JPH06153610A - トラクタのpto回転計装置 - Google Patents

トラクタのpto回転計装置

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JPH06153610A
JPH06153610A JP4313689A JP31368992A JPH06153610A JP H06153610 A JPH06153610 A JP H06153610A JP 4313689 A JP4313689 A JP 4313689A JP 31368992 A JP31368992 A JP 31368992A JP H06153610 A JPH06153610 A JP H06153610A
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JP
Japan
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pto
shaft
engine
power
detecting
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Pending
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JP4313689A
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English (en)
Inventor
Seiichi Takahashi
清一 高橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータにPTO回転数を正確に認識さ
せ、作業精度の向上を図ると共に、安価に提供できるよ
う考慮する。 【構成】 エンジンから、走行系の動力を断続する主ク
ラッチを介さずに動力が伝達されるPTO系推進軸を備
え、このPTO系推進軸からPTO油圧クラッチを介し
てPTO駆動軸に動力を伝達させると共に、PTO駆動
軸からPTO変速機構を介してPTO軸に動力を伝達さ
せるようにし、前記エンジンの回転数を検出するエンジ
ン回転検出センサ31を備えたものにおいて、前記PTO
油圧クラッチ21の入・切を検出するクラッチ検出センサ
37と、PTO変速機構24の変速位置を検出する変速位置
検出センサ34とを備え、これら各センサ34,37 及び前記
エンジン回転検出センサ31の出力信号から演算装置32に
よりPTO軸25の回転数を求め、このPTO回転数をP
TO回転数指示メータ38に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタのPTO回転
計装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラクタにあっては、エンジンから、走
行系の動力を断続する主クラッチを介さずに動力が伝達
されるPTO系推進軸を備え、このPTO系推進軸から
PTO油圧クラッチを介してPTO駆動軸に動力を伝達
させると共に、PTO駆動軸からPTO変速機構を介し
てPTO軸に動力を伝達させるようにして、トラクタの
走行とは完全に独立して、エンジンの回転数に比例した
PTO回転数を選べるようにした「ライブPTO」を備
えると共に、トラクタの車速に比例したPTO回転数を
得られるようにした「グランドPTO」に切換えられる
ようにしたものがある。
【0003】また、エンジンの回転数は、エンジン回転
検出センサで検出されて、計器パネルのタコメータに表
示されるようになっており、PTOの規格には、通常54
0rpmと1000rpm の2 種類があり、このPTO回転数は、
図3 に示すように、エンジンのタコメータ41に表示され
ており、540rpmは、PTO変速機構の高低2 段変速経路
の内、低速側の変速比をエンジンの回転数に乗じて540r
pmとなる該エンジン回転数を指針42が示す位置に表示さ
れ、1000rpm は、高速側の変速比をエンジンの回転数に
乗じて1000rpm となる該エンジン回転数を指針42が示す
位置に表示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、例えば、「ライブPTO」の際、PTO変速機構
の変速位置を高速側にしているのに、低速側にしている
と誤認している場合、540rpmと表示された位置にタコメ
ータ41の指針42を合わしても、PTO回転数は540rpmと
はならず、作業に支障を来すおそれがある。
【0005】また、作業状況に応じて540rpm或いは1000
rpm の上下域で作業しようとする場合、従来のものにあ
っては、オペレータの勘に頼っており、精度の良い作業
を行うのが難しかった。そこで、本発明は、オペレータ
にPTO回転数を正確に認識させ、作業精度の向上を図
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が、前記目的を達
成するために講じた技術的手段は、エンジン2 から、走
行系の動力を断続する主クラッチ5 を介さずに動力が伝
達されるPTO系推進軸20を備え、このPTO系推進軸
20からPTO油圧クラッチ21を介してPTO駆動軸23に
動力を伝達させると共に、PTO駆動軸23からPTO変
速機構24を介してPTO軸25に動力を伝達させるように
し、前記エンジン2 の回転数を検出するエンジン回転検
出センサ31を備えたトラクタにおいて、前記PTO油圧
クラッチ21の入・切を検出するクラッチ検出センサ37
と、PTO変速機構24の変速位置を検出する変速位置検
出センサ34とを備え、これら各センサ34,37 及び前記エ
ンジン回転検出センサ31の出力信号から演算装置32によ
りPTO軸25の回転数を求め、このPTO軸25の回転数
をPTO回転数指示メータ38に表示させるようにした点
にある。
【0007】
【作用】本発明では、演算装置32で、エンジン回転検出
センサ31により検出したエンジンの回転数に変速位置検
出センサ34で検出された変速位置の変速比を乗じること
でPTO軸25の回転数が求められ、このPTO回転数は
PTO油圧クラッチ21「入」のときに計器パネルのPT
O回転数指示メータ38に入力されて、PTO回転数が表
示される。そして、このPTO回転数を視認しながら作
業を行うことによって、作業精度の向上がはかれる。
尚、PTO油圧クラッチ21「切」のときは、PTO回転
数がPTO回転数指示メータ38に入力されない( 或い
は、PTO回転数が演算されない)。
【0008】また、エンジン回転検出センサ31が利用さ
れていて、安価に提供できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2 において、1 はトラクタ車体で、エンジン2
、クラッチハウジング3 、ミッションケース4 等から
構成されている。クラッチハウジング3 内には、エンジ
ン2 からの動力を断続する主クラッチ5 が設けられ、ミ
ッションケース4 内には、走行系動力伝達装置6 とPT
O系動力伝達装置7 とが組み込まれている。
【0010】走行系動力伝達装置6 は、主クラッチ5 を
介してエンジン2 の動力が伝達される走行系推進軸8 か
ら、主変速機構9 、前後進切換機構10、伝動軸11、副変
速機構12、後輪用駆動軸13、後輪用差動装置14を介して
後輪に動力が伝達されるよう構成されると共に、後輪用
駆動軸13上の動力取出ギヤ15から、伝動ギヤ16、前輪伝
動軸17、高低速切換変速装置18、前輪駆動軸19、前輪用
差動装置を介して前輪に動力が伝達されるよう構成され
て成る。
【0011】PTO系動力伝達装置7 は、主クラッチ5
を介さずにエンジン2 の動力が伝達されるPTO系推進
軸20から、PTO油圧クラッチ21、グランド・ライブ切
換ギヤ22を経てPTO駆動軸23に動力が伝達され、さら
にPTO駆動軸23からPTO変速機構24を介してPTO
軸25に動力が伝達されるよう構成されており、グランド
・ライブ切換ギヤ22を後方にシフトさせて後輪用駆動軸
13上の動力取出ギヤ15に噛合させることで、車速に比例
したPTO回転数となる「グランドPTO」に切換得る
よう構成されている。
【0012】PTO変速機構24は、PTO軸25の回転速
度を高低2段階に変速できるようになっており、高速側
はPTO駆動軸25上の第1 駆動ギヤ26とPTO軸25上の
第1伝動ギヤ27とから成り、低速側はPTO駆動軸25上
の第2 駆動ギヤ28とPTO軸25上の第2 伝動ギヤ29とか
ら成り、シフタ30によって高速側、低速側或いは中立に
切換られるようになっている。
【0013】また、トラクタ車体1 には、エンジン2 の
回転数を検出するエンジン回転検出センサ31が備えられ
ており、このエンジン回転検出センサ31で検出されたエ
ンジン2 の回転数は、エンジン2 の回転数を表示するタ
コメータに入力される他、図1 にも示すように、演算装
置32に入力されるようになっている。また、PTO変速
機構24のシフタ30を操作するPTO変速レバー33の近傍
には、該PTO変速レバー33の位置を検出することで、
変速位置を検出する2 個の変速位置検出センサ34が設け
られている。これらセンサ34の出力信号は演算装置32に
入力されると共に、ハンドル前方の計器パネルに配置さ
れた高速・中立・低速表示ランプ35に送られ、ここで高
速か中立か低速かの表示が成され、これによって、変速
位置が容易に視認できるようになっている。尚、変速位
置の検出は他の方法によるものであっても良く、また、
変速位置検出センサ34は1 個だけでも良く、その場合、
高速かそれ以外或いは低速かそれ以外の検出となり、中
立時にPTO回転数は0表示とはならない。
【0014】また、PTO油圧クラッチ21を入・切操作
するPTOクラッチレバー36の近傍には、該PTOクラ
ッチレバー36の位置を検出することで、PTO油圧クラ
ッチ21の「入・切」を検出するクラッチ検出センサ37が
設けられている。このセンサ37の出力信号は演算装置32
に入力されるようになっている。尚、PTO油圧クラッ
チ21の「入・切」も計器パネルで表示されるようになっ
ており、変速位置の検出は他の方法によるものであって
も良い。
【0015】前記演算装置32では、エンジン回転検出セ
ンサ31で検出されたエンジンの回転数に変速位置検出セ
ンサ34で検出された高速位置或いは低速位置の変速比(
第1駆動ギヤ26の歯数/ 第1 伝動ギヤ27の歯数、或い
は、第2 駆動ギヤ28の歯数/ 第2 伝動ギヤ29の歯数) を
乗じることでPTO軸25の回転数が求められ、このPT
O回転数はPTO油圧クラッチ21「入」のときに計器パ
ネルのPTO回転数指示メータ38に入力されて、PTO
回転数が表示されるようになっている。また、PTO油
圧クラッチ21「切」のときは、PTO回転数がPTO回
転数指示メータ38に入力されない( 或いは、PTO回転
数が演算されない)ようになっている。
【0016】尚、「グランドPTO」にしたときには、
実際のPTO回転数を表示しないが、この際には、計器
パネルに「G・PTO」と表示させる。また、PTO回
転数を検出して表示させるのに、本発明のものによら
ず、直接回転センサでPTO軸の回転数を検出すること
も可能であるが、それであると、変速位置の表示ができ
ないと云う欠点がある。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、PTO油圧クラッチ21
の入・切を検出するクラッチ検出センサ37と、PTO変
速機構24の変速位置を検出する変速位置検出センサ34と
を備え、これら各センサ34,37 及びエンジン回転検出セ
ンサ31の出力信号から演算装置32によりPTO軸25の回
転数を求め、このPTO軸25の回転数をPTO回転数指
示メータ38に表示させるようにしたので、PTO回転数
指示メータ38に、常に、実際のPTO回転数が表示さ
れ、オペレータにPTO回転数を正確に認識させること
ができ、作業に支障を来すおそれもなく、例えば「ライ
ブPTO」の場合、作業状況に応じて540rpm或いは1000
rpm の上下域で作業しようとする場合、PTO回転数を
視認しながら作業を行え、作業精度の向上が図れる。
【0018】また、本発明では、エンジン回転数を表示
させるのに採用されるエンジン回転検出センサ31を利用
するので、その分コストアップとはならず、安価に提供
できると云う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成図である。
【図2】トラクタの動力伝達系の構成図である。
【図3】従来例を示す回転数表示部の概略図である。
【符号の説明】
2 エンジン 5 主クラッチ 20 PTO系推進軸 21 PTO油圧クラッチ 23 PTO駆動軸 24 PTO変速機構 25 PTO軸 31 エンジン回転検出センサ 32 演算装置 34 変速位置検出センサ 37 クラッチ検出センサ 38 PTO回転数指示メータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(2) から、走行系の動力を断続
    する主クラッチ(5)を介さずに動力が伝達されるPTO
    系推進軸(20)を備え、このPTO系推進軸(20)からPT
    O油圧クラッチ(21)を介してPTO駆動軸(23)に動力を
    伝達させると共に、PTO駆動軸(23)からPTO変速機
    構(24)を介してPTO軸(25)に動力を伝達させるように
    し、前記エンジン(2) の回転数を検出するエンジン回転
    検出センサ(31)を備えたトラクタにおいて、 前記PTO油圧クラッチ(21)の入・切を検出するクラッ
    チ検出センサ(37)と、PTO変速機構(24)の変速位置を
    検出する変速位置検出センサ(34)とを備え、これら各セ
    ンサ(34),(37) 及び前記エンジン回転検出センサ(31)の
    出力信号から演算装置(32)によりPTO軸(25)の回転数
    を求め、このPTO軸(25)の回転数をPTO回転数指示
    メータ(38)に表示させるようにしたことを特徴とするト
    ラクタのPTO回転計装置。
JP4313689A 1992-11-24 1992-11-24 トラクタのpto回転計装置 Pending JPH06153610A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013236556A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Kubota Corp 作業車
DE102017000592A1 (de) 2017-01-24 2018-07-26 Man Truck & Bus Ag Anzeigevorrichtung zur Darstellung einer aktuellen Drehzahl eines Kraftfahrzeugs

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