JPH06154714A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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Publication number
JPH06154714A
JPH06154714A JP33218092A JP33218092A JPH06154714A JP H06154714 A JPH06154714 A JP H06154714A JP 33218092 A JP33218092 A JP 33218092A JP 33218092 A JP33218092 A JP 33218092A JP H06154714 A JPH06154714 A JP H06154714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
main tank
cleaning
cleaning liquid
specific gravity
Prior art date
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Pending
Application number
JP33218092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Doi
英幸 土肥
Yasuyoshi Yamazaki
康義 山崎
Keiji Endo
圭治 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Petrochemicals Co Ltd filed Critical Nippon Petrochemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロン等を洗浄液として用いていた従来の洗
浄装置に、わずかの改造を施すだけで、フロン代替用の
低比重の洗浄液を用いても効率よく洗浄できるようにす
る。 【構成】 ワーク(15)から離れて主槽(4)内の洗浄液
(8)中に沈降したワーク(15)の汚れや付着物は、ポンプ
(6)の作動により、洗浄液(8)とともに主槽(4)の底部
からバイパス管(20)を通って循環管(7)に入り、そこで
予備槽(5)から送られてきた洗浄液(8)と合流して、再
び主槽(4)に戻されるまでの間でフィルタ(22)(11)によ
り捕捉されるので、洗浄液(8)として低比重のフロン代
替液を用いても、沈降する不純物を主槽(4)から効率よ
く除去することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロン又はトリクロロ
エタン等の代替として、これらよりも低比重の洗浄液を
用いるのに適した洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロン又はトリクロロエタン等を洗浄液
として用いる従来の洗浄装置として、例えば図2に示す
ようなものがある。
【0003】この洗浄装置(1)は、洗浄槽(2)内に仕切
板(3)を設けることにより、洗浄槽(2)内を主槽(4)と
予備槽(5)とに区分し、予備槽(5)と主槽(4)とを、ポ
ンプ(6)を設けた循環管(7)により接続して、予備槽
(5)内の洗浄液(8)を主槽(4)に循環させるようにする
とともに、予備槽(5)の上部にフィルタ(9)を設けて、
主槽(4)側より仕切板(3)の上端を越えて予備槽(5)側
にオーバーフローする洗浄液(8)をフィルタ(9)により
濾過するようになっている。
【0004】(10)は、循環管(7)におけるポンプ(6)よ
り下流側に設けた流量調整弁、(11)は、同じく下流側に
設けたフィルタ、(12)は、予備槽(5)内の洗浄液(8)の
液位が低下したとき、フロートバルブ(13)が開いて洗浄
液(8)を補充するようにした給液管、(14)は、予備槽
(5)内に配設されたシーズヒータ等よりなる洗浄液(8)
加熱用の加熱手段である。
【0005】この従来の洗浄装置(1)によると、自動車
部品、電気部品、その他の洗浄しようとするワーク(15)
を、網篭(16)内に入れた状態で、主槽(4)の洗浄液(8)
中に浸漬し、加熱手段(14)とポンプ(6)とを作動させ
て、予備室(5)内で洗浄液(8)を加熱しつつ、洗浄液
(8)を循環管(7)を通して循環させることにより、ワー
ク(15)は洗浄され、ワーク(15)に付着していた汚れや付
着物等は、主槽(4)の液面に浮上して、そこから洗浄液
(8)が仕切板(3)の上端を越え予備槽(5)内にオーバー
フローする際にフィルタ(9)により捕捉される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の洗
浄装置においては、洗浄液を、フロンやトリクロロエタ
ンから、例えば炭化水素系の低比重のものに代えると、
ワークに付着した汚れや付着物等の大部分は液面に浮上
せずに、逆に主槽(4)の底部に沈降し、除去しにくくな
るという問題点がある。
【0007】すなわち、従来使用されている1,1,1
−トリクロロエタン(比重:1.35)、トリクロロエチ
レン(比重:1.46)、パークロロエチレン(比重:
1.63)などのハロゲン化炭化水素形溶剤は、比重が
きわめて大きく、ワークの汚れ又は付着物は、ほとんど
これよりも比重が軽いため、これらの汚れ又は付着物は
液面上に浮上する。
【0008】しかしながら、近年開発されている例えば
炭化水素系溶剤は、比重が1未満のものが大部分であ
り、ワークの汚れまたはその付着物が必ずしも洗浄液面
上に浮上するとは限らず、かなりのものが洗浄槽底部に
沈澱することがあるという問題点がある。
【0009】本発明は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、フロン等を洗浄液として用いていた従
来の洗浄装置に、わずかの改造を施すだけで、フロン代
替用の低比重の洗浄液を用いても効率よく洗浄できるよ
うにした洗浄装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、洗浄槽内に仕切板を設けることにより、
洗浄槽内を主槽と予備槽とに区分し、予備槽と主槽と
を、ポンプを設けた循環管により接続して、予備槽内の
洗浄液を主槽に循環させるようにするとともに、予備槽
の上部にフィルタを設けて、主槽側より仕切板の上端を
越えて予備槽側にオーバーフローする洗浄液をフィルタ
により濾過するようにした洗浄装置において、主槽の底
部と循環管におけるポンプより上流側の部分とをバイパ
ス管により連通し、主槽と予備槽との両方より抜き出し
た洗浄液を、バイパス管又は循環管に設けたフィルタを
介して、主槽に循環させるようにしたことを特徴として
いる。
【0011】本発明で使用する洗浄液は、従来多用され
ているハロゲン化炭化水素系溶剤よりも低比重の溶剤な
らいずれの溶剤も使用の対象となる。通常は、比重が約
1以下の溶剤が適当であって、このような溶剤として
は、水のほか例えばエタノール、IPAなどのアルコー
ル類、エーテル類、ケトン類などの含酸素化合物からな
る洗浄剤など、および芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素
または脂環族炭化水素などの炭化水素系溶剤も好ましく
例示される。特に好ましくはイソパラフィン系溶剤およ
びナフテン系溶剤である。
【0012】
【作用】ワークから離れて主槽内の洗浄液中に沈降した
ワークの汚れや付着物は、ポンプの作動により、洗浄液
とともに主層の底部からバイパス管を通って循環管に入
り、そこで予備槽から送られてきた洗浄液と合流して、
再び主槽に戻されるまでの間で、フィルタにより捕捉さ
れるので、洗浄液として低比重のフロン代替液を用いて
も、沈降する不純物を主槽から効率よく除去することが
できる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すもので、上
述の従来例と同一の各部材には、同一の符号を付して説
明を省略する。
【0014】本実施例においては、主槽(4)の底部と循
環管(7)におけるポンプ(6)より上流側の部分とをバイ
パス管(20)により連通し、このバイパス管(20)に、流量
調整弁(21)とフィルタ(22)とを設け、主槽(4)と予備槽
(5)との両方より抜き出した洗浄液(8)を、バイパス管
(20)及び循環管(7)に設けたフィルタ(22)(11)を介し
て、主槽(4)に循環させるようにしてある。
【0015】予備槽(5)から循環管(7)を経て洗浄液
(8)を抜き出し、ポンプ(6)によりこれを主槽(4)に循
環させる。また、主槽(4)からもバイパス管(20)から洗
浄液(8)を抜き出し、これを同じくポンプ(6)によりこ
れを主槽(4)に循環させる。循環させる量は、予備槽
(5)からの抜き出し量を主とし、主槽(4)からの抜き出
し量を従とする。また、主槽(4)への循環量合計の量
は、わずかに主槽(4)から洗浄液(8)がオーバーフロー
する程度の量とする。
【0016】従って、バルブ(10)(21)の調整方法として
は、例えば、バルブ(10)の開度により全体の循環量を調
節し、バルブ(21)の開度により主槽(4)と予備槽(5)か
らの抜き出し量の比率が調整される。装置の運転開始に
当たっては、その方法は例えば、ポンプ(7)を運転させ
た上で、始めにバルブ(21)を全閉することにより一時的
に主槽(4)からの洗浄液(8)の抜き出しを停止し、そし
てバルブ(10)の開度を調節することにより主槽(4)から
予備槽(5)へのオーバーフローの量が適当になるように
循環量を調節する。しかる後に、バルブ(21)を徐々に開
け、主槽(4)の下部に沈積する沈澱物の排出に適当な量
の液を抜けるようにバルブ(10)の開度を調節する。余り
に多量に、主槽(4)から液を抜き出すと主槽(4)からの
オーバーフローによる量が不十分となるので好ましくな
い。
【0017】なお、フィルタ(11)(22)を設ける位置及び
個数は、必要に応じて循環管(7)及びバイパス管(20)の
任意の位置に変更してもよく、また適時に新しいものと
交換しうるようにしておくのがよい。
【0018】(23)は、主槽(4)内の底部に設けた公知の
超音波発振子で、その上に、ワーク(15)を収容した網篭
(16)を載置して作動させることにより、洗浄効果をより
向上することができる。その他の構成は、図2に示す従
来のものと同一でよく、また、使用する洗浄液(8)の種
類によっては、加熱手段(14)を省略して実施してもよ
い。
【0019】本実施例によると、ワーク(15)に付着して
いた汚れや付着物のうち、洗浄液(8)より比重の軽いも
のは、従来と同様に、主槽(4)内の液面に浮上し、そこ
から洗浄液(8)が仕切板(31)の上端を越えて予備槽(5)
内にオーバーフローする際に、フィルタ(9)により捕捉
され、また洗浄液(8)より比重の重いものは、主槽(5)
の底部に沈降し、ポンプ(6)の作動により、洗浄液(8)
とともに主槽(4)の底部からバイパス管(20)に入り、そ
の途中でフィルタ(22)により捕捉される。
【0020】また、万一フィルタ(22)を通過した不純物
は、予備槽(5)から送られてきた洗浄液(8)と合流し
て、ポンプ(6)を通過した後、フィルタ(11)により捕捉
され、不純物等を濾過されて清浄化した洗浄液(8)のみ
が主槽(4)に戻される。
【0021】
【発明の効果】本発明によると、洗浄液としてフロンや
トリクロロエタン等を用いていた従来の洗浄装置に、実
質的にバイパス管を付加するだけで、主槽内に沈降した
ワークの汚れや付着物等の不純物を主槽から効率よく除
去できるので、洗浄液として低比重のフロン代替液を用
いても、洗浄作業を効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の縦断正面図である。
【図2】従来の洗浄装置の一例の縦断正面図である。
【符号の説明】
(1)洗浄装置 (2)洗浄槽 (3)仕切板 (4)主槽 (5)予備槽 (6)ポンプ (7)循環管 (8)洗浄液 (9)フィルタ (10)流量調整弁 (11)フィルタ (12)給液管 (13)フロートバルブ (14)加熱手段 (15)ワーク (16)網篭 (20)バイパス管 (21)流量調整弁 (22)フィルタ (23)超音波発振

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽内に仕切板を設けることにより、
    洗浄槽内を主槽と予備槽とに区分し、予備槽と主槽と
    を、ポンプを設けた循環管により接続して、予備槽内の
    洗浄液を主槽に循環させるようにするとともに、予備槽
    の上部にフィルタを設けて、主槽側より仕切板の上端を
    越えて予備槽側にオーバーフローする洗浄液をフィルタ
    により濾過するようにした洗浄装置において、主槽の底
    部と循環管におけるポンプより上流側の部分とをバイパ
    ス管により連通し、主槽と予備槽との両方より抜き出し
    た洗浄液を、バイパス管又は循環管に設けたフィルタを
    介して、主槽に循環させるようにしたことを特徴とする
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 洗浄液の比重が、約1以下である請求項
    1記載の洗浄装置。
JP33218092A 1992-11-19 1992-11-19 洗浄装置 Pending JPH06154714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33218092A JPH06154714A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP33218092A JPH06154714A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 洗浄装置

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JPH06154714A true JPH06154714A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18252065

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33218092A Pending JPH06154714A (ja) 1992-11-19 1992-11-19 洗浄装置

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JP (1) JPH06154714A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113974184A (zh) * 2021-11-17 2022-01-28 成都新繁食品有限公司 泡菜脱盐粗洗的自动化装置
CN115491685A (zh) * 2022-09-30 2022-12-20 合肥江航飞机装备股份有限公司 一种零件表面切削液的清洗装置及清洗方法
US11964637B2 (en) 2020-03-18 2024-04-23 Eric Paad Tire cleaning mechanism for wheelchair and methods of use

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