JPH06153653A - 作業機の回収容器満杯検出装置 - Google Patents

作業機の回収容器満杯検出装置

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Publication number
JPH06153653A
JPH06153653A JP4334985A JP33498592A JPH06153653A JP H06153653 A JPH06153653 A JP H06153653A JP 4334985 A JP4334985 A JP 4334985A JP 33498592 A JP33498592 A JP 33498592A JP H06153653 A JPH06153653 A JP H06153653A
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JP
Japan
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work
container
full
alarm
state
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Application number
JP4334985A
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English (en)
Inventor
Hironobu Kato
弘宣 加藤
Naoki Kinoshita
直樹 木下
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器が被収容物で満杯になったとき警報を発
する手段に、必要時以外はインタロックをかける。 【構成】 容器に取付けられた光センサ17の出力信号
は満杯検出部20に入力され、満杯検出部20は、前記
信号のレベルから容器の満杯を検出する。満杯検出信号
はランプ付勢部21、ブザー駆動部22、ブザーオン時
間設定部25に供給される。警報可否判断部23はPT
Oスイッチ24の状態から作業機による作業中を検出
し、その検出信号をランプ付勢部21、ブザー駆動部2
2、ブザーオン時間設定部25に供給する。ランプ付勢
部21とブザー駆動部22とは、前記作業中検出信号が
供給された場合のみ前記満杯信号に応答してランプ27
およびブザー26を付勢する。ブザー26はブザーオン
時間経過後に停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業機の回収容器満杯
検出装置に関し、特に、被収容物を所定の回収容器に収
容するための動作中以外は、この容器内が満杯であると
いう検出信号をうけても警報動作を行わないようにでき
る作業機の回収容器満杯検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】芝や雑草など(以下、芝草という)を刈
取るための刈取り機は、その下面に刈取り用のカッタブ
レードを有していて、刈取られた芝草は、前記カッタブ
レードの回転による空気の流れによってダクト状のシュ
ータ内を移送され、集草容器(以下、グラスバッグとい
う)に収容される。前記刈取り機にあっては、グラスバ
ッグもしくはその近傍に設けられたセンサによってグラ
スバッグが満杯になったことを検知し、警報装置で作業
者に知らせるようにしている。
【0003】本出願人は、先に、芝草の乾湿の程度や芝
草の丈あるいは作業条件等による影響を受けにくいグラ
スバッグ満杯検出装置として、シュータの排出口付近を
通過する芝草の通過状態とか量とかを光センサの透過光
の遮光状態として検出するシステムを提案している(特
願平3−271896号、特願平4−253523
号)。
【0004】上記のシステムは次のように構成されてい
る。図3は芝刈り機のグラスバッグ部分の要部断面図で
あり、図4は図3の部分断面側面図である。
【0005】図3,図4において、図示しない芝刈り機
の後部に設けられる支持ステー9によって枠28が片持
ち支持されている。グラスバッグ11は第1グラスバッ
グ11aと図示しない第2グラスバッグとからなる。こ
のグラスバッグ11は、その上縁部11cが前記枠28
に引掛けられた状態で支持されている。枠28は車体後
方側が開放されていて、車体後方すなわち矢印29の方
向からグラスバッグ11を出し入れできる。
【0006】前記枠28には、シュータ13の上部筒体
14を矢印30方向に回動自在に支持するための枠板3
1が固定されている。シュータ13の上部筒体14は、
枠板31によって回動自在に支持されているので、メン
テナンス時に、該上部筒体14と連結される中間筒体
(図示せず)との連結や分離が容易にできる。上部筒体
14は、シュータ13内を通って送り込まれた芝草がグ
ラスバッグ11になるべく均等に蓄積されるように、そ
の排出口のグラスバッグ前方側および下方側に向いた部
分が適当な角度で切り欠かれた形状に形成されている。
【0007】シュータ13の上部筒体14およびグラス
バッグ11を覆うための蓋体12は、前記支持ステー9
に固定されたブラケット32と、蓋体12にボルト・ナ
ットなど適当な締結手段によって固定された部材33と
を貫通する支軸34によって矢印35の方向に開閉自在
に支持される。
【0008】蓋体12が閉じられた状態すなわち図示の
状態では、前記支軸34と反対側すなわち車体後方寄り
底部に取付けられた補強用アングル部材36が、グラス
バッグ11の上縁部11cを上から押さえた状態にな
る。さらに、蓋体12には、グラスバッグ11の移動を
規制するために、上縁部11cを車体後方側で受止める
ためのストッパ面37が形成されている。
【0009】蓋体12には、芝草の蓄積量を検出するた
めの一対の光センサ17a,17bを、その光軸17c
を合わせて取付けるためのセンサ取付部材38が取付け
られる。この光センサ取付部材38の両端には光センサ
を構成する一対の発光部17aと受光部17bとがそれ
ぞれ取付けられる。発光部17aとしては、例えば発光
ダイオード、受光部17bとしてはフォトダイオードを
含むフォトICが使用される。
【0010】該発光部17aおよび受光部17bは、互
いに対向させた状態でセンサ取付部材38へ取り付ける
ことにより、光軸17cが一致するように位置決め固定
される。発光部17aおよび受光部17cの光軸17c
は互いにずれることのないようにその相対位置をしっか
りと固定する必要があり、センサ取付部材38はそのた
めの十分な機械的強度を有し、さらには樹脂等で形成し
て軽量化が図られている蓋体12に取り付けるのである
から、ある程度の軽量化も考慮されることが望ましい。
そのために、センサ取付部材38としては断面がU字形
状に補強した薄鋼板が使用され、これを前記上部筒体1
4の排出口近傍を覆うU字形状となるように成形したも
のが使用されている。
【0011】センサ取付部材38は、蓋体12に対して
2つの取付手段で固定される。その1つは、蓋体12の
車体前方側に一端がねじ止めされ、他端が光センサ取付
部材38に溶接された取付板39であり、他の1つは前
記補強用アングル部材36に一端がねじ止めされ、他端
がセンサ取付部材38に金具45で回動自在に取付けら
れた線状の緩衝部材すなわちスプリングアーム40であ
る。取付板39は、剛性が大きいもので、センサ取付部
材38は主にこの取付板39によって所定位置すなわち
上部筒体14の排出口付近に支持される。スプリングア
ーム40は、ばね性を有するもので、センサ取付部材3
8を補助的に支持する。
【0012】前記発光部17aおよび受光部17bから
それぞれ引出されているケーブル41,42は1本に束
ねられる。束ねられたケーブル43はブッシュ44を通
って蓋体12の外側に引出され、図示しない制御装置に
接続される。前記ブッシュ44は、蓋体12の、なるべ
く前記支軸34寄りに位置決めするのが望ましい。そう
することによって、支軸34を中心として蓋体12が開
閉された場合に、ケーブル43に無理な引張り力が作用
することを回避できるのでケーブル43の処理が容易と
なり、該ケーブル43を長くしてあらかじめ弛ませてお
くなどの必要がなくなる。
【0013】蓋体12の内側には全体にわたって、内側
面に直接芝草等が貼り付いて掃除しにくくなるのを防止
するための金網46が設けられる。この金網46の一端
は蓋体12の天井部にピン47で固定され、他端は前記
線状の取付部材40と共に、補強用アングル部材36に
固定される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記の装置には次のよ
うな問題点があった。前記発光部17aと受光部17b
との光軸17cは、上述のように、蓋体12が閉じられ
ている状態では上部筒体14で遮られることがないよう
に位置決めされている。ところが、芝捨て時の蓋体12
の開き具合によっては、前記上部筒体14の先端部によ
って前記光軸17cが遮られることがある。また、メン
テナンスにおいて前記発光部17aや受光部17bの汚
れを拭おうとしたとき等にも前記光軸17cが遮られる
ことがある。
【0015】そうすると、前記発光部17aや受光部1
7bつまり光センサに接続されている検出装置では、遮
光によってグラスバッグ11が満杯であると検出し、ブ
ザーやランプ等による誤った警報動作を行うようにな
る。このように警報の必要がない場合に誤警報動作が行
われると、作業者に不快感を与えることになるという問
題点がある。
【0016】このような問題点に対しては、警報を停止
させるための操作スイッチを設けてもよいが、このスイ
ッチの操作が煩わしくなったり、操作を忘れると警報す
べきときに警報が行なわれなくなるという新たな問題点
が生じる。
【0017】なお、芝刈り機のグラスバッグ満杯検出装
置に限らず、シュータを介して空気流とともに被収容物
体を所定の容器に収容し、その容器の満杯状態を光セン
サの遮光状態で判断するシステムにおいても同様の問題
点は起こることがある。
【0018】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
光センサおよびその周辺のメンテナンス作業をしている
状態では、該光センサが遮光状態を検出したとしても満
杯を知らせる警報を発することがないように配慮した作
業機の回収容器満杯検出装置を提供することを目的とす
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決し、
目的を達成するために、本発明は、被収容物を、この被
収容物と共にシュータ内に送給される空気流によってシ
ュータ内を移送させて所定の容器に収容するように構成
され、前記容器の上方に排出口が位置するように取付け
られたシュータと、前記シュータおよび前記容器を覆
い、開閉自在に設けられた蓋体と、前記蓋体を閉じた状
態では前記シュータ排出口近傍をその光軸が横断するよ
うに該蓋体に配設された光センサと、前記被収容物の収
容作業を実施中か否かを検出する作業状態検出手段と、
前記光センサの遮光状態に基づいて前記容器が被収容物
で満杯であることを検出したときに警報を発するように
構成され、かつ前記作業検出手段から作業停止信号が供
給されたときには警報の作動を抑止するように構成され
た制御手段とを具備した点に特徴がある。
【0020】
【作用】上記の特徴を有する本発明では、シュータの排
出口近傍に設けられた光センサは、シュータから容器内
に放出された被収容物の蓄積量を直接検出するだけでは
なく、シュ−タの出口近傍を通過する被収容物の蓄積の
過渡状態に応じて遮光される。この遮光状態があらかじ
め設定されたしきい値を越える状態であるか否かによっ
て、容器が被収容物で満杯になったか否かを判断し、満
杯状態であることを検出したときには警報を発すること
ができる。
【0021】この警報を発する手段は、被収容物の収容
を目的とする作業中以外は作業停止信号によってインタ
ロックされ、作業中にのみ動作する。
【0022】すなわち、容器の取付け取外し時やシュー
タのメンテナンス時等に、光センサの光軸を誤って遮断
することがあっても警報動作は自動的に抑止される。
【0023】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。本実施例では、刈取り機のグラスバッグ満杯
検出装置を例にして説明する。図2は乗用芝刈り機の側
面図であり、図3,4と同符号は同一または同等部分を
示す。同図において、乗用芝刈り機(以下、単に芝刈り
機という)1は車体2の前部に設けられていて操向輪と
なる前輪3と、車体2の後部にあって駆動輪となる後輪
4とを備えている。前輪3は車体2の前部に設けられた
ハンドル5によって操向される。車体2の中央部には座
席6が備えられ、その下方にはカバー7で覆われたエン
ジン(図示しない)が搭載されている。
【0024】車体2の下方にはカッタブレード8aを収
容したカッタハウジング8が配設されている。該カッタ
ブレード8aには前記エンジンの出力軸から駆動力が伝
達される。車体2の後部には支持ステー9が設けられ、
このステー9に対して水平に取付けられた支持枠(図示
せず)にグラスバッグ11が着脱自在に装着されてい
る。グラスバッグ11は図3,4に示したものと同様に
構成されていて、上部には開閉自在な蓋体12が設けら
れている。
【0025】前記カッタハウジング8とバッグ11との
間にはダクト状のシュータ13が設けられ、カッタブレ
ード8aで刈取られた芝草はこのシュータ13内を移送
されてグラスバッグ11に収容される。シュータ13
は、整備や清掃のための組立・分解が容易なように、そ
れぞれ互いに着脱自在な上部筒体14,中間筒体15お
よび下部筒体16で構成されている。
【0026】座席6の前方ハンドル5の下方に設けられ
ているコントロールパネル10には、後述するPTOス
イッチ、グラスバッグ11の満杯を報知する警報ランプ
もしくはブザー、ならびに各種表示ランプなどが配設さ
れる。
【0027】さらに、前記蓋体12の内側には、グラス
バッグ1の満杯を検知するため、図3,4に示したのと
同様に光センサが設けられている。以下、光センサの発
光部17aおよび受光部17bを合わせて光センサ17
と呼ぶ。
【0028】次に、上記刈取り機のグラスバッグ満杯検
出装置の制御装置について要部構成を示す図1の機能ブ
ロック図を参照して説明する。同図において、光センサ
17は、受光信号を予定のしきい値に従ってパルス整形
した信号を出力する。すなわち前記光センサ17の受光
レベルが前記しきい値より低い場合は、光センサ17が
遮光状態であることを示すハイ(H)信号を出力し、受
光レベルが前記しきい値より高い場合は光センサ17が
受光状態であることを示すロー(L)信号を出力する。
【0029】光センサ17の出力信号は満杯検出部20
に入力される。満杯検出部20では、前記光センサ17
の出力信号のハイ(H)が予定の時間継続したか否かが
検出される。信号のハイ(H)の状態が予定時間継続す
ると、満杯検出部20からランプ付勢部21およびブザ
ー駆動部22、ならびにブザーオン時間設定部25に満
杯検出信号s1が出力される。
【0030】なお、前記出力信号の(H)が予定時間継
続したか否かは、例えばカウンタによるクロック信号の
計数値によって判断でき、このカウンタは、前記出力信
号の(H)が予定時間継続せずに(L)に復帰したとき
には直ちに初期値にリセットされるように構成する。
【0031】また、警報可否判断部23では、エンジン
の出力軸とカッタブレードの駆動軸との接続を操作する
クラッチの接、断状態を検出するPTOスイッチ24の
状態に基づいて作業中であるか否かを検出し、この検出
結果によって警報を抑止すべきときかどうかという警報
可否を判断する。すなわちカッタブレードにエンジンの
出力軸が接続されているかどうかによって警報を抑止す
べきか否かを判断し、その結果を出力する。警報可能を
示す信号s2も、前記満杯検出信号と同様、ランプ付勢
部21およびブザー駆動部22、ならびにブザーオン時
間設定部25に供給される。
【0032】ブザーオン時間設定部25は、前記満杯検
出信号s1および警報可能信号s2の双方が供給される
と、タイミングクロックCKの計数を開始し、カウント
値の初期値に対応する数のクロックCKを計数したとき
に、ブザーオン継続時間が終了したことを示すカウント
終了信号s3を出力する。
【0033】ランプ付勢部21およびブザー駆動部22
は、前記信号s1,s2を供給されると、それぞれブザ
ー26,ランプ27を駆動もしくは付勢する指令を出力
する。ランプ27は、前記信号s1およびs2のいずれ
かが供給されなくなるまで継続して付勢されるが、ブザ
ー26は、前記カウント終了信号s3がブザー駆動部2
2に入力されると、その時点で駆動が停止される。
【0034】なお、前記満杯検出部20に入力される光
センサ17の出力信号は、次のような処理を経た後の信
号としてもよい。つまり前記光センサの出力レベルがハ
イ(H)の状態となっている時間が予定の計算周期内で
どれだけの比率を占めているかを計算する。そしてこの
比率つまり遮光比が予定値以上の場合に満杯検出部20
にハイ(H)信号を供給するようにする。この遮光比の
算出や、遮光比としきい値との比較計算はマイクロコン
ピュータによって行うことができる。
【0035】このように、本実施例の装置では、光セン
サ17の出力信号に基づいてグラスバッグ11の満杯が
検出された場合でも、PTOスイッチ24の状態によっ
て、警報を行うのに適当でないタイミングであると判断
された場合には、警報可能を示す信号s2が出力されず
警報動作が抑止される(インタロックが作用する)よう
にした。
【0036】ところで、前記警報可否判断部23では、
前記PTOスイッチ24の状態に基づいて警報可否を判
断するのに限定されず、作業が中断されているか否かの
作業状態検出手段、例えばオペレータが座席6に着席し
ているか否かを検知するセンサまたはスイッチ(シート
スイッチ)や、刈取り機が実際に走行しているか否か
を、エンジンのシフトレバーが中立か否かで検知するセ
ンサ等の検出信号で判断するようにしてもよい。
【0037】次に、図5,図6のフローチャートを参照
して本実施例の動作を説明する。まず、図5において、
ステップS1では、各種タイマ、カウンタの設定、メモ
リのクリア等、マイコン処理に必要なイニシャル処理を
行う。
【0038】ステップS2では、エンジンの出力軸とカ
ッタブレードの駆動軸とが接続されているか否かを判断
するため、PTOスイッチの状態に対応するPTOスイ
ッチフラグを判別する。このPTOスイッチフラグは、
PTOスイッチがオンのときすなわちカッタブレードが
エンジン出力軸とつながっていると判断された場合は
「0」に、PTOスイッチがオフのときすなわちカッタ
ブレードがエンジン出力軸とつながっていないと判断さ
れた場合は「1」に設定されている。
【0039】PTOスイッチフラグが「1」の場合は、
ステップS3に進み、警報可能フラグを「0」にセット
する。一方、PTOスイッチフラグが「0」の場合は、
ステップS4に進んで警報可能フラグに「1」をセット
する。
【0040】ステップS5では、満杯センサフラグを判
別する。満杯センサフラグは、光センサ17の出力信号
に応答し、光センサ17があらかじめ設定しておいた遮
光状態判断のためのしきい値よりも光を検出していない
ときすなわち遮光状態のときには「1」に設定され、光
を検出しているときすなわち遮光状態でないときには
「0」に設定される。
【0041】満杯センサフラグが「1」のときはステッ
プS7に進み、満杯オンカウンタが「0」か否かを判断
する。この満杯オンカウンタは、光センサ17の誤検知
を防止するためのもので、この満杯オンカウンタのカウ
ント初期値からカウント終了されるまで光センサ17の
遮光状態が継続されていたときのみ、グラスバッグ11
が満杯と判断する。この満杯オンカウンタは、別のタイ
マ割込によって40msecに1回ずつデクリメントさ
れ、1.9secでカウント終了する。
【0042】前記満杯オンカウンタがカウントを終了
し、ステップS7の判断が肯定となれば、ステップS8
に進んで満杯フラグに「1」を設定する。満杯フラグを
「1」に設定した後は、ステップS9に進んで満杯オフ
カウンタに初期値を設定する。
【0043】なお、満杯オンカウンタがカウントを終了
するまでのカウント中は、ステップS8がスキップされ
る。
【0044】ステップS5において、満杯センサフラグ
が「0」と判断された場合は、ステップS10に進み、
満杯オフカウンタが「0」になったか否かを判断する。
前記満杯オフカウンタが「0」になったならばステップ
S11に進み、満杯フラグに「0」を設定する。ステッ
プS12では、満杯オンカウンタに初期値(=1.9s
ec)を設定する。
【0045】なおこの満杯オフカウンタは、グラスバッ
グ11の満杯が検出されなくなった場合、すなわち光セ
ンサ17で光が検出されなかった遮光状態から、検出し
ている状態に復帰した後も、直ちに警報を停止させるの
ではなく、停止させるタイミングを必要に応じて任意に
設定できるようにするためのものであり、直ちに警報を
停止させる場合には満杯オフカウンタの初期値を「0」
に設定する。
【0046】次に、図6のフローチャートを参照して警
報駆動処理について説明する。この警報駆動処理は40
msecごとのタイマ割込によって行われる。
【0047】ステップS100では、前記満杯フラグを
判別し、該満杯フラグが「1」の場合はステップS11
0に進んで前記警報可能フラグを判別する。通常、運転
開始時点の初期状態では少なくとも満杯フラグは「0」
(=満杯でない)であるか、警報可能フラグが「0」
(=カッタブレードが運転状態でない)であるため、ス
テップS100もしくはステップS110からステップ
S200に進む。ステップS200では、満杯を知らせ
る満杯ランプを消灯させる指令を出力させる。
【0048】ステップS210では、満杯を知らせる満
杯ブザーの動作継続時間を決定する満杯ブザーオンカウ
ンタに初期値=3.5secを設定する。ステップS1
60では、満杯ブザーを付勢するか否かを決定するため
のブザーオンフラグに「0」を設定する。
【0049】ブザーオンフラグに「0」を設定した後
は、ステップS170に進み、ブザーオンフラグを判別
する。ブザーオンフラグはステップS160で「0」に
設定されたので、ステップS170からステップS19
0に進み、ブザーの付勢を停止させる指令を出力する。
【0050】一方、満杯フラグおよび警報可能ラグが共
に「1」の場合は、ステップS110からステップS1
20に進み、満杯を知らせる満杯ランプを点灯させる指
令を出力する。すなわち、グラスバッグ11の満杯が検
出され、かつ警報可能(=カッタブレードが運転状態で
ある)な場合に、満杯ランプが点灯される。
【0051】ステップS130では、満杯ブザーオンカ
ウンタがあらかじめ設定した値(=3.5sec)カウ
ントを終了したか否かを判断し、カウントが終了される
まではステップS140に進み、ブザーオンカウンタを
デクリメント(−1)する。
【0052】ステップS150では、ブザーオンフラグ
に「1」を設定する。その結果、これに続くステップS
170では、ブザーオンフラグの「1」が識別され、ス
テップS180に進み、満杯ブサーを付勢させるための
指令を出力する。
【0053】ステップS130でカウント終了が確認さ
れたときにはステップS160へ進み、前述のようにブ
ザーオンフラグに「0」をセットすることによりブザー
の付勢を停止させる。
【0054】一方、ステップS130でカウント終了が
確認される前(=ブザーが作動中)であっても、ステッ
プS2でPTOスイッチフラグが「1」になると、すな
わち作業が中止されたことが検出されると、ステップS
110で満杯可能フラグが「0」となって満杯ランプの
表示をオフし、かつブザーの作動を停止させる。
【0055】なお、このように強制的にブザー等の警報
の作動を抑止(停止)させたのにも拘らず、満杯状態が
解消されないまま作業が再開された場合には警報作動も
直ちに再開させるように構成することが好ましい。
【0056】以上のように、本実施例では、光センサ1
7の出力信号に基づいてグラスバッグ11の満杯を検出
するように構成したシステムにおいて、満杯を知らせる
警報を行うタイミングを、実際に芝の刈取り等の作業を
行っているときのみに制限できるようにした。
【0057】なお、本実施例では、センサ取付部材38
の両端に配置した発光部17aと受光部17bとで光セ
ンサ17を構成した満杯検出装置の例を示したが、本発
明はこれに限定されない。センサ取付部材38の一端
に、発光部および受光部を共に具備した光センサを配設
し、センサ取付部材38の他端には発光部から放出され
た光ビームをその入射方向に反射する反射物体すなわち
回帰反射板を取付けるようにした満杯検出装置でも上述
の実施例と同様の効果が得られる。
【0058】また、本実施例は、乗用型芝刈り機に本発
明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、例
えば、手押し式の芝刈機や無人で走行する刈取り機にも
同様に実施できる。
【0059】さらに、芝刈り機に限らず、シュータを介
して所定の容器に物体を収容するように構成した自走式
作業機、例えば農業機械や道路清掃機等にも同様に適用
できる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果が得られる。
【0061】作業機が、例えば芝刈り作業等所定の作業
を行っていないときには、満杯状態が検知されたとして
も満杯を知らせる警報手段の作動を自動的に抑止するこ
とができる。したがって、例えば刈取り作業中に作業を
一時中断して芝捨て作業を行う場合等のときに満杯検出
のための光センサが満杯を誤検知しても、警報手段は作
動しない。その結果、余計な警報によって作業者が煩わ
されたり、この警報を中止させたり復帰させたりするた
めの操作をする必要がなくなる。
【0062】また、芝捨作業時等に光センサの光軸をさ
えぎることがあっても誤警報することがなくなるため、
グラスバッグ等の収容容器とそこに被収容物を移送させ
る手段、ならびに満杯検出センサのレイアウトの自由度
が増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一置実施例を示す要部機能ブロック
図である。
【図2】 乗用型芝刈り機の側面図である。
【図3】 乗用型芝刈り機のグラスバッグ部分の断面図
である。
【図4】 図3の部分断面側面図である。
【図5】 実施例の動作を示すフローチヤートである。
【図6】 警報駆動処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…乗用型芝刈り機、 2…車体、 8…カッタハウジ
ング、 9…支持ステー、11…グラスバッグ、 12
…蓋体、 13…シュータ、 17…光センサ、20…
満杯検出部、 21…ランプ付勢部、 22…ブザー駆
動部、 23…警報可否判断部、 24…PTOスイッ
チ、 25…ブザーオン時間設定部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被収容物を、この被収容物と共にシュー
    タ内に送給される空気流によってシュータ内を移送させ
    て所定の容器に収容するように構成された作業機の回収
    容器満杯検出装置において、 前記容器の上方に排出口が位置するように該容器の保持
    部材に取付けられたシュータと、 前記シュータおよび前記容器を覆い、開閉自在に設けら
    れた蓋体と、 前記蓋体を閉じた状態では前記シュータ排出口近傍をそ
    の光軸が横断するように該蓋体に配設された光センサ
    と、 前記被収容物の収容作業を実施中か否かを検出する作業
    状態検出手段と、 前記光センサの遮光状態に基づいて前記容器に収容され
    た被収容物の量を判断すると共に、この判断により前記
    容器が満杯であることを検出したときに警報を発するよ
    うに構成された制御手段とを具備し、 前記制御手段は、前記作業状態検出手段から作業停止検
    出信号が供給されているときには、前記警報の作動を抑
    止するように構成されたことを特徴とする作業機の回収
    容器満杯検出装置。
  2. 【請求項2】 前記作業状態検出手段が、前記被収容物
    を移送させる空気流の動力源のオン・オフ制御信号に基
    づいて作業を実施中か否かを検出する手段であることを
    特徴とする請求項1記載の作業機の回収容器満杯検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記作業状態検出手段が、当該作業機の
    走行・停止検出信号に基づいて作業を実施中か否かを検
    出する手段であることを特徴とする請求項1記載の作業
    機の回収容器満杯検出装置。
  4. 【請求項4】 前記作業状態検出手段が、当該作業機の
    座席に作業者が着座しているか否かを示す検出信号に基
    づいて作業を実施中か否かを検出する手段であることを
    特徴とする請求項1記載の作業機の回収容器満杯検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段が、 前記遮光状態が予定時間以上継続したことを検出して出
    力を生じる信号継続検出手段と、 前記信号継続検出手段による検出信号に応答して前記容
    器の満杯を報知する警報手段と、 前記遮光状態が前記予定時間以内に解除された場合に
    は、前記信号継続検出手段を直ちに初期状態に復帰させ
    る手段とを具備したことを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載の作業機の回収容器満杯検出装置。
  6. 【請求項6】 前記作業状態検出手段から供給される作
    業停止検出信号によって警報の作動が抑止されている状
    態でこの作業停止検出信号が解消された場合には、直ち
    に警報の作動を再開するように構成したことを特徴とす
    る請求項5記載の作業機の回収容器満杯検出装置。
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