JPH06340988A - 部品等の洗浄装置 - Google Patents

部品等の洗浄装置

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JPH06340988A
JPH06340988A JP13223393A JP13223393A JPH06340988A JP H06340988 A JPH06340988 A JP H06340988A JP 13223393 A JP13223393 A JP 13223393A JP 13223393 A JP13223393 A JP 13223393A JP H06340988 A JPH06340988 A JP H06340988A
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JP
Japan
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cleaning
parts
tank
cleaning liquid
liquid
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JP13223393A
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English (en)
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Yutaka Yamada
裕 山田
Tomoyuki Sako
智享 佐古
Makoto Noguchi
誠 野口
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Yokogawa Denshikiki Co Ltd
Original Assignee
Yokogawa Denshikiki Co Ltd
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品等の洗浄装置において、洗浄液の使用効
率を向上させ、かつ洗浄装置の更なる小型化とコスト低
下を実現する。 【構成】 洗浄シャワー3を有する洗浄室Wの下端部は
洗浄液を貯留可能なタンク手段Tとされ、タンク手段T
に貯留された洗浄液は洗浄ポンプ6により洗浄シャワー
3から噴射可能とされている。一方、洗浄室Wの下方に
は洗浄液タンク7が設置され、洗浄液タンク7は、ポン
プ8およびフィルタ9を経て隣接する油水分離機10に
連結されている。更に、油水分離機10はブースターに
連結され、ブースターに貯留された洗浄液は、管路を介
して洗浄液タンク7にオーバーフローされるとともに、
循環ポンプによりタンク手段Tに還流され、タンク手段
Tにて貯留される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械部品や電気、電子
部品等の洗浄に使用される洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機械部品や、電気、電子部品(以
下、総称して部品等という。)には、その製造中、油剤
等を主体とする汚れが付着する場合がある。従って、こ
れら部品等にメッキ等の加工を施す場合や、或は部品等
の使用に際しては、予め部品等を充分洗浄しておく必要
がある。そこで、これら部品等を洗浄するための洗浄装
置が、従来より各種使用されている。これらの洗浄装置
は、部品等を、例えば洗浄槽とすすぎ槽、或は粗すすぎ
槽と仕上げすすぎ槽のような複数の槽に順次浸漬するこ
とにより部品等の洗浄を行うものである。
【0003】ところが、上記洗浄装置の場合、複数の槽
を並列させる必要があるため装置が大型化し、しかも設
置場所を限定せざるを得なかった。また、槽間における
部品等の移動が煩雑かつ時間を要するという問題もあっ
た。そこで、洗浄装置の小型化と、洗浄作業の簡略化を
図る目的で、例えば特開昭55−132673号公報、
または実開平1−110887号公報等に開示されるよ
うな洗浄装置が考案されている。
【0004】ここで、特開昭55−132673号公報
に開示された洗浄装置は、部品等が収容される洗浄室
と、洗浄液が貯留される洗浄槽および再生槽と、洗浄液
を部品等に向け噴射するノズルとを備えたものである。
この洗浄装置では、洗浄槽に貯留された洗浄液を部品等
が浸漬されるまで洗浄室内に導入した後、この洗浄液を
攪乱して主洗浄を行い、洗浄液を前記洗浄槽に戻した
後、更に再生槽に貯留された洗浄液をノズルから噴射す
ることによりすすぎを行う。噴射後の洗浄液は洗浄槽に
回収され、蒸留再生後再生槽に回収される。
【0005】また、実開平1−110887号公報等に
開示された洗浄装置は、部品等が収容される洗浄室と、
洗浄液が貯留される予備洗浄槽および仕上洗浄槽と、洗
浄液を部品等に向け噴射するノズルとを備えたものであ
る。この洗浄機では、予備洗浄槽に貯留された洗浄液を
ノズルから噴射して主洗浄を行った後、仕上洗浄槽に貯
留された洗浄液をノズルから噴射することによりすすぎ
を行う。噴射後の洗浄液は全て予備洗浄槽に回収され、
予備洗浄槽からオーバーフローした洗浄液は蒸留再生後
仕上洗浄槽に回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記洗浄装置の場合、
噴射後の洗浄液は洗浄槽または予備洗浄槽に回収され、
更に蒸留再生後再生槽または仕上洗浄槽に回収される。
一方、噴射後の洗浄液に混入した部品等の汚れは回収さ
れることなく洗浄槽または予備洗浄槽内に蓄積されるた
め、洗浄槽または予備洗浄槽内の洗浄液における前記汚
れの濃度は洗浄液の再生に伴い上昇する。従って、上記
洗浄装置においては、洗浄槽または予備洗浄槽内の洗浄
液における前記汚れの濃度が許容値以上となると、この
洗浄液を全て廃棄せざるを得ず、その結果、多量の廃棄
物が生じるという問題があった。
【0007】更に、洗浄液がすすぎに使用不能な程度ま
で汚れると、主洗浄にはまだ使用可能であるにもかかわ
らず洗浄液を全て廃棄せざるを得なかった。その結果、
廃棄物の量的増大に加え、洗浄液の使用効率が低下する
という問題もあった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決する目的で、先に、特願平5−83662号にお
いて、同一の洗浄室内に、この洗浄室に収容された部品
等に向け洗浄液を噴射して前記部品等の主洗浄を行う主
洗浄手段と、主洗浄後の前記部品等に向けすすぎ液を噴
射して前記部品等のすすぎを行うすすぎ手段とを有し、
かつ前記主洗浄手段から噴射された洗浄液と前記すすぎ
手段から噴射されたすすぎ液とをそれぞれ回収、再生す
る手段とを個別に設けた部品等の洗浄装置(以下、洗浄
装置と略称する。)を提案した。
【0009】本発明は、前記洗浄装置の更なる小型化と
低価格化とを実現するためになされたもので、その主た
る改良点は、前記洗浄装置を構成する部品の共通化と洗
浄行程の簡略化である。すなわち、本発明の洗浄装置
は、洗浄室内に、この洗浄室に収容された部品等に向け
洗浄液を噴射して前記部品等の洗浄を行う洗浄手段を設
け、更に、前記洗浄手段から噴射された洗浄液を回収す
る回収手段と、回収された洗浄液の汚れを除去して洗浄
液を再生する再生手段と、再生された洗浄液を貯留する
貯留手段と、この貯留手段に貯留された洗浄液を前記回
収手段に還元する還元手段とを設けたことを構成上の主
たる特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の洗浄装置においては、洗浄手段から噴
射された洗浄液は全て回収手段に回収されるが、回収さ
れた洗浄液の汚れは再生手段にて除去され、再生手段か
ら更に貯留手段および還元手段を経て再度前記回収手段
に還元される。従って、洗浄に伴う洗浄液の汚れが防止
される。また、洗浄液を噴射する手段を前記洗浄手段の
みとしたため、前記回収手段から還元手段に至る経路を
構成する部品も一つで済む。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づき、本発明の実施例につい
て更に詳しく説明する。本発明に係る洗浄装置の構造の
例を図1および図2に示す。符号1は本体で、この本体
1は、例えば図1に示すような箱状をなし、開閉自在な
蓋部1aと、蓋部1aを支持する支持部1bとから概略
構成され、かつその内部は洗浄室Wとなっている。この
洗浄室Wは蓋部1aをスライドさせることにより開閉自
在とされ、かつ図2に示すように、洗浄室W内には、洗
浄すべき部品等を収容するための籠状をなす容器2が載
置可能とされている。
【0012】この容器は例えば図3に示すように有底円
筒状をなす籠状のもので、モータおよびこのモータと連
動された回転伝達手段(いずれも図示せず。)の作用に
よりその軸Aを中心に回転自在とされている。また、前
記回転伝達手段としては、前記モータと連動し、前記モ
ータの回転を容器2へと伝達させる手段であればあらゆ
る公知のものが利用可能である。本実施例の場合、容器
2の底部中央には支持部2aが設けられ、容器2は、こ
の支持部2aに下方から嵌合された前記回転伝達手段に
より、軸Aを中心に回転自在とされている。
【0013】また、符号3は洗浄シャワー(洗浄手段)
である。この洗浄シャワー3は洗浄室Wの上部および下
部にそれぞれ設置され、かつその上面または下面には、
それぞれ容器2に向けて噴射孔(図示せず。)が形成さ
れている。一方、洗浄室Wの下端部には排出口(排出手
段)1cが設けられている。この排出口1cは弁により
開閉自在とされ、その結果、洗浄室Wの下端部は、弁4
を閉状態とすることにより液体を貯留可能なタンク手段
Tとなっている。更に、図2に示すように、洗浄シャワ
ー3とタンク手段Tとは管路5を介して連結され、かつ
管路5にはタンク手段Tに貯留された液体を洗浄シャワ
ー3から噴射させる洗浄ポンプ6が設置されている。
【0014】弁4の下方には、洗浄液タンク(回収手
段)7が設置されているが、本実施例の場合、洗浄液タ
ンク7には、ヒーター7aおよびオイルスキマー(図示
せず。)が設けられている。また、洗浄液タンク7は、
ポンプ8およびフィルタ9を経て隣接する油水分離機1
0(再生手段)に連結され、油水分離機10は更にブー
スター(貯留手段)11に連結されている。このブース
ター11は供給された洗浄液を一定温度に保温しつつ貯
留するもので、そのためのヒーター11aが設けられて
いる。
【0015】図2中符号12は、ブースター11に貯留
された洗浄液を洗浄液タンク7にオーバーフローさせる
管路(還元手段)で、符号13は、ブースター11に貯
留された洗浄液を管路14を介してタンク手段Tに供給
する循環ポンプ(供給手段)である。そして、洗浄シャ
ワー3、弁4、ポンプ8および循環ポンプ13の作動手
順あるいは容器2の回転は、いずれも図1に示す制御部
15により自動的に制御されている。また、上記設備は
いずれも、図1中符号16で示すフレーム内に一体的に
収納されている。
【0016】次に、上記構成を有する洗浄装置による部
品等の洗浄行程について以下に説明する。洗浄を行う場
合には、まず、洗浄液タンク7およびブースター11に
それぞれ所定量の洗浄液(本実施例の場合は水道水)を
貯留させ、それぞれに設けられたヒーター7a,11a
を用いて所定温度(本実施例の場合には約50〜60
℃)に加熱、保温しておく。
【0017】次いで、蓋部1aを上方にスライドさせて
洗浄室Wを開け、洗浄すべき部品等が収容された容器2
を洗浄室W内の所定位置に載置した後、蓋部1aを下方
にスライドさせて洗浄室Wを閉鎖し、更に制御部15の
スイッチをONとする。すると、弁4が閉状態とされる
とともに循環ポンプ13が作動し、ブースター11に貯
留された洗浄液の一部が管路14を経てタンク手段Tに
流入される。
【0018】所定量の洗浄液がタンク手段Tに流入され
ると、循環ポンプ13が作動を停止する一方、容器2が
軸Aを中心に回転するとともに洗浄ポンプ6が作動し、
タンク手段Tに貯留された洗浄液が管路5を介して洗浄
シャワー3から容器2内の部品等に向け噴射され、部品
等の洗浄が行われる。噴射後の洗浄液はタンク手段Tに
還流され、洗浄ポンプ6の作用により繰り返し洗浄に使
用される。
【0019】一方、洗浄の開始とともに、前記オイルス
キマーおよびポンプ8が作動を開始し、洗浄液タンク7
内の洗浄液がポンプ8の作用によりフィルタ9を経て油
水分離機10へと流入、再生される。具体的には、洗浄
液に含まれる汚れのうち、洗浄液タンク7内の液面に浮
遊した油分をまず前記オイルスキマーを用いて除去し、
次いで、混入した異物をフィルタ9を用いて除去し、更
に、洗浄液に懸濁した油分を油水分離機10を用いて除
去することにより、洗浄液が再生される。また、上記操
作は洗浄装置の稼働中常時行われる。
【0020】再生された洗浄液はブースター11へと流
入され、ヒーター11aにより加熱、保温された状態で
ブースター11内に貯留される。また、この洗浄液は、
ブースター11から管路12を介して順次洗浄液タンク
7にオーバーフローされる。
【0021】洗浄開始後一定時間が経過すると、洗浄ポ
ンプ6の作動および洗浄シャワー3の回転が停止して洗
浄が終了し、それとともに弁4が開いて洗浄液がタンク
手段Tから排出口1cを経て洗浄液タンク7に流入す
る。流入した洗浄液は、油水分離機10により再生され
た後、ブースター11内に貯留され、更に管路12を介
して順次洗浄液タンク7にオーバーフローされる。すな
わち、本発明の洗浄装置の場合、洗浄液タンク7内で
は、タンク手段Tから流入した汚れた洗浄液の油水分離
機10への流出と、再生された洗浄液のブースター11
からの流入とが同時に行われ、その結果、洗浄液タンク
7内の洗浄液は順時再生される。また、洗浄液の再生に
伴い油水分離機10にて分離除去された油分は、油水分
離機10内に蓄積された後、適宜廃棄される。
【0022】洗浄後の部品を回収する場合には、蓋部1
aを上方にスライドさせて洗浄室Wを開けた後、容器2
内の部品等を取り出せばよい。また、ポンプ8の作動な
らびに油水分離機10における洗浄液の再生は、洗浄終
了後一定時間を経て停止する。
【0023】引続き洗浄を行う場合には、上記一連の行
程を再度繰り返せばよい。但し、洗浄液タンク7および
ブースター11には既にそれぞれ所定量の洗浄液が貯留
されているので、更なる洗浄液の補充は原則的に行わな
い。また、一回の洗浄における洗浄シャワー3からの洗
浄液の噴射回数は、洗浄すべき部品等の汚れ状況に応じ
て制御部15のプログラムを変更することにより任意に
設定可能である。
【0024】このように、本実施例の洗浄装置において
は、洗浄液の再生が、油水分離機10による洗浄液から
の汚れの分離と除去を主体としているため、繰り返し使
用に伴う洗浄液中の汚れの濃度は、増加しても僅かとな
る。従って、洗浄液の寿命を大幅に延長させることがで
きる。しかも、洗浄液の再生に伴い油水分離機10にて
分離除去された油分は、油水分離機10内に蓄積された
後適宜廃棄されるため、廃棄物の量を大幅に減少させる
ことができる。
【0025】また、洗浄液を噴射する手段が洗浄シャワ
ー3のみであるため、洗浄に使用された洗浄液の再生系
も洗浄液タンク8から油水分離機10を経てブースター
11に至る一つの系で済む。従って、前記洗浄装置を構
成する部品の点数が減少し、前記洗浄装置の更なる小型
化と低価格化が可能となる。しかも、図1に示すよう
に、洗浄装置を構成する設備がいずれもフレーム16内
に一体的かつコンパクトに収納されているため、洗浄装
置の設置や移動を容易に行うことができる。
【0026】なお、容器2が回転するため、洗浄シャワ
ー3は必ずしも容器2の全体を覆うか、あるいは容器2
の直径に相当する長さを有するものである必要はない。
すなわち、前記シャワー3の長さを容器2の半径に相当
するような短いものとしても、充分な洗浄効果を付与す
ることができる。
【0027】一方、図2に示す洗浄装置の変形例とし
て、図4に示すように、図2に示す洗浄装置から循環ポ
ンプ13と管路14を除去する一方、洗浄シャワー3と
ブースター11とを管路20を介して連結し、かつ管路
20中に洗浄ポンプ6を設ける構成としてもよい。
【0028】この場合、容器2を軸Aを中心に回転させ
るとともに洗浄ポンプ6を作動させ、ブースター11に
貯留された洗浄液を管路20を介して洗浄シャワー3か
ら容器2内の部品等に向け噴射させることにより洗浄が
行われる。洗浄後の洗浄液は洗浄液タンク7から油水分
離機10を経てブースター11に貯留されるとともに、
洗浄ポンプ6の作用により繰り返し洗浄に使用される。
この洗浄装置においては、上記実施例と同様の効果に加
え、ポンプの台数が1基減少し、かつ配管系が簡略化さ
れるため、更なるコスト低下と小型化を実現することが
できる。
【0029】更に、洗浄室W内の所定位置に容器2を載
置した場合に容器2を上下から挟む位置に、それぞれ図
示しない送気パイプ(送気手段)を設けてもよい。これ
ら送気パイプは洗浄室Wの後方から前方側に突出され、
かつその側面にはそれぞれ容器2に向けて空気を噴射す
る送気口が形成されている。
【0030】この場合、部品等のすすぎが終了しても容
器2は依然として回転し、一方、前記送気口からは容器
2内の部品等に向け空気が上下から噴射される。その結
果、容器2に収容された部品等は容器2ととともに回転
しつつ前記送気口からの気流に曝され、回転に伴い発生
する遠心力および前記気流の作用により乾燥される。す
なわち、容器2の回転と送気とにより、部品等の洗浄と
乾燥とを同一の洗浄室W内で一度に行うことができる。
【0031】特に、部品等の回転に伴い、部品等に付着
した水滴が遠心力により飛散し、かつ個々の部品等と前
記送気口との相対位置が経時的に変化して部品等がさま
ざまな向きから気流に曝されるため、部品等を短期間で
均一に乾燥させることが可能である。このことは、特に
部品等が複雑な形状をなしている場合、高い効果を発揮
する。
【0032】更に、前記洗浄シャワー3と同様、前記送
気パイプもまた必ずしも容器2の全体を覆うか、あるい
は容器2の直径に相当する長さを有するものである必要
はない。特に、前記送気パイプを短縮することにより、
前記送気パイプが洗浄室Wの後方から前方側に突出して
いることと相まって、蓋部1aを開けた場合前記送気パ
イプが邪魔になりにくく、容器2の移動等における作業
性が向上するという効果が得られる。
【0033】ここで、前記送気パイプはその基端部を軸
として揺動自在としてもよい。この場合には、蓋部1a
を開けた際に前記送気パイプの向きを変えて前記送気パ
イプの先端を洗浄室Wの後方側に後退させ、かつ蓋部1
aを閉める際に前記送気パイプの向きを元に戻すことに
より、蓋部1aを開けた際に前記送気パイプが邪魔にな
らないという効果がある。また、前記送気パイプの向き
は手動で変えてもよく、蓋部1aの開閉と連動させて自
動的に変えることも可能である。更に、通常は前記送気
パイプの先端を洗浄室Wの後方側に後退させておき、乾
燥時のみ前記送気パイプの向きを自動的に変えてその先
端を前方側に突出させることにより、上記効果に加え、
前記送気パイプが洗浄の邪魔にならないという効果を奏
することもできる。
【0034】なお、本実施例では、蓋部1aを閉めた状
態で前記送気パイプからの噴射による乾燥を行ったが、
必要に応じ、乾燥の開始時または乾燥の途中から、蓋部
1aを開状態としてもよい。この場合には、蓋部1aを
開けることにより洗浄室W内が換気され、部品等の乾燥
が早められるという効果がある。
【0035】また、部品等に対する洗浄を更に効果的に
行う目的で、乾燥のみならず、洗浄中にも容器2を回転
させることももちろん可能である。特に、洗浄シャワー
3が回転する場合には、洗浄シャワー3と容器2とを互
いに逆向きに回転させることにより、主洗浄やすすぎの
効果を一層高めることができる。
【0036】更に、前記送気パイプにヒーターを装備
し、部品等に向けて温風を噴射することにより、部品等
の乾燥効率を一層高めることができる。この場合、部品
等の性質に応じて前記ヒーターの出力を変えてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の洗浄装置に
おいては、洗浄に伴い発生する廃棄物の量的減少と、洗
浄液の使用効率の向上とをともに実現することができ
る。更に、洗浄装置が小型化し、かつ洗浄装置の価格が
低水準に抑えられるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る洗浄装置の構造の例
を示す図である。
【図2】本発明に使用される容器の形状の例を示す図で
ある。
【図3】本発明の第一実施例に係る洗浄装置の構造の例
を示すブロック図である。
【図4】本発明の第二実施例に係る洗浄装置の構造の例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 本体 1a 蓋部 1b 支持部 1c 排出口 2 容器 3 洗浄シャワー 4 弁 5,12,14,20 管路 6 洗浄ポンプ 7 洗浄液タンク 7a,11a ヒーター 8 ポンプ 9 フィルタ 10 油水分離機 11 ブースター 13 循環ポンプ 15 制御部 16 フレーム A 軸 T タンク手段 W 洗浄室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄室内に、この洗浄室に収容された部
    品等に向け洗浄液を噴射して前記部品等の洗浄を行う洗
    浄手段を有する部品等の洗浄装置であって、 前記洗浄手段から噴射された洗浄液を回収する回収手段
    と、回収された洗浄液の汚れを除去して洗浄液を再生す
    る再生手段と、再生された洗浄液を貯留する貯留手段
    と、この貯留手段に貯留された洗浄液を前記回収手段に
    還元する還元手段とを設けたことを特徴とする部品等の
    洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記洗浄室内に、前記洗浄手段から噴射
    された洗浄液を回収し貯留するタンク手段と、このタン
    ク手段から前記洗浄手段に洗浄液を供給する洗浄ポンプ
    と、前記洗浄の開始に際し前記貯留手段から前記タンク
    手段に洗浄液を供給する供給手段と、前記洗浄の終了に
    際し前記タンク手段内の洗浄液を前記回収手段に排出す
    る排出手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の
    部品等の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記貯留手段から直接前記洗浄手段に洗
    浄液を供給する洗浄ポンプを設けたことを特徴とする請
    求項1記載の部品等の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記部品等が、前記洗浄室内に設置され
    た回転自在な容器内に収容されていることを特徴とする
    請求項1,2または3記載の部品等の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄終了後の前記部品等に送気を行い前
    記部品等を乾燥させる送気手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1,2,3,または4記載の部品等の洗浄装
    置。
JP13223393A 1993-06-02 1993-06-02 部品等の洗浄装置 Withdrawn JPH06340988A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526906A (ja) * 2006-02-14 2009-07-23 ワサビ (ホールディングス) プロプライエタリー リミテッド パーツウォッシャー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526906A (ja) * 2006-02-14 2009-07-23 ワサビ (ホールディングス) プロプライエタリー リミテッド パーツウォッシャー

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