすくなり、サーボモータ300の放熱性能をより向上させることが可能となる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係るサーボモータ400について図8を用いて説明する。
図8に示すように、サーボモータ400のフロントブラケット405にはフレーム取付部13bのみが形成され、外部部品取付部13aは形成されていない。また、フレーム407には、フレーム取付部13bに対応する第二窪み部16bのみが形成され、第一窪み部16aは形成されていない。また、フレーム407には一対の第二窪み部16bに対して90°位相をずらした位置に軸方向Xに延びる一対の貫通孔20が形成される。貫通孔20には第二ボルト19が挿通され、第二ボルト19によってフレーム407は壁部3に対して軸方向Xに直接固定されている。
なお、第二ボルト19は第二固定部材を構成する。
以上より、この発明の実施の形態4に係るサーボモータ400では、第二ボルト19によってフレーム407が壁部3に対して軸方向Xに直接固定されているため、フレーム407の負荷側X1の端部には第一窪み部16aが形成されていない。そのため、フレーム407と壁部3との接触面積が広がり、フレーム407から壁部3へ熱が伝わりやすくなる。また、フレーム407の断面積も大きくなるため、フレーム407の内部を熱が伝わりやすくなる。さらに、フレーム407を壁部3に直接取り付けるため、フレーム407と壁部3との密着性が向上し、接触熱抵抗を低減させることができる。従って、サーボモータ400の放熱性能をより向上させることが可能となる。
3 壁部(外部部品)、5,305,405 フロントブラケット、6 ステータコア、7,207,307,407 フレーム、8 ロータ、9 ステータコイル、13a 外部部品取付部、13b フレーム取付部、16a,216a 第一窪み部(フロントブラケット接触部)、16b,216b 第二窪み部(フロントブラケット接触部)、18 皿ネジ(第一固定部材)、19 第二ボルト(第二固定部材)、21 エンコーダ、27 フレームの負荷側の端面(外部部品接触部)、100,200,300,400 サーボモータ。

Claims (4)

  1. 軸方向に外部部品を挟んで回転対象と機械的に接続されるロータと、
    前記ロータの径方向外側に対向して設けられるステータコアと、
    前記ステータコアに巻き付けられるとともに電力が供給されるステータコイルと、
    前記ロータ、前記ステータコア及び前記ステータコイルを収納するフレームと、
    前記外部部品に対向して設けられるとともに、前記フレームに固定されるフロントブラケットとを備え、
    前記フレームには、前記軸方向に前記フロントブラケットに接触するフロントブラケット接触部と、前記軸方向に前記外部部品に接触する外部部品接触部とが設けられ
    前記フレームの前記フロントブラケット接触部は、前記外部部品に対向して形成される窪み部であり、
    前記フロントブラケットは前記フレームの前記窪み部に嵌合可能な取付部を有し、
    前記フロントブラケットの前記取付部は、前記外部部品に接続される外部部品取付部と、前記フレームに接続されるフレーム取付部とを含み、
    前記フレームの前記窪み部は、前記外部部品取付部が嵌合される第一窪み部と、前記フレーム取付部が嵌合される第二窪み部とを含むサーボモータ。
  2. 前記フロントブラケットと前記フレームとを径方向に固定する第一固定部材を有する請求項に記載のサーボモータ。
  3. 前記フレームを前記外部部品に対して前記軸方向に直接固定する第二固定部材を有する請求項1又は2に記載のサーボモータ。
  4. 前記ロータの回転角を検出するエンコーダをさらに備え、
    前記エンコーダは、前記フレームを挟んで、前記フロントブラケットが設けられている側とは反対側に配置される請求項1〜のいずれか一項に記載のサーボモータ。
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