JP3235609B2 - 沈殿物の除去方法 - Google Patents

沈殿物の除去方法

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JP3235609B2
JP3235609B2 JP36267299A JP36267299A JP3235609B2 JP 3235609 B2 JP3235609 B2 JP 3235609B2 JP 36267299 A JP36267299 A JP 36267299A JP 36267299 A JP36267299 A JP 36267299A JP 3235609 B2 JP3235609 B2 JP 3235609B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、沈殿物の除去方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、腕時計の製造を例に取ると、腕
時計を組み立てる前に、各種の腕時計部品を製造する必
要がある。このような腕時計部品の中には、製造途中
で、研磨工程を行う必要のあるものがある。そして、腕
時計部品に対して研磨を行った場合、かかる部品には、
研磨剤が付着することとなる。当然、かかる研磨剤は、
洗浄により、除去される。
【0003】はるか昔、このような洗浄に用いられる洗
浄液には、トリエタンが使用されていた。しかし、トリ
エタンは、オゾン層を破壊する懸念がでてきたため、使
用されなくなった。
【0004】そして、トリエタンの代わりに、洗浄液に
は、トリクロロエチレンが用いられるようになった。し
かし、トリクロロエチレンも環境に優しい洗浄液とはい
えず、なるべくなら使用しない方が好ましい。
【0005】ところが、本発明者の実験から、トリクロ
ロエチレンの代替洗浄液の多くは、洗浄液中に大量の研
磨剤成分を溶解させることができないことが分かった。
したがって、代替洗浄液を用いて洗浄を行った場合、洗
浄液中に溶解しきれなかった研磨剤成分は、大量に洗浄
槽内に沈殿、堆積することとなる。その後の洗浄を円滑
に行うためには、かかる沈殿物を槽内から除去する必要
がある。
【0006】このような沈殿物を除去する方法として
は、例えば、フィルターを用いて沈殿物を除去する方法
が考えられる。ところが、本発明者の実験から、フィル
ターに代替洗浄液を通過させて沈殿物を除去しようとす
ると、短時間でフィルターが目詰まりを起こしてしまう
ことが分かった。したがって、フィルターを用いて沈殿
物を除去するような方法は、沈殿物が大量に生じる場
合、実用的でない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、装置
内の沈殿物を効率よく除去できる沈殿物の除去方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(9)の本発明により達成される。
【0009】(1)本発明の沈殿物の除去方法は、処理
液でワークの処理を行う第1の槽と、前記第1の槽に接
続された第2の槽とを有するワーク処理装置内の沈殿物
を除去する沈殿物の除去方法であって、前記第2の槽内
部の圧力を調整する第1圧力調整手段を有し、前記第1
圧力調整手段により、前記第2の槽内部と前記第1の槽
内部との間で圧力差を生じるように、前記第2の槽内部
の圧力を減少させて、前記第1の槽内の前記処理液を前
記第2の槽内に流入させ、かつ、前記処理液の移動に伴
って、前記第1の槽内の沈殿物も、前記第2の槽内に移
動させることを特徴とする。
【0010】(2)また、本発明の沈殿物の除去方法
は、処理液でワークの処理を行う第1の槽と、前記第1
の槽に接続された第2の槽とを有するワーク処理装置内
の沈殿物を除去する沈殿物の除去方法であって、前記第
1の槽内の圧力を調整する第2圧力調整手段とを有し、
前記第2圧力調整手段により、前記第2の槽内部と前記
第1の槽内部との間で圧力差が生じるように、前記第1
の槽内部の圧力を加圧させて、前記第1の槽内の前記処
理液を前記第2の槽内に流入させ、かつ、前記処理液の
移動に伴って、前記第1の槽内の沈殿物も、前記第2の
槽内に移動させることを特徴とする。
【0011】(3)さらに、本発明の沈殿物の除去方法
は、前記ワーク処理装置は、前記第1の槽に接続され、
前記第1の槽で処理されたワークにさらなる処理を行う
第3の槽を有し、前記第1の槽内の圧力を調整する第2
圧力調整手段とを有し、前記第2圧力調整手段により、
前記第1の槽内部と前記第3の槽内部との間で圧力差が
生じるように、前記第1の槽内部の圧力を減少させて、
前記第3の槽内の処理液が、前記第1の槽内に流入さ
せ、かつ、前記処理液の移動に伴って、前記第3の槽底
部の沈殿物も、前記第1の槽内に移動させることを特徴
とする。
【0012】(4)また、本発明の沈殿物の除去方法
は、前記ワーク処理装置は、前記第2の槽に接続され、
前記ワークの処理に用いられた処理液を再生する第4の
槽を有し、前記前記第1圧力調整手段により、前記第4
の槽内部と前記第2の槽内部との間に圧力差を生じるよ
うに、前記第2の槽内部の圧力を減少させて、前記第4
の槽内の前記処理液を前記第2の槽内に流入させ、か
つ、前記処理液の移動に伴って、前記第4の槽内に堆積
した沈殿物も、前記第2の槽内に移動されることを特徴
とする。
【0013】(5)また、本発明の沈殿物の除去方法は
前記第1の槽内の前記処理液の0.5割以上を前記第2
の槽内に移動させることを特徴とする。
【0014】(6)また、本発明の沈殿物の除去方法
は、前記第3の槽内の前記処理液の0.5割以上を前記
第1の槽内に移動させることを特徴とする。
【0015】(7)また、本発明の沈殿物の除去方法
は、前記第4の槽内の前記処理液の0.5割以上を前記
第2の槽内に移動させることを特徴とする。
【0016】(8)また、本発明の沈殿物の除去方法
は、前記処理液は、炭化水素系であることを特徴とす
る。
【0017】(9)また、本発明の沈殿物の除去方法
は、前記ワーク処理装置は洗浄装置であることを特徴と
する。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す好
適実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明
の洗浄方法を行う洗浄装置の実施形態を示す回路図であ
る。
【0024】洗浄装置1は、洗浄液を用いて洗浄対象物
であるワークを洗浄する装置である。同図に示すよう
に、洗浄装置(ワーク処理装置)1は、第2圧力調整手
段35が接続された洗浄槽(第1の槽)3と第1圧力調
整手段45が接続された沈殿槽(第2の槽)4とバッフ
ァ槽5と再生器(第4の槽)6と貯留槽7とリンス槽
(第3の槽)8と配管とを有する循環ラインL10と、
沈殿槽4に接続された廃液ラインL40と、乾燥槽9を
有する乾燥ラインL90と、再生器沈殿槽接続ラインL
60と、廃液器10を有する第2廃液ラインL100
と、リンス槽バッファ槽接続ラインL80と、洗浄槽沈
殿槽第2接続管49とで構成されている。以下、これら
を各構成要素毎に説明する。
【0025】まず、循環ラインL10を中心に説明す
る。循環ラインL10は、洗浄液が通液・循環する主ラ
インである。この循環ラインL10は、前述したよう
に、第2圧力調整手段35が接続された洗浄槽3と、第
1圧力調整手段45が接続された沈殿槽4と、バッファ
槽5と、再生器6と、貯留槽7と、リンス槽8と、配管
(洗浄槽沈殿槽接続管39、沈殿槽バッファ槽接続管4
7、バッファ槽再生器接続管59、再生器貯留槽接続管
69、貯留槽リンス槽接続管79、およびリンス槽洗浄
槽接続管89)とを有している。
【0026】洗浄槽(第1洗浄槽)3は、洗浄槽3内に
入れられた(供給された)洗浄液によりワークの洗浄を
行う(処理液でワークの処理を行う)槽である。この洗
浄槽3の上部側には、例えばポンプ等で構成され、洗浄
槽3内の圧力を調整する第2圧力調整手段35が、バル
ブ361を備えた配管36を介して接続されている。か
かる洗浄槽3内は、例えば密閉可能となっている。した
がって、洗浄槽3内を密閉して、圧力調整手段35を作
動させることにより、洗浄槽3内の圧力を変化させるこ
とができる。
【0027】この洗浄槽3の底部31は、水平方向に対
して傾斜している。すなわち、洗浄槽3の底部31に
は、深さが漸増するような傾斜が設けられている。この
底部31の最深部近傍には、バルブ391を備え、洗浄
槽3と沈殿槽4とを接続する洗浄槽沈殿槽接続管(配
管)39の一端(洗浄槽接続口)が接続されている。
【0028】この洗浄槽沈殿槽接続管(洗浄槽沈殿槽第
1接続管)39の他端(沈殿槽接続口)は、沈殿槽4の
底部41近傍に接続されている。すなわち、洗浄槽沈殿
槽接続管39を介して、洗浄槽3には、沈殿槽4が通液
可能に接続されている。このような洗浄槽沈殿槽接続管
39では、沈殿槽接続口は、洗浄槽接続口よりも低いと
ころに位置している。
【0029】沈殿槽4は、洗浄に供された洗浄液等が含
有する沈殿成分を沈殿、堆積させるためなどに用いられ
る。この沈殿槽4の上部側には、例えばポンプ等で構成
され、沈殿槽4内の圧力を調整する圧力調整手段45
が、バルブ461を備えた配管46を介して接続されて
いる。この沈殿槽4内は、例えば密閉可能となってい
る。したがって、沈殿槽4内を密閉して、圧力調整手段
45を作動させることにより、沈殿槽4内の圧力を変化
させることができる。
【0030】この沈殿槽4の底部41は、水平方向に対
して傾斜している。すなわち、沈殿槽4の底部41に
は、深さが漸増するような傾斜が設けられている。例え
ば、底部41の最浅部近傍には、前述した洗浄槽沈殿槽
接続管39が接続されている。また、底部41の最深部
近傍には、沈殿槽4の底部41に沈殿、堆積した沈殿物
を排出する廃液ラインL40が接続されている。なお、
この廃液ラインL40には、バルブ481が設けられて
いる。
【0031】沈殿槽4の上部側には、バルブ491を備
えた洗浄槽沈殿槽第2接続管49の一端(沈殿槽接続
口)が接続されている。この洗浄槽沈殿槽第2接続管4
9の他端(洗浄槽接続口)は、洗浄槽3の上部側に接続
されている。なお、本明細書における槽の「上部側」と
は、例えば、底部よりも高いところを意味する。
【0032】また、沈殿槽4の上部側には、バルブ47
1を備え、沈殿槽4とバッファ槽5とを接続する沈殿槽
バッファ槽接続管(配管)47の一端(沈殿槽接続口)
が接続されている。
【0033】この沈殿槽バッファ槽接続管47の他端
(バッファ槽接続口)は、バッファ槽5の上部側に接続
されている。すなわち、沈殿槽バッファ槽接続管47を
介して、沈殿槽4には、バッファ槽5が通液可能に接続
されている。このバッファ槽5には、洗浄液が一時的に
貯留される。これにより、循環ラインL10内への液の
供給量、循環量を容易に調整できるようになり、洗浄装
置1が有する各槽等で、洗浄液が溢れるのを、好適に防
止することができる。このバッファ槽5の底部51近傍
には、バルブ591を備え、バッファ槽5と再生器6と
を接続するバッファ槽再生器接続管(配管)59の一端
(バッファ槽接続口)が接続されている。
【0034】このバッファ槽再生器接続管59の他端
(再生器接続口)は、再生器6の上部側に接続されてい
る。すなわち、バッファ槽再生器接続管59を介して、
バッファ槽5には、再生器6が通液可能に接続されてい
る。この再生器6では、洗浄液を蒸留、再生する処理を
行う(ワークの処理に用いられた処理液を処理する)こ
とができる。この再生器6の上部側には、バルブ691
を備え、再生器6と貯留槽7とを接続する再生器貯留槽
接続管(配管)69の一端(再生器接続口)が接続され
ている。
【0035】この再生器貯留槽接続管69の他端(貯留
槽接続口)は、貯留槽7の上部側に接続されている。す
なわち、再生器貯留槽接続管69を介して、再生器6に
は、貯留槽7が、通気、通液可能に接続されている。こ
の貯留槽7には、再生器6で蒸留、再生処理が施された
洗浄液が貯留される。この貯留槽7の上部側には、バル
ブ791を備え、貯留槽7とリンス槽8とを接続する貯
留槽リンス槽接続管(配管)79の一端(貯留槽接続
口)が接続されている。
【0036】この貯留槽リンス槽接続管79の他端(リ
ンス槽接続口)は、リンス槽8の上部側に接続されてい
る。すなわち、貯留槽リンス槽接続管79を介して、貯
留槽7には、リンス槽(第2洗浄槽)8が、通液可能に
接続されている。このリンス槽8では、貯留槽7から供
給された洗浄液を用いて、ワークのリンスが行われる。
もしくは、このリンス槽8で、洗浄槽3で洗浄されたワ
ークの最終洗浄が行われる。すなわち、リンス槽8で
は、洗浄槽3で処理されたワークに対してさらなる処理
が行われる。このリンス槽8の底部81は、水平方向に
対して傾斜している。すなわち、リンス槽8の底部81
には、深さが漸増するような傾斜が設けられている。こ
の底部81の最深部近傍には、バルブ891を備え、リ
ンス槽8と洗浄槽3とを接続するリンス槽洗浄槽接続管
(配管)89の一端(リンス槽接続口)が接続されてい
る。
【0037】このリンス槽洗浄槽接続管89の他端(洗
浄槽接続口)は、洗浄槽3の上部側に接続されている。
すなわち、リンス槽洗浄槽接続管89を介して、洗浄槽
3には、リンス槽8が通液可能に接続されている。
【0038】また、リンス槽8は、リンス槽バッファ槽
接続ラインL80を介して、バッファ槽5に通液可能に
接続されている。このリンス槽バッファ槽接続ラインL
80は、バルブ881を備えたリンス槽バッファ槽接続
管88を有しており、このリンス槽バッファ槽接続管8
8の一端(リンス槽接続口)はリンス槽8の上部側に、
他端(バッファ槽接続口)はバッファ槽5の上部側に、
それぞれ接続されている。リンス槽バッファ槽接続ライ
ンL80は、例えば洗浄液の迂回路などとして機能す
る。例えば、バルブ891が閉じられている場合、リン
ス槽8内の洗浄液は、オーバーフローして、リンス槽バ
ッファ槽接続ラインL80を通り、バッファ槽5内に流
れる。これにより、リンス槽8で洗浄液が溢れること
が、好適に防止される。
【0039】このような循環ラインL10では、例え
ば、貯留槽リンス槽接続管79の貯留槽接続口は、沈殿
槽バッファ槽接続管47の沈殿槽接続口(またはリンス
槽洗浄槽接続管89の洗浄槽接続口)よりも高いところ
に位置している。また、例えば、バッファ槽再生器接続
管59では、バッファ槽接続口は、再生器接続口よりも
高いところに位置している。
【0040】以下、再生器6に接続された乾燥ラインL
90、再生器沈殿槽接続ラインL60、第2廃液ライン
L100について説明する。
【0041】再生器6には、乾燥ラインL90が接続さ
れている。この乾燥ラインL90は、貯留槽7にも接続
されている。この乾燥ラインL90は、乾燥槽9と、バ
ルブ991を備え、再生器6と乾燥槽9とを通気可能に
接続する再生器乾燥槽接続管99と、バルブ981を備
え、乾燥槽9と貯留槽7とを通気(または通液)可能に
接続する乾燥槽貯留槽接続管98とを有している。再生
器乾燥槽接続管99の一端(再生器接続口)は、再生器
6の上部側に接続されており、他端(乾燥槽接続口)
は、乾燥槽9の上部側に接続されている。乾燥槽貯留槽
接続管98の一端(乾燥槽接続口)は、乾燥槽9の底部
側に接続されており、他端(貯留槽接続口)は、貯留槽
7の上部側に接続されている。
【0042】乾燥槽9は、例えば、内部の圧力を調整す
る手段(ポンプ等(図示せず))、あるいは、内部の温
度を調整する手段(ヒーター等(図示せず))を備えて
おり、これにより、ワークの乾燥を行うことができる。
また、乾燥槽9では、再生器6から供給された洗浄液の
蒸気をワークに接触させることも可能である。これによ
り、ワークに対して仕上リンスを施すこともできる。
【0043】再生器6には、再生器6と沈殿槽4とを接
続する再生器沈殿槽接続ラインL60が接続されてい
る。この再生器沈殿槽接続ラインL60は、バルブ68
1を備えた再生器沈殿槽接続管(配管)68を有してい
る。この再生器沈殿槽接続管68の一端(再生器接続
口)は、再生器6の底部61近傍に接続されており、他
端(沈殿槽接続口)は、沈殿槽4の底部41近傍に接続
されている。
【0044】再生器6には、第2廃液ラインL100が
接続されている。この第2廃液ラインL100によって
も、再生器6内に溜まった廃液を排出することができ
る。この第2廃液ラインL100は、廃液を貯留する廃
液器10と、再生器6と廃液器10とを接続する再生器
廃液器接続管109と、廃液器10の流入側(再生器廃
液器接続管109の流路)に設けられたバルブ108
と、廃液器10の流出側に設けられたバルブ107とを
有している。
【0045】なお、洗浄装置1では、上記各配管(ライ
ン)に設けられたバルブの開閉、開放量の設定等を適宜
行うことにより、それぞれの流路の開閉、流速・流量の
調整等を行うことができる。例えば、バッファ槽再生器
接続管59に設けられたバルブ591により、バッファ
槽5から再生器6への洗浄液の供給量、流量を、調整す
ることができる。
【0046】以下、洗浄装置1の作用(使用方法)を説
明する。
【0047】I.ワーク洗浄 まず、洗浄装置1がワークを洗浄する場合の作用を説明
する。まず、図1に示すように、貯留槽7、リンス槽
8、洗浄槽3、沈殿槽4、バッファ槽5、および再生器
6内に、所定量の洗浄液Wを入れておく。
【0048】そして、バルブ691、591、471、
391、891および791を所定量開き、再生器6を
作動させる。なお、バルブ461、481、491、6
81、108、107、991、981、881および
361は、閉じておく。
【0049】これにより、貯留槽7では、貯留槽リンス
槽接続管79の貯留槽接続口よりも高いところに位置す
る洗浄液Wがオーバーフローし、貯留槽リンス槽接続管
79を通り、リンス槽8内に流入する。リンス槽8内に
流入した洗浄液Wの一部はオーバーフローし、リンス槽
洗浄槽接続管89を通って洗浄槽3内に流入する。洗浄
槽3内に流入した洗浄液Wの一部はオーバーフローし、
洗浄槽沈殿槽接続管39を通って沈殿槽4内に流入す
る。沈殿槽4では、沈殿槽バッファ槽接続管47の貯留
槽接続口よりも高いところに位置する洗浄液Wがオーバ
ーフローし、沈殿槽バッファ槽接続管47を通り、バッ
ファ槽5内に流入する。バッファ槽5内の洗浄液Wは、
高低差により、バッファ槽再生器接続管59内に所定流
速(流量)で流入し、バッファ槽再生器接続管59を通
り、再生器6内に、流入する。再生器6内では、洗浄液
Wが加熱され、これにより、洗浄液Wの一部が気化す
る。この気化した洗浄液Wは、再生器貯留槽接続管69
内に入り、再生器貯留槽接続管69を通り、貯留槽7内
に入る。このとき、気化した洗浄液Wは、再生器貯留槽
接続管69内および貯留槽7内で冷却され、再び液化す
る。これにより、貯留槽7内には、蒸留再生された洗浄
液Wが供給される。
【0050】このように洗浄液Wは、循環ラインL10
内を循環中、貯留槽7から、リンス槽8、洗浄槽3、沈
殿槽4、そしてバッファ槽5へと、オーバーフローによ
り流れることとなる。したがって、洗浄液Wの循環時に
は、沈殿槽4内の洗浄液Wの液面は、沈殿槽バッファ槽
接続管47の沈殿槽接続口(またはバッファ槽接続口)
とほぼ対応・一致する。また、洗浄槽3内の洗浄液Wの
液面は、沈殿槽4内の洗浄液Wの液面とほぼ対応・一致
する。また、リンス槽8内の洗浄液Wの液面は、沈殿槽
3内の洗浄液Wの液面(またはリンス槽洗浄槽接続管8
9の洗浄槽接続口)とほぼ対応・一致する。さらには、
貯留槽7内の洗浄液Wの液面は、貯留槽リンス槽接続管
79の貯留槽接続口(またはリンス槽接続口)とほぼ対
応・一致する。
【0051】次に、このように洗浄液Wが循環している
際の、ワーク(図示せず)の移動について説明する。洗
浄対象物であるワークは、まず、洗浄槽3内に入れられ
る。この洗浄槽3内で、ワークは、洗浄液Wにより洗浄
され、ワークに付いた汚れが落とされる。
【0052】洗浄槽3で洗浄が終了したワークは、洗浄
槽3内から引き上げられ、リンス槽8内に移動する。こ
のリンス槽8内で、ワークは、洗浄液Wによりリンスさ
れる。また、このとき、洗浄槽3内で完全に落としきれ
なかった汚れがワークに付着していた場合でも、かかる
汚れは、リンス槽8内の洗浄液Wにより落とされる。す
なわち、リンス槽8内で、ワークは最終洗浄が行われる
場合もある。
【0053】リンス槽8内でリンスが終了したワーク
は、乾燥槽9内に入れられる。ワークを乾燥槽9内に入
れた後、例えば、バルブ991および981を開けるこ
とにより、蒸気状の洗浄液Wを再生器6から乾燥槽9内
に供給することができる。これにより、蒸気状の洗浄液
Wをワークに接触させて、ワークの仕上リンスを行うこ
ともできる。その後、乾燥槽9内を減圧、加熱等するこ
とにより、ワークを乾燥させる。
【0054】その後、ワークを乾燥槽9から取り出すこ
とにより、洗浄、リンス、および乾燥が施されたワーク
を得ることができる。
【0055】このように洗浄装置1を稼動させると、再
生器6で蒸留、再生されたきれいな洗浄液Wは、貯留槽
7→リンス槽8→洗浄槽3→沈殿槽4と流れる。これに
対し、ワークは、洗浄槽3→リンス槽8と移動する。し
たがって、ワークは、洗浄槽3で洗浄された後、リンス
槽8でよりきれいな洗浄液Wと接触することとなる。こ
のため、ワークは、洗浄槽3で洗浄された後、リンス槽
8で、さらに清浄化されることとなる。
【0056】このようなリンス槽8では、貯留槽リンス
槽接続管79がリンス槽8の上部側に、リンス槽洗浄槽
接続管89がリンス槽8の底部81近傍にそれぞれ接続
されているため、洗浄液Wは、リンス槽8の上部側から
流入し底部81側から流出することとなる。すなわち、
リンス槽8では、洗浄液Wは、基本的に上部側から底部
81側へ流れる。したがって、ワークをリンスすること
により生じた沈殿成分などは、比較的速やかに底部81
に沈殿することとなる。このため、ワークには沈殿成分
が付着しにくく、ワークは、清浄な状態が好適に保たれ
る。
【0057】また、洗浄槽3では、リンス槽洗浄槽接続
管89が洗浄槽3の上部側に、洗浄槽沈殿槽接続管39
が洗浄槽3の底部31近傍にそれぞれ接続されているた
め、洗浄液Wは、洗浄槽3の上部側から流入し底部31
側から流出することとなる。すなわち、洗浄液Wは、基
本的に洗浄槽3の上部側から底部31側へ流れることと
なる。したがって、ワークを洗浄することにより生じた
沈殿成分などは、比較的速やかに底部31に沈殿するこ
ととなる。このため、ワークには沈殿成分が付着しにく
く、ワークは、清浄な状態が好適に保たれる。
【0058】さらには、洗浄槽沈殿槽接続管39の沈殿
槽接続口は、洗浄槽接続口よりも低いところに位置して
いる。このため、洗浄槽3の底部31に堆積した沈殿物
Pの一部は、洗浄液Wの流れに乗じて沈殿槽4内に、円
滑に移動する。ゆえに、洗浄装置1が稼動しているとき
に、洗浄槽3の底部に沈殿物Pが大量に溜まることが防
止される。これにより、洗浄槽3では、洗浄液Wが大幅
に汚れるのを防止することができる。
【0059】沈殿槽バッファ槽接続管471の沈殿槽接
続口は沈殿槽4の上部側に設けられているため、底部4
1近傍から沈殿槽4内に流入した洗浄液Wは、沈殿槽4
の上部側から流出することとなる。すなわち、沈殿槽4
内では、洗浄液Wは、基本的に底部41側から上部側に
移動する。この間に、洗浄液Wが含有する沈殿成分は、
好適に底部41に沈殿、堆積することとなる。そして、
沈殿槽4からは、洗浄液Wの上澄み部分が流出すること
となる。このため、バッファ槽5内には、沈殿物が好適
に除去された洗浄液Wが流入することとなる。
【0060】このような洗浄装置1では、沈殿槽バッフ
ァ槽接続管47のバッファ槽接続口がバッファ槽5の上
部側、特にバッファ槽5内の洗浄液Wの液面(通常時)
よりも高いところに接続されているので、バッファ槽5
内から沈殿槽4内に洗浄液Wが逆流することが好適に防
止される。
【0061】このように洗浄装置1を稼動させると、洗
浄槽3および沈殿槽4内には、沈殿物Pが堆積すること
となる。また、リンス槽8内にも、若干量であるが、沈
殿物Pが堆積することとなる。さらには、洗浄装置1の
稼動中に、バッファ槽5内にも若干量であるが沈殿物P
が生じる。このバッファ槽5内の沈殿物Pは、バッファ
槽再生器接続管59が底部51に接続され、かつバッフ
ァ槽再生器接続管59のバッファ槽接続口が再生器接続
口よりも高いところに位置しているので、稼動時(また
は始動時)の循環ラインL10の流れに乗り、バッファ
槽再生器接続管59内に流入し、バッファ槽再生器接続
管59内を移動し、再生器6内に流入する。また、再生
器6で洗浄液Wの再生処理を行うことによっても、沈殿
物Pが生じ得る。このため、再生器6内にも、若干量、
沈殿物Pが堆積する。
【0062】したがって、洗浄装置1を好適な状態に維
持し、円滑に稼動させるためには、沈殿物Pを各槽(洗
浄槽3、リンス槽8、および再生器6、さらには沈殿槽
4)から除去する必要がある。かかる沈殿物Pは、洗浄
装置1では、以下のようにして除去することができる。
【0063】II.沈殿物除去 以下、洗浄装置(ワーク処理装置)1の各槽(洗浄槽
(第1の槽)3、沈殿槽(第2の槽)4、リンス槽(第
3の槽)8および再生器(第4の槽)6)内に沈殿、堆
積した沈殿物Pの除去方法について説明する。
【0064】概略としては、洗浄槽3および再生器6内
に堆積した沈殿物Pを沈殿槽4内に集め、この集めた沈
殿物Pを廃液ラインL40から排出することにより、洗
浄装置1の各槽内に沈殿、堆積した沈殿物Pを排出す
る。また、リンス槽8内に堆積した沈殿物Pは、洗浄槽
3内に移動させる。この沈殿物Pは、次回の沈殿物除去
操作(次のバッチ)で、洗浄装置1内から除去されるこ
ととなる。このような沈殿物Pの各槽間の移送は、移送
元の槽内部と移送先の槽内部との間に圧力差を生じさせ
ることによりなされる。
【0065】(1)洗浄槽3内の沈殿物Pの除去 まず、バルブ391、461以外の沈殿槽4に接続され
た配管のバルブ(バルブ471、481、491および
681)を全て閉じる。また、洗浄槽3は、開放状態
(密閉状態でない状態)にしておく。
【0066】次に、バルブ461(および391)を開
き、第1圧力調整手段45を作動させ、沈殿槽4上部側
の空気を配管46から排出し、沈殿槽4内の圧力を減少
させる(減圧する)。
【0067】沈殿槽4内の圧力(沈殿槽4内上部側の空
間の圧力)が減少すると、沈殿槽4内部と洗浄槽3内部
との間で圧力差が生じる。そして、圧力差が生じること
により、すなわち、沈殿槽4内の圧力が洗浄槽3内の圧
力よりも低くなることにより、洗浄槽3内の洗浄液(処
理液)Wが、洗浄槽沈殿槽接続管39を通り、沈殿槽4
内に流入する。このとき、洗浄液Wの移動に伴って、洗
浄槽3の底部31に堆積した沈殿物Pも、沈殿槽4内に
移動する。この洗浄液Wの移動に伴い、沈殿槽4内の洗
浄液Wの液面が上昇する。また、洗浄槽3内の洗浄液W
の液面は、低下する。
【0068】これにより、図2に示すように、洗浄槽3
内の沈殿物Pは、沈殿槽4内に移送され、洗浄槽3から
は沈殿物Pが除去される。また、洗浄槽沈殿槽接続管3
9内の沈殿物Pも除去される。最後に、バルブ391を
閉じる。
【0069】このように洗浄槽3内の沈殿物Pを除去す
る場合、沈殿物Pの量によっても若干異なるが、好まし
くは20〜40L/分程度、より好ましくは30〜40L/
分程度の流速で、洗浄液Wを移動させると、より好適に
沈殿物Pを沈殿槽4内に移送することができる。
【0070】また、洗浄槽3内の沈殿物Pを除去する際
に、沈殿物Pの量によっても若干異なるが、洗浄槽3内
の洗浄液Wの3割以上を沈殿槽4内に移動させると、洗
浄槽3内の沈殿物Pをより効果的に除去できる。さらに
は、例えば、洗浄槽3内の洗浄液Wの5割以上を沈殿槽
4内に移動させると、洗浄槽3内の沈殿物Pをさらに効
果的に除去できる。
【0071】洗浄槽3のように、底部31が水平方向に
対して傾斜しており、洗浄槽沈殿槽接続管39が底部3
1の最深部近傍に接続されていると、洗浄槽3内の沈殿
物Pは、より効率よく除去されるようになる。これは、
沈殿物Pが、重力により洗浄槽3の最深部付近まで好適
に移動し、この最深部付近から、沈殿物Pは、洗浄槽沈
殿槽接続管39内に好適に流入するようになるためであ
る。さらには、洗浄槽沈殿槽接続管39の沈殿槽接続口
が洗浄槽接続口よりも低いところに位置していると、沈
殿物Pの移動効率が増大する。
【0072】なお、例えば、第2圧力調整手段35で洗
浄槽3内を加圧して、洗浄槽3内部と沈殿槽4内部との
間で圧力差を生じさせることにより、洗浄槽3内の洗浄
液W、沈殿物Pを、沈殿槽4内に移動させてもよい。
【0073】(2)リンス槽8内の沈殿物Pの除去 まず、バルブ891、361以外の洗浄槽3に接続され
た配管のバルブ(バルブ391および491)を全て閉
じる。また、リンス槽8は、開放状態(密閉状態でない
状態)にしておく。
【0074】次に、バルブ361(および891)を開
き、第2圧力調整手段35を作動させ、洗浄槽3上部側
の空気を配管36から排出し、洗浄槽3内の圧力を減少
させる(減圧する)。
【0075】洗浄槽3内の圧力(洗浄槽3内上部側の空
間の圧力)が減少すると、洗浄槽3内部とリンス槽8内
部との間で圧力差が生じる。そして、圧力差が生じるこ
とにより、すなわち、洗浄槽3内の圧力がリンス槽8内
の圧力よりも低くなることにより、リンス槽8内の洗浄
液(処理液)Wが、リンス槽洗浄槽接続管89を通り、
洗浄槽3内に流入する。これにより、リンス槽8から洗
浄槽3内に洗浄液Wが補充される。このとき、洗浄液W
の移動、補充に伴って、リンス槽8の底部81に堆積し
た沈殿物Pも、洗浄槽3内に移動する。この洗浄液Wの
補充に伴い、洗浄槽3内の洗浄液Wの液面が上昇する。
また、リンス槽8内の洗浄液Wの液面は、低下する。
【0076】これにより、図3に示すように、リンス槽
8内の沈殿物Pは、洗浄槽3内に移送され、リンス槽8
からは沈殿物Pが除去される。また、リンス槽洗浄槽接
続管89内の沈殿物Pも除去される。最後に、バルブ8
91を閉じる。
【0077】このようにリンス槽8内の沈殿物Pを除去
する場合、沈殿物Pの量によっても若干異なるが、好ま
しくは20〜40L/分程度、より好ましくは30〜40
L/分程度の流速で、洗浄液Wを移動させると、より好適
に沈殿物Pを洗浄槽3内に移送することができる。
【0078】また、リンス槽8内の沈殿物Pを除去する
際に、沈殿物Pの量によっても若干異なるが、リンス槽
8内の洗浄液Wの1割以上を洗浄槽3内に移動させる
と、リンス槽8内の沈殿物Pをより効果的に除去でき
る。さらには、例えば、リンス槽8内の洗浄液Wの2割
以上を洗浄槽3内に移動させると、リンス槽8内の沈殿
物Pをさらに効果的に除去できる。
【0079】リンス槽8の底部81が水平方向に対して
傾斜しており、リンス槽洗浄槽接続管89が底部81の
最深部近傍に接続されていると、前記と同様の効果が得
られる。
【0080】なお、例えば、リンス槽8内を加圧して、
リンス槽8内部と洗浄槽3内部との間で圧力差を生じさ
せることにより、リンス槽8内の洗浄液W、沈殿物P
を、洗浄槽3内に移動させてもよい。
【0081】(3)再生器6内の沈殿物Pの除去 まず、バルブ681、461以外の沈殿槽4に接続され
た配管のバルブ(バルブ471、481、491および
391)を全て閉じる。また、再生器6は、開放状態
(密閉状態でない状態)にしておく。
【0082】次に、バルブ461(および681)を開
き、第1圧力調整手段45を作動させ、沈殿槽4上部側
の空気を配管46から排出し、沈殿槽4内の圧力を減少
させる(減圧する)。
【0083】沈殿槽4内の圧力(沈殿槽4内上部側の空
間の圧力)が減少すると、沈殿槽4内部と再生器6内部
との間で圧力差が生じる。そして、圧力差が生じること
により、すなわち、沈殿槽4内の圧力が再生器6内の圧
力よりも低くなることにより、再生器6内の洗浄液(処
理液)Wが、再生器沈殿槽接続管68を通り、沈殿槽4
内に流入する。このとき、洗浄液Wの移動に伴って、再
生器6の底部61に堆積した沈殿物Pも、沈殿槽4内に
移動する。この洗浄液Wの移動に伴い、沈殿槽4内の洗
浄液Wの液面が上昇する。また、再生器6内の洗浄液W
の液面は、低下する(図示の例では、再生器6内の全て
の洗浄液Wが再生器6内から流出している)。
【0084】これにより、図4に示すように、再生器6
内の沈殿物Pは、沈殿槽4内に移送され、再生器3から
は沈殿物Pが除去される。最後に、バルブ681を閉じ
る。
【0085】このように再生器6内の沈殿物Pを除去す
る場合、沈殿物Pの量によっても若干異なるが、好まし
くは20〜40L/分程度、より好ましくは30〜40L/
分程度の流速で、洗浄液Wを移動させると、より好適に
沈殿物Pを沈殿槽4内に移送することができる。
【0086】また、再生器6内の沈殿物Pを除去する際
に、沈殿物Pの量によっても若干異なるが、再生器6内
の洗浄液Wの3割以上を沈殿槽4内に移動させると、再
生器6内の沈殿物Pをより効果的に除去できる。さらに
は、例えば、再生器6内の洗浄液Wの5割以上を沈殿槽
4内に移動させると、再生器6内の沈殿物Pをさらに効
果的に除去できる。
【0087】再生器沈殿槽接続管68が再生器6の底部
61近傍に接続されていると、前記と同様の効果が得ら
れる。さらには、再生器6が沈殿槽4よりも下方に配置
されている場合、再生器沈殿槽接続管68が沈殿槽4の
底部41近傍に接続されていると、沈殿槽4の底部41
よりも上方に接続されている状態よりも、両槽の高低差
を減らすことができるため、第1圧力調整手段45によ
る再生器6から沈殿槽4への洗浄液の流入をより効率的
に行うことができる。
【0088】なお、例えば、再生器6内を加圧して、再
生器6内部と沈殿槽4内部との間で圧力差を生じさせる
ことにより、再生器6内の洗浄液W、沈殿物Pを、沈殿
槽4内に移動させてもよい。
【0089】(4)沈殿槽4内の沈殿物Pの除去 沈殿槽4内に沈殿物Pを集めたら、図5に示すように、
廃液ラインL40に設けられたバルブ481を開く。こ
れにより、沈殿槽4の底部41付近の洗浄液Wは、廃液
ラインL40へ流出する。このとき、洗浄液Wの流出に
伴って、底部41に堆積した沈殿物も、廃液ラインL4
0へ流出する。これにより、洗浄装置1内から、沈殿物
Pが排出される。
【0090】このとき、沈殿槽4内に沈殿物Pを集める
操作(例えば前記(3))を行ってから、好ましくは1
時間以上、より好ましくは8時間以上経過した後、沈殿
槽4内の沈殿物Pを除去することが好ましい。これによ
り、洗浄液W内の沈殿成分がより多量に底部41に沈
降、堆積するようになり、より多量の沈殿物Pを排出で
きるようになる。これに対応して、洗浄液W中の不純物
も減少する。なお、沈殿槽4内に沈殿物Pを集める操作
を行ってから速やかに、沈殿槽4内の沈殿物Pの除去を
行ってもよいことは、言うまでもない。
【0091】また、沈殿槽4内の沈殿物Pを排出する際
には、沈殿物Pの量によっても若干異なるが、沈殿槽4
内の洗浄液Wの0.5割以上を排出すると、沈殿物Pを
より好適に排出できる。さらには、例えば、沈殿槽4内
の洗浄液Wの2割以上を排出すると、沈殿物Pをさらに
好適に排出できる。
【0092】廃液ラインL40が底部41の最深部近傍
に接続されていると、沈殿物Pを、より効率よく排出で
きるようになる。
【0093】なお、各層の沈殿物Pの移送は、上述した
順番(1)、(2)、(3)の通りに行わなくてもよ
い。また、例えば、前記操作(1)および(2)を同時
に行ってもよい。
【0094】ただし、洗浄槽3内の洗浄液Wを沈殿槽4
内に移動させてからリンス槽8内の沈殿物Pを洗浄槽3
内に移送させると、リンス槽8内の洗浄液Wを洗浄槽3
内に十分量容易に移動させることができるようになる。
これに伴い、リンス槽8内の沈殿物Pも、好適に洗浄槽
3内に移送できるという利点が得られる。
【0095】前述したように、槽内の圧力を減少させる
ことにより移送元の槽内から移送先の槽内へ洗浄液を移
動させると、例えば再生器6に圧力調整手段を接続また
は設置する必要がなくなり、洗浄装置の構成を簡易なも
のとすることができる。さらには、洗浄液に引火しやす
い洗浄液を使用する場合、洗浄液を取り扱う際の安全性
が向上する。
【0096】III.その他 前記沈殿物除去操作を行った後、例えばバルブ491を
開くと、沈殿槽4の上部側の洗浄液Wが、洗浄槽3内に
移動する。これにより、洗浄槽3内に洗浄液Wを供給す
ることができる。かかる洗浄液Wは、洗浄液W中の沈殿
成分が沈降した上澄みであり、不純物が少ない。したが
って、かかる洗浄液Wを洗浄槽3に供給すると、ワーク
の洗浄を好適に行えるようになる。
【0097】なお、例えば再生器6を長期間稼動させた
場合、再生器6内で不純物(不揮発性または高沸点性不
純物)が濃縮され、洗浄液Wが多量の不純物を含有する
ようになる場合がある。この場合、例えば、再生器6内
で洗浄液Wを煮詰め、不純物を濃縮して、その後、バル
ブ108を開き、再生器6内の洗浄液Wを廃液器10内
に排出することができる。
【0098】このような洗浄装置1では、配管の途中
に、沈殿物を除去するフィルターを設ける必要がなくな
る。したがって、フィルターの目詰まりにより装置の稼
動に支障を来たすようなことが、好適に防止される。ま
た、このような洗浄装置1では、循環ラインL10の途
中に、ポンプを設ける必要がない。このため、配管内を
沈殿物が移動する際に、かかる沈殿物が配管途中のポン
プにダメージを与えるおそれもなくなる。
【0099】洗浄装置1は、このような利点を有してい
るので、洗浄等により多量の沈殿物が生じるようなワー
ク、洗浄液、洗浄条件等を選択しても、円滑に稼動する
ことができる。
【0100】したがって、例えば、ナフサ系、イソパラ
フィン系、ピロリドン系、テルペン系等の炭化水素系洗
浄液など、比較的沈殿物を生じさせやすい洗浄液を用い
ても、円滑に洗浄装置1を稼動させることができる。ま
た、これにより、多数のワークの洗浄を、好適に連続し
て行うことができる。
【0101】そして、このような炭化水素系洗浄液を用
いると、水系洗浄液と異なり、廃水処理設備を設ける必
要がなくなる。このため、洗浄装置の設備を簡易なもの
とすることができる。また、炭化水素系洗浄液は、蒸留
再生等により洗浄液のリサイクルが容易である(前述し
た再生器6)。このため、洗浄液を繰り返し使用するこ
とができるようになり、洗浄液の有効利用を図れる。し
かも、炭化水素系洗浄液は、塩素系洗浄液等に比べて、
自然環境に対して比較的悪影響を及ぼしにくい。このよ
うな性質を炭化水素系洗浄液は有しているため、本発明
で用いる洗浄液に炭化水素系洗浄液を使用すれば、廃液
による自然環境の汚染等を防止しつつ、ワークの洗浄を
行うことができる。
【0102】また、本発明の洗浄装置1を用いれば、洗
浄液に溶解しにくい汚れ(例えば研磨剤など)が多く付
着しているようなワーク(例えば時計の部品等)の洗浄
を、好適に行うことができる。
【0103】なお、本発明に用いられる洗浄液には、上
述した炭化水素系洗浄液以外にも、例えば、塩素系、代
替フロン系、アルコール系、テルペン系、シリコーン系
等の他の溶剤系洗浄液も好適に用いることができる。さ
らには、本発明には、例えば、高級アルコール系、炭化
水素+界面活性剤+エーテル等の準水系洗浄液、純水、
アルカリ水溶液、界面活性剤水溶液等の水系洗浄液な
ど、溶剤系洗浄液以外のいずれの洗浄液を用いてもよ
い。
【0104】以上、本発明を好適実施形態に基づいて説
明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例
えば、洗浄槽3、沈殿槽4、リンス槽8の底部は、傾斜
していなくてもよい。また、例えば、洗浄槽沈殿槽接続
管39、再生器沈殿槽接続管68等は、沈殿槽4の底部
41近傍に接続されていなくてもよい。また、例えば、
洗浄液は、オーバーフロー以外の他の方法により、循環
ラインL10内を、通液、循環させてもよい。
【0105】以上述べた本発明の実施形態では、洗浄装
置内に生じた沈殿物を除去する場合を例に沈殿物の除去
方法を説明したが、本発明の沈殿物の除去方法は、洗浄
装置以外の他のワーク処理装置でも実施することができ
る。
【0106】
【実施例】図1に示すような洗浄装置を製造した。な
お、リンス槽の容量は80L、洗浄槽の容量は80L、
沈殿槽の容量は120L、バッファ槽の容量は50L、
再生器の容量は80L、貯留槽の容量は40Lとした。
そして、この洗浄装置を用いて、以下のようにして、多
量の研磨剤が付着した腕時計部品(ワーク)に対して、
洗浄、リンス、乾燥を施した。
【0107】まず、洗浄液を循環ライン内で循環させた
(前述参照)。洗浄液には、ソルベントナフサ系(炭化
水素系)洗浄液(昭和電工社製「ソルファインTM」)
を用いた。
【0108】そして、前述したようにして、腕時計部品
の洗浄、リンス、乾燥を行った。このとき、1回のバッ
チで、腕時計部品を60個処理した。すなわち、腕時計
部品60個を一単位(ひとまとまり)として、腕時計部
品に対して洗浄、リンス、乾燥の操作をそれぞれ行っ
た。
【0109】さらには、洗浄装置を連続稼動させて、こ
のようなバッチを500回行った。すなわち、100単
位の腕時計部品を、洗浄、リンス、乾燥した。このよう
に洗浄装置を稼動させたところ、洗浄槽および沈殿槽内
に多量の沈殿物が堆積した。また、リンス槽および再生
器内に少量の沈殿物が堆積した。
【0110】そこで、前記(1)〜(4)で述べたよう
にしてかかる沈殿物の除去を行った。まず、ポンプで沈
殿槽内を減圧にして、洗浄槽内の洗浄液を4分の3程度
沈殿槽内に移動させた。このとき、洗浄液の移動速度
(流速)は、30L/分とした。
【0111】次に、ポンプで洗浄槽内を減圧にして、リ
ンス槽内の洗浄液を半分程度洗浄槽内に移動させた。こ
のとき、洗浄液の移動速度(流速)は、30L/分とし
た。次に、ポンプで沈殿槽内を減圧にして、再生器(蒸
留再生器)内の液をほぼ全部沈殿槽内に移動させた。こ
のとき、洗浄液の移動速度(流速)は、30L/分とし
た。
【0112】次に、この状態で8時間洗浄装置を停止さ
せて、沈殿槽内に沈殿物を堆積させた。その後、沈殿槽
内に堆積した沈殿物を、廃液ラインから排出した。この
とき、沈殿槽内の洗浄液は、1割程度排出した。
【0113】その結果、沈殿物を廃液ラインから好適に
排出することができ5kgもの沈殿物を回収できた。さら
には、各槽の底部を肉眼により確認したところ、リンス
槽、沈殿槽、再生器内では、沈殿物がほとんど除去され
ていた。また、洗浄槽内でも、リンス槽から移送された
沈殿物が少量沈殿していただけであり、洗浄により洗浄
槽内に沈殿、堆積した沈殿物は、ほとんど除去されてい
たことが確認された。
【0114】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、装
置内の沈殿物を効率よく除去することができる。したが
って、洗浄を行う際の洗浄液の選択の幅が広がり、自然
環境を汚染しにくい洗浄液、人体に対する毒性が低い洗
浄液等を容易に選択することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗浄方法を行う洗浄装置の実施形態を
示す回路図である。
【図2】本発明の洗浄方法を行う洗浄装置の実施形態を
示す回路図である。
【図3】本発明の洗浄方法を行う洗浄装置の実施形態を
示す回路図である。
【図4】本発明の洗浄方法を行う洗浄装置の実施形態を
示す回路図である。
【図5】本発明の洗浄方法を行う洗浄装置の実施形態を
示す回路図である。
【符号の説明】
1 洗浄装置 L10 循環ライン 3 洗浄槽 31 底部 35 第2圧力調整手段 36 配管 361 バルブ 39 洗浄槽沈殿槽接続管 391 バルブ 4 沈殿槽 41 底部 45 第1圧力調整手段 46 配管 461 バルブ 47 沈殿槽バッファ槽接続管 471 バルブ 481 バルブ 49 洗浄槽沈殿槽第2接続管 491 バルブ L40 廃液ライン 5 バッファ槽 51 底部 59 バッファ槽再生器接続管 591 バルブ 6 再生器 61 底部 69 再生器貯留槽接続管 691 バルブ L60 再生器沈殿槽接続ライン 68 再生器沈殿槽接続管 681 バルブ 7 貯留槽 79 貯留槽リンス槽接続管 791 バルブ 8 リンス槽 81 底部 89 リンス槽洗浄槽接続管 891 バルブ L80 リンス槽バッファ槽接続ライン 88 リンス槽バッファ槽接続管 881 バルブ L90 乾燥ライン 9 乾燥槽 98 乾燥槽貯留槽接続管 981 バルブ 99 再生器乾燥槽接続管 991 バルブ L100 第2廃液ライン 10 廃液器 109 再生器廃液器接続管 107、108 バルブ P 沈殿物 W 洗浄液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−172579(JP,A) 特開 平7−290008(JP,A) 特開 昭63−238196(JP,A) 特開 平6−91516(JP,A) 実開 昭63−164988(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B08B 3/00 - 3/14 B01D 21/24

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液でワークの処理を行う第1の槽
    と、前記第1の槽に接続された第2の槽とを有するワー
    ク処理装置内の沈殿物を除去する沈殿物の除去方法であ
    って、前記第2の槽内部の圧力を調整する第1圧力調整
    手段を有し、前記第1圧力調整手段により、前記第2の
    槽内部と前記第1の槽内部との間で圧力差を生じるよう
    に、前記第2の槽内部の圧力を減少させて、前記第1の
    槽内の前記処理液を前記第2の槽内に流入させ、かつ、
    前記処理液の移動に伴って、前記第1の槽内の沈殿物
    も、前記第2の槽内に移動させることを特徴とする沈殿
    物の除去方法。
  2. 【請求項2】 処理液でワークの処理を行う第1の槽
    と、前記第1の槽に接続された第2の槽とを有するワー
    ク処理装置内の沈殿物を除去する沈殿物の除去方法であ
    って、前記第1の槽内の圧力を調整する第2圧力調整手
    段とを有し、前記第2圧力調整手段により、前記第2の
    槽内部と前記第1の槽内部との間で圧力差が生じるよう
    に、前記第1の槽内部の圧力を加圧させて、前記第1の
    槽内の前記処理液を前記第2の槽内に流入させ、かつ、
    前記処理液の移動に伴って、前記第1の槽内の沈殿物
    も、前記第2の槽内に移動させることを特徴とする沈殿
    物の除去方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記ワーク
    処理装置は、前記第1の槽に接続され、前記第1の槽で
    処理されたワークにさらなる処理を行う第3の槽を有
    し、 前記第1の槽内の圧力を調整する第2圧力調整手段とを
    有し、前記第2圧力調整手段により、前記第1の槽内部
    と前記第3の槽内部との間で圧力差が生じるように、前
    記第1の槽内部の圧力を減少させて、前記第3の槽内の
    処理液が、前記第1の槽内に流入させ、かつ、前記処理
    液の移動に伴って、前記第3の槽底部の沈殿物も、前記
    第1の槽内に移動させることを特徴とする沈殿物の除去
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    ワーク処理装置は、前記第2の槽に接続され、前記ワー
    クの処理に用いられた処理液を再生する第4の槽を有
    し、前記前記第1圧力調整手段により、前記第4の槽内
    部と前記第2の槽内部との間に圧力差を生じるように、
    前記第2の槽内部の圧力を減少させて、前記第4の槽内
    の前記処理液を前記第2の槽内に流入させ、かつ、前記
    処理液の移動に伴って、前記第4の槽内に堆積した沈殿
    物も、前記第2の槽内に移動されることを特徴とする沈
    殿物の除去方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    第1の槽内の前記処理液の0.5割以上を前記第2の槽
    内に移動されることを特徴とする沈殿物の除去方法。
  6. 【請求項6】 請求項3または4において、前記第3の
    槽内の前記処理液の0.5割以上を前記第1の槽内に移
    動されることを特徴とする沈殿物の除去方法。
  7. 【請求項7】 請求項4において、前記第4の槽内の前
    記処理液の0.5割以上を前記第2の槽内に移動される
    ことを特徴とする沈殿物の除去方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記
    処理液は、炭化水素系であることを特徴とする沈殿物の
    除去方法。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、前記
    ワーク処理装置は洗浄装置であることを特徴とする沈殿
    物の除去方法。
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