JP2681860B2 - 作業機 - Google Patents
作業機Info
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- JP2681860B2 JP2681860B2 JP4306212A JP30621292A JP2681860B2 JP 2681860 B2 JP2681860 B2 JP 2681860B2 JP 4306212 A JP4306212 A JP 4306212A JP 30621292 A JP30621292 A JP 30621292A JP 2681860 B2 JP2681860 B2 JP 2681860B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刈取られた芝、雑草、
穀草、もしくは清掃作業によって集められた屑等を、流
体と共にグラスバッグ等所定の容器まで移送するための
シュータを有する作業機であって、特に、移送される物
が前記シュータ内に詰まらないように監視する手段を有
する作業機に関する。
穀草、もしくは清掃作業によって集められた屑等を、流
体と共にグラスバッグ等所定の容器まで移送するための
シュータを有する作業機であって、特に、移送される物
が前記シュータ内に詰まらないように監視する手段を有
する作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】芝や雑草などを刈取るための刈取り機に
おいて、その下面に刈取り用のカッタブレードを有して
いるものがある。この刈取り機では、刈取られた刈草
は、前記カッタブレードの回転による空気の流れによっ
てダクト状のシュータ内を移送され、グラスバッグに収
容される。この種の装置の一例としては、特開平3−5
8243号公報に記載されたものがある。
おいて、その下面に刈取り用のカッタブレードを有して
いるものがある。この刈取り機では、刈取られた刈草
は、前記カッタブレードの回転による空気の流れによっ
てダクト状のシュータ内を移送され、グラスバッグに収
容される。この種の装置の一例としては、特開平3−5
8243号公報に記載されたものがある。
【0003】ところで、上記の刈取り機においては、刈
草がシュータ内を流れる空気によって移送されるので、
移送量が多くなると、移送能力が低下して刈草がシュー
タ内に詰まってしまうという問題がある。
草がシュータ内を流れる空気によって移送されるので、
移送量が多くなると、移送能力が低下して刈草がシュー
タ内に詰まってしまうという問題がある。
【0004】この詰まり現象が一旦発生すると、シュー
タを取り外し、詰まった刈草をきれいに除去し、掃除し
たうえで、再びシュータを取り付けるという作業が必要
になる。この刈草の除去および清掃作業がたいへん厄介
で、かつ汚れる作業となるため、作業者には嫌われるう
え、作業能率を大幅に低下させることにもなる。
タを取り外し、詰まった刈草をきれいに除去し、掃除し
たうえで、再びシュータを取り付けるという作業が必要
になる。この刈草の除去および清掃作業がたいへん厄介
で、かつ汚れる作業となるため、作業者には嫌われるう
え、作業能率を大幅に低下させることにもなる。
【0005】また、刈草がシュータ内に詰まるという問
題は、単に刈取り量が多い場合に発生するとは限らな
い。例えば、芝草が濡れていて、刈草がシュータの内面
に付着しやすい状態であったり、空気の乱れによって刈
草がシュータ内で団子状にまとまって移送されたりする
ことが詰まりの原因であることが多い。そして、一旦、
わずかな詰まりが発生してシュータ内の空気の流れが阻
害されると、たちまち作業を不能にさせるような大きな
詰まりにまで至るのである。
題は、単に刈取り量が多い場合に発生するとは限らな
い。例えば、芝草が濡れていて、刈草がシュータの内面
に付着しやすい状態であったり、空気の乱れによって刈
草がシュータ内で団子状にまとまって移送されたりする
ことが詰まりの原因であることが多い。そして、一旦、
わずかな詰まりが発生してシュータ内の空気の流れが阻
害されると、たちまち作業を不能にさせるような大きな
詰まりにまで至るのである。
【0006】本発明者等は、長年の研究による試験結果
から、シュータ内の刈草の詰まりは、単に刈取り量の多
さに起因するものではなく、むしろシュータ内で刈草が
詰まり始めたときのように、シュータ内での刈草の通過
量が一時的にしろ極端に多くなり、それに伴ってシュー
タ内を流れる空気量(風量)が減少することに起因する
ものであることを発見した。
から、シュータ内の刈草の詰まりは、単に刈取り量の多
さに起因するものではなく、むしろシュータ内で刈草が
詰まり始めたときのように、シュータ内での刈草の通過
量が一時的にしろ極端に多くなり、それに伴ってシュー
タ内を流れる空気量(風量)が減少することに起因する
ものであることを発見した。
【0007】つまり、シュータ内を通過する刈草の単位
時間あたりの通過量または通過密度を適正値以下に保つ
ことにより、刈草の移送量に対する最適な風量を保持し
続けることが慣用であるという結論に達した。
時間あたりの通過量または通過密度を適正値以下に保つ
ことにより、刈草の移送量に対する最適な風量を保持し
続けることが慣用であるという結論に達した。
【0008】この結論に基づき、本発明者等は、シュー
タ内を通過する刈草の密度から移送状態を判断すること
ができる制御装置を提案した(特願平3−311332
号)。
タ内を通過する刈草の密度から移送状態を判断すること
ができる制御装置を提案した(特願平3−311332
号)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
制御装置では、解決すべき次のような課題があった。上
記の制御装置では、予定のサンプリング期間毎に、刈屑
の通過密度を検出し、この密度が、詰まり防止のための
判断の基準となるしきい値を超過したか否かで詰まり防
止措置をとるようにしている。
制御装置では、解決すべき次のような課題があった。上
記の制御装置では、予定のサンプリング期間毎に、刈屑
の通過密度を検出し、この密度が、詰まり防止のための
判断の基準となるしきい値を超過したか否かで詰まり防
止措置をとるようにしている。
【0010】ところで、前記サンプリング期間が短い
と、各サンプリング期間毎での検出値にばらつきが認め
られ、詰まり予知の信頼性が低いという問題点が生じ
る。
と、各サンプリング期間毎での検出値にばらつきが認め
られ、詰まり予知の信頼性が低いという問題点が生じ
る。
【0011】一方、サンプリング期間を長くとると、各
サンプリグ期間終了毎に前記通過密度をしきい値と比較
して詰まり予知をしている関係から、データのばらつき
は抑制できるものの、その反面、判断の遅れによって詰
まり防止措置が遅れ気味になるという問題点があった。
サンプリグ期間終了毎に前記通過密度をしきい値と比較
して詰まり予知をしている関係から、データのばらつき
は抑制できるものの、その反面、判断の遅れによって詰
まり防止措置が遅れ気味になるという問題点があった。
【0012】本発明の目的は、上記のような事情に鑑み
てなされたものであり、判断周期を長くすることなく、
実質的にサンプリング期間を長くして、詰まりが発生し
そうになったことを早く確実に検出し、その結果によっ
てシュータ内での刈草等の被移送物の詰まりを未然に防
止するための警報を発することができる作業機を提供す
ることにある。
てなされたものであり、判断周期を長くすることなく、
実質的にサンプリング期間を長くして、詰まりが発生し
そうになったことを早く確実に検出し、その結果によっ
てシュータ内での刈草等の被移送物の詰まりを未然に防
止するための警報を発することができる作業機を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決し、
目的を達成するために、本発明は、シュータ内部を通過
する被移送物の移送状態(密度)を検出するため、前記
シュータを横断する光軸を有する光センサを設け、前記
光センサの、予定時間毎の遮光の有無に対応するパルス
列信号に基づいて前記移送状態を検出すると共に、サン
プリング期間毎に、前記パルス列信号から得られる遮光
時間の和に基づいて遮光比率を検出し、この遮光比率が
しきい値よりも大きいと判断されたときに、前記シュー
タ内の詰まり警報信号を出力するように構成した点に第
1の特徴がある。
目的を達成するために、本発明は、シュータ内部を通過
する被移送物の移送状態(密度)を検出するため、前記
シュータを横断する光軸を有する光センサを設け、前記
光センサの、予定時間毎の遮光の有無に対応するパルス
列信号に基づいて前記移送状態を検出すると共に、サン
プリング期間毎に、前記パルス列信号から得られる遮光
時間の和に基づいて遮光比率を検出し、この遮光比率が
しきい値よりも大きいと判断されたときに、前記シュー
タ内の詰まり警報信号を出力するように構成した点に第
1の特徴がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決し、
目的を達成するために、本発明は、シュータ内部を通過
する被移送物の移送状態(通過密度)を検出するため、
前記シュータを横断する光軸を有する光センサを設け、
前記光センサの、予定時間毎の遮光の有無に対応するパ
ルス列信号に基づいて遮光比率を検出し、詰まり予知の
ために完全遮光に至る前の状態を想定して設定したしき
い値よりも前記遮光比率が大きいときに、前記シュータ
内の詰まり警報信号を出力するように構成した点に第1
の特徴がある。
目的を達成するために、本発明は、シュータ内部を通過
する被移送物の移送状態(通過密度)を検出するため、
前記シュータを横断する光軸を有する光センサを設け、
前記光センサの、予定時間毎の遮光の有無に対応するパ
ルス列信号に基づいて遮光比率を検出し、詰まり予知の
ために完全遮光に至る前の状態を想定して設定したしき
い値よりも前記遮光比率が大きいときに、前記シュータ
内の詰まり警報信号を出力するように構成した点に第1
の特徴がある。
【0015】
【作用】上記の特徴を有する本発明では、シュータ内に
おける刈草等の被移送物の移送状態検出値を予定長さの
サンプリング期間毎に検出でき、これを、詰まりが発生
しそうな刈草の移送状態を示すしきい値と比較して、詰
まりが発生する以前に警報を発することができる。
おける刈草等の被移送物の移送状態検出値を予定長さの
サンプリング期間毎に検出でき、これを、詰まりが発生
しそうな刈草の移送状態を示すしきい値と比較して、詰
まりが発生する以前に警報を発することができる。
【0016】また、連続して検出された刈草等の被移送
物の移送状態検出値の合計値または平均値、すなわち複
数回の検出値の合計値または平均値に基づいて詰まり発
生のおそれの有無が判断される。したがって、サンプリ
ング期間を短くしても、詰まり発生予知のための判断
は、少なくとも2回のサンプリング期間で検出された移
送状態検出値の合計値または平均値によって行われるの
で、データのばらつきは是正される。
物の移送状態検出値の合計値または平均値、すなわち複
数回の検出値の合計値または平均値に基づいて詰まり発
生のおそれの有無が判断される。したがって、サンプリ
ング期間を短くしても、詰まり発生予知のための判断
は、少なくとも2回のサンプリング期間で検出された移
送状態検出値の合計値または平均値によって行われるの
で、データのばらつきは是正される。
【0017】換言すれば、より短い周期で詰まり発生の
おそれの有無を判断することによって、該判断の遅れを
低減でき、かつ、複数回のサンプリング期間における移
送状態検出値つまり通過密度の合計値または平均値を使
用しているので検出データのばらつきに起因する誤判断
の確率を大幅に低下することができる。
おそれの有無を判断することによって、該判断の遅れを
低減でき、かつ、複数回のサンプリング期間における移
送状態検出値つまり通過密度の合計値または平均値を使
用しているので検出データのばらつきに起因する誤判断
の確率を大幅に低下することができる。
【0018】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。本実施例では、刈取り機として乗用芝刈り機
を例にして説明する。図3は乗用芝刈り機の側面図であ
る。同図において、乗用芝刈り機(以下、単に芝刈り機
という)1は車体2の前部に設けられていて操向輪とな
る前輪3と、車体2の後部にあって駆動輪となる後輪4
とを備えている。前輪3は車体2の前部に設けられたハ
ンドル5によって操向される。車体2の中央部には座席
6が備えられ、その下方にはカバー7で覆われたエンジ
ン(図示しない)が搭載されている。
説明する。本実施例では、刈取り機として乗用芝刈り機
を例にして説明する。図3は乗用芝刈り機の側面図であ
る。同図において、乗用芝刈り機(以下、単に芝刈り機
という)1は車体2の前部に設けられていて操向輪とな
る前輪3と、車体2の後部にあって駆動輪となる後輪4
とを備えている。前輪3は車体2の前部に設けられたハ
ンドル5によって操向される。車体2の中央部には座席
6が備えられ、その下方にはカバー7で覆われたエンジ
ン(図示しない)が搭載されている。
【0019】車体2の下方にはカッタブレード8aを収
容したカッタハウジング8が配設されている。該カッタ
ブレード8aには前記エンジンの出力軸から駆動力が伝
達される。車体2の後部には支持ステー9が設けられ、
このステー9に対して水平に取付けられた支持枠(図示
せず)にグラスバッグ11が着脱自在に装着されてい
る。グラスバッグ11の上部は開閉自在な蓋体12で覆
われている。
容したカッタハウジング8が配設されている。該カッタ
ブレード8aには前記エンジンの出力軸から駆動力が伝
達される。車体2の後部には支持ステー9が設けられ、
このステー9に対して水平に取付けられた支持枠(図示
せず)にグラスバッグ11が着脱自在に装着されてい
る。グラスバッグ11の上部は開閉自在な蓋体12で覆
われている。
【0020】前記カッタハウジング8とバッグ11との
間にはダクト状のシュータ13が設けられ、カッタブレ
ード8aで刈取られた芝草はこのシュータ13内を移送
されてグラスバッグ11に収容される。シュータ13
は、整備や清掃のための組立・分解が容易なように、上
部筒体14,中間筒体15および下部筒体16の各構成
要素からなるものである。
間にはダクト状のシュータ13が設けられ、カッタブレ
ード8aで刈取られた芝草はこのシュータ13内を移送
されてグラスバッグ11に収容される。シュータ13
は、整備や清掃のための組立・分解が容易なように、上
部筒体14,中間筒体15および下部筒体16の各構成
要素からなるものである。
【0021】座席6の前方ハンドル5の下方に設けられ
ているコントロールパネル10には、後述するPTOス
イッチ、シュータ詰まり予防基準値を設定するためのし
きい値設定ダイヤル、グラスバッグ11の満杯やシュー
タ詰まりを報知する警報ランプまたはブザー、ならびに
各種表示ランプなどが配設される。
ているコントロールパネル10には、後述するPTOス
イッチ、シュータ詰まり予防基準値を設定するためのし
きい値設定ダイヤル、グラスバッグ11の満杯やシュー
タ詰まりを報知する警報ランプまたはブザー、ならびに
各種表示ランプなどが配設される。
【0022】さらに、シュータ13には該シュータ内の
刈草の移送状態を刈草の密度として検出するための光セ
ンサが設けられる。図4は、前記光センサの配設状態を
示す斜視図である。発光部17aおよび受光部17bが
バンド状の取付具19で互いに連結されて透過型光セン
サ17が構成されている。該透過型光センサ17は、発
光部17aおよび受光部17bの光軸が互いに一致し、
かつシュータ内を貫通するように位置調整されて前記シ
ュータ13の中間筒体15に取付けられている。前記発
光部17aとしては、例えば発光ダイオードが使用で
き、受光部17bとしてはフォトダイオードを含むフォ
トICを使用できる。前記取付具9には電源や信号線を
収容することもできる。
刈草の移送状態を刈草の密度として検出するための光セ
ンサが設けられる。図4は、前記光センサの配設状態を
示す斜視図である。発光部17aおよび受光部17bが
バンド状の取付具19で互いに連結されて透過型光セン
サ17が構成されている。該透過型光センサ17は、発
光部17aおよび受光部17bの光軸が互いに一致し、
かつシュータ内を貫通するように位置調整されて前記シ
ュータ13の中間筒体15に取付けられている。前記発
光部17aとしては、例えば発光ダイオードが使用で
き、受光部17bとしてはフォトダイオードを含むフォ
トICを使用できる。前記取付具9には電源や信号線を
収容することもできる。
【0023】光センサ17は、曲り部分の範囲が広い上
部筒体14や下部筒体16に設けるよりも、直線部分の
広い中間筒体15に設けるのが望ましい。また、発光部
17aおよび受光部17bを結ぶ光軸は、図示のように
水平でなくてもよく、少なくとも鉛直方向から所定角度
ずれていればよい。光軸が鉛直方向に沿っていると、発
光部17aおよび受光部17bのうち下方に位置する側
には、細かい刈草や土埃が付着しやすく汚れの原因とな
ることがあり、また、丈が高かったり水分が多かったり
して重い芝草の場合に、シュータの下側に沿って刈草が
移送される傾向があって検出誤差増大の要因となる。し
たがって、前記光軸を少なくとも鉛直方向から所定角度
ずらして設置することが好ましい。
部筒体14や下部筒体16に設けるよりも、直線部分の
広い中間筒体15に設けるのが望ましい。また、発光部
17aおよび受光部17bを結ぶ光軸は、図示のように
水平でなくてもよく、少なくとも鉛直方向から所定角度
ずれていればよい。光軸が鉛直方向に沿っていると、発
光部17aおよび受光部17bのうち下方に位置する側
には、細かい刈草や土埃が付着しやすく汚れの原因とな
ることがあり、また、丈が高かったり水分が多かったり
して重い芝草の場合に、シュータの下側に沿って刈草が
移送される傾向があって検出誤差増大の要因となる。し
たがって、前記光軸を少なくとも鉛直方向から所定角度
ずらして設置することが好ましい。
【0024】光センサ17の汚れを防止して検出精度を
向上させるためには、発光部17aおよび受光部17b
のうち下方に配置する側はシュータ13の内壁と面一に
し、上方に配置する側はシュータ13の内壁から引っ込
ませて取付けるのが望ましい。さらに、刈草や土埃から
発光部17aおよび受光部17bを保護するためのプロ
テクタをそれぞれの上流に設置するのが望ましい。該プ
ロテクタはシュータ13内の空気の円滑な流れを阻害し
ないような流線形状等にすることはもちろんである。
向上させるためには、発光部17aおよび受光部17b
のうち下方に配置する側はシュータ13の内壁と面一に
し、上方に配置する側はシュータ13の内壁から引っ込
ませて取付けるのが望ましい。さらに、刈草や土埃から
発光部17aおよび受光部17bを保護するためのプロ
テクタをそれぞれの上流に設置するのが望ましい。該プ
ロテクタはシュータ13内の空気の円滑な流れを阻害し
ないような流線形状等にすることはもちろんである。
【0025】次に、本実施例の芝刈り機の制御について
説明する。まず、図2を参照して詰まり防止手法を説明
する。同図において、パルス信号sは光センサ17の出
力信号である。光センサ17は受光レベルが予定値より
低い場合は、出力信号はハイ「H」となり、受光レベル
が予定値より高い場合は出力信号はロー「L」となるよ
うに設定されている。
説明する。まず、図2を参照して詰まり防止手法を説明
する。同図において、パルス信号sは光センサ17の出
力信号である。光センサ17は受光レベルが予定値より
低い場合は、出力信号はハイ「H」となり、受光レベル
が予定値より高い場合は出力信号はロー「L」となるよ
うに設定されている。
【0026】光センサ17の光軸が刈草で遮断された場
合は前記受光部17bは発光部17aから放出された光
を検出できないので、パルス信号sは「H」となり、前
記光が検出された場合は、パルス信号sは「L」とな
る。シュータ13内の刈草の通過量が増大し、刈草の通
過密度が高くなれば、光軸が遮断される時間が長くな
る。すなわち、前記パルス信号sが「H」となっている
時間TA,TB,TCが、予定のサンプリング期間T内
に占める割合(以下、遮光比という)が高くなる。この
遮光比がしきい値を超えたか否かによってシュータ13
内での刈草の詰まりを予知する。そして、遮光比すなわ
ち刈草の通過密度を示すパラメータがしきい値を超えた
場合には、警報を発するようにする。
合は前記受光部17bは発光部17aから放出された光
を検出できないので、パルス信号sは「H」となり、前
記光が検出された場合は、パルス信号sは「L」とな
る。シュータ13内の刈草の通過量が増大し、刈草の通
過密度が高くなれば、光軸が遮断される時間が長くな
る。すなわち、前記パルス信号sが「H」となっている
時間TA,TB,TCが、予定のサンプリング期間T内
に占める割合(以下、遮光比という)が高くなる。この
遮光比がしきい値を超えたか否かによってシュータ13
内での刈草の詰まりを予知する。そして、遮光比すなわ
ち刈草の通過密度を示すパラメータがしきい値を超えた
場合には、警報を発するようにする。
【0027】さらに、本実施例では、1回のサンプリン
グ期間Tの遮光時間の割合つまり遮光比によってシュー
タ13内の刈草の詰まりを予知するのではなく、好まし
くは最新に検出された遮光比を含む連続した適当個数の
遮光比を平均し、その平均値をしきい値と比較してシュ
ータ13の詰まり予知をするようにしている。
グ期間Tの遮光時間の割合つまり遮光比によってシュー
タ13内の刈草の詰まりを予知するのではなく、好まし
くは最新に検出された遮光比を含む連続した適当個数の
遮光比を平均し、その平均値をしきい値と比較してシュ
ータ13の詰まり予知をするようにしている。
【0028】図1のブロック図を参照して本実施例の制
御装置の要部機能を説明する。同図において、レベル検
出部20は、光センサ17(受光部17b)の出力信号
が「H」か「L」かを判定し、該出力信号が「H」のと
きには検出信号を出力する。このレベル検出部20で
は、予定の割込時間毎(本実施例では250μ秒)に検
出動作が行われ、検出信号はHレベルカウンタ21に供
給される。Hレベルカウンタ21は供給された前記検出
信号に応答してそのカウント値をインクリメント(+
1)する。
御装置の要部機能を説明する。同図において、レベル検
出部20は、光センサ17(受光部17b)の出力信号
が「H」か「L」かを判定し、該出力信号が「H」のと
きには検出信号を出力する。このレベル検出部20で
は、予定の割込時間毎(本実施例では250μ秒)に検
出動作が行われ、検出信号はHレベルカウンタ21に供
給される。Hレベルカウンタ21は供給された前記検出
信号に応答してそのカウント値をインクリメント(+
1)する。
【0029】サンプリングカウンタ23はクロックパル
スCKを計数し、予定のカウント値を計数した時点、す
なわちサンプリング期間経過時に検出信号xを出力す
る。前記Hレベルカウンタ21の値は、サンプリングカ
ウンタ23から出力される前記検出信号xに応答して通
過密度判定値算出部22に取込まれる。本実施例では、
該サンプリング期間は400m秒になるようにサンプリ
ングカウンタ23のプリセット値を設定している。
スCKを計数し、予定のカウント値を計数した時点、す
なわちサンプリング期間経過時に検出信号xを出力す
る。前記Hレベルカウンタ21の値は、サンプリングカ
ウンタ23から出力される前記検出信号xに応答して通
過密度判定値算出部22に取込まれる。本実施例では、
該サンプリング期間は400m秒になるようにサンプリ
ングカウンタ23のプリセット値を設定している。
【0030】通過密度判定値算出部22は、サンプリン
グ期間経過毎のHレベルカウンタ21の値を予定回数分
合計するかまたは平均する機能を有し、その算出結果を
詰まり状態判定部24に出力する。なお、以下の説明で
は、サンプリング期間経過毎のHレベルカウンタ21の
値を予定回数分平均した値を通過密度判定値として採用
するようにした場合を説明する。
グ期間経過毎のHレベルカウンタ21の値を予定回数分
合計するかまたは平均する機能を有し、その算出結果を
詰まり状態判定部24に出力する。なお、以下の説明で
は、サンプリング期間経過毎のHレベルカウンタ21の
値を予定回数分平均した値を通過密度判定値として採用
するようにした場合を説明する。
【0031】本実施例では、前記サンプリング期間終了
毎に読出されるHレベルカウンタ21の値は、そのまま
サンプリング期間内に占める遮光時間すなわち遮光比と
して扱う。なお、Hレベルカウンタ21は、各サンプリ
ング期間毎の値を通過密度判定値算出部22に供給する
必要から、各サンプリング期間経過時にリセットされ
る。
毎に読出されるHレベルカウンタ21の値は、そのまま
サンプリング期間内に占める遮光時間すなわち遮光比と
して扱う。なお、Hレベルカウンタ21は、各サンプリ
ング期間毎の値を通過密度判定値算出部22に供給する
必要から、各サンプリング期間経過時にリセットされ
る。
【0032】通過密度判定値算出部22は過去に読込ま
れた、予定回数分の遮光比すなわちHレベルカウンタ2
1のカウント値を記憶しており、最新の遮光比との総計
を演算して、その平均値を算出する。本実施例では、最
新のデータと合わせた予定回数分のサンプリング期間の
遮光比の平均値を求めるようにしている。算出された平
均値は詰まり状態判定部24に供給される。
れた、予定回数分の遮光比すなわちHレベルカウンタ2
1のカウント値を記憶しており、最新の遮光比との総計
を演算して、その平均値を算出する。本実施例では、最
新のデータと合わせた予定回数分のサンプリング期間の
遮光比の平均値を求めるようにしている。算出された平
均値は詰まり状態判定部24に供給される。
【0033】一方、しきい値設定部25に設定された詰
まり予防のためのしきい値も詰まり状態判定部24に供
給され、前記平均値と比較される。比較の結果、前記平
均値がしきい値を超過している場合に、警報指令を警報
部26に送出する。警報部26に含まれる警報手段とし
てはランプやブザーが考えられるが、本実施例では、ブ
ザーを採用し、シュータ13に刈草が詰まりそうな状態
を検知したならば、このブザーを断続的に鳴動させ、オ
ペレータに対し、減速操作等の詰まり防止措置を実行す
るように促す。
まり予防のためのしきい値も詰まり状態判定部24に供
給され、前記平均値と比較される。比較の結果、前記平
均値がしきい値を超過している場合に、警報指令を警報
部26に送出する。警報部26に含まれる警報手段とし
てはランプやブザーが考えられるが、本実施例では、ブ
ザーを採用し、シュータ13に刈草が詰まりそうな状態
を検知したならば、このブザーを断続的に鳴動させ、オ
ペレータに対し、減速操作等の詰まり防止措置を実行す
るように促す。
【0034】なお、前記しきい値設定部25は、具体的
にはポテンショメータと、その出力をコンピュータの処
理に都合が良いようにデジタル変換するA/D変換器と
からなる。また、該しきい値設定部25の出力値を、芝
草の種類や丈、湿り具合などの条件に応じてポテンショ
メータの出力を互いに異なる補正値で補正した後に詰ま
り判定部24に供給するように構成してもよい。
にはポテンショメータと、その出力をコンピュータの処
理に都合が良いようにデジタル変換するA/D変換器と
からなる。また、該しきい値設定部25の出力値を、芝
草の種類や丈、湿り具合などの条件に応じてポテンショ
メータの出力を互いに異なる補正値で補正した後に詰ま
り判定部24に供給するように構成してもよい。
【0035】また、しきい値設定部25は、上記の構成
に代えて、具体的に数値を示すデジタルデータを発生で
きるテンキーを有するキーボードで構成してもよい。
に代えて、具体的に数値を示すデジタルデータを発生で
きるテンキーを有するキーボードで構成してもよい。
【0036】次に、本実施例の動作を図5〜図10を参
照して説明する。図5は、メインルーチンのフローチャ
ートである。同図において、ステップS1では、各種タ
イマ、カウンタの設定、メモリのクリア等、マイコン処
理に必要なイニシャル処理を行う。ステップS2では、
前記しきい値設定部25から読み込んだしきい値(ポテ
ンショメータのアナログ値)をデジタル値に変換する。
照して説明する。図5は、メインルーチンのフローチャ
ートである。同図において、ステップS1では、各種タ
イマ、カウンタの設定、メモリのクリア等、マイコン処
理に必要なイニシャル処理を行う。ステップS2では、
前記しきい値設定部25から読み込んだしきい値(ポテ
ンショメータのアナログ値)をデジタル値に変換する。
【0037】ステップS3では警報インタロック処理が
行われる。この警報インタロック処理では、エンジンの
出力軸とカッタブレードの駆動軸とが接続されているか
否かを示すPTOスイッチの状態に基づき、警報部26
の起動可否を示す警報可能フラグのセット・リセットの
処理を行う。
行われる。この警報インタロック処理では、エンジンの
出力軸とカッタブレードの駆動軸とが接続されているか
否かを示すPTOスイッチの状態に基づき、警報部26
の起動可否を示す警報可能フラグのセット・リセットの
処理を行う。
【0038】すなわち、カッタブレードが回転していな
いときは、シュータ13内に送風されないので、グラス
バッグ側に排出されないでシュータ13内に残っている
刈草がセンサ17を覆うなどして正確な遮光比を検出で
きないことがある。このような場合に警報可能にしてい
ると、誤警報されることがあって紛わしい。また、カッ
タブレード回転開始直後にも送風が安定しないので、誤
検出のおそれがある。したがって、カッタブレードが回
転していない間、および回転直後の予定時間内は、警報
部26を起動させないようにするインタロックを施す必
要がある。このインタロック制御のため、警報可能フラ
グのセット・リセットの処理を行う。警報インタロック
処理の詳細は図8に関して後述する。ステップS4で
は、詰まり防止判定処理を行う。詰まり防止判定処理の
詳細は図7を参照して後述する。
いときは、シュータ13内に送風されないので、グラス
バッグ側に排出されないでシュータ13内に残っている
刈草がセンサ17を覆うなどして正確な遮光比を検出で
きないことがある。このような場合に警報可能にしてい
ると、誤警報されることがあって紛わしい。また、カッ
タブレード回転開始直後にも送風が安定しないので、誤
検出のおそれがある。したがって、カッタブレードが回
転していない間、および回転直後の予定時間内は、警報
部26を起動させないようにするインタロックを施す必
要がある。このインタロック制御のため、警報可能フラ
グのセット・リセットの処理を行う。警報インタロック
処理の詳細は図8に関して後述する。ステップS4で
は、詰まり防止判定処理を行う。詰まり防止判定処理の
詳細は図7を参照して後述する。
【0039】次に、図6を参照して光センサ17の遮光
レベル検出処理を説明する。この処理は250μ秒毎の
タイマ割込によって行われる。図6において、ステップ
S100ではシュータの詰まり検出用光センサ17の出
力信号レベルが、受光を示すLレベルか遮光を示すHレ
ベルかの判断を行う。
レベル検出処理を説明する。この処理は250μ秒毎の
タイマ割込によって行われる。図6において、ステップ
S100ではシュータの詰まり検出用光センサ17の出
力信号レベルが、受光を示すLレベルか遮光を示すHレ
ベルかの判断を行う。
【0040】検出信号レベルがHレベルの場合はステッ
プS110に進み、Hレベルカウンタのカウント値をイ
ンクリメント(+1)する。このHレベルカウンタのカ
ウント値は後述の遮光比平均処理で使用される。
プS110に進み、Hレベルカウンタのカウント値をイ
ンクリメント(+1)する。このHレベルカウンタのカ
ウント値は後述の遮光比平均処理で使用される。
【0041】次に、図7を参照して詰まり防止判定処理
について詳述する。ステップS11では、サンプリング
カウンタが「0」か否かを判定する。
について詳述する。ステップS11では、サンプリング
カウンタが「0」か否かを判定する。
【0042】ステップS12では、前記遮光比すなわち
Hレベルカウンタ21の値を使用して遮光比平均処理が
行われる。遮光比平均処理は図9に関して後述する。
Hレベルカウンタ21の値を使用して遮光比平均処理が
行われる。遮光比平均処理は図9に関して後述する。
【0043】ステップS13では、前記遮光比平均処理
で算出された平均遮光比が、シュータ13の詰まり防止
の判定基準であるしきい値より大きいか否かを判断す
る。平均遮光比がしきい値より大きい場合は、ステップ
S14に進んで詰まり防止判定フラグに「1」をセット
する。一方、平均遮光比がしきい値より小さい場合は、
ステップS15に進んで詰まり防止判定フラグに「0」
をセットする。
で算出された平均遮光比が、シュータ13の詰まり防止
の判定基準であるしきい値より大きいか否かを判断す
る。平均遮光比がしきい値より大きい場合は、ステップ
S14に進んで詰まり防止判定フラグに「1」をセット
する。一方、平均遮光比がしきい値より小さい場合は、
ステップS15に進んで詰まり防止判定フラグに「0」
をセットする。
【0044】ステップS16では、Hレベルカウンタを
リセットする。ステップS17では、サンプリングカウ
ンタに、400m秒のサンプリング周期を得るための初
期カウント値をセットする。
リセットする。ステップS17では、サンプリングカウ
ンタに、400m秒のサンプリング周期を得るための初
期カウント値をセットする。
【0045】次に、図8を参照して前記ステップS3の
警報インタロック処理を詳細に説明する。図8におい
て、ステップS20ではPTOスイッチフラグを識別す
る。該フラグは、PTOスイッチがオンのときすなわち
カッタブレードがエンジン出力軸とつながっている場合
は「0」であり、PTOスイッチがオフのときすなわち
カッタブレードがエンジン出力軸とつながっていない場
合は「1」に設定されている。
警報インタロック処理を詳細に説明する。図8におい
て、ステップS20ではPTOスイッチフラグを識別す
る。該フラグは、PTOスイッチがオンのときすなわち
カッタブレードがエンジン出力軸とつながっている場合
は「0」であり、PTOスイッチがオフのときすなわち
カッタブレードがエンジン出力軸とつながっていない場
合は「1」に設定されている。
【0046】PTOスイッチフラグが「1」の場合は、
ステップS21に進み、警報可能フラグを「0」にセッ
トし、ステップS22に進んでPTOオンカウンタの初
期値を設定する。ここでの初期値は、PTOスイッチが
オンとなってから、すなわちエンジンの出力軸とカッタ
ブレードの駆動軸が接続されてから、シュータ内に送風
が開始され、シュータ内の送風が定常状態になるまでの
遅延時間として1秒の時間を設定する。例えば、このP
TOオンカウンタのカウント値が40m秒毎の割込み処
理によってデクリメントされる場合、カウント値は「2
5」に設定される。
ステップS21に進み、警報可能フラグを「0」にセッ
トし、ステップS22に進んでPTOオンカウンタの初
期値を設定する。ここでの初期値は、PTOスイッチが
オンとなってから、すなわちエンジンの出力軸とカッタ
ブレードの駆動軸が接続されてから、シュータ内に送風
が開始され、シュータ内の送風が定常状態になるまでの
遅延時間として1秒の時間を設定する。例えば、このP
TOオンカウンタのカウント値が40m秒毎の割込み処
理によってデクリメントされる場合、カウント値は「2
5」に設定される。
【0047】PTOスイッチフラグが「0」の場合は、
ステップS23に進んでPTOオンカウンタが「0」か
否かを判断する。PTOオンカウンタが「0」であれ
ば、所定の遅延時間が経過し、カッタブレードにエンジ
ンの出力が伝達されてシュータ内に確実に風が送られて
いて、正確な詰まり防止処理ができると判断し、ステッ
プS24に進んで警報可能フラグに「1」をセットす
る。このように確実に送風がなされることによって、送
風休止時などにシュータ内に溜まって光センサ17を覆
っていることがある刈草がグラスバッグ側に吹き飛ばさ
れるので、正確な詰まり防止処理ができる。
ステップS23に進んでPTOオンカウンタが「0」か
否かを判断する。PTOオンカウンタが「0」であれ
ば、所定の遅延時間が経過し、カッタブレードにエンジ
ンの出力が伝達されてシュータ内に確実に風が送られて
いて、正確な詰まり防止処理ができると判断し、ステッ
プS24に進んで警報可能フラグに「1」をセットす
る。このように確実に送風がなされることによって、送
風休止時などにシュータ内に溜まって光センサ17を覆
っていることがある刈草がグラスバッグ側に吹き飛ばさ
れるので、正確な詰まり防止処理ができる。
【0048】次に、図9を参照して前記ステップS12
の遮光比平均処理を詳細に説明する。この遮光比平均処
理では、最新のサンプリング期間および該サンプリグ期
間と連続するN個の複数サンプリング期間における遮光
比データの平均値を算出する。そのために、これらの各
サンプリング期間毎の遮光比データを格納する複数の遮
光比バッファを設定値「N」を設定することによって確
保する。
の遮光比平均処理を詳細に説明する。この遮光比平均処
理では、最新のサンプリング期間および該サンプリグ期
間と連続するN個の複数サンプリング期間における遮光
比データの平均値を算出する。そのために、これらの各
サンプリング期間毎の遮光比データを格納する複数の遮
光比バッファを設定値「N」を設定することによって確
保する。
【0049】そして、N個の遮光比バッファのうちの1
つが、バッファ指定のためのパラメータ「n」によって
指定されると、該指定された遮光比バッファBnに対し
てデータの出入れが実行される。なお、ここでは、連続
する2個のサンプリング期間の遮光比の平均値によって
詰まり防止の判定を行う場合の例を説明する。したがっ
て、遮光比バッファアの設定数すなわち設定値「N」と
して「2」が設定される。
つが、バッファ指定のためのパラメータ「n」によって
指定されると、該指定された遮光比バッファBnに対し
てデータの出入れが実行される。なお、ここでは、連続
する2個のサンプリング期間の遮光比の平均値によって
詰まり防止の判定を行う場合の例を説明する。したがっ
て、遮光比バッファアの設定数すなわち設定値「N」と
して「2」が設定される。
【0050】図9において、ステップS30では、パラ
メータ「n」が(N−1)か否かを判断する。パラメー
タ「n」が「0」のときは、ステップS30の判断は否
定となってステップS31に進み、パラメータ「n」を
インクリメントする。
メータ「n」が(N−1)か否かを判断する。パラメー
タ「n」が「0」のときは、ステップS30の判断は否
定となってステップS31に進み、パラメータ「n」を
インクリメントする。
【0051】ステップS33では、現在の遮光比総計D
tからパラメータ「n」に対応する遮光比バッファBn
に記憶されている遮光比データを減算し、さらに最新の
遮光比データDNEW を加算して新たな遮光比総計Dtと
する。
tからパラメータ「n」に対応する遮光比バッファBn
に記憶されている遮光比データを減算し、さらに最新の
遮光比データDNEW を加算して新たな遮光比総計Dtと
する。
【0052】ステップS34では、最新の遮光比データ
DNEW をパラメータ「n」に対応する遮光比バッファB
nに記憶する。ステップS35では、遮光比総計Dtを
前記設定値「N」で割って平均遮光比DAVを算出する。
DNEW をパラメータ「n」に対応する遮光比バッファB
nに記憶する。ステップS35では、遮光比総計Dtを
前記設定値「N」で割って平均遮光比DAVを算出する。
【0053】ステップS31でパラメータ「n」がイン
クリメントされた次の処理では、ステップS30の判断
は肯定となってステップS32に進む。ステップS32
では、パラメータ「n」に「0」が設定される。ステッ
プS32の処理後における、ステップS33〜35での
処理は上述と同様である。
クリメントされた次の処理では、ステップS30の判断
は肯定となってステップS32に進む。ステップS32
では、パラメータ「n」に「0」が設定される。ステッ
プS32の処理後における、ステップS33〜35での
処理は上述と同様である。
【0054】このように、パラメータ「n」で指定され
る遮光比バッファBnに格納された最も古いデータが最
新データで更新されていく。その結果、最新の2個の遮
光比データの平均値が得られる。
る遮光比バッファBnに格納された最も古いデータが最
新データで更新されていく。その結果、最新の2個の遮
光比データの平均値が得られる。
【0055】上記説明から分かるように、必要に応じて
前記設定値「N」を任意に設定すれば、この設定値
「N」に対応した数のバッファに格納されるデータに基
づいて平均遮光比を得ることができる。
前記設定値「N」を任意に設定すれば、この設定値
「N」に対応した数のバッファに格納されるデータに基
づいて平均遮光比を得ることができる。
【0056】次に、図10を参照して警報部26を起動
させるか否かの警報処理を説明する。この警報処理は、
割込みによって行い、詰まり防止判定フラグと警報可能
フラグが共に「1」の場合に予定の詰まりブザー周期と
詰まりブザーオン時間とに従ってブザーを断続鳴動させ
て詰まるおそれがある旨の警報を行う。
させるか否かの警報処理を説明する。この警報処理は、
割込みによって行い、詰まり防止判定フラグと警報可能
フラグが共に「1」の場合に予定の詰まりブザー周期と
詰まりブザーオン時間とに従ってブザーを断続鳴動させ
て詰まるおそれがある旨の警報を行う。
【0057】図10において、ステップS500では、
詰まり防止判定フラグを識別し、詰まり防止判定フラグ
が「1」の場合は、ステップS510に進んで警報可能
フラグを識別する。警報可能フラグが「1」の場合はス
テップS520に進み、警報手段つまりブザーを、予定
周期内でオン動作させる時間を設定してある詰まりブザ
ーオンカウンタが「0」か否かを判断する。
詰まり防止判定フラグを識別し、詰まり防止判定フラグ
が「1」の場合は、ステップS510に進んで警報可能
フラグを識別する。警報可能フラグが「1」の場合はス
テップS520に進み、警報手段つまりブザーを、予定
周期内でオン動作させる時間を設定してある詰まりブザ
ーオンカウンタが「0」か否かを判断する。
【0058】しかしながら、通常の運転を開始直後で
は、詰まり防止判定フラグは「0」であり、仮に「1」
であったとしても警報可能フラグが「0」であるため、
ステップS500もしくはステップS510からステッ
プS570に進む。
は、詰まり防止判定フラグは「0」であり、仮に「1」
であったとしても警報可能フラグが「0」であるため、
ステップS500もしくはステップS510からステッ
プS570に進む。
【0059】ステップS570では、ブザーオンフラグ
に「0」をセットする。ステップS580では、詰まり
ブザー周期カウンタに(初期値−1)を設定し、ステッ
プS590では、詰まりブザーオンカウンタに初期値を
設定する。例えば、詰まりブザー周期カウンタの初期値
を「2」に設定し、詰まりブザーオンカウンタの初期値
を「1」に設定すれば、該警報処理を40m秒毎に実行
する場合、周期80m秒のうちブザーオン時間が40m
秒を占めるデューティ50%の断続的なブザー音が発せ
られるように設定される。また、詰まりブザー周期カウ
ンタの初期値を「3」に設定し、詰まりブザーオンカウ
ンタの初期値を「1」に設定すれば、周期120m秒の
うちブザーオン時間が40m秒を占めるデューティ約3
3%の断続的なブザー音が発せられるように設定でき
る。
に「0」をセットする。ステップS580では、詰まり
ブザー周期カウンタに(初期値−1)を設定し、ステッ
プS590では、詰まりブザーオンカウンタに初期値を
設定する。例えば、詰まりブザー周期カウンタの初期値
を「2」に設定し、詰まりブザーオンカウンタの初期値
を「1」に設定すれば、該警報処理を40m秒毎に実行
する場合、周期80m秒のうちブザーオン時間が40m
秒を占めるデューティ50%の断続的なブザー音が発せ
られるように設定される。また、詰まりブザー周期カウ
ンタの初期値を「3」に設定し、詰まりブザーオンカウ
ンタの初期値を「1」に設定すれば、周期120m秒の
うちブザーオン時間が40m秒を占めるデューティ約3
3%の断続的なブザー音が発せられるように設定でき
る。
【0060】ステップS610では、ブザーオンフラグ
を識別し、該フラグが「1」の場合はステップS620
に進んでブザーを付勢(オンに)する。また、ブザーオ
ンフラグが「0」の場合は、ステップS630に進んで
ブザーの付勢を停止(オフに)する。
を識別し、該フラグが「1」の場合はステップS620
に進んでブザーを付勢(オンに)する。また、ブザーオ
ンフラグが「0」の場合は、ステップS630に進んで
ブザーの付勢を停止(オフに)する。
【0061】次に、ステップS510で警報可能フラグ
が「1」の場合の説明を行う。詰まりブザーオンカウン
タには初期値がセットされているのでステップS520
の判断は否定となり、ステップS530に進んで詰まり
ブザーオンカウンタをデクリメントする。ステップS5
40では、ブザーオンフラグに「1」をセットし、ステ
ップS600では詰まりブザー周期カウンタをデクリメ
ントしてステップS610に進む。
が「1」の場合の説明を行う。詰まりブザーオンカウン
タには初期値がセットされているのでステップS520
の判断は否定となり、ステップS530に進んで詰まり
ブザーオンカウンタをデクリメントする。ステップS5
40では、ブザーオンフラグに「1」をセットし、ステ
ップS600では詰まりブザー周期カウンタをデクリメ
ントしてステップS610に進む。
【0062】一方、ステップS520の判断が肯定のと
きはステップS550に進み、詰まりブザー周期カウン
タが「0」か否かを判断する。このカウンタには、通常
は前述のように(初期値−1)がセットされているの
で、ステップS550で詰まりブザー周期カウンタのカ
ウント値が「0」でないと判断され、ステップS560
に進んでブザーオンフラグに「0」をセットする。ステ
ップS600では、詰まりブザー周期カウンタのカウン
ト値をデクリメントする。ステップS550で詰まり防
止ブザー周期カウンタのカウント値が「0」と判断され
た場合にはステップS570へ進む。
きはステップS550に進み、詰まりブザー周期カウン
タが「0」か否かを判断する。このカウンタには、通常
は前述のように(初期値−1)がセットされているの
で、ステップS550で詰まりブザー周期カウンタのカ
ウント値が「0」でないと判断され、ステップS560
に進んでブザーオンフラグに「0」をセットする。ステ
ップS600では、詰まりブザー周期カウンタのカウン
ト値をデクリメントする。ステップS550で詰まり防
止ブザー周期カウンタのカウント値が「0」と判断され
た場合にはステップS570へ進む。
【0063】以上のように、本実施例では、複数のサン
プリング期間に検出された遮光時間の合計または平均遮
光比によって、光センサ17が刈草で遮光されている程
度、すなわちシュータ内の刈草の密度を検知するように
し、その密度が予定値を超過すると、詰まり発生のおそ
れがあると判断して警報を発するようにした。
プリング期間に検出された遮光時間の合計または平均遮
光比によって、光センサ17が刈草で遮光されている程
度、すなわちシュータ内の刈草の密度を検知するように
し、その密度が予定値を超過すると、詰まり発生のおそ
れがあると判断して警報を発するようにした。
【0064】したがって、オペレータは、この警報を認
識することによって、芝刈り機の走行速度つまり刈取り
速度を低減させたり停止させたりして、シュータの分解
や清掃など厄介な作業が必要となる詰まりを未然に防止
することができる。
識することによって、芝刈り機の走行速度つまり刈取り
速度を低減させたり停止させたりして、シュータの分解
や清掃など厄介な作業が必要となる詰まりを未然に防止
することができる。
【0065】さらに、上記刈り取り速度の低減や停止動
作は、オペレータの手を介することなく、自動的に行う
ように構成してもよいのはもちろんである。
作は、オペレータの手を介することなく、自動的に行う
ように構成してもよいのはもちろんである。
【0066】なお、本実施例では、複数サンプリング期
間の、遮光時間の合計または平均遮光比によって詰まり
を予知するようにしたが、所定サンプリグ時間毎の遮光
比つまり1回の遮光比サンプリング結果によって詰まり
の予知をするようにしてもよい。その場合、上述のフロ
ーチャートや機能ブロック図における平均遮光比の算出
に関する部分を削除すればよい。
間の、遮光時間の合計または平均遮光比によって詰まり
を予知するようにしたが、所定サンプリグ時間毎の遮光
比つまり1回の遮光比サンプリング結果によって詰まり
の予知をするようにしてもよい。その場合、上述のフロ
ーチャートや機能ブロック図における平均遮光比の算出
に関する部分を削除すればよい。
【0067】また、本実施例は、乗用型芝刈り機に本発
明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、無
人で走行する刈取り機にも同様に実施できる。さらに、
シュータに対する空気の供給を、カッタブレードから得
るのではなく、別に設ける送風ファンから行う作業機に
おいても同様に適用することが可能である。
明を適用した例を示したが、本発明はこれに限らず、無
人で走行する刈取り機にも同様に実施できる。さらに、
シュータに対する空気の供給を、カッタブレードから得
るのではなく、別に設ける送風ファンから行う作業機に
おいても同様に適用することが可能である。
【0068】さらに、本発明は、芝刈り機に限定され
ず、集められた物を流体と共にシュータ内を移送させて
所定の容器に収容するように構成された他の作業機、例
えば、道路清掃機、掃除機、回収機等などにも適用する
ことが可能である。
ず、集められた物を流体と共にシュータ内を移送させて
所定の容器に収容するように構成された他の作業機、例
えば、道路清掃機、掃除機、回収機等などにも適用する
ことが可能である。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、刈草等の被移送物の詰まり判断のためのもっ
とも良い目安、すなわちシュータ内を流れる被移送物の
単位時間あたりの通過密度を正確に検出できるようにし
た。
によれば、刈草等の被移送物の詰まり判断のためのもっ
とも良い目安、すなわちシュータ内を流れる被移送物の
単位時間あたりの通過密度を正確に検出できるようにし
た。
【0070】さらに、前記密度を検出して詰まり発生の
おそれの有無を判断する周期すなわちサンプリング期間
は短くして、詰まり防止の警報を発するまでの時間に遅
れが生じるのを回避するようにした。
おそれの有無を判断する周期すなわちサンプリング期間
は短くして、詰まり防止の警報を発するまでの時間に遅
れが生じるのを回避するようにした。
【0071】一方、好ましくは最新のサンプリング期間
を含む複数のサンプリング期間でのデータの総計または
この総計を平均した値を密度の判定に使用するようにし
て、短いサンプリング期間による検出データのばらつき
発生の弊害も防止できるようにもした。
を含む複数のサンプリング期間でのデータの総計または
この総計を平均した値を密度の判定に使用するようにし
て、短いサンプリング期間による検出データのばらつき
発生の弊害も防止できるようにもした。
【0072】その結果、刈草等の被移送物がシュータ内
に詰まるおそれが出てきたことを正確に把握でき、警報
を発してオペレータに注意を促すことができるので、シ
ュータ内での詰まり発生を未然に防止することが可能と
なる。
に詰まるおそれが出てきたことを正確に把握でき、警報
を発してオペレータに注意を促すことができるので、シ
ュータ内での詰まり発生を未然に防止することが可能と
なる。
【図1】 制御装置の要部機能ブロック図である。
【図2】 光センサの出力信号を示す図である。
【図3】 乗用型芝刈り機の側面図である。
【図4】 遮光比検出のための光センサの装着状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】 詰まり防止制御のメインフローチャートで
ある。
ある。
【図6】 タイマ割込処理のフローチャートである。
【図7】 詰まり防止処理のフローチャートである。
【図8】 警報インタロックのフローチャートであ
る。
る。
【図9】 遮光比平均処理のフローチャートである。
【図10】 警報処理のフローチャートである。
1…乗用型芝刈り機、 2…車体、 8…カッタハウジ
ング、 11…グラスバッグ、 13…シュータ、 1
7…光センサ、 17a…発光部、 17b…受光部、
20…レベル検出部、 21…Hレベルカウンタ、
22…通過密度判定値算出部、 23…カウンタ、 2
4…詰まり状態判定部、 25…しきい値設定部、 2
6…警報部
ング、 11…グラスバッグ、 13…シュータ、 1
7…光センサ、 17a…発光部、 17b…受光部、
20…レベル検出部、 21…Hレベルカウンタ、
22…通過密度判定値算出部、 23…カウンタ、 2
4…詰まり状態判定部、 25…しきい値設定部、 2
6…警報部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−31413(JP,A) 特開 昭63−314343(JP,A) 実開 昭61−128925(JP,U) 実開 昭58−16042(JP,U)
Claims (4)
- 【請求項1】被移送物を、該被移送物と共にシュータ内
に送給される空気流によってシュータ内を移送させて所
定の収容容器へ収容するように構成された作業機におい
て、 前記シュータを横断する光軸を有する光センサを設け、 この光センサによって予定周期で連続して前記被移送物
の移送状態を遮光の有無に対応するパルス列信号として
検出すると共に、 サンプリング期間毎に、前記パルス列信号の遮光時間の
和に基づいて遮光比率を検出し、詰まり予知のために完
全遮光に至る前の状態を想定して設定したしきい値より
も前記遮光比率が大きいときに、前記シュータ内の詰ま
り警報信号を出力するように構成したことを特徴とする
作業機。 - 【請求項2】 最新および前回に検出された遮光比率の
合計値もしくは平均値のいずれかが予定のしきい値より
も大きくなったときに前記シュータ内の詰まり警報信号
を出力するように構成したことを特徴とする請求項1記
載の作業機。 - 【請求項3】被移送物を、該被移送物と共にシュータ内
に送給される空気流によってシュータ内を移送させて所
定の収容容器へ収容するように構成された作業機におい
て、 前記シュータ内を通過する被移送物の単位時間あたりの
通過密度を連続的にサンプリング検出する通過密度検出
手段と、 前記通過密度検出手段による最新の検出値およびこれと
連続する複数の過去の検出値との合計値もしくは平均値
のいずれかに基づいて前記被移送物の通過密度を算出す
る通過密度算出手段と、 前記通過密度の算出値が詰まり予知のためのしきい値よ
りも大きい場合にシュータ詰まり警報信号を出力する詰
まり予防手段と、 前記警報信号で動作する警報手段とを具備したことを特
徴とする作業機。 - 【請求項4】 前記密度検出手段は、 前記シュータの側壁に設けられ、該シュータを横断する
光軸を有する光センサと、 この光センサによって予定周期で連続して前記シュータ
内を通過する被移送物の状態を遮光の有無のパルス列信
号として検出すると共に、 サンプリング期間毎に、前記パルス列信号の遮光時間の
和に基づいて遮光比率を計算する遮光比算出回路とで構
成し、 前記通過密度算出手段は、 前記通過密度検出手段で検出された最新および前回の遮
光比率の合計値もしくは平均値のいずれかを密度代表値
として算出する密度代表値計算回路で構成し、 前記密度代表値が予定のしきい値よりも大きくなったと
きに前記シュータ内の詰まり警報信号を出力するように
構成したことを特徴とする請求項3記載の作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306212A JP2681860B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4306212A JP2681860B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06125632A JPH06125632A (ja) | 1994-05-10 |
JP2681860B2 true JP2681860B2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=17954344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4306212A Expired - Fee Related JP2681860B2 (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2681860B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5816042U (ja) * | 1981-07-22 | 1983-02-01 | セイレイ工業株式会社 | コンバイン用カツタ−のワラ詰り警報装置 |
JPS61128925U (ja) * | 1985-01-29 | 1986-08-13 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4306212A patent/JP2681860B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06125632A (ja) | 1994-05-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |