JPS598464Y2 - プリントモ−タ - Google Patents
プリントモ−タInfo
- Publication number
- JPS598464Y2 JPS598464Y2 JP1975114379U JP11437975U JPS598464Y2 JP S598464 Y2 JPS598464 Y2 JP S598464Y2 JP 1975114379 U JP1975114379 U JP 1975114379U JP 11437975 U JP11437975 U JP 11437975U JP S598464 Y2 JPS598464 Y2 JP S598464Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- armatures
- casing
- intermediate ring
- pieces
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dc Machiner (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、1本の回転軸に直角に2枚の円板状のアマ
チュアを取付けたロータを使用するプリントモータに関
し、放熱性能がよく、小型、強力で、磁石の極性を顧慮
しないで組立てることのできるプリントモータを得るこ
とを目的としたものである。
チュアを取付けたロータを使用するプリントモータに関
し、放熱性能がよく、小型、強力で、磁石の極性を顧慮
しないで組立てることのできるプリントモータを得るこ
とを目的としたものである。
従来のプリントモータは、通常、回転軸に1枚のアマチ
ュアを取付けた構造のロータを有しているが、出力を増
大させるため2枚のアマチュアを取付けた構造のものも
知られている。
ュアを取付けた構造のロータを有しているが、出力を増
大させるため2枚のアマチュアを取付けた構造のものも
知られている。
ところが、アマチュアを2枚接近させて回転軸に取付け
ると、アマチュア間に空気層が介在するため通電による
発熱が発散し難く、温度上昇のため充分な出力増大がで
きないという問題があった。
ると、アマチュア間に空気層が介在するため通電による
発熱が発散し難く、温度上昇のため充分な出力増大がで
きないという問題があった。
本案のプリントモータは、このような不都合を解消し、
2枚のアマチュア間の放熱を良好にするため、2枚のア
マチュアの間にアルミニウム製の中間リングの板状部を
挿入して熱を吸収し、これを外周部から放散させるよう
に構戒して、モータの出力を増大させることを可能にし
たものであり、これに伴なって、中間リングの板状部の
両面に間隔を持たせてヨークを保持させることにより、
両ヨークの間での磁気干渉をなくすことができて、両側
に設ける磁石の極性を顧慮することなくプリントモータ
を組立てることが可能となったものでものである。
2枚のアマチュア間の放熱を良好にするため、2枚のア
マチュアの間にアルミニウム製の中間リングの板状部を
挿入して熱を吸収し、これを外周部から放散させるよう
に構戒して、モータの出力を増大させることを可能にし
たものであり、これに伴なって、中間リングの板状部の
両面に間隔を持たせてヨークを保持させることにより、
両ヨークの間での磁気干渉をなくすことができて、両側
に設ける磁石の極性を顧慮することなくプリントモータ
を組立てることが可能となったものでものである。
以下本考案を実施例を示す図面について説明する。
図面に示されるように、1本の回転軸1に2枚のアマチ
ュア2,3が取り付けられており、回転軸1は、アルミ
ニウム製の中間リング5の両側にアルミニウム製のケー
シング片4a,4bを固着して戒るケーシング6内に、
それぞれケーシング片4a,4bとの間にベアリング7
a,7bを介して回動自在に取り付けられている。
ュア2,3が取り付けられており、回転軸1は、アルミ
ニウム製の中間リング5の両側にアルミニウム製のケー
シング片4a,4bを固着して戒るケーシング6内に、
それぞれケーシング片4a,4bとの間にベアリング7
a,7bを介して回動自在に取り付けられている。
該回転軸1には2個のハブ8,9が固着されており、各
ハブにはそれぞれ1枚ずつの円板状のアマチュア2,3
が少し離れて装着されている。
ハブにはそれぞれ1枚ずつの円板状のアマチュア2,3
が少し離れて装着されている。
前記中間リング5は、短筒状に軸方向に幅を広げた厚肉
の外周部と、この外周部の内面から半径方向内方に延設
された環状の薄肉の板状部5aとから戒り、軸方向断面
が略丁字形をなしている。
の外周部と、この外周部の内面から半径方向内方に延設
された環状の薄肉の板状部5aとから戒り、軸方向断面
が略丁字形をなしている。
この中間リング5の外周部両側端には、段部が形或され
ており、ケーシング片4a,4bが一定位置関係でいん
ろう結合されるようになっている。
ており、ケーシング片4a,4bが一定位置関係でいん
ろう結合されるようになっている。
また、この中間リング5の板状部5aは、その内方端の
両面に後述するヨーク12a,12bの板厚分だけ突出
した短筒部を有しており、中間リング5は、この短筒部
と外周部とにより板状部5aの両側に凹部16,16を
形或している。
両面に後述するヨーク12a,12bの板厚分だけ突出
した短筒部を有しており、中間リング5は、この短筒部
と外周部とにより板状部5aの両側に凹部16,16を
形或している。
ケーシング片4aのアマチュア2に対向する内面には、
交互に数組の磁極を着磁された環状の異方性フエライト
磁石10 aがヨーク11 aを介して固着されており
、他方のケーシング片4bのアマチュア3に対向する面
にも同様に環状の異方性フエライト磁石10bがヨーク
11 bを介して固着されている。
交互に数組の磁極を着磁された環状の異方性フエライト
磁石10 aがヨーク11 aを介して固着されており
、他方のケーシング片4bのアマチュア3に対向する面
にも同様に環状の異方性フエライト磁石10bがヨーク
11 bを介して固着されている。
磁石10a,10bは、それぞれ通常のように、環状の
フエライト材に、円周方向に等間隔で交互に同大の扇形
にN極、S極を第4図のように着磁したものである。
フエライト材に、円周方向に等間隔で交互に同大の扇形
にN極、S極を第4図のように着磁したものである。
これはヨーク11 a, 11 bに同大の扇形磁石を
N極、S極を交互にアマチュア2,3へ向けて等間隔に
固着したものと同等に作用するもので゛ある。
N極、S極を交互にアマチュア2,3へ向けて等間隔に
固着したものと同等に作用するもので゛ある。
アマチュア2,3の中間には、前記中間リング5の板状
部5aが挿入されており、厚い外周部とその内方の薄い
板状部5aとにより形或された両側の凹部16,16内
には、それぞれヨーク12 a, 12 bが、各ヨー
クのアマチュア2,3に対向する面のみを露出して小間
隙を隔てて各アマチュアに対向する状態で嵌着されてい
る。
部5aが挿入されており、厚い外周部とその内方の薄い
板状部5aとにより形或された両側の凹部16,16内
には、それぞれヨーク12 a, 12 bが、各ヨー
クのアマチュア2,3に対向する面のみを露出して小間
隙を隔てて各アマチュアに対向する状態で嵌着されてい
る。
13a,13bはアマチュア2,3に通電するためのブ
ラシ片で、それぞれ、ケーシング片4a,4bに絶縁的
に保持される保持筒にばね15と共に遊合しており、本
実施例では磁石10a,10 bの一部の切欠き部を通
ってばね15によりアマチュア2,3に弾接させられて
いる。
ラシ片で、それぞれ、ケーシング片4a,4bに絶縁的
に保持される保持筒にばね15と共に遊合しており、本
実施例では磁石10a,10 bの一部の切欠き部を通
ってばね15によりアマチュア2,3に弾接させられて
いる。
本発明において、ブラシ片13a,13bによる通電方
法はこの実施例に限定されるものではなく、アマチュア
と電気的に接続されたコミュテータを、アマチュアの中
心から軸方向に突出させてハブ外周面に設け、このコミ
ュテータにブラシ片を当接させるようにしてもよい。
法はこの実施例に限定されるものではなく、アマチュア
と電気的に接続されたコミュテータを、アマチュアの中
心から軸方向に突出させてハブ外周面に設け、このコミ
ュテータにブラシ片を当接させるようにしてもよい。
この場合は、モータが軸方向に長くなるけれどもアマチ
ュアに直接ブラシを当接させないので、磁石10 a,
10 bの一部を切欠く必要はない。
ュアに直接ブラシを当接させないので、磁石10 a,
10 bの一部を切欠く必要はない。
次に以上のように構或されたプリントモータの磁気通路
を、左方の磁石10bにつき、第4図により説明する。
を、左方の磁石10bにつき、第4図により説明する。
環状のフエライト磁石10bには、磁石、ヨーク等を分
解して示した第4図に見る状態でN極、S極が交互に円
周方向に並んでいる。
解して示した第4図に見る状態でN極、S極が交互に円
周方向に並んでいる。
その一つのN1極から出た磁力線f1は、アマチュア3
を通過してヨーク12bに入り、ヨーク12 b内を通
って磁力線f2となってN1極に隣るS1極に入り、ヨ
ーク11 bを通、つてN1極に戻り、閉回路を構或す
る。
を通過してヨーク12bに入り、ヨーク12 b内を通
って磁力線f2となってN1極に隣るS1極に入り、ヨ
ーク11 bを通、つてN1極に戻り、閉回路を構或す
る。
磁石10 bの各磁極においても、また右方の磁石10
a、ヨーク11 a, 12 aについても、同様の磁
力線の閉回路が形威され、磁力線f.,f2等がアマチ
ュア2,3のコイルと交叉してアマチュア2,3回転軸
1を回転させるものである。
a、ヨーク11 a, 12 aについても、同様の磁
力線の閉回路が形威され、磁力線f.,f2等がアマチ
ュア2,3のコイルと交叉してアマチュア2,3回転軸
1を回転させるものである。
プリントモータの回転と共にアマチュア2,3で発生し
た熱は、ケーシング片4a,4bに伝わって、その外表
面から空中に放散されると共に、ヨーク12 a, 1
2 b、中間リング5の板状部5aに吸収され、リング
内を迅速に伝わって該リングの外周表面からも空中に放
散される。
た熱は、ケーシング片4a,4bに伝わって、その外表
面から空中に放散されると共に、ヨーク12 a, 1
2 b、中間リング5の板状部5aに吸収され、リング
内を迅速に伝わって該リングの外周表面からも空中に放
散される。
このように2枚のアマチュア2,3の間に各アマチュア
に近接させて伝熱性のよいアルミニウムの板状部5aを
挿入したから、従来の、この間を空気層とし、またはア
ルミニウムよりも伝熱性の悪い磁性体金属を挿入するよ
りは熱の放散を良好に行なわせて、プリントモータの温
度上昇を抑制する効果が大きい。
に近接させて伝熱性のよいアルミニウムの板状部5aを
挿入したから、従来の、この間を空気層とし、またはア
ルミニウムよりも伝熱性の悪い磁性体金属を挿入するよ
りは熱の放散を良好に行なわせて、プリントモータの温
度上昇を抑制する効果が大きい。
第3図は本案のプリントモータの温度上昇試験の一例を
示し、自動車のラジエータ冷却ファンに使用した場合の
時間と温度との関係を示すものである。
示し、自動車のラジエータ冷却ファンに使用した場合の
時間と温度との関係を示すものである。
図においてAはラジエー夕に流入する前の空気温度を示
す曲線、Bはラジエータ通過後の空気温度を示す棄線、
Cはケーシング片4a,4bの温度を示す曲線、Dは中
間リング5の外周面の温度を示す曲線である。
す曲線、Bはラジエータ通過後の空気温度を示す棄線、
Cはケーシング片4a,4bの温度を示す曲線、Dは中
間リング5の外周面の温度を示す曲線である。
中間リング5の外周面は平滑な円筒面である。
ケーシング片4a,4bや中間リングの外面に放散フィ
ンを形戒する等すれば、各部の温度をもつと下げること
ができると考えられる。
ンを形戒する等すれば、各部の温度をもつと下げること
ができると考えられる。
本案のプリントモータは、以上のように小型でしかも出
力の大きい2枚アマチュアのモータにおいて、アルミニ
ウム製の中間リングをアマチュア間に挿入することによ
り、アマチュアの発生する熱の放散を良好にし、また中
間リングによりヨーク12a,12bを保持して磁気回
路の抵抗を減らすことができ、中間リング5を介してケ
ーシング片4a,4bを結合するので良好な精度を維持
しつつ組立作業を容易に行なうことができるようになっ
たものであって実用上の効果が大きい。
力の大きい2枚アマチュアのモータにおいて、アルミニ
ウム製の中間リングをアマチュア間に挿入することによ
り、アマチュアの発生する熱の放散を良好にし、また中
間リングによりヨーク12a,12bを保持して磁気回
路の抵抗を減らすことができ、中間リング5を介してケ
ーシング片4a,4bを結合するので良好な精度を維持
しつつ組立作業を容易に行なうことができるようになっ
たものであって実用上の効果が大きい。
図面は本考案の実施例を示し、第1図はプリントモータ
の縦断側面図、第2図は中間リングを示す正面図、第3
図は温度上昇試験の結果を示す線図、第4図は磁気回路
を示す要部の分解略図である。 1:回転軸、2,3:アマチュア、4a,4b:ケーシ
ング片、5:中間リング、5a:板状部、6:ケーシン
グ、7a,7b:ベアリング、8,9:ハブ、10a,
10b:異方性フエライト磁石、11a,1l b,
12a, 12b : ヨーク、13a,13b:ブラ
シ片、14a,14b:端子、15:ばね、16:凹部
。
の縦断側面図、第2図は中間リングを示す正面図、第3
図は温度上昇試験の結果を示す線図、第4図は磁気回路
を示す要部の分解略図である。 1:回転軸、2,3:アマチュア、4a,4b:ケーシ
ング片、5:中間リング、5a:板状部、6:ケーシン
グ、7a,7b:ベアリング、8,9:ハブ、10a,
10b:異方性フエライト磁石、11a,1l b,
12a, 12b : ヨーク、13a,13b:ブラ
シ片、14a,14b:端子、15:ばね、16:凹部
。
Claims (1)
- アルミニウム製の中間リング5を挾み結合されてケーシ
ング6の両側部を構或すると共に、2枚の円板状アマチ
ュア2,3をそれぞれハブ8,9を介して直角に取付け
た回転軸1をベアリング7a,7bを介して軸受けする
、2個のアルミニウム製ケーシング片4a,4bを有し
、該ケーシング片4a,4bの内側面に、それぞれ環状
のヨーク11 a, 11 bを取付け、各ヨーク11
a, 11 bに環状で複数のN極、S極を交互に着
磁したフエライト磁石10a,10bを取付け、押出し
用のばね15と共に保持筒に遊合させケーシング外から
給電されるブラシ片13 a, 13 bをケーシング
片4a,4bに絶縁的に取付け、上記中間リング5は、
ケーシング片4 a,4 bと結合される短筒状に幅を
広げた外周部と、その内面から半径方向内方に延設され
両側に凹部16,16を形或して該凹部16,16にそ
れぞれ環状のヨーク12a,12bを嵌着した板状部5
aとから構或し、該中間リング5の板状部5aを、2枚
のアマチュア2,3の間に介在させ、該板状部5aの両
側のヨーク12a,12bをそれぞれアマチュア2,3
に小間隙を隔てて対向させて構或したプリントモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975114379U JPS598464Y2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | プリントモ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975114379U JPS598464Y2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | プリントモ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5228007U JPS5228007U (ja) | 1977-02-26 |
JPS598464Y2 true JPS598464Y2 (ja) | 1984-03-15 |
Family
ID=28595411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975114379U Expired JPS598464Y2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | プリントモ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598464Y2 (ja) |
-
1975
- 1975-08-20 JP JP1975114379U patent/JPS598464Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5228007U (ja) | 1977-02-26 |
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