JPH06154955A - 鋳枠を搬送する方法および該方法により作動する造型設備 - Google Patents

鋳枠を搬送する方法および該方法により作動する造型設備

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JPH06154955A
JPH06154955A JP5200730A JP20073093A JPH06154955A JP H06154955 A JPH06154955 A JP H06154955A JP 5200730 A JP5200730 A JP 5200730A JP 20073093 A JP20073093 A JP 20073093A JP H06154955 A JPH06154955 A JP H06154955A
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JP5200730A
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Berthold Heidler
ハイトラー ベルトホルト
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BMD Badische Maschinenfabrik Durlach GmbH
Original Assignee
BMD Badische Maschinenfabrik Durlach GmbH
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C25/00Foundry moulding plants
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D33/00Equipment for handling moulds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Devices For Molds (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械出力を完全な利用を可能にし、しかも造
型設備が構造的にも機能的にも単純化されるようにす
る。 【構成】 第1の移送ステーション13で、第1の搬送
路1に供給された鋳枠15の上枠OKを下枠UKから分
離させ、上枠だけを、両造型機7,8を備えた第2の搬
送路2に移送して、第1の造型機7に供給し、空の下枠
を第1の搬送路1で、両造型機の間に配置された第2の
移送ステーション14にまで送り、第2の搬送路2で第
1の造型機7から来る型抜きされた上枠の直前で空スペ
ースに移送し、次の送りサイクルでこの上枠を第2の移
送ステーション14に移動させ、下枠を第2の造型機8
に送り、その後に中子挿入区間にまで送り、この場合、
上枠と下枠とを両搬送路に沿って、ずらされた送りサイ
クルを用いて、搬送方向における鋳枠寸法に相当する等
しい送りサイクル長さで移動させていく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの平行な搬送路
と、両搬送路の一方に設けられた、鋳枠の上枠と下枠と
に用いられる各1つの造型機と、上枠もしくは下枠を一
方の搬送路から他方の搬送路に移送するための移送ステ
ーションとを備えた鋳造工場造型設備で、上枠と下枠と
から成る鋳枠を搬送する方法に関する。
【0002】さらに本発明は、上記方法により作動する
鋳造工場造型設備であって、送り駆動装置を備えた2つ
の平行な搬送路と、一方の搬送路に沿って配置された2
つの造型機と、一方の搬送路から他方の搬送路に上枠も
しくは下枠を移送するための2つの移送器具とが設けら
れていて、両移送器具のうち、搬送方向で見て第1の造
型機の手前に配置された移送器具が、第1の搬送路に沿
って空で供給された鋳枠から上枠を分離させて、前記造
型機を備えた第2の搬送路に供給するようになってお
り、さらに、型抜きされた下枠のための、前記第2の搬
送路に続いて設けられた中子挿入区間が設けられてい
て、該中子挿入区間の背後で、上枠と下枠とが合体され
るようになっている形式のものに関する。
【0003】
【従来の技術】枠込め過程では、型の各1つの部分が下
枠と上枠とで成形され、しかもこの場合、対応する模型
上で鋳物砂を突き固めることによって成形される。この
場合に、上枠と下枠とは別個に型抜きされ、一般に下枠
に中子が挿入された後に、上枠と下枠とは合体されて鋳
型を形成する。
【0004】大きな出力(1時間あたり120よりも多
い造型)の造型設備は2つの造型機を有している。一方
の造型機では、上枠型が製造され、他方の造型機では、
下枠型が製造される。それにもかかわらず、公知の造型
設備を用いると、最近の造型機の、本来可能であるはず
の高い時間当たり出力が完全に利用されないか、もしく
は搬送装置の範囲でかなりの構造手間をかけた場合にし
か利用され得ない。
【0005】このような構造の公知の造型設備は2つの
搬送路を有しており、この場合、上枠および下枠のため
の造型機は両搬送路の一方に、搬送方向で見て相前後し
て間隔をおいて配置されている。上枠と下枠とから成る
空の鋳枠は、通常パレット軌道として形成されている第
1の搬送路に沿って移送器具に供給される。この移送器
具は相前後して位置する2つの枠スペースを有してい
て、第2の搬送路に対する間隔に跨がっている。この第
2の搬送路は両造型機を通って案内されている。前記移
送器具は複動器具として構成されていて、上枠と、さら
により低いレベルで下枠とを引き取って、両枠部分を第
2の搬送路に設けられた2つの空スペースに同時に移送
するようになっている。空のパレットが第1の搬送路に
沿って第2の移送器具にまで移動させられる間、下枠と
上枠とは相前後して第2の搬送路に沿って送り駆動装置
によって、相前後して位置する造型機に供給される。第
2の搬送路では、上枠と下枠とが常時交互して位置し、
しかも上枠が一方の造型機に、下枠が他方の造型機に同
時に引き込まれなければならないでので、第2の搬送路
に設けられた送り駆動装置は各送りサイクルにおいて、
搬送方向で見た1つの鋳枠の寸法の2倍に相当する搬送
距離を克服しなければならない。この搬送距離は大きな
鋳枠ピッチでは、3メートルを超える場合がある。した
がって、送り駆動装置、一般にはハイドロリックシリン
ダは、相応して手間をかけて設計されなければならな
い。また、大きな加速力および減速力も形成されなけれ
ばならない。それに対して、第1の搬送路に関しては、
はるかに単純な送り駆動装置を設定することができる。
なぜならば、この送り装置は第2の搬送路に用いられる
送り装置の搬送距離の半分を克服するだけでよいからで
ある。
【0006】搬送方向で見て第1の造型機では、下枠が
型抜きされ、第2の造型機では、上枠が型抜きされる。
次いで、上枠と下枠とは第2の移送器具に進入する。こ
の移送器具は型抜きされた上枠を再び第1の搬送路に戻
す。それに対して、型抜きされた下枠は第2の搬送路に
沿って、続いて設けられた中子挿入区間に進入する。型
抜きされた上枠は中子挿入区間に対して平行に、第1の
搬送路に沿って移動させられる。このような搬送原理に
基づき、送りサイクルは第2の移送器具の背後で再びこ
れまでの搬送距離の半分にまで短縮されなければならな
い。このためには、まず送り駆動装置に抗して作用する
ブレーキ装置と、中子挿入区間に設けられる別の駆動装
置とが必要となり、同じく中子挿入区間の端部にも、別
のブレーキ装置が設けられなければならない。さらに、
第1の搬送路には、第2の移送器具の背後で、上枠型に
設けられる湯口、押湯部、通気開口等のための孔を形成
するためのホッパ形穿孔器具が配置されている。
【0007】公知の造型設備では、利用可能な機械時間
が、第2の搬送路で必要となる第2の枠部分のための搬
送距離のために必要とされる時間の約半分の時間だけ短
縮される。第2の搬送軌道における鋳枠のための駆動装
置が複雑でかつ機能故障し易いだけでなく、2つの移送
器具が互いに異なって構成されており、特に上枠と下枠
との両方に用いられる第1の移送器具は極めて手間のか
かる構造を有している。さらに、パレットは第1の搬送
路に沿って両移送器具の間を空で走行するので、第1の
搬送路では不必要な駆動エネルギが消費されてしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、機械
出力の完全な利用が可能となり、しかも造型設備が構造
的にも機能的にも単純化されるような、鋳枠を搬送する
方法を提供することである。
【0009】さらに、本発明の課題は、この方法により
作動する有利な鋳造工場造型設備を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の第1の方法では、搬送方向で見て第1の移送
ステーションで、第1の搬送路に沿って供給された空の
鋳枠の上枠を下枠から分離させ、上枠だけを、両造型機
を備えた第2の搬送路に移送して、第1の造型機に供給
し、その間に空の下枠を第1の搬送路に沿って、両造型
機の間に配置された第2の移送ステーションにまで送り
移動させて、前記第1の造型機から到来する第1の型抜
きされた上枠の直前で第2の搬送路に位置する空スペー
スに移送し、第1の型抜きされた上枠を次の送りサイク
ルで前記第2の移送ステーションに移動させると同時
に、前記下枠を第2の造型機に送り移動させ、その後に
中子挿入区間にまで送り移動させ、この場合、上枠と下
枠とを両搬送路に沿って、ずらされた搬送サイクルを用
いて、搬送方向における鋳枠寸法に相当する等しい送り
サイクル長さで移動させていくようにした。
【0011】上記課題を解決するために本発明の第2の
方法では、搬送方向で見て第1の移送ステーションで、
第1の搬送路に沿って供給された空の鋳枠の上枠を下枠
から分離させ、上枠だけを、両造型機を備えた第2の搬
送路に移送して、第1の造型機に供給し、その後に前記
上枠を両造型機の間に配置された第2の移送ステーショ
ンに送り移動させて、第1の搬送路に位置する空の下枠
の直前で空スペースに移送し、第1の空の下枠を次の送
りサイクルで前記第2の移送ステーションに移動させ、
該移送ステーションで前記下枠を第2の搬送路に移送し
て、第2の造型機に送り移動させ、その後に中子挿入区
間にまで送り移動させ、この場合、上枠と下枠とを両搬
送路に沿って、ずらされた搬送サイクルを用いて、搬送
方向における鋳枠寸法に相当する等しい送りサイクル長
さで移動させていくようにした。
【0012】さらに上記課題を解決するために本発明の
鋳造工場造型設備の第1の構成では、第1の造型機が、
上枠を型抜きするために設けられており、第2の造型機
が、下枠を型抜きするために設けられており、第2の移
送器具が、両造型機の間に配置されていて、第1の往路
で、第1の搬送路に沿って到来する空の下枠を、第2の
搬送路に位置する第1の型抜きされた上枠の直前で空ス
ペースに移送するようになっており、移送された下枠が
第2の搬送路に沿って第2の造型機に進入するようにな
ってり、引き続き別の送りサイクルが行なわれた後に、
さらに前記第2の移送器具が復路で、、前記第2の移送
器具に引き込まれた、型抜きされた上枠を第1の搬送路
に移送するようになっており、両搬送路に用いられる送
り駆動装置が、時間的にずらされた送りサイクルで上枠
と下枠とを、それぞれ枠長さの分だけ搬送方向に移動さ
せていくようにした。
【0013】さらに上記課題を解決するために本発明の
鋳造工場造型設備の第2の構成では、第1の造型機が、
上枠を型抜きするために設けられており、第2の造型機
が、下枠を型抜きするために設けられており、第2の移
送器具が、両造型機の間に配置されていて、第1の往路
で、第2の搬送路に沿って到来する、型抜きされた上枠
を、第1の搬送路に位置する第1の空の下枠の直前で空
スペースに移送するようになっており、引き続き別の送
りサイクルが行なわれた後に前記第2の移送器具が、復
路で、該移送器具に引き込まれた空の下枠を第2の搬送
路に移送するようになっていて、移送された下枠が第2
の搬送路に沿って第2の造型機に進入するようになって
おり、両搬送路に用いられる送り駆動装置が、時間的に
ずらされた送りサイクルで上枠と下枠とをそれぞれ所定
の枠長さの分だけ移動させていくようにした。
【0014】
【発明の効果】本発明による方法は公知先行技術に比べ
て大きな利点を持っている。すなわち、第1の搬送路の
第1の区分で、しかも両移送器具の間において、下枠が
搬送され、第2の搬送路の平行な区分で上枠が搬送さ
れ、この場合、上枠は第1の造形機で型抜きされる。引
き続き、上枠と下枠とが搬送路を交互に変え、この場
合、型抜きされた上枠が第1の搬送路に戻され、空の下
枠が第2の搬送路に移送されて、型抜きのための第2の
造型機に搬送される。すなわち、下枠と上枠とは完全な
搬送路交換を行なう訳である。
【0015】このような搬送原理に基づき、造型機を備
えた第2の搬送路においても簡単な送りを用いて作業す
ることが可能になる。すなわち、この場所で第1の区分
に移動させられた上枠は各送りサイクル毎に枠長さ分し
か送られない。同じことはこの搬送路の第2の区分にお
ける下枠に対しても言える。同じく、第1の搬送路の第
1の区分に位置する下枠と、第2の区分に位置する上枠
とは、送りサイクル1つ当たりその都度枠長さ分しかず
らされない。すなわち、両搬送路のためには、短い行程
長さを有する単純な送り駆動装置しか必要とならない。
大きな利点は、与えられた枠長さにおいて可能な限り短
い搬送行程に基づき、造型機の出力をもできるだけ良好
に利用することができる点に認められる。また、2倍搬
送行程から1倍搬送行程への搬送速度の減速は不要とな
る。鋳枠に作用する加速力および減速力は減じることが
できる。さらに、両搬送路に位置する枠スペース全体が
常時枠で占められている。駆動装置およびその機能が単
純化されることに基づき、必然的に、自動運転のための
制御技術的な手間も減じられる。さらに、第1の搬送路
のための駆動出力が一層良好に利用されるだけではな
く、第2の移送ステーションにおいて必要とされる駆動
出力も一層良好に利用されるようになる。なぜならば、
この場所では往路で下枠が第1の搬送路から第2の搬送
路に移送され、復路で型抜きされた上枠が第2の搬送路
から第1の搬送路に移送されるからである。当然なが
ら、その代わりにまず型抜きされた上枠を第2の搬送路
から第1の搬送路に移送し、復路において空の下枠を第
1の搬送路から第2の搬送路に移送することもできる。
作業形式に応じて、移送ステーションでは、一方の搬送
路または他方の搬送路に空スペースを設けることができ
る。別の構造的および機能的な利点は、本発明による方
法により作動する鋳造工場造型設備(あとで説明する)
との関連において得られる。
【0016】第2の搬送路において第2の移送ステーシ
ョンの範囲に空スペースを保証するためには、両移送ス
テーションの間に、等しい数の枠スペースが設けられて
おり、造型設備の運転開始時に第1の移送ステーション
で、または第1の移送ステーションの手前で、第1の空
の鋳枠の上枠が分離されるか、または空の上枠または空
の下枠だけだ準備されるようになっている。
【0017】両搬送路におけるずらされた送りサイクル
に基づき、両搬送路のうちの一方で第2の移送ステーシ
ョンの範囲において常時空スペースが維持されることが
保証されている。
【0018】本発明の別の有利な方法では、第1の造型
機の背後で、かつ第2の移送ステーションの手前で、上
枠における鋳型に、湯口および/または押湯部および/
または通気開口のための孔が備えられる。
【0019】本発明による方法では、さきに型抜きされ
た上枠における後加工を下枠のための第2の造型機の手
前で実施することができるので、この場所で生じる鋳物
砂をコンベヤ装置によって問題なく搬出することができ
る。このコンベヤ装置は下枠のための造型機から上枠の
ための造型機を越えて延びていて、この場所に生じる鋳
物砂を搬出する。
【0020】本発明による鋳造工場造型設備の構成で
は、両搬送路の全ての区分において送り駆動装置は、搬
送方向で測定した枠長さに相当する区間だけを克服すれ
ば済む。これによって、構造的な手間は大きく減じられ
ている。両移送器具は一層単純な構造を有することがで
きる。さらに、第2の移送器具も最適に利用されてい
る。なぜならば、この移送器具が往路と復路とにおいて
1つの移送過程を実施するからである。さらに、中子挿
入区間の端部には1つのブレーキ装置しか必要とされな
い。このブレーキ装置は第2の搬送路の送り駆動装置に
抗して作用する。駆動装置の手間と数とが減じられるこ
とに基づき、相応するコスト節約も得られる。さらに、
制御技術を相応して単純にすることもできる。
【0021】本発明による鋳造工場造型設備の有利な構
成では、第1の搬送路がパレット軌道として形成されて
おり、第2の搬送路がローラ軌道として形成されてお
り、両移送器具がグリッパを有しており、該グリッパが
ローラを用いて上枠もしくは下枠に下から係合するよう
になっている。
【0022】この場合、グリッパ状の移送器具に設けら
れるローラは、第2の搬送路でこの場所に設けられたロ
ーラ軌道と整合するように構成されていると特に有利で
ある。
【0023】既に本発明による方法との関連で述べたよ
うに、本発明による鋳造工場造型設備の構成に基づき、
第1の造型機と第2の移送器具との間にホッパ形栓孔器
具を配置することが可能になる。
【0024】これによって特に、ホッパ形栓孔器具で生
じる鋳物砂をその下方に位置するコンベヤベルトに直接
に送出することが可能になり、このコンベヤベルトは下
枠用の造型機から上枠用の造型機にまで延びていて、こ
の場所で生じる鋳物砂を収容する。
【0025】両搬送路のための搬送駆動装置としては、
送り駆動装置、特にハイドロリックシリンダが働く。こ
の送り駆動装置の作業行程は搬送方向における鋳枠寸法
に相当している。
【0026】搬送路の端部には、送り駆動装置に抗して
作用する各1つのブレーキ装置が設けられており、この
ブレーキ装置により、鋳枠は各搬送路において互いに接
触を保持するようになる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく
説明する。
【0028】図1に示した造型設備は2つの平行な搬送
路1,2を有しており、この搬送路には、各1つの送り
駆動装置3;4と、端部に設けられたブレーキ装置5;
6とが配属されている。
【0029】第2の搬送路2は2つの造型機7,8を順
次に通過して延びている。これらの造型機は搬送方向も
しくは搬送方向とは逆の方向で走行するシャトル9に充
てん容器10と突き固め装置11とを有している。造型
機7,8の操作側では、場合によってはやはりシャトル
上に、複数の模型定盤12が各1つの支持体に配置され
ており、これらの模型定盤は選択的に造型機に引込み可
能である。
【0030】第1の造型機7の手前およびこの第1の造
型機と第2の造型機8との間には、各1つの移送器具1
3;14が配置されている。この移送器具は両搬送路
1,2の間の間隔に跨がっている。
【0031】上枠と下枠とから構成された空の鋳枠15
は送り駆動装置3によって搬送路1に沿って搬送され
て、移送器具13に到達する。この場所で、上枠OKは
引き取られて、搬送路2に移送される。それに対して、
下枠UKは搬送路1に留まる。上枠OKは送り駆動装置
4によって搬送路2に沿って造型機7に搬送され、この
場所で鋳物砂を充てんされ、砂充てん物は模型上で突き
固められる。型抜きされた上枠は、さらに第2の移送器
具14の手前に位置するホッパ形穿孔器具に到達し、引
き続き反転器具16に到達する。この反転器具におい
て、上枠は180゜だけ反転される。搬送路2では、移
送器具14においてまず空きスペースが存在している。
この空きスペースには、搬送路1から空の下枠が移送器
具14によって移送される。次の送りサイクルにおい
て、移送器具14のすぐ手前に到達した、型抜きされた
上枠が移送器具14に進入し、この移動器具の復路にお
いて、第1の搬送路1においてこのとき空になったスペ
ースに、つまりその前に下枠によって占められていたス
ペースに移送される。このときに、鋳枠スペース分だけ
先に送られた下枠は第2の造型機8に到達して、この場
所で充てん容器10から鋳物砂を充てんされ、この鋳物
砂は突き固め装置11によって模型上で突き固められ
る。型抜きされた下枠UKは造型機8の背後で反転器具
17に進入し、その後に搬送路2に設けられた中子挿入
区間に到達し、それと同時に、型抜きされた上枠は引き
続き搬送路1の平行な区分に沿って送られる。このとき
に、下枠と上枠とは、送り駆動装置3,4に抗して作用
するブレーキ装置5,6によってそれぞれ接触状態に保
持される。中子挿入区間の背後において、上枠と下枠と
が合わせられ、1つにまとめられた鋳枠は鋳造区間にも
たらされる。これに関しては、慣用のものであるので、
詳しい説明は省略する。
【0032】図面から容易に判かるように、両搬送路
1,2においては、1送りサイクル当たり必要最小限の
搬送距離、つまり枠長さを克服するだけでよい同じ送り
駆動装置を用いて作業することができる。さらに、図面
から容易に判かるように、移送器具13,14は極めて
単純な構造を有していてよく、さらに移送器具14の出
力は最適に利用され、この場合、この移送器具は往路と
復路とにおいて各1つの鋳枠を移送する。また、両搬送
路1,2の区分全体が鋳枠で埋められているので、駆動
エネルギもしくはブレーキエネルギができるだけ良好に
利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳造工場造型設備の概略図である。
【符号の説明】
1,2 搬送路、 3,4 送り駆動装置、 5,6
ブレーキ装置、 7,8 造型機、 9 シャトル、
10 充てん容器、 11 突き固め装置、12 模型
定盤、 13,14 移送器具、 15 鋳枠、 1
6,17 反転器具

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの平行な搬送路(1,2)と、両搬
    送路の一方に設けられた、鋳枠(15)の上枠(OK)
    と下枠(UK)とに用いられる各1つの造型機(7,
    8)と、上枠(OK)もしくは下枠(UK)を一方の搬
    送路から他方の搬送路に移送するための移送ステーショ
    ン(13,14)とを備えた鋳造工場造型設備で、上枠
    (OK)と下枠(UK)とから成る鋳枠(15)を搬送
    する方法において、搬送方向で見て第1の移送ステーシ
    ョン(13)で、第1の搬送路(1)に沿って供給され
    た空の鋳枠(15)の上枠(OK)を下枠(UK)から
    分離させ、上枠(OK)だけを、両造型機(7,8)を
    備えた第2の搬送路(2)に移送して、第1の造型機
    (7)に供給し、その間に空の下枠(UK)を第1の搬
    送路(1)に沿って、両造型機(7,8)の間に配置さ
    れた第2の移送ステーション(14)にまで送り移動さ
    せて、前記第1の造型機(7)から到来する第1の型抜
    きされた上枠(OK)の直前で第2の搬送路(2)に位
    置する空スペースに移送し、第1の型抜きされた上枠
    (OK)を次の送りサイクルで前記第2の移送ステーシ
    ョン(14)に移動させると同時に、前記下枠(UK)
    を第2の造型機(8)に送り移動させ、その後に中子挿
    入区間にまで送り移動させ、この場合、上枠(OK)と
    下枠(UK)とを両搬送路(1,2)に沿って、ずらさ
    れた搬送サイクルを用いて、搬送方向における鋳枠寸法
    に相当する等しい送りサイクル長さで移動させていくこ
    とを特徴とする、鋳枠を搬送する方法。
  2. 【請求項2】 2つの平行な搬送路(1,2)と、両搬
    送路の一方に設けられた、鋳枠(15)の上枠(OK)
    と下枠(UK)とに用いられる各1つの造型機(7,
    8)と、上枠(OK)もしくは下枠(UK)を一方の搬
    送路から他方の搬送路に移送するための移送ステーショ
    ン(13,14)とを備えた鋳造工場造型設備で、上枠
    (OK)と下枠(UK)とから成る鋳枠(15)を搬送
    する方法において、搬送方向で見て第1の移送ステーシ
    ョン(13)で、第1の搬送路(1)に沿って供給され
    た空の鋳枠(15)の上枠(OK)を下枠(UK)から
    分離させ、上枠(OK)だけを、両造型機(7,8)を
    備えた第2の搬送路(2)に移送して、第1の造型機
    (7)に供給し、その後に前記上枠(OK)を両造型機
    (7,8)の間に配置された第2の移送ステーション
    (14)に送り移動させて、空の下枠(UK)の直前で
    第1の搬送路(1)に位置する空スペースに移送し、第
    1の空の下枠(UK)を次の送りサイクルで前記第2の
    移送ステーション(14)に移動させ、該移送ステーシ
    ョンで前記下枠(UK)を第2の搬送路(2)に移送し
    て、第2の造型機(8)に送り移動させ、その後に中子
    挿入区間にまで送り移動させ、この場合、上枠(OK)
    と下枠(UK)とを両搬送路(1,2)に沿って、ずら
    された搬送サイクルを用いて、搬送方向における鋳枠寸
    法に相当する等しい送りサイクル長さで移動させていく
    ことを特徴とする、鋳枠を搬送する方法。
  3. 【請求項3】 両移送ステーション(13,14)の間
    に、等しい数の枠スペースを設け、造型設備の運転開始
    時に第1の移送ステーションで、または第1の移送ステ
    ーションの手前で、第1の空の鋳枠(15)の上枠(O
    K)を分離するか、または空の上枠(OK)または空の
    下枠(UK)だけを準備する、請求項1または2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 第1の造型機(7)の背後で、かつ第2
    の移送ステーション(14)の手前で、上枠(OK)に
    おける鋳型に、湯口および/または押湯部および/また
    は通気開口のための孔を備える、請求項1から3までの
    いずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 枠込めに用いられる鋳造工場造型設備で
    あって、送り駆動装置(3,4)を備えた2つの平行な
    搬送路(1,2)と、一方の搬送路(2)に沿って配置
    された2つの造型機(7,8)と、一方の搬送路から他
    方の搬送路に上枠(OK)もしくは下枠(UK)を移送
    するための2つの移送器具(13,14)とが設けられ
    ていて、両移送器具のうち、搬送方向で見て第1の造型
    機(7)の手前に配置された移送器具(13)が、第1
    の搬送路(1)に沿って空で供給された鋳枠(15)か
    ら上枠(OK)を分離させて、前記造型機(7,8)を
    備えた第2の搬送路(2)に供給するようになってお
    り、さらに、型抜きされた下枠(UK)のための、前記
    第2の搬送路(2)に続いて設けられた中子挿入区間が
    設けられていて、該中子挿入区間の背後で、上枠(O
    K)と下枠(UK)とが合体されるようになっている形
    式のものにおいて、第1の造型機(7)が、上枠(O
    K)を型抜きするために設けられており、第2の造型機
    (8)が、下枠(UK)を型抜きするために設けられて
    おり、第2の移送器具(14)が、両造型機(7,8)
    の間に配置されていて、第1の往路で、第1の搬送路
    (1)に沿って到来する空の下枠(UK)を、第2の搬
    送路(2)に位置する第1の型抜きされた上枠(OK)
    の直前で空スペースに移送するようになっており、移送
    された下枠(UK)が第2の搬送路(2)に沿って第2
    の造型機(8)に進入するようになってり、引き続き別
    の送りサイクルが行なわれた後に、さらに前記第2の移
    送器具(14)が復路で、前記第2の移送器具(14)
    に引き込まれた、型抜きされた上枠(OK)を第1の搬
    送路(1)に移送するようになっており、両搬送路
    (1,2)に用いられる送り駆動装置(3,4)が、時
    間的にずらされた送りサイクルで上枠(OK)と下枠
    (UK)とを、それぞれ枠長さの分だけ搬送方向に移動
    させていくようになっていることを特徴とする、鋳造工
    場造型設備。
  6. 【請求項6】 枠込めに用いられる鋳造工場造型設備で
    あって、送り駆動装置(3,4)を備えた2つの平行な
    搬送路(1,2)と、一方の搬送路(2)に沿って配置
    された2つの造型機(7,8)と、一方の搬送路から他
    方の搬送路に上枠(OK)もしくは下枠(UK)を移送
    するための2つの移送器具(13,14)とが設けられ
    ていて、両移送器具のうち、搬送方向で見て第1の造型
    機(7)の手前に配置された移送器具(13)が、第1
    の搬送路(1)に沿って空で供給された鋳枠(15)か
    ら上枠(OK)を分離させて、前記造型機(7,8)を
    備えた第2の搬送路(2)に供給するようになってお
    り、さらに、型抜きされた下枠(UK)のための、前記
    第2の搬送路(2)に続いて設けられた中子挿入区間が
    設けられていて、該中子挿入区間の背後で、上枠(O
    K)と下枠(UK)とが合体されるようになっている形
    式のものにおいて、第1の造型機(7)が、上枠(O
    K)を型抜きするために設けられており、第2の造型機
    (8)が、下枠(UK)を型抜きするために設けられて
    おり、第2の移送器具(14)が、両造型機(7,8)
    の間に配置されていて、第1の往路で、第2の搬送路
    (2)に沿って到来する、型抜きされた上枠(OK)
    を、第1の搬送路(1)に位置する第1の空の下枠(U
    K)の直前で空スペースに移送するようになっており、
    引き続き別の送りサイクルが行なわれた後に前記第2の
    移送器具(14)が、復路で、該移送器具(14)に引
    き込まれた空の下枠(UK)を第2の搬送路(2)に移
    送するようになっていて、移送された下枠(UK)が第
    2の搬送路(2)に沿って第2の造型機(8)に進入す
    るようになっており、両搬送路(1,2)に用いられる
    送り駆動装置(3,4)が、時間的にずらされた送りサ
    イクルで上枠(OK)と下枠(UK)とをそれぞれ所定
    の枠長さの分だけ移動させていくようになっていること
    を特徴とする、鋳造工場造型設備。
  7. 【請求項7】 第1の搬送路(1)がパレット軌道とし
    て形成されており、第2の搬送路(2)がローラ軌道と
    して形成されており、両移送器具(13,14)がグリ
    ッパを有しており、該グリッパがローラを用いて上枠
    (OK)もしくは下枠(UK)に下から係合するように
    なっている、請求項5または6記載の鋳造工場造型設
    備。
  8. 【請求項8】 第1の造型機(7)と第2の移送器具(1
    4)との間に、ホッパ形穿孔器具が配置されている、請
    求項5または7記載の鋳造工場造型設備。
  9. 【請求項9】 両搬送路(1,2)に用いられる搬送駆
    動装置として、搬送方向で見た鋳枠寸法に相当する送り
    行程を有する送り駆動装置(3,4)が使用されてい
    る、請求項5から8までのいずれか1項記載の鋳造工場
    造型設備。
  10. 【請求項10】 両搬送路(1,2)の端部に、送り駆
    動装置(3,4)に抗して作用する、上枠(OK)およ
    び下枠(UK)のためのブレーキ装置(5,6)が配置
    されている、請求項5から9までのいずれか1項記載の
    鋳造工場造型設備。
JP5200730A 1992-08-13 1993-08-12 鋳枠を搬送する方法および該方法により作動する造型設備 Pending JPH06154955A (ja)

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